発達障害のある子が育つ150の学習課題&学び術

読んだ本の感想。

添島康夫著。2016年9月初版第1刷刊。



1章 発達障害のある子の「育ちの力」
発達障害者の行動と感情に影響するのは、課題遂行(最後まで課題を実行する力)の出来難さである。思うように活動出来ない自分への苛立ち。

補助するには、最初に特性を理解し、活動出来る事を増やしていく。活動出来るようになると学びが増え、良い循環が発生する。

2章 衝動性のコントロールを育てる学習課題&学び術
4 課題遂行の力を育てる
以下の力が必要。
 ・指示理解(聞く力)
 ・理解・思考
 ・ワーキングメモリー(必要な記憶を保つ)
 ・衝動性の調整
 ・プランニング(手順を考える)
 ・所作(丁寧に行動する)

5 静止する・ゆっくり動く
音楽に合わせてテンポ良く動く。刺激に応じて、活動を静から動へ切り替え、速度調整や状況に合わせる力を育てる。高同調性は、以下の段階で育つ。
 ・周囲の模倣
 ・声かけ等の切っ掛けがあれば出来る段階
 ・見通しを持つ
 ・言語的刺激の指示を受ける
 ・ルーティンの中で出来る
 ・自分で判断して出来る

6 おちた、おちたゲーム
指示者が「おちた、おちた」と歌い、相手が「何が、何が」と返すと、指示者が「林檎」、「雷」等の言葉を返し、相手が言葉に合った動作をする。指示を聞いて、それに応じた反応をする。決まった反応をするゲームは、条件に合わせた行動を繰り返しの中で学習出来、指示への反応性を高める事が出来る。

7 ストループ課題
「赤」、「緑」、「黒」等と書かれた、文字の意味と文字の色が違うカードを見て、指定された条件に合う内容を答える(文字の意味か色か)。カードを出す速度を変える事で、反応速度を高める。

8 命令ゲーム
指示者が、「命令〇〇して下さい」と指示の前に「命令」という言葉を言った時だけ指示に従うゲーム。「命令」と言わない時は反応しない。行動を抑制する力を育てる。

9 あと出しじゃんけん
指示に合わせて後出しじゃんけんをする。「勝つ」、「引分け」、「負ける」という条件を出し、条件に応じて行動する力を育てる。

10 すいか割り
目隠しをして、指示者の言う通りに目的の場所まで歩く。不安と向き合いながら慎重に行動する力。

11 ぐるぐるカード
文字が書いてあるカードを、しりとりで丸になるように繋げていく。一定の条件下で試行錯誤する力の養成。

12 書写
出来た作品を振り返り、次回に活かすポイントを整理する。予め、振り返りのポイントを明記したカードを作っておく。

13 道具の扱い
彫刻刀を使って作品を作る。事前に道具の使い方をシミュレートし、活動後に振り替える。

14 ルールを守る
ゲームのルールを守る事で、衝動性をコントロールする。以下のポイント。
 ・事前確認
 ・言語化
 ・視覚化(ルールを表示しておく)
 ・ルーティン化(習慣にする)
 ・記憶化
 ・自己チェック(自分の行動を確認する)
 ・見守り(他人の行動を見る)
 ・助言
 ・学習(ルールの必要性を学習)
 ・モデル化(ルールを守る人をモデルにする)
 ・ステップ化(守れるルールから少しずつ体験する)

15 行動修正の力を育てる
1歳半
この刺激にはこの行動と、1対1対応の反応的行動をする
3歳
自分の欲求と周囲の状況との葛藤が生じる
4歳半
周囲に合わせて自分の欲求を抑制する力が育つ
1・2年生
予めの約束に合わせて行動調整する
3・4年生
他者の行動を自分の中にも取り入れ、集団に合わせて行動調整する
5・6年生
行動の意図を想像して他者を理解し、自分の行動を調整する
中学生
自分が認めた価値観に合わせて行動調整する。体験していない事でも、行動調整し、社会的判断が出来るようになる。

