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人くい鬼モーリス

読んだ本の感想。

松尾由美著。2008年6月第1刷発行。



以下、ネタバレ含む。

高校二年生 村尾信乃が、阿久根芽理沙(10歳)の家庭教師として阿久根家別荘にて過ごす六日間(水曜日~月曜日)を描く。

阿久根芽理沙が村尾信乃を必要としたのは、別荘に居住する人くい鬼モーリスの世話を手伝ってもらうため。モーリスは、生物に宿る残留思念を死体から摂取しており、残留思念を摂取された死体は消失する(モーリスによる殺人は無いとする)。モーリスは子供にしか見えず、17歳頃がモーリスが見える限界らしい。

避暑地の別荘地で発生した二件の死亡事件は解決し、7年後、17歳になった阿久根芽理沙から村尾信乃に手紙が届く。

千鳥玲子死亡:
金曜日に阿久根芽理沙の母でデザイナーの百合子に取材しに来たライター千鳥玲子が転落死する。死体をモーリスが食したために現場が混乱する。

波野死亡:
阿久根家別荘近くに別荘を持つ一柳家の料理人 波野が土曜日に死亡する。犯人は俳優の本多優一で、太っていると示唆された事に立腹して絞殺した。発見された死体を布で覆い、誰も見ていない内にドライアイスの塊と入れ替えて死体を消失させ、捜査を混乱させようとした。

死体を隠した自動車を検めるとされ、自動車で逃げ出した本多優一は阿久根芽理沙を轢くが、阿久根芽理沙はモーリスに守られる。力を使い切ったモーリスは消失した。

曽我尚久演技:
映画監督であり、30歳を超えても子供の心を失わない曽我尚久はモーリスが見えたため、死んだふりをしてモーリスをやり過ごそうとして場が混乱した。

P60:
モーリス・センダックの「かいじゅう」に似ている

P86:
人は好んで食べるものに似る―だから日本人は鳥や植物に、西洋人は獣に似ている

P289:
マリー・ホール・エッツの「もりのなか」を思い出す

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