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そして誰もいなくなる

読んだ本の感想。

今邑彩著。1996年11月18日 初版発行。

以下、ネタバレ含む。



携帯電話が普及する前の話。

女子高等学校の天川学園の開港百年記念を祝う七夕祭にて、演劇部による『そして誰もいなくなった』が上演され、以降、学園の生徒達が死んでいく。

①西田エリカ
演劇中に、青酸カリ入りの飲料水を飲まされて死ぬ。『そして誰もいなくなった』では、アンソニーマーストンを担当。

②松本晴美
A大学助教授 松本憲一朗の娘。深夜の公園で大量の睡眠薬を飲んで死ぬ。『そして誰もいなくなった』では、ロジャース夫人を担当。

③佐久間みさ
自宅近くの雑木林で後頭部を鈍器で殴られて死ぬ。自宅は薬局を営み、実兄の佐久間宏は、M大学の学生で、松本晴美と交際していた。『そして誰もいなくなった』では、マカーサー退役将軍を担当。

④川井利恵
演劇部部室に呼び出され、手斧で殺される。『そして誰もいなくなった』では、ロジャースを担当。

⑤浅岡和子
自宅で青酸カリ溶液を注射されて死ぬ。現場には蜜蜂が放されていた。『そして誰もいなくなった』では、エミリー・ブレントを担当。

⑥向坂典子
天川学園演劇部顧問。琢磨光代が骨折したため、『そして誰もいなくなった』ではアームストロング医師を代役で担当。

事件の発端を松本晴美による狂言と推理。自分が端役である事が気に入らず、嫌がらせのために青酸カリを仕込んだ。匂いのする青酸カリを川井利恵が本当に飲むとは思わなかった。

松本晴美は、父 松本憲一郎に相談後、睡眠薬を大量に飲み過ぎて死ぬ。死の原因を追究される事を怖れた松本憲一郎は、他殺を偽装するために公園に遺体を移動させた。

その後、松本憲一郎は、青酸カリを調達する係だった佐久間みさを口封じのために殺害する。

向坂典子は、松本憲一郎と愛人関係にあり、真相を推理した江島小雪を殺害しようとするも、自分が殺される。

向坂典子は、松本憲一郎の容疑を晴らすために、松本憲一郎のアリバイがある時間に川井利恵を殺害。松本憲一郎は、浅岡和子を殺害し、現場に数学教師 高城康之の煙草を残す等して罪を被せるつもりだった。

P330:
もう女には支配されない。もう二度と誰にもだ。女なんか必要なときだけいればいい。もがく典子の顔が一瞬、若い頃の母の顔に重なった

⑦松本憲一郎
高城康之を向坂典子殺害現場の別荘に誘き寄せて犯人に仕立て上げるはずだったが、予想より早く高城康之が到着。江島小雪も殺しきれなかった。

警察から逃げる途中で、熊谷運送の大型トラックに轢かれて死ぬ。

⑧皆川宗一
大塚署の刑事。四年前に、家出した娘 夕美に売春をさせていたバーのマスターを殺害。現場を江島小雪に目撃され、脅迫されていた。

そのため、事件の真相に早くから気付きながらも、江島小雪(『そして誰もいなくなった』ではウォーグレイヴ元判事を担当)が殺される事を期待して松本憲一郎達を見逃していた。

皆川宗一は自殺し、江島小雪は九月から父のいるニューヨークに行く。

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