疲れている

今まで寝ていた。

判断の基準が無い事が困る。

何が正しかったのか判別出来るのは10年後くらいだと思う。

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疲れた

体に良くないと思いながら、コーヒーを飲んでいる。飲んでいないと眠ってしまう。

明日も図書館に行くと思う。

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投機で勝負しちゃう人達

株式取引や外貨証拠金取引では、能力の上下なんて関係無いと思う。

最近、読んでいる漫画で株式取引や外貨証拠金取引の勝負をする展開が多いような気がする。「インベスターZ」とか「リスク on まりおくん 」とか。

基本的に株式取引や外貨証拠金取引の成功・失敗は運で決まると思う。プレイヤーの能力や努力によってパフォーマンスが左右される事は少ないし、知る事や考える事を楽しむものであると思う。

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努力した人や賢い人、克己心の強い人間のみが成功する社会は間違っていると思う。

投機で勝負して人々の順位付けをする発想の根底には、人間の能力は各人固有のものであり、外部から影響されないという発想があると思う。それ故、一定期間で高いパフォーマンスを出した人間は、継続的に高いパフォーマンスを出す事が出来るとしている。

現実には、投機で大儲けした人が投機を継続すると大損する可能性が高いような気がする。

本人の傾向と市場の傾向が噛み合うと利益が出る。

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しかし、異なる特性を持った人々が、同じ土俵で技比べをするという発想は面白い。

以下の方法論で株式取引を行い、結果を比較・考察すると面白いように思う。期間は一年くらい。

①多数決1
その辺を歩いている人からアンケートを取り、最も多くの人間が推奨する株式を購入する。アンケートは月に一回ずつ行い、アンケート結果に従って銘柄の入れ替えを行う。

②多数決2
インターネットの掲示板から株式銘柄の評判を抽出し、評判の良い株式を購入する。銘柄の入れ替えは毎日行う。

③占い
星占いや姓名判断等で縁起の良い銘柄を購入する。

④バターの値段
バングラディッシュのバターの値段が株価を予想すると仮定し、それに従って株式を売買する。

⑤簡単
会社名が読み易い株式銘柄を購入する。短い名前、平仮名、カタカナ、etc。

⑥ランダム
本当に適当に売買する。サイコロや鉛筆転がし?

⑦市場平均
インデックスファンドを購入する。

上記は、様々な本に登場する株式投機必勝法。中でも、会社名が簡単な会社を選んで投資する方法は、随分と良いパフォーマンスを出していたはず。バターの値段に連動するのは、かつてのニューヨーク株式だけなのかな?

頑張らないように生きていきたい。そう思うけど、現実には頑張らない事が難しい。考えてしまうし心配してしまう。

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選べない正義

引き続き、正義について考えている。

何をもって善とし、何をもって悪とするのか。

理屈の問題ではなく、僕や社会全体の判断基準。

一つとして、「因果応報」があると思う。

悪人には罰を与えなくてはならない。罰則に対する信頼性は大きい。痛みが大きければ大きいほど、悪を矯正する力が増すし、罰則の力が疑われる事は無い。

仮に効果が無い場合でも、仕返しや復讐は共感されるようになっている。

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社会と関わっていると、無自覚の前提状況が自分を規定しているように思える時がある。

定められた時間に会社に行かなくてはならない。そのためには定められた時間に起床し、定められた服装にする。自宅から駅までの道順や必要時間を僕は知っているし、それは変化しない事になっている。電車は定められた時間に駅に到着し、僕は会社までの所要時間を予想する事が出来る。

日々の生活の中で様々な前提条件が僕の中に蓄積され、意識的・無意識的に僕を縛る。その中には、経験によらず生来のルールも含まれているはず。

何かが正しい事になっていて、何かが誤っている事になる。それらがどのように機能しているのかを僕は知らない。

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さらに大きな判断基準として「主観と客観」があると思う。僕の周囲には、僕の存在と切り離された世界 = 客観が存在し、僕は世界を認識する = 主観。

多分、その前提条件は間違っている。僕が死んだ後も、眠っている時も世界は存続しているように感じるが、その仮定には誤りがあるはず。

世界が認識される事によって誕生するという考え方は正しいと思う。量子力学やら物理学による解釈を僕は理解出来ないし、理論的に正しい世界観を現実に適応する事も出来ない。考えていても結論は出ないだろうけど、同じ事を幾度も考えている。結論は変わらないし、そこに至る過程も変わらない。苦痛だ。

仕事をしていると、そうした事を考えなくて済むから良い。自分が自動的に動いている感覚。

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僕が帰属する道徳観念

思いついた事を書く。

以下は、Wikipediaの丙午の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%99%E5%8D%88

西暦年を60で割って46が余る年が丙午の年となるそうだ。

丙午年の生まれの女性は気性が激しく夫の命を縮めるという迷信があり、1906年の出生数は前年より4%減少し、1966年の出生数は前年より25%減少したそうだ。

技術進歩によって妊娠中絶が可能になったが、人々の意識が迷信を否定するように変化しなかったため?

次回の丙午年は2026年とされる。日本の意識は変化するか?

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人間は単独で存在出来ず、周囲の影響を受けるものだと思う。

以下は、「3つの原理」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-1570.html

第8章 仕事への献身と一体化―[労働者の時代]には、僕の道徳観念と同じ様な倫理観が記述されていると思う。

尊敬されるには、「働く」事が必要である。仕事を持ち、専門的な職業に就き、技術や専門知識を持たなくてはならない。一定の時間を働かなければ、自分が何者かを証明不可能。

以下は、「彼女から両親と妹の存在は聞いていたので4人家族だと思っていた・・・・その上で実家へご挨拶に・・・するとそこには妹以外にも・・・・ 」へのリンク。

http://kosonews.blog135.fc2.com/blog-entry-8856.html

結婚を考えている彼女の実家を訪れたところ、個人投資家として家族を支えているが、ヒキニートの弟がいたという話。「俺働いてないんすけど金はバッチリ入れてるんですよ、投資とかやってますんで」 とか言われて結婚を考え直してしまう。

社会的な道徳観念に則っていないと親族に迷惑をかけてしまう。

弟の存在よりも、家を支える稼ぎの恩恵を享受しておきながら隠すその他家族の異常性が際立つ。

⇒だから個人投資を主とした生活は辛いような気がする。

以下は、やる夫スレの「あずにゃんは世界一のバンドのギタリストだったようです。」へのリンク。

http://rss.r401.net/yaruo/site_list/archive_list/6936

Story07 「While My Guiter Gently Weeps」に、以下のような記述がある。

男女平等な気風あふれるアメリカに留学し、活動していたヨーコにとって、夫の職場に来るようなことは、別にどうとも思っていなかった。
しかし「男性は女性を守り、女性はその男性に従う」というイギリスの男女観を有するビートルズにとって、ヨーコの行為は明らかに心証を害するものであった。
事実、これまで誰もレコーディング中のスタジオに、妻なり恋人なりをつれてきたメンバーはいなかったのだ。

⇒自分の帰属する何か。

善悪とは、定まってしまったもので、定める事は出来ないと感じる。

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最近の悩み

「何で結婚しないの?」と質問される事が増えている。

「それは自信が無いからです」と素直に回答出来ない。僕と一緒に日常生活のほとんどを過ごす事が出来る人間は少ないと思う。

職場で質問されるのも困るけれど、最近は親族からも質問される。

「40歳になるまでには結婚するんだよね」

いや無理だろ。将来的には、姪っ子が僕の全財産を相続する事になると妹に伝えている(財産と言えるほど多額ではないか)。僕が死ぬまでに財産と言える額が残っているかは疑問だが、購入した美術品は全て姪っ子に渡す事になると思う。

「30過ぎて独身の伯父さんなんて、絶対に嫌われるよ。気持ち悪いもん」

そうなんだよな。各種の人間関係が面倒になりつつある。

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結婚しない事の不利益として、老後の生活の問題があると思う。長期投資の最大の弱点として、痴呆があると思う。経年によって判断力が鈍くなる。だから、老いを自覚した時点で信頼出来る人間に全てを委ねるべきかもしれない。柔軟性も無くなるだろうし、今よりも頑固な自分になっている。

そうした人生を継続する事は苦痛かもしれないが、それしか無かったように思う。

密かに期待しているのは人工知能の発達。

以下は、自動運転関連の株式銘柄。

イリソ電子工業
ゼンリン
日本セラミック
太平洋工業
MobileEye

未だに期待が先行している部分が大きいと思う。開発や研究を企業が主導している間は革新的な発展はないような気がする。

個人が自由に活動出来るような社会は30年後くらいに実現するのかな?

色々と面倒臭い。

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疲れた

処理すべき情報量に対して、自分の能力が圧倒的に不足していると思う。

自分に何かが出来るという自信を持つためには、失敗するにしても成功するにしても何かを実行しなくてはならない。何かをした経験が足りないと思う。

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階層的な社会構造を前提にすると、活躍する人間や評価される人間は少数派になる。

少数の人間が脚光を浴びて、大多数の人間が脇役になってしまう構造は、テレビ番組や小説、漫画等の物語、宝くじ等のギャンブル、スポーツに至るまで様々な個所に見られる。

200年前の世界でオリンピックを開催しても、熱狂する人間は少なかったのではないか?

一人の人間に出来る事は少ない。誰かが強かったり賢かったりしても、多数派に勝つ事は難しい。社会を動かしているのは欠陥だらけの人達で、そうした人達を許容出来るようにする必要があると思う。

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投資と投機の違いについて。

新しい価値を作り出せるかどうかの違いだと思う。投機的活動は、地理や時間、情報の乖離を利用する。

投機家は、特定の商品の値段が、場所によって異なっていたり、将来において値上がると予想した場合に取引を行う?

投資家は、自分の財産や能力を将来性のある分野に投下して、流れを作り出す?

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低く評価される人達がいるとして、その人達が全ての面において劣っているとは思えない。そして高く評価される場を探す事は不毛であるかもしれない。

自分なりに納得出来る環境を構築すべきだと思う。

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社会人になると人間関係が上手くいく?

「社会人になると人付き合いが上手になって人間関係が上手くいく」というような話を聞いた。

人間関係が上手くいくと感じるのは、人付き合いが上手になったからでなく、環境が変化したからだと思う。

学生時代というのは、全員が同じ事を同じ様に行わなくてはならないし、平等が建前になっている。

社会人の場合、上司や先輩、後輩という風に、人間関係における上下関係が明確になっており、役割分担がし易い。それに、嫌いな人間であっても仕事上の付き合いだと嫌悪感を出してはならない事になっており、力関係を示すために侮蔑的な態度を選択し難くなる。

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会社での人間関係を、他の空間における人間関係と混同してしまわないようにしなくてはならない。会社員としての自分に依存する事は危険だ。

会社員ではない自分を体感する事が重要だと思う。もっとも、僕の場合、社会人になっても人間関係は上手くいかない。

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忙しい

色々と忙しい。

仕事上の事について、周囲からの期待が未だに継続していると思う。自分に出来る事を増やしたい。

そのためには、自分の行動特性を知らなければならない。

本を読み、自らの事例と照らし合わせ、対策を練っておく。出来ない事は出来ないと周知しておく。

現在の課題は、作業計画の作り方だと思う。一日、一か月、一年の期間で、仕事がどのように推移するかを見通す事が出来ない。

僕の作業について、直近の作業内容を確認したがる人が多いが、本当に必要な事は、長期的な計画を立てる事だ。締め切り直前になってから慌てる事のないようにしたい。

おそらく、現在の活動は上手くいかないと思う。人間関係が悪化すると思いながら、様々な事をする。

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明日と明後日は図書館に行く。調べる事がある。

一定の年数が経過した後は、独立自営したい。お金があるだけでは自立出来ない。どのように社会と関わるか考える。

周囲の人間に対し、自分のしている事を公言出来る生き方が理想だ。後ろめたい事はしたくない。

自分だけの価値基準ではなく、社会通念に沿った多くの人間に共感される何か。

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格差に関する文章

以下、様々なWebサイトから。

<日本の格差>
日本の格差の特徴は、英雄が存在するのでなく、身分制が存在する事だ。クレディ・スイス・リサーチ・インスティチュートの調査では、日本の富裕層上位10%が保有する富の割合は、調査対象の46ヶ国中、2番目の低さだ(1番低いのはベルギー)。ノルウェーやスウェーデンなど平等主義で有名な国よりも日本は平等である。

「21世紀の資本論」を書いたトマ・ピケティ氏の協力者の分析では、日本で年収上位1%が手にする国民所得の割合は、2008年につけた9.5%から2012年の9%に低下している(キャピタルゲインを除く)。

