アスペルガー症候群 思春期からの性と恋愛

読んだ本の感想。

著者:メアリー・ニューポート/ジェリー・ニューポート。
2010年7月20日 初版発行。



発達障害者教育プログラムの多くが文法や算数に重点を置き、恋愛を味見させない問題。現在の文化では、「性を見せておけば売れる」という背景があり、互いを大切にする心を理解する事が難しい。

著者の一人メアリーは、アスペルガー者だが11歳で近所の成人男性と性関係を持ち、14歳(1970年)で露見し、恥を隠そうとした両親にカルト教団に入れられたらしい。

思春期は性によって同級生達の評価基準が変わる時期で、性的魅力が序列に結び付く。

以下は性教育についての指針。

①生殖の仕組みを科学的に教える
②性的興味を、時と場所を間違えなければ自然な事だとする
③性行為に伴う責任を教える
④申し込む時は相手の意志を尊重する事を教える
⑤性欲を抑制する大切さを話題にする
⑥身だしなみ、清潔、避妊、感染症の予防について
⑦特に女子の場合
他人に好かれるために性を利用してはいけない事を強調しておく
⑧孤独な子には相談に乗る用意がある事を伝える

自閉症スペクトラムの場合、見栄を張ろうと思いつめると、極端になりがちなので、素の自分の良さを教えておく。自分の好みを把握し、自分に課すハードルは低くする。誰かを誘う時は本当に好きな遊びに誘う。同時に相手に関心をはらい、相手が参加出来る遊びにする。

男女交際はそれなりの頻度で繰り返さないと慣れないので、失敗する事を折り込んでおく。自信の無さが見えたり、情熱の激しさを制御出来ない事のないようにする。

<病的な関係>
発達障害者には自尊心が育ち難く、一方の我儘に合わせて自分を曲げる、搾取される側の自己欺瞞によって成り立つ関係が多い。良い人間関係を構築出来る人でも、発達障害者の無防備から我儘を刺激される事がある。

異性から好かれた事の無い人は、餌を播かれると簡単に参ってしまう。

別のパターンとして、特に男性に多いのが、職業上の義務で丁寧に接したのを自分への好意と誤解してしまう事。そこまでいかなくても「見るだけストーカー」になって、スケジュールを調整して好きな人を観察する場合があり、当人は自分の行為が周囲に露見している事に気付かない事がある。

<誤解について>
若い男性の行動の根底には、「恋愛体験と性体験を多くコレクションしたい」という本能がある。しかし、女性が同じ事をすると評価が裏返る。男は経験豊富でも、女は初体験という矛盾。

女性側は、男性側の多くが抱くこうした妄想について理解しておく必要がある。早くセックスするように重圧をかけるのでなく、楽しく時間を過ごすくらいが良い。判断には時間がかかる。

否定的自己イメージを持つ女性の場合、簡単に身体を許す事があるので注意が必要。

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