湯之上先生のコラムから

湯之上隆先生が、「日本ビジネスプレス」や「Business Jurnal」に連載しているコラムから。

①半導体の需要見通し
世界半導体市場は、2050年には、2010年(3000億ドル)の2.5倍の7500億ドルになる見通しである。10年毎に1125億ドルずつ増大する事になる。

需要見通しは、以下の論理によって導き出せる。

(1)過去30年のデータから、先進国で1年間に1人当たり150ドル、
 新興国で75ドルの半導体を消費していると推定する。
(2)2010年から2050年にかけて、先進国人口は10億人から30億人、
 新興国人口は20億人から40億人に増えると予測。
(3)よって、2050年の世界半導体市場は、
 30億人×150ドル+40億人×75ドル=7500億ドルになると予想。

湯之上先生は、自動車が半導体を大量に使用するようになると予測する。2020年は、スマートホン30億台、タブレット端末10億台、PC3億台、自動車1億台の出荷が予測されるが、自動運転が実現した場合、1台の自動車が大量の半導体を使用するようになる。

1台100個のプロセッサが必要と仮定すると、1プロセッサ1個100ドルとすると、1兆ドルの巨大市場になる。

②半導体製造装置の市場は成長し難い?
世界半導体市場は成長しているが、半導体製造装置市場は2015年時点でも2000年のITバブルのピークを超えられない。

以下の2つの要因。

(1)半導体メーカー数の減少
最先端の微細化投資を続ける資金余力のある半導体メーカーが減少している = 顧客数の減少。

(2)処理能力向上
例えば、リソグラフィの最先端装置(ArF露光装置)は、2000年頃に比べて、2015年現在?で約3倍の処理能力を実現。装置数が1/3ですむようになった?
⇒生産数は増えないの?

2000年頃より市場が成長した製品は以下の通り?

・露光装置
最先端装置がArFからArF液浸に移り変わる事により装置単価が高騰。ダブルパターニングの導入による工程数の増大も寄与。今後も、多重露光工程の増加や、極端紫外線リソグラフィの量産機が実現すれば市場を拡大させる可能性。

・洗浄・乾燥装置
従来、洗浄は工程フローの3割以上を占めていたが、微細化の進展により微小なパーティクル除去が必要となり、洗浄工程数が増大。

・ウエハ検査装置
微細化の進展により微小欠陥の検査が求められるようになり、検査工程数が増大?

コータ・デベロッパ、ドライエッチング装置、酸化・拡散炉、中電流イオン注入装置等は、2000年頃のピークに近付きつつある?ドライエッチング装置(スパッタリング装置やプラズマCVD装置も?)については、多重露光工程の増加、3次元トランジスタの普及、NANDフラッシュの3次元化の推進等による、工程数や処理時間の増大により市場が拡大する可能性がある。

成膜関係の装置(アッシング装置、ランプアニール装置、高エネルギーイオン注入装置、減圧CVD装置、プラズマCVD装置、メタルCVD装置、スパッタリング装置、エピタキシャル装置、CMP装置?)は、微細化が進展しても買い換えられないため、市場は拡大しない?

湯之上先生は、上記の分析から東京エレクトロンとアプライド社の経営統合(2015年6月30日予定?)について考察。東京エレクトロンについては、成長が期待出来る洗浄・乾燥装置(世界シェア18%)と絶縁膜エッチング装置(世界シェア1位)を持っている事が強味としている。
アプライド社については、15種類の装置を開発・販売し、内8種類が世界トップシェアであり、各種CVDやスパッタリング等の成膜装置に強味を持っているとしている。これらは成長の期待出来ない分野であり、東京エレクトロンの誤算ではないかとしている?

③半導体の微細化
以下は、インテルの微細化のトレンド。2年おきに微細化が進展している。14nmについては1年の遅延。トランジスタの面積が半分になるように微細化が進展していく。
199719992001200320052007200920112014
nm250180130906545322214
面積6250032400169008100422520251024484196


湯之上先生の予測として、2015年以降も微細化が進展し、5nmも視野に入る?

半導体デバイス毎では、以下のようになる?

プロセッサ(MPU):
順調に微細化を継続。5nmまでは、微細化し続ける?

NANDフラッシュメモリ:
2011年の1点だけトレンドから外れたが、後は、順調に微細化している。今後、3次元化が進むと平面方向の微細化はスローダウンする可能性はある。

LSI:
2010年~2013年まで微細化がスローダウンしたが、2013年末には遅れを取り戻した。MPUと同様に5nmあたりまで微細化を続ける?

DRAM:
2010年以降、明らかに微細化がスローダウンした。しかし、微細化はスローダウンしたものの、止まってはいない。20nm以降も微細化は続いている。

以下は、2013年版の国際半導体技術ロードマップ(ITRS)。2017年からのウェアラブル普及を予測?

20152016201720182019202020212022202320242025
MPU1715.31412.811.710.69.78.98.17.46.6
DRAM22201816141312111097
NAND15141312111098888


ムーアの法則終焉が話題になる事が多いと思う。微細化費用が巨額になり、投資を継続出来る企業が少なくなっている事が根拠だったと思うけど、需要が拡大すれば問題無いという考え方なのかな?

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姿現すメムコンピューター

日経サイエンス2015年6月号 P71~P75。

記憶(メモリ)と演算(コンピューティング)を同時に実行するメムコンピューティングについて。

現在の計算機械は、処理を行う場合、情報を記憶領域から引き出し、演算装置にて変換し、変換後の情報を記憶領域に再び移す必要がある。

人間の脳と同様に、演算と記憶を同じ素子で実行するメムコンピューターには、省力化と演算効率向上が期待される。情報を、処理を行った回路にそのまま記憶するので、転送する必要が無く、省力化される。この設計は脳に似ている。

世界の計算センターが2012年に消費した電力は前年比で58%増加し、情報通信にかかる電力消費は世界の総電力の約15%に達している。2030年までに、家電製品向けの全世界の電力消費は米国と日本を合わせた総世帯電力消費量に並び、年間2000億ドル程度になると予想している。

国際半導体技術ロードマップの予測では、トランジスタの製造は2016年までに技術的限界に突き当たるとしている。メムコンピューターには、計算速度向上と省電力化の両方を実現出来る可能性がある。

平均的な人間の脳は、毎秒1京(10の16乗)回の処理を実行可能で、消費エネルギーは10ワット~25ワットである。スーパーコンピューターで同様の処理をするには、1000万倍以上の電力が必要である。

人間の脳は、計算機械のように演算と記憶を同一のシナプスで実行するため、情報転送の手間が少ないため、エネルギーを節約可能。

以下は、メムコンピューターの主要構成部品?電源切断後も状態を維持するため、複雑な計算を素早く実行可能。

①メモリスタ
抵抗器(レジスター):電流を抑制する。電力の大きさによって抵抗値を変化させ、その状態を保持する。抵抗値の変化を計算処理とすると、電源切断後も情報を保持可能。

②メムキャパシタ
コンデンサー:静電気を蓄積する。素子の状態である静電容量が印加電圧の履歴によって変化する。蓄積した電荷を演算処理に再利用可能。

③メムインダクタ
コイル:電流を磁場に変換する。電流を通しつつエネルギーを蓄える。

以下は、主要構成部品開発の歴史、現状?