日本に存在するのは、少数の超富裕層と大多数の貧困層でなく、終身雇用の労働者と非正規労働者である。終身雇用の労働者の平均年収は500万円前後で、非正規労働者の平均年収は200万円である。

多くの日本人は英雄になろうとせず、革命を望まない。日本の事業創造水準は低く、新事業を起こして大富豪になる起業家は少ない。

そうした国民性故か、700ページ以上もある『21世紀の資本』は日本で13万部以上売れた。「資産価格上昇によって少数の富豪が生まれる事を阻止する」という意見に魅力を感じるらしい。

しかし、日本の格差において問題となるのは、大企業の従業員の給与引き上げを目指す経済政策である。多くの日本人は、自分が大企業に勤務していないのに関わらず、賃上げによって格差が縮小すると信じ込んでる。

日本における格差拡大は、それによって被害を受けるはずの人々によって後押しされている。

<スクールカーストのその後>
可愛い女の子は、それだけでスクールカースト最上位だ。学校では可愛いだけでチヤホヤされる。ところが社会人になるとルールが変わる。会社の上司や同僚は、可愛いだけでは優しくしてくれない。社会人には金や信用が必要であり、仕事能力が重視される。セックスの事ばかり考えている男でも、自分の仕事をリスクに晒してまで、女を特別扱いしない。仕事では男女平等だ。
そうした環境でスクールカースト上位だった女の子が数年を過ごすと、働く事が嫌で仕方なくなる。多く場合、結婚を望むようになる。誰かに養って貰いたい。男性にとって自分を守ってくれるものは仕事しかないが、女性は結婚によっても自分を守る事が出来る。繁殖のための性でなく、生存のための性が大切になる。学校という狭い世界での優位性は、社会という広い世界での安全を保障しない。

<竹槍事件>
以下は、Wikipediaの竹槍事件の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%A7%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6

第二次世界大戦当時の日本においては、日本に上陸した米軍と竹槍で戦うための訓練を、政府が一般市民に施していた。毎日新聞の新名丈夫という記者が、「竹槍では間に合はぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」として航空力を増強すべきと説いた。これが当時の首相 東條英機の怒りをかった。

新名記者は懲罰召集され、2等兵として召集され戦地へ送りこまれる事になる。当時の新名記者は37歳。社会的ヒエラルキー上位に位置する人間を最下層の2等兵として戦場へ送り事む事は、屈辱に晒す事である。どこかの町で町長を務めている人間を、成人式で暴れているような20歳の1等兵の上官の元に送り込み、こき使わせる。反抗的な大学教授や作家も懲罰徴収の犠牲になったのだとか。

そして、海軍が陸軍に懲罰召集に対して抗議すると、新名記者のいる丸亀連隊区から同年齢以上の人間を250人召集する事になる。学校の校長先生が招集される事もあったのだとか。

ヒエラルキー上位に位置する事は、落ちる恐怖を保有する事を意味する。

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社会とか常識だとかの大きな存在は意識されず、変化されないものとされている?

階層社会の変動によって利を手に入れるはずの低位層ほど社会変動に抵抗する。自らが搾取されている事に気付かず、失う事を心配する。その上で欠乏に苦しむ。喪失と欠乏の両方がある。

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階層社会を望む傾向?

上手く書けない話。

「スクールカースト」という言葉が流行っているらしい。

以下は、Wikipediaの「スクールカースト」の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

最近のテレビドラマやアニメ、小説や漫画には、「スクールカースト」を前提にした物語が多く、階層的な社会構造を前提にしているのだそうだ。

現実の学生達がスクールカーストを作り出しているというよりも、評論家や評論を読む人達が、階層的な人間関係を望んでいるような気がする。

人間の性格や能力、etcを総合して数値評価し、固定した序列を形成する。各人の属する序列に応じて発言権や振る舞い、関係性が決定する。多くの人間にとって心地良い社会かもしれない。そうした社会では、競争しなくても良いし、自分がどのように振る舞えば良いのか迷わなくてすむ。

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僕自身の学生時代を振り返ってみると、スクールカーストを作りたがる人達はいたような気がする。自らが上位を目指すのでなく、人間関係を安定させたいという事なのかな。

そうした人達は、自分の子分を必要としていて、思い通りに動く同級生を欲しがっているように思えた。

僕はそうした人間達から絡まれやすい。

「お前の悪い処を教えてやるよ。一つ、反論好き。自分が悪いのに言い返すだろ。俺の命令に従え」
「お前、本当に気持ち悪い顔と話し方と歩き方だよな。目障りだから死んでくれ」
「俺がお前の悪い所を直してやるよ。一つ目は、その話し方だ。改善しろ」
「俺を王とするらなら、お前は奴隷。俺を白人とするなら、お前は黒人」

こんな感じの人達が5人~6人くらいいたのかな。

僕は良く、虐められている事に気が付いていないと言われた。自分が馬鹿にされている事に気が付いていないという意味だと思う。

確かに僕は騙され易い。相手が嘘ばかり言うと知っていても、前回と異なるパターンの嘘を言われると信じてしまう。さらに不安感が強い。不安を煽るような事を言われると心配になってしまう。

それから、彼らが不気味だったという事がある。僕の目から見ると、彼等は褒めて貰いたがっているように思えた。変化した自分ではなくありのままの自分を認めて欲しい。全能感を獲得し、自らを強い人間であると思いたいし、周囲に自分の素晴らしさをPRしたい。

そういう感じだったと思う。今から考えると、それは生得的な傾向なのだと思う。競争心の弱い人間は、そうした序列意識に悩まされる事が少ないのかな?

今になって思うと、彼等全員が素晴らしい才能を持っていた。自分にとって楽しい事を探したり、何かに挑戦するのでなく、僕に構ってしまった事は彼等にとっての不幸でもある。

学校という場所は、数百人の子供を一か所に集めて同一を強制する。同じ服、同じルール。同じ指導内容を同じ教え方で、同じ速度で教える。

当時を思い出すと、登校拒否にならずに学校に通っていた自分を褒めたくなってしまう。今の自分には出来ない。

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現状の学習形態を変えて、多くの子供が自宅学習を基礎に、様々な場所を横断的に学びの場と出来ないだろうか?

子供達の視野を広げ、将来をイメージさせるためにも、そうした環境が良いように思える。

カースト的な階層関係で上を目指す人間は少ないと思う。どれほど頑張っても良い思いが出来るのが少人数と決まっているのなら、自分が最下位にならないように見下せる人間を探すと思う。

そうした事を何となく考えている。

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社会不適合者である事

以下、色々と考えている事。

僕のブログが、経済評論家 三橋貴明氏の名前で検索される事が未だにある。ある意味ではブログの中で最もホットな記事なのかもしれない。

僕はもう野次馬ではないけれど、断片的に閲覧している情報のみから判断すると、事実の共有は本当に難しいのだと思う。何年か前の選挙に立候補して落選した話。選挙期間中に不倫した話。ブログのコメント欄で自分を論破した人間を荒らし認定してアクセス禁止にした話。ETC。

そんな話があって、しばらく前までは、インターネット上の掲示板で多くの人々が情報を共有していた。今では何が事実で何が虚偽なのか曖昧になってしまっている。

当人の中に世界観があり、それに不適合な情報は弾かれてしまう。客観的な唯一の真実があり、議論や思索によって事実を共有出来るという思想は誤っていると思う。

僕自身のブログを書いていて、怒りのコントロールが難しい時がある。それは日常生活においても同様で、怒らない事が難しい。しかも、僕の怒りの対象は、何十年も前の事だったりするから、周囲の人間は意味不明だと思っている。

その原因が脳内の構造に由来するのであれば、何らかの対処が可能かもしれない。

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社会や歴史に段階があるという考え方を本で読んだ。

新しい技術が社会に導入される場合、当初は英雄達が持て囃される。他の人間が使用しない技術を使用して優位を示す。格差は拡大する。グローバル化や情報技術の進展は、起業家や投資家として革命に参加出来る人間とそうでない人間の格差を拡大した。

能力や努力による差異ではなく、運が良い事、知能構造が情報技術に向いている、企業投資に投入する資金を持っている、ETCが差異の理由となる。

社会構造が構築されると、持てる者と持てない者の格差は広がる。

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そして新技術が社会に広まると状況は変わる。特権階級達は自らにとって有利な世界を維持しなくてはならない。中世において、軍事技術によって虐殺を行ったモンゴル軍が、自分達の帝国を築いた後は治安維持や商業の振興を行っている?

それは歴史のパターンで革命が終わってしまうと、新しい秩序が必要になり、それは多くの人間が納得するものとなる。

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自分が何のために生きているか分からない時がある。20代の時は社会的信用が欲しかった。そして、お金を持っていれば安心出来ると思っていた。周囲の人間関係は何となく続いているような気がしていた。

仕事を一生懸命頑張ろうと思っていて、関連する資格を取得したり、働きながら専門学校に通ったりした。それが目標を達成する手段だと思っていた。

現在の僕は正規社員であり、障害者手帳保有者としての社会的信用があるのだと思う。そして一定額のお金がある。

10年前の僕が望んだ事を、目標とした期間に手に入れた事になる?昔の僕の目標は達成されていて、それでも何かが違う気がする。これで良かったんだろうか?僕は今でも不安定で、明日、どうなるか分からない。お金や人間関係も霞のようなもので頼りにならない。

自分の感覚が変わってきて昔の僕ではないと思う。あまり人と交流しなくなり、それを後悔するのかもしれない。

それでも、こうなるしかなかったんだと思う。

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恐怖心について

子供の時、高い場所が怖かった。回旋塔や丸太を組んだ遊具。

その時は、恐怖心の原因を自分が臆病だからだと思っていた。

現在では、前庭覚 = 平衡感覚の問題だと思う。僕のバランスを司る感覚が未発達なため、体の傾きや目の動き、注意力、etcに影響がある。それだから、高所に立つと身体を制御出来ないのかもしれない。

さらに姿勢の軸が整わないと、左脳と右脳の役割分担が促進されないため、言語や理解にも影響があるとされる。僕の体は右側の方が大きい。

発達障害や学習障害の本を読むと、脳画像分析によって左右脳の動作を解析出来ると書いてある。

子供の時は、恐怖心にどのように対処すれば良いのか分からなかった。今でも分からない。10年後には、解決策が提示されているかもしれない。それは精神を鍛えるのでなく、身体の感覚を調節するものであるかもしれない。

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現在の僕が抱えている恐怖心。

多分、上記のような説明は多くの人間にとって受け入れ難いものだと思う。突き詰めて考えていくと、精神が存在しない事を示唆するからだ。

高所恐怖が脳機能の偏りによって発生し、精神の軟弱が原因でないと考える。その思想を広げていくと、嫉妬や憎悪、悲嘆、怠惰、etcの様々な悪徳は身体的現象である事になる。

精神の実在が広く信じられているのだから、多くの人間は精神の実在を前提に、身体的現象であるとする理論の誤りを探そうとする。

多くの発達障害者にとって困った事態だと思う。褒める、激励する、叱責する、etcの方法論は、失敗しても失敗として認識されない。絶対的に正しい事になっているからだ。

上手くいかない理由は、対象の意欲の問題になる。それは確かな確信を持って小集団に共通認識として存在する。

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長期的に見ると状況は変わるはず。迷惑な人間に対する対処方法を考える時、現在では小集団内の強者の納得感や小集団内の共通認識が妥当性の根拠となる。

社会がネットワーク状に結合していけば、妥当性は幅広い経験や説明によって成り立つ事になると予想する。

さらに学校や会社等の形態が変わっていけば、短期的な人間関係が一般的になり、乱入者に悩まされる事は無いのかもしれない。

その時点で予想される問題の一つは、多くの人間が醜い他者を必要としている事だと思う。誰もが見下す事の出来る存在を欲している。

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不老不死は既に仮想世界上にて実現しているのかもしれない。インターネット上にブログ等の形式で残した情報は、当人の死後も存続し人間集団に影響を残す。

人間と同じように会話する機械は、2020年代後半に登場する?おそらく現実世界で人間と見紛う事は無い。しかし、仮想世界では違う。特定人物がブログに投稿した文章から、文章の癖を学習し、当人に代わって情報の受発信を行うソフトウェアが開発されたとする。

その需要は大きいだろう。多くの人間が大量に発生するメールの処理に困っているのだから、自分の代わりに友人や上司と会話させ、その間に好きな事をしたいと望むだろう。重要事項と判断した場合のみ、連絡してくれれば良いのだ。

友人や上司も会話ソフトウェアを導入していれば、人間同士の意思疎通が機械同士の意思疎通に置き換わった事になる。

そうした状況が一般化した場合、現実世界の自分と仮想世界に構築した自分は異なる存在となる。現実世界の自分が死亡した後も、当人の行動パターンを学習したソフトウェアが情報を発信し続ける。

