海を渡った人類の遥かな歴史

読んだ本の感想。

ブライアン・フェイガン著。2013年5月20日 初版印刷。



太古の航海について書いた本だと思う。

陸地から遠く離れた海上では、季節風を利用した航海をしたと予想する。

〇ポリネシア
東南アジアの狩猟民達は、紀元前3万年頃にはニューギニア、オーストラリアに移住し、紀元前3000年頃からラピタ人によるフィジー島までの航海が行われ、950年頃には東部ポリネシアへの移住が開始される。

赤道付近のポリネシアでは、夏に南風、冬には北東風が吹き、海流と風を予想し易い(航海回廊)。転覆し難い双胴のカヌーが定着した。

〇東地中海
紀元前3000年頃には、複数の島を結ぶ交易網が作られたとする。

夏のメルテミ(強風)、冬のエテジアンの北風が特徴で、風が強い6月と8月は帆走出来ない事がある。凪が続く事もある予測不可能な古代エーゲ海では人力でオールを漕ぐ方法が普及した。

〇インド洋
モンスーンでは、5月~9月に南西風、11月~3月には北東風が吹く。夏の暑さでインド洋北の大陸塊が温まって、上昇した空気が地表に低気圧を生み出すために海からの湿気を帯びた空気を呼び込み、冬にはこのパターンが逆転する。紀元前1000年頃にはインドとペルシャ湾を結ぶ航海は日常的に行われていたらしい。

中世インド洋交易の中心となったアラブの船はチーク材(南インドに分布し、耐久性が高い)とココヤシ材(モルディヴ、ラカディーヴ諸島にあり、繊維として使用される)から造られた。

〇北大西洋
紀元前2500年頃には外海を渡る航海は珍しくなかったとする。

紀元前4000年頃?の、オーク材の板をイチイの繊維で縫い合わせた縫合船が英国で発見されたらしい?

エスキモー達は海獣の骨、トドの皮を使用した皮船を使用した。

〇マヤ族
アカエイの棘(毒針)、コンク貝(法螺貝)、ダイオウショウジョウガイの殻(ペンダントにする)等をエクアドル沿岸との交易で入手したらしい。バルサ材の筏で北へ搬送し、銅の精錬法も伝播したとする。

バルサはブラジル南部、ボリビア、中央アメリカ南部に自生し、コルクより低密度で軽量。



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