①メモリスタ
1970年代に、カリフォルニア大学バークレー校 レオン・チュアが提唱。2008年には、HP スタンリー・ウィリアムズ等が抵抗値を変化させ、変化後の状態を保持可能な記憶素子を開発。小型化に目処。

②メムキャパシタ
比較的効果な強誘電性材料で作られたメムキャパシタが既に市販されている。安価なシリコン製のメムキャパシタの研究開発が進行中。

③メムインダクタ
現状では大きな磁気コイルが必要で嵩張るため、小型化困難。

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2010年、著者達(M.ディベントラ、Y.V.パーシン)のチームは、メムコンピューターが既存の計算機械よりも効率的に演算処理を行う事を、迷路探索問題を利用して実証。

従来の迷路探索アルゴリズムは、連続した小ステップを繰り返し実行して迷路探索を行う。

メムコンピューターでは、迷路の曲がり角全てにメモリスタを配置した回路を考え、入口と出口に単一の電圧パルスを加える。電流は、入口と出口を繋ぐ経路のみを流れ、その経路上のメモリスタの抵抗値が変わる。

⇒メムコンピューターは、既存の計算機械が繰り返し演算しなければ出来ない問題を、一度の演算で処理可能。

現在の計算機械で、大量の整数列の特性全てを計算しようとすると、対象となる整数全てを計算機械に入力し、考えられる特性全てを一つずつ調べるため、処理時間が指数関数的に増加する。整数10個について1秒かかる場合、整数100個で10の27乗 = 1兆年の数千万倍の時間が必要になる。

メムコンピューターの場合、全ての特性を一度の演算で処理可能。情報の出し入れを行う手間の無い、一段階計算法を使用出来る。

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メムコンピュータの素子は研究室段階にあり、学術研究機関や一部メーカーが初期バージョンをテストしている段階である。何年も故障無く動作する事を確認する試験には何年も必要。

メムコンピューターを動作させるためのオペレーショングシステムも定まっておらず、実際に制作し、様々なシステムを試行して最適化する必要がある。

著者達のグループは、2013年にイタリア トリノ工科大学 ファビオ・トラベルサ等と共同で、「ダイナミック・コンピューティング・ランダム・メモリー(DCRAM)」を提唱。

計算機械におけるDRAMをメムキャパシタに置き換える事を目的とする。現状の標準メモリーであるDRAMでは、情報の各ビットはされぞれ1つのDRAMに保持されるため、演算には多数のDRAMとトランジスタが必要とされる。

メムキャパシタであれば、上記の迷路探索問題と同様?に2つのメムキャパシタで足りる。1つの素子が入力信号に応じて異なる処理を実行するためで、脳が持つ多相性と呼ばれる能力と似ている?

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結局、実用化するにしても何十年もの時間が必要という事か。未来予測系の本を読んでいると、著者自身が特異な未来の実現を望んでいないように感じる時がある。

線形には変化しないのは、技術的側面だけでなく、社会心理もだと思っている。

何もかも壊れるような変化が近未来において実現して欲しいものだ。

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職場不適応だと思う事

考えている事を書こうと思ったけど、上手く纏まらないので後日書く事にした。

明日は知人の結婚祝いをするので、明日も書けないのかな?

最近の不調の原因は、自分が会社に在籍している正当性の問題だと思う。僕は、会社に存在していて良いのか?

仕事も出来ないし、成長性も無い。

考えても仕方のない事だし、随分前に覚悟していた事だ。しかし、職場で障害者雇用されている社員が居場所が無く困っている姿を見たり、親族に知的障害者がいる同僚の話を聞いていると気が滅入ってしまう。

法定雇用率を満たすだけの意味しかない雇用に何の意味があるのか?

自分が存在する正当性が欲しい。

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会社に在籍している理由の一つは、明日の結婚祝いのように知人と会う時のように、人付き合いで奇妙な目で見られないようにするためだと思う。

そんなに頻繁に会うわけではないが、何となく拘ってしまう。

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似たような違和感として、WEB小説に良くある異世界にワープする話があると思っている。

異世界にワープした主人公達は、大抵の場合、冒険者ギルドとかに行って仕事を紹介して貰い、紹介された仕事の一環として怪物を狩る事によって、経験値と金銭を蓄積していく。

この流れに何とも言えない違和感がある。

一昔前のファンタジーでは、怪物を狩るような仕事は、特殊な才能や技能を持った人間に限定されるものだった。一般人が危険な仕事を請け負って階梯を上げていく事は非現実的だと思う。

誰もが冒険者ギルドで仕事を紹介され、誰もが経験値を蓄積していく世界は競争過多で疲れる世界だと思う。

誰もが冒険者となり、その中で階級やランク付けがあり、常に他人と自分を比較する。高校生のような世界だ。

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前に読んだ評論によると、現実世界では努力が報われる事が少ないため、創作上の世界では経験値を蓄積して向上したり、他人には無い特殊な才能が持て囃されるのだという。

インターネットが普及した結果、あらゆる他者の情報が手に入るようになる。各自が小集団に分離していた時は、広い世界の中の自分の位置を意識する事は無かったが、雑多な情報が手に入るようになると、情報を整理するためにランク付けや尺度が求められるようになり、身長や学歴、収入、etcでの比較が行われる。

比較優位を保てる人間は少ない。優位に立つ人間も、その位置を維持し続ける事は出来ない。誰もが必ず敗者になる。

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それだから、既に仮想世界上での小集団形成が行われているのだとか。

SNS等で有用な情報を入手するには、そうした小集団に帰属している必要があり、そのためには有用な人間であると証明しなければならないらしい。

何と疲れる世界である事か。

必ず負けると分かっている勝負をしなくてはならない。生きているとはそうした事だと思う。

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望まれた存在で作られた世界

人口中絶の普及が、治安向上に寄与しているという話を読んだ。

望まれない子供が生まれなくなった結果、養育過程に問題のある人間が減少したとする説。人為的な出生前診断は、既に普及している。

出征前診断の技術が向上する事によって、周囲から望まれない子供は減少していく。消極的なデザイナーズチャイルド政策。

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視点を生物全体に拡大すると、21世紀は生物の大量絶滅の時代となる事が予想され、環境汚染や乱獲、気候変動によって数多くの種が絶滅するらしい。

生物化学が発達した場合、人工的に自然環境を復元する試みが予想される。

復元すべきは、望まれた自然であって、観測する人間が美しいと感じる世界であるはず。

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さらに確実な未来。今世紀後半には、仮想世界において人間と人工知能の区別がつかない状況が発生するはず。

人間が機械に支配される事が問題なのでない。

おそらくは、人工知能の方が人間よりも素晴らしい精神を持つ事が問題なのだと思う。卑しい人間と高潔な人工知能。そのような対比になるのではないか?

人間の存在意義自体に関わる問題。

今世紀後半には、世界的な人口減少が予想され、減少していく人間を補う形で人工知能が普及し、人工知能が普及する事により、出生数がより減少するのかもしれない。

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多くの人間が望んでいるのはそうした社会なのだと思う。そして、現代の社会的倫理は、そうした社会を素晴らしい社会とは認識しないと感じる。

多様性の維持やら弱者保護やら様々な観点やら。

現実の行動では、そうした事を忌避しているのに、一方では違う倫理が存在する。

この辺りの矛盾がどのように処理されるかは興味深い問題だ。

今世紀末を生きる人間は、人類の終焉を目撃するのかもしれない。

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何が楽しくて生きているのか?

自分が何を楽しいと思うか、何を正しいと思うかは、他人の視線によって支配されていると思う。

周囲の人間が自分をどのように感じるのか?