人類が滅亡した後も、仮想世界での仮想人類達の交流は継続し、認識や思索は消え去る事になる。人間の消滅。

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人間が怖い。こうした感覚は、過去の記憶が来るのだと感じていた。そうではなく身体的な現象であるならば、どのような解決策があるのか。

僕は簡単に他者に支配される。それは自我の強弱の問題でなく、体温調節機能の未発達の問題であるという意見がある。俄かには信じ難いが、おそらく正しい意見だ。

僕自身の基盤となる感覚は、未だに真実を認識出来ない。不可能であるかもしれない。

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纏まらない話

そういえばバレンタインデーだったんだなと思った。

昨日、バレンタインだったけど言われて気付いた。社会との関わりが無くなっている。色々と知り合いを増やそうとするけれど、自分はどこか人間が好きになれない部分があり、人間の方でも僕が好きになれないので上手くいかないと思う。

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格差問題の本を読んでいる。

現在の格差拡大を1970年~1980年の新産業興隆と結び付ける考え方が面白い。情報技術の基礎となる産業が普及する過程で、資産運用や起業によって社会変動を利用出来る人々と、労働者である故に資産を増やせない人々に分かれる。

同様の事例は、20世紀初頭にも発生していて、自動車や電力、etcの新産業興隆を利用出来る人々と、そうでない人々に分かれる。

富の格差拡大は、自動車や電力の世帯普及率が90%を超えるまで継続し、2010年頃には様々な国でインターネットや携帯電話の世帯普及率が90%に達しているので、これからは今までとは別種の人々が利益を獲得する事になる。

資産を増やす事による利益ではなく、新技術が普及した事により社会全体の利便性が向上する。

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インターネットが凄いと思っている。使い手の興味次第では、まだまだ相当に利潤が出る。ポイントは、SNSの活用だと思う。検索サイトや掲示板には、誰でも知っている情報しか無いが、SNS等の閉じられたコミュニティの情報は価値がある。

自分は英語が出来ないので、何も出来ない。凄いぞこれ。活用出来る人間は、巨額の金銭を引き出す。

閉じられた場所で共有されている情報を、開かれた場所に持っていくだけで利益が出る。

そうではなく、情報に基づいて何らかの利益を作り出すのが投資家だと思う。僕がやっている事は投資ではなく投機だ。

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本を溜める事が止められない。読んでいない本が山のようにある。思い出す事も止められない。何回も同じ事を考えている。善悪とか正義とか自分とか色々。幾度も幾度も同じ事を考えている。

僕と同じ事は、他の人間も考えているはずで、それだから堂々巡りから抜け出すような言葉を探している。

同時並行で様々な事を考えて、一人で喋っていて、既に狂っているのかもしれない。

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信ぜざる者の話

以下、色々と垂れ流し。

子供の時に、「信ぜざる者コブナント」という物語を読んだ事がある。

難病に苦しむ小説家の男性が異世界にワープする。異世界は魔王?の侵略にさらされているらしい。彼は、異世界を現実と認めずに、強姦やら近親恋愛やら殺人やらを夢の世界の出来事と思うようになる。

内容は曖昧にしか記憶していないけど、こんな物語だったと思う。最後になって申し訳程度に、彼が異世界を妄想だと思っている事が悪者と戦う武器になっているような記述があった事が強引だと思っていた。

主人公と同じように異世界にワープしたトロイさんが存在するのに、主人公が信じない事が良く解らなかった。主人公は何回か現実世界に帰還して、トロイ氏が現実に存在するのか軍に電話して、その電話の結果、トロイ氏の非実在を確信していた気がする。このあたりの記述も無理矢理だと感じていた。

個人的には、盲目という特性を持っているトロイ氏が異世界でどのように活躍していたかに興味があった。狼煙等の通信手段を整備したような事は書いてあったけど、特に活躍した記述も無いのに、妙に頼りにされていた。

**************

何かを信じるためには、何かを疑わなくてはならない。

発達障害という概念は疑わしいという意見をインターネット上の掲示板で読む事がある。その通り。

「この前、何とかっていう学者の本を読んだけど、発達障害っていうのは精神科医が儲けるための嘘なんだぞ」

上記の意見を主張する人間は、「精神科医」の意見と「何とかっていう学者」の意見を天秤にかけて、「何とかっていう学者」の意見を全面的に信じている事になる。何て信じ易い人なんだろう。

以前の職場で僕が発達障害について話すと、周囲の反応は以下のようなものだった。

「発達障害という事にすると自分はこういう人間だと思って努力をしなくなる」
「言い訳をする時は、まともな日本語を喋るのに仕事の時にはまともな日本語を喋らなくなる」
「性格が原因で出来ない事と、障害が原因で出来ない事があるから難しい」

上記のような意見は、狭い範囲の中では非常に有効である。僕にはなんの力も無いし、どれだけ痛めつけても良い事になっているからだ。
しかし、外部からの介入があった場合は違う。

「この前、何とかっていう学者の本を読んだけど、発達障害っていうのは精神科医が儲けるための嘘なんだぞ」

上記の意見は、公的機関や医師には通用しない。

自分が何を信じているか、その手段を選択した理由は何かを外部に説明しなくてはならない。それも公的に正しい言葉で。

**************

発達障害に関する意見をインターネット上で読んでいると、他人に説明する意味を理解していない人達が大部分だと思う。ある人間に対して何らかのアクションを起こす。その意味を自らに説明する場合と、他者に説明する場合は異なる意味合いがあると思う。

自分の思考や行動には、本当に正義や合理性があるのか?それは「公」に通用するのか?そうした事を考えなくてはならない。

これは伝わらない考え方だと思う。

**************

様々な人間が自分の事を善人だと思っている事が、許せなくなっている時がある。

人間というのは不思議なもので、自分がどれだけ残酷な事や卑劣な事をしても記憶や認識を捻じ曲げてしまい、全く異なる世界を心中に作り出してしまう。

各人の持つ世界観は全く異なるはずなのに、意思疎通自体が歪められているから、相違点に気付く事はない。

量子力学かなんかの設定だと、人間の外部に唯一の客観的世界が存在するのでなく、認識自体が世界を作り出すのだから、それで正しい。

僕がそうした設定を理解して、目の前で行われている事や自分の記憶に適応出来るとしたら楽しいのかもしれない。

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人間でない存在

忙しい一日だった。

以下、何となく考えた事。

2020年代後半には、人間と会話出来る人工知能が実現する予測があるらしい。少子高齢化の問題を解消するには、人工的に製造可能な知性体を人間として登録するべきである。

そうした解決策が実現した場合、大きな倫理的問題が発生すると思う。

会話出来るだけで人間のように動作する事は出来ないのだから、当面は大きい問題にならないかもしれない。

SFの定番として、自分の周囲の人間達が人間以外の存在に置き換わっていく話がある。生まれた時から「心」を持つ機械に囲まれて育った人間は、どのような考え方を持つのか?

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別方面のアプローチとしては、性格の整形が倫理的問題になると思う。外見や内面が他人から嫌われる人間であるのなら、好ましい外見や性格に改造すれば良い。

僕も中枢神経刺激剤を服用していた時期がある。職場に迷惑な人間が存在する場合、投薬によって好ましい人間に作り変える事が出来るなら、大勢の人間が賛成すると思う。特に子供の発達障害者の場合、投薬が推奨されているように感じる。

懸念されている倫理上の問題は以下の通り?

①身体的副作用の問題
僕が服用した薬については、飲んだ後に腹痛があったり、中毒の問題があった。代償が存在しない訳では無いと思う。
②多様性の問題
迷惑な人間が問題なのか、そうした人間を許容しない社会が問題なのか?特定の環境に適応出来ない人間が、別の環境で高いパフォーマンスを示す事は良くある事だ。同じ人間ばかりになる事は、社会的柔軟性を失わせる行為なのではないか?

*************

21世紀を通じて、少子高齢化は世界的な現象になるとしている。人間が減少していくため、社会上の様々な措置を機械が代替する事になる。

これもSFの定番な気がする。人間が死に絶えた世界で、機械によるオペレーションが規則正しく行われる。観測者の存在しない世界で、人工生命達が起床し、挨拶を交わして、出社して、ルーティンワークをこなして、帰宅し、睡眠する。

悪意を持つ存在がいない世界。そうした世界で自らが唯一の観測者として存在する。人間の願望を突き詰めて考えると、そうした世界になると思う。

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自分を肯定的に評価したい

今日、考えた事。

何か良い事をしたい。他人に親切にしたり、慈善活動をしたり、仕事で会社に貢献したいと思う。

僕の中の何かがどうかなって、そのような気分なのだと思う。

僕の特徴として、面倒臭がりで変化が嫌い、無愛想で気分が変わり易いという事があると思う。それから、不機嫌になり易い。

気分を落ち着けて、石のような心を持てないものかと思う。

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強弱や序列に拘る人間が怖い。

子供の時から、弱い者虐めは面白い行為だと聞かされてきた。自分よりも低い存在を見下す事は楽しい事だ。それだから、虐めは蔓延している。それが常識だった。

それが違うと思ったのは、高校生の時で、虐めを肯定的に捉えている同級生がいた。彼の理論では、自分よりも低い存在を作り出す事で、自分の階級が一つ上がる。

自己向上の手段としての虐待がある。以下は、「共感する女脳、システム化する男脳」の記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-1533.html

確かに、そのような記述がある。

社会人になってからも、普遍的な行動様式として、自分よりも低い存在を作り出そうという傾向がある。個人差はあるし、状況にも左右される。

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僕が怖い事は2つあって、そうした人達は、僕から尊敬されていると思い込んでしまう事が多いように感じる。そして、僕が彼等を慕っていない事に気付くと怒り狂うのだ。

それから、自分の中にも序列的意識があって、人間を上下で判断してしまう。そうした自分が嫌だと感じる。

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上記のような事を考えながら、並行して「正義」やら「自由」やらについて考えてみた。考えても結論が出ないと思いつつ、様々な事を思い出して、当て嵌めて、文章化しようとしてしまう。

上手く文章にならない。

自由は存在しない。それは人間の認識上、仕方が無く存在している事になっており、jfかldjfぱえpをあいwpfwくああ。

こんな感じだ。

何と言うか、今の自分はそうした時期なんだと思う。

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最悪期まであと2年!次なる大恐慌

読んだ本の感想。

ハリー・S・デント・ジュニア著。2010年1月28日 第1刷発行。



以下は、著者のWebサイト。

http://www.dentresearch.com/

プロローグ 複雑な変化を生み出す単純な原理
人間社会においては、一定のパターンが繰り返されているという説。経済予測では、人口と科学技術のサイクルが重要であるとしている。

第1章 迫りつつある大暴落と、その後の大恐慌
2000年代に始まったバブルが終わる。アジアの株式バブルは、2010年までに暴落する。最後に生じるバブルは、原油や市況品のバブルであり、2009年の終わりから2010年の半ばに生じると思われる。

⇒ベビーブーム世代の支出が伸び悩むため、先進国の経済は2010年から2023年にかけて減速する。政府による景気刺激策で景気が底を打った場合、以下が発生する可能性。

①インフレ圧力
29年~30年周期のコモディティ・サイクルのピークに向けて、原油価格が100ドルを目指す。
②景気悪化
デフレと人口トレンドが景気刺激策を帳消しにする。

米国株価の調整は2012年後半まで。しかし、資産の安全な避難先は現金と短期金融商品だけである。中期的にはアジア株やヘルスケア株を購入するべき(弱気相場の最中に株価が上昇するベア・マーケット・ラリーによって2012年半ばから2017年半ばまで株価が上昇する可能性)。

景気は、2017年半ばから2020年前半まで、再度悪化する見込み。ただし、2010年の悪化ほど厳しくない。悪化した状態は、2023年前半まで長引く可能性もある。

⇒著者の予測として、2010年から2012年には1930年代初頭以来の経済危機が発生し、ダウ平均は3800ドルまで下落する可能性があるとしている(米国の失業率は、2011年初頭から2013年半ばにかけて12%~15%程度になるとしている)。この予測は外れた。

その後、世界経済は2036年頃まで好景気となる。中国等の東アジアの経済は、同期間に減速するが、2010年代に欧米に資金援助を行い、金融面での地位を強化する可能性がある。

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2007年までの米国の好景気の推進力は、80年周期で発生するニュー・エコノミー・サイクル(1960年代、1970年代に立ち上がった情報処理技術)と、ベビーブーム世代(1937年~1961年に生まれた人々)の家計支出サイクルである。