上記のような行動修正を育てるには、言葉による補助が有効?耳打ちの心理学(小さな声の一人称の言葉かけ:~だから…します等で行動修正のスイッチを入れる)、「今、どうしたら良いか」と改めて周囲の状況を把握する、「皆は何をしているか」等と周囲を気にしさせてスイッチを入れ直す、「どうしても我慢出来ない?」等の言葉で自己調整を促す等。

16 長縄跳び、キャッチボール、合奏
限定された条件で、他者と行動を合わせられるようにする。

3章 プランニングを育てるを育てる学習課題&学び術
17 見通しと心の調整
過程、時間、量、報酬、方策、成功等を事前に見通して置く。見通しは、言語は図式、タイムスケジュール等で分かり易くしておく。

18 ヒモ通し
ビーズに紐を通す。最終形を考え、手順通りに行動する力を養う。

19 じゃんけんトーナメント
じゃんけんのトーナメント表を見て、優勝する道を見通す。見える情報を手掛かりに情報を繋ぐ力を身に付ける。先を見通す力。

20 何時に着くために…
時間通りに目的地に到着するために、必要な行動を時間を見据えて図式化する。

21 虫食い算・ブロック算
反対の文脈からしこする力。難しい問題では、解法の順番を予め伝え、手順のモデルを見ながら解いてみる。

22 国語辞典の使い方
目標となる言葉を調べる。適切な手順に沿って行動する力。

23 ハノイの塔
3本の杭と、穴が開いた3色の大きさの違う円盤を用意し、左端の杭に小さい円盤が上になるよう円盤を積み重ね、円盤を別の杭に移動させながら、真中の杭に円盤を移動させる(小さな円盤の上に大きな円盤を乗せる事は出来ない)。手順を考える訓練。円盤の数を増やして挑戦し、n枚の時の手順を考えて、法則を考える。

24 リマインダーの活用
忘れそうな行動をカードに書き出し、行動の優先順位を決める。

25 意欲アップ、スイッチON
以下の方法。

・暖気運転:得意な事から始め、スイッチを入れる
・ノイズカット:活動を阻害しそうな刺激を少なくする
・スイッチON:活動開始の切っ掛けを作る
・緩急:活動に緩急を付ける
・ゴールへの見通し:時限の意識等
・ご褒美
・心の支え:失敗した後の回復方法を考えておく
・リフレッシュ:休み時間
・活動内容のバリエーション:違う事もする

4章 ワーキングメモリーを育てる学習課題&学び術
26 記憶のいろいろ
命名記憶(クラスメイトの名前等)、手順記憶(折り紙の折り方等)、意味記憶(昨日の学習内容等)、非言語的記憶(リズム等)、長期記憶(去年の運動会等)等について、どのような内容を、どのくらいの量、どのくらいの時間、記憶出来るか育てていく。

