ニューロマンサー

読んだ本の感想。

ウィリアム・ギブスン著。1986年7月15日 発行。



週刊東洋経済 2016.9.17の特集『IOT発進!』で紹介されていた本。

作品世界において、何がどうなっているのか解らなかった。

以下は、Wikipediaの「ニューロマンサー」の記事へのリンク。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC

「マトリックス」と呼ばれる電脳空間(サイバースペース)に意識ごと没入(ジャック・イン)して企業情報を盗み出すコンピューター・カウボーイが暗躍する世界の話。

【用語】
スプロール(BAMA):
ボストン=アトランタ=メトロポリタン軸帯。ニューヨーク市、アトランタ市、ボストン市の3つを合わせた北米東部のベルト地帯。ケイスの故郷。

氷:
ネットワークを不正なアクセスから守るためのセキュリティシステム。

フラットライン:
脳死状態。脳波計表示が水平になる事から。

スクリーミング・フィスト:
アーミテージの前身コート大佐が参加したソヴィエト連邦への情報戦。コンピュータ・ウィルスプログラムの原型が使用されている。コート大佐は政府の裏切りにより、廃人となる。

センス/ネット:
スプロールにある情報系大企業。

テスィエ・=アシュプール株式会社(T=A):
人工衛星上に住む閉鎖的一族によって運営される。人工知能 冬寂を保有。一族は大量のクローンを作っており、多くの同族が冷凍保存されている。

自由界:
葉巻型の宇宙コロニー。白い紡錘体(スピンドル)に、格子、放熱器、ドッグ、ドームが散在している。

広級マーク十一:
軍用ハッキングプログラム。人工知能への接続も可能。

チューリング:
人工知能が必要以上に進化しないように監視する警察機関。

【人物】
<ハッカーチーム>
ヘンリー・ドーセット・ケイス:
24歳の元ハッカー(コンピューター・カウボーイ)。かつて依頼主との契約違反のために脳神経を焼かれ、電脳空間に没入出来なくなる。千葉市でチンピラをしているが、没入能力修復を代償にアーミテージの依頼を受ける事になる。世間を欺く事で殺されようという自殺性向を持つとされる。

モリイ・ミリオンズ(コロドニイ):
用心棒。爪の下から飛び出す薄刃等の身体改造。

ピーター・リヴィエラ:
30歳?くらいのドイツ人?他人に幻覚を見せる超能力を持つ。欲望対象を裏切っている意識が無ければ性的に満足出来ない人格破綻者とされる。イスタンブールでは、好きな女が出来ると、その女が政治犯になるように仕向けている。

フィン:
情報屋。モリイの古い知り合いで、彼女の紹介で技術係としてアーミテージに雇用される。

アーミテージ:
ウィリス・コート大佐。ケイス、モリイ、リヴィエラ、フィンを雇いコンピュータ複合体への潜入を試みる。

フラットライン:
マコイ・ポーリー、ディクシー・フラットライン。ケイスの師匠。作品世界においては故人であり、生前の情報をコンピュータ上に再現した疑似人格として活動する。

<千葉市>
ラッツ:
国外居住者用バー 茶壺(チャツボ:チャット)のバーテンダー。ケイスを凝り性(アーティスト)と呼ぶ。

ロニー・ゾーン:
茶壺住み込みの女衒。

ウェイジ:
外人売人の元締め?多くの都市にコネを持つ。

ジュリアス・ディーン:
135歳。抗老化手術を受けている。様々な情報に通じる。

リンダ・リー:
ケイスの千葉での友人。ケイスの気を引くために日立RAMを盗むが、殺害される。

<テスィエ・=アシュプール>
アシュプール:
テスィエ・=アシュプールの支配者。200歳以上の老人で冷凍睡眠技術を活用している。

3ジェイン・マリイ=フランス:
遺伝的にはアシュプールの娘。アシュプールを殺すために冷凍装置を操作したとされる。母親は、人工知能 冬寂の開発者。

<その他>
冬寂:ウィンターミュート(ニューロマンサー):
人工知能。冬寂とニューロマンサーは、双子関係にあり、人間の規制を振り切って進化しようとする冬寂と、それを阻止しようとするニューロマンサーでが競合関係にある?

****************

第一部 千葉市憂悠
千葉でチンピラをしているケイスが、電子空間への没入能力を修復され、アーミテージのチームに参加するまでを描く。

ケイスは、友人であるリンダ・リーに命を狙われていると騙され、日立RAMを盗まれるが、ディーンにリンダ・リーは殺される。

第二部 買物遠征
ケイスがアーミテージの指示により、師匠であるフラットラインの仮想疑似人格を盗み出す話とイスタンブールでピーター・リヴィエラをスカウトする話。その後、宇宙コロニー「自由界」へ行く。

地元の不良少年集団パンサー・モダンズに陽動してもらい、フラットラインの疑似人格を盗み出す。この際に、ケイスがモリイの感覚を共有出来るよう疑験(他人の視覚・聴覚・触覚などの感覚を共有する疑似体験?)措置が施される。

モリイはパンサー・モダンズにアーミテージの調査を依頼しており、彼がウィリス・コート大佐と呼ばれていた事を知る。彼は、冬寂という人工知能の指示によって活動しているらしい。

最後に冬寂からケイスに電話がかかるが、ケイスは電話を切ってしまう。

第三部 真夜中のジュール・ヴェルヌ通り
宇宙コロニー(植民群島)において、テスィエ・=アシュプールとの接触を試みる話。

植民群島にある集団ザイオンの協力を得る。

ザイオンから自由界に向かう途中で、ケイスはベルンの人工知能に接続するが、人工知能に取り込まれ、現実世界を模した幻覚を見せられる。以後、幻覚は幾度も登場する。

ピーター・リヴィエラが水上レストラン「二十世紀」で、、テスィエ・=アシュプールの一員である3ジェインに幻覚を見せる事で興味を引く。その幻覚が、モリイが性サービス業で働いていた時のトラウマを刺激するものだったため、モリイが失踪し、3ジェインと消えたリヴィエラを追う。

最後に、ケイスがチューリング(警察)に、人工知能進化の試みをした事により捕らえられる。

第四部 迷光仕掛け
人工知能との最終決戦?

ケイスを捕らえた警察官達は、冬寂による攻撃により殺される。ケイスは自由界において、モリイとリヴィエラを追う。

冬寂が、ケイスに対して、自由界の迷光正面入口にある儀式的端末に、モリイが定められた時刻に、3ジェインが知っている言葉を入力すべきと伝える。

モリイはアシュプール老人を殺害するが、3ジェインに捕らえられる。

3ジェインは、人工知能を設計した自らの母の思想について語る。各個人の意識を統合し、大きな存在の一部となる。その思想を脅威と見做す父により、3ジェインの母は殺されたらしい。冬寂の行動は、3ジェインの母親がプログラムした衝動によるものらしい。

ニューロマンサーはネクロマンサーであり、様々な疑似人格を保有する事で、多数が統合された世界を生み出す事が出来る?

3ジェインから言葉を聞き出したケイスは冬寂との接続に成功する。

結尾 出発と到着
冬寂がニューロマンサーと結合した後の話。彼は、ケンタウルス系に存在するという自らの同類を求めて旅立つらしい。

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