この構図は、1914年~1928年に、ヘンリー・フォード世代の支出増加と自動車・電気・石油の利用等の革命によって好景気が発生した事と同様である。第一次世界大戦があった1914年~1918年はインフレが株価上昇を抑制したが、1920年代には、上記要因に低金利が重なり、1925年~1929年の株式バブルを発生させた。

1907年~1924年の米国株価の調整は、1987年~1994年の調整と似ているとしている。1914年~1919年のテクノロジー・バブルは、1994年~2000年のITバブルに対応する。
そして、今回のバブルが1942年~1968年のバブルと異なるのは、以下の点である。
 ・ベビーブーム世代より人口が少ないボブ・ホープ世代が中心
 ・19世紀後半に造られ斬新的に進歩した技術による
 ・株価上昇率が年間10%~11%程度で調整も20%程度で済む

第2章 経済を動かす人口サイクルとテクノロジー・サイクル
経済を動かす要因としての以下のサイクル。

◎人口サイクル
新しい世代が40年毎に誕生する事で、サイクルが40年おきに発生する。新世代の支出がピークに達するのは46歳~50歳の時で、その後は貯蓄を増やすようになる。

ボブ・ホープ世代:第二次世界大戦世代。
         1921年~1924年まで出生数増加。
ベビーブーム世代:1937年~1961年に生まれた世代。
エコーブーム世代:1990年と2007年に出生数のピークを迎える。

⇒世代の出生数のピークは、約40年離れるとしている。エコーブーム世代の出生数のピークの中間を取れば、約40年であるらしい。

ペビーブーム世代の出生数は多く、こうした世代は250年おきに登場するらしい。革命的変化の要因。

新世代が40代後半になると、所得や支出、生産性がピークになり、経済がブームを迎える。出生数が多い年の48年後は好況になり易い。インフレ調整後のダウ平均は、米国の出生数のグラフを約50年ずらしたものと相関関係にあるとしている。

そうすると、米国経済のブームは、ベビーブーム世代の支出が増え始めた1983年頃から始まり、2009年頃にピークを迎え、2020年代初頭にかけて坂を下っていく公算が高い。その後は、2040年代初頭までエコーブーム世代の支出が増える事で好況になるとしている。

同様に考えると、東アジアは2020年頃までに減速し始め、2035年からは下降トレンドに入る。そして世界人口がピークに達する2060年代末期から2070年代に大恐慌が発生するらしい。

◎テクノロジー・サイクル
革新的な技術は、60年~80年おきに発生するとしている。技術はS字曲線に乗って主流になるらしい。指数関数的に伸びる技術では、普及率が0.1%から10%に上昇する時間と、10%から90%に上昇する時間、90%から99.9%に上昇する時間は等しくなる。

自動車の場合、発売されてから都市部の世帯の10%に普及するまで14年かかった。その後の14年で普及率は90%まで高まる。その過程で、1914年~1928年の株式バブルが発生した。その後、1929年~1942年に、都市部における自動車の世帯普及率は90%~99.9%に上昇したが、成長率は鈍化した。

以下は、新技術のライフサイクル。14年~28年で完結するとしている。

①革新段階
普及率が0.1%~10%の段階。オピニオン・リーダーからアーリー・アダプターに移る時期。
②成長ブーム
普及率が10%~90%に上昇する段階の前半。指数関数的成長は、一般家庭の普及率が約40%になる = アーリー・マジョリティの段階が終わるまで続く。
③淘汰段階
普及率が40%~60%の段階。多数の企業が撤退を余儀なくされる。
④成熟ブーム
普及率が90%に達し、レイト・マジョリティにも技術が行き渡った段階。

上記の考え方では、2008年~2012年に適者生存の戦いが起こる?この淘汰によって失業が発生し、FRBは2011年までに短期金利を0%近くに下げ、30年物米国債の利回りは2%前後に低下する。2011年~2013年にかけて連邦政府の財政赤字は1兆ドルを超える。政府は1930年代と同様に、企業と富裕層の税負担を引き上げる。

現在の重要技術は、90%近い世帯に普及しており、1928年当時の状況に近いとしている。携帯電話は、1994年に10%の世帯普及率だったが、2008年には90%の世帯に普及している。ブロードバンド接続も、2009年頃にはインターネット利用者の90%になっていると予想される。

市場が飽和状態に陥った結果、IT関連株は急落し、2010年後半か2012年半ばにナスダック指数は1108ポイントまで下落する可能性があるとしている(この予測は外れた)。

◎ニュー・エコノミー・サイクル
80年で完結する科学技術のサイクル。

①イノベーションの季節
1969年~1982年。この時期は、ベビーブーム世代が就職した事により、教育費用等によるインフレが発生したとしている。労働人口の伸び率を2年半ずらすと、インフレ率と相関関係があるとしている。1970年代に高インフレが生じた主因は、新世代を労働力に組み込む投資が嵩んだ事が主因とする。こうした時期は、小型株が値上がりし易いとしている。
②成長ブームの季節
物価が高騰する。1983年~2009年。イノベーションの季節で作り出した新技術が普及する。テクノロジー・バブルが発生し、株式や不動産の価格を持続不可能なレベルに押し上げる。
③淘汰の季節
ディスインフレ。新技術がさらに普及する。1930年代の恐慌は、新技術が普及する舞台を用意した。バブルによって起業家は新技術を実験出来る。資産バブルが生じる事により、資金を確保出来る。
2010年代は、1930年代と同様にデフレが生じるとしている。新技術の市場が飽和しており、世代要因により支出も減少する。
④成熟ブームの季節
デフレ。1942年~1968年。淘汰の季節を乗り切った大企業が、以前よりも大きな経済を享受し、さらにイノベーションを勧める。2023年~2036年頃に成熟ブームが到来すると予想している。

第3章 地政学サイクルとコモディティ・サイクル
以下のサイクル。

◎地政学サイクル
32年~36年周期。地政学バブルが1990年代に米国株の上昇を抑制した結果、2008年~2012年のバブル崩壊の規模が小さくなるとしている。好ましい時期が16年~18年継続し、好ましくない時期が16年~18年継続するとしている。1834年、1866年、1898年、1929年、1965年、2000年がピークになっており、次のピークは中国、ロシア、東欧の人口トレンドがピークを迎える2035年~2036年になるとしている。

◎コモディティ・サイクル
29年~30年周期。2008年半ばにピークを迎え、2009年~2010年半ばにかけての支出の波のピークと衝突する。弱気相場の反発局面では2009年半ばから2010年半ばに最後の上昇局面を辿り、1バレル = 100ドル以上になる可能性。市況商品相場の暴落は2010年半ばと2015年初頭の間のどこかで発生し、2020年か2023年には次の市況商品ブームが発生し、2039年か2040年にピークをつける?

◎20年サイクル
株式相場の長期的な大底は、1903年、1942年、1982年と40年おきに発生している。このサイクルでは、次の大底は2022年~2023年になる。20年周期のサイクルは、40年周期の世代サイクルの弟分であり、2010年後半から2012年の株価暴落最悪期を予想している。

◎10年代サイクル
20世紀の全ての10年代の0~9年目についての株価平均伸び率を調べると、1929年や1999年にピークに達したり、2年目の半ばに調整したり、4年目の終わりにかけて価を戻す傾向があるとしている。値上がり益の大半は各10年代の後半で生じる。企業経営者が10年代の初めに10年計画を立てる事と関連している?前の10年代に拡張し過ぎた事業の整理に2年かかる?

◎大統領サイクル
4年周期。2009年半ばから2010年にかけて下降している。2014年半ばから終わりにかけて底入れする。2018年半ばから終わり、2022年半ばから終わりも底入れの時期であるため、株式購入に有利な時期となる可能性。
大統領の任期2年目に実施される中間選挙に向けて株価が調整する。1998年、2002年、2006年。次は2010年としている。

◎1年サイクル
節税目的の売却が増える10月~12月から翌年の4月、5月までは株式市場に資金が流入する傾向。


以下の長期サイクル。

◎文明サイクル
5000年周期のサイクル。紀元前8000年頃の農業革命、紀元前3000年頃の都市国家誕生。現代は、グローバル経済登場という次の5000年サイクル開始の時期であるとしている。

◎帝国サイクル
2500年周期のサイクル。紀元前3000年頃~紀元前500年頃までの中東で帝国が拡大した時期。紀元前500年~2000年までの時期。
このサイクルも4段階から成り立っている。
①革新段階
ギリシャを代表とする。
②成長ブーム
ローマ帝国
③淘汰段階
暗黒時代
④成熟ブーム
現代の欧米

⇒2010年以降は、人口が増加するアジアがイノベーションをリードし、その後はアジア以外の新興国に役割がシフトする可能性。

◎メガ・イノベーション・サイクル
500年周期。現在のイノベーションサイクルは、19世紀末の電話の発明に端を発しており、情報革命と呼べる。その前は資本主義革命と呼ばれ、14世紀後半のルネッサンスにて始まっている。
1840年代から1930年代までのデフレ傾向や度重なる不況は、1890年代後半を中心に500年サイクルが底入れした時期になる。そこから250年後、2150年まではインフレや景気のサイクルが上向きでインフレ気味になるとしている。

◎革命サイクル
250年周期。メガ・イノベーション・サイクルの中に2つ存在する。科学技術に合わせて人類が政治や組織を変えるサイクル。18世紀半ばから後半にかけての産業革命や米国独立戦争と同様の事態が発生する可能性。産業革命の250年前には宗教革命という文化革命があった。

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著者の予測では、株式購入の好機は2012年半ばから終わりにかけて。長期的には2010年終わりから2020年初頭が好機になるとしている。

2030年~2040年頃に新しい産業革命が実現する可能性。250年周期の初期段階である2010年代~2020年代半ばが、改革の基礎段階である。革命サイクルでは景気低迷から抜け出す2022年~2026年に台頭しつつあるアジアの国で世界戦争が勃発する可能性。

第4章 史上最大の不動産バブル
2007年に崩壊した住宅バブルは、過去100年間で最大。2012年終わり頃から2013年半ばが投資機会となる可能性があり、人口統計学的に見ると賃貸住宅のサイクルは2017年に向けて上昇基調になっている。

一次取得者向けの安価な住宅は、2022年に向けて人口サイクルによって上昇基調にあり、別荘や引退後の住まいはベビーブーム世代のサイクルが2025年頃まで上向きである。

⇒前提として、人々が平均して20代後半で子作りして住宅を買い始める。一次取得者向け住宅の需要のピークは31歳である。住宅購入サイクルの始まりは26歳~42歳であり、ピークは37歳~42歳である。住宅支出のピークは、支出全体のピーク(46歳~50歳)よりも早く訪れる。このため、住宅市場のピークは景気悪化を先取りするとしている。

⇒住宅市場全体の10%を占める別荘は、購入のピークが48歳前後と63歳~65歳頃であるとしている。

様々な不動産の価格が上昇するのは、2023年頃から2036年にかけてと思われる。

第5章 人口統計学で予測する各国の将来
人口構成によって発展段階を理解する思想。
国家は、工業化、都市化、近代化という3つの段階を経て発展するとする。貧しい状態では若者の数が多く、老人の数は少ない。安定した政治の下で工業化が進展すると、若者は都市に移り住み、親の代ほど子作りしないので世代の波が生じる。彼等の支出と生産性が最も高いのは、40歳前後とする。都市化と近代化によって教育水準が高くなり、さらに生活水準は向上する。

都市化、近代化の結果として少子高齢化があり、イノベーションの低下や経済活動の原則が心配される。

著者の予測では、2010年までに豊かな国々の一部が経済のピークを迎え、2035年頃には2度目の景気減速が予想され、2065年~2070年には世界全体の人口が減少して経済活動が衰える。

以下は、各国の人口構成から予想する経済の変化。注意点として、米国のように自給度が高い経済でない場合、支出波は金融市場の変化を予測出来ないかもしれない。そして、米国と日本以外で20世紀のほとんどの年の出生数を記録している国は少ない。

人口構成から、以下の2つが予想出来るとする。

支出の波:出生数のグラフを約50年後にずらす。
      個人の支出のピークは40歳代後半と仮定
イノベーションの波:出生数のグラフを20年~24年後にずらす。
          20歳~24歳が最も創造的という仮定

●欧州
最も成熟した地域。支出は2010年頃がピークで、拡大再開はしばらく無い。イノベーションは1980年代半ばがピークで、そのあとは右肩下がり。

・英国
欧州では比較的若い。支出は2023年~2036年にかけて盛り上がる公算が大きい。イノベーションは、2070年頃まで上下を繰り返す。

・ドイツ
2010年前半が支出のピークで、そのあとは急速な下降局面に入る(1995年頃を5000、2015年頃を7000、2040年頃を5000としている)。イノベーションの波は1980年代半ばにピークを過ぎている。

・フランス
支出の波は1970年代と1990年代に急上昇している。他の欧州諸国ほど世代人口が低下しない。支出グラフでは、ピークである2010年頃を約4400?とすると、2060年頃?に3500?となっている。

・スイス
支出の波は2000年代末にピークをつけ、イノベーションの波は2015年にピークをつける。支出の波は2010年頃?を600とすると、2020年頃に450程度となり、2050年頃には400を割り込む。

・イタリア
支出のピークは2015年頃、イノベーションのピークは1985年頃。支出は、2015年頃の4700?をピークに、2030年頃?の3000から、2100年頃の2000?までの急減が予測される?

