中庭の出来事

読んだ本の感想。

恩田陸著。発行/2006年11月30日。



作中の現実と作中劇が交錯し、現実が曖昧になっていく。

以下は、『私と踊って』へのリンク。「弁明」は本作の裏話。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-3017.html

以下は、『不連続の世界』へのリンク。「砂浜ピクニック」に楠巴が登場。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-2823.html

【登場人物】
槇亜希子(女優1):
女優。両親が芸能人。20歳くらい。

甲斐崎圭子(女優2):
女優。大学の劇団で演技を始める。40歳くらい。ソバージュヘア。
 
平賀芳子(女優3):
新劇出身の大女優。50代後半?

神谷華晴:
故人。脚本家。女優の白石貴子と離婚し、河野百合子と結婚していた。


①中庭にて
甲斐崎圭子と平賀芳子が、パーティーの最中に神谷華晴の死について話す。平賀芳子が毒を塗ったティースプーンを筒のような花の中に隠したと指摘し、その直後、平賀芳子が血を吐いて死ぬ(サングラスをしていたために、薬を間違えた?)。

途中から、脚本家 細渕晃と楠巴による脚本の相談の話(神谷華晴殺害の犯人が彼の脚本に暗示されている)になる。最終的に、神谷華晴の死は三人の女優の共犯という事になる?一人が毒を塗ったスプーンを持ち込み、一人がスプーンで茶を混ぜ、一人が花にスプーンを隠す。

②旅人たち
二人の男が『霧の劇場』を目指す(7㎞歩くか、バスで山道を登らないと辿り着けない)。周囲から隔絶しているが、想像力を掻き立てるらしい。劇場を横切る黒い人物の謎は最後まで解明されない。

中庭で死んだ就職活動中の女学生の話。平賀芳子が薬を入れ替えたと主張する。

③『中庭の出来事』
女優1、女優2、女優3による作中劇。

神谷華晴殺害の容疑者河野百合子を目撃していたと主張する。靴屋の写真立てに指紋があった事から、主張が崩れ、河野百合子のアリバイを証明する事で女優のアリバイが立証される事を狙ったとされるが、実際には事故によって死んだ神谷華晴のドラマチックに演出するためのものだった。絨毯に足を引っかけて死んだとは認められなかった模様。

P221:
この空間は、舞台のようだ。お客が来るのを待ちながら小さな中庭を見ていると、ふとそんな感想が浮かぶ

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