サイコパス 秘められた能力

読んだ本の感想。

ケヴィン・ダットン著。2013年4月25日 第1刷発行。



サイコパス(精神病質)的資質を持つ人間は、推定で人口の1.2%程度を占めるとする。進化の過程で必要とされた能力?

サイコパス(精神病質)である事の利点。自信、カリスマ性、非情、集中力等の能力は、適切な場面で用いられれば大きな力になるのかもしれない。企業経営者や投資家にはサイコパスが多いのか?

以下は、Wikipediaの「精神病質」の記事へのリンク。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%85%E8%B3%AA

1 サソリのひと刺し
【カナダ ブロッグ大学の実験】
心理学者 アンジェラ・ブックの研究チームが2009年に行った実験。

サイコパシー自己評価尺度を被験者に行い、サイコパシー傾向が高いグループとサイコパシー傾向が低いグループを分ける。次に、別の参加者が歩く場面をビデオに見せる。すると、サイコパシー自己評価尺度で高得点を出した人間は、歩き方を見ただけで過去の犯罪被害経験有無を見分ける事が出来た。

カリフォルニア大学 精神医学教授 リード・メロイが、刑事裁判と精神衛生の専門家450人を対象にインタビューを行ったところ、暴力的犯罪者との対面で、鳥肌が立つような身体的反応を経験した専門家は全体の3/4ほどだった(男性71%、女性84%)。

進化の観点から考えると、暴力に抵抗感を覚えない人々は有能な狩人だったのかもしれないし、敵対する部族と戦う戦士だったのかもしれない。そうした人々が平和な状況では同胞に暴力行為を行う可能性。

サイコパスに対する不快な身体的反応は、そうした人々を見抜くために身に付けた進化上の能力であるのかもしれない。

以下の二つの脳領域について。

①前頭前皮質、後頭頂皮質
客観的経験、推論や合理的思考を司る。
②偏桃体
感情中枢を担当。

サイコパスにおいては、上記②の活性度合いが弱く、感情に惑わされずに判断するとしている。

【サリー大学の実験】
サリー大学 ベリンダ・ボード、カタリナ・フリッツォンが2005年に実施した調査。

企業指導者に必要な人物の人格調査を実施。企業経営者、精神疾患者、犯罪者の3グループに心理的プロファイリングを行う。その結果、サイコパス的特性(表面的魅力、自己中心性、説得力、共感欠如、独立心、一点集中力、etc)は、犯罪者よりも企業経営者に良く見られた。

犯罪者の方が衝動性が高い傾向があり、サイコパス的特性自体は社会的成功の障害とはならない。

<二種類の虐待者>
『夫が妻に暴力をふるうとき』(ニール・ジェイコブソン、ジョン・ゴットマン著)では、虐待者には以下の二種類があるとしている。

①コブラ
冷静で優越感を抱いており、良心の呵責を感じない。
②ピットブル
情緒不安定で被害者を装い、ある程度の罪悪感を示す。

【ストーニ・ブルック大学の実験】
認知神経科学者 リリアン・ムジカ=パローディが2009年に行った実験。

スカイダイビングを初めて経験する人間が急降下する時の脇の汗を採取する。採取した汗を被験者グループに嗅がせて脳状態を計測すると、被験者の恐怖を司る領域(偏桃体、視床下部)が活性化する。

さらに、顔写真を見て、脅かしている顔を当てる感情認識テストでは、汗を嗅いだ被験者は、そうでない被験者と比較して正答率が43%高かった。

著者が実験をアレンジして、ギャンブルをしている被験者グループ(サイコパス含む)に恐怖を感じている人間の汗を嗅がせると、非サイコパスな被験者は慎重になり賭ける率が低くなったが、サイコパスは平気だった。

2 サイコパスとは何者なのか
以下は、人格調査の歴史。

1936年?に米国の心理学者ゴードン・オールポートが、性格に関連する重要な表現は全て言語化可能という「名辞仮説」に沿って、「ウェブスター新国際英語辞典」の人格に関する形容詞約1万8000語から、一時的な特性に関連する単語を取り除き、約4500語を見つけた。