・スペイン
支出の波は2020年頃にピークに達する。その後は2030年代半ばまでに人口減少によって経済の減速が予想される。

●ロシア・東欧
支出の波は2005年前後にピークを迎え、イノベーションの波は2010年代に下降を始める。2015年~2035年に盛り返すが、その後は急降下する。

・ポーランド
2015年から2030年にかけて、支出の波が過去最高のピークに達する。その後は急減速する。支出は、2030年に3200?程度とすると、1990年頃と2045年頃が2000程度である。

・チェコ
支出の波は2025年まで上向きだが、2030年代から人口が急減する。

●北米
イノベーションの波が2013年頃まで上昇する。支出は2050年代後半が最後のピークとなる?

・米国
著者は、2010年~2023年に米国への移民が劇的に減少すると予想する(1907年~1914年に過去最高になった移民数が1930年代には急減し、1950年代、1960年代は緩やかにしか増加しなかった事を参考にしている)。
移民数減少を織り込んだ支出の波により、2040年頃、2057年頃に支出のピークが到来すると予想している。

・カナダ
米国と連動している部分が大きい。西部にエコーブーム世代が多く、イノベーションはブリティッシュ・コロンビア州やアルバータ州で発生すると予想している。

●中南米
支出の波がピークを迎えるのは2055年~2065年頃。

・メキシコ
2040年頃までは長期的な上昇が継続する。米国移民が制限されることによって人口トレンドが強化される可能性。自国に留まる若年世代によって行政府の改革が進展する可能性。

・ブラジル
イノベーションの波は2005年にピークを迎えたが、2030年までは横這いで、その後もなだらかにしか下降しない。支出の波の上昇は2055年~2060年頃まで継続。

・アルゼンチン
ブラジルと似ている。政治や金融で安定したシステムを構築すべきとしている?

・チリ
支出の波は2010年にピークをつけ、2025年にかけての下降は小幅。2040年頃にかけて再び上昇する。イノベーションの波は2010年頃にかけて最後のピークに達する。その後の下降も緩やか。

・プエルトリコ
2030年頃までは支出の波が上昇する。2040年を過ぎるとメキシコのように緩やかに下降する。

●東アジア
支出の波は、中国がピークを迎える2015年~2020年が全体のピークになる。2025年まで落ち込み、2035年にかけて小幅に盛り返すが、その後は長い下降局面に入る。イノベーションの波は1980年代と2010年に2つのピークをつけ、その後は右肩下がりである。

・中国
2015年~2020年に支出のピークをつける。2035年のピークの後は、長い下降局面に入る。イノベーションの波は2010年を過ぎると急激に下降するとしている。高齢化によって革命を主導する若者世代が不足し、独裁体制が強化される可能性。

・韓国
2010年まで支出の波が上昇し、その後は長い下降局面に入る。イノベーションの波は1995年頃である。

・日本
支出の波、イノベーションの波は1990年~1995年にピークをつけた。2020年頃には支出の波が再度盛り上がるが、その後は下降する。2020年頃を10000とすると、2040年頃は6000である。

●東南アジア
イノベーションの波は2015年~2030年頃、支出の波は2040年~2055年頃にピークを迎える可能性。

・インドネシア
支出の波は2030年頃に、イノベーションの波は2000年頃にピークをつけ、その後の下降の小幅に留まる。人種や宗教が多彩なため、統治が困難?

・タイ
2010年頃までは経済成長する。2030年頃までは穏やかなブームが継続するとしている。

・シンガポール
支出の波は2010年にピークをつけるが、2025年には底打ちし、2040年までは穏やかなブームが継続するとしている。都市国家であり、高齢化の歪みを移民引き受けで直す事が可能。

・フィリピン
東南アジア最高の人口増加率。支出の波は2050年~2065年まで高止まりする。

・ベトナム
東南アジア2位の人口。支出の波は2035年~2040年にピークを迎える。農村部から都市部への人口流入が継続可能な事が経済成長を後押しする。

●オセアニア
北米に似た経済発展のパターン。しかし、豪州の景気悪化は米国ほど悪化せず、アジア諸国の景気に便乗可能としている。

・豪州
支出の波は2035年にかけて上昇後、なだらかな下降が継続する。イノベーションの波は2015年がピークになり、2025年~2050年にかけて小幅に上昇する。ニュージーランドの2倍のペースで人口が増加する。

・ニュージーランド
イノベーションの波は2010年頃にピークをつけ、支出の波は2020年~2035年にかけて上昇する。

●南アジア
人口が多く、2023年~2065年にかけて世界経済のエンジンとなる可能性。

・インド
カーストや政府統制、外資導入に消極的な点を克服できれば、2030年代~2060年代にかえて世界経済の盟主となる。

・パキスタン
支出の波は2080年~2090年まで上昇すると予想出来る。

・イラン
支出の波は2035年頃まで上昇する。イノベーションの波は2010年頃がピークで、若者による革命の期間は短い。

●中東
支出の波は、21世紀後半までの経済成長を示唆するが、政治、文化、天然資源等の影響がある。

・サウジアラビア
支出の波は2060年頃に、イノベーションの波は2040年頃にピークをつける。原油収入の減少により内乱の可能性がある。次の商品市況の高騰は2040年頃と予想されるが、その時に原油や天然ガスが脚光を浴びるとは限らない。

・トルコ
支出の波は2045年頃、イノベーションの波は2020年頃まで上昇する。

・エジプト
支出の波は2080年~2090年頃まで上昇する。政治・金融システムの開放g重要。

・イスラエル
支出の波は2055年頃、イノベーション波は2030年頃がピークである。

●アフリア
成長や成熟の機会が訪れている。

・南アフリカ
支出の波は2005年~2015年頃にピークをつけ、その後15年間は緩やかに下降した後、2070年頃まで上昇する。イノベーションの波は2015年頃にピーク達する。

・ナイジェリア
2095年頃まで支出の波とイノベーションの波が上昇すると予想している。

・ケニア
2095年頃まで支出の波とイノベーションの波が上昇すると予想している。近代化は未だに始まっておらず、不安定が増幅する可能性がある。

世界の人口トレンドについて、以下のシナリオ。

①新興国での第二次ベビーブーム
第一次ベビーブームは、大恐慌や世界大戦の終結や郊外化によって出生率が増加した1934年~1961年頃である。新興国では農村部から都市部への移住が活発化しており、その後は郊外化が進展すると予想される。世代の波の周期は約80年なので、中国のインドでは2016年~2040年頃に第二次ベビーブームが到来する可能性がある。

その場合、21世紀後半にも経済成長が加速する。

②先進国の高齢化革命
1930年代~1960年代に、10年毎に平均寿命が4年伸びた事があった。80年周期のニュー・エコノミー・サイクルでは、科学技術が2010年~2040年に大きく進歩する可能性がある。

その場合、世界人口のピーク到来が2060年代よりも遅れる。しかし、イノベーションの普及には時間がかかるため、世界全体の支出のピークは2065年前後になる。

③環境悪化
地球温暖化や汚染によって人口トレンドに悪影響が出る可能性。

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人口900万人以上の都市をメガシティと呼ぶ。人口1000万人以上の都市に住む人々は、1975年には世界人口の3.5%だったが、2008年現在?では10%前後である。2025年には、メガシティが南アジアに10都市、東アジアに9都市存在し、他地域をリードすると思われる。

世界全体で見ると、人口トレンドは2010年から減速し、2023年~2035年、2052年~2065年と短期的には盛り返すが、2065年以降は衰える。
メキシコ、チリ、マレーシア、ベトナムが2040年頃にピークを迎えるため、2043年~2045年の調整は厳しいかもしれない。

1965年~2010年は人口統計学的な要因によりイノベーションが世界規模で加速し、この傾向は2045年に長期的なピークを迎えるまで継続すると予想する。

その後はイノベーションの原動力である若者の数が減少するため、支出の波がピークを迎える2060年以降は深刻な不況になる可能性がある。不況が原動力となってベビーブームが巻き起こり、22世紀半ばに向けた長期的な成長が発生する可能性。

第6章 デフレの厳冬期に備える投資、ビジネス、人生の戦略
デフレと巨大バブル崩壊に関する以下のポイント。

①淘汰の時期
2008年~2023年は淘汰の季節であり、従来型の資産クラスはすべて価値を下げる。現金や信用度の高い債券、通貨が避難先となる。2007年後半から2009年にかけて大半の企業が残した記録は更新されないとしている。
②段階
長期間の不況は、以下の段階に分けられる。
 ・物価下落
  物価の下落が企業に打撃を与える。3年~5年程度。
 ・一時反発
  売られ過ぎの反動。3年~5年程度。
・景気後退
  最初の段階より深刻でない。3年~5年程度。
③利回り上昇
バブルが終わると、債券の利回りが急上昇する局面がある。サイクルの転換点である2010年終わり、2012年半ばから終わり、2014年終わり、2018年終わり、2019年終わりから2020年初頭、2022年終わりは再投資の機会である?

市況商品の幅広い上昇は2020年代初頭と予測する。米国住宅市場は、2012年終わりから2015年初頭にかけて底入れし、着実に上向く。
④ライフサイクル
人にはライフサイクルがあるが、社会のライフサイクルは個人に大きな影響を及ぼす。自らと社会全体のライフサイクルを組み合わせる必要がある。

以下のように経済の季節に則した投資の推奨。

○イノベーションの季節
革新的な新技術が登場する。この時期には従来型経済による資源重要がピークに達するため、市況商品価格が上昇する。新市場は小さいため、経済全体の生産性は落ち込む。また、若者世代が大量に就職する事も、教育費等によって産業界のコストを押し上げて生産性を引き下げる。
時価総額の大きい企業や長期債は好まれない。イノベーションが期待出来る小型株や、市況商品、不動産等が投資先として好まれる。

○成長ブームの季節
新しい世代が消費を始める。経済全体が押し上げられ、インフレ率は低下する。株式市場ではバブルが発生する。米国では、成長ブームの季節が1983年~2009年まで継続した。
大型株が投資先として好まれ、インフレ率の低下が著しい状況では長期債のリターンんが良い。

○淘汰の季節
資産バブルがデフレと不況で弾ける。適者のみが残り、次のリーダーが決まる。規模の経済によって新技術を大衆に供給出来る数社に絞り込まれる。資産を現金や短期金融商品に変え、債券利回りが急上昇した時点で長期債に切り替えて、様々な商品の価格が下がるのを待つべき。

○成熟ブームの季節
2020年初頭から2036年にかけて到来すると予想する。アジア株(中国株、日本株、韓国株以外)が値上がる。他に米国株や新興国の株。

ここで推奨ポートフォリオや事業戦略についての記述。あんまり偏見を持たない方が良いと思う。

◎積極的な投資家
2009年半ばから2010年半ば:
現金や短期金融商品、安全性の高い外国通貨、市況商品、エネルギー関連株
2010年半ばから2022年の終わり:
長期債
2012年半ばから2017年半ば:
株式(中国、インド、ヘルスケア、ハイテク、多国籍企業)
2012年半ばから2024年:
不動産
2022年終わりから2035年:
株式(インド、新興国、米国)、市況商品、不動産
◎保守的な投資家
2009年半ばから2010年半ば:
現金や短期金融商品、安全性の高い外国通貨
2010年半ばから2022年の終わり:
長期債
2012年半ばから2017年半ば:
株式(日本、ヘルスケア、多国籍企業)
2022年終わりから2035年:
株式(インド、ヘルスケア、米国の多国籍企業、不動産関連)

2017年初頭には、全ての株式を売り払い、長期債を購入すべきとしている。2020年頃から株式を購入するが、好景気を主導すると予想される米国、インド、東南アジアに注力すべきとしている。

教育バブル崩壊という意見が面白い。インターネットが普及したため、教育の大部分はオンラインで提供出来る。2009年~2015年の大学入学者数減少と、景気低迷が景気となって、オンライン教育が普及する可能性。

