執行官 狡噛慎也 理想郷の猟犬

読んだ本の感想。

深見真著。2015年4月25日 第1刷発行。



人間の精神状態を数値的に測定し、善人か悪人かを犯罪係数によって判別可能になった社会。犯罪係数が規定値を超えれば、潜在犯として逮捕される。犯罪係数が高い人間を処理するには、同じく犯罪係数が高い人間が適しており、潜在犯が刑事となる。

測定された精神状態の通称―サイコ=パス。

以下の三つからなる

①監視官時代
2104年。肉体強化アスリートが殺されるバラバラ殺人事件が発生する。被害者は、織部滷摩の運営するトレーニングジムの関係者であるが、織部滷摩の犯罪係数が低いために犯人が見つからない。

捜査中に、津嘉山という人間が狡噛慎也に襲い掛かり、殺され、彼が犯人という事で一応は決着する。

②執行官時代
2112年。バラバラ殺人事件が発生。

織部滷摩は共感覚の持主であり、電気信号を数字として認識可能であり、自らをサイボーグ化して犯罪係数を誤魔化す事が出来る。織部滷摩が読んでいたウラジミール・ナボコフの『ディフィンス』にはチェスについて共感覚を思わせる記述があるらしい。

織部滷摩は、練習生にインプラントを埋め込んで実権をしており、バラバラ殺人は脳を破壊した人体実験を誤魔化す目的があったらしい。8年間も実験を我慢したのは、狡噛慎也が出世するか、犯罪係数が上昇して外されるのを待ったためとする。

③日本からの脱出
槙島聖護が移動に使用した車を使って、彼の隠れ家まで移動し、無人コンテナ船からアジアに脱出した。

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