しくじり先生 俺みたいになるな!!、サイボーグ脳卒中

テレビ朝日の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』にて、波多陽区が自らのイタイ言動を晒していた。

映画を見て泣いた事が無いというのは、イタイ言動であるらしい。

僕は映画を見て泣いた事が無い。親族に、映画に感情移入して泣く人間がいたが、非常に暴力的だった。映画を見て泣く人間は、感情の振れ幅が大きくて怖い人間と思っている。

このブログ自体、僕のイタイ発言集なので、しばらくたって読み返したら嫌な思いをするのかな。

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パソコンが壊れて、パソコンが僕の日常生活の一部になっている事に気付いた。

大きな数の計算を行う際に紙と鉛筆を使用するように、パソコンと共同で様々な事を考えている。僕自身では複雑な事を考える事が出来ない。

脳の一部が壊れてしまった状態であり、遠い場所にアクセス出来ない以上に、様々な制限を感じてしまう。

インターネット上に蓄積された自分や他人の情報を脳内に埋め尽くす事で、様々な事を考えるのだし、断片的なヒントを入力したり出力したりする。

現在の僕の脳は機械と一体化しており、サイボーグ化されている。

だからパソコンが使えない自宅よりも、パソコンが使える漫画喫茶の方が居心地が良くなってしまう。

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生活のリズムが狂っている


昼に眠くなって夜に起きていたい状態になっている。

自分の中が空っぽになっている感覚。

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発達障害のある子どもと話す27のポイント

読んだ本の感想。

湯汲英史編著。2011年8月1日 第1刷発行。



Point1 言えることばの数と理解力は一致しない
発声には、呼気筋や声帯等の様々な筋肉を使う。筋緊張の低い子供の場合、理解力の方が発語能力よりも高い傾向があり、運動を促して、自分の思い通りに身体を動かせるようにする必要がある。発声出来なくとも問い掛けを理解し、理解が表現に先行している。

Point2 言えても理解できていない
エラコリア = オウム返し。自閉症の児童が、言葉に興味を持ち、学ぼうとする姿?2歳~8歳には普通に観測される。

オウム返しをする子供は、聞くだけでは理解出来ないのかもしれず、絵や写真、実際の体験等で印象付ける方法がある。復命練習 = 言い換える練習が話す練習になる。最初に答え方を指示しておく事でオウム返しのパターンを崩す方法もある。

Point3 一度に覚えられる単語の数には限度がある
人間が一度に記憶出来る単語数には限りがあり、成人の平均である7±2を記憶出来るようになるのは7歳~8歳とされる。以下は、短期記憶力が弱い場合の対処。

①覚え易い手段
記憶にも様々な手段があり、視覚記憶、聴覚記憶等の相手に有効な記憶方法を知っておく。
②覚えようとする意識を育てる
状況の読み取り方に問題がある場合、覚えなくてはいけない理由を理解していない場合がある。
③覚えているかの確認
予定を伝えた後で記憶の確認をする。伝える前に、記憶すべきポイントを予め伝えておく。
④展望記憶
やるべき事を思い出す記憶の働きを展望記憶と呼ぶ。生活面に支障があるのは、展望記憶の問題。メモ帳の有効活用等。メモを見る事を手順や習慣の中に組み込む。
⑤同じ失敗を繰り返す
成功経験が無いために、何をして良いのか分かっていない可能性。事前の注意 → 成功経験 → 褒められるという流れを作る。
⑥ワーキングメモリの弱さ
情報を一時的に焦点化し、目的的な行動を操作する脳の働き。語彙の獲得や他者の心の理解にも関連する。ワーキングメモリが弱いと、やるべき事を忘れていなくても、他の事に気を取られたりする。行動を小分けして、短い期間での目標を達成していく等。

Point4 抽象化に問題がある
幼年期に見られた問題行動は、行動の抽象的理解が進むと、物の用途や禁止の規則を理解出来るようになるため減少していく。言葉にも抽象的理解がある。

1歳前半:ブーブー
1歳後半:くるま
2歳前半:自動車、同じ物でも違う言い方があると理解
2歳後半:乗る物、動詞を理解する
3歳前後:「乗り物」の理解

「乗り物」は、実際には存在しない。抽象語として、分類のために使用する言語。以下は、抽象語理解のための方策。

①まとめる
片づけや整理整頓の過程で、同じ種類の物を抽象語を添えて、同じ箱に収納する所を見せる。
②確認
抽象語で確認を行い、同じ物でも複数の表現がある事を理解させ、自発行動に繋げる。

Point5 抽象的な気持ちのことば
気持ちを表す言葉は抽象語であり、伝わり難い。こちらから感想を伝える等の方法。

Point6 疑問詞の理解度を知る
1歳台:誰?、何?の理解
2歳前後:どこ?の理解
2歳台後半~3歳台:どうやって?、いつ?の理解

どうして?、何故?の理解が最も困難。相手に理解出来る疑問詞を活用する。

Point7 理由が言えない/わからない場合がある
3歳前後から「どうして?」という理由を質問するようになる。4歳前後からは理由を回答する。理由表現が出来ないことは、相手に自分を説明する面で不利になる。

5歳の児童は、「~しよう」と一方的に宣言するが、6歳の児童は、「○○だから、~しよう」と理由を付ける。話し合いには理由付けが必要であり、それが十分でないと宣言・命令型となりがち。因果関係への関心が薄いと、刹那的な判断、言動になる。

以下の段階。

第一段階:
理由を質問しない、答えない。
第二段階:
質問はするが、答えない。
第三段階:
答えが理由の説明になっていない。

明確に表現出来ない場合、こちらから表現の選択肢を提示する。社会的経験が重要であり、社会のルールを実体験から学ぶ事で、行動の根拠を手に入れる。

悪い事をした時だけ理由を聞くようにすると、理由を聞かれる = 責められると理解してしまうため、楽しい事や好きな事の理由も聞くようにする。

Point8 わかりにくい「もしも」の仮定文
ワーキングメモリが弱いと、仮定や比較検討が下手になる。また、ワーキングメモリの働きが不足していると、確りとした考えに至らず、自分の考えに自信が持てなくなり、付和雷同するようになる。逆に、考えが根付いてしまうと、他の考えを説明されても修正出来なくなる → 比較検討する力の不足が原因。

仮定を想定する練習としては、短期間で発生する事で理解する方法がある。○○を食べ終えたら、◆◆を飲む等。

Point9 振り返る力を知る
一般的には、3歳半ば頃から「昨日」という言葉を使い始める。この時点での「昨日」は過去の総体で、正確に一日前の事を示しているのか分からない。

「昨日」を理解する事で「明日」が生まれ、目標に備えるようになる。

順序通りに話す事が困難な場合、台本のように書き出して整理する。そのためには伝えたいという意欲が必要になる。

Point10 感情をコントロールする力
行動で表現する「行動化」から、言語で表現する「言語化」へ。そうした感情を操作する力が他者理解には重要である。感情操作力が低いと自尊心が低下するため、運動等で気持ちを発散するようにする。

Point11 わかりにくい時間とお金
時間と金銭は抽象的思考の産物である。それらを理解するためには抽象を理解しなくてはならない。

①時間に関する言葉
生後すぐの赤ちゃんは、25時間サイクルで過ごすが、5ヶ月くらいが経過すると24時間の生活サイクルに合わせるようになる。生理的なリズムから、意識化された時間への対処。現在以外の時間軸へ対処する言葉が意欲的に毎日を過ごすためには必要。

②「時間」に気付かせる
時間は感覚から始まる。「~時までに、○○を終えるように」という表現は、発達障碍者には難しい場合がある。それは、物事を見通す能力と関係する。「~時になったら、○○しよう」と、行動の開始時間を伝えるようにする。

③早く、急ぐが分からない時
どうすれば早く出来るか理解出来ていない可能性。行動が早いと思わせる動きを教える。

④指示語
二つの行動を指示する、「鋏を仕舞ってから、鉛筆を出す」という表現が分からない時がある。4種類の単語を記憶し、順序を考える事が困難。長い文章を記憶出来ないと、最後に言われた事を先にやってしまう。

指示事項に数字を付加し、「1:鋏を仕舞う」、「2:鉛筆を出す」のように、順序が分かるようにする。

⑤昨日、今日、明日
昨日を過去の総体、明日を未来の総体と認識している場合。カレンダーを活用した理解。

⑥金銭の大切さ
買い物経験等で金銭の重要性を教える。ただし、金銭自体は保護者が管理する。

⑦お使いに取り組む
他人任せにしないで自立する経験。

⑧金銭管理
自己管理可能な範囲での金銭管理。

⑨お小遣い帳
お小遣い帳をつけるためには、レシートが必要になる。衝動性の抑制や、記憶の手掛かり。

Point12 反対類推の障害
例えば、「走るな」 → 「歩け」という類推が働き難い。駄目な行動と一緒に、良い行動を伝える必要性。当事者である場合、思ったことを即時に行動に表すのでなく、周囲の同意を確認する事が必要になる。

Point13 伝わりにくい「あいまいな表現」
類推する力が弱いと、曖昧な表現では伝わらない。

Point14 わかりにくい指示代名詞
そのものの名前でなければ伝わらない。

発達障碍児の保護者にアンケートすると、八割が指示代名詞が伝わり難いとしている。具体的な名前や指さしによるジェスチャー等。他者との視線共有が困難であるために、指示代名詞が理解出来ない可能性。

Point15 能動と受動の区別がつきにくい
自他の分離が不十分だと、能動-受動の表現が困難になる。同じ状況でも、視点を置く場所によって異なる表現になる。

二語文中心の理解であったり、助詞をほとんど使用出来ない場合、能動文・受動文の関係性を理解出来ないかもしれない。日常生活の中で、同じ場面でも立場が異なる事で使う言葉が異なる事を理解させる。

Point16 位置を示すことば
①教える順序
自分の体を基準とした言葉を教える。身体部位を教える言語。
②身体を動かしながら教える
身体を動かしながら、前後左右等を教える。
③難易度の高い左右
境目の明確でない左右は伝える事が困難。ジェスチャーによる理解。

Point17 質問に答える
伝わり易い質問形式。絵や写真の活用や、選択肢の提示等。

Point18 子どもの判断が変わる場合
発達障害がある場合、質問に対して「はい」と答えてしまう傾向がある。委縮して自分の意見が言えない。

自分の発言が変わる事がおかしいという意識は、6歳~7歳前後から強まる。自分の意見の発生。理由表現が出来るようになると、自分の意見への固執や、付和雷同が減っていく?

Point19 正しい答えには要注意
理解力が進むと、道徳が影響するようになる。一般的な判断基準を借りて話している場合、本当には分かっていない場合がある。具体的に説明して理解させる。

Point20 すぐに「わかりません」と言う
以下の理由?