1946年にイリノイ大学 レイモンド・キャッテルが、オールポートのリストを入手し、同義語を取り除いて171語にし、171語を使用して評価尺度を作成。そこから人格局面という35の主要特性グループで構成される人格構造を作成。その後の10年で、16の陰士に絞った。

1961年に米国空軍の研究者 アーネスト・テュープス、レイモンド・クリスタルがキャッテルの特性を頻度の高い5因子に絞り込んだ。①高潮性(ポジティブで感情が高い傾向)②協調性③信頼性④情緒安定性⑤教養。

その後、米国立衛生研究所 ポール・コスタ、ロバート・マクレーの研究により、標準化された人格テスト(NEO人格目録)が開発される。OCEAN:経験に対する開放性/知性(Openness to Experience)、誠実性(Conscientiousness)、外向性(Extraversion)、協調性(Agreableness)、神経症的傾向(Neuroticism)が人格のゲノムを構成するとする。

サイコパスは、上記のNEO人格目録では誠実性、協調性の採点は低いが、神経症的傾向(不安、意気消沈、傷つき易い)の低さと高い外向性(自己主張の強さ)、開放性(行動)が結び付くとカリスマ性を生むとする。

2010年にスコット・リリエンフィルドが、歴代の米国大統領全員の伝記執筆者へのインタビュー結果を分析すると、ジョン・F・ケネディとビル・クリントンを筆頭に、何人もの米国大統領が顕著なサイコパス的特性を示したとする。セオドア・ルーズヴェルト、フランクリン・ルーズヴェルトも同じ特性を示した。

以下のWebサイトに、そのリストが掲載されているらしい。

http://www.kevindutton.co.uk/

1980年にロバート・ヘアがサイコパシーを見つけるための最初のチェックリスト(PCL-R)を発表。20項目の設問、40点満点からなる。ほとんどの人間は2点前後で、27.6点がサイコパス入門レベルとする。

以下の4つの主要次元。

①対人面
表面的魅力、過大な自己評価、病的な嘘、他人を騙す
②情動面
罪悪感が無い、情動が希薄、冷淡、無責任
③生活様式
退屈し易い、寄生的生活様式、長期的目標欠如、衝動性
④反社会的
暴走し易い、幼児期の問題行動、少年非行

ロバート・ヘアによると、刑務所の入所者の80%~85%は反社会性人格障害であり、サイコパスの比率は20%とする。そして、殺人や連続強姦の約50%がサイコパスによるものとし、サイコパスの一年以内再犯率は他の囚人の3倍以上としている。

反社会性人格障害者の1/4がサイコパスの可能性があり、サイコパス全員が反社会性人格障害の兆候を示すとする。

人格テストの結果では、成功しているサイコパスも犯罪者であるサイコパスも類似している。

反社会的行為に側面を当てた人格テストが作成され、サイコパス的人格目録(PPI)となる。187の設問で構成される。①自己中心的衝動性②恐怖心無き支配③冷淡性

これらによって、以下を測定するとする。

・マキャベリ的自己中心性
・衝動的不服従
・責任の外在化
・無頓着な計画性
・恐怖心の欠如
・社会的影響力
・ストレス耐性
・冷淡性

ウィスコンシン大学 ジョセフ・ニューマンの意見として、サイコパスは感情面の視野狭窄によって他者の苦痛に無頓着になる事が出来るからであるとする。
PCR-Lの得点が28点~30点以上の人間は、ストループ干渉の影響を受け難いとする。

心理実験として、サイコパスの被験者にスクリーン上の一続きの文字を見せ、赤い数字が表示されると電気ショックが流れると伝える。電気ショックが流れる可能性から注意が逸れるように、表示される文字が大文字か小文字か答えるように指示されると、サイコパスに不安な様子は見られないが、表示される文字の色を答えるように指示すると非サイコパスの人間よりも不安を感じるようになる。

⇒サイコパスは恐怖心を感じないのでなく、何か集中している時に感情的視野狭窄に陥り、感情に鈍感になるという意見。

3 闇に潜む光
1952年に社会学者ウィリアム・H・ホワイトは「集団思考」という言葉で、集団が外部の影響から切り離され、規範的に正しい立場に収斂し、集団全体が批判に対して鈍感になる仕組みを概念化した。