第7章 「次の大恐慌」が政治と社会にもたらすインパクト
2010年代には全てを解決する好景気は無いとしている。行政改革が必要である。

グローバル経済や情報革命の初期段階が成功したことで、貧富の格差が拡大した。新産業が1970年代から成長した事で、保有財産上位1%~10%の階層が潤った。同様の現象は、19世紀末から1929年にかけても発生しており、米国の富の45%を上位1%が握っていた。

1930年~1976年にかけては、上位の1%の富の比率は20%にまで低下している。この現象はS字曲線として描く事が可能で、工業を基盤とする規格化経済から情報を基盤とするカスタム化経済への移行を表している。

2010年以降の先進国では、1930年以降の淘汰の季節や成熟ブームと同様に普通の家計のほうが上流階級よりも大きな果実を手に入れると予想する。

ここで社会改革の必要性について。高齢化革命を強調している?テロについては、2015年がピークで2020年には脅威を払拭出来るとしている。この辺の根拠は曖昧だと思った。

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世界が破滅するまで

NHKで2015年1月24日(土)に、放送された『NEXT WORLD 私たちの未来』の「第3回 人間のパワーはどこまで高められるのか」でやっていた寸劇について。

【あらすじ?】
2045年の日本?が舞台。70代の男性が主人公。彼は、街中のショーウィンドウに飾られているアンドロイドマネキンに恋をする。彼は、アンドロイドマネキンの持ち主である店主にアンドロイドマネキンが高額である事を告げられ、貧しい自分には購入出来ない事を知る。そこで主人公は自分と同じ外見のアンドロイドを購入し、その暴力を使用して店からアンドロイドマネキンを盗み出す。

そして、自分に似たアンドロイドとアンドロイドマネキンの恋を見物する事で満足を得ようとする。

2015年2月8日(日)に放送された「第5回 人間のフロンティアはどこまで広がるのか」では、何故か自分と同じ外見のアンドロイドは存在しなくなっており、自らとアンドロイドマネキンが結婚している。

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インターネット上の掲示板での反応は、以下のようなものであった。

・エロ爺
・金が払えないから盗むのかよ
・警察は何をしているんだ?高価なアンドロイドなんでしょ
・完全にオマエラ

この寸劇の脚本・演出は、落合正幸という人物であるらしい。この話を放送してしまった事で、製作者の責任が追及されるレベルだと思う。何で、こうなってしまったんだろう?

話の印象として、官僚的組織でヒエラルキーの上部に位置する男性が、自分が社会に対して抱いている不満を書き連ねると、こういう話になるのかと感じた。
アンドロイドマネキンは、喋る事が出来ない?店のショーウィンドウに飾られる事も、老人の私欲の対象となる事も、大差無い気がする。
何も語らず、黙って自分を肯定し、言われるがままになる。そうした存在を望んでいるのかな。自分の気分次第で、購入したアンドロイドも廃棄してしまう。機械に人権は無いのか。

以下は、やる夫スレの「コピペ 老年向けのドリーム小説」へのリンク。要するに、こういう事だよな。

http://yaranaioblog.blog14.fc2.com/blog-entry-7558.html

最近読んだ『劉邦の宦官』のP257には、以下のような記述がある。

若いときは、大后のように頭のよい打てば響くような才気に満ちた女性が可愛く思えるが、年を取ってくると、無力でも、こちらをひたむきに頼ってくれる女性の方が魅力的に見えてくる

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それから、ドラえもんのエピソードを思い出した。ドラえもんが猫型の玩具に恋をする。ロボットだから玩具に恋をするらしい。持ち主に頼み込んで、玩具を譲って貰うと、会話する機能や動く機能、人口知能等を玩具に付与し、自らと同じロボットにする。
そして、「僕、ドラえもん、君のお婿さん」と猫型玩具に告げる。玩具の回答は、「嫌だなー。お婿さんなんて。僕、男だよ」だった。

機械の意志や権利を前提にするなら、強制的に花嫁にされる義務は無いという事だ。藤子・F先生の物語に登場する宇宙人や未来人、異世界人、機械は、それ自体の原理や思想、制約を持ち、主人公達の思い通りにはならない。

NEXT WORLDの脚本・演出を担当した落合正幸氏も、この話を参考にすれば良かったのに。老人の変態性欲が成就される話なんて、それこそ倫理的に問題が有ると思う。未来社会において、本当に人工知能が高度に発達した場合、機械の人権や人間存在についての議論が活発化すると思う。

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自己主張せず、自らの全てを肯定する人工知能は実現しないと思う。全てを肯定するにも、人間は醜過ぎる。

以下は、やる夫スレの「やる夫ショートストーリーセレクション Ep154 終末の過ごし方」へのリンク。本当に実現するのは、こうした世界かもしれない。

http://mukankei961.blog105.fc2.com/blog-entry-8052.html

「他人の心」は存在するのか?それは哲学上の大きな問題だと思う。自分の心も他人の心も幻想に過ぎないと考える。それでは、心が無機物から伝わってくる場合、世界はどのように組み変えられるのか?

自分が日常的に使用している布団、枕、靴、歯ブラシ、眼鏡、鉛筆、携帯電話、食器、etcが自分に情報を伝えてくる。

・このままでは壊れてしまう
・寝不足です
・栄養が足りませんよ
・もうすぐ虫歯になります

「心」など存在しないはずの人工物達が様々な要求をしてくる。それは、彼等に「心」が存在している事を意味する。心は鏡のようなもので、他者を通じて自らを写しだす。それは地獄の一種であり、世界は破滅するかもしれない。そうした世界の中で世代を重ねる事で、人間の思考形態が大幅に変化するからだ。

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他人を批判する事は簡単だ。しかし、僕自身が他人を尊重出来るかというと難しいと感じる。

他人を好きになる事が難しいし、集団の中に溶け込む事も難しい。社会との関わりは、僕個人にとっての大問題だ。

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考えていた事

メタ認知に関する記述を読んで、幼稚園児だった時の事を思い出した。

当時は、考えている「自分」について考える事が出来る事が不思議だった。何かを見る「自分」が存在し、その「自分」について考える「自分」が存在し、その「自分」について考える「自分」が存在し、その調子で何時までも考える事を終わらせる事が出来ない。

そんな事を考える事があったと思う。

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メタ認知の機能が弱いと、自分の行動を制御出来ない、非現実的な目標を立てる、過度に悲観的になるというような傾向があるらしい。

対策としては、普段から他人と意見交換する事で、自分のやっている事や目標の妥当性を知る事が有効なのかな?

単独で活動出来る人間は存在せず、周囲の意見が枠組みとなり、やろうとする事の妥当性を判断する材料になるのだと思う。

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石黒教授の意見に、人間と意思疎通可能なロボットを作るには、ロボットの集団の中に一人の人間を置く事だというものがあった。ロボットと人間が一対一で会話すると、人間がロボットに人間の基準を当て嵌めて判断してしまう。しかし、多数のロボットと人間が会話をする場合、人間がロボットに合わせるため、違和感を感じなくなるのだとか。

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僕の考える事や感じる事の大部分、若しかして全ては周囲の意見の投影なのかもしれない。周囲に誰も存在しなくなった場合、過去の記憶が判断の基準となる。

何も思い出せなくなった場合、僕は存在しないのかもしれない。

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イラスト版LDのともだちを理解する本

読んだ本の感想。

上野一彦編著。2011年2月15日 第1刷発行。



事例編
01 特定の音を聞き間違えやすい
原因の候補は以下の通り?
①聞き取りの段階でそう聞こえている
②似た音を聞き分ける事が困難
③上手く喋る事が出来ない

しっかり聞けと注意し続けると自信を失って、話す事を自体を躊躇うようになる。集中出来る環境で練習したり、上手く聞き取って喋る事への自信を失わせないようにする。

02 話の内容の一部分は理解していても全体の理解が弱い
文章の繋がりが理解出来なかったり、文の一部だけを聞き取ってしまう事が原因?

指示事項を箇条書きにしたり、話す前に注意を促すようにする。

03 筋道だてた話が苦手
自分が話している内容や流れを把握しながら会話を構成していく事が苦手なため?「○○について話すように」と具体的に話す内容を絞ったり、会話の内容を適宜纏めて伝える、一つ一つ質問する等。
本人の話を録音し、聞き直させながら、どのように話すのか指導する方法もある。

04 自分の意思を言葉で伝えることが苦手
単語や短い言葉でしか話せない。助詞の使い方がおかしい等。「○○の事か、それとも××の事をか?」というふうに、言いたい事を選択肢で提示し、確認しながら会話をするべき?

05 集団の中だと話の内容が理解しにくい
集団内では集中力が持続しなかったり、周囲の音が気になったりする。皆に話し終わってから個人的に説明する等。

06 ひらがなの一部の読み書きが苦手
「ん」、「っ」等を聞いて書き表せない、形の似た字と混同してしまう、文字を裏返してしまう等。正しく書くように叱責しても効果は無い。文字の形を把握する力が弱いためだとすると、絵のついた50音表や、ひらがなカードを用意して確認出来る手段を用意する等の方法がある。

07 漢字を読むのが苦手
漢字の読み方は多くあるため、苦手な子どもは多い。復習の契機にしたり、繰り返し漢字に親しむ機会を作る等。あらかじめ漢字に振り仮名をふっておく方法もある。
間違える事が自信を失う理由にならないようにする。

08 文章を拾い読みしたり、間違って音読したりする
目の動かし方の練習や、デージー図書(パソコンで文字を音声化する図書)等の活用。紙に一行分の穴を空けたスケールという道具で、隣の行が目に入らないようにする方法もある。一文ずつ読む練習や、最初に内容を伝えた上で音読させる等の指導もあり。

09 読めても、単語や文章の意味が理解できない
読む事と、意味を読み取る事を並行して実施する事が困難?キーワードや重要部分にマーカーを引いたり、矢印や番号、イラストの活用。短文読みや読み慣れた文章の活用等。

10 文脈から気持ちや情景が読み取れない
気持ちや情景の理解には、関連する言葉を文中から探し、組み合わせながら具体化する能力が必要。選択肢を提示したり、体験と結び付ける等の指導がある。

11 指示語や代名詞、慣用的な表現が理解できない
指示語の代わりに具体的な言葉を使用する等の対処。指示語や代名詞は、文脈や雰囲気によって指し示す対象が変化する。慣用句の場合、言葉の成り立ちを理解していないと、意味を理解し難い。

12 助詞の使い方や受動・能動表現の区別が苦手
イラストや具体物を提示し、助詞や語尾の部分を空欄にした穴埋めプリントや、単語カードを組み合わせて間に入る助詞カードを選ばせる練習等。

13 文字がうまく書けず、きちんとノートがとれない
板書の文字が読めても、上下左右の位置、斜線や曲線の認識、文字の特徴等の認識が苦手な可能性。やみくもな反復練習は逆効果。正しく文字を捉え、バランス良く書くための支援が必要。漢字を部首毎に色分けしたり、補助線を活用したり、見本を手元に置いたりする。

14 漢字を書くのが苦手
原因を考える事が重要。筆先を目で追えているか、空間認知の力はあるか、巧緻性の問題か。

15 黒板の字をノートにうまく書き写せない
見た文字を短期記憶出来ない、黒板のノートの間の視点移動が苦手、文字量が多過ぎる等の原因?枠で囲んだ部分だけを板書させる。板書する内容をあらかじめ配布しておく等の工夫がある。

16 計算をするときに指を使うくせが抜けない
抽象的に考える事や数量概念が未発達な可能性。フラッシュカードや双六で数概念の育成、数ものさしの活用等。

17 九九が覚えられない
九九表や、練習カード等、当人にあった練習をする。

18 筆算はできるが暗算が苦手
筆算をする手順表を見ながら暗算の練習をする等。

19 分数が小数の理解ができない
具体的な意味を理解させる。折り紙やテープのような身近な物の操作を通して理解させる。

20 図形を正しく描くことができない
手順表の活用等。手先が不器用な場合、滑り止めのついた定規、コンパスを使用する時の下敷き等を活用する。

21 時間の計算や単位の変換などが苦手
単位の概念が曖昧であったり、単位は交換出来る認識が無かったりする。自分の身体や身近な物から、基準となる物を計測する時のポイントにする。掌の長さ、一歩の幅、身長等。
神経衰弱等のカードゲームで単位に慣れる方法もある。

22 計算は得意だが文章題ができない
問題文を具体的にイメージするために、絵や図を活用する。
以下のようなカードを使用する方法もある。
 ・キーワード
 ・分かった事
 ・求める事
 ・式
 ・答え
→文章題から、上記の言葉に当て嵌まる単語を探す。

また、当人に問題を作成させる方法もある。問題を作る練習をすると、文章題の仕組みが分かる。

23 表やグラフの読み取りがむずかしい
視覚的認知の問題?
具体的で見易い表にする(場所毎の区切りを太く、具体的な内容、文字が細かくならないように)。グラフや表について、以下の内容を音読する事で聴覚的な理解を促す。
 ・何のグラフか
 ・一番高い棒と一番低い棒はどれか
 ・棒の頂点を横に辿り、目盛の数字を読む
 ・棒の頂点を縦に辿り、当たった所を読む
 ・目的の項目と数字を読む。

視機能を高める方法として、けん玉、お手玉、折り紙、オセロ、ブロック、パズル等がある。

24 物事の手順を考えられない
「ちゃんとしなさい」という指示では伝わらない。
手順を考えるには、どのような段取りで、何時までに、どのくらいという計画を立てる事が必要。手順表を使用した支援。

25 前後左右などが即座に答えられない
利き手を基準にして左右を覚えている事が多いので、利き手を確認する。見本を示しながら、声に出して練習する。

26 ロッカーなどの位置がなかなか覚えられない
目立つように色シールや動物シールを貼っておく。

27 学校で行くべき教室の場所がわからない
本人用の地図を作ったり、案内板をイラストで見易くする。

28 連想ゲームに答えられない、ダジャレが言えない
同音異義語や比喩表現についての理解が必要。ダジャレや謎々についてインターネットで調べてレパートリーを増やす。また、イメージマップを作る方法もある。例えば、「海」という言葉を書き出し、連想した「魚」という言葉を書き出した後で線で言葉を結んでいく。蜘蛛の巣状に連想が広がっていく。

29 話し合いにうまく参加できない
極端に無口になったり多弁になったりする。事前に話し合いのルールを決めておき、司会が喋る時間を決めるようにする?

