白鷹黒彦シリーズ

読んだ本の感想。

椙本孝思著。

以下、ネタバレ含む。

読んでいて、オタク趣味に関する後ろめたさを感じた。作者本人の嗜好が、作中の嫌悪すべき人物によって代替されている印象。物語は悪人を必要とする。

【登場人物】
白鷹黒彦:
16歳。東作茂丸によって11年前に両親を殺害されている。

犬神清秀:
21歳。天才と言われている。

犬神果菜:
14歳。犬神清秀の妹。ロボット?

魔人館事件
2007年9月25日 初版発行。



高校二年生の主人公の夏休みの話。

信州奥地の魔人館に招かれた11人の話。

魔人館を建設した香具土深良(獅子座)は、西洋魔道の探究者だった。招かれた11人は別々の星座で、星座に纏わる儀式の材料らしい。

最初に首謀者である東作茂丸が死亡し、館に残された仕掛けによって、東作茂丸(乙女座)の頭が潰されて他殺のようになり、他の人々も西木露子(メイド、羊座)は胸を射抜かれ、久佐川欄平(会社社長、魚座)は溺死し、蒲生聖(シェフ、蠍座)は切断される。

犬神果菜はロボットであるために、頭部を強打されても無事だったらしい。殺人が仕掛けによって自動的に行われていたのなら、星座像はどのように破壊したのだろう?

P196:
ボルシチも結構うまかったぞ

P293:
成長とは、自分にできることとできないこととを延々と判別し続ける作業なんだ

天空高事件
2009年3月31日 初版発行。



夏休み明けの九月第二週からの話。犯人のやっている事が泥縄だ。

主人公は、クラスメイトの雛菊雪子転落死事件と、同級生の菱田、先輩で電子工作部 部長の島津平馬の射殺事件を調べる。

天空高校校舎は、香具土深良の設計によるもので、隠し部屋から人を投げ殺す事が可能であり、鍵がかかった屋上から転落死したと見せかけていた。

探偵部部長の夢野姫子の犯罪。姉が教師の甲賀一和の子を妊娠して自殺したため、改心したか調査のために雛菊雪子に誘惑させて改心していない事を確認。その後、甲賀一和に罪を着せるために雛菊雪子を殺害し、雛菊雪子と交際していたために自分を怪しんだ菱田を射殺し、銃を入手する際に利用した島津平馬も射殺した。

露壜村事件
平成25年1月25日 初版発行。



京極夏彦の妖怪シリーズみたいになっている。

正月頃の話。

主人公は、犬神清秀からの年賀状を受けて、犬神果菜と一緒に岡山県奥地の露壜村に出向く。

年賀状の本当の出し手は、犬神清秀によって作られたロボット犬神杏紗で、自分より新しい型のロボット犬神果菜を自分の研究室に取り込みたかったようだ。

旧村と思われた露壜村は、五年前に世捨て人達によって作られた村で、殺害されていく綾樫家の人々は、本当の血族ではなく村を支配するヤクザ達だった。

犯行は、他の村人達がヤクザの支配を脱するために行っていた。

幻双城事件
平成26年10月25日 初版発行。



高校三年生に進級した主人公の四月の話。

色々とひどい。

実業家 大徳隻一郎の隠し子 大徳質行によって、孤島にある幻双城に招かれる主人公達。芸術家等の二世達を招いたらしい。

招待されなかった美術商が訪れた事を怒った大徳質行が、自らを六代伊瀬陶吉の息子 伊瀬信春と偽って連続殺人を行う。「六代伊瀬陶吉」は、「大徳隻一郎」のアナグラムで、大徳隻一郎の別身で実在しない人物であったためにばれる。

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