君の膵臓をたべたい

読んだ本の感想。

住野よる著。2015年6月21日 第1刷発行。



恐ろしい話だと思いながら読んだ。

「君の膵臓を食べたい」とは、「爪の垢を煎じて飲む」のように、君のようになりたいという意味であるらしい。

地味な主人公 志賀春樹と、派手なヒロイン山内桜良の恋愛物語。山内桜良は、膵臓の病気で一年以内に死ぬ設定。

物語は、以下を繰り返す。

①山内桜良が主人公を誘って食事や旅行をする
   ↓
②二人でいるところがクラスメイト達に見つかる
   ↓
③型が正反対の二人が一緒にいる事で騒ぎになる

山内桜良は、親友である恭子に病気について伝えない理由を以下のように説明する。

P65:
あの子、感傷的だからさ、言ったらきっと私と会う度に泣いちゃうもん。そんな時間、楽しくないでしょ?私は私のために、ギリギリまで周りに隠す、もう決めたの

山内桜良は、元彼である隆弘と別れた理由を以下のように説明する。

P97:
私、結構あけすけにものを言うじゃない?そしたらすぐ不機嫌になっっちゃって、喧嘩になったら凄い粘着質な怒り方してくるの。友達だったらよかったんだけど、もっと長い時間一緒にいると嫌になってくるわけよ

⇒ならば、何故、主人公と二人でいる場面を見せつけるのか?

P241:
できるだけ、とある二人をはち合わせさせるようにしてる

**********************

結局、『日常』というものはつまらないのだと思う。

自分をめぐって周囲の人間達が怒り、嘆き、暴走する。そのような姿を見る事で自分の価値を確認する。そうした物語になっている。

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