ドットコム仕事術

読んだ本の感想。

大前研一著。2003年8月10日 初版第1刷発行。



内容が古くなってしまっている個所が結構あると思った。

以下の話が面白かった。

<会議について>
無駄な会議を減らす2つの方法。

①議論でなく判断によって意思決定すべき議案であるか?
 意見交換では検証不可能な議案は、勘や経験で判断すべき。
②会議のリストラ
 社内で実施される会議の重要度を検証する。

会議においては、説明時間を短縮し、議論の時間を増やすべきであるが、以下の理由から資料の事前配布は上手くいかない。

①資料を事前作成、印刷、配布する時間的余裕が無い
②資料に問題があった場合、主催者の思惑通りの会議が出来ない
③会議に参加しない社員にまで資料が流出し、
 議案が潰されかねない

著者は、解決策としてインターネット会議を提唱する。一堂に会して議論する前に、電子メールで補足資料で送付し電子メールにて基本的な議論をする。

補足資料には以下の「6W2H」が明記されるようにする。

What―目的は何か
Why―どのような理由か
Who―誰が実行し、誰が利益を得るのか
When―スケジュール
Where―プランの対象範囲
Which―目的達成のための方法は1つしかないのか?
    提唱される方法がベストである理由は何か?
How to do―プラン実行の具体的方法
How much―必要な予算

さらに、次の2点も明らかにしておく。

①利点と不利点に関する予測
②基準―予想外の事態に際して、どの段階で見直すか?
    進捗状況を報告するタイミング

インターネット会議では、意見表明は24時間以内である事と、情報を参加者全員で共有する事が重要である。

<捕鯨について>
国際捕鯨委員会(IWC)において、国際的な捕鯨に関する取り決めが行われている。1980年代半ば以降、商業捕鯨が全面的に禁止されるようになり、「環境保護」の観点から捕鯨禁止を訴える欧米と、「伝統」の観点から対抗する日本との間で意見が衝突している。

この問題は、経済の観点から捉え直す事が出来る。

毎年、12月~4月のハワイでは、鯨の泳ぎを見て楽しむホエール・ウォッチングが人気であり、世界規模で数千億円単位の市場があるという。

対して、日本の鯨肉の市場は約100億円。

捕鯨問題を異なる産業の対立という観点から考える事も出来る。

<トラックメーカーの営業>
著者が、トラックメーカーのコンサルティングを行った時の話し。

成績の悪い営業マンほど、売れない理由の説明が上手い。逆に、成績の良い営業マンは商品の欠点に鈍感だった。それだから、熱心に営業する事が出来る。

著者は、情報を机上で分析し、以下の戦略を立てる。

①訪問時間帯
時間、訪問回数、成約率を分析し、夜8時以降の時間帯に営業した場合、高い成約率を示す事を見つけた。決定権を持つ夫が在宅の時間帯を狙って営業する。

②時期
車検の時期と成約率の相関関係を分析し、車検前の成約率が高い事を見つけた。契約が成立する機会を狙う。

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