①質問の意味が理解出来ない
②正答を知らない
③面倒臭い

詰問調になると、疑問詞に身構えるようになる。和やかなムードで一方的にならないようにする。相手に答え方を伝え、一意一文で理解出来る質問形式にする。

Point21 過去の経験に影響される
本人の願望でなく、過去の経験を話している事がある。イメージする力が弱い場合は、判断の手掛かりとなる絵や写真、文章が必要になる。体験を例示する事で、連想し易くさせる。

Point22 文章の一部に反応する
部分への注目が強く、全体が分からない。

一般的には細部や全体が見渡せるようになるのは、3歳~4歳とされる。4歳~5歳で図鑑を読めるようになり、様々な要素で分類したり、名前を分ける事を理解する。

文章の一部に反応する場合、どこに反応しているかを見極め、単語を記憶する力が弱い場合は、文章内の単語数を減らすようにする。

Point23 緊張しやすいコミュニケーション場面
発達障害者の場合、幼児期に要求や確認、交渉の体験を積まないため、コミュニケーション・スキルを獲得し難い。相手の様子を見ながら交渉する体験の必要性。

Point24 丁寧な言い方を教える
自閉症者の場合、上下関係や外内のような親密度が分かり難く、状況の判断力が弱い場合がある。

Point25 尊重したい自分の気持ち
発達障害者には、一般的基準に頼り、本心が分かり難い場合がある。完全な理解を求めるのでなく、信頼関係を築く事を目標とする。

Point26 クオリア表現は有効
擬音や擬態語を多く使用した表現。そうした表現が理解し難い場合、そうした状態を体験させる。

Point27 いっしょにやることの大切さ
社会的参照行動の重要性。手助けし過ぎると、要求表現が身に付かない。社会経験が不足すると、適切な表現が困難になり、一方的だったり断定的な言い方になる。

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世界にのみこまれる

眠れないので書く事。意味を為さないと思う。

以下は、前に書いた「分かるという事」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-501.html

高校生の時に、強い階級意識を持った同級生がいた。周囲の人間関係を序列化して、自分よりも階級が低い人間を虐める事で自分の力を周囲に示す。

人間関係を構築する方法として、階級を作り出す事は確かに有効なのだと思う。集団内部で外れている人間への悪意を煽り、周囲の人間の不満を代弁する形で、外れ者を非難する。そうする事で集団内部での自らの地位を高める事が出来る。

そうした人間達が共通して持つのが、「物語」を作り出す才能だと思う。

階級下位に落としたい人間への悪意を煽るために、侮蔑を正当化するための根拠を提示する。強い感情が伴うと、発生していない事象を発生した事に出来る。

周囲の人間の承認があれば、事実と異なる事を事実として流布する事が出来る。矛盾は許容される。自らの感情を肯定する物語に支配される。

事実を認識するには関係性を物語化しなくてはならず、周囲の人間の感情を肯定する物語を構築する者が場を支配する。物語を作り出す者も周囲に許容される物語を作り出さなくてはならないので場に支配される。

世界は有限であり、認識の限界によって切り取られ、因果関係が発生するとする。

全ての人間は集団に帰属しており、帰属集団の規定する物語に支配されているのだと思う。

僕は、定められた時間に定められた服を身に着けて定められた場所に行く。そこで行う事や話す人、内容は規定されており、同じことを繰り返す事を切望している。

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なんだか疲れた

妙に疲れる一日だった。

理由を考えてみると、昨日、はしゃぎすぎて寝ていない。

ああ眠い。

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漫画喫茶に住もう その2

漫画喫茶が予想以上に快適で困ってしまう。

服の置き場所が無い事と、本が少ししか読めない事を除けば、なんと素晴らしい居住空間なんだろう。近場に深夜営業している図書館か本屋があれば良いのに。

このままでは家には着替えに帰るだけになってしまうが、漫画喫茶での食生活は高カロリー食中心になってしまい、健康に悪そうなので早く通常生活に復帰したい。

漫画だけでなく本も充実させて、野菜もある程度は高値で支給し、衣服の収納やクリーニング代行を行えば、漫画喫茶のリピーターが増えると思う。

僕のような人間が住み着いてしまうから駄目か。

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漫画喫茶に住もう

自宅のパソコンが完全に壊れてしまったので、漫画喫茶からブログ更新を行う。

久しぶりに漫画喫茶に来たけれど、飲物が無料だし、シャワーも備え付けてあるしで、僕の家より住み易い気がする。今夜は漫画喫茶に宿泊しようかな。

スーツの置き場所さえ確保出来れば住み易い所だと思う。街を自分の家と見立てれば、会社と漫画喫茶とコインランドリー、図書館、公園、etcを往還する事で自宅よりも快適に過ごせる。実際にはやらないけど。

パソコンが使用出来る環境が用意出来たので、しばらくは安心出来る。問題は、仮想通貨関連の情報の復旧可否で、それは来週にならないとどうにもならない。

型落ちのVistaパソコンを使用していたのが良くなかったのだと思っている。

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ここしばらくの間、会社の仕事が忙しく、他の事をする時間が確保出来なかったと思う。楽しい事や面白い事を自分なりに追求したい。

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来週末と言われた

購入したパソコンの到着が遅いので、カスタマーサービスに連絡したら、納品は来週末になると言われた。

購入時にパソコンで表示されない部分に問題?

キャンセルして別のを買った方が良いな。

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ヤマダ電気に行けば良かった

注文したはずのパソコンが未だに届かない。

店舗で直接買えばこんなに待つ必要が無かった。

現在のパソコンを状況は、以下の通り。

・起動するのに10時間以上の休憩が必要
・立ち上げに2時間かかる
・漢字変換に約10秒
・多数のWebサイトが閲覧不可

上記の欠陥は別に良いけれど、作業中に落ちるのが困る。稼働時間は一日に1時間~2時間くらいだと思う。

困ったな。

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人生折り返し地点

最近、自分が年をとったと思う事が増えてきた。

自分自身が変わったというより、周囲との関係性が違う。新しく人間関係を作る事が昔よりも難しくなっている。まだ若いと思われている時は常識外れの行動をしても許して貰えるけど、そうした事が少なくなっている。

ある程度の拘束力があって、固定的な人間関係を欲しがる人の気持ちが分かるような気がする。

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いつ死ぬかわからない

パソコンが、落ちるタイミングが分からないので、ブログへの書き込みが大変な気がする。

新しいパソコンを注文して数日が経過しているが、到着時期を閲覧出来ない。うーん。

土日、祝日に到着する事は無いと思うので、来週になるのだろう。

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趣味の勉強会に出席した。参加者のほとんどが老人なので、年寄りの趣味をしているのだと思う。工具セット、ケーキとコーヒー、御土産の贈呈とやたらに気を使われた。

向こう側も参加者を増やすために頑張っているのだろう。主催者の話は面白かったのだけれど、2時間ほどの参加で集中力が切れてしまったので途中退出した。

歴史的事実を自分なりに考察するためには、「事実」を突き詰めていく事が重要で、そのためには現実に存在する物的証拠を直視しなくてはならない。

確実に存在する物品を土台にして物語は構築される。

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真実だとか現実の前提条件について考えている。いつものように同じ事を何回も考えるので気持ちが悪くなる。

各個人の中に疑う事の出来ない「真実」が存在する。それは各自の生物的基盤の上に、これまでの経験が蓄積されて形成されたものであり、疑う事が出来ない。

さらに、各個人は自らの帰属する集団に善悪の基準を任せている。集団内の指導者、趨勢、期待感等を無視出来る人間は存在しない。果たすべき役割から逃れる事は出来ない。

意見の対立は必然的であり、相手に納得感を与える事は至難。

討論とは、攻撃者に有利に設定されており、相手の意見に一つでも曖昧な部分や不明点があれば偽であるとする。反対に、自らの意見については一つの証拠があれば良い。

さらに、証拠となる事実は最初から存在するのでなく、存在する持論を補強するために作り出される。

おそらく、帰属集団の同一性が確保されない限り、人間同士の間で意見の一致を見る事は不可能なのではないか?

誰もが自分で考える事が出来ないために、連帯が確保される。

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不便な生活

パソコンが使用困難になっただけで生活が不便になったと思う。

facebookに接続出来ないだけで色々と大変だ。

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小規模な奇跡

完全に壊れたと思ったパソコンが復旧した。

立ち上げに数時間、漢字変換に数十秒。yahooニュースは閲覧出来ない。もう無理かもしれない。

株式や外貨の状況が分からないのが怖い。週明けには破産しているかもしれない。

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以下、様々なWebサイトからのコピペ。未だに閲覧可能なWebサイトがある。インターネットの世界は広い。

日本の株式市場における製造上業の割合は50%程度だが、GDPに占める割合は18%、雇用に占める割合は15%。株式市場が現実の経済を反映していないため、体感する景況感と全体的な株式水準に乖離が存在する事になる。

さらに、人口が減少していく日本で国内所得 × 人口であるGDPを経済指標として活用する事は不適当。毎年、日本人口は1%程度減少しているので、自然に考えればGDPは年々減少するが、それが生活水準低下を示すとは限らない。

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この瞬間にもパソコンが使用出来なくなるかもしれないので、情報を退避する必要がある。仮想通貨関連の情報が割と毀損しているみたいだ。

知らない間に随分と貧乏になってしまった。

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パソコンが壊れる

数年間使ってきたWindows Vistaパソコンの調子が悪い。

①1時間ほど使うと自動的に電源が切れる
②閲覧出来ないWebサイトがある(yahoo等)
③難しい漢字を変換するのに十秒程度かかる

他にも色々あるけど、何だか僕に似てきた気がする。漢字が苦手な所がそっくり。

ある意味では便利になったのかもしれない。電脳に依存し過ぎない生活をするような機能向上。気紛れロボット。

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プロパガンダ教本

読んだ本の感想。

エドワード・バーネイズ著。初版第1刷 2007年7月15日。



1928年に米国にて出版された本。プロパガンダ = 宣伝行為。

<バーネイズのプロパガンダ手法の八原則>
①目的(目標)を明確化せよ
⇒対象となる集団を選定する事も含まれる。性別や年齢、宗教等により大衆を細分化し、集団におけるオピニオン・リーダーを掌握する事を考える。
②徹底的に調査を行え
③調査で得られた情報に基づき目標を修正せよ
④戦略を立案せよ
⑤テーマ、象徴、宣伝文句を決めよ
⇒具体的な事件でも良い(テロ事件等)。大衆に理解し易い象徴は、ステレオタイプを植え付けるために有効である。
⑥戦略を実行する第三者の組織を立ち上げよ
⑦タイミングと具体的な方法を考えよ
⑧プランを実行に移せ

民主主義においては、一般大衆の習慣や意見を操作する事が重要である。見えない統治機構。

姿の見えない統治者は、指導者としての資質や求められる思想を提供する能力、社会構造の中での重要な地位を有している。

全ての人間が全ての問題に関する是非を自力で判断する事は不可能であり、意志決定過程を簡素化するために選択肢を絞る必要がある。問題点を明らかにするように専門家に任せる。

現代社会では、プロパガンダを通じて注目すべき思想や選択の幅を狭めるように、売り込む側は多大な労力を注ぎ込む。自由競争は操作されている。

米国合衆国憲法が出来た時代、市町村を単位として組織が作られていた。生活必需品は地場で生産され、あらゆる思想は顔を合わせて話し合われた。現代では、思想が瞬時に伝達され、地球単位で社会が統合されており、同じ思想を持つ人々が距離を超えて組織を作る。細分化されたグループ。

