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「クレムリンメソッド」世界を動かす11の原理

読んだ本の感想。

北野幸伯著。2014年12月20日 第1刷発行。



米国のパワーダウンによる覇権喪失によって、様々な対立が表面化しているとする。

以下の原理。

①世界の大局を知るには、主役、ライバル、準主役の動きを見よ
経済力(GDP等)、軍事力(軍事費等)が主役やライバルを決定する。

②世界の歴史は覇権争奪の繰り返しである
③国家にはライフサイクルがある
移行期、成長期、成熟期、衰退期があり、成熟期に入って賃金水準、人口増加が止まった国を成長期に戻すのは困難。日本と中国のライフサイクルに約30年ほどの違いがあり、著者は賃金水準・人口から2020年頃から中国は成熟期に入るとする。成熟期には外国人の大量流入問題が発生し、EUの混乱はその一例である。

④国益は「金儲け」と「安全の確保」である
⑤エネルギーは平和より重要である
2010年代のシェール革命によって、米国の中で中東の重要度が低下している。

⑥基軸通貨を握るものが世界を制す
⑦国益のために、国家はあらゆる嘘をつく
本音をそのまま出すと、国民が国家を支持しなくなる。2014年にクリミア自治共和国を併合したロシアは、1954年まで同地方がロシア領であり、フルシチョフ書記長がウクラナイ支配層の支持を得るために領土の管轄を変えた事を、クリミア併合の根拠としている。住民の六割がロシア系のクリミアで、民族主義者の跋扈を防ぐという建前。しかし、同様にロシア系住民が多いドネツクやルガンスクには介入していないため、本音がウクライナの親欧米政権からの安全確保であると推測出来る。

⑧世界の全ての情報は操作されている
⑨世界の出来事は、国の戦略によって仕組まれる
⑩戦争とは、情報戦、経済戦、実戦の三つである
普通の人間は抽象度の低い、具体的な生活に関わる事を主に考える。戦争のためには、国民を動機付けて自ら望んで戦争するよう洗脳する必要がある。国際関係においても敵国の非を大きく宣伝する。

⑪イデオロギーは、国家が大衆を支配する道具である
国家には、大衆を支配する意図があり、理論、主義、思想はそのための道具である。デモクラティック・ピース・セオリー(民主主義国は互いに戦争しない)、デモクラシー・ユニバーサリズム(民主主義は普遍的価値観である)、主権制限論(無法国家の主権は制限されるべきである)、ヘジェモニック・スタビリティ・セオリー(覇権国家が強力であれば世界は安定する)。



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