得意な記憶方法があるなら、それによって苦手な記憶を補う。

27 文字シャッフル(語音整列)
ばらばらに並べた文字から言葉を作る。聴覚的記憶、視覚的記憶の情報を脳内で継次的に処理し、言葉にする。

28 コップの記憶
3つのコップの中に、3色のボールを入れ、移動させて、コップの中のボールの色を当てる。

29 動きのまねっこ(模倣
模倣の内容や量、時間や補助的刺激を調整する。

30 記憶ゲーム(2つ前しりとり
2つ前の単語まで覚えて復唱するしりとり。ワーキングメモリーのエクササイズ。

31 暗算
暗算のためには計算途中の数字や手順を記憶しなければならない。

32 短期記憶
2組のカードを離れた場所に置いておき、片方のカードと同じ内容のカードを、もう片方から持って来る。

33 手順記憶
計算の手順や漢字の書き順、折り紙の折り方、掃除の仕方等の記憶。

34 暗記アプリ
学習内容をマスキングしながら記憶する。即時記憶から長期記憶への移行。

5章 聞く力を育てる学習課題&学び術
35 聞く力を育てる
以下のポイント。

注意集中:話す人を見て聞く
情報量:1回の話で聞く事が出来る量
意味理解:キーワード、順序、関係性等

話を聞く時には、静止や選択集中、言葉の理解等が必要になる。

36 スリーヒント
3つ以上の情報が入っている絵カードから、条件に合うカードを選ぶ。

37 伝言ゲーム
正確に聞き取る力。

38 お話のどこが変?
話の文脈を意識しながら聞く力を育てる。

39 条件に合うものは…?
幾つかの単語から、条件に合う単語を回答する。情報の数に注意しながら、キーワードを選択する力を育てる。

40 質問の仕方
質問を繰り返し、出題者が考えた単語を当てる。質問のやりとりを記録し、質問の仕方を反省出来るようにする。

41 メモを取りながら話を聞こう
5W1Hのメモを取り、話のポイントを瞬時に把握する能力を身に付ける。メモを取ってから発言するというルールを作る事で、衝動性のある型の人間が落ち着く切っ掛けにする。

42 見る力
以下のバージョン。

・漢字
漢字を視写する。時間をおいてから記憶で書く
・比較
2つのイラストを見比べ、違いを見つける
・素早く見る
動く図形を視写する
・広く見る
広い場所に点在するマークを視写する
・見続ける
点滅するマークを視写する
・指示に合わせて見る
指示に合わせた場所を見て視写する
・見た事を記憶する
・文脈を考える
イラストから因果関係を考える

上記から、情報量、質、見る時間、範囲等を推測可能。

6章 書く力を育てる学習課題&学び術
43 書く力を育てる
書く力は学習参加の土台であり、衝動性抑制や、自分と対面する力を育てる事が出来る。

44 漢字学習の基本
以下の過程。
・漢字の読み方
・意味の確認
・字形の弁別
・書き方の練習

字形認識の記憶や、書き順を記憶する継次記憶が弱いと、漢字が苦手になる。

45 筆順アニメーション
アニメーションを使用して書き順を記憶する。

46 なぞなぞ漢字
漢字が答えになるような問題を作る。

47 形から漢字を学ぶ
漢字の字形の違いを意識した学習方法。
・似ている漢字探し
・間違い探し
・部首とつくりのカードから、漢字を作る
・同じ部首の漢字を集める
・字形で注意するポイントを言葉にする

48 文つくり
空白に言葉を埋める。文の基本的要素を理解する練習。

49 助詞埋め
空白を埋める。助詞は言葉の関係を表す。発達障害者には、言葉の関係性を把握する事が苦手な人間もいるので、不注意な場合、助詞を飛ばして読んでしまう。

50 内容を豊かにする言葉
修飾語を考えて文を作る。状況を豊かに叙述出来るようになれば、多面的で柔軟な思考が可能になる。

51 ことばつなぎ
前後から言葉を類推して文を完成させる。限られた条件から文を作る事で語彙力を高める。

52 文と文をつなぐことば
接続詞を学習する事で、意味の繋がりや論理性を考える。微妙なニュアンスの違いを知る事で、他者の表現を理解出来るようになる。

53 写真日記
体験した事を写真にして日記に書く。

54 絵と文のマッチング(状況の読み取り
絵本等の絵を、文章にして状況の特徴を書く力を育てる。

55 文の種類(文体)
状況や相手に応じて表現を変える練習。他者の表現の意図を理解する練習。

56 視点の変化
別の人間の立場から見える世界を創造する。

57 4コマまんが
4コマ漫画を文にする事で、起承転結を整理する力を育てる。

58 読書感想文
読んだ本の内容を整理する。苦手な場合、テンプレートを使用して学習する。

59 タイトル、リード文、本文、構成力
新聞記事を参考に、自分の体験した事を新聞風に各。タイトルを書くには纏める力が必要で、分かり易く話す練習になる。

60 文の構成を考えて
取材を基にパンフレットを作る。構想・下書き・下調べ・取材・推敲・清書・発表・相互評価という学習過程を意識して作り上げる経験。多くの力が必要とされる。

61 うっとりノート
以下を意識してノートを書く。
① 月日②題③丁寧な字④余白の使い方⑤学習ポイント⑥課題内容⑦取り組み過程⑧板書以外の自分の考え⑨図式⑩学習ポイント⑪重要なポイントのマーキング⑫分かり易いマーク
ノートを振り返る事で書く意味を実感出来る。

