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三途川理シリーズ(講談社BOX)

読んだ本の感想。

森川智喜著。

以下、ネタバレ含む。

かいけつゾロリのような話。

キャットフード
2010年7月1日 第1刷発行。



化け猫が実在する世界の話。

化け猫プルートは、人間の肉を猫に食べさせる食肉工場「プルート・ミート・カンパニー」を立ち上げる。孤島にあるコテージを偽装して人間を誘い込み、肉にして食べる趣向。

コテージを訪れた四人組(狼森ユキ、柏恭一、金田清作、緋山燃)がターゲットになるが、実は緋山燃は化け猫ウィリーが化けた姿で、プルートの企みを察知し、四人を逃がす事を考える。

猫世界の法律では、人間を殺害する事は構わないが、猫を殺す事は許されない。そのため、四人の内、誰がウィリーか分からない状況では、迂闊に殺す事が出来ない。プルートは、自分の飼い主である三途川理を呼び寄せ、協力してもらう。

金田清作:
人間を食べようとするネコの伝説がある「ネコの岩」を見せられ、付近の砂地に近寄ろうとしたところで、ウィリーの腹話術で留められたため、人間である事が確定して食べられる(化け猫であるなら、ウィリーが腹話術を使う必要が無い)。

柏恭一:
猫が出入り出来るほどの穴がある部屋に閉じ込められる。化け猫であるなら、変身を解除して部屋の外に出る事が出来る。

ウィリーは、生き残った狼森ユキを連れて逃げようとする。化け猫は五匹しかいないため、五人の追手を振り切って安心するが、実は管理人の荻原は人間であり、モーターボートの中に潜んでいたプルートに狼森ユキを奪還される。

本土まで辿り着いたウィリーは、本物の緋山燃に事情を話し、孤島のコテージまで彼を連れて行き、化け猫達を射殺してもらって狼森ユキを助け出す(人間が化け猫を射殺する分には罪にならない)。

スノーホワイト
2013年2月1日 第1刷発行。



探偵事務所を営む襟音ママエ(マルガレーテ・マリア・マックアンドリュー・エリオット:14歳)は、全てを知る事の出来る魔法の鏡を使って、アシスタントの小人グランピー・イングラムと探偵事務所を営んでいる。

襟音ママエは、実は異世界の王位継承者であり、王位継承順位二位のダイナ・ジャバーウォック・ヴィルドゥンゲンに命を狙われる。ダイナは、襟音ママエに恨みを抱く三途川理に襟音ママエ暗殺を依頼する(三途川理が、依頼人の妻を毒殺し、犯人に仕立て上げようとする試みを挫いた事があった)。

三途川理は、毒入りの林檎を襟音ママエに宅配便で送付するが、林檎を緋山燃が食べてしまい殺害に失敗する。しかし、三途川理は混乱する襟音ママエの鏡を破壊する事に成功する。

緋山燃が回復する前に殺害するべく、殺害計画を練る。具体的には、鏡に医者そっくりの言葉を喋られて薬瓶のラベルを貼り替える。

しかし、病室の数が七つと誤認したダイナが計画を鏡に喋らせてしまった事で、見張っていた小人達によって暗殺計画は防がれてしまう(七人の小人がいたが、部屋のナンバーで縁起の悪い4が抜けていた)。

暗殺計画第二段として、鏡に大音量と光を発生させて爆弾のように緋山燃の病室を爆破しようとするが、林檎を投げつけられて鏡を破壊されて防がれる。

そして、襟音ママエの鏡は、三途川理によって壊れたように見えるよう操作されていただけで、本当には壊れておらず、襟音ママエは、女王に即位する。

P155~P156:
マルガレーテと三途川理、どっちの方が名探偵?
(中略)
鏡は、「マルガレーテです」と一言。
(中略)
小娘のくせに……インチキのくせに……





踊る人形
2013年9月12日 第1刷発行。



南エリカ博士が生み出したゴーレムと少年探偵隊の戦い。

ゴーレムは、体を分離させて行動する事が可能で、また、不死であるために仲間を作ろうとする。南エリカ博士が仲間を増やす事に協力的でない事に気付いたゴーレムは人質を使って仲間を増やそうとするが失敗して殺される。

ゴーレムは、頭の中に入っている紙に書かれている文字「EMETH(真理)」の右側のEを消して「METH(死)」も文字列に変えれば殺す事が出来る。

死の前にゴーレムは、南エリカ博士に女性型の仲間を作ってもらっており、彼女と少年探偵隊の首領 三途川理との戦いになる。

三途川理は、少年探偵隊の古沢隆一が、ゴーレムの運転する自動車のトランクに隠れた事を利用し、タクシーで自動車を追跡すると、隠れ家に辿り着いたゴーレムの自動車を自分が運転して、別の空き家近くに止め、自分がゴーレムの振りをすべく顔にパックをつけて古沢隆一に「殺す、殺す」と呟く様を見せる。

パックをした結果、肌艶が良くなった事から、古沢隆一にトリックを見破られ、南エリカをゴーレムの仕業に見せ掛けて殺そうとしている事を看過される。

三途川理は南エリカと交際していた事があり、資産家令嬢のつきあいの邪魔になるらしい。

結局、三途川理とゴーレムは川の中に飛び込み、両者の生存は定かではない。

P47:
今日はリチャード・オースティン・フリーマンの探偵小説を読んでいるようです

P216:
アーサー・モリスンという人の書いたお話です

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