バフェットとグレアムとぼく

読んだ本の感想。

アリャアン・ダルミア著。2011年9月29日 初版。



インド人の書いた株式投資指南書。

以下の自分に関する考察。

①能力の輪
自分の理解していない分野に資金を出さない。
②自分の状況
年齢や資金量、余裕時間の量によって投資配分は変わる。
③気質
自らの気質、強味、弱味、好き嫌いを理解する。

安全余裕枠:
株式の購入価格が、慎重な投資家の考える公正な価格よりも低い事。

○EBITDA
利払い前・税引き前・減価償却前・その他の償却前の利益。ビジネスの中核事業から生み出される利益。

○ROCE
使用総資本利益率。借金と資本金を使用して儲けた度合い。ROEが高い会社の場合、借入費用が低いだけの場合があり得るとする。

財務諸表を分析する事による以下の観点。

・利益が出易い業界か
・企業業績
・成長見通し
・現在、将来の問題
・顧客からの評価
・価格決定力
・不況への耐性
・経営陣の能力

予算を達成している頻度や一時的な会計項目、特別費用の多さ、ストックオプションの行使価格を低く変更しているか等。

著者が記述したインドにおける割安株投資の例。

○ユニテック
不動産会社。2003円後半に時価総額5000万ドル、株価収益率4倍、負債資本比率0.8だった。土地の価格上限規制等によって簿価が過小評価されており、その後の5年間で株価は200倍になったとする。

○HTMTソリューションズ
インド国外向けの国際コールセンター事業。2008年末時点で過去5年間に47%成長し、営業利益率41%、ほぼ無借金で時価総額は手持ち現金以下だった。

○ノイダ有料橋会社
デリーと郊外のノイダを結ぶ高架道路を運営。2009年では、毎日の自動車交通量は10万1000台で、過去5年間に年率25%の交通量の伸びを示し、売り上げ1500万ドル、営業利益率75%、株価収益率9倍。交通処理能力の45%で稼働し、それを超える分は全て利益となる収益構造。

***********

予測は難しいとする。100ドルの利益を出している会社が、年率15%で成長するとする。15年間で会社の利益は約815ドルになる。しかし、成長率が年率12%とすると、15年間で利益は約550ドルになる。成長率が僅かに低いだけで、利益は33%も少なくなる。
仮に年率15%の前提で、株価収益率20倍で考えると一株は1万6300ドルになる。年率12%の前提で株価収益率15倍とすると一株は8250ドルになる。僅かの違いで株価は半分になる。

⇒すべての小さい要素を正確に把握する事は出来ないため、予測を信用してはならない。

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以下の観点

①ブランド
以下がインドにおけるブランドの例。

○タタ・ティー
ブランド紅茶の販売会社。ROCEは2001年の10%台から2010年?には30%の水準になり、株価は7倍になった。

○ピティライト・インダストリーズ
接着剤のブランド「フェビコル」を作る。インドにおける市場占有率は75%。

○ホーキンス
台所用品事業。北インドで40%のマーケットシェアを握り、同業のプレステージ社との寡占状態になっている。

○パンジャブ国立銀行
765都市に5000以上の支店がある。目立たないが高いブランドを持つ?

②低費用
低費用での持続的操業が可能である事。

③独占
以下は、インドにおける独占の例。

○タイムズ・オブ・インディア
1980年代初期には年間利益50万ドルだったが、2010年?には年間利益1億2500万ドルとなっている。新聞を読む習慣はすぐには変わらず、地域における有名新聞社は独占事業のようなもの。

○インドラプラスタガス
ニューデリーの公営バスとタクシーに圧縮天然ガスを供給する唯一の会社。製品価格やインフラ共有による独占的ポジジョン。

④感動的サービス
顧客を感動させる事が事が出来る会社。

以下は、著者の記述した株式市場における非効率。

2007年から2010年にかけてインドにおけるインフラ事業関連会社の株価が大きく値下がりし、消費財関連会社の株価が上昇した。ほとんどのインフラ事業関連会社の株価収益率は高く、使用総資本利益率は低かった = 成長率の過大評価。

逆に消費財関連会社は高い使用総資本利益率にも関わらず、市場では不人気であったとする。

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