本屋さんのダイアナ

読んだ本の感想。

柚木麻子著。発行 2014年4月20日。



矢島有香子(ティアラ)のキャラクター設定に失敗していると思った。大穴(ダイアナ)という名前を付けて、幼児の髪を染色するが、実は賢くて性格が良いというのに違和感がある。

二人の女性の9歳~22歳頃までの年代記。

【登場人物】
矢島大穴:
本を読むのが好き。母子家庭で、高校卒業後は本屋の店員になる。父親は『秘密の森のダイアナ』を書いた、はっとりけいいち。

矢島有香子(ティアラ):
16歳で大穴を産む。キャバクラ勤務。山の上女学園に通っていたが、変質者に襲われる等して学校を中退したらしい。

神崎彩子:
優等生。山の上女学園(女子校)に通い、大学ではスーパーフリーのようなサークルに入る。

沢渡みかげ:
神崎彩子の幼馴染。中学校から不良になって中退する。

武田良大:
肉屋の息子。矢島大穴の同級生で保護者的存在となる。

【あらすじ】
〇小学生時代
矢島大穴と神崎彩子が小学三年生で同クラスになり、互いを羨んで友人になる。山の上女学園の見学に行った矢島大穴は、卒業生名簿から母を見つけ、その住所を武田と訪れる。武田と二人で歩いているところを神崎彩子に見つかり絶交する。

〇中学校時代
矢島大穴は南台中学校に通い、神崎彩子は山の上女学園に通う。神崎彩子はヨークシャーに交換留学し、矢島有香子も留学していた事を知る。

〇高校時代
矢島大穴は、自分に万引きの濡れ衣をきせた同級生をしめた事で孤立している。神崎彩子は進路に悩むが、砂川女学院大学でなく共学の壮生大学への進学を決める。

〇大学(社会人)時代
矢島大穴は書店員となり、神崎彩子は大学サークルに入る。神崎彩子のサークルは女性を性的に食い物にするサークルで、大学四年生となった神崎彩子はサークルを告発する。矢島大穴は実父と対面し、その弱さにショックを受けるが父を受容する事を決意する。

P202~P203:
広い大学という場所に一人で放り出されるのが怖くて、権力を持つ男にどうしても媚びてしまうのだ
(中略)
男達はお気に入りの後輩女子をこれ見よがしに特別扱いし、知らず知らずのうちに女達を競わせるのが美味い

P237:
いつも周りに人がいるけれど……。誰とも親密な関係なんて築けたためしがないんだよね。上下関係やランクがないと誰とも繋がれないの
(中略)
だからいつも、そんなに怒っているんでしょう?それを隠すために、いつも楽しそうにしているんでしょう?









村岡花子の解説を読んで欲しいらしい。アンとダイアナの友情について。

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