外部の反対意見に無関心になり、集団内部の意見相違を嫌うようになる。

心理学者アーヴィング・ジャニスによると、集団思考の過程を「集団内部の合意を求めるあまり、代替案を評価出来ない思考様式」と説明する。

群れの中で、自分も皆と同じであるという安全地帯の感覚。

コンピューター・プログラムで利得をダーウィン適応度(個体の適応度合いを数値化。生殖年齢に達する子供をどれだけ残したかで示す)に変換してシミュレートすると、常にサイコパス的に振る舞う人間の比率は、現実の比率と同様の1.2%前後で均衡状態になるとする(子孫が先祖と全く同じ戦略を採用すると仮定)。

サイコパスが最後通牒ゲーム(利益の分け方を見る)を行うと、非サイコパスの人間は利益を折半しようとする傾向があるが、サイコパスは単純な経済的効用を好むとする。さらに、不公平な提案をされた場合でもサイコパスは動じない(皮膚電位の測定結果から推測)。

こうした傾向は弱味でもあり、人間は進んでリスクを負う人間を重視するとする。チンパンジーの雄同士は寛大さを競い、下位のメンバーに自発的思いやりを示すとする。優位にあるチンパンジーが分け与える事で自らの地位を主張する。

同じ人間と継続的に交流していくのであれば、サイコパス的行動は不利になり、寛大に行動するメンバーが大量に存在する事がサイコパスが成功するための前提となる?

4 人生で成功するヒント
サイコパス的特性を持つ人間が、社会の一定階層で成功出来る事。性的な関係にある人間が多く、短期間の交際を好む。

【スタンフォード大学等の実験】
2005年に、健常者と感情を司る脳領域(偏桃体、眼窩前頭皮質、右島皮質)に損傷がある患者を被験者にしてギャンブルゲームを行った。当初は20ドルを持っており、1ドルを賭けて、コイン投げで裏表を的中させるゲームに参加出来る。勝てば2ドル50セント受け取り、負ければ1ドル没収。

健常者の被験者は、ゲームが進むに連れて守りに入るようになり、脳領域に損傷がある被験者は賭け続けた。結果として、賭け続けた被験者の方が大幅に儲かった。

感情機能に損傷がある人間の方が優れた金銭感覚を示した例。

【カリフォルニア工科大学の実験】
2011年?に経済学者 ケアリー・フリードマンが被験者に25ドルを渡してから、経済的ジレンマを突き付けた。戦士の遺伝子―変異したモノアミン酸化酵素A遺伝子の持主が最も最適な選択を続けた。

2009年に発表されたエディンバラ大学 ドミニク・ジョンソンの研究では、モノアミン酸化酵素A遺伝子を持っている人間が攻撃的なのは挑発された場合で、明白な衝動性は無いとした。

【ニューメキシコ大学の実験】
心理学研究院 エヤル・アロハニが2011年に実施した調査。

全米の中程度の刑務所に収容されている約300人の受刑者に質問票を送り、サイコパシー度で犯罪成功率が予測可能とした。ただし、サイコパシー度が非常に高い場合は、非常に低い場合と同じくらいに成功率が低い。

【心理学者 スティーヴン・ポーターの実験】
被験者に様々な感情を呼び起こす一連の写真を見せて、それぞれの写真に対して嘘の反応をさせた。被験者の様子を一秒間の30コマの速度で録画してチェックすると、嘘のケースで「微表情」と呼ばれる一瞬の表情を見分ける事が出来た。純粋な感情のひらめき。サイコパスの被験者の方が表情を偽る事が上手く、また、他人の僅かな表象を読み取る事が得意とした。

ドイツ チュービンゲン大学の認知神経科学者 アーメド・カリムの実験では、経頭蓋磁気刺激法によって倫理的意思決定に関連する脳領域である前頭前皮質前部を刺激して活動を阻害したところ、刺激された被験者は虚偽が上手くなった。

サイコパスは前頭前皮質前部の灰白質が少なく、鉤状束(前頭前皮質と偏桃体を繋ぐ軸索)の強度が低いらしい。倫理的痛みに鈍感である反面、葛藤に耐性がある?

