きみの分解パラドックス

読んだ本の感想。

井上悠宇著。平成28年8月20日 初版発行。



以下、ネタバレ含む。

挿絵が無いと情景が想像し難い。乙一の『GOTH』と似ているけど、何か違う。色々な作品の影響が感じられてしまう。理屈 = 西尾維新、義眼 = Anotherとか。

嵐野教諭を登場場面を削って、真壁教諭の記述を増やした方が良かったのでは?

【掲載されているクイズ】
①コーヒーの問題(P46)
必ず嘘をつく人間と、必ず正直に話す人間に、マグカップの中の液体がコーヒーであるかを一回の同じ質問で判断するには、どのように聞けばよいか?

A:
『これはコーヒーですかと聞いた時、あなたはイエスと答えますか?』

・必ず嘘をつく人間の場合
液体がコーヒーであれば、「ノー」と答えるが、「イエスと答えますか?」と聞かれているので、それに嘘をつくために「イエス」と答える。
液体がコーヒーでなければ、「イエス」と答えるが、「イエスと答えますか?」と聞かれているので、それに嘘をつくために「ノー」と答える。

・必ず正直に話す人間の場合
液体がコーヒーであれば、「イエス」と答え、「イエスと答えますか?」と聞かれているので、それに正直に話すために「イエス」と答える。
液体がコーヒーでなければ、「ノー」と答え、「イエスと答えますか?」と聞かれているので、それに正直に話すために「ノー」と答える。

⇒二つの質問を組み合わせ、否定を否定せざるを得なくする。必ず嘘をつく人間は、嘘に嘘を重ねる事で真実を話す

②殺人鬼の問題(P80)
眠れぬ夜にバルコニーに出ると、殺人現場に出くわした。殺人犯が、君を指さし、指を一定の動きで動かしているのは何故か?

A:
何階に住んでいるか数えるためだったと思う。

③殺人犯のアドレス(P115)
以下の二つのURLの意味。

http://xxxxvi/0.5nmoihx-a.ldlcn=y&1.b3lo2
http://lat.long/0.f6np8jy=-2v.778v&x

A:
xとyに着目し、&を+に置き換え、他の数字や記号を変数に置き換えると以下のようになる。

http://xxxxvi/Ax-B = y + C
http://lat.long/Dy=-E + x

「xxxxvi」と「lat.long」は、全ての現場のアドレスに共通する部分であり、「xxxxvi」は36進数で36を表し、「lat.long」はlatitude(緯度)とlongtude(経度)の略。

地図上の点を二つの方程式の交点で表現していた。

【登場人物】
天使玲夏:
あらゆる物を分解したい高校一年生。左眼は義眼。アンリ・ポアンカレ(P96)

結城友紀:
主人公。あらゆる物を組み立てたい。

河本縞緒(カワシマ):
総合パズル部を立ち上げ、主人公達を勧誘する。

片瀬愛莉:
総合パズル部部員。真壁を殺してしまった長谷部を助けるために、死んだ真壁が握ったヘアピンを取り出すために、死体の人差し指を切断(人体愛好家の可能性あり)。

長谷部環希:
総合パズル部員。文学少女的雰囲気。アドレスに気付き、殺人現場に行ったところ、真壁に遭遇し、殺してしまう。

嵐野:
性格が悪い英語教師。総合パズル部の部活顧問を引き受けなかったために、主人公達から拷問される。

真壁:
数学教師。総合パズル部顧問。自分の質問に正答出来た人間をバラバラにして殺す殺人鬼。重要な人物だと思うけど、存在感が薄い。

***************

タイタンの妖女(カート・ヴォネガット・ジュニア)P104:



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