グループ分けされた集団は何百にも枝分かれしており、的確に把握する事は困難だが、グループ間に存在するネットワークを利用して集団思想を作る事が出来る。

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絶対王政が確立していた時代は、君主の意志が政策を決定した。蒸気機関、大量印刷、公立学校教育が大衆に権力を与えた。そして、少数の人々が多数に効果的に影響を及ぼす方法を発見したとする。

公教育の役割は、一般市民が自己判断出来る能力を身に付ける事であるとされた。しかし、万人の読み書き能力は、画一化された思想を普及させた。こうして大規模に思想を広めるメカニズムがプロパガンダである。

大衆と、大企業や政治思想や社会グループとの関係に影響を及ぼす出来事を作り出すために行われる、首尾一貫した、継続的な活動。現代社会においては、大規模な事業を行う場合には大衆の同意が欠かせない。政策への指示を集めるべく、細分化された各グループの重要人物の協力を必要とする。個人ではなく、社会的単位を重視する。

大衆側から考えると、欲求は明確な主張という形で適切に広めない限り実現する事が出来ない。プロパガンダには要求を纏め上げる効能もある。

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プロパガンダを専門とするPRコンサルタントについて。

以下の段階で仕事を行う。

①宣伝内容の分析
宣伝すべき事柄の問題を分析し、広める事が可能であるか検討する。大衆に受容されない事柄もある。

②大衆を分析
対象となる集団と、指導者を調査する。

③計画立案
大衆との接点を持つ全ての局面を想定し、全般的な活動、手続き、習慣を管理する計画を立てる。

④宣伝の実効

PRコンサルタントの役割が認知されたのは20世紀初頭とする。大企業が大衆から批判されるようになり、大衆の支持を集める必要が出てきた。大衆心理学の体系的研究。ウィルフレッド・トロッター、グルタフ・ル・ボン、グレアム・ウォラス、ウォルター・リップマン。集団には個人と異なる心理的特徴があるとする。大衆心理の仕組みと動機付ける要素を解明出来れば、大衆を操作可能?

人間は群れたがる生物であり、一人でいても自らが集団の一員だと感じる。集団の影響によって刻まれた思考様式は心に残る。大衆は厳密な思考でなく、衝動や習慣、感情を優先する。

集団を動かす最初の衝動は、集団における指導者の行為を手本とする事である。手本となる指導者がいない場合、集団の思考形式や経験内容を象徴する決まり文句やイメージが判断の材料となる。人間はほとんどの場合、自分でも分からない動機によって行動している。そして、人間の欲求こそが社会を動かすエネルギー源である。

○機械論的反応心理学
人間の精神は機械であり、神経と中枢で構成されているシステムである。特定の刺激に対して機械的な規則正しさで反応する。だから、宣伝を行う際には特定の刺激を繰り返し、習慣になるように吹き込むべしとした。

○大衆心理学
グループの構成員として大衆の中に存在する個人を対象にする。社会環境を整え、集団に倣う人間の本性を利用する。人間は集団や模倣、自己顕示欲に縛られている。

大衆の模範となるグループ・リーダーによる権威付けによって、大衆を操作出来るとする。

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20世紀になり、企業は大衆を意識しなくてはならなくなった。大衆は政治において重要な要素であるし、大量生産システムは大規模な需要を必要とする。企業側は、宣伝活動を通じて大衆が自社製品を購入するように働き掛けなくては存続出来ない。

そうした企業に向けてPRコンサルタントが提案するのは、以下の二つ。

①継続的アピール
大衆が無意識的に企業側の思い通りの印象を受けるよう働き掛ける。大衆に向けた宣伝アプローチ。

②話題作り
瞬間的に強烈な印象を与える方法。

大衆は権威者に盲目的に従い、他者に倣うという原理を活用する。大衆の信念は、指導者の影響や固定観念、決まり文句で成り立っている。

集団という要素は無視出来ず、分類された小集団へのアピールを行う。社会、経済、宗教、教育、文化、人種、大学、地域、スポーツ等による小集団が絡み合う事で社会は成立している。プロパガンダは、個人が帰属集団の傾向や目的に基づいて行動し、判断すると仮定した場合に限って有効である。

達成すべき目標の対象となる大衆の正確な情報を得て、大衆を操作出来るように状況を整える。

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戦争に勝ってはいけない本当の理由

読んだ本の感想。

シモン・ツァバル著。2003年8月15日 初版第1刷発行。

本気なのか風刺なのか分からなかった。前半部分が面白かっただけに、失速している事が残念。



戦争研究の大部分は、必勝法探しに費やされたが、勝利が良い事とは限らない。ユダヤ人は2000年の間に負け続けたが、ギリシャ人やローマ人よりも存続している。19世紀におけるドイツの勝利や、20世紀初頭の日本の勝利は敗北の予兆であった。イスラエルは第三次中東戦争で圧勝した事で国際世論の支持を失った。正義は勝者から遠ざかる。

戦勝国は敗戦国を管理しなければならず、敗者の問題を解決しなくてはならない。

降伏力の定義。勝利には敵の同意が必要だが、幸福は単独で可能。国民の団結や既得権の破壊、債務放棄等は敗北によって可能になる。

以下の話が面白かった。

<景況感悪化の方法>
経済を崩壊させる方法にて推奨されているのが、何もしない事。あらゆる経済が最終的に崩壊する理由。経済状態には、インフレーション(物価上昇)とデフレーション(不況)の二種類しかない。

インフレーションを食い止める唯一の方法がデフレーションである。そのため、インフレーションを食い止めると不況になる。デフレーションを食い止める唯一の方法はインフレーションである。つまり、経済の苦境は別の苦境でしか救えない。

経済の繁栄は破綻の前兆である。

<社会分裂>
対立は、社会を纏める要素であり、分裂させる要素でもある。

社会を束ねる対立(基質型):
対立関係が交錯している。対立の絶対数が多く、種類が多岐にわたるほど、結び付きは強固になる。

社会を分裂させる対立(亀裂型):
特定の集団が複数の対立に関係する。

(例)
階級間の対立、都市と地方の対立、宗教間の対立が不規則に絡まる場合、支配階級の中に都市に居住する人もいるし、地方に居住する人がいる。また各宗派の中にもあらゆる階級の人間が存在する。その場合、対立は社会を結束させる。

しかし、対立が簡素化すると問題が発生する。対立構造を認知し易くなってしまう。X教徒の多くが支配階級が属し、都市に暮らしている場合、地方で暮らす被支配階級の△教徒との間で対立が発生するかもしれない(北アイルランドにおけるプロテスタント対カトリック、カナダの英国系住民対仏国系住民等)。

**********

基質型の対立を亀裂型に変えるには、一つの対立を選択し、中核となる対立に仕立て上げる。対立勢力による暴力行使は集団内部を結束させ、理想主義は対立を過激化させる。

さらに個別の対立を一つに纏める作業も必要になる。搾取側と被搾取側、宗教と無宗教等。

基質型の対立が多過ぎて吸収や変更、排除が出来ない場合、新しい住民 = 移民を投入する。移民は群れ易く、従来の住民との間に亀裂が生じる。移民の数によって対立の激しさを調整可能とする。

『社会闘争の機能』(ルイス・コーザー著)。

<敗北のための戦術>
敗北の程度を速度と敗走時間で計測する。速度に時間をかけると距離になる事から、以下の等式が成立する。

敗北の大きさ(D)=速度(V)×敗走所要時間(T)=距離(S)

敗者は通常、後方連絡線に沿って撤退する。距離の理論で考えると、1812年にナポレオンがロシアで敗北した時は、1789年~1812年にかけてのプロイセン、オーストリア、ロシアでの敗戦を全て合わせたよりも深刻な敗北だった。

⇒勝利して支配地が広大になるほど戦線が拡大するのなら、勝利を積み重ねる事は大敗北の前提条件かもしれない。

敗北を目指す軍隊が正面から攻撃された時、防御してはならない。防御は攻撃よりも強力。しかし、攻撃したら敵が降伏するかもしれない。

そのため、敵の攻撃を成功させるために、前線に間隙を作って、自軍の守備を弱める必要がある。敵を攻撃するために部隊を送りだせば、そこに隙間が出来る。戦略的防御と戦術的攻撃を組み合わせる事で敗北する事が出来る = 全体として防御しながら部分的に攻撃する。

反撃に出て前線に隙間を作る以外には、正面から側面や背面に回る方法がある。攻撃を受けたら部隊を展開させ、退路と垂直でなく、平行になるようにすれば良い。そして背後から攻撃された時の敗走が最も簡単である。そのまま走り出せば良い。

降伏を目的とする時は、包囲される事に全力を尽くさなくてならない。敵が防御している時は、敵を戦闘に引き摺りこむ。

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日々の生活に順応している

日々の生活に順応してしまった気がする。

起床時間や会社までの交通ルート、仕事内容や話す事、etc。

現状が継続する期間が不明であるが、それほど長くないかもしれない。

何かに挑戦する気持ちが弱くなっている。良くない事だと思う。

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稲の日本史

読んだ本の感想。

佐藤洋一郎著。初版発行 平成十四年六月三十日。



縄文時代に渡来した熱帯ジャポニカの焼畑稲作と、弥生時代に渡来した温帯ジャポニカの水田稲作について。

著者は、縄文時代と弥生時代を明確に分けるのでなく、徐々に稲作が広まったとしている。縄文の要素とは熱帯ジャポニカと休耕田を活用した農法であり、弥生の要素とは近代の水田稲作とする。

第1時代:~紀元前4000年頃
稲の無い原始農業の時代
第2時代:~紀元前400年頃
縄文の要素が拡大した時代。稲作が日本列島南西部で広がる
第3時代:~1200年頃
弥生の要素が拡大した時代。水田稲作の技術が普及する
第4時代:~1850年頃
弥生の要素が定着した時代

第一章 イネはいつから日本列島にあったか
1989年に、青森県八戸市 風張遺跡から紀元前800年頃(縄文時代後期~晩期)の米粒が発見された。

縄文時代晩期後半(紀元前700年頃)になると、九州の一部には水田が登場するが、一般的に縄文時代の遺跡から水田が見つかる事は無い。

○プラントオパール
稲の葉の細胞に溜まったガラス成分(珪酸体)が地中から掘り出された物。稲科植物は、土中の珪酸を吸収する。有機物は分解されるが、ガラス質の珪酸体は土中に残留するため、過去の稲作跡の根拠となる。

以下の二例。

①青森県田舎館村 垂柳遺跡(弥生時代中期)
紀元前後に東北地方で水田稲作が行われた事を証明。それまで東北地方での稲作開始は八世紀頃とされていた。

②岡山県岡山市 朝寝鼻遺跡(紀元前4400年頃)
それまでの稲プラントオパールを2100年遡る。

縄文時代の遺跡におけるプラントオパールの検出例は、西日本を中心に三十にもなるが、水田は見つからない。著者は、縄文時代の稲作は焼畑によって行われたとする仮説を提唱する。

東南アジアにおいては、焼畑にて稲作を行っている事例がある。焼畑は三年周期で行うが、一年目の生産性は、籾収量で一ヘクタールあたり3.5トン。日本では2001年の収量は5.2トンなので、肥料や農薬等の投下エネルギーを考えると焼畑の生産性は高い。ただし、二年目、三年目の収穫量は減少していく。

○インディカとジャポニカ
二十万ともされる稲の品種を三つの遺伝形質により分類する。

遺伝形質①:
胚乳(米粒)のアルカリ溶解度
遺伝形質②:
中茎(稲を暗室で発芽させた時に延びる器官)の長さ
遺伝形質③:
籾の形(長さを幅で割った値が2.5以上であるか)

①インディカ
②ジャポニカ
(1)熱帯ジャポニカ
温帯に属する中国大陸中北部、日本列島を中心に分布。アルカリ溶解度が低く、中茎が長く、細長い籾。
(2)温帯ジャポニカ
熱帯に属するインドネシア、フィリピン等に分布。アルカリ溶解度が高く、中茎が短く、丸い籾。

ジャワニカという品種群もあり、熱帯ジャポニカをジャワニカ、温帯ジャポニカをジャポニカとする分類もある?

