仮想通貨の法的位置付けや将来性について

日経ビジネスのコラム『日本でBitcoinが流行る日はくるのか』からコピペ。

現段階では、ビットコイン等の仮想通貨は「通貨」ではない。

2014年4月8日の記者会見で、黒田日銀総裁は仮想通貨の一種であるビットコインについて「安全性等もあり、一般的に決済手段としての需要は現段階ではない。唯、現状はそうであっても将来はどうなるか分からない」と述べた。

2014年に、民主党の大久保議員が参議院でビットコインについて質問している(ビットコインに関する質問主意書)。答弁書によるとビットコインは「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」や「民法」に於ける「通貨」ではない。法律上の通貨であるかどうかは「強制通用力」(債権者が受領を拒む事が出来ない)の有無で決まる。ビットコインは債権者が受け取りを拒否出来るので、法的な通貨ではない。

「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」の中には通貨と貨幣(硬貨)という言葉を使い分けている。硬貨は紙幣とは違い21枚以上は債権者が受け取りを拒否出来る。

米ドル札等の外貨も日本国内では受け取りを拒否出来る。

日本国内での外貨の定義は「外国為替及び外国貿易法」(外為法)で「外国通貨」として規定される。外為法上の外国通貨の定義は「本邦通貨以外の通貨」としか規定されていない。再質問主意書では「強制通用力を担保する主体は、主権を有する国家である。外国の通貨とは、外国が自国における強制通用力を認めている通貨であり、日本国内における強制通用力が認められていない」、「ビットコインについて強制通用力を認めている外国が存在しない限り、ビットコインが外国の通貨と同様の性質を持つと解する事は困難である」としている。

上記のように、参議院での答弁書ではビットコイン等の仮想通貨は「通貨」ではない。金貨等と同様に資産となる。そうするとビットコインを使った支払いは資産の譲渡等になるため消費税がかかる。取引手数料の低い決済手段としてのビットコインの魅力は打ち消されてしまう。さらに政府は海外企業からも消費税を取る方向で、平成27年度税制改正へ向けた議論を始めている。

ビットコインを資産と位置づけるのは日本だけでなく、米国やドイツも同様の方針だ。2014年3月末に米内国歳入庁がビットコインを資産に位置づけた。一方で英国歳入関税庁は2014年3月3日、ビットコインには20%の付加価値税を課さない方針を明らかにしている。

◎プライバシーの問題
ビットコインを決済手段として考えた場合に最も大きな障壁はプライバシーの欠如だ。

利用者間でビットコインを受け渡すにはビットコインアドレスを教える必要がある。自分のビットコインアドレスを相手に教えてしまうと、これまでの全ての取引履歴を相手に知られてしまう。

ビットコインの取引を記録したBlockchiainはP2Pで全世界から共有されており、2014年4月時点で約16GBに過ぎない。取引履歴を可視化・解析するWebサービスは数多く提供されている。ビットコインアドレスを入力すれば、現在の残高や過去の取引履歴を全てリアルタイムで照会出来る。

プライバシーの欠如は同時に、完全な透明性とも言える。ビットコインは最も寄付に向いた決済手段だ。自分以外にどれだけ多くの人が寄付をしたか、寄付した資金がどこへ流れたか、報告書がなくてもBlockchainから流れを追う事が出来る。米国政府によってPayPalなどの決済手段を止められたWikiLeaksは、今ではビットコインやライトコインを使った世界中からの寄付によって生き延びている。

現金と比べて資金の流れを把握し易い仮想通貨が普及する利点は大きい。匿名性の高い決済手段として仮想通貨が悪用され、結果的に地下経済のオープンデータ化が進むとも考えられる。

◎日本における仮想通貨の将来性
日本のように、国民の多くが通貨の価値安定や銀行の経営を信頼し、誰もが銀行口座を開設可能、全国にATMが整備されていて、瞬時に決済を完了する電子マネーが普及し、多額の現金を安心して持ち歩ける治安の良い地域は、国際的には普通でない。日本での実感だけで判断すると、仮想通貨の将来を見誤る可能性もある。

1964年の東京オリンピックは日本にクレジットカードが普及する契機となったが、2020年の東京オリンピックで海外からの観光客によって仮想通貨の普及が促進されるかもしれない。世界中でビットコインに触発されて暗号貨幣ベンチャーが創業する中、日本では環境が恵まれているために取り残されるかもしれない。

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2020年には、各種の仮想通貨が一般的に使用されているかもしれない。

才覚がある人間が、それまでに様々なアイデアを実現する。どうしたものか。

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