7章 読む力を育てる学習課題&学び術
62 音読の工夫
以下の音読。
・追い読み(復唱)
聴覚の瞬時記憶を利用し、モデルの読み方に合わせる
・一斉読み(全員で読む)
集団行動の基礎
・順番読み
・役割読み
・竹の子読み(自分の読みたい場所を次々に読む)
・カラオケ読み(提示された文章を読む)
注意力を高める
・一人読み

63 なぞなぞ/関係類推
問いの条件を満たす答えを思考し、条件や文脈を正確に聞き取る。

64 文脈を読む
知らない言葉の意味を類推で考える。全体の流れを知り、文全体から意味を推測する。

65 段落、文章の構成
文章全体を段落に分け、段落の繋がりを図式化する。「確り読みましょう」という指示より分かり易い。

66 物語の読み方
以下は、各学年の目安。

1・2年生
場面と登場人物の言動を順序良く整理する
3・4年生
場面毎の気持ちの移り変わりを自分の体験と比べる
5・6年生
人物同士の関係や信条、場面の描かれ方、情景と信条の関係
中学生
登場人物の言動から人柄を考える

物語の理解には、継次総合的理解(場面毎の繋がり)と同時総合的理解(一つの場面での関連性)がある。こうした理解力は自己モニター力の土台となる。

67 気持ちを読み取る
登場人物の気持ちを考える。

68 お話の登場人物になってみよう
自分だったらどうするか、他者視点で考える。物語は、場面設定や言動を類型化しているので言動の推測の訓練になる。

69 説明文の読み方
以下のポイント。

1・2年生
順序の表し方。文の組み立てを考える
3・4年生
段落の中心となる文。段落同士の関係を考える
5・6年生
要旨を把握する
中学生
段落の役割を整理し、要点を纏める

学びのポイントとして、時系列を表す言葉やキーワード、結論を見つけ、段落の関係を図式化する。

70 事実と考えを読み分ける
事実、根拠、考えを述べた言葉を分けて考え、結論と説明の関係を整理する。

8章 思考を育てる学習課題&学び術
71 間違いやすい問題の先に見えてくる
間違いの特徴を調べる。

・衝動性が強い
条件の見落とし、黄泉落とし、情報量が多くなった場合の1対1対応の処理が困難
・手順が苦手
漢字の書き順、計算の手順理解が困難
・視覚認知が苦手
漢字や量、角度の把握が困難
・記憶が苦手
固有名詞やキーワードの記憶が困難
・概念理解が困難
概数や四捨五入等の新しい概念が出てきた時や、時刻と時間の違い等の似ていて少し違う問題が苦手
・柔軟な思考が苦手
工夫する計算や気持ちの変化の読み取り等が苦手
・文脈の読み取りが苦手
因果関係を考える事が苦手

72 系列を考える(中間項の成立)
系列とは、一定の順序で並んだ纏まり。操作・視覚・論理の順序で中間概念を理解出来るようになると理解の幅が生まれる。「少しだけ○○」等の微妙な概念の形成。

73 属性(仲間集め)
共通の特徴を見つける。概念を考える切っ掛け。

74 筆算、計算の手順
初期にはタイル等の具体物の操作から数量の意味を理解する。次に計算手順を分かり易くしたワークシートを使用し、手順を言語化して記憶するようにする。

75 時刻と時間
時刻は時の瞬間を示し、時間は経過の長さを示す。発達障害者は、この2つの理解が困難な場合があり、模型の時計を操作する等して、瞬間と経過の違いを理解する。

その上で、「1分間、目をつぶろう」、「1分後には何時何分になっているか?」等の言葉で実体験と合わせて時間を理解出来るようにする。

76 共通点と差異点
物事の共通点と差異点を同時にあげる。論理的に比較・検討する力の基礎となる。

77 お金はいくら?
財布の中の金銭の合計額を計算する。数種類の硬貨の計算のためには、注意力とワーキングメモリーの力が必要になる。

78 大きな数
大きな数を読んで数字や漢字で書く。数字を桁毎に分け、変換するには注意の持続力が必要。

79 手順(作図)
図形を手順に沿って書く。継次的処理の感覚が必要。

80 数直線(数量の視覚化、目盛りの読み方)
視覚的に数量を感じる事が出来る。

81 角度(分度器)
角度を書くには、頂点と中心を合わせ、辺を合わせ、目盛りの単位を書くという作業手順の理解が必要。

82 余りのあるわり算
問題をパターン化して解く人間が苦手なパターン。余りの扱いを理解するには、状況(問題の文脈)を理解する力が必要。

83 四則計算の順序
手順が少ない問題から始め、決まりを目る場所に置く。計算手順に番号を付け、言葉で説明していく。

84 1つの式
具体的事象を言語化して式に変換する。

85 工夫して計算する
1つの解き方に固執せず、他の方法で解いてみる。工夫を言語化して説明出来るようになれば、次に活かせる。

86 割合と単位量
問題文の関係性を読み取る問題。

87 ふしぎな箱
「28900 → □ → 30000」から、□に入る数字を推測させる等。因果関係の論理。

88 少数のわり算
少数や手順の理解、暗算、手順に集中する等の複合的な力が必要。

89 算数の文章題
具体的事象と言語、算数的表現の関係性を理解。算数には系統性があり、理解出来る段階から思考を積み上げる。類似問題を知っている事が手助けになる。

90 大事なポイント
学習の整理ノートを作る

91 ワークシートの作り方
短いノートに学習内容を纏めておくと理解し易い。思考を誘導する道具でもあり、自分で答えを出せない場合でも選択肢を提示される事で回答出来る事がある。

92 ていねいな話し方(敬語)
丁寧な話し方が出来ない背景には、視点変化や状況の理解が出来ない事や、言動の使い分けが苦手等の理由がある。学ぶには、使い方の例を提示し、限定された場所や機会から使用し始め、少しずつ範囲を拡大させる。

93 柔軟な思考を育てる
発達障害者は、パターン的に思考し、過去の記憶だけで対応している場合がある。状況等に対応した都度判断を苦手としている場合がある。
他人と自分の思考を比較し、共通点や差異点を整理し、結果の多様性を推測出来るようにする。

94 意見が対立したときは…
賛成役、反対役、審判に分かれて話し合いをする。以下の技術。
・相手の意見と理由を聞く
・自分の意見と理由を伝える
・理解した内容を伝える
・話し合いの進展を図る(~したらどうでしょう)

様々な役を体験し、話し合いの経過記録を参照する事で、話し合う技術を学ぶ。

95 話し合いエクササイズ
テーマを決めて話し合いをする。

9章 自我を育てる学習課題&学び術
96 後ろを振り返ろう
自分の行為を振り返る。靴の置き方や整理の仕方、挨拶や話言葉、学習の準備等。自分の所作が周囲に及ぼした影響を振り返る。自分の都合ばかりを考えない。

97 今日の学習は…
学習内容を整理して話す。最初に話すポイント(重要な事、気持ち、理由、困った事等)を決めておく。

98 こんなときどうする?
トラブルになる状況を想像し、対処方法を考えておく事で、事前に考えて行動する習慣を身に付ける。

99 モデルは誰だ?
友達の行動を見て、良いと思った事を話し合う。他者の良い行動を認める力は自己有用感を高める土台になる。

100 自己紹介カード
自己紹介を通じて自己モニターの力を育てる。

101 がんばりカード
直したい行動をカードに書く。基準を分かり易くし、評価を点数化し、理由も書くようにする。

102 心のブレーキノート
負の感情を整理する。どのような時に衝動的になり、その結果、どうなるかを書いておく。事前に具体的場面を想定し対策を立てておく。

103 僕の通信簿
自分で自分の通信簿をつける

104 タイムライン(自己モニター)
トラブルをビデオw観るように振り返る。図にする、コマ撮り、視覚化。時系列で整理して振り返る。心的事実と客観的事実にズレが生じる事がある。

105 心のものさし
気持ちを言語化出来ない時に、絵から選択する。気持ちを客観視し、他者と共有出来る形にする。客観的認知は衝動を和らげる事に繋がる。

106 心が折れそうなとき
辛い時を思い出して話し合う。

107 起承転結で振り返る
発達障害者には、自分だけの思い込みで整理する人間がいる。自分の訳ばかりを強調しないで、出来事の文脈を起承転結で整理する。
突然、事が発生したように錯覚しているが、起の事実から始め、時系列で他者の気持ちを考える。