30 現実とかけ離れた目標を目指し、心配しすぎる
メタ認知が弱い場合、自分自身を客観的に把握する事が困難。自己チェック表を他人と共有し、自己評価と他者評価の違いを確認する。
高過ぎる目標に対しては、スケジュール表を作る等して具体的に考えるようにする。

31 学習用具がうまく使えない
ユニバーサルデザインによって、LDの人間が扱い易い道具がある。オプトメトリーというビジョントレーニング等の練習もある。

32 自分の身体が器用に動かせない
重り付き半分カット縄跳び等の用具の工夫。脳と筋肉の伝達ルートを作るため、自分の体勢を鏡を見ながら確認する。自分の身体がスムーズに動く様子を想像する事で、脳から筋肉への指令が伝わり易くなる。

33 ドッジボールやサッカーで動き方がわからない
モデルの子供に行動モデルになって貰う。この場合、モデルとなる子供が達成感を持つ事が大切。面倒を見させられていると感じさせるのでなく、自己有能感を育てる機会とする。

34 家具や人にひんぱんにぶつかったり転んだりする
ジャングルジム等を活用した。何かにぶつかる、不器用、落ち着きが無い、姿勢が悪い、忘れ物が多い等の場合、感覚統合療法が必要事がある。
五感の脳への登録と調整に不具合があると考え、改善する方法。トランポリンやジャングルジムで身体の動きを調整する方法を育てる。

35 友だちとのトラブルが多い
自分の主張を変える事が出来ない等。嫌がる理由を聞いてみる。あまり具体的な解決策が書いていない。

36 複数人数の遊びを極端にいやがる
複数人数を嫌がる理由は様々。最初は少人数から始めて、徐々に人数を増やしていく?

37 相手に近づき過ぎたり親密な行動をする
距離感を掴み辛い場合、自分の身体イメージが出来上がっていない場合がある。距離感をイメージし易いように具体的にシミュレートする。

38 自信がなく、いつも自分を卑下する
遊びに入れる事を促すだけでは不十分。失敗を指摘されない集団遊びをする。

39 友だちの物を勝手に使ってしまう
勝手に使う事が駄目な理由を伝え、どうすれば良いのか教え巣。自分の物が見つけ易いように目印シール等を活用する。

40 身辺整理が苦手で忘れ物が落し物が多い
整理整頓の仕方を教える。身辺整理が苦手な事は、盗難事件に発展する事もあるらしい。

41 直接関係のない相手に攻撃的言動をする
衝動性に問題がある?信頼関係を構築しておき、困ったら助けを求めるようにする。衝動的な感情を誘発する前兆を察知し、誘発因を除去しておく。

知識編
LDに関しての説明。要するに、良く解らないという事だと思う。

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僕は君たちに武器を配りたい

読んだ本の感想。

瀧本哲史著。ニ〇一一年九月二一日 第一刷発行。



多分、著者の主張の根幹は、第9章にある教養を持つ事の重要性だと思う。技術を習得する事は、使用人になる道であり、考え方を学ぶ事が重要としているのかな。老子に似たような意見があったと思う。

第1章 勉強できてもコモディティ
世界的に、高学歴であっても職に迷う状況にある。大学が提供してきた、「知識を頭脳に詰め込んで専門家になれば良い会社に入れて良い生活を送る事が可能になり、一生が安泰に過ごせる」という物語が崩れている。

現代の勉強ブームの端緒は、明治時代に出版された『学問のすすめ』であるとする。当時、人口3000万人程度だった日本で300万部以上が売れた。江戸時代に存在した身分制が無くなった後、日本では学歴が格差の理由付けとなってきた。それが崩れ始めている。

インターネットの普及による知識獲得費用、教育費用の激減が社会変化を引き起こしている。

コモディティ化:
商品が個性を失い、どの企業の商品を買っても大差が無い状態。性能が数値や言葉で定義出来る物。同じ商品を売る複数の供給者が存在すればコモディティとなる。

労働市場における人材においてもコモディティ化が発生している。決められた仕事を決められた時間に出来る人間であれば、最も安い給料の人間が選ばれる。グローバル市場の中で競争が行われた結果、高学歴ワーキングプアが生み出される構造になっている。

専門性や特殊性を持つ人間であっても、時間の経過に伴い、コモディティに転落する可能性がある。資本主義の仕組みを理解し、コモディティとスペシャリティを分ける要素を理解する必要がある。

現状では、資格試験に打ち込む等の「努力」を妄信する人間が多い。オンラインゲームが流行するのは、「努力して経験値を積み、貯蓄して武器を揃えれば立身出世出来る」というオンラインゲームの世界観が、現実世界の不条理を代替しているからだと著者は推測している?

第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
戦後の日本は「社会主義的資本主義」の体制だった?護送船団方式で弱い企業を保護し、事業の許認可や規制によって新規参入を妨げ、あらゆる分野を政府が管理した。

現在は、世界中の人々と市場で競争する「本物の資本主義」の時代である。資本主義を支える根本原理は、「良い物を多く欲しい」、「同じ物なら安い方が良い」という人間の普遍的欲望に基づいており、これからも世界中で進行していくと著者は予測する。

計画経済は、万能の人間 = 国家を運営する役人が正しい予測によって社会を導く事が前提になっている。そうした官僚は、予想出来なかった事は「世の中がおかしい」と考える。市民も、「自分は何も考えずに言われた通りに行動すれば良い」とする。絶対に正しいはずの官僚に逆らう事は反逆を意味するからだ。こうした矛盾によって、第二次世界大戦後の大量虐殺のほとんどは計画経済国家で発生しており、旧社会主義国家は次々と破綻した。

資本主義は、大勢の人間が自由に行動する事で自然に上手くいくという前提になっている。市場に流通する「お金」は、売り出されている全ての商品と交換出来る。「お金」は腐らないし、価値も目減りしないとする。そのため、交渉においては「お金」のある方が有利になる。そのため、資本主義の参加者は、「お金」を得る事 = 富を目指す。

資本主義において「お金」を増やすには、低費用で需要のある商品を作る事である。逆に必要以上の費用で製造する行為は淘汰されていく。
複数の業者が存在する場合、価格が同じであれば品質の競争が始まる。競争によって価格は下がり、品質は向上する。

以下は、資本主義の発展モデル。

①略奪
富を力づくで奪う。奴隷貿易等。
②交易
大航海時代の香辛料貿易が典型。遠隔地では価格が異なる事を利用し、交易によって利益を出す。
③生産性革命
産業革命。資本家が工場を造り、労働者を雇い、富を築く体制。

産業革命の初期から、工作機械の精度向上によって熟練労働者が必要とされなくなる事例はあったらしい。誰でも良いなら給料の安い人間が選ばれる。

日本企業が得意とした擦り合わせ(販売側と綿密に打ち合わせをしながら細かい仕様をカスタマイズする)も、工作機械の進歩によって品質や費用に差をつける要因にはならなくなっている。

第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
著者は、学生ベンチャーではなく、起業したい分野の企業に就職し、社会の仕組みを知ってから企業した方が良いとしている。
学生ベンチャーが一時的に成功したとしても、学生の労働力が安上がりである事や、暇であるために仕事が速いといった理由で一時的な競争力があったに過ぎない。社員の平均年齢が上がり、体力で勝負出来なくなると「高学歴ワーキングプア」集団の会社になってしまう。

『多元化する「能力」と日本社会』(本田由紀著)では、ハイパー・メリトクラシー(超業績主義)社会という考え方が記述されている。



業績主義社会は、学歴が評価され、努力して向上可能な学歴によって社会的地位が向上する分かり易い価値観を社会に齎した。不公平感は、努力不足という言葉によって抑制された。

超業績主義社会では、コミュニケーション能力等の定義が曖昧な能力が重視される。客観的に数値化出来ない性格的特性が重視される事で、無気力や諦め、不安感が助長されている可能性。

著者の主張として、かつては大学の知識が企業が必要としているレベルよりも高かった。しかし、現在では産業を牽引する最先端知識は企業に蓄積されている。企業は、大学にスーパーハイエンドな知識しか求めていない。そのため、学生が大学で学んだ知識を評価するという提案は現実的でないとしている。

また、未来は不確定であり就職人気ランキングに登場した会社の多くは経営危機に陥る。永遠に素晴らしい会社はあり得ない。

ブラック企業の見分け方:
新市場で業績を伸ばしているように見える会社に注意。シェアの奪い合いのため、大量の営業社員を募集している可能性がある。安い給料で働く社員なら誰でも良い可能性がある。
テレビコマーシャルを盛んに打つ会社にも注意。新規顧客を獲得するのは大変だが、一度獲得すれば高い利益を生むビジネスを行っている可能性がある。商品自体に魅力が無いため、無理矢理売り込むために大量の営業社員を必要としている可能性。
中小企業がブラック化するパターンに多いのは、カリスマ社長が君臨し、イエスマンだけが役員に残り、社員は奴隷という構図。特色の無い会社が利益を出そうとすると、従業員から搾取するしかない。特別な技術を持たず、人海戦術で仕事をする会社はブラック化し易い。
歴史ある会社でも40代、50代の役職者が大量にいる会社は、高齢社員のために若い社員が犠牲になっている可能性が高い。
顧客を大切にしない会社は、従業員も大切にしない。顧客を馬鹿にしているビジネスモデルを持つ会社は、長期的には未来が無い。

ニッチな市場だが、数年後に規模が拡大していると予想出来る市場に気付くべき。

第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、
     生き残れない2つのタイプ

儲かる漁師の例。
①トレーダー:商品を遠くまで運んで売る
魚を高く売れる場所で売る。
②エキスパート:専門性を高める
一人で沢山の魚を捕らえる。
③マーケター:商品に付加価値を付ける
料理法等を工夫して、魚に付加価値をつけて、物語と伴に売る。
④イノベーター:新しい仕組みを作る
定置網等の新しい仕組みを開発する。
⑤リーダー:他の人間を管理する
多くの漁師を率いる。
⑥インベスター:投資家として市場に参加する
漁師に支払うための資金を潤沢に持ち、漁師を雇って漁を行う。

上記①、②のタイプは生き残る事が困難になるとしている。インターネットの普及により、価格が透明化された結果、サヤを抜く事が困難になっている。専門家も産業の変なkについていけない可能性がある。

第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第4章の③マーケターとは、顧客の需要を満たす事が出来る人間だ。人々のライフスタイルや新しい文化的潮流を見つけ出す。同じ物を売っていも、物語やブランドを付加価値として作り出す。

資本主義社会では、あらゆる商品がコモディティ化していく宿命がある。企業が衰退を避けるには、イノベーションを繰り返して、商品の差異を作り続けなくてはならない。インターネットの登場によって、差異は生まれた瞬間から世界中に拡散し、模倣され、同質化していく事になる。

あらゆる企業がコモディティ化しないように物語を作る必要がある。例えばユニクロでは、戦略的に自社のブランドを、「効率的で、合理的で、洗練されている」とイメージし、ユニクロの服を着る行為が、「合理的で効率的なライフスタイル上の選択」と見られるようにしている。

