ビットコインが急騰 仮想通貨バブルの真因

2017.6.10 週刊東洋経済 「ビットコインが急騰 仮想通貨バブルの真因」P16~P17から。

2017年3月末~2017年5月末までで、約800種類ある仮想通貨全体の時価総額は、233億ドルから796億ドルに増加。ビットコインが全体の時価総額に占める比率は7割弱から5割弱に低下。

以下は、時価総額上位10位内の仮想通貨の上昇度(2017年3月末~2017年5末)。価格や時価総額は2017/5/30時点。

順位名称価格(円)上昇度時価総額(億円)
1ビットコイン255,2702.441,762
2イーサリアム(ETH)23,071.74.121,237
3リップル25.624.49,788
4ネム24.124.12,168
5イーサリアム(ETC)2,006.416.51,848
6ライトコイン13,153.96.41,474
7ダッシュ13,153.91.3963
8モネロ4,712.32.1685
9バイトコイン0.361.8539
10ストラディス474.328.6466

以下は、価格急騰の理由。

①セグウィット
2017年4月に、ライトコインにて、大量の取引情報を処理する「セグウィット」という新技術が採用された。

②企業連合
2017年2月に、JPモルガンやマイクロソフト等が、イーサリアムの標準的な仕様作りを目指す企業連合を立ち上げた。

③海外送金サービス
2017年3月末に、三菱東京UFJ銀行が、リップルの技術を用いた海外送金サービスを始めるニュースが取り上げられた。

④関連法
2017年4月1日に、仮想通貨の関連法制が整った。

時価総額11位は、スーパーコンピューターをイーサリアムの仕組みで実現しようという「ゴーレム」で使用される仮想通貨であり、流行に乗じれば、そうしたプロジェクトでも数百億円を調達出来る。

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スプーンと元素周期表

読んだ本の感想。

サム・キーン著。2015年10月15日 発行。



100余りの元素を表記する周期表に纏わる逸話集。読み難い本だった。

原子は手持ちの電子(負電荷の粒子)をエネルギー準位(レベル)の低い内側から先に埋めた上で、外側の準位にしかるべき数の電子を確保する。エネルギー準位は同心球状に入れ子を成しており、最も内側の準位は二個、他の準位では八個の電子を持つ事が多い。元素では普通、負電荷を持つ電子と、正電荷の粒子である陽子との数が等しく、電気的に中性だが、原子が電子を得るか失うと、イオンと呼ばれる電荷を帯びた原子となる。

外側の準位に電子が不足している原子は、交換や合体等により、しかるべき数の電子を確保する。

周期表では、右に行くに従って電子を一個除けに持つようになり、11番元素であるナトリウムは11個の電子を持つ。縦列は重量を推測するのに役立ち、ストロンチウムは、上にあるカルシウムと下にあるバリウムの中間の重さで、二つを混ぜ合わせたような重さ。

電子は核の周囲を様々なエネルギー準位に存在する軌道に収まって動く。各軌道の間に準位は無いため、軌道は限られている。

s軌道(最も内側で電子を二個まで持つ)、p軌道(電子を六個持てる)、d軌道(電子を十個保持出来る。四~七行目の三~十二列の遷移金属が電子をしまい込む)。

⇒遷移金属は外側の電子の数が等しいため、化学的に同じように振舞う

f軌道(周期表の別表となっているランタニドのグループから登場。d軌道よりさらに深い軌道にあり、このグループの金属は遷移金属より似ている)。

電子は熱や光でエネルギーが高くなると、低エネルギーの軌道から空の高エネルギーの軌道へジャンプし、高エネルギー状態に長く留まれないために落下し、電子は落下する時に発光してエネルギーを捨てる。発する光はエネルギー準位の始点と終点の差に応じて違う。

周期表的に「酸」を解釈すると、多くの酸には、水素という陽子一個の周囲を電子一個が回る元素が含まれている。塩酸(HCL)を水に溶かすとHとCLに分裂する。CLが電子を持ち逃げしたという言い方。対照的にアルカリは、電子ドナーとも呼べる。

<オクテット則>
外側のエネルギー準位を八個の電子で満たそうとする傾向。酸素は八個の電子を持ち、外側の準位に六個の電子を持つために二個の電子を探す。炭素は外側に四個の電子を持つために酸素よりも結合の条件が低い。