108 怒りそうになったら
間を作り反射的に行動しないようにする。結果予測する力が行動調整に繋がる。

109 サクセススイッチを見つける
気持ちを切り替える方法。

110 サクセスストーリーを作ろう
準備の必要性を知り、成功へ至る分岐点を整理する。選んだ方策の訳を考える。

111 自分史づくり
今までの自分を振り返る。以下の項目。
① 周囲の思いを聞く
② 自分の成長の様子を聞く
③ 各年齢の楽しかった事
④ 感謝している事
⑤ 未来に期待している事

事実とその背景にある思いを書く。

112 心の杖・レジリエンス
2~3歳くらいの子供は、安心出来る場所から離れる時に、ぬいぐるみ等を抱えて歩く。同じように自分の支えとなるものを見つける。

113 自己有用感を高める
「ありがとう」と言われた時の事を思い出す。他人に喜ばれた事が自尊感情を高める。

114 聞く耳を育てる
タイミングが大切。後から言われると聞けない人間でも、先に言われると聞ける場合がある。伝え方や内容を工夫して伝える。

115 自分を俯瞰する力
自分を俯瞰する力を身に付けるために、意欲や態度、他者との関わり等の寒天から自分を評価する。心的事実と客観的事実は、他者の意見を聞く事で整理する。

116 心の理論(他者視点)
物語の登場人物の気持ちの変化を考える。

117 振り返りの原則
事実の確認をし、訳を受け入れる。極端な状況や反対の事を想像し、どうしたら良いかを考える。具体的行動目標が決まれば、作戦にネーミングし意識化を図る。

118 気持ちと行動の修正
トラブルを振り返り、事実と思いを整理し、因果関係を考える。行動調整のポイントは、選択集中、行動の意識化、言語化、内言化である。
事前に成功のイメージを持ち、そこに至る行動を考える。そして、出来る活動から開始する。

119 トラブルを学びへ
心的事実を出発点に、事実を整理する。未来提案型の思考。

10章 発達の筋道と学び術
課題内容、活動の意味、学び術のコツを学習者と一緒に探していく。

3歳~4歳
発達障害者の場合、ルーティンから柔軟な行動へ成長出来るかが分かれ道になる。外言(独り言や周囲からの声掛け)による行動調整。
自分の物を持つ事に喜びを感じる時期。

4歳半
内言による行動調整が芽生える。約束に理由を求める容認里、自分なりの判断が出来るようになる。役立つ喜びを知る時期。

6歳
「理を知りそめし思考の力」と言われる時期。経験を通じて、理屈を理解していく時期。自己評価が出来始める。他者に自分と似ている部分を発見し、自己形成の見方が始まる。

1・2年生
「小1プロブレム」として、集団行動、約束を守る、座って話を聞くなどの力が必要になる。自分の思い通りにならない時でも感情調整が出来るようになる。

3・4年生
自分の価値基準を作る時期。ギャングエイジとして身勝手な行動を起こし易い。自分の周囲を理解しながら、自己モニターし、自己内規律の妥当性を形成する。

5・6年生
他者と自分を比較しながら自我を確立していく。仲間を模索し、同族意識が芽生える。「誰かのために」という価値基準。

中学生
具体的な思考から般化した思考への転換。共通する性質を抽象化し、一つの概念に纏め、具体的事象に適用していく。
具体的事実と一般的規則との繋がりを意識する時期。大人の理屈(一般化の象徴)に対抗しながら、自我を構築する。

<自我>
私の中の和脚
自我の芽生え。独り言等による行動調整。

私の中のあなた
外言(耳打ち)により基準枠を内面化し、内言による行動調整が始まる。自分なりの訳の形成。

私の中の私とあなた
自己内の規律を体験的に広げていく。状況に応じて調整する力。他者の意図を受けながら、自分を調整していく。

私の中の私達
集団的体験を通じて、社会的俯瞰の目が育つ。個と集団の意識を併せ持った自我の確立。私達の意識。

11章 学び術のツボとコツ
共感が行動の動機となって問題が解決する事がある。当人の動機が一番のポイントになる。

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