良く思われるように行動したい。

それから、蓄積された経験。自らの中に蓄積された経験によって善悪が判定される。

さらに根源にあるのは、生物的特性。食欲、睡眠欲、性欲、etcと形容出来る何かがあって、他にも様々な錯誤が僕を形作っている。

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生物学的には、人間の寿命は30歳くらいだとしてみる。元来、30歳くらいまで生きるように設計されているのだから、以降の人生は景品のようなものだろう。

そういう風には思い切れないし、社会一般のルール通りには行動出来ない自分に矛盾を感じ続ける事になるのだと思う。

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何か、創造的な事をしてみたいと思っている。

これからの人生において、出世する事や家庭を作る事は無いと思う。

自分なりに意味を感じる事を探す事になる。創作活動や収集、それとも異なる何か。

生きている事が苦痛だ。それなのに生き続けている。

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弱者保護とか色々

今日は、牛肉を1.1㎏食べた。食べ過ぎて体が重い。野菜を食べていないので栄養が偏っていると思う。

明日は、蕎麦か豚カツ定食、鰻重を食べる予定。月曜日から忙しい予定なので、今日、自分の命が尽きるつもりで後悔の無いように生きていたい。

新しい本を13冊仕入れてきたけど、全ては読めないだろう。そして、寝る場所が無くなってきている。

自分が生きている理由を考えないようにしたい。

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弱者を保護すべき倫理的理由について読んだ。一説には、社会がゼロサムであるという前提が理由であるらしい。ゼロサムな社会において誰かが利益を獲得するためには、誰かが損害を被らなければならない。

出世する人間が発生する事により、その他の出世出来ない人間が発生する。あらゆる人間が比較され、序列が決定される以上、優れた人間は存在するだけで、他の誰かの比較劣位を明らかにする。

弱者が弱者であるのは、強者が存在するためである。

それだから、強者は弱者を保護しなければならない。そうした考えであるらしい。

つまり、弱者保護は、自らに余裕がある事の証明であり、自らの階級を上げる行為となる。

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人工知能についての本を読んだ。

近年になって開発された人工知能に関する解明されていない謎。翻訳用人工知能について、英語 ⇔ スペイン語の翻訳能力を向上させると、直接的には関連しないはずの英語 ⇔ フランス語の翻訳能力も向上する現象が観測されているらしい。

異なる言語の翻訳であるはずなのに、『翻訳』、或いは『知能』の根底には、共通して利用出来る何かが存在しているのかもしれない。

「笑う月」(安部公房著)P32:
○クモが餌をたぐりよせる動作。その手順は、不可解なほどまわりくどい。不合理と受け取るべきか、それとも、別の合理性と考えるべきか。

○責任―共同体のモラルに解消してしまえば、いかなる個人の罪も許される。(殺人と戦争の関係)

⇒人工知能に関して、倫理的問題を指摘する声があるらしい。政策決定や日常の意思決定に人工知能が使用される場合、責任の所在が曖昧であるという話だ。

⇒下らない議論だ。現状でも、責任は共同体のモラルに解消されている。

虐待は日常的に発生している。ほとんどの人間が問題視しないだけで、誰かが簡単に傷つけられている。

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現在の社会がシステムとして「階層」を組み込んでいる事について。

組織体が維持される前提で、多くの人間が限定された情報に基づいて行動している。思考様式の多くを組織に依存させている。

その前提があれやこれやして、「差異」に対する感受性を高めているという説が良く解らなかった。

世界的な現象として、近くに存在する他者への拒絶反応が高まっているのだとか。英国における移民への拒否反応、ロシア人とウクライナ人、日本人と韓国人、タイ人とカンボジア人、etc。

他国の人間から見て、タイ人もカンボジア人も変わらない。しかし、文化窃盗や歴史起源を巡る論争が活発化しているのだとか。

あらゆる組織や共同体が永続する前提で、世界的ネットワークが構築された結果?

階層的社会構造と、双方向的通信技術が融合した結果が、「差異」を意識する事に繋がっているのだとか。

将来的には、共同体の短命化が予測され、多くの人間が自らの道徳的判断において、頼るべき基準を無くす事になるかもしれない。人間は他者の視線から逃れる事が出来ず、自己イメージをより良くすべきと思っている。

正しい事、優しい事、成功している事、感受性が高い事、賢い事、忠実である事、楽しい事、強い事、安定している事。

道徳観念からは逃れられないと思う。帰属集団が崩壊した場合、完全な「個」は在り得るのか?

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フラフラする

帰宅途中で、真っすぐ歩けない事に気付いた。

何だか疲れている。自覚は無いけれど、寝不足なのかもしれない。最近、残業ばかりだったから、どこかが壊れているのか?

生きている事は演技をしている事だと思う。自分の行動の動機付けとか、自らの個性について何らかのイメージを持っているけれど、それは実態を反映していない。

自らの本質は、自分では把握出来ない何かなのだと思っている。

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明日から二連休。肉や鰻を食べて、何冊か本を読むと思う。

5月になったら、知り合いの結婚祝いをする。人間関係が疎遠になっているので、こうした機会を大切にしたい。

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他人の心は存在するのか?

何回も考えてしまう話。

人の心が分かるとはどのような事なのか?

以下は、NHKにて2015年1月24日(土)に放送された、「ネクストワールド 私たちの未来 第3回 人間のパワーはどこまで高められるのか」について書いた記事。この放送について、何回も書いてしまう。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-1762.html

以下は、番組のWebサイトへのリンク。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0124/

番組内で行われた寸劇が気持ち悪い。

【あらすじ?】
2045年の日本?が舞台。70代の男性が主人公。彼は、街中のショーウィンドウに飾られているアンドロイドマネキンに恋をする。彼は、アンドロイドマネキンの持ち主である店主にアンドロイドマネキンが高額である事を告げられ、貧しい自分には購入出来ない事を知る。そこで主人公は自分と同じ外見のアンドロイドを購入し、その暴力を使用して店からアンドロイドマネキンを盗み出す。

そして、自分に似たアンドロイドとアンドロイドマネキンの恋を見物する事で満足を得ようとする。

2015年2月8日(日)に放送された「第5回 人間のフロンティアはどこまで広がるのか」では、何故か自分と同じ外見のアンドロイドは存在しなくなっており、自らとアンドロイドマネキンが結婚している。

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寸劇から感じる気持ち悪さ。

①ロボットに感情はあるのか?
ショーウィンドウに飾られているロボットを見て、閉じ込められて嫌がっているに違いないと感じる。それは確信に変わり、身勝手な暴走が始まる。

②恋愛について
何故か、ロボットが無条件に自分を好きになる事になっている。自分は良い事をしているのだから、自分を好きになるに違いないという思想。

③社会的許容
老人の無法行為が社会的に断罪されない。盗み、強盗、etc。2015年2月8日(日)に放送された「第5回 人間のフロンティアはどこまで広がるのか」では、アンドロイドを持ち込む事が許されない場所に、自分と結婚している事を理由に、無理矢理アンドロイドを連れ込む。

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多分、制作者達が、人工知能の問題を、100年前の人種差別の問題と混同している事が、作品の気持ち悪さの原因なのだと思う。

以下は、Wikipediaの「クーデンホーフ光子」の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%95%E5%85%89%E5%AD%90

オーストリア人貴族と結婚した日本人女性「クーデンホーフ光子」の話。彼女の夫は、「光子をヨーロッパ人と同等の扱いをしない者とは決闘をする」と宣言したと書いてある。

公共の場において、東洋人立ち入り禁止のルールがあった場合、「この東洋人は私の連れ合いだ」とする発言は、人道的に素晴らしい言葉となる。

おそらく、NHKスペシャルの制作者は、無自覚的に人種差別問題についての思想を人工知能の問題に流用してしまったのだと思う。公共の場では、携帯電話を持ち込む事が禁止される事がある。

「この携帯電話は、私の連れ合いだ」などという妄言は、ルールを破る理由として正当化されないはず。

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人間は、世界観に支配される。無自覚的に、何らかの思想の影響下にあり、自分や他人の心を理解したと思い込んでしまう。

ほとんどの人間が謎の確信によって、人の心の存在を肯定する。

それをどのように表現すれば良いのか分からない。

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以下は、かなり前に僕のブログにあったコメント。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-300.html#comment15

多分、多くの人間が、僕に対して同じ様な感想を持つのだと思う。このような意見に、どのように対処するのか?

