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反日プロパガンダの近現代史

読んだ本の感想。

倉山満著。2014年2月6日 第1版第1刷発行。



歴史的英雄のイメージが世相を反映して変わっていくという話が面白かった。

司馬遼太郎や堺屋太一によって流布された織田信長像は、米国のエリートビジネスマン社長である。合理主義で天才肌、独裁者で簡単に人を切る。現実の織田信長は非常に保守的だった。

第二次世界大戦敗北前までは、織田信長を武田信玄、上杉謙信より上と評価した人はほぼいなかった(中世史家の田中義成、評論家の徳富蘇峰くらい)。福沢諭吉は織田信長を、柴田勝家や丹羽長秀と同列にしか評価しておらず、明治時代の日本人は立身出世と朝鮮出兵をした豊臣秀吉を評価した。

織田信長は戦後民主主義の英雄である。

中国のプロパガンダ手口を以下の四つとしているが、それは日常生活でも同様かもしれない。

①ステレオタイプの情報を豊富に迅速に散布
②情報の単純化と反復。スローガンを多用
③事実の誇張と捏造
④宣伝事項の抽象化と権威付与による効果。記念日設定等

プロパガンダの基本は権威の活用であり、グロチウスの国際法はキリストを権威とし、伊藤博文の『憲法義解』は古事記・日本書紀から近代主義を正当化している。







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