FC2ブログ

マグネットワールド

読んだ本の感想。

吉岡安之著。1998年2月25日 初版1刷発行。



磁石の歴史に関する本。半分くらいは必要無い情報だと思った。

磁石は18世紀になって電気の研究が盛んになるに連れて欧州を中心に研究され、それ以前は真剣な考察の対象になっていないのかもしれない(羅針盤や錬金術くらい?)。

日本の文献で磁石の記述があるのは、『続日本紀』で、713年に近江国より磁石を献上したとある。1713年に刊行された百科事典『和漢三才図会』では、それ以降、日本で磁石が産出された事を聞かないと記載。

近代になって電気の研究と歩調を合わせて磁力の研究も進み、電磁誘導が磁力に似た力を発生させる事から、磁力は電子の公転運動によって発生する事が類推されるようになる(電子の自転という考え方が提出されるのは1925年)。

<金属>
金属においては原子が整然とした結晶格子を形成し、一部の電子が結晶格子の間を動き回る自由電子として存在し、電気伝導性の原因となる。

絶縁体では電子が結晶格子を構成する原子やイオンに束縛され、自由に動き回る事が出来ない。そのため、絶縁体に圧力が加わって収縮すると電子の運動エネルギーが増加するため、エネルギーを解放するために自由電子が発生し導体となる。

<鉄族原子>
原子核と電子の結合エネルギーは原子核から遠ざかるほど小さくなる。電子を収用する電子軌道をホテルの客室に例えると原子核に最も近い一層目はスイートルーム、二層目は一般客用、収容数の多い三層目以降は団体向けとなる。

三層目の五部屋(3d軌道)は、四層目(4s軌道)と近接しているため、熱等の微量なエネルギーによって電子が他の部屋に相互訪問する。

そのような振る舞いをするのは、鉄、コバルト、ニッケル等の3d遷移元素。通常はスピンの向きが反対の電子によって磁力は相殺されるが、3d遷移元素は同じ電子軌道上で相殺されずに磁力を生み出す。

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ABCDEFG

Author:ABCDEFG
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード