最果てアーケード

読んだ本の感想。

小川洋子著。2012年6月20日 第一刷発行。



アーケードの大家の娘を語り部とする話。16歳の時に、火事で父親が死んでいる。

衣装係さん
映画館の隣の劇場で衣装係をしていた老婆が、レース屋で買い物をする話。彼女は、女優の衣装の切れ端を、女優のファンに渡す。次の日、ファンの男は女優に切りつけて怪我をさせたらしい。

衣装係は、ミシンにもたれて死んでいるところを主人公に見つけられる。

百科事典少女
紳士おじさんの話。

彼の娘Rちゃんは百科事典を読む事が好きで、彼女が内蔵の病気で死んだ後、紳士おじさんが百科事典を大学ノートに鉛筆で書き写すようになる。

P40:
私が“嘘のお話”を好むに対し、Rちゃんが求めるのは“本当のお話”だった

兎夫人
義眼屋に、兎(ラビト)の目を探しにやって来る夫人の話。ラビトという渾名の男の子が病院で死んだらしい。

輪っか屋
ドーナッツ屋の主人と、元オリンピック体操選手を名乗る女性が付き合う話。女性は結婚詐欺師だった。

P151:
春季体操発表会中学生の部・種目別平均台第三位

紙店シスター
レターセットやカード類、万年筆、インク等を扱う店。

語り部は、療養中の母の見舞いに行き、雑用係に手紙を出す事を約束するが、母が死んだために手紙を出していない。

ノブさん
ドアノブ専門店の店主。

雄ライオンの頭が彫刻されたドアノブが取り付けられたドアの向こう側は窪みになっており、冥福を祈る者がそこで自らを癒す。

勲章店の未亡人
未亡人が運営する勲章店の話。語り部は、詩人の息子が父の勲章を売りにきた事で、図書館で詩人の本を借りる。

遺髪レース
遺髪をレースにする編み師の話。主人公は、自らの髪を編んでもらう。

人さらいの時計
アーケード正面の時計は、針が動くところを目撃した子供が人攫いに連れて行かれる噂がある。

主人公は、アーケードを行き交う人々を、死んだ父に見立てて尾行する事がある。

フォークダンス発表会
主人公が16歳の時に、父親を映画に誘って遅刻し、その間に火事で父親が死ぬ話。

フォークランド発表会に飛び入りで参加した老人がいて、彼の分のメダルを取りに行った事で遅刻した。映画にも間に合わず、メダルも渡せなかった。

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