火星年代記〔新版〕

読んだ本の感想。

レイ・ブラッドベリ著。2010年7月15日 発行。



週刊東洋経済 2016.9.17の特集『IOT発進!』で紹介されていた本。

これは、IOTに関連する小説ではないと思う。週刊東洋経済に書かれていた「60年前に描かれたスマートホーム」とは、「ニ0五七年 八月 優しく雨ぞ降りしきる」での機械仕掛けの家で火事が起きても機械が動き続ける様の事かな?

IOTは関係無い。

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1950年に出版された旧版では火星に地球からの探査船が到達するのを1999年としているのを、新盤では2030年にしている。復刊にあたって年号を31年ずつ後ろ倒しにしたらしい。

その結果、色々と矛盾が生じている。旧版では、第三探検隊が火星に到達するのは2000年だ。その際に火星人の精神攻撃によって1956年の幻影を見せられる。

それを2031年の話としてしまったため、火星調査隊の隊長が1956年の様相を知っている事に無理が生じ、隊長の年齢を80歳として若返りの施術を受けている事にしてしまった。

これは旧版には無かった設定だと思う。

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最初は、褐色の肌と金色の目をした火星人と地球人の交流を描く話を書きたかったが、話が膨らまなかったので火星人を水疱瘡で全滅させ、地球人が火星を開拓する話も膨らまなかったので核戦争等で火星植民地が荒廃する事にしてしまったのだと思う。

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「火の玉」は、キリスト教の神父と、火星の精神生命体が遭遇する話。

「自由意志」がキリスト教の概念であり、『魂』に由来している。自由意志は必然的に『罪』を伴うが、それは『肉体』に付随するものであり、『魂』に帰属する『自由意志』とは対置される。

そのため、魂のみとなった存在に祈りは必要無い。

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