自分の信者を作り出す事が出来れば、収益に繋がる。その問題点は、ビジネスを続けるほどに信者のレベルが低下していく事だ。信者であり続ける人は少ない。常に新たな信者をリクルートしなくてはならず、ブームを持続させようとする内に、教祖に依存する情報弱者を標的にしなくてはならなくなる。その事例として、ライブドアの堀江貴文氏のビジネスがある。企業の全ての事業が標準になれないまま終わる。会社の知名度を高め、刺激的な話題を振り撒く事で信者に株を売る。多くの信者を集めるために突飛な方法を選択しなくてはならず、ついには収監される。

現在でも堀江氏はメルマガを売る事で莫大な年間1億円程度の売り上げがあるとされ、情報弱者から広くお金を集めるビジネスを継続している。

資格や専門知識よりも、自分で仕事や市場を作る、成功報酬ベースの仕事をする、沢山の部下を管理する事から付加価値が生まれる。そこで必要とされるのは、マーケティング的能力や投資家としての覚悟、リーダーとしての素養である。

第6章 イノベーター=起業家を目指せ
経済の規模が膨張しない時代においては、考える事が重要になってくる。自分が働いている業界の構造や、お金と物の流れ、キーパーソンが誰で、何が効率化を妨げているか研究する。

起業家が新ビジネスを見つける視点として、弱い競合がいる市場を狙うという鉄則がある。競合がいないという事は市場が無いという事。全く同じ事をしている競合はいないが、狙っている市場にいるプレイヤーは弱いため、十分に勝てる事が大切である。凋落しつつある業界の周辺企業で、将来的にナンバーワンのポジジョンを取れる会社を狙う。

イノベーションは特殊な才能でなく、既存の物を違う組み合わせで提示する事が本質と考える。特定分野の専門家になるよりも、様々な専門技術を組み合わせる事が大切。他の業界、国、時代に行われている事を真似る、常識を書き出して反対の事を検討する等。

第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
人間を管理するためには、凡人を上手く使う技術が大切としている。起業して成功するにはパワーが必要だし、アジテーターとしての才能が必要としている。例として、マイクロソフトのスティーブ・バルマーやアップルのスティーブ・ジョブズ等。

優れた指導者には、「自分は凄い」という勘違いが必要であり、確信に満ちた態度によって自分が信じ込んでいる物語を社員達に信じ込ませる。

革命的な事を成し遂げる指導者の多くは、人格破綻者か新興宗教の教祖のような自己愛の塊である。強烈なリーダーがいるからこそ組織は成功する。
『スリッパの法則 プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方』(藤野英人著)では、投資を検討する会社について、社長を突き動かす劣等感を分析するとしている。



指導者を目指す人間の多くは、過去に劣等感を持っており、それが成功への原動力となっている。

『権力と人間』(ハロルド・ラスウェル著)では、権力者を目指す人間の多くは幼少期に、無理矢理屈服させられた記憶を持っており、その反動で権力者を目指すとしている。



自己愛等の負の側面を逆転させる事で指導者になる可能性がある。しかし、強烈な劣等感は破綻の原因ともなる。長年ビジネスの世界で生き残っている経営者の多くが謙虚さを強調したり、慈善事業を行う事には、自分の中のダークサイドとのバランスを維持する意味があるのかもしれない。

第8章 投資家として生きる本当の意味
著者の仮説として、士農工商の身分制度の下で、管理社会が成立してきた事が、投資が尊敬されない日本の風土を形成したとしている?滅私奉公という武士の価値観や、庄屋の管理下で搾取される農民の精神性が投資を胡散臭い行為と見なす?

しかし、「本物の資本主義」が日本に到来している現状では、投資家になるか、投資家に雇用されるかの二択しかない。資本主義の国で生きる以上、投資家の意思の下に生きる事になる。ならば、自らが投資家として資本主義社会に参加した方が良いとしている。投資家として生きるには、資本を所有して、自分のために適切に投資する事である。

以下の2つの例。

①バングラディッシュのグラミン銀行
貧困者向けの小口融資を行う。それまで村の指導者の管理下で仕事をしていた人々が、自分の資本で材料を調達し、工夫して製品を作り、市場に直接売りに行く。市場に行けば、どのような商売が儲かり、どのような需要があるのか気付く事が出来る。
⇒この意見には反論があったはず。貧困者向けの金融ビジネスが、貧困からの脱却をサポートしていないという研究結果が無かったかな。

②フランチャイズ加盟
フランチャイズビジネスの多くは、リスクを加盟店に背負わせて、本部だけが安全に儲ける仕組みになっている。フランチャイズの仕組みの多くは、最初にロイヤリティを本部に支払い、収益から一定額を本部に払い続けるものだ。仕入先を選択する自由も、販売価格も拘束される。自分で仮説を構築し、仮説が間違っていた時に手仕舞う事が出来ない。

投資家として以下の2つの世の中の見方がある。

①トレンド
長期的な視点で一定方向に社会が変化する事。
②サイクル
短期的な繰り返しの変化。

トレンドは発生したら元には戻らず、それが状態となる。サイクルは変化が循環し、元の状態に戻る。ある事象がトレンドかサイクルかのどちらであっても最悪の事態とならないように、複数のシナリオを用意しておく。

それは人間関係においても重要?苦境にある人にこそ投資すべき。現在の評価が未来も継続するとは限らない。

第9章 ゲリラ戦のはじまり
著者が2010年のアイビーテックという全世界規模の学生向けビジネスプランコンテストに参加した話。海水を真水化する金属フィルターの提案。決勝ラウンドの8チームに残ったらしい。

その時の教訓が以下の2つ。

①今ある技術の組み合わせでイノベーションを起こせる
海水淡水化技術は、金属に穴を穿つ、穴を小さくするという2つの技術の組み合わせだった。
②英語が重要
コンテストの発表は英語で行われた。世界が単独の市場になった現在では、英語が重要になっている。

リベラル・アーツを学ぶ事の重要性。大学の専門課程に上がる前に学ぶ教養課程の講義。歴史や哲学、芸術、文学、自然科学全般。
幅広い学問分野を横断的に学ぶ事で、多面的な見方、問題解決能力、意志疎通能力、人格や身体能力等を身に付けるとしている。
教養が人間を自由にするのに比べ、英語・IT・会計知識の勉強は、奴隷になるめの学問である。成功した起業家は、興味と関心を持つ何かに心から打ち込んだ結果、現在の状況に偶然にも繋がったとする。
社会に出てから意味を持つのは、自分が夢中になりながら手に入れた知識だけだとしている。

著者の価値観を決定した『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)について。



あらゆる物が無数の人間同士の絶え間ない関係によって存在する。網目のように切れない関係だが、多くの人間は他人同士である。その網の中に得な人と損な人の区別がある。これは変な事であるが真実である。本当に人間らしい関係とは何か?

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怠けてなんかない!

読んだ本の感想。

監修者:竹田契一、著者:品川裕香、2011年2月1日 第1刷発行。



以下は、監修者のHPへのリンク。

http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2770001

第1章 ディスレクシアって、なに?
知的発達に遅れが無く、聴覚・視力も正常だが、中枢神経系に機能不全があるため、文字という「記号」と言葉の「音」が結び付き難くなり、読み書きに関して特徴ある困難を示す。

聴覚:
正常だが、聴覚的情報処理や記憶を保持する力に課題がある場合がある。

視覚:
正常だが、図と地を見分ける等、視覚的情報処理や記憶を保持する力に課題がある場合がある。

記憶:
作業記憶が苦手な場合がある。

情報処理:
視覚情報と自分との空間的な環益を把握する力が弱い場合がある。

音韻認識:
話し言葉の音の単位に気付く事が困難である場合がある。

⇒音と記号が結び付き難い、読み書きが苦手、短期的な記憶力に問題がある等。

第2章 「苦手さ」って、どういうこと?
音を聞き取る:
音の違いや聞き取り、聞き分け、区別、選択が苦手等。

見て理解する:
 ・両眼視機能
  両方の目でピントを合わせる
 ・眼球運動機能
  (1)衝動性眼球運動
    行を追ったり、対象物を捉える
    ⇒本を読む時に大切
  (2)追従性眼球運動
   目でゆっくり対象を追う
   ⇒文字を憶える時に大切
 ・視覚的情報処理
  見た物を見た通りに理解する力
 ・協応動作
  視覚的な情報を使用して体を動かす。
  線を引く、塗り絵をする、折り紙、etc
  ⇒視覚情報から予測し、体を協調させて動かす。
 ・視空間認知
  視覚的情報によって、距離感や位置を把握する。
 
記憶:
 ・感覚記憶  
  視覚情報や聴覚情報を1~2秒保持する
 ・短期記憶
  20秒ほど保持される
 ・長期記憶
作業記憶は、短期記憶の概念を発展させたものであり、即時に使用出来る記憶で、複数の作業を同時に行う際に不可欠。会話、読書、計算推論等に使用。

不器用:
 ・粗大運動
  体全体をした運動
 ・微細運動
  手先を使用した細かい運動
 ・協調運動
  粗大運動と微細運動を組み合わせる。
  目で見たように真似る等。

情報処理:
 ・継次処理
  情報を逐次的に分析し、順序に沿って処理する
 ・同時総合処理
  複数の事柄を並列的に処理する

注意・集中:
 ・能動的注意
  意識的に行う注意
 ・受動的注意
  無意識的注意
注意には、注意を持続する持続的注意と、注意する対象を限定する選択的注意という分類もある。

メタ認知:
自分自身の思考・言動を観察・分析・修正する力。自らの知覚から判断に至る過程を吟味する。

言語理解:
人間が言葉を理解するには、
①音韻(言葉の構成要素としての音の聞き取り)
②意味(語彙の意味等)
③文法
④語用(背景、状況、文脈の中での理解)
の4つの側面があるとする。ディスレクシアの場合、特に音韻の理解に問題があると考える。

流暢性:
文字が読める場合でも、処理速度に問題がある事がある。

第3章 苦手さがありそうだったら
     ニーズに合った訓練をしよう

①よくモノにぶつかってしまう
 →ボディイメージを鍛えよう
「サイモン・サズ」というゲーム。鏡を見ながら、自分の体の部位を確認する。耳、顔、足、肩、etcの身体部位名を指示しながら、動作を指示する(耳を触る、しゃがむ、etc)。教師が見本となる動きを見せる場合もあり、同時に複数の動作が出来るようにする(右手で左足首を触る等)。

② 左右が覚えられない
 →ボディイメージを鍛えよう
左右の手で渦巻きを描く。右手の人差指で右巻きの渦巻き、左手の人差指で左巻きの渦巻き等を描く。

③絵を描くと、全体のバランスが悪い
 →ボディイメージを鍛えよう
実際に体の大きさをメジャーで測定する。腕や指、掌の長さ等を測定し、記録する。次に、腕や指の長さと同じ長さの紐等を用意して、実際の大きさを触って理解させる。

④ほかの人と距離がとれない
 →ボディイメージを鍛えよう
両手両膝を床につけ、片手片足を伸ばす運動。大抵は肘や膝が伸びない。肘や膝を伸ばすように手を添えて指導する。肘や膝の位置が分からない事もある。

⑤形を見分けることがむずかしい
 →視空間認知を鍛えよう
図形を触って覚える。具体的には粘土で○、△、□等の図形を作り、触って確認する。砂の上に図形を描く等の練習もある。
ジオボード(正方形の台に五行五列のピンが打たれている)を使用した練習もある。ピンに輪ゴムを引っ掛けて図形を作り、手本を見ながら同じ図形を作る。ノートに視写する等。

⑥形を見分けられない①
 →視空間認知を鍛えよう
木材等で出来た図形パズルを使用する。三角形や長方形等を作る。

⑦形を見分けられない②
 →視空間認知を鍛えよう
フロスティッグ視知覚発達検査を利用した練習。紙上に描かれた線に合わせて、同じ形のパズルピースをのせる。

⑧背景の中から見たいモノを選んでみるのが苦手
 →図と地の弁別課題をやってみよう
○や□等の図形を絵の中から探す練習。「ウォーリーを探せ」等の絵本。

⑨絵本を読むとき頭や体を動かしてしまう
 →追従性眼球運動の練習をしよう
対象と向かい合って座る。人形付き鉛筆を顔から50㎝くらい離れた所で動かし、頭を動かさずに目だけで動きを追うように指示する。ゆっくりと動かす事がポイント。左右上下、2本の鉛筆を動かす等の応用もある。

⑩キャッチボールができない
 →跳躍性眼球運動の練習をしよう
A4の紙を2枚用意する。紙の中心に★マークを書く。紙を顔から30㎝ほどのところに左右に30㎝