【南カリフォリニア大学の実験】
心理学者 エイドリアン・レインの研究。
サイコパスと非サイコパスの学習課題での成績を比較すると、間違えた場合に電気ショックを与える実験ではサイコパスの方が成績が悪い。しかし、正解した場合に金銭的見返りを用意すると、サイコパスの方が成績が良くなる傾向がある。

獲得出来る報酬がある場合に、リスクを厭わずに挑戦する傾向?

【ヴァンダービルド大学の実験】
サイコパス特有の捕食性の瞬きしない一点集中力の調査。

サイコパス特質の高い被験者にアンフェタミンを投与すると、刺激に対するドーパミンの分泌量が通常の4倍近く多かった。さらに、金銭的見返りを提示すると、ドーパミン報酬系の一部である側坐核がサイコパス度の低い被験者よりも遥かに活性化した。

利益に強く反応するために、リスクや不安に鈍感である可能性。

サイコパス特性の強い殺人犯は、証言の中で「だから」、「ので」、「ため」という接続詞を使用する頻度が高く、特定目的を達成するために「せざるを得なかった」という含みがある?犯行当日に食べた物を詳しく語りがちでもあり、原始的な狩猟の名残があるのかもしれない。

こうした特性がビジネス志向と結び付くと、有能な企業経営者となるのかもしれない。

【ベース・イスラエル医療センターの調査】
シャーリー・フェクトーによる研究。
サイコパス特性の高い被験者の体性感覚皮質(体の感覚を処理して規制する脳領域)を磁気刺激する。他人が痛めつけられるのを見ると、自らの体性感覚皮質の興奮が一時的に低下する傾向がある。
サイコパス特性が高い被験者(特に共感に直結する冷淡性の得点が高いグループ)は、磁気刺激に対する反応低下が激しく、他人の感情に敏感である事を示唆した。

感情認知ではなく、知覚と感情が分断されている事に問題があり、感情を知覚的に理解する事と、実際に感じる事が繋がっていないとする。

別の実験では、感情認知の課題において偏桃体ではなく、視覚皮質、背外側前頭前皮質が活発化しており、感情認知においては知覚と認識に関連する領域に頼っているとする。

サイコパシー特性は状況に応じて評価が変わる。適度なサイコパスは社会的に成功出来る。臨機応変が大切。

5 サイコパスに「変身」する
社会的なサイコパス傾向について。

『人間の本質であるより善き天使』(スティーヴン・ピンカー著)では、社会はより安全になっているとする。人類の文化的、心理的成熟。11世紀~12世紀に始まり、17世紀~18世紀に成熟。感情を抑制し、他者に配慮する傾向。名誉を重んじる文化(復讐する)から品位を重んじる文化(感情を抑制する)への転換。

品位の理念は、貴族が悪党と一線を引くために指示されたもので、それが上流階級やブルジョワ、一般人へと波及した?

暴力的傾向が弱まっても、社会的サイコパス傾向は強まっている。

ミシガン大学 サラ・コンラスの研究によると、大学生1万4000人の自己評価による共感度は1979年から着実に低下しているとする(2010年?時点で1980年より約40%低い?)。

サンディエゴ州立大学 ジーン・トウェンジによると、同期間に学生の自己申告による自己愛度は急上昇しているとする。

【ワシントン大学動的認知研究所の研究】
ジェフリー・ザックスが2009年?に行った実験。
物語を読んでいる被験者の脳活動を測定。登場人物の位置の変化は側頭葉の方向定位と空間認識に関連する脳領域を活性化させ、登場人物が扱う物に関する変化は前頭葉の握る動きを司る領域を活性化させたとする。

登場人物の目標が変化すると、順序に関する知識や計画的で意図的な行動の構築に関係する前頭前皮質の領域が活性化する。

想像する事と現実に実行する事は脳内では変わらない。物語で発生している事を脳内でシミュレートする。

インターネット上の仮想空間における物語が人々の脳に影響している可能性?

遺伝的影響と自由意志の話も記述されている。

1980年代にスウェーデンで行われた研究。19世紀前半にスウェーデン北部のエーバルカーリクス地方で不作が豊作の年を挟んで続いた。全国の医療記録と照合すると、思春期直前の時期(9歳~12歳)が飢饉の時期に重なった男性の子孫は循環器疾患で死亡するリスクが少なく、豊作期に思春期直前の時期を迎えた男性の子孫は糖尿病関連の病気で死亡するリスクが増していた。

⇒世代を超えて遺伝的影響が発生する可能性。現代では、企業経営者等にサイコパス的要素が多い人間が多いとし、サイコパスは進化の次の段階という意見もある?

