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スーパーインテリジェンス

読んだ本の感想。

ニック・ボストロム著。2017年11月24日 1版1刷。



難しい本だった。再読要。

人工知能が人間を超える知能を持った場合の対処について。

この場合に重要なのは、「知能」が人間と同様のものであるか。

現状の機械的知能を前提にした場合には、「円周率の計算をせよ」という指示に対して、地球上の全ての資源を利用してまで指示を実行しようとするかもしれないし、人間的倫理をプログラミングで記述しようとする無理が生じる。

人間的特性を持つ機械が実現した場合には、機械が人間を騙そうとする可能性、さらには現在の倫理観(寿命が短く脆い人間を前提にしている)が機械的存在に合わせたものに変化してしまう可能性を考えなくてはならない。

〇宇宙資源と計算量について
光速の99%で移動出来る探査機を前提にすると、宇宙の膨張があっても、2×10の20乗個の恒星を訪れる事が出来る。ダイソン球(恒星を卵の殻のように覆い、そのエネルギーを集めるシステム)では太陽のような恒星から10の26乗ワットのエネルギーを1秒間に集める事が可能であり、それらを演算に変換すると1秒間に10の47乗の演算が可能になる。恒星の数と合わせると1秒間に67乗の演算となる。

恒星が輝いている期間は10の18乗であるから、実現可能な計算回数は10の85乗となる。

地球に誕生した生命の全ニューロンの10億年に渡る進化を再現するには、10の31乗~10の44乗FLOPSの処理が必要。全脳エミュレーションをするには毎秒10の18乗の計算が必要で人生100年を演算するには10の27乗の計算が必要であり、10の85乗の計算が可能であれば、10の58乗個の仮想人格に対して100年分の人生を演算出来る事になる。

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