デリダ

以下は、Wikipediaの「ジャック・デリダ」の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%80

「物語をどう語るべきか、私には全く分からない」

思い出を物語として語ると、思い出は不鮮明になり、他者に解釈を強要する事になる。

<現象学の影響>
根源的な意識は合理的証明の及ばない所にあり、直観だけが近付けるとする?本質的直観によって根本的な問題に到達可能?

1962年にフッサールは「幾何学の起源」を出版する。現象学に基づいて知識を構築する場合、個人的直観に基づいて知識を構築する事になる。それでは自らの直観に基づかない事象の真偽を把握不可能。自分の直観と他人の直観は異なると考えては、全ての意見が相対的になり、絶対的正義が存在しなくなる?

フッサールは、幾何学は相対主義に陥らない絶対的な真実を構築可能とした?幾何学の基本となる直線や点は疑念の余地が無い絶対的な真実として直観出来るとする?

デリダは、フッサールの幾何学の絶対性を誤っているとした?それは哲学自体の基盤に向けた疑念でもある。解決不能の矛盾。

フッサールは、幾何学の真理は、人間が直観する前から存在しており、既存の真理を人間が直観しただけとする?しかし、そのような真理は生きた経験に基づけないとデリダは考える?

人間が幾何学の真理を真理として受容するのは、人間が幾何学に論理を当て嵌めているからであり、幾何学の真理を直観に基づいて受容している訳ではない。

真理を直観に基づいて基礎付ける場合、解決不能な矛盾に直面する。有限な知性は有限な直観しか持たないのだから、自分が直観した真実が、本当に存在する真実と合致する保証は無い。

全ては相対主義に陥るため、絶対的真実を求める哲学は不可能になる。

***************

哲学的に人間の愚昧を証明しても、人間の知識は増加する。科学は因果関係、同一性、連続性等の概念に基づいて成立している。

絶対的真実を保証不可能であっても、幾何学的真実(例:三角形の内角の和は180度)は、絶対的真実として受容される。

<エクリチュール>
書く事、書かれた事。デリダの哲学は記述された文章を疑う事である?全ての文章には、形而上学的前提がある。思索に使用した言語の外側に到達不可能。言語には様々な前提や構造があり、思考を歪めてしまう。

事物の本質に含まれる真理ではなく、自らの言語に注目すべき?

言語は指し示す対象との本質的関係を持っていない。言葉に見出せるのは、対象との「差異」であり、言葉の意味は差異から生まれる。

文章によって現実を記述可能で、現実は論理によって特徴可能とすると、絶対的な真実を仮定しなくてはならない。さらに絶対的な真実は論理的であるとしなくてはならない。

実際には意識は論理以前の存在であり、人間は言葉という鏡を通じて世界を知っているに過ぎない。言葉を真とすると、実際に人間が知識を得る過程は論理や理性的推論の外側にあるので、真理の土台が崩されてしまう?

事実を論理的文章として記述すると、事実の大部分を捨象してしまう事になる。

<脱構築>
脱構築は、権威主義に抗う道具である。あらゆる構築に抗い、規範を疑う。それが脱構築である。

全ての言語は曖昧な言外の意味 = サブテキストに基づいている。それゆえに現実世界と完全に一致する事はない。文脈を成立させる習慣や前提を明らかにする。

ポスト構造主義では、全ての知識を文章として相対的に解釈可能とする?

フーコーは、知識には絶対的な前提条件 = 思考の台座 = エピステーメー = パラダイムがあるとした?それは各歴史的時期に特有な枠組みであり、人々が考える事は彼等の属する歴史的時期が決定する事になる。

デリダは、フーコーの方法論自体が近代的な理性という枠組みを使用しており、フーコー自体も理性に囚われているために自らが使用する言語の外側に立てないとする?

人間の考える事は言語の円環に縛り付けられており、質問は言語に従属して枠外に出る事は無い。

**************

現実は真理でも虚偽でもない。しかし、言葉が織り成された瞬間から、言葉によって紡がれた事象の真偽を明らかにする作業に巻き込まれる。現前、発話、証拠。

意識は無意識から逃れられず、知覚している自我は、過去の無意識の痕跡によって著述されている。その無意識もさらなる過去の無意識によって著述されているため、純粋な知覚はあり得ない事になる。

人間は、絶対的な真理無しに生活可能であるか?

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