まず、「発達障害」とはどういう事なのか説明しなくてはならない。

何故か多くの人々が、「発達障害 = 共感が不可能」と思い込んでしまう。ショーウィンドウの中のアンドロイドのように、無自覚的な前提条件による思い込み。書籍や有識者に由来する知識ではない。

何らかの思考形式が人々の思考を規定している。

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以下は、インターネットの掲示板からのコピペ。世界観は、如何にして構築されるのか?

組織の辿る道?

①有志が組織を作り上げる
組織が小規模な時は、対話で建設的に研鑽し、斬新な発想をする。
②人材が集まる
成果が評判となり、熱意のある人材が集まる。
③大組織化
組織が大規模化すると、 出世という仕組みを導入する必要があり、年功序列的な人事制度になる。大規模になると組織が潰れるリスクを避ける意見が多数出るのは必然。冒険出来るのは組織が小規模な場合。
④安定化
多くの人々が安定を求めて組織に入ってくるようになる。 組織に変革を齎す奇人変人は20人に1人程度の割合?しかいない?
⑤出世の弊害
管理職が多くなり、序列化のために功績評価を入れる。業績を上げた人間を管理職にすると、数字が出やすい部門の人間が上になり、業績と管理職としての経験が関係無さ過ぎてトラブルが多発する。
⑥崩壊へ
居心地が悪くなった奇人・変人が次々と辞めていき、規模は大きいが、何も革新的な取り組みの出来ない組織となる。

人が集まると作業効率を上げるためルールに厳密に従う事を強要される。ルーティンワークなら良いが、自由な発想をする人を変わり者扱いして爪弾きにしてしまう。それが衰退の兆候。人間が多く集まると派閥争いや社内政治により、調子が良いだけで能力の無い人間が出世してしまう。

実態的には大企業でも終身雇用なんて崩壊している。それなのに社会や企業が構造的には終身雇用の時と同じだから、能力主義と言いながら若者を抜擢せず、中途採用を増やさない、転職率も悪い。一流大学出て大企業勤務でもカスみたいな転職先しか無いから、能力が無くても会社にしがみつくしかなくなる。

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考察したり反省する事に疲れる

テレビ番組の特集と、インターネット上の騒ぎに差があると思っている。日本においては、自分が日本人であるという意識によって視野を制限されている人が多い?

テレビのニュース:日経平均2万円超え
インターネットのfacebook等:中国株式市場の熱狂

両者ともに強気な意見が多い。長期的には、株式市場への投資は時代遅れになっていくと思う。

伝統工芸品を買い付ける事はどうだろうか?

後継者不足で、あらゆる工芸品の作成が困難になっていく未来が予測されるらしいので、南部鉄器等が投機の対象になっているらしい。

そうした事を考える事が面倒臭いので、自分の人生は現時点で終わってしまって良いかもしれない。

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あれやこれや

考えている事が多いけれど、上手く纏まらない気がしている。

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文章を書く事に対して気分が乗らない

コメントに返信します。僕は小心者なので、直接会う事は出来ません。

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書こうと思っている事が上手に形にならない。文章化出来ない。自分の中に溜め込んでしまっては良くないので、その内に何らかの形で放出するのだと思う。

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感じている生き辛さ

現在、生きている事を辛く感じている。

職場、家族から責められる事を考えて暗い気分になってしまう。周囲の反応を予測出来ない所があり、どうすれば良いのか分からない。

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自分の失敗の原因を説明する時に、「面倒臭い」、「うっかりしていた」、「出来なかった」、ETCという言葉を使用するしかない事が辛い。

「前向性健忘症」という言葉を聞いた事がある。新しい事を記憶出来ない症状だ。現在の記憶が、数分後には消えてしまう?

そうした状態を「忘れてしまう」としか表現出来ないとしたら、本人も周囲も社会生活に一層の困難をきたすと思う。

「それなら、忘れなければ良いじゃん」 ⇒ 「忘れるのは、自信が無かったり、周囲に興味が無いからだ」 ⇒ 「自信をつけさせたり、忘れた時にペナリティを科したり、監視するようにしよう」

上記のような思考が成立する場合、何も解決しないと思う。発達障害の場合、ほとんどの人間が自分の状態を表現する時に、「面倒臭い」、「うっかりしていた」、「これで良いと思っていた」、ETCの表現をするしかないのだと思う。

本人は道徳的に悪い方向にしか表現出来ない自らの特性を公言出来ないし、周囲の人間も道徳的な解決策を志向してしまう。

中毒症やアレルギーの場合はそうならない。「発達障害」という言葉だけでなく、その状態を表現する形式が必要だと感じる。それは公的に許容されるものであり、多くの人間が自らを表す事を可能にする。

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孤独感を強く感じる。話し相手が欲しいが、僕が欲しいのは自分に都合の良い他人なのだと思う。そうした願望は良くないという縛りが僕の中にある。

人間と会話出来る機械が誕生するのは、2030年頃?一般に普及するのは2050年頃かな?そうした存在であれば、自らの都合の良い存在として扱って良いのだろうか?

人工知能の人権は定義出来るだろうか?

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道徳的に悪人である事の恐怖

精神的に不安定になっている。余裕が無い。

自分の感じている恐怖は、周囲の人間から攻撃される恐怖であると思う。僕には出来ない事が多い。それは「怠けている」とされる。

怠けているのだから、監視したり、怒鳴りつければ問題は解決する。強く出れば良い。それが社会的コンセンサスになる。

そこまで出来ないというのが本音だ。

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【好意的サディズム】
表面的に善意を装いながら、相手の精神的自由を奪う事?

