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凪の司祭

読んだ本の感想。

石持浅海著。2015年10月20日 第一刷発行。



以下、ネタバレ含む。

2013年9月14日にテロが発生する話。

『八月の魔法使い』で台湾のIT企業TPMSに転職した大木勝信氏が、TPMSの日本法人社長として、名前だけ登場する。

P432:
ことの重大さを日本法人の大木勝信社長が本社に説明してくれた

以下は、『八月の魔法使い』の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-3173.html

品川化学工業や東京産業大学等の同じみの組織も登場する。

【あらすじ】
篠崎百代は、恋人の須佐達樹がゲリラ豪雨による浸水で水没死した事から、湾岸にある高層ビル群が海風を遮ってヒートアイランド現象を引き起こし、東京都心のゲリラ豪雨を引き起こしているという説を採って、高層建築物であるアルバ汐留を破壊する計画を立てる。

アルバ汐留にて大量殺人を行えば、土地の経済的価値が低下し、以降は高層建築物が建造されなくなるという判断。

計画に興味を持った人々が『五人委員会』と称して密かに支援をする。

アルバ汐留でのテロ活動は、篠崎百代単独で行うはずだったが、テロ当日になって『五人委員会』の一員である木下隆昌が殺害されている事を知った『五人委員会』の残りの面々は携帯電話に記録を残さないように、篠崎百代に直接、計画中止を要請しようとアルバ汐留を訪れ、そこでテロ活動に巻き込まれていく。

【登場人物】
篠崎百代:
20代後半。恋人の須田達樹の仇討ちとして、アルバ汐留に毒物を散布して回るテロを実行する。2000人以上を殺害し、最後は、関係者に迷惑をかけないよう、自らに毒物を塗り、加害者として決定的な証拠を残さないように自殺する。

藤間護:
品川化学工業埼玉研究所研究員。篠崎百代にカビ毒(トリコセテン・マイコトキシン)の培養方法や散布についてアドバイスした。テロ当日に、恋人の広田依子がアルバ汐留で買い物をしているところを見掛け、助けようとして失敗する。

池田祐也:
東京産業大学経営学部助教。マーケティングを研究しており、テロ計画全体を統括する。自らのマーケティング知識を実践で活用したかったらしい。

辻野冬美:
サンドキャッスル・トーキョー社長。自らの会社がアルバ汐留に出店しているため、警備情報を篠崎百代に渡す。テロを利用して、サンドキャッスル・トーキョーアルバ汐留店の店長である夫の博信を殺害しようとする(生命保険金目当て)ものの、訪れた現場で社員に見つかり、不自然に思われない同行したところ、カビ毒に感染した夫に抱き締められて死亡する。

木下隆昌:
氷川総研研究員。人間の行動パターンについて研究しており、テロ行為の際の立ち振る舞いについてアドバイスする。篠崎百代のテロに合わせて、アルバ汐留で宝石泥棒を目論んでいた。テロ計画に意見する時の態度が不自然だった事から、目論見を篠崎百代に見抜かれ、テロ実行前に殺される。

三枝慎司:
大宮医科大学生。カビ毒を使用して効率的に殺人を行う方法を伝授した。実際に殺人が行われる現場を見て、狂乱し、篠崎百代に殺害される。

紙谷邦男/梓:
さいたま市大宮区にあるコーヒー専門店『ペーパー・ムーン』を経営。『五人委員会』がテロを計画する場を提供した。

P200:
関口は無意識のうちに左右を見回した。アドバイス、あるいは指示を出してくれる存在を捜したのだ。しかしそんな人間はいない

P427:
自分は大丈夫だ。こうして宙に浮いて、高みから状況を俯瞰している。自らの責任で行動したわけではない。他人の指示に対して、最高の回答を出しただけだ

P442:
アルバ汐留ができて以来、都心には風が吹かなかった。いわば、ずっと凪の状態にあったわけだ。だとしたら、事件は雨乞いならぬ風乞いの儀式だったと考えることもできる。モモちゃんは、儀式を執り行う司祭だった。二千人を生け贄とする儀式の

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