ロボットの脅威

読んだ本の感想。

マーティン・フォード著。2015年10月21日 1版1刷。



おそらく誤っている本。

著者は、機械化により人間の仕事が無くなる未来を予想したいのだと思う。著者自身も自らの誤りに気付いるが、どこが間違っているのか分からないのだと思う。僕にも分からない。

三重革命に関する特別委員会:
1960年代?に、機械化による大量失業を予想。リーナス・ポーリング(ノーベル化学賞受賞)やグンナー・ミュルダール(ノーベル経済学賞受賞)も名を連ねている。

1952年に書かれた以下の小説では、少数の技術者がほとんどの仕事をこなし、大多数の人間は無意味な人生をおくっている。



⇒委員会の予測は、少なくとも短期的には外れた。1970年代には石油危機等によるスタグフレーションが大きな問題となったが、機械化による失業は発生しなかった

<教育における可能性>
社会的に評価される技術が変化する可能性。

様々な組織に大量の情報が蓄積されており、それを機械学習によって学ぶシステムが開発されつつある。それは特定作業の自動化を実現すると同時に、組織の意志決定が人間の経験や判断から機械的アルゴリズムに変化する可能性を示しており、高度経営人材の需要が減少するかもしれない。

通常であれば複数の人間が携わる業務でも、機械化する事により客観性、一貫性が保証されるようになる。

**************

2013年にペンシルバニア大学が、大規模公開オンライン講座について発表した研究では、少数の活発な受講者の存在を指摘した。コーセラ社が提供するオンライン講座に登録した100万人に注目したところ、講座の修了者は全体の2%~14%しかいなかった。さらに、講座登録者の80%は既に大学の学位を持っている人達だった。

身元確認の問題もある事から、オンライン講座が学力保障に役立つ事は無いかもしれないが、極めて効率的な学習手段ではある。スタンフォード大学でオンライン講座を行ったところ、多くの学生が講義に出席しなくなり、また、試験の平均点が向上したらしい。

⇒米国には2000以上の四年制大学があるが、15年以内に半分が倒産するかもしれない?

****************

著者の未来予測モデルは、「労働者」という観点からしか考えない事が特徴だと思う。労働者と機械を単純に取り換えた場合、企業収益増加は人件費削減から生じたものであり、消費需要減退の原因になるとする。

P268で日本について言及している。高齢化により労働力不足問題は、最初に日本で顕在化するはずであるが、賃金が上昇しておらず、労働力不足を裏付ける証拠が無いとする。

⇒これこそが著者の主張が誤っている事の証拠ではないか?労働力が不足しているにも関わらず賃金が上昇しない原因は何か?

****************

長い本だったけど、それほど中身が無かったと思う。読まなければ良かった。

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ABCDEFG

Author:ABCDEFG
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード