人はなぜ格闘に魅せられるのか

読んだ本の感想。

ジョナサン・ゴットシャル著。2016年3月9日 第1刷発行。



失敗作だと思う。

教養大学で英語を教える39歳の著者(2012年3月時点)が、人間が格闘に熱狂する様子を知るために、格闘技を学ぶ話。しかし、「人間」ではなく、著者本人が過去のトラウマによって戦いから抜け出せなくなっていく。

作者は少年時代に、体格が上の子供に屈服し、その様子を父親に目撃された事がトラウマになっているようで、喧嘩の強さに囚われてしまっているように思える。

格闘技に習熟するほど、体格で勝敗が決定するために、階層的人間関係から逃れられない事が明確になるし、格闘技大会における闘争は作為的な野生であって、本当の自然状態ではない。

闘争を客観視するはずの著者が、より主観的になってしまっているため、すっきりしない流れになっている。

〇アレクサンダー・ハミルトン
米国財務長官経験者。長男であるフィリップを決闘で失い、1801年には自らが合衆国副大統領アーロン・バーと決闘して死ぬ。当時の米国では、名誉を守るための決闘は常識だった。

〇疑似戦争
1300年代~1700年代までイタリア労働者の大軍は定期的に兜と盾を以て集まり、戦争ごっこに興じていた。その伝統はスポーツに引き継がれ、1905年の米国ではフットボール中に18人が死亡し、159人が重傷を負ったらしい。

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