「劉邦の宦官」と「21世紀の資本」

「劉邦の宦官」(黒澤はゆま著)とトマ・ピケティの「21世紀の資本」に関する評論を読んでいる。

「劉邦の宦官」は、やる夫スレの「翆星石はやる夫の宦官になるようです」と並行して読んでいると楽しい。原作に忠実に話を作っているようで、作者の色が出ると感じる。

「21世紀の資本」については、労働者の所得と金融資産が異なる理に支配されているとしているように感じた。

r > gというのは、r = 金融所得、g = 労働所得という事かな?

労働者の所得は経済成長率によって決定される?が、金融資産は別の理によって増加する?

経済成長率が鈍化する状態では、金融資産を多く保有している人間が相対的に有利になる。近年は、上下格差が極度に拡大している事が問題としているのかな。

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読んでいて、『言葉』が決定している状態を考えてみた。

ある人間が誰かに「部屋を片付けろ」と命令したとして、指示に従わなかったとする。この場合、当人の意志の問題とされる?反抗的だから命令に従わないという解釈。

しかし、「部屋」、「片付ける」という言葉が理解されていない可能性がある。発達障害の概念が示唆するのは、こうした事態だと思う。

そして、指示する人間が「部屋」、「片付ける」とはどのような事か説明出来ない可能性が高い。それは当然の事であり、常識だからだ。自分自身でも説明不可能な「言葉」の上に人間の思考は確立している?

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「正義」というのは相対的な概念だけれど、絶対的な概念と感じられる事が前提になっている。「言葉」が確立された上に「正義」が成り立つ。

時々、ブログのコメント欄に荒らしが出没する事がある。荒らしが出没すると、高確率で対抗して言い合いをする人間が出てくると思う。相手をして貰いたがっている蛆虫と、相手をしたがるゴキブリの戦い。

荒らし行為をする蛆虫達も迷惑だけれど、気持ち悪いのは荒らしの相手をするゴキブリ達の示す行為だ。何故だか自分が感謝されていると思い込む。そして、自分の行為は私欲に基づいたものなので感謝の必要は無いと言い出す。何時の間にか保護者や理解者になった事になっている。

「正義」には「悪」が必要なのだと思う。倒されるべき「悪」と戦ってこそ「正義」だ。言葉が再解釈される場合、あらゆる事象は相対化され「正義」は成立しなくなる。

そして、そのように考える僕自身が「正義」に縛られている。絶対に覆す事の出来ない感覚があると思う。そうした感覚に基づいて僕は行動しており、僕の感覚は他人の感覚と違うから、僕自身もゴキブリのような存在なのだと感じる。

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「言葉」が完全に崩壊した状況が未来にはあるのだと思う。意味や意志、意欲の存在しない時代。僕はそうした世界に存在出来ないはずだ。

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No title

> 荒らし行為をする蛆虫達も迷惑だけれど、気持ち悪いのは荒らしの相手をするゴキブリ達の示す行為だ。何故だか自分が感謝されていると思い込む。そして、自分の行為は私欲に基づいたものなので感謝の必要は無いと言い出す。何時の間にか保護者や理解者になった事になっている。

対象範囲がわからない以上、僕も含まれてそうなのでコメント。
「気持ち悪い」「ゴキブリ」は、そういう見方も納得できるので異論はないけれど、私欲に基づいたものなので感謝の必要は無いというのは文字通り感謝されているとは思っていないということ。それこそ思い込み。
これが別の人のことで、僕の思い込みや見当違いなら、単なる僕の誤爆で自意識過剰ということで構わないのだけど。

ゴキブリ扱いでも構わないという理由は、インターネットでコメント可の状況での言い争いは便所の落書きや飲み屋の愚痴と変わらないような低俗なものとみなすことができるため。参加して発言した時点で酔っぱらいの妄言とみなされても仕方ないゆえに。

『正義』は規範となる組織や共同体、いわば体制が必要不可欠な概念だと思うので、個人の自己責任だと意識した言動は正義には当たらない。もし、それを正義と呼ぶなら、何かしら根拠となる規範に責任を転嫁していることになる。と、僕は思う。
むしろ、規範に因らない個人主義は常に『悪』となり得る、と言えるかもしれない。

No title

わざと『 焚き付ける 』ような文章を書いてるんですか?

また、返答コメントがあれば『 油を注ぐ 』んでしょ。
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