そのため、炭素が作る結合は酸素よりも安定で揺るぎない。

また、硫黄は頑固な元素に囲まれると、六個ある最外殻電子を全て差し出し、八個ルールを十二個ルールにする。薬のプロントジルは、誘導体であるスルホンアミド内になる硫黄原子の六本腕の側鎖が葉酸(DNSの修復や増殖に使用)を作るのを防ぐ。動物は葉酸を食物から摂取するが、最近は葉酸を自前で作らないと増殖不可能。

<原子の創生>
宇宙はかつて水素の原始状態であり、ヘリウムとリチウムが少量含まれていた。水素が集まって恒星となり、恒星内部の重力による圧力が水素を核融合してヘリウムにする。

恒星が水素を使い果たすと、ヘリウムで核融合が発生し、ヘリウム原子が融合すると偶数番号元素となり、陽子や中性子が壊れると奇数番号元素となる。重い恒星では炭素同士がぶつかってマグネシウムに至る六つの元素を作り、最大級の熱い恒星はそれらを燃やして鉄までを作る。

重い部類の元素である27番目~92番目の元素は、ミニビッグバンからの出来合いの状態で出てくる。重い星が大きさを維持するエネルギーを失うと、自らの重力によって内向きに爆発し、収縮の反動として外側に爆発し、大量の粒子が衝突して新しい元素となる。

⇒水素の核融合は恒星のエネルギー源であるが、地球上での再現が難しくウランの分裂と、分裂の副産物である中性子の利用が一般的

ウランのような重い元素は、正電荷を持つようしを核の中に留め置く事が難しく(正電荷同士で反発する)、緩衝材として中性子も詰め込む。思い原子が分裂して二つの軽い原子になると、それほど多くの中性子が必要無くなり、放出された中性子が近くの思い原子に吸収され、それが不安定になり、また中性子を吐き出すという連鎖反応になる。

<モリブデン/タングステン>
鋼鉄の強度を高めるために使用される。モリブデンの融点は2617℃と鉄より1000℃以上高い。その理由は、モリブデンの原子が鉄より大きいために高エネルギー状態になるまで時間がかかり、電子の数が60%多いために吸収する熱が多く結合が固い。

鉄の原子をゴムのように固めてずれなくする効果もあり、14世紀の日本刀にも使用されているらしい。近代では、第一次世界大戦中のドイツで使用されるようになり、1916年には連合国でも分析された。

タングステンは、周期表でモリブデンの真下にあり、電子の数が多いために3400℃になるまで融けず、モリブデンより原子が重いため、鉄原子がずれないための重石としてさらに優れている。第二次世界大戦では主にポルトガルからドイツに輸出された。

<アルミニウムの値下がり>
1825年にミョウバンから抽出される。一オンスが数百ドル程度した。近くで最もありふれており、重量は8%にもなるが纏まった単体としては見つからず、酸素と結合している事が多いので抽出が難しかった。

1886年にチャールズ・ホールが、アルミニウム化合物用鋭気に、電流を流すと、電流のエネルギーが化合物を壊してアルミニウムを解放する事を発見。

チャールズ・ホールはアルミニウム・カンパニー・オブ・アメリカを起業し、1888年には一日50ポンドほどのアルミニウムを生産していたが、20年後には毎日8万8000ポンドほどを出荷していた。一ポンド550ドルだった値段は7年間で18ドルまで下がり、50年後には25セントまで値下がりした。

<固体、液体、気体>
宇宙が許容している物質の状態は、固体や液体、気体という分類よりもはるかに多い。

固体最も基本的な状態で、固体中の原子は反復性のある三次元配列をなす。粒子が互いにすれ違う液体、粒子が自由にぶつかる気体も独自の物質状態で、どれも熱してプラズマ状態にすれば原子が分解し、冷やせば物質の集団状態となり一体化する。

その中で電流は電子による淀みない流れで、銅線の中では電子が銅原子の合間を流れて、電子が原子にぶつかるとエネルギーを失う。超伝導体では電子の勢いが弱まらない。振舞いが変わるのは電子の方で、超伝導体の中で電子が原子のそばをかすめると、正電荷をもつ核が電子の方へ流され、ある電子が進路を妨害する原子と出会っても、別の電子に引っ張られるために速度が落ちない(BCS理論)。

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