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項羽と劉邦

読んだ本の感想。

童門冬二著。 2003年4月10日 初版発行。



項羽と劉邦の比較。

自分から売り込んだ項羽に対して、自らは責任を被らぬよう部下を利用した劉邦。劉邦を聖人とはせずに、他人を利用するずるい人間として描写する。

戦に弱くても、調略によって敵将を寝返らせるため最終的には大勢力になっていく。

劉邦の部下だった随何(儒者)が淮南の九江王 黥布を味方につけたエピソードが面白い。

黥布は、項羽と劉邦のどちらに味方すべきか悩んでいた。最初に、随何は、これまでの黥布の行動が日和見的であり傍観者であるために両方から恨まれる可能性がある事を指摘し、項羽の評判が悪い事も知らせる。

その上で黥布の軍はそれほど大規模でないため、時間稼ぎ程度の協力で十分だとする。黥布が劉邦の味方をすると宣言するだけで、項羽の軍勢の一部を数か月は引きつけられる。

結局、黥布の軍隊は項羽の軍によってあっけなく壊滅してしまうが、敗残兵を集めた黥布は劉邦の軍勢の一部となる。

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