空白を埋める

思考やら行動には、前提条件が必要だと思っている。

何かを正しいと思う必要がある。人間の「知」は空白を認めない?

人間が人間を理解していると思うのは、行動を予測可能、操作可能であると感じる場合だと思う。

人間には意志があり、心があり、欲求がある。性格という固有の行動パターンが存在し、過去の行動を知る事で特定人物の傾向を知る事が出来るとされる。報酬や罰則によって人間の行動を規定出来ると考える。

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発達障害という観念が理解し難いのは、無意識的に『人格』や『性格』の認識カテゴリーにアクセスしてしまうからだと思う。

周囲にインフルエンザの人間がいた場合、空気が読めない人間とは思わない。発熱や咳、鼻水等の原因が分からないという前提で、対処すると思う。

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多くの場合、発達障害という概念を知ろうとする人間は少ないと感じる。

まず、当人を凝視する事から始まる。行動の原因を『人格』という枠組みを使用して理解しようとする。

さらに管理しようとする。行動の一つ一つを監視する。意に沿わない行動には罰を持って対応し、出来ない場合は再実行させる。手に余る場合は放置する。

それで理解したつもりになる事が出来る。

「本人がやる気を出さないなら仕方が無い」

高い確率で上記のような結論が出され、問題は放置される。

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そして、多くの場合、自らの行動を正当化するために、相手が悪意を持っている必要がある。この辺りの様式が解らない。怠けていたり、我儘だったりしなくてはならず、自分が可愛くて仕方がないという理解になる。

それは強烈な確信によって裏付けされる。ほとんど否定不可能な感覚だ。

人間行動の中心が仮想空間に移行し、人間と人工知能の区分けが不可能になり、やがては人間が消滅するまで「自我」は存在する。

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No title

> 相手が悪意を持っている必要がある。この辺りの様式が解らない。

1.弱肉強食の世界では、やったらやり返されるリスクを伴う。
2.命の危険を回避するため、言葉を用いて相手との合意を得て、双方の安全と公共の利益のために秩序を形作る。
3.しかし本能的には自己の命や利益を最優先するように出来ているので、自己より他を優先し秩序を守り続けることはストレスである。

4-a.そこで、秩序を破る存在を吊し上げるために誰かを生け贄として捧げ、「自己を優先するのは大きなリスクである」ということを確認する儀式を行い、あえて逃げ道を塞ぐことで、秩序を守るべきだという正当化を行い、感情を納得させる。既に誰かが秩序を破っていた場合は大義名分として充分なので、特に快楽中枢を刺激しやすい。

4-b.自分が秩序を破るための手段として「他の誰かが先に違反したから一時的に自分の無法状態が許される」という正当化が行われる。これは最初の違反者への過剰な私刑という形で現れることもある。

4-c.相手が悪意を持っていることにすれば、外敵の排除という「他者への攻撃」が「公共の利益」になるので、やり返されても秩序が自分を守ってくれる。自分の命の危険を回避しつつ相手から一方的に「何か」を掠奪することができる。

これらは特定の社会に限定されることではなく、たとえば魔女狩りはキリスト教が率先していたというよりは飢饉や伝染病に苦しめられた農民がストレス解消と貴族からの掠奪のために起こすものがほとんどだった。
キリスト教にとっては異端とは農民が信じるような詐欺や胡散臭いオカルトのことで、むしろ魔女狩りには否定的だったが、そういう聖職者が魔女として制裁され、失脚して、後釜に詐欺師が就いて農民を扇動しながら出世していく、という事態が頻出した。
なお、魔女狩りで味を占めた一部の農民は、金品があるうちは農作業を放棄し、酒や賭博などに浪費するようになり、金がなくなってくるとまた新たに貴族を魔女に仕立て上げ、金品を掠奪する、といったこともしていたという。

簡潔にまとめると、やってもやりかえされず一方的に奪うためにこそ自分が正義で相手が悪だという理屈が必要になる、ということ。
完全な無法状態だったら、むしろ、どのようにして相手を奇襲して出し抜くか、といった形で適応する。やや文化的(?)な方法としては、罠、火、飛び道具が挙げられる。

いかにもそれっぽく書いたけど、所詮は僕の勝手な持論なので、特に根拠もへったくれもないのだけれど。ま、こういう考え方もある、と。
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