物語を描けない事

今日は体調が良いと思う。

以下、考えている事を適当に書く。

①弱者の恋愛観について
身体障害者の同僚がアイドルに嵌っている。

写真撮影や握手会等。

身体を上手く洗えずに体臭が漂う人間にも親切にしてくれるのだそうだ。

周囲の知り合いのアイドル好きを見渡すと、高齢者が多いように思う。

そうした人達の話を聞くと、誰かを応援し、感謝される事が嬉しいのだそうだ。

自分に、誰かを好きになったり、他人から承認されたい欲求がある事が堪らなく嫌な時がある。生きていれば、どのような人間も弱く醜くなっていく。それでも他人から好かれたいと思うのは辛い。

自らの承認欲求と向き合う方法が分からないでいる。誰からも好かれない人間。

②読んだ本からのコピペ。
『ずっとあなたが好きでした』(歌野晶午著)P49:
結婚して時間が経つと、愛は深まったが、恋が冷めた。この人を抱きしめたい、口づけしたいという気持ちがまったく湧かなくなった。それでいて、女性を抱きしめたい、口づけしたいという欲望はしっかりとあり、彼は外の世界に目を向けることになった。

『ずっとあなたが好きでした』(歌野晶午著)P58:
たいした価値はないんです。仕事も、人脈も、遊びも。この歳になって一番大切なのは家族なんです。なのに私は、その家族に捨てられてしまいました。一番大切なものを失ってしまったんです。この歳になって独りぼっちになってしまった。この孤独は、仕事や趣味では埋められません。自分は何のために生きているのか?張り合いも希望もなくなりました。日々寝起きしているだけで苦痛です。

『女王暗殺』(浦賀和宏著)P154:
論理的な推理小説を書くのは作家にとって重労働です。何しろ、齢を取るごとに脳細胞は死んでいきますからね。本格ミステリを得意とする作家も、真の意味で本格と呼べるのは若い頃の代表作だけです。齢を取ると、論理よりも人生経験の厚みを武器にした、文学として成熟した小説を書くようになる。商売でやっているのだから、脳細胞が減ってロジック重視の小説は書けません、なんて泣き言は言えない訳だ。
(中略)
クイーンは本格ミステリに固執したが、しかし作品はキリスト教を背景にした重厚なものになり、本格ミステリ要素と言えばダイイング・メッセージの趣向だけが目に付くようになる。

『女王暗殺』(浦賀和宏著)P285~P286:
三十を前にした未婚の女が焦り始めるのも近藤は知っている。高齢になると出産には危険が伴うからだろうか。それとも世間の圧力のせいだろうか。
 男もいずれ焦る日がやってくるのだ。松前はまだ若いし、養う家族もいないから良いだろう。だが人間四十に差し掛かれば、終始他人と自分の人生を比較し、他人に嫉妬し、または他人を見下して生きる人生が始まるものだ。

③物語を描けない事
社会全般に大きな変化が発生していると思う。

因果関係や世界観が重要視されなくなっている。事実が、過去から積み上げられたものでなく、現在の刺激から再構成されたものになりつつある。

『物語』というものについて考えている。

それは、個々人の記憶を扱い易いように貯蔵する手段であったと思う。

やがて、それは多数の人間が共有出来る文化となり、多くの人間が同一の物語を共有する事になる。それは常識であるし、法律であるし、慣行である。

そうした構造に抜本的な変化が発生している。

徐々にではあるが、他人と共有出来る物語でなく、自らの内面を投影した世界観が侵食しつつある。それは社会の分裂であるのかもしれないし、解放であるのかもしれない。

他人と共有出来ない『物語』を個々人が保有する事になる。自らの欲求に外部世界が追従する事を当然のように感じる。

大発見だ。

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