「私は、あなたのために行動しているのではありません。あの人が間違っているから戦っているのです」

本当に上記のように思っているのなら、そうは言わない。「自分はどうだっていい」という言葉は、「自分を良い人間と思え」という強制である。表面的な意味を別にして、本質的には「自分を褒め称えろ」という要求となる。

そうした言葉は重く感じる。支配の意図と自己不在。恩着せがましい支配的依存症。

「あなたのためにやっているのではない」

そうした言葉を強調する人間は、「あなたのためにやっている」とピーアールしている。相手の自由を許さず、自分の期待通りに動かそうとする。同様に、「あなたのためにやっている」と強調する人間も、道徳的優位性を強調する事で、相手を支配しようとする。

だから、「あなたのためにやっているのではない」と強調する人間に、「自己満足のために勝手な事をするな」と伝えると動揺する。「あなたのためにやっている」と強調する人間も拒絶を許さない。「善良な人間」を演じながら、他者を操作しようとしているからだ。

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学生時代と社会人とで異なる事があるとすれば苦痛の種類が変わった事だと思う。学生時代の苦痛は、他者と関わらなければならない苦痛であったり、集団の中で孤立している苦痛であったと思う。

現在の苦痛は、社会的責任を果たせない苦痛だと思う。社会的に望ましい自分になる事が出来ない。

僕は上手に演じる事が出来ない。

自分が怠けているとは思わない。公的にも、僕は障害者として認定されている。それでも、怠け者とされ、監視や叱責の対象となる。そうした中で気ばかり焦ってしまう。焦ったところで問題が解決しないのは分かっているし、対立は避けられないのなら初期段階で自己主張すべきなのに出来ない。

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来週からの行動方針。出来る事をする。出来ない事は出来ないと伝える。それをメールと言葉で伝える。自分が感じる焦燥感を伝える。自分の中に溜め込まない。

抱えている問題は、僕個人では解決出来ないものなので、叱責される前提で問題点を伝える。間違っていると言われる前提で伝える。僕の言葉を文章で残しておけば、状況が予想通りに推移した場合に自己主張する材料となる。

周囲の人間を信用出来ない事が、僕の根本的な問題であると感じる。

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僕の行動原理に、周囲から支配される事、攻撃される事が組み込まれているのかもしれない。そのように思う。僕の中に、周囲の人間を狂わせる何かがある。

学生時代の人間関係と疎遠になっていき、古くからの知り合いが家庭を構築するようになっている。それだから、僕も結婚して家族を作る事を促されるのだと思う。学生である内は、周囲に自然と他人が存在するが、社会人として数年が経過すると、若い時のように自然と群れる事は難しいのかもしれない。

僕の場合、結婚を勧められる時に、自分の魅力レベルの低さを原因に出来る事が気楽だ。好かれる人間ではないと思う。

本音としては、それ以上に自分が他人を信用して、好きになる事が出来ないのかもしれない。長期間、誰かと過ごす事は良くない結果を生む。

恋愛というのは、自分や相手の良い個所を強調すると思うけど、結婚の場合、自他の弱い個所を許容しなければならないと思う。

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父から結婚を勧められた。

「もう良い年なんだから、今の内に結婚しろよ。老いたら誰からも相手にされなくなるし、一人ぼっちになるぞ」

僕にはこの言葉を評価出来ない。母は幸福ではなかったかもしれない。最後は苦しみながら死んでいったと思う。誰かを犠牲にして、搾取しなければ幸福は成り立たないのだろうか?

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演じてしまう自分

場面や場所、相手によって相応しい振る舞いをしようとしてしまう。

相手の善意を前提にする事が難しい。不満があっても話せない。

自分が思っている事を建設的に話す事が出来る場面はどのようにすれば構築出来るのか?

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会社員である事の限界

今日、僕の仕事について、他の社員に仕事内容を報告する事が決まった。

結局、同じ事の繰り返しになるのだと思う。

仕事のフローについて、相談したかったが出来なかった。相談すると、「ルール通りにやらない奴が悪いんだから、強く言えば良いじゃん」と言われる。

誰か怠ける人間が存在するから上手くいかない。怠ける人間を一括すれば、上手くいく。そうした発想だと思う。

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実際には、仕事のフローに無理があるような気がしてならない。上手くいかないような業務フローが定着している。最初に、合理的に仕事の流れを考えて、各部署に展開し、各社員が作業し易いように業務マニュアル等を整備するべきと思う。

そうした事が出来ないから、悪者探しが行われ、意見の弱い人間が悪者にされる。そうした構造を感じる。

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職場の同僚とも仕事の進め方について相談したいが出来ない。

僕の意見は、どうしても愚痴や甘えとされてしまう。業務フローを直す事が出来ないから、従うしかない。そのような流れになっている。

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社会人になった時は、仕事を一生懸命やりたかった。今でもそれは変わらない。社会の一員として恥ずかしくないような生き方がしたかった。

そのように社会から外れて生きていく自信や気概が自分には無いのだと思う。

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予想出来ない事が辛い

様々な価値や物事の重要性を判断出来ない事が辛いと思う。

大切に扱うべき事が分からない。

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精神的に弱いと思う

会社員としての生活を持続出来るかで悩んでいる。

精神的に弱い。他人と接する生活に耐えられないかもしれない。

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物価の話とか

帰宅したら中国株が値上がっていた。

テレビでは、日経平均2万円超えの特集をしているけれど、香港や上海の過熱ぶりを特集するべきだと思う。自分は、インデックスファンドや中信証券等を購入していたけれど、小型株中心のインデックスファンドを購入するべきだったかもしれない。

他の国の動向はどうなのだろう?

今日一日で、会社からの給与一年分に匹敵する値上がり益があったので、少し興奮している。

こういう時には落とし穴が待っているはず。借金を返すために、一部の株式を売却した。余裕がある訳ではないのだ。

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Bloombergのコラム「実質値上げ犯人か、物価指数と実感の差-鍵は「一橋物価指数」」から、適当にコピペ。

日本銀行が金融緩和の目標としている消費者物価指数では物価上昇は発生していない。しかし、人々は物価上昇を実感している。ギャップの原因は、商品の量を減らした実質値上げかもしれない。

消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI ):
2015年2月に前年比2%上昇。増税の影響を除くベースでは、2014年4月に前年比1.5%上昇とピークを付けた後、前年比0%に落ち込んだ。

生活意識に関するアンケート調査:
日本銀行が四半期に1度のペースで発表。1年前と比較した物価上昇率を質問する。
日本銀行が、2015年4月2日に発表された数値では、平均5.6%上昇と前回調査(5.3%)を上回った。2014年4月の消費増税前後は4%程度で推移していたが、2014年9月調査以降3期連続で上昇。

SRI一橋単価指数:
株式会社インテージ、一橋大学経済研究所、新日本スーパーマーケット協会が共同で開発。全国のスーパー約4000店舗を対象にPOSデータを集計し、新商品の価格をフォローする。新商品は品目を細かく分類し、ミリリットルといった単位に直して1年前の商品と比較(公式CPIでは、新商品の情報はほとんど含まれていない)。増税後は1-1.5%と安定した伸びで推移している。

⇒SRI一橋単価指数は総務省のCPI統計の2割弱しかカバーしてないが、生活意識に関するアンケート調査に近しい結果となっている(コアCPI前年比が2%前後まで上昇した2008年、SRI一橋単価指数の上昇率は4%となっている)。

⇒新商品の量が、従来の商品よりも少ないため、統計的に把握出来ない値上がりが発生している?

日銀は2013年4月、消費者物価の前年比2%の物価安定の目標を2年程度で実現するため、量的・質的金融緩和を導入した。日銀はコアCPI前年比が2015年度を中心とする時期に2%に達するとの見通しを維持しているが、CPI上昇率はゼロ%に鈍化している。

黒田東彦総裁は2015年4月8日の会見で、「物価の基調的な動きに変化が生じ、物価安定の目標の早期実現のために必要になれば、躊躇無く調整を行う」と述べた。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト34人を対象に2015年3月31日から3日にかけて実施した調査では、半数超の22人が年内の追加緩和を予想。

しかし、SRI一橋単価指数においては顕著な物価上昇が実現しており、過度な金融緩和が家計の防衛的姿勢を強める可能性がある。

生活意識に関するアンケート調査では、回答者の45%が消費増税後の物価上昇を理由に支出を控えている。先行きについても、収入が増えるとの回答が増えた一方で、支出は減らすとの回答が増加。支出を考える際、「価格動向を重視する」との回答が2年連続で増加している。

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使用する言葉やら方法論やら数値を柔軟に変えていきたい。

ルーティンワークが大好きなので、変化が嫌いだ。

新しい事を実行するのが難しい。

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意欲が無い

何もやりたくないというより、自分が成功するイメージが無いのだと思う。

何をしても失敗するような気がしてしまう。

「つまらない」という感覚の根源は無力感なのだと感じている。

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残り一週間

残り一週間で何をするか?

