何冊か本を読んだ

何冊か本を読んだ。

どれも買わなくて良かった。

物語を読んでいると、作者の理論を感じる時と、作者の心象風景を推測出来る時がある。

自らの内面を模写するような物語は、読んでいて苦しい。

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『蒼空時雨』、『初恋彗星』(綾崎隼著):
舞原という名字の人間が沢山出てくる。著者は、不変の愛情を書きたいのかなと感じた。相手がどのようになろうと変わらない愛情を追求していくと、相手の「名前」を好きになる事になるのかもしれない。外見も内面も変化していくから、変化しないのは個人名くらいのものだ。

『ホーンテッド・キャンパス』(櫛木理字著):
読んでいて思ったのは、不細工なのはそれほどに悪い事なのかという事だった。「第五章 秋の夜長とウイジャ盤」は美少女に憑依する不細工少女の話。根本的な解決になっていないと思った。一時的に退散させても、再度の憑依が発生するだけではないか?成仏してないんじゃないの?作者が主人公側に感情移入しようとした結果、負の側面を体現する人物が必要になったように思えた。

『空ろの箱と零のマリア2~6』(御影瑛路著):
閉じ込められた環境での殺し合いの話という事で読んでみた。第1巻と最終巻が無かったので、2巻~6巻を流し読み。買わなくて良かった。多分、作者はもっと軽くて分かり易い物語を作りたかったのだと思う。賢い人間を描写しようとした結果、良く分からない話になっている?どのような物語であったのか流れが分からなかった。破綻している。

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『空ろの箱と零のマリア』に人類の倫理観を高める試みというのが記述されていた。物語はつまらなかったけど、思考サンプルとしては有益に思える。

以下のような流れであるらしい。こうした発想は、どのように成立するのだろう。

・犯罪者を見つける
   ↓
・超能力で酷い目に合わせる
   ↓
・多くの人間が罪を犯すと罰せられる事を意識する
   ↓
・世界は平和になる

現実には、そうならないと思う。

「論理的思考」を追求していくとこのような発想が生まれるのかもしれない。一定数の人間に見られる思考パターンだ。

********************

僕は、生きて社会と関わるだけで犯罪者となっているのかもしれない。

生まれた時から、僕は以下のように質問されてきたと思う。

「どうしてそんなに気持ち悪いの?」

それは戸惑いであり、僕を矯正しようという試みだ。僕を認識するだけで、不快感を覚えるらしい。彼等の被った苦痛に意味を付与し、彼等の被害を和らげろという命令だ。

回答は、彼らの信念体系に合致した意見であるように暗に要求されている。僕が存在する事による無秩序を緩和し、世界への信頼を回復させなくてはならないらしい。僕はそのように感じている。

多くの人間が納得出来る回答は、以下のようなものだと思う。

「僕は、自分の事が可愛くて可愛くて仕方がない怠け者なんです。自己愛の権化であり、周囲の人間の迷惑を何も考えていないから、このようになるのです」

社会人になってからも、僕はこうした言葉を発しなくてはならない。それは、明確な誤りであり、僕の行動予測や問題解決の役には立たないが、多くの人間はこのように言わなくては思考を止められないようだ。

発達障害に関する本を読んだり、有識者の話を聞く事は、世界に関する認識を改めて、自らが問題解決のために行動出来る事を知る契機だけど、それは手軽な方法ではないから忌避される?

『空ろの箱と零のマリア』 の中で、犯罪者が処罰される場面を見て、そのように思った。自らが何の罪を犯したのか理解出来ない事を責められるが、僕の生活も似たようなものだ。

周囲の人間に不快感を与える事を意識していないから、気持ち悪くなる。だから罰を与えなくてはならない。改善されないと言う事は、自らの異常性に気付いていないという事だから、さらに罰しなくてはならない。そうした考えなのかもしれない。

発達障害について説明すると、僕を罰する事が無意味であり、より有効な解決策が存在する事になる。それが大変に不評だ。

「自分は発達障害者だと思って努力をしなくなる」

「アルコール中毒の人間が、自分はアルコール中毒ではないと思えば、症状が緩和するんですか?」

こうした言葉が屁理屈としてしか伝わらない。僕が加害者であるという事は、多くの人間の信念体系と合致するのかもしれない。

長々と愚痴を書いてしまった。

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