倒立する塔の殺人

読んだ本の感想。

皆川博子著。2007年11月第1刷発行。



終戦直前から敗戦直後の女学校を中心に、女学生の殺人事件を調査する。

【登場人物】
阿部欣子:
異分子を略してイブという渾名とベー様という渾名がある。土管のような体型。

三輪小枝:
上月葎子の死を殺人と疑い調査する。

上月葎子:
**女学院専門部 三年生。チャベルにいる時に、空襲に遭い死亡する。

七尾杏子:
**女学院専門部 三年生。昭和19年に失踪。

設楽久仁子:
ジダラック。本を読む趣味がある。

雫石郁:
11歳だった時の上月葎子に恋するが、彼女前に上手にピアノを弾いた事で、ピアノを閉められて指が不自由になる。18歳になった彼女が自分を忘れていた事から、「倒立する塔の殺人」を上月葎子の部屋に置く。

空襲下に、倒立鏡の仕掛けがある部屋に上月葎子を閉じ込め、七尾杏子は毒殺したらしい。

<倒立する塔の殺人>
女学生達が連絡する小説。

日本の女学校に赴任したジュウル・サマンが、前任者ギイ・ロスタンの死を調査する。ギイの幼少期を綴った手記には、上下逆様に磔にされた過去が記述されている。

幼児を体罰した事で、ジャスミンの毒で毒殺されたらしい。

P58:
乱歩は、アンリ・バルビュスの『地獄』に触発されて「屋根裏の散歩者」を書いたのではないだろうか

P81、P89:
尽くすのもまた、支配のひとつの形なのだ

P295:
鏡に倒立した映像が映ったぐらいで、狂いはしない
(中略)
わたくしは狂いました

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