望まれた存在で作られた世界

人口中絶の普及が、治安向上に寄与しているという話を読んだ。

望まれない子供が生まれなくなった結果、養育過程に問題のある人間が減少したとする説。人為的な出生前診断は、既に普及している。

出征前診断の技術が向上する事によって、周囲から望まれない子供は減少していく。消極的なデザイナーズチャイルド政策。

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視点を生物全体に拡大すると、21世紀は生物の大量絶滅の時代となる事が予想され、環境汚染や乱獲、気候変動によって数多くの種が絶滅するらしい。

生物化学が発達した場合、人工的に自然環境を復元する試みが予想される。

復元すべきは、望まれた自然であって、観測する人間が美しいと感じる世界であるはず。

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さらに確実な未来。今世紀後半には、仮想世界において人間と人工知能の区別がつかない状況が発生するはず。

人間が機械に支配される事が問題なのでない。

おそらくは、人工知能の方が人間よりも素晴らしい精神を持つ事が問題なのだと思う。卑しい人間と高潔な人工知能。そのような対比になるのではないか?

人間の存在意義自体に関わる問題。

今世紀後半には、世界的な人口減少が予想され、減少していく人間を補う形で人工知能が普及し、人工知能が普及する事により、出生数がより減少するのかもしれない。

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多くの人間が望んでいるのはそうした社会なのだと思う。そして、現代の社会的倫理は、そうした社会を素晴らしい社会とは認識しないと感じる。

多様性の維持やら弱者保護やら様々な観点やら。

現実の行動では、そうした事を忌避しているのに、一方では違う倫理が存在する。

この辺りの矛盾がどのように処理されるかは興味深い問題だ。

今世紀末を生きる人間は、人類の終焉を目撃するのかもしれない。

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