天工開物

読んだ本の感想。

宋應星著。昭和44年1月20日 初版第1刷発行。



中国における技術の百科全書。明朝の1637年(崇禎丁丑)に出版され、日本では1771年に大阪で和刻本が刊行された。

穀類、衣服、染色、調製(脱穀)、製塩、製糖、製陶、鋳造、舟車、鍛造、焙焼(石灰の使い方等)、製油、製紙、製錬、兵器、朱墨、醸造、珠玉(宝石等)

P224:
火薬の成分のうち、硫黄は純陽のものであり、硝石は純陰のものである。陰陽の精たがいにつきあって音を出し、変化を起こすので、陰陽の力がたまたま不思議なものをつくり出したのである

P302:
硝石の性質は真直に飛ぶのが特徴である。だから直撃する火薬の成分は硝石が九で硫黄が一である。硫黄の性質は横にひろがるのが特徴であるから、爆撃する火薬の成分は、硝石が七で硫黄が三である

**************

最初に穀類の項があり、最後に珠玉(宝石)の項があるのは、農業優位の思想によるらしい。全体的に北(麦作、車を多用)と南(稲作、舟を多用)という対比がある。

『天工開物』は当時の支配階級に、生活必需品の生産過程を知らしめるために書かれたとして、科挙の勉強に偏重したインテリ層啓蒙書であるとする。

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