【著者の実験】
著者が自らを実験台にする。磁気刺激によって脳内の倫理を司る領域(偏桃体等)の活動を抑制する。自己肯定感等を感じたとする。この辺りの記述は良く分からなかった。

6 七つの決定的勝因
以下は、著者が行った英国でのサイコパス職業調査の結果?

○サイコパス度が高い職業
1.企業経営者
2.弁護士
3.報道関係者
4.セールス
5.外科医
6.ジャーナリスト
7.警察官
8.聖職者
9.シェフ
10.公務員

○サイコパス度が低い職業
1.介護士
2.看護師
3.療法士
4.職人
5.美容師
6.事前活動家
7.教師
8.クリエイティブアーティスト
9.内科医
10.会計士

魅力、一点集中、非情というサイコパスの目立つ特質は効果的な問題解決にも有効であるのかもしれない。以下の7つの能力。

①非情
②魅力
③一点集中
④精神の強靭さ
⑤恐怖心の欠如
⑥マインドフルネス
→評価や価値判断を加えずに、対象に注意を向ける事。冷静を保ったまま混乱状態に対処可能とする。
⑦行動力

7 正気を超える正気
聖パウロがサイコパスであったという説。非情で恐怖心が欠如し、衝動的でカリスマ性を持った。自分の安全に無頓着であったからこそ、危険な布教活動を行う事が出来たとする。

各地を転々とする生活はサイコパス的人格の主要な特徴とする。

サイコパスの感情に惑わされずに一点集中する能力は強力な武器になり得る。スポーツにおけるフロー状態にある人間の脳では、前帯状皮質(失敗を検知し葛藤を監視する領域)の活動が低下する。注意力が向上して、無関係な情報が抑制される事を示す。

以下の2つのジレンマをサイコパスに提示する。

①高葛藤
自分の保身のために他人を見殺しにする。

②低葛藤
他人に嫌がらせするために、少し気分が悪くなるだけの薬物を飲ませる。

サイコパスは、高葛藤なジレンマにおいては功利主義的判断を短時間で決定する事が出来る。しかし、低葛藤なジレンマにおいては、薬物を飲ませる事を却下する傾向があった。

大きな利害が絡み、追い詰められている状態ではサイコパスは非情になるが、大きな利害が絡まない場合には非サイコパスと大差が無いとする。

脳波計を使用した研究では、サイコパスは災いの前兆を察知すると、左脳前頭前野が大幅に活性化するとする。これはヒマラヤ高地の高僧が瞑想状態にある時と似た状態であるらしい。

西洋のサイコパス的精神構造と、東洋の超越的精神構造には共通点があるとする。無欲、無執着、解放の境地。

カリフォルニア大学 ポール・エクマンがチベット僧に表情処理テストをや恐怖心を抑制するテストを行ったところ、サイコパスであるかのような結果になったのだとか。

【マクォーリー大学の実験】
メメット・マームートの実験。

被験者が、通りすがりの人間を助けるか確かめる実験。以下の3パターン。

①話しかけて助けを求める
②目前で大量の荷物を落とす
③腕を骨折している人間がボトルを開けようとしている

上記①では非サイコパスの方が協力的であり、上記②では大差が無い。そして上記③ではサイコパスの方が協力的となる。サイコパスは他者の弱味を敏感に察知するとしている。そのため、直接は助けを求めない人間を助ける?

自己中心的衝動性の低いサイコパスはヒーローに成り得るかもしれない。集団に流されない特性は現実的判断の基盤となる?

1980年代にエモリー大学 アルフレッド・ハイルブランが行った研究では、サイコパスを以下の2種類に分ける。

①衝動を抑制出来ず知能が低く共感が乏しい
②衝動を抑制し知能が高く共感し易い

最も共感性の高いサイコパスは、過激な暴力経歴を持つサイコパスだった。他者の苦痛が快感になるため、共感が大きいほど快感も大きい?

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