この6つのおかげでヒトは進化した

読んだ本の感想。

チップ・ウォルター著。2007年8月20日 初版印刷。



結論ありきと思った本。器用な手先が言語を生み出したという意見は乱暴だし、笑い、涙、キスは無理矢理な気がした。

進化によって獲得した以下の遺伝形質が人間的精神形成に寄与したという意見。

①足の親指
人類の足の親指が現在のようになったのは、紀元前500万年頃と推定される。足の親指は歩行時に全体重の約40%を支え、猿人のナックル走行に比較して、歩行時の消費カロリーを2/3にする事が出来る。

直立二足歩行は人類の骨盤の変形させ、人類の乳児は、妊娠中は腹側を向いているが、出産直前に回転し、背中側を向いて生まれてくる。このように困難な出産のためか、人間の未熟な形質を残したチンパンジーと言える。

チンパンジーの出生時の脳の大きさは成体の40%であるが、人間は23%である。そのため、出産後も長期間は家族からの保護が必要であり、成長期が長く継続する事が人間を学習する動物にしたとする(本能に対する学習の優位)。

②手の親指
人間の親指は、握る形で小指や薬指に触れる事が出来る。これは人間のみに出来る事であるらしい。

器用な手指を使用して道具を作る事は脳を再構成する事に繋がる?

言語を処理するブローカ野もウェルニッケ野は言語を音だけでなく、動きとしても捉えているらしい(言語中枢を損傷した聾啞者は、手話を上手く出来なくなる)。

③喉
人間は直立したために喉が長くなり、喉頭の位置が下に下がった。

霊長類は鼻孔から肺まで一本の気道が繋がり、別の管が口を胃を結んでいるが、人間は喉の奥で交差している。人間は、肺と胃を分かつ喉頭蓋を発達させ、それが細かい発声に使用される。

前頭前野:
脳内で最も新しく進化した領域。紀元前30万年後から、脳の大きさを30%~40%増大させたとする。優先順位を付け、行動を抑制する機構。

⇒前頭前野における象徴を認識し、型に従って並べる事は、言語に欠かせない能力とする

④笑い
笑いには伝染性があり、同じ事で笑う事で信頼関係を築く事が出来るとする。

人間が笑いを発達させたのは、保護を訴える機能とする意見がある。赤ん坊が笑う事が親への贈り物となる。

⑤涙
涙による感情伝達。

情動によって分泌される涙は、目に異物が入った時に分泌される涙より、副腎皮質刺激ホルモンやプロラクチン(女性の母乳を作るホルモン)が多量に含まれるとする。

女性は男性よりも泣く傾向があるが、特にプロラクチン値が高い女性は、敵意や不安を感じ易く泣き易いらしい。さらに、男児と女児の泣く頻度に違いは見られず、プロラクチン値に違いが見られる12歳~18歳にかけて女性の方が泣き易くなるという研究結果がある。

涙は強い感情を表現するコミュニケーション手段でもある。

⑥キス
愛情を示す手段。

しかし、文化的にキスの習慣が無い人々もいる。

⇒この辺りの章の記述は何が言いたいのか良く分からなかった

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