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アーロン収容所

読んだ本の感想。

会田雄次著。1962年11月15日初版。



第二次世界大戦後のビルマで英軍捕虜になった著者の記録。各民族の文化的特徴を中心に記述される。

〇英国人
多くの家畜を飼育する伝統からか、捕虜を家畜のように扱う。少数の動物を飼育する場合は愛情の交換があるが、多数の場合は不可能。女性兵士は、日本捕虜の前で普通に着替えをしたらしい。

P62:
日本軍に支給している米は、当ビルマにおいて、家畜飼料として使用し、なんら害なきものである

また、階級章が無ければ士官と兵を区別出来ない日本と違い、士官と兵は体格が違う。士官の大部分は身長180㎝以上あり、軍隊ではもとの社会的地位に相応しい階級に位置するため、著者のように京都大学を卒業した兵卒はあり得ない。

それは社会秩序の反映で、英国士官は市民革命を遂行した市民の後裔である。

〇グルカ兵(ネパールの土民兵)
英軍歩兵の主力。勇敢で規律正しいが、女好き。

〇インド兵
公的な交渉以外に英国兵と話をしない。英国兵をイングリと呼んで恐れるため、著者達もインド兵を侮るようになっていく。ビルマ人と仲が悪い。

純アーリアン系で背の高いシーク教徒達は低身長の日本兵に人種的違和感を持つようだが、マドラス付近の兵は低身長と皮膚の色で日本兵に親近感を持つようだ。

P151~P152:
インドの民話集がのっているのを読んでいると、つぎのようなのが見つかった
(中略)
一番目の悪い子は何になったのだろうか
(中略)
一番目の子は太陽になったのです。炎熱と破壊と飢えをもたらす太陽になったのです
(中略)
インド人の心はまず自然を憎むこと。それからの脱却を出発点として成長する。日本人の心は自然崇拝と自然への帰依に終結する。ヨーロッパ人は自然と友人となり、ときには自然を支配しようとする方向に発展する

〇ビルマ人
仏教的な諸行無常、諦観。生活の中で家畜屠殺があるため、日本人から見て残忍と思える時もあるとする。

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