権威の消滅

本に書いてあった事から。

インターネットが普及する事によるグローバル化や個人の発信力の増大は、唯一的な真実を否定する?著作権、標準、法律、道徳、一般的枠組みは霧散する事が予想される。

そうした状態は、無統制を意味しない。ヒエラルキー型の枠組みで社会を理解していると、国家が果たした役割を代行する疑似組織を想定する。そうした組織は国家の模倣であり、絶対主権を持たないため、支配機能 = 権威が弱まると考える。

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権威は服従を強制する力であり、他者の行動や意思決定に影響力を行使する。権威とは力であり、力は権威である。それは言葉による事もあるし、実力行使を伴う事もある。

支配からの逸脱を権威は許さない。

マックス・ウェーバーは、権威 = 支配機能の源泉を以下の3つに分ける?

①合法
基準・規則・パターンに従って命令する。高い地位に就いた人間が持つ正当な権利に基づく。
⇒低い地位の人間も高い地位の人間に訴える事が出来る。

②伝統
伝統の神聖、継続を背景にする。

③カリスマ
特定個人が持つ神聖性、英雄性、模範性への帰依が土台となる。特定個人の命令に服従する。

⇒正当性は予測に基づく。

歴史的、文化的に形成された予測は、社会の構成員の「適切」な行為を規定する。共通に認知された権利や行動基準。規範を作り実施する公的な存在を必要とする。常に予測通りの結果が出ると確信するためには、支配者による確実な支配が不可欠であると考える。

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『発達障害』という概念は、より精度の高い予測を可能にする。

従来の人間理解は、人格や意欲、性格が実在する事を前提にしている。

バスケットボールが下手な人を見た時に、一律に「意欲が低いから下手なのだ」という理解をする。

しかし、その人は有意に背が低いのかもしれないし、フォームに変な癖がついているのかもしれない、足が遅いのかもしれないし、様々な原因が想定される。

従来型の権威に頼った人間に、新思想は脅威となるはずだ。それまでは、自分の正当性を意欲がある事に求めれば良いし、パフォーマンスが低い人に対して「あの人はやる気が無い」と思えば、そこで思考を停止させる事が出来たからだ。

原因を調べる事が出来るし、対処方法を模索する事が出来る。見つからないのなら外部機関に頼る事も可能。これも個人の力の増大の一環で、一般的権威を否定する事に繋がる。

現代は、曖昧な新思想が確立している過程で、協力な影響力を行使出来ない。時代の境目なのだと思う。

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