未来に先回りする思考法

読んだ本の感想。

佐藤航陽著。2015年8月30日 第1刷。



以下は、「株式会社メタップス」のWebサイトへのリンク。

http://metaps.com/ja/

変化に対応する思考法は古いとする。現在の景色という点に囚われるのでなく、未来という線をイメージすべきという提言。

以下は、テクノロジーの本質。

①人間の拡張:人間の持つ機能を強化する
②人間への教育:生活スタイルを変える
③掌から宇宙へ:物理的に離れた空間へ向かう

現在、主流となっている技術は、大量情報を処理するための人工知能である。知性があらゆる物体に行き渡る未来が予想され、近代社会のように代理人に情報を集約せず、それぞれのノードに情報を分散させるようになる。国や会社の内と外、自分と他人の区別の崩壊?

資本主義においては「貨幣」を集める事が重視されるが、著者は未来においては様々な価値が数量化可能になり(他人からの評価等)、情報が重視される価値主義の時代になると予想する。

以下は、著者が考える未来予測のポイント。

①原理から考える
システムがどのような必要性を満たすために生れたか、歴史を踏まえて考える。

②テクノロジーの現在地を知る
技術を使用し、可能性や原理を理解し、作り方を知る。

③タイミングを見極める
変化が発生する時節を予測する。

P30:
人間は課題を解決するテクノロジーを発明します。そして、時を経るにつれてそのテクノロジーは社会構造に深く組み込まれていき、いつしかそのテクノロジーの存在自体が人間の精神や行動を縛るようになります

P143:
あるシステムは、社会に浸透してしばらく時間が経つと、「どんな必要性を満たすために生れたのか」という目的の部分がかすんでしまい、そのシステム自体を維持することに目的がすり変わってしまう

P173:
私たちは、人間のことを思っているより知りません。脳という人間を人間たらしめる機能でさえも、まるでその構造を再現できていません。私たちは、ブラックボックスを残したこの生命体を、ざっくりと「人間」と呼んでいるにすぎないのです

P226~P228:
私たちにできるのは、目の前にある手持ちの材料を混ぜ合わせて、自分も周囲も納得できるような「その場しのぎの合理性」をつくることだけです
(中略)
ロジックと結果は明らかに連動していないのに、すべての意思決定は常にロジックに依存して動いているというジレンマは、様々な形で見られます

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ABCDEFG

Author:ABCDEFG
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード