わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

読んだ本の感想。

小林泰三著。2017年7月5日 初版発行。

以下、ネタバレ含む。



ゾンビが実在する世界の話。

〇遺体活性化現象
20年程前から始まった現象で、ゾンビウイルスという感染性病原体に罹患した人間が死ぬと死者の状態のまま活動する。復活すると目が白濁し、全身の筋肉の動きが鈍くなり、知能は昆虫程度まで退化する。周囲にいる人間を無差別に攻撃し始め、ゾンビに噛まれた人間が死亡すると新たなゾンビになる。

作品世界においては、病院で患者の死亡が確認されると即座に拘束処置が取られ、土葬の場合は中枢破壊と筋肉断裂処理が義務付けられている。

家畜飼育が困難になったため、ソンビ肉を食する人々もいる。

〇パーシャルゾンビ
人体の一部分がゾンビ化する現象。例えば、胴体の大部分をゾンビ化し、脳を人間のままにしておけば、知性を保ったまま撃たれても生きられる人間を作る事が出来る。
密かに研究が行われており、臓器移植等により、10年後には多くの人間がソンビ臓器を使用しているかもしれないらしい。

【登場人物】
八つ頭瑠璃:
私立探偵。結合双生児で姉の沙羅と肉体を共有していたが、10年程前の事故によって姉の脳が死亡しており、部分的ゾンビ(パーシャルゾンビ)として生き残る。結合双生児の脳がある腹部の特定個所以外の多くがゾンビ化しており、頭部や心臓を損傷しても死なない。

有狩一郎:
アルティメットメディカル社 執行役員。50代半ば。パーシャルゾンビの技術を独占し、他社へ売却するために葦土健介を殺害する。

葦土健介:
アルティメットメディカル社 研究員。パーシャルゾンビの研究をしていた。

葦土健介の殺害方法は、技術披露のためと騙して葦土健介にパーシャルゾンビ化施術を施し、報道陣の前で部分的にゾンビになった腹部を狙撃し、その前に殺害された事を印象付ける。

ゾンビになったと誤認させた葦土健介を邸宅外に逃がし、誰もいない場所で喉を切って殺す。報道陣の前では背広に血が付着していなかったため、一時的に背広を脱がしたため、自殺か他殺か判別困難になった。

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