○DNAによる区別
以下の2つのDNA調査方法。

①葉緑素
細胞体の中にある葉緑素数が多く、葉緑体の中にも何十というDNAのセットがあるため取り出し易い。
②核
DNAの情報量が多い。

葉緑体DNAにおいては、PS-IDと呼ばれる部分を使用して、二つのジャポニカを区別可能としている。ジャポニカでは、四つの塩基(A、T、C、G)の内、六個のCと七個のAが連続するタイプである6C7Aか7C8Aのいずれかであり、熱帯ジャポニカはその両方があるが、温帯ジャポニカは6C7Aだけである。

***************

日本に野性の稲が無かったとする根拠は以下の通り。

①ジャポニカである事
ジャポニカ型野生稲は栄養繁殖性が強く種子の生産性は高くない。栽培化されて食料になるのは、気候の寒冷化等を考えなくてはならない。寒冷化によって植物が種子繁殖性を高めるケース。
気候寒冷化が発生した時期を紀元前1000年頃の縄文時代後晩期か、紀元前1万年頃のヤンガードリアスの頃とすると、稲渡来の時期としては遅過ぎたり早過ぎたりする。
②日照条件
野生稲が花を咲かせるには、短日条件―昼間の時間が短くなる条件を必要とする。野生稲を日本で栽培すると花を咲かせる事は少ない。日長条件は1万年の単位では経年変化せず、野生稲が古代日本にあっても栄養繁殖する系統であり、食料としては適当でない。

最古の稲作遺跡は、紀元前5000年頃の中国浙江省 可姆渡遺跡と羅家角遺跡であり、アジアにおけるいさ無くは数千年から1万年の歴史があるとする。

著者は、縄文時代の稲作を平地で行う混合農耕と考える?稲と粟や黍を一緒に植える。栽培される稲は熱帯ジャポニカに多いモチ米とする?

第二章 イネと稲作からみた弥生時代
青森県田舎館村 高瀬Ⅲ遺跡(弥生時代)から、熱帯ジャポニカの米粒が発見された話。同様の事例は多く、温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカは混作されていた?

弥生時代に水田稲作が一気に普及したのでなく、開田と廃絶を繰り返していた可能性。

1995年に、静岡県曲金北遺跡から、約5ヘクタールの水田跡が見つかった事例。当時の収量を一ヘクタールあたり2000㎏(2000年現在の日本では5180㎏程度)とすると、5ヘクタールからは約1万㎏の米が取れる。大人一人が1年に食べる米の量を150㎏とすると、少なく見積もって70人ほどの人口を支えた事になるが、著者は米の消費量や栽培の手間を考えると不自然と感じ、休耕田の存在を考える。

そこで著者は雑草種子の数を調べる。現在の水田では平方あたり420個の雑草種子があり、古代農法を再現した田では1600個程度である。すると、97の区画の内、雑草種子の量が平方あたり2万個を超える区画が19あり、1600個を下回る区画が12あった。水田跡の全てが常時使用されていなかった事を示唆している?

○SSR領域
DNAにある遺伝情報を伝達しないのりしろ部分?稲の品種をSSRの型で判別可能とする。

250品種の温帯ジャポニカのSSR多型の内、RM1という領域について調べると、8種類の変形版があり、a~hと名付ける。中国には8種類全てがあるが、朝鮮半島にはbタイプが無い。日本の品種のほとんどはaかbで、少量のcがある。

これは、水稲が日本に伝来した時の稲が少量だった事を示唆している。さらに、朝鮮半島に無いbタイプが日本に存在する理由は、それが中国から直接渡来した事を示している。

稲渡来に関する以下の三つの波。

①縄文時代晩期(紀元前七、八世紀頃)
朝鮮半島から壱岐を経由して粒の丸い品種が渡来。
②縄文時代最晩期~弥生時代前期(紀元前四、五世紀頃)
中国から北部九州北岸域に渡来。短粒の品種。
③弥生時代前期~中期(紀元前二、三世紀)
長粒の品種を含む様々な品種が、有明海に入り、山陰地方から日本海岸に沿って北上。

弥生時代の稲作は、熱帯ジャポニカを含み、休耕田もあるなど、縄文時代の伝統を受け継いだとする。弥生時代の遺跡から出土した食料資源の種子を調べると、団栗が最も多く、稲が続く。弥生時代は稲作中心では無かったとする。弥生時代の人骨に含まれる炭素同位体比を調べると、米を主食とする人々と違い、海の動植物を食べた縄文人と近いとする。

また、考古学研究(第四七巻三号)に寄せられた樋上昇氏の論文では、尾張平野に限定してであるが、弥生時代の農工具とされた遺物の内、六割は土木具であったとする。木製農工具は過酷な稲作に耐えられず、田植えを伴わない簡素な稲作を実施していた可能性。

縄文時代前期に渡来した熱帯ジャポニカを焼畑的に栽培する縄文の要素が弥生時代にも残存していた?

第三章 水稲と水田稲作はどう広まったか
プラントオパールを分析すると、弥生時代から古代末(平安時代の終わり)とそれ以後で出土するプラントオパールの形に違いがあるらしい。温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカが混じっていたのが、温帯ジャポニカに揃う。

熱帯ジャポニカは、実体を失ったが個々の遺伝子は日本に残ったとする。

形質としての熱帯ジャポニカが無くなったのは、背が高く、葉が長い形質のためとしている(穂重型)。

①穂数型
背が低く短い葉で、小型で多数の穂がつく型。
②穂重型
背が高く長い葉で、少数の大型の穂がつく型。

穂重型は、葉が長いため、過繁茂の状態になり易い。すると、光合成が有効に行えないので生産性が低下する。日本では国家的事業による品種改良により、明治時代から100年で稲の背丈が約40㎝短くなったとしている。

温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカを比較すると、肥料が少ない状態では熱帯ジャポニカの方が収量が多いが、肥料を多くすると、過繁茂によって温帯ジャポニカの方が収量が多くなる。熱帯ジャポニカでは肥料を多くするほど収量が少なくなる。

2000年前の農法を再現した著者の栽培実験では、一反(10アール)あたりの収穫高は260㎏(橿原考古学研究所の実験では113㎏)。明治20年頃の収穫高は約180㎏であり、弥生時代から明治時代頃までの単位当たりの収穫高は160㎏~190㎏ほどの値で推移したのではないかと推測している(著者の栽培実験では休耕されていた土地を開いたため、高目の数値となった可能性有)。上智大学 鬼頭宏氏が、江戸時代の記録を調べると、江戸時代初期で126㎏、末期で135㎏。

肥料や除草等の水田維持は莫大な労力が必要であり、水田維持は支配者にとって重要である。東南アジアの焼畑地帯でインタビューすると、単位面積あたりの収穫量の概念が薄く、播きつけた種子の量あたりの収穫量として考えている。土地を支配した支配者の発想が、単位面積あたりの収穫量としている。

耕作者を土地に縛りつけるために宗教等の精神的縛りが活用されたとし、戸籍は寺に置かれ、菩提所が定められる。土地に対する執着心は、国家の意図を受けた寺という機関が管理したとする。

第四章 イネと日本人―終章
近代に入ってから単位面積あたりの収穫量は急増し、明治時代からの100年で約518㎏と3倍にもなっている。化学肥料の開発と品種改良、栽培技術の進歩。

著者は、弥生の要素が行き詰っており、多様性を維持するために混作をする縄文的要素復権を提唱している?

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10年後躍進する会社 潰れる会社

読んだ本の感想。

鈴木貴博著。2014年1月31日 初版発行。



10年以内に確実に発生する技術革新によって未来を予測する。

第1章 2024年・自動車業界の勢力図は
    どう変わるか?

◎イノベーションが現実化するまでの期間
通常、以下の段階を経て35年~50年で実現。破壊的イノベーター商品は、出現した当時は性能に若干劣るが、価格を考えれば十分であるのが一つの標準。安くて特定の用途には十分だが、市場のミドルレンジ以上の使用者には足りない。そして、脅威を見過ごされている内に業界を制圧していく。

第一段階:商品化
イノベーションの種が発明され、商品化されるまで15年程度が必要。

第二段階:進化
商品の性能が16年目~25年目の間で指数関数的に進化する。

第三段階:淘汰
26年目~35年目?に既存のメーカーが淘汰される。従来のイノベーションサイクルは50年だったが、近年は35年程度としている。

例:フィルム業界
1980年以前のフィルム業界は高収益だった。製造原価数十円のフィルムを系列化されたDPEチャネルで数百円で販売。さらに現像焼き付けにも料金が必要。

第一段階:
1981年にソニーからデジタルカメラの先駆けとなるマビカが販売される(プロトタイプだがすぐに話題は下火になる)。

第二段階:
1995年にカシオからデジタルカメラの最初のヒット商品となるQV-10が発売される(最初の商業製品だが、性能が低いために玩具扱いされる)。

第三段階:
2004年頃には市場はデジタルカメラに席巻され、2012年にフィルムメーカーだったイーストマン・コダックが連邦破産法を申請する。

⇒最初は玩具扱いされた商品が指数関数的に進歩し、高性能の既存商品と低性能の新商品が棲み分けるという定説を覆す。中国農村部にて安価な電気自動車が目立ち始めたのは2009年頃、グーグルが米国道路1000マイルを自動運転で走破したのは2010年頃。セオリーから推定すると、2020年~2024年頃に既存の産業構造が破壊される可能性がある。

以下は、「リバース・イノベーション」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-1676.html

以下の2つの変化。

①安価な電気自動車(2020年頃)
電気自動車の以下の特徴。
(1)エンジンが無い
トヨタが自動車産業の頂点に位置するのは、中枢部品であるエンジンを開発する能力があるからである。電気自動車を動かすモーターはコモディティ製品であり、製造メーカーが主導権を握る事は無い。自動車産業がパソコンと同じように水平分業化する可能性。
また、高温のエンジンを搭載しないのならば、車体に鋼鉄を使用する必要が無くなる。軽量な車体を設計する余地が生まれる。

(2)変速機が無い
エンジンの次に開発が難しい部品。しかし、ハイウェイを高速度でドライブする高級車の場合は変速機が必要になるかもしれない。

(3)ガソリンタンクが無い
蓄電池を制した会社が市場を制する可能性。自動車産業の主導権が電池メーカーに奪われないように、燃料電池車を開発する動きがあるが、2015年にガソリン車と同程度の値段で販売出来ないのならば間に合わないとされている。

○テラモーターズ
2010年に設立された電動バイクの会社。以下は、「テラモーターズ」のWebサイトへのリンク。

http://www.terra-motors.com/jp/

業界で圧倒的な強さを見せる理由は、安価な製品にあるとしている。生産をアジアに委託し、国際分業型の経営モデルを実施している事が低価格の理由?

○投資戦略
電気自動車にシフトしても依然重要な自動車部品への投資。タイヤ(ブリヂストン、グッドイヤー、住友ゴム、ミシュラン、etc)、窓ガラス(旭ガラス、日本板硝子、etc)、ヘッドランプ(小糸製作所、スタンレー電気、etc)、シート(セーレン、etc)。

日本自動車販売協会連合会によると、2012年に日本国内で販売された自動車の台数は537万台。ローエンド商品である軽自動車は198万台、小型乗用車は160万台、普通乗用車は141万台。2024年にはローエンド商品である軽自動車とリッターカーにゆよる300万台の市場は新興自動車メーカーの電気自動車に席捲されており、ハイエンド商品も50万台くらいは電気自動車となっているかもしれない。

②自動操縦車(2024年頃)
2004年に米国国防省がカリフォルニアとネバダの砂漠にて自動運転のコンテストを実施。12㎞を8時間で走る。2010年には1000マイルを走破する自動車をグーグルが作り出す。

⇒指数関数的進歩。

自動車の性能は、ソフトウェアによって決定される事になり、グローバルIT企業が覇権を握ると予想する。

第2章 2024年・テレビ業界激変で
    消滅するものは何か?

テレビの本質は、家庭内に設置された広告スペース。テレビ広告費は1.8兆円規模にもなる。

以下は、スマートテレビの特徴。

①インターネットとテレビの同時視聴
グーグルと同様のビジネスモデルを構築可能。検索した人 = 重大な見込み客。

②インターネット検索
検索連動型の広告料となり、テレビ局から広告料が移る可能性。

(著者のシナリオ)
テレビを見ながら特定商品を検索する見込み客を年間500万人分抽出するとする。その500万人に一人当たり5000円分の広告を打つと、250億円の負担となる。2011年度のトヨタの広告費が428億円、ホンダが411億円であり、250億円の負担は大きい。スマートテレビの出現で広告市場が1.6倍の規模に増加するという試算もあるが、増加した分の広告費をテレビ広告への費用を減らす事によって賄う可能性がある。

③個人認識
顔認識機能によって個人情報を取得可能。

仮にスマートテレビが普及した場合、以下が把握されてしまうとする。

①視聴者数
テレビ広告を見ている人間が少ない事。顔認識機能によって、視聴者の年齢構成や人数構成、目線がテレビ画面を見ているか等を把握出来るようになる。

②経済性
テレビ広告の広告料は、単純に言うと15秒あたり250万円くらい。その効果は視聴率に基づいて経済性を把握する。上記①の視聴者数によって広告費の正当性が問われる事になる。

スマートテレビと同様の機能はスマートホンを使用しても実現可能であり、日本がガラパゴス的にスマートテレビを排除しても他国で世界標準が確立してしまう可能性が高い。

著者は、スマホリモコンの将来性を評価している。リモコンが推奨番組を案内するようになると、テレビ局から広告費を奪う可能性がある。ソーシャルメディアの影響力が増大し、番組の良し悪しについての情報が早く大きく拡散する。オフラインで考えられたテレビ視聴行動やGPS移動行動、現実の店舗での商品購入行動が情報化される。

2024年のテレビ広告の1/3以上がスマートテレビによるアクション連動型広告に移行すると予想。

第3章 2024年のエネルギー業界の
    意外な敗者

以下は、「木材・石炭・シェールガス」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-2032.html

東日本大震災による原子力発電所停止によって、日本における化石燃料消費が増加した事による貿易赤字増加。

1980年以降、毎年10兆円規模の黒字が継続していた貿易黒字が2011年度の2.5兆円、2012年度の6.9兆円の赤字となる。日本の経常赤字が定着すると、国内資金が不足し、国債による資金調達が困難になる可能性がある。

2011年のエネルギー・環境会議の試算によると、原子力、石炭火力、LNG化直による発電方式の費用は、1kw時あたり8.9円~10.7円の水準。太陽光発電は30円~46円で稼働率が10%~20%、風力発電は9.9円~17.3円で稼働率は30%~40%程度。東日本大震災前に日本の電力需要の32%を賄った原子力発電を全て太陽光発電で代替すると、電力料金は1.65倍になる。

再生エネルギーは原子力発電の代替とならず、地球温暖化を容認する事で火力発電量が増える未来が現実的。その源はシェールガスであり、以下の理由から米国は日本にシェールガスの輸出を行うはずである。

①採掘の鋼材や機材が日本製
②米国に準ずる巨大市場
③中国に対する牽制

2024年には、様々な国で安価なシェールガスが開発される状態になり、世界全体でエネルギー価格が低下すると予想する。

第4章 2024年の外食産業における
    勝ち残る条件

外食産業のトップになりには、薄利多売で生き残る事である。

◎死の谷
外食産業には、規模が最大の2社~3社と、規模が小さい数百の小企業が黒字となり、中規模企業が低収益か赤字になる傾向がある。

売上高1000億円を超える少数の企業(ワタミ、モンテローザ、コロワイド等)と、差異化で勝負する売上高100億円~200億円のグループ(エー・ピーカンパニー、きちり等)に分かれる。売上高300億円程度の会社はあまり無い。

薄利多売で消耗戦を行うため、規模が大きい企業と同じ戦略で戦う中規模の会社(売上高300億円~1000億円の規模)は生き残る事が難しい。

○チムニー
高齢層をターゲットにした居酒屋『はなの舞』を運営。

以下は、「チムニー株式会社」のWebサイトへのリンク。

http://www.chimney.co.jp/

イオン、キリンビール、三菱商事の子会社が2009年にMBOによって独立し、2012年に再上場。2012年度の連結売上高は420億円であり、「死の谷」の領域に入っている。2018年度には、売上高1000億円、店舗数1000店舗を目指している。

薄利多売競争が発生する原因は、チェーン展開が有利であるという基本ルールと、工業化による。

小さな繁盛店には、高い技術という障壁があるが、大規模化を目指してチェーン展開をすると食材のグローバル化と工業化を推し進めなければならない。プロの料理人でなくとも調理出来る半製品の導入。

他の飲食店も安価で工業化された商品を導入すると、標準的な価格水準が低下する事になる。香料や添加物が進歩した事で食材は安価でも美味になっている。そのため、「味」が競争優位の源泉とならなくなる。

ファミリーレストランの草分けであるロイヤルホストは、厨房にプロのコックさんがいる事が特徴で、1980年代までは競争力があった。しかし、工業化が進展すると、サイゼイヤ、ガスト、ジョナサンといった低価格を武器にするファミリーレストランに苦戦するようになる。

以下は、「ロイヤルホスト」のWebサイトへのリンク。

http://www.royalhost.jp/

外食産業で儲かるのは、銀行、不動産、食品商社、求人サイト、情報サイトであるというのが実情である。外食業界の3年以内の廃業率は50%であり、10年後の生存率は5%?

こうした現象は1849年のゴールドラッシュと同様で、一攫千金を得る事が出来るのは僅か。「味」で勝負がつかなくなった業界で、雰囲気や立地、価格で一定の成功を収めた企業が新規出店で規模を拡大させ、「死の谷」に引っ掛かるパターン。全国に50万店舗あるとされる飲食店の内、「味と評判」によって集客出来るのは2割程度。その中に数十店舗以上のチェーン店は入っていない。

以下は、「信頼と裏切りの社会」の記事へのリンク。規模が拡大すると、「評判」によっては信頼性を維持出来なくなる話が記述されている。大規模化するに連れて、制度やセキュリティ = 情報サイトを活用する事が必要になる?

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-2054.html

チェーン店の場合、「評判」によってではなく、情報サイトに情報掲載料を支払って集客する必要がある。人件費を安価に抑えるために求人サイトからアルバイトを補充し続け、食品商社から安価な食材を仕入れ続ける。そして中途半端に店舗数を増やすと「死の谷」に引っ掛かる。

以下の解決策。

①工業化から離脱する
スターバックスコーヒーの例。

以下は、「スターバックス コーヒー ジャパン」のWebサイトへのリンク。

http://www.starbucks.co.jp/

米国における飲食店では、安いロブスカ種の浅煎り豆を仕入れて安価なコーヒーを提供する事が当たり前だった。対して、スターバックスえは、美味なコーヒーを高い値段で提供する戦略を採用している。

②巨大化しない
京味、カンテサンス、てんぷら近藤等の名店は規模を追わない事で質を高め、常連客の数を増やしている。

上記の方法論はラーメン業界で普及しており、一杯750円~950円の高価格帯でラーメンは流通している。

第5章 2024年の銀行業界へのしっぺ返し
メガバンクの経営が悪化する将来。

2012年度の決算では、メガバンクの国内業務の預金量合計は約268兆円。預金者に払う金利は0.06%。貸出金利は1.36%、利回り0.49%の国債の運用に4割ほどまわしており、資金全体の運用利回りは0.92%程度。単純計算すると、年間2.7兆円の利益がある事になる。

しかし、メガバンクの営業経費は三兆円程度であり、金貸しだけでは銀行経営は成り立たない。

足りない分は、金融商品の販売手数料等(メガバンク全体で1.7兆円)と他業務収益(8700億円)で賄う事になる。国際業務とトレーディングでは1兆円程度の収益。

以下の問題。

①金余り
預金や投資資金等の受容の合計が、設備投資等の資金調達需要を上回る状態。世界中の株式インデックスは、1980年頃までの年率15%程度の成長から、年率数%程度の成長に留まっている。

高齢化による生活資金運用ニーズ増加、新興国での高い貯蓄傾向等により、今後10年間は金余り傾向が強まる見通し。

②直接金融の普及
知名度の高い優良企業は、社債を利用して直接資金を調達可能。

③自己資本比率
BIS規制によって一定レベルの自己資本比率を保つため、お金を貸し難い。

銀行員の貸し出し能力低下を問題視している。収益を確保するために人件費を削減するため、高度な専門知識を持つ与信能力の高い銀行員を育てる事が出来ない。

2003年~2004年頃に、ドラッカーは、日本が国際競争力を取り戻すためにの重要なファクターを国際水準の仕事が出来る銀行員養成としている?

今後、銀行を必要としなくなる大企業取引よりも中小企業取引の方が収益性が高いとしている。その点では地方銀行が有利で、メガバンクの貸出金利回り1.36%に対し、地方銀行全体の貸出金利回りは1.6%である。地方銀行64行を合計した預金量は229兆円でメガバンクに見劣りしない。

メガバンクには地方銀行のように小まめに中小企業をケアする事が難しい。著者は、りそな銀行が他の地方銀行を傘下に収めてスーパーリージョナルバンクとなる可能性に期待している?

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休日が始まる

週末になったので、明日から休日になる。

今週は、風邪をひいただけで終わったしまったので、何だか別の事をしたい。

何もしていないのに、とても疲れた。

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何かが変わった

今日、自分の中で何かが変わったと思う。

考え方や感じ方が昨日や先週、先月、去年とは違う。現在の自分が感じている事は、現在の自分にしか感じられない事で、明日や来年には消えて無くなってしまう。

************

『アリス殺し』(小林泰三著)を読んだ。童話の世界と現実?の世界を行き来して殺人事件を解決?する話。理系な内容で、笑いを取れるように物語を作っている。

読んでいて、辻真先先生の『アリスの国の殺人』、『ピーター・パンの殺人』、『白雪姫の殺人』を思い出した。

こちらは文系の物語だと思っていて、老いや近親相姦、ETCが組み込まれていて後味悪く仕上がっている。

両者の趣向が合体すると楽しい話になるような気がした。

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野性肉を食べる

風邪気味なので、鹿肉のパテの春菊和えと、猪の頬肉のポトフ風を食べた。

何となく体力を取り戻した気がする。

鹿や猪の肉は、運搬が大変なので入荷量が少ないそうだ。牛肉や豚肉とは違う味なので、野性味のある味と表現するのだと思う。

***********

最近、自分の中の情報や選択肢が少なくなっている事を感じる。

僕の思考パターンは不自由に出来ていて、帰属している場に規定されており、標準やルール、周囲の人間の反応が無ければ考える事が出来ない事が結構ある。

帰属している集団が固定化すると、それだけ僕の思想や行動も硬直化していくわけで、新しい何かを外部から取り入れるべきなのだと思う。

取り分け、疑う事が難しい。疑うためには、何か別の事を信じなくてはならないので、信じる事が難しい。

色々と面倒臭い。

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風邪をひいていた

妙に体調が悪いと思ったら、風邪をひいていた。

喉が痛かったり真っすぐ歩けなかったりする。

不思議な浮遊感。

空でも飛べるかもしれない。

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ボーっとしている

今日、考えた事や記憶した事が無くなってしまった。

以下、何となく思い出した事。

①皇帝に似ている
以下、思い出した会話。

A「B君がね、三国志のゲームやってるんだけど、
  そのゲームに出てくる皇帝が我儘ばっかり
  言うんだって。
  で、ゲームをやってる内に、その皇帝の顔が
  アスペ君の顔に見えるようになったんだって」
B「全く分かっていない皇帝で、軍隊を動かせ!とか
  変な事ばっかり言うんだよ」
C「うん。なよっとしてて、
  思うがままにされてしまいそうなんだ」

②大木ボンドに似ている
以下、思い出した会話。

A「妹が大木ボンドにそっくりって言うけど、あれでしょ、
  江川紹子みたいなんでしょ」
僕「違う。もっと太っていて、
  お笑い芸人のようなファッションセンスなんだ」

以下、妹の旦那との会話。

僕「妹のどこが良かったんですか?」
B「いやー、初対面の時から面白い人だと思っていて、
  それで・・・・」

③障害のせい
以下、思い出した会話。

A「君の上司と話したんだけどね、
  君が過呼吸になったのは障害のせいだって言うんだ。
  自分の指導に全く問題は無かったて言うんだ」
僕「そうですか?」
A「で、私が気になっているのは、どうして医者がこんなに
  介入しようとするの?」
僕「普通、こういう事はしないそうです」
A「そうだよね。ねえ、何があったの?」

④障害のせいでない
以下、思い出した会話。

A「発達障害とか言うと、自分はこういう人間だって思って
  努力をしなくなる。お前は障害者じゃない。
  単なるナルシストだ。
  障害者手帳なんて取れるもんか。
  徹底的に追い込んでやる」
B「ねえ。障害者だから出来ないって本当に信じ込んでるの?
  検査結果なんて誰も信じないよ。ナルシストが!」
C「障害者って事にすると、自分のせいじゃないって
  思っちゃう!」

⑤医者との会話
以下、思い出した会話。

A「君の上司と話したんだけどね。駄目だありゃ。
  やり取りを記録してるって知らないから、
  誤魔化せると思って嘘ばかりつく」
僕「はぁ」
A「障害者手帳を勝手に取ったて言うんだ」
僕「はぁ」
A「こうやって医者が立ち会う中で話すのは、あの人を
  省くためだ。あの人は駄目だ」
僕「はぁ」
A「本当に喋らせたいなら、裁判にかけるしかない。
  でも、それやっても良い事何にも無いよ」

*****************

何か忘れているというか、色々な事を同時並行で思い出して考えていて、制御出来なくて気分が悪い。思い出した事を書く事で吐き出していないと気が狂ってしまいそうだ。

理由が分からないけど、何だか物凄く疲れている。何があったんだ?

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閉鎖空間への闖入者とか

以下は、インターネットの掲示板からのコピペ。

民間宿泊の問題点。

マンションに住民以外の不特定多数が、勝手に出入りし、共用場所に旅行者が群る。
⇒資産価値が下がる

マンションの出入り口の暗証番号が世界中の旅行者に流布される事で、建物の安全性が低下する。

以下は、「信頼と裏切りの社会」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-2054.html

インターネット上での「信頼性」を担保する方法が課題になっていると思う。

人間の能力的限界により、150人以上とは意味ある形で交流出来ず、1500人以上の顔と名前を結び付けられないとする。評判によって人間を評価出来るのは150人が限度とする。

以下の解決策。

①ステレオタイプ
不特定多数の人間をグループ化する事によって「評判」による判断が可能な150以下の数とする。「○○人は信用出来ない」、「△△歳以下は判断力が低い」、「××社の製品は壊れ易い」、etc。

⇒グループ化は、インターネット上において特に便利な判断ツールのようで、僅かな情報から詳細な情報を導き出す事が出来る。
⇒信頼性は低いかもしれないが、現実社会においても同様の事象は発生している。

②コミットメント
信頼性を担保する手順や機構の設定。料金の前払いや人質、監視装置等。

⇒おそらく現実的な選択肢。闖入者を追い出すのでなく、そうした人達が存在する前提でセキュリティを構築する必要がある。

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今日は凄く忙しかった気分だ。その理由は、一日のほとんどを寝て過ごしたから。

この数カ月の自分の体調を考えると、自分の体が太りたがっているように感じる。食べないと、その分だけ眠くなる。

それは生活の他の部分にも影響しているはずで、食べたい物や運動欲求にも反映されていると思う。

今日の昼食はしゃぶしゃぶで、夕食が焼魚と漬物とラッキョウ。食生活が乱れているかもしれない。

体から闖入者?を追い出すための作用かもしれない。

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古代朝鮮と倭族

読んだ本の感想。

鳥越憲三郎著。1992年7月25日印刷。



以下は、「哀しき半島国家 韓国の結末」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-1998.html

序章 古代の辰国と倭族
稲作を伴って日本列島に渡来した弥生人を「倭人」と呼ぶ。彼等の渡来は紀元前400年~紀元前450年頃の縄文晩期とされる。

中国大陸の倭人居住地は長江上流域の四川、雲南、貴州であり、新石器時代初期に雲南省滇地か湖畔にて水稲の人工栽培に成功したとされる。

黄河流域の民族が畑作農耕民として土間式建物であったのに対し、倭族は水稲農耕と高床式建物を特徴とする文化を持つ。長江流域以南への漢族による介入は、秦始皇帝の全国統一時、前漢武帝による征討であったとされる。倭族は、雲南から各河川を通じて東アジア、東南アジアに広く移動分布した。朝鮮半島を経由して日本列島に辿り着いたグループを弥生人としてみる。

山東半島にあった周代の東夷は倭族を指すと思われる。

紀元前473年頃の呉の滅亡を契機として、東夷の人々は朝鮮半島の中南部に亡命したと思われる。そして、倭族を軸とし、朝鮮半島中南部に存在した辰国は180年頃?に馬韓、辰韓、弁韓に分立し、三韓分立後も馬韓の辰王が三韓に君臨していた。東晋の時代には馬韓の名が消え、百済が生まれる。

Ⅰ章 朝鮮神話の系譜を探る
1 扶余族系の神話
朝鮮半島に存在する始祖が卵から生まれたとする卵生神話。

神話は民族の主権者の権威を高めるために作られるものであり、権力の背景にある社会構造の変化に伴って修正される可能性がある。神話が一般民衆に絶対的権威をもって受容されるには、社会を反映した内容でなくてはならない。

○狩猟民から農耕民に移行した民族の卵生神話
倭族の卵生神話を取り入れる。
高句麗:
紀元前1世紀末、ツングース系の濊族によって建国され、4世紀以降は鴨緑江を中心に中国東北部や朝鮮半島北部を領土とする。

百済:
中国東北平原の扶余国が4世紀前半に滅び、亡命した王子一派によって4世紀半ばに馬韓が討滅され、建国される。扶余族は黒龍江上流域のモンゴル系遊牧狩猟民が紀元前2世紀末に中国東北平原に南下して先住民のツングース系諸族を征服して混血し、主農半猟の民族になったとされる。

○最初から農耕民であった民族の卵生神話
倭族の卵生神話を継承。
新羅:
もとは辰韓と呼ばれた。『北史』列伝には、辰韓人は海路によって辰韓に辿り着いたとし、『三国史記』新羅本紀には、朴・昔・金の各氏が交互に王位を継承し、最後は金氏が王位を独占したとある。

駕洛:
加羅、伽耶、金官とも表記される。

扶余族の始祖である東明王は、大きな鶏卵のようなものが降りて来て身籠った侍女を母とする。高句麗の始祖である朱蒙も同様。神話の内容も似ている。北方遊牧狩猟民の神話は、始祖を聖獣とするのが一般的。

「扶余」は「鹿」を意味し、扶余族が黒龍江上流域に遊牧狩猟民として存在した時は、鹿を始祖とする神話を伝えていたと考えられる。東北平原に南下して混血し、農耕を主にする国家を建設した時に、変化に見合う神話を構築したと思われる。

2 徐国の神話
倭族の中で、卵生神話を伝える最も古い文献は、『史記』殷本紀にある殷の始祖についての神話である。呉に征服された東夷の徐国の卵生神話も『博物誌』徐偃王誌に記述されており、東夷の神話の原型と思われる。

神話内容が近似している事から、徐国の神話を原型とし、扶余国が参考にして、同族のために百済に伝わり、それが高句麗に影響したと思われる。

殷帝国や周代の文化が東北平原の諸民族に波及していくに連れて、王権の権威を高めるために神話が作り変えられたとする意見。

3 新羅の神話
朴、昔、金の各氏が伝える三つの卵が生まれる神話がある。三つとも神話が伝承されている事から、智證王による統一が行われる6世紀初頭まで三つの王権が並存していたと思われる。

『三国史記』には、王位を他姓の婿に譲位する記述が多く見られるが、併立していた三つの王統を一連の王系譜として纏めたためと推測される。

4 駕洛の神話
『日鮮神話伝説の研究』(三品影英著)には、大康年間の首露廟の祭儀的実修を投影した神話があるとされる。卵から偉大なる王への変身。

Ⅱ章 耽羅国の神話と歴史
1 神話はかくつくられる
朝鮮半島南西海上にある済州島は、耽羅国と呼ばれ、百済・新羅の属国となる国を形成していた。

高・良・夫の三氏族の発祥に関する神話。

『高麗誌』、『瀛州誌』、『南槎録』、『耽羅志』、『耽羅紀年』等。創作年代が最も古いのは、朝鮮王朝初期の14世紀末か15世紀初頭に記述されたとされる『瀛州誌』。

高乙那、良乙那、夫乙那の三神人が済州島の毛興穴から湧出し、狩猟生活をしている。東海の碧浪国から木箱が流れ着き、その中の鳥の卵の形をした箱の中に三処女がいる。年次の順に三神人が三処女を娶る。

生成する自然神の物語が無い事が神話が作られた時代の新しさを示している。

①碧浪国
『瀛州誌』では三処女は碧浪国から来たとしている。『高麗誌』地理誌、『南槎録』、『耽羅志』では日本から来たとしている。実在する国と神話を結び付ける事で神話の真実性を高め、主権者の神聖性を高める?

②氏姓
文献において初めて氏姓が見られるのは、『瀛州誌』にて、高麗王朝初代の太祖二十一年(938年)の入朝を示す記事。高自堅という高姓。著者の意見として、耽羅国の星主・王子の称号を持つ重職者は耽羅式の名を公的に用いたが、高麗と関係を持つ一般人は高麗式の姓名で記録されたとしている。

耽羅式の名前は、ツングース系の女真族の名前と共通する事が多く、著者は高・良・夫の三氏族はツングース系の高句麗か百済の支配階級の系譜を受け継ぐのかもしれないとしている。三神人が乙那といい、女真族の鳥乙那、吾乙那との関係する?高麗誌では、三神人の居住地を「第一徒、第二徒、第三徒」と記すが、女真族の「徒」は部族、または部族の居住地を示す。

2 作為された歴史
著者は、耽羅国が最初に新羅に入貢し、後に百済の属国になったとする記述を疑問とする。

済州島は百済の南海上にあり、地理的に不自然。『三国史記』新羅本紀での耽羅についての初見では、文武王二年(662年)に、百済の属国であった耽羅国が新羅の属国となったとする記述がある。百済から授かった「佐平」という位階を用いている。

662年は百済が滅亡する前年であり、さらに『新唐書』には耽羅国が百済から新羅に乗り換えたとする記述がある。

新羅との関係を強調するために、歴史的事実を捻じ曲げた可能性。『耽羅紀年』によると、耽羅国という国号の由来は、新羅の領域である耽津に上陸して入貢した事から生じたとあるが、『三国史記』地理誌には、耽津県は百済の冬音県であり、新羅の景徳王(742年~764年)の御代に、百済時代の地名であった冬音県を耽津に改めたとする記述がある。国号由来の記事の年代矛盾。

耽羅国の王は、「星主」という称号であるが、独自の称号である。『日本書紀』天武天皇二年(673年)には、耽羅国の使者が来た時に「佐平」という滅びた百済の称号を用いており、新羅から位階を授かっていなかったため、滅亡した百済の位階を用いていたとする。

「星主」という称号は、星辰崇拝に基づくものであり、新羅の影響が伺える。『高麗誌』によると、靖宗九年(1043年)に、星主という記述があり、それ以前は酋長と書かれている。耽羅国の歴史の冒頭において新羅から星主という称号を授かったとする『高麗誌』地理誌の記述は疑わしい。

著者は、最も古い『瀛州誌』が朝鮮王朝初期に記述されたものであり、新羅・高麗・朝鮮の流れを意識して朝鮮に向けて耽羅王の歴史の古さをアピールする意図があったとしている?

新羅に入朝して王の厚遇を受け、耽羅王として星主の称号を賜り、高麗王朝でも星主の地位が認められたとする捏造?

Ⅲ章 邪霊の侵入を防ぐ神々
1 馬韓伝の蘇塗
馬韓の特殊な習俗としての蘇塗が、『後漢書』、『三国志』、『晋書』に記述されている。円錐状に石を積み上げた塔を含む範囲。

済州島にもタプ(塔)と呼ばれる村の入り口に設けられ、悪鬼や病魔の侵入を防ぐ防邪塔がある。その頂きには、自然石の鳥の形象物が置かれている。

鳥の形象物を付けた木を「ソッテ」と呼び、四年毎に行われる祭りを「ソッテ祭り」と呼ぶ。「ソッテ」は「蘇塗」と関係を持つ呼称?

中国東北地方では「オボ」と称して、自然石を円錐状に積み上げた頂きに、神の寄り代となる楊等の聖木を立て、宗教的対象物にするのが見られる。馬韓を征服した扶余族によって習俗が伝えられた可能性。

百済から属国の耽羅国 = 済州島に伝わる?

2 チャンスンの性格
チャンスン:
京機道(旧百済の北部地方)を中心伝わり、村の入り口に乱石を低く積み、その上に「天下大将軍・地下女将軍」と墨書された二本一組の杙と、木製の鳥の形象物を先端に付けた木を立て、周りに注連縄を廻らせた宗教的対象。

日本においては、665年に近江国神前群に400余名、669年に700余名の亡命百済人が住み着いたとする記録があり、それらの地域では、「ダイジョウゴ」と呼ぶ祭りが行われる。大将軍が訛ったもので、大将軍という杙が当時から立てられた傍証とされる。

さらに、村の入り口に置く鳥の形象物や人面杙、注連縄の習俗は、倭族の進行に由来するとする(『原弥生人の渡来』、『雲南からの道』)。中国雲南省からタイ、ミャンマー、ラオスにかけて住むアカ族の風習。

倭族に属する民族に共通する注連縄を張り渡して邪霊の侵入を防ごうとする習俗。弥生時代には村の門に鳥の形象物が置かれ、神社の鳥居となったが、アカ族でも村の門に木製の鳥を置く。アカ族では、村の門の根元にヤダ・ミダという祖先像を置き、日本では塞ノ神と呼ばれる自然石を村の入り口に置き、後に男女を示す道祖神を峠や橋の袂に置くようになる。

3 ソンドルの習俗
ソンドル:
沃川群(旧百済中部の綿江流域)に伝わるチャンスンの原型?自然石を村の入り口を挟んで置く。

石は先端が尖ったものが男性、穴が開いていると女性を示すと伝えられる。村の出入り口に邪霊の侵入を防ぐ注連縄や立石を置く習俗は、倭族が稲作を伴って朝鮮半島中南部に渡来した時に伝わったと思われ、当初は立石を性別で見る事は無かったかもしれない。

4 石人像の由来
トルハルバン:
済州島による溶岩で作られた帽子を被った石像。

文献では、『耽羅紀年』英宗三十年(1754年)にある翁仲石が初見である。本土の仏教石仏の影響を受けたデザイン。

頭巾形の帽子は、済州島が元の統治下にあった時代の蒙古帽を真似たとする説がある。本土の石仏の帽子は朝鮮式帽子で、頭巾形ではない。

日本遠征を計画した元が、遠征基地にするために、済州島を高麗から分離させて耽羅国として属国にした記録がある(1275年)。日本への遠征計画が放棄されると耽羅国は高麗に返還されたが、支配中に良馬の産地となっていた耽羅国は元の支配下となり?1374年に高麗が蒙古人を駆逐するまで所有権をめぐる争いがあったらしい。

済州島の名刹と呼ばれる仏教寺院は元によって建立されたとされ、風俗習慣に及ぼした影響があるのかもしれない。

Ⅳ章 堂信仰と蛇神
1 聖林としての堂
1000年頃に、耽羅王朝の一派である夫氏が設村したとされる兎山里。集落には、村の守護神が鎮まる聖林があり、兎山堂と呼ぶ。倭寇に強姦され、死んだ娘の怨霊が蛇神になって祭られているとする。

儒教を国是とした朝鮮王朝以降は、済州島に派遣された最高官の牧使等の官吏達は、堂を淫祠として蔑視したとされる。国から保護されずに、巫覡達が生計に追われ、精神的・宗教的に自己を修練する事が出来ずに低俗した事から、堂信仰に迷信的、呪術的要素が導入されたとする。

2 農耕神としての蛇神
聖林の神は、特殊化される前の普遍的神の属性を持つとして特殊化されていない?特殊化されるとは、名前を持ち、性別も明らかにして、他とは異なる個体として独立する事。

現代では、神を目に見えない抽象的・観念的に捉える。古代社会では神を可視化して具象的・客観的に捉えるために、現人神が必要とされる。

宗教観念の発展に伴って、個として特殊化された神の由来や系譜が語られ、神話が作られる。

3 兎山里事件の解明
倭寇によって兎山里の娘が強姦された話について。

済州島は、倭寇の碇泊拠点であったと思われる。日本において戦国時代が終了する頃に、済州島の防備施設が充実し、倭寇の進出も無くなったとしている。

著者は、『耽羅紀年』にある1552年の記事を兎山里の事件と結び付ける。済州島東南部に初めて倭寇が侵入した記録。

著者は、済州島の特性として、国家の宗教政策の下で管理保護されるべき村々の堂が、国家体制の埒外に置かれたために、自然神から人格神に昇格しなかったとしている。

朝鮮王朝は儒教を国是として、理論に拘泥する朱子学を基本とした。反論する儒者は済州島に流罪されたとして、男尊女卑の儒者の指導により堂が儒教的祭式で行われるようになったとしている。一方では儒教教育を受けない女性が旧来の祭儀を行う珍しい体制。

女性を引き止める方法として、呪術的要素が取り入れられ、蛇神と化した娘を合祀するようになったとしている?

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女性に好かれる女性、嫌われる女性

『ポロメリア』(Cocco著)を読んだ。以下、抜き出し。

P135:
――わたしは汚い。
真っ白でなければ、灰色も黒も同じなのだ。たとえどんな色味だったがどんな舌触りだったかを細かく説明したところで、求められているものが白である以上、如何なるシミも許されはしないのだ。

P154:
小学校の頃、わたしは男子に対する大暴れッぷりを讃えられ、女子にはすこぶるモテた。バレンタインデーなんか靴箱にいくつもチョコレートが押し込まれたほど。わたしは鬼平犯科帳気取りの男子成敗にアイデンティティーを見出していたし、泣いている女子がいれば首を突っ込んでその原因を吊し上げ、せっせと成敗し、そして感謝される、というその道で不動の地位を築いていた。そんなところに須藤さおりが転校して来たのだ。可愛い顔で男子に物おじすることなく暴言を吐き、バタバタと歩いて、秘めた知性を武器に遠慮なく不正を叩く。

P177:
美人で頭の足りないハーフがくるくると表情を変えて振り撒く色香。集合写真を撮る時は、絶対に顎を引いて上目遣いのキメポーズを作る。百二十パーセント女子に嫌われる女子だ。わたしには都合がいい。だから一緒にいられるのかもしれない。

P256:
ママは去勢手術が施される前の子犬を一匹石川さんからもらって来た。一生繋がれたままの運命になる犬。
「あんたたち、面倒ちゃんと見てよ、今日から家族なんだから」
家族なら三女になる。なのにママが付けた名前は”ジョン“だった。

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女性である以上、男性と女性の両方から好かれる事は出来ないという事なのかな?成長していくに連れて、父親と母親のどちらかを選択しなければならないので、大人になりたくない設定なのだと思う。

誰しも社会の一部になるからには、演技をしなくてはいけないわけで、演技である以上、期待されている反応を返さなくてはならない。でなければ、社会から裏切り者と見なされてしまう。

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役に立たない人間である事

何冊か雑誌を読んで考えた事。同じ事を何回も考えている。

数年後には、僕の会社は無くなっているか、大幅に規模を縮小させていると思う。

国による規制が、僕の会社を守っていて、ある程度の利益を保証されている。僕は障害者として雇用されているので、現行の体制が継続する限り、社会の一員としてのステータスを保ち続ける事になる。

雇用を確保するために、と無駄な時間とお金を費やして非効率なシステムを構築している。そうした社会に寄り掛かって僕は生きている。

管理や交渉の能力、特殊な技術や経験というものを僕は持たない。個人として低い市場価値しかない状態で会社に依存する事は不安定だ。

現状に甘んじていたいけれど、少しずつ何かをするしかないのだと思う。それくらい生きている事が面倒臭い。

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少しだけ話をする

職場の同僚と少しだけ話をする。

僕「やっぱりAさんの事が嫌いですか」
B「嫌いだね。何が嫌いかって、仕事を何もしない所だ」
僕「そうですか」
B「それと障害者だからやって貰って当然という態度」
僕「具体的には?」
B「あいつ、飯時になるとキョロキョロキョロしてるじゃん。
  誰かが自分に飯を運んでくれるのを待ってるんだ。
  だから、あいつと飯を食うのが嫌なんだ」

******************

精神の問題でなく、身体の問題だと思った。五体満足であれば自分で食事を取りに行く事が出来るし、日常生活における自律性が高まる。精神性が同じであっても、身体に欠損があると我儘だと思われてしまう?

人間である以上、出来なければならない事が沢山あって、出来ない事があると社会的費用と見なされてしまう。

全ての人間は個人としては成立出来ない。善悪や正誤、自己評価は、周囲の人間の反応や帰属する社会集団が規定するルールに則って判断される。誰も自由ではない。

帰属する社会集団や周囲の人間の反応に適切に対応出来ない人間は裏切り者と見なされ、何らかの処罰の対象とならなければならない。罪人を罰する事は人間の本能?

罪人であるためには、当人の悪意を立証しなくてはならず、容疑者は執拗な追求を受ける。自らが裏切り者でないと証明する事は困難。

というような事を考えている。上手く纏まらない。

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フラット革命

読んだ本の感想。

佐々木俊尚著。2007年8月6日 第1刷発行。



マスメディアからインターネットに移行する過程で発生している変化について。

第一章 フラット化するマスメディア
マスメディアによる情報独占は、インターネットの普及によって崩壊している。

2007年の毎日新聞の大型連載『ネット君臨』において、難病幼児への募金活動を批判した人間が特集された事について。

以下は、「シム宇宙の内側にて」(さくらちゃんを救う会に募金しても人命は救えない)へのリンク。

http://fw0.blog37.fc2.com/blog-entry-280.html

毎日新聞では、インターネットによる匿名言論への拒否感がある?共同体への帰属感が強い社会では、発言者が重視されるが、インターネットでは言論の中身が評価される。

以下は、マスメディアにとっての危機。

①匿名言論の登場
インターネットの世界は、匿名による誹謗中傷が多く玉石混合。読み分ける能力が重要になる。悪意を撒き散らす事が容易になったが善意と悪意は表裏一体。
⇒誰が言ったかよりも、何を言ったかが重視され、各人が平等 = フラットになる。

②取材の可視化
マスメディアも批判の対象となり、正当性を立証しなくてはならない。

③ブログ論壇の登場
マスメディアに対抗する言論空間の存在。
・ブログがマスメディアをフラットな世界に引き摺り込む
・膨大な集合知の誕生
・情報収集と分析の分離

⇒一次情報収集を行う媒体(マスコミ)と分析を行う媒体(ブログ)が分離する?

マスメディアが力を失っている要因は、以下の2つ。

①我々の喪失
1990年代半ばまでの「総中流」 = 等質社会の喪失。社会全体を構成する「我々」を代表する立場としてのマスメディアは成り立ち難い。
②インターネットの出現
インターネット上に「我々」は存在せず、「私」が存在する。仮想の世間に準拠しないインターネット世界では、本音を現出させる事が出来る。

第二章 よるべなく漂流する人たち
隷従と引き換えに安心を齎す共同体の崩壊。

以下は、「出会い系嬢の憂鬱。」へのリンク。

http://deaikeijo.jugem.jp/

本の中では、出会い系に崩壊した人間関係の組み換えを期待する人間がいるとしている。刹那的な人間関係を大量発生させる出会い系は期待に応えられない。

戦後社会を構成したのは、大企業と膨大な数の会社員だった。会社員を賃労働者と定義すると、原型は幕末の小作農になる。明治政府は、天皇家を宗本家とする「国」という家国家を構築した。封建思想を活かした資本社会。

経営家族主義によって、年功序列制や終身雇用制は1920年代から広がり始め、戦後の高度経済成長時代に巨大化する。ドイツの社会学者フェルディナント・テンニースは、近代化によってゲマインシャフト(血縁に基づく共同体)が、ゲゼルシャフト(利害関係に基づく共同体)に移行すると説いた。

日本における会社は、血縁関係に近い疑似ゲマインシャフトだった。その共同体構造は、1990年代に以下の要因で変容する。

①グローバリゼーション
②少子高齢化
③雇用の市場化
④格差社会
⑤日本社会の精神的変容

⇒ソヴィエト連邦が崩壊し、冷戦が終結した事で、日本独自のナショナリティの再定義が議論されるようになった。日本人としての自己イメージの再定義。共同体に支えられ、マスメディアを経由する事で世界との強固な接続を信じられた時代は終わった。

『海辺の光景』(安岡章太郎著)。1959年に出版された本。敗戦によって崩壊した家族の心象風景を描き、主人公が母子の小宇宙から社会の中へ出ていく。

企業は、そうした寄る辺ない人々の受皿であり、敗戦の喪失感を企業の経営家族主義が補完し、マスメディアが総中流の幻想を振り撒く事で、その枠組みを文化的に支えた。個に向かう力と、安心と隷従の共同体を求める本能との対立。

「出会い系嬢の憂鬱。」は、自分を確認し、存在確認を基に他者との絆を復活させる事を目的とする?「私」を発信する事で、「個」の確立した自分を発見し、社会の中での自分の位置を固定する?

第三章 組み替えられる人間関係
1959年に出版された『鏡子の家』(三島由紀夫著)。敗戦によって絶対的な道徳律を失った日本人達。戦後社会という共同幻想の枠組みの中で生を喪失する状況?世界を既存の枠組みによってでなく、どのように生々しく認識する事が出来るか?

著者は、三島由紀夫は統一された美しい秩序へ行き着いたとしている。「人間の集団や人間の都市は、この花のまわりに、規則正しく配列されている」。著者は、三島由紀夫は雑音の堆積する世界に向き合えず、天皇を中心とする美しく統一された世界を求めたとしている?

インターネット上において参加者が増加していくと、同調圧力の強い共同体のように、人間関係が予定調和的に決定されなくなる。共同体は、常に雑音によって攪拌されなければ、安心と隷従の関係に陥るとしている?

友愛は固定化されれば隷従の関係を生む。インターネットにおいては全てが可視化され、全ての人間関係が無数の「私」に監視される。関係性はアドホック(その場その場で決まる)に幸運(セレンディピティ)によって規定される。こうした世界が中央集権によって制御される事はない。

第四章 公共性をだれが保証するのか
マスメディアに代わる「公」の可能性。

誰もが自分が信じる理性的な判断で行動し、それらが相違する。罵詈雑言には無視する事で対処すれば良いが、理性的な意見には無視が出来ない。世界観の違いをどのように克服するか?

マスメディアには機関としての固有の意志がある。機関の立ち位置に基づいて言論が展開され、意志が働く余地がある。インターネットには意志が存在しない。制御する機関も存在しない。だから暴走が始まると収拾がつかない時がある。

真偽のつかない情報が既定の事実として広まってしまう。情報が瞬く間に伝播するため、偽情報の破壊力は大きい。さらに、誤情報を訂正する事も難しい。訂正情報が誤情報と同じように伝播する保証は無い。

インターネット上には権威が存在せず、他人からの注目度が評価基準であるため、衆愚化の危険性は大いにある。著者の理想論としては、公共性は参加者全員が分散して担うべきとしている?興味の無い話題にもきちんと接して、何らかの知見を得る構造。

2006年春に発生した「ことのは事件」について。

2005年秋に民主党が主催したブロガー懇談会に、オウム真理教の元信者ブロガー松永英明氏が参加していた事が週刊誌にスクープされる。松永氏を懇談会に誘ったのは、泉あい氏という女性ブロガーである。

彼女はインターネット時代のジャーナリズムを模索していた。社会で活動している人間をインターネット上で紹介し、読者との間で生まれるやりとりを広範囲にドライブさせる。インターネット上の報道機関。

しかし、元オウム真理教信者との関係が明らかになった事で、報道機関自体の信頼性が揺らぐ事になる。

泉あい氏の意見:
インターネットはフラットであり、オウム真理教信者にも情報発信の手段は開かれている。

懇親会に出席したブロガーBigBang氏による以下の批判:
民主党懇親会に意図してオウム真理教信者を引き入れたのでなければ、経緯を公開すべきである。泉氏は報道機関を設立しようとしていたが、ジャーナリズムは細部を検証してこそ公共性としての力を持ち得る。

泉氏が元オウム真理教信者の松永氏を信用したのは、現実の人間関係の中で松永氏を良く知っていたからである。人間性を皮膚感覚で理解していた。しかし、インターネット上では皮膚感覚は伝わらない。伝えるには言葉が必要になる。曖昧な「友愛」によって人間同士を繋ぐ事は期待出来ない。

そして、報道機関設立に協力していたインターネット系技術者ume氏は会社を解雇されてしまう。インターネット上でオウム真理教信者という噂を立てられ、会社からオウム真理教信者でない証明を求められる。しかし、「○○ではない」と証明する事は困難。

この問題の本質は公共性の保証である。全員が一個人としてのブロガーとなり、全てがフラットになると公共性が担保されなくなる。オウム真理教のような反社会的存在が出現した時、それに立ち向かう「公」をどのように担保するのか?

何かの絶対的正義に寄り掛かって、正義を押し付ける論調?各自が自分の信じる論理に頼って議論する場所は出来上がるか?ラディカルな民主主義 = 多様な価値観が並存し、議論していく行為によって成り立つ?の誕生?

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