入門!システム思考

読んだ本の感想。

枝廣淳子 + 内藤耕著。2007年6月20日第一刷発行。



物事を、要素(個別の状況や現象)でなく、システム(要素の間や組み合わせ)によって考える。問題解決においては、個別の要素を変えるのでなく、問題全体を考える。

分析的思考:
物事を個別の要素に分類・分析し、要素を変える事で問題解決をする。既に存在する物について考える時に有効。

システム思考:
要素の関係性から全体を理解し、組合せを変える事で問題解決をする。未だ存在しない物について考えると時に有効。

<例>
カレーライスについて考えると、目前にカレーライスがある時と、これからカレーライスを作る時で考え方が違う。

目前にカレーライスがある場合、個別の具材について、他の料理に使用された場合等と比較する等する。

⇒分析思考。視点を固定し、比較・分類する

これからカレーライスを作る場合、個別に考えるのでなく、調理方法や食材の組み合わせ等について全体的に考えなくてはならない。

⇒システム思考。多様な視点を目的に向かって統合していく

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目前に物がある時、それを一つの視点から考える事は容易であるが、新しく何かを作る時は、どのような視点があり、それをどのように組み合わせるかを考えなくてはならない。

分析思考から考えると、例えば花粉症を解決するには、世界中の杉を伐採する事になる。しかし、それでは生態系に問題が出るはずであり、生態系全体の中での杉の役割を洞察する観点が抜けている。目前の問題を単一の要素のみを変える事で解決しようとすると別の問題が発生する事になる。

**************

人間は、無自覚的に同じパターンを踏襲している事が多い。状況が変わったのに、同じパターンを使用しているために問題が生じる事がある。

以下は、パターンを見るためのツール。

①時系列パターングラフ
時間の経過に伴う変化をグラフ化する。「今まで」に要素がどのように変化したかを知る。

②ループ図
因果関係を記載する。原因と結果を記載し、矢印で結ぶ事で物事の関連を知る事が出来る。

フィードバック・ループ:
「行動」が「状況」を変化させ、変化した「状況」が「行動」を変化させる循環。変化が強まる「自己強化型ループ」と、変化が均衡する「バランス型ループ」がある。

システム思考のポイントは、変化がどのようなフィードバック・システムで生じているか考える事である。

レバレッジ・ポイント:
小さい力で大きな結果を出す作用点。

システム原型:
共通して見られる基本パターン。以下等がある。

・遅れのある調整
・成長の限界
・問題のすり替わり
・外部者への依存
・ずり落ちる目標
・エスカレート
・強者の強大化
・共有地の悲劇
・うまくいかない解決策(一時的な解決策)
・卵か鶏か

上記のシステム原型を「システム・トラップ(システムの罠)」と呼ぶ。

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