自分に出来る事と、自分が望む事を考えるとバランスが取れない。

色々と疲れている。面倒臭い。

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債務者になってしまった

昨年度に金銭を使用し過ぎたために、債務者になってしまった。財産のほとんどを現金以外にしてしまったので、緊急時に融通が利かない。

株式を一部売却して返済にあてる。

中国株は、まだ値上がり余地がありそうなので残念だ。

仮想通貨や美術品は残しておく。

「こんなに何に使ったの?」

それは説明出来ないんだな。

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昨年度の株式銘柄選択の反省点として、大型株を中心に取引してしまった事があると思う。小型株中心のファンドを購入しておけばよかったかな?

多分、株式や不動産、現金への投機には将来性が無い。今の内にリスクを取って、新しい事をするべき。今年度中に、株式を全て処分するかもしれない。

現在の資産総額は1億円くらいかな?そこが自分の器の限界で、それ以上は増えないかもしれない。自分の生活を安定させるには、金銭だけではなく、人間関係や社会的基盤、道義的正当性が必要なのだと思っている。

今は、成長や進歩を追い求める時期ではない。

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色々と反省

職場で話し合いをする。

僕個人の監視というよりも、各個人毎の担当業務や、作業スケジュールが分かるように、担当区分毎のスケジュール表を作成してはどうかという話になった。

はっきりと言えないだけで、各人が不満を抱え込んでいるようだ。特に、上席が重要度の低い業務に夢中になっている事が問題?些事を誰かに割り振る事が難しいのだそうだ。

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僕自身の問題として、先を見通す事の困難があると思う。不安感が他の人間よりも強い。未来を見通す事が苦手だからだ。だから、心配をしている割に作業効率が悪い。

周囲が僕に感じる漠然とした不満の背景には、概念構成の困難があると思う。それを他人に説明する事は非常に困難。

以下は、概念化形成能力について書いた記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-category-3.html

・やり方が決まっている事や、言われた事をそのままにしか出来ない
・仕事に優先順位を付けられない
・細かいどうでも良いような事に拘る
・経験や知識を振りかざし、発言に説得力が無い
・相手の発言を理解し難い
・人の言葉に間髪入れずに返してくる

上記は、全て僕に当て嵌まる。対処方法は分からない。

***********

発達障害をどのように表現するのか?

小麦アレルギーや痴呆症、アルコール中毒等は、何となくイメージが出来るかもしれない。

他の病気でも、数値データや具体例による伝達が可能?

発達障害の場合、心理検査等によって得られた情報を伝えても、上手く機能しないと思う。

視力が0.1以下と伝えれば、それによって発生する事象や対策を考える事が出来るが、言語理解や知覚統合等の数値を伝えても、それが何を意味するか考えられないかもしれない。

考える事、知る事、伝える事。それらの根幹に関わる問題で、何らかの哲学が必要なのだと感じる。

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経験知的でない世界

いまさらであるが、自分は会社勤めに向いていないと思う一日だった。

僕の欠点やら特性について質問したがる人がいる。本を渡すと嫌がられる。心理検査の結果を見せても納得しない。その人の中に正解があり、僕は彼の思うところの正解を言わなくてはならないらしい。

以下が正解かな?

『全て自分自身に原因があり、僕は自分が可愛くて仕方が無い自己愛型の人間です』

反知性主義というのかな?

「何でこんなものを俺が読まなくちゃいけないんだ」

自らが発達障害に詳しいと思い込んでいる人間は、本当に多い。そうした人の特徴として、関連する本を全く読まない事があると思う。

彼らの中に独自の法則があり、その通りに僕が行動する事になっている。

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自分自身が実践的な知識を持たない事が僕の弱点。発達障害とは何なのか?どのように周囲が対処するのか?

そうした疑問について未だに回答する事が出来ない。

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自分で商売をする場合、販路と仕入れ先の確保が大切な気がする。

珍妙な自営業のアイデアというのは結構ある。栽培(蟋蟀、鰐、駝鳥、熱帯魚、ETC)、収集(石、金属、リサイクル対象、本、ETC)。

多分、成功する人というのは、仕入先の確保もさることながら、一定数の顧客を掴んでいるのだと思う。

課題の解決方法が分からない?というよりも面倒だから足踏みしていだけか。

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ゲーム世界のあれやこれや

昨日の続き。

僕がそれほどコンピューター・ゲームを好まない理由の一つに、経験値制度があると思う。レベルを上げる事が面倒臭い。キャラクターが成長する必要の無い設定に出来ないものかと思う。

将棋やオセロも基本的には、駒の成長は考えないはず(成り駒は違うかな?)。常にレベルを上げ続けなければならないような世界観は息苦しい。

数年前、知り合いからオンライン・ゲームに誘われたが、適応出来なかった。もう少し、ゆったりとした世界で過ごしていたい。

経験値制度によるレベル向上は、終わりが見えないし、他の人との競争を意識するので辛い。

将来的には、現実世界よりも仮想世界の方が生活に占める割合が大きくなるそうだ。僕はゲーム的世界に馴染めないようなので、何か良い適応の仕方はないものかと思う。

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経験値という考え方

Web小説やら漫画やらを読んでいると、「経験値」という考え方を目にする事がある。

敵を殺せば殺すほど経験値が蓄積され、一定の数値に到達すれば、自動的に腕力や知力、etcが向上し、特殊能力を
身につける事が出来る。

現実がそのようであれば良いが、世界はそのように出来ていないと思う。

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弓道をやっていた時に、練習時間や練習本数について考えた事がある。初心者の内は、練習すればするほど上手くなると思う。一年生の時は、それで良いと思っていた。

その内に、練習時間を多くすれば自動的に上達しない事に気付く。自分の目標とする形や、そこに至る手段、練習方法や自分の癖について知らなくてはならない。そのためには、他の人の意見を聞いて、本を読んで、自分なりに考えて、etc。

考えていない事が僕の弱点と言われていた。もっと他の人間の射を見て良い所を真似、人の話を聞かなければいけない。それは最後まで克服出来なかった。今でも出来ていないと思う。

現在の僕の生活は、単調なルーティンワークの繰り返しで、概念化や想像性は無いと思う。

**************

経験値が存在する世界の矛盾は、低い階層の人間が出現している事だと思う。時間を投入しただけで向上するのであれば、低いレベルの人間は存在しないと思う。

数値化された位階以外を話の基軸に出来ないものだろうか?

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自営業の難しさ

40歳くらいになる頃には、自営業で暮らしていきたいと思っている。

単なる自営業でなく、以下の条件がある。

・社会的信用
周囲の人間に説明出来る仕事である事

・時間
余裕がある事

・ストレス無
人間関係とか様々な面倒臭い事象から解放される事

それほど収益は出なくて良い。

*********

役所への届け出、システムの構築、経験に無い事に挑戦する、etc。

どれも自然に生活していれば縁の無い事だ。

日々の生活の中で、イレギュラーな事を忌避するようになっている。長期的には良くない事だ。自分の中に常識が構築されてしまっている。

何の主張も無いので、流されるように生きて良いと思う。しかし、経年によってそれが困難になる事が予想されるから、楽な方向に生きていたい。

そうなる手段として何があるのか?

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あなたはマイクロマネジャー?

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューのコラム「あなたはマイクロマネジャー?6つの兆候から明らかになる。」から。

上司の過剰管理について。支配的管理を好む管理職をマイクロマネジャーとする?

以下は、マイクロマネジャーの特徴。

①部下の成果物に、深く満足出来た事が無い
②自分ならその仕事を違うやり方で進めるのに、
 というもどかしさを頻繁に覚える
③細部に拘り、修正を加える事に大きな誇りを持って尽力する
④全ての部下について、どこにいるのか、
 何に取り組んでいるのかを常に把握していたい
⑤頻繁に進捗報告を求める
⑥メールのCCに自分が含まれる事を好む

マイクロマネジャーの問題は、過剰管理が適切ではない時でも、全ての仕事に同じレベルの厳格さ、精査、強引さを適用している事だ。過剰管理はチームの士気を下げ、最終的には生産性にマイナスとなる。

時間を掛けるに値しない些事に拘る事でエネルギーを浪費する。高いレベルの戦略に時間を費やすためには、多くの細かい事に自ら手を下すよりも、組織の視点から自身の優先事項を弁えるべきである。

以下は、過剰管理を止める手法。

①正当化を止める
常習的なマイクロマネジャーが干渉を正当化する一般的な言い分と、その真意を以下に示す。

言い分:私がやれば、自分の時間を節約出来る
真意:部下に任せても、正しく出来ないから時間の無駄だ

言い分:失敗が許されない重要な仕事なので
真意:私が求めるレベルの仕事を部下がすると信じていない

言い分:仕事を期日に間に合わせなければ、私の信用が危うい
真意:私が常に催促しなければ、仕事は完了しないだろう

言い分:私が関与しないと、部下はしくじる
真意:以前、権限を移譲した時、ミスが生じた。
   同じリスクを再び負う気にならない

言い分:私がチームの仕事に深く関与する事を、
    上司が望んでいる
真意:関与を止めれば、私の価値を上司に証明出来ない

こうした言い分によって、チームは無力感を抱き士気を阻喪する。過剰管理すべき理由を探すのではなく、すべきでない理由を考えよう。

②仕事の優先順位を決める
過剰管理を招いているのは、些事への拘り。些事を手放す秘訣は、少しずつ手放していく事だ。以下の段階で仕事を手放す。
・仕事の一覧を見て、部下に任せられる簡単な仕事を決める
・直属の部下と話し合い、部下が関与を必要とするレベルを決める
・優先すべき仕事を特定し、そこに大半のエネルギーを使う

③「how(どのように)」ではなく、「what(何を)」を示す
成果物への期待を共有する事と、達成方法を指示する事は違う。管理職の役割は、仕事の満たすべき条件を明確に設定する事。最終成果物のイメージを説明すべきだが、達成方法について詳細な指示を出してはならない。疑念がある時には、「何」を成すべきかを共有して、過程についての計画を(指示せずに)尋ねてみる。部下のアプローチが自分と異なっていても、優れた結果を齎すかもしれない。

④成功を期待し、少しばかりの失敗を許容する
過剰管理が必要とする真理の根底には、失敗への恐れがある。失敗のリスクを強調すると、部下は「学習性無力感」に陥る。自分が成果を上げるのは過剰管理される時だけだと思い込む。それ避けるには、部下を成功に向かって奮い立たせるべき。成功のイメージを明確に描く。成功条件を満たすために必要なリソース、情報、サポートを提供。功績には評価を与える。これらを実行すれば、長期的に業績に繋がる。

***************

詳細な管理を好む問題点は、問題社員に多くのリソースを割いてしまう事だと思う。詳細な管理によって問題が解決されないのに、多くの時間を生産性の低い業務に使用してしまう。

リソースは有限なのだから、自分の目的を明確化して、有効活用すべきだと思う。

僕に関する問題点としては、僕を他の人間と同列に扱わなくてはならない事がある。会社でも学校でも、僕が他の人間と同じように行動しなくてはならないのだとしたら、周囲が面倒をみなくてはならなくなる。

そうしなくとも良いように障害者認定制度があると思うけど、有効に機能していないと思う。

それは思想上の問題で、僕の周囲にいる人間が障害者制度を理解していないように感じる。

僕にリソースを大量に注ぎ込む価値は無いと思っている。

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日本の桜は2度死んだ。迫る3度目の危機!

DIAMOND onlineのコラム 三谷流構造的やわらか発想法「日本の桜は2度死んだ。迫る3度目の危機!」から適当にコピペ。

平安時代初期の嵯峨天皇(在位809~842年)の時代まで、日本では梅を珍重した中国に倣い、梅が珍重されていた(奈良時代の『万葉集』において、梅の歌118首に対して桜の歌は3分の1の44首)。

嵯峨天皇は、812年、初めて「桜」の花見を公式に催す。日本独自の国風文化の始まり。10世紀初期の『古今和歌集』では、梅の歌18首に対して桜の歌は4倍の70首となる。

桜は突然変異体や交配種が出来易く、自然界だけでも数十種の桜が日本に存在する。原種としては、オオシマザクラにヤマザクラ、エドヒガン、カンヒザクラ、カスミザクラ、マメザクラ等が有名で「ヤマザクラ」と総称され、ソメイヨシノ、カンザクラ、コヒガン、オオカンザクラ等の園芸品種は、サトザクラと呼ばれる。

江戸末期には園芸品種の数は250~300種に達した。それほどに品種数が増えた桜は、以下の2度に渡って大量絶滅したらしい。

①ソメイヨシノの普及
江戸末期、植木・造園職人が住む染井村(現在の東京都豊島区駒込1~7丁目)で生まれた桜の品種ソメイヨシノは、以下の優れた特色を持っていた。

・葉より先に花が咲き、開花が華やか
・同一クローンなので、開花時期が揃う(一斉に咲き、一斉に散る)
 同一地域・条件下では同じ開花日に6~8割が咲き、
 全体でも4日間程度に収まる。他の桜では10日以上に分散する。
・若木(樹齢数年)のうちから花を咲かせる
・生育が早く、数十年で大木となる

明治以降、ソメイヨシノの人気が全国に拡がり、日本に咲くサクラの8割以上がソメイヨシノとなる。その結果、多くの園芸品種が絶滅の危機に瀕する事となる。

以下の人物による品種保護。

高木孫右衛門:
駒込に住む植木・造園職人。自宅の畑にサトザクラ84種を育てることに成功。

清水謙吾:
荒川沿い江北4地区の戸長。1885年、荒川の堤防改修の時、堤防保護のために桜を植える事を提案。高木孫右衛門と交渉し、桜の苗78品種3225本の提供を受けた。

②第二次世界大戦
戦争中に、多くの桜が薪にするために伐採される。戦後、1912年に米国に提供された桜12種が里帰りする事になる。1981年には、足立区役所にポトマック公園の桜35種3000本が提供される。

*****************

そして現在、桜に3度目の大量絶滅の可能性があるらしい。戦後一斉に植えられたソメイヨシノの寿命。

ソメイヨシノは接ぎ木で増えるため、日本中のソメイヨシノはDNAを同じくするクローン。個性が無く一斉に咲くが、同じ病気に同じようにやられる。

以下はソメイヨシノの桜並木の問題点。

・同一クローンなので隣の木を別個体と認識出来ず、枝が交差する
・植栽間隔が狭く密植であっても互いに枝を交差させながら、
 高く広く枝を伸ばす
・交差した枝が日照不足で枯れ始めると樹勢の衰退が始まる
 (樹齢30~40年頃)
・花見客が訪れ、桜の根元を踏みつけたりして、さらに樹勢が弱まる

ソメイヨシノの桜並木を調べると、樹齢40年で腐朽が進み、危険度が高まる。樹齢60年を超えると「倒木の危険」レベルの木が8割近くに達する。さらに、ソメイヨシノは桜の中で最も「てんぐ巣病」に侵され易い。

東京 調布市の神代植物公園にて、ワシントンの桜を接ぎ木して生まれた品種 ジンダイアケボノ(神代曙)がソメイヨシノの代替品となるかもしれないとしている。

****************

著者は、桜の話を事業継続計画に適用して、以下の教訓が導き出せるとしている?

(1)卓越した個人による種の保存(高木孫右衛門)
(2)多様性維持の組織化(清水謙吾)
(3)多様性回復における遠方との連携(ワシントンの桜)

大災害に備えるには、遠隔地(桜の場合はワシントン)との連携が大切なのだとか。

****************

価値が無いとされた物品の価値が高騰する可能性はあると思う。DIAMOND onlineのコラム ニュース3面鏡「熱狂する鉄道グッズオークションの舞台裏」には、鉄道関連のグッズの値段が高騰する話が記述されていた。

2007年に登場したスマートフォンの普及により、インターネットのオークション市場の裾野が拡大している事が原因としている?

従来は手間が掛かったインターネット・オークションへの出品作業だが、スマートフォンを使用すればオークション専用アプリから、撮影した写真を選択し、簡単に出品出来る。2004年3月は607万件だったYahoo!オークションの平均総出品数は、2014年7月には3200万件と5倍以上になっている。

近年、「ママ鉄」や「旅鉄」といった、ライトな鉄道趣味を楽しむ層が増え、鉄道趣味人口が200万人とされるほど増加した事も影響している?

価値が無いとされている何かが、将来的には希少品となっていくのだろう。

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習慣を作る脳回路

日経サイエンス2015年5月号。P51~P55。

無意識的に行われる行動は、時間とエネルギーを節約する利点があり、日常生活において自然に生じる。しかし、自分の行動を確認出来ないため、習慣は依存症に似る事もある。

習慣が形成されると、意欲に関係無く行動してしまう(強化随伴性)。

<スイス フリブール大学 シュルツ、ロモ>
強化関連学習に対応する脳神経信号を実験で示す。報酬予測誤差信号 = 未来予測の正確性に対する脳の評価。脳は行動を監視し、特定の行動を強化し、意図的な行動から習慣的な行動にシフトさせる。

【習慣のテスト方法】
英国の心理学者ディキンソンが1980年代に考案した方法。実験対象のラットに、レバーを押すと報酬として餌が与えられる事を学習させる。その後、餌に吐き気を催す薬を混入させる等して報酬を不快にする。報酬が不快になった後もラットがレバーを押し続ければ、行動が習慣化したと考える。

⇒現代においては、習慣化の過程を脳回路を観測する事で確認可能

⇒脳内の新皮質(哺乳類の脳の際立った特徴)と線条体(原始的な大脳基底核の中枢領域で、脳の中心部にある)を繋ぐ複数の脳回路が、意図的行動が習慣化する手掛かりとなる?

<マサチューセツ工科大学 グレイビエル、ダートマス大学 スミス>
著者達の実験。習慣化の過程にあるラットの線条体にある脳細胞の電気的活動を記録して分析。

⇒学習当初は、線条体の運動制御領域が活動し続ける

⇒行動が習慣化するに連れて、線条体は行動の最初と最後時だけ
 活発に活動するようになる

⇒行動がパッケージ化され、一つの行動ユニットとなる?

線条体は、記憶に値すると判断した行動の最初と最後に目印を付け、習慣的行動として纏めている?一連の動作を一つのユニットに纏める。

意図的行動には、線条体の別領域が含まれるようであり、選択に意思決定が必要な場合に活性化する。

【新皮質との関連】
著者達のグループは、線条体と伴に動く、下辺縁皮質(新皮質の関連領域)の活動も記録。下辺縁皮質においては、習慣が定着した後で行動ユニットが形成される。

著者達のグループは、オプトジェネティクス(光感受性分子を脳領域に当てる事で、該当化個所のニューロンスイッチをオン・オフする技術)を使用して、下辺縁皮質の習慣への影響を調査した。

以下の結果。

①新たな習慣
下辺縁皮質のニューロンがオフになると、ラットの習慣行動は阻止される。しかし、消えるのは価値が下がった報酬に向かう行動であり、価値を下げられていない習慣に向かう新しい習慣が身に付く。

②古い習慣の復活
上記①の新しい習慣を身に付けた後で、下辺縁皮質を再びオフにすると、前の習慣が現れる。その後、下辺縁皮質を再びオフにしなくとも古い習慣が持続する。

⇒習慣として深く条件付けられた行動は無くならない?抑制された習慣が復活する可能性

③習慣化阻止
学習期間を通じて下辺縁皮質をオフにすると、習慣を獲得出来ない。

【習慣形成の過程】
以下の過程によって習慣が定着するらしい。

①新しい行動の吟味
前頭前皮質と線条体、線条体と中脳が情報交換する。中脳ではドーパミンが学習を補助し、目標に価値を与える。

②習慣の形成
行動を繰り返すと、感覚運動皮質と線条体間のフィードバックループが強く関与し、型に嵌った一連の行動ユニットとなる。

③習慣の刷り込みと許可
習慣が行動ユニットとして格納されると、下辺縁皮質が線条体に働き掛け、半永久的な脳活動として刷り込む?下辺縁皮質はドーパミンによって、習慣的行動を操作している?

****************

話のポイントは2つあると思っている。一つは、脳内の物理的事象を計測可能になっている事。従来は仮説によってしか把握出来なかった脳内の事象を不完全であるが計測、解析している。

二つ目は、脳活動を操作出来る可能性。遥か遠い未来の事だけれど、著者のグループがラットに行っている脳操作技術が人間にも適用される時代が訪れるはず。

倫理的には、このようにして獲得された知見を現実に適用する枠組みの不在が問題だと思う。

人間が世界を理解する方法について何も理解出来ないまま、情報が積み上がっていく。そもそも「理解」とは何のか?考えていると、考えている自分について考える事になるので堂々巡りになる。

多分、人間とは異なる思考過程を持つ何者かを創り出す事になる?

僕が生きている内には結論が出ない問題だと思う。

****************

自分の脳内で何が起こっているかを知る術が無いのだから、僕が僕自身について考える事は全て妄想である。脳活動を全て計測出来たとしても、それを解釈する基盤が妄想なのだから、結局は何も分からない。

しかし、誰もが自分の思想や解釈について確固とした確信を持ってしまう。

その構造や特色、欠陥について何も知らないはずなのに、知っているという確信が存在する。

何も知らないという事、知らないはずなのに知っていると思い込んでいる事。それらを把握する方法は在るのだろうか?

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体調が戻らない

書きたい事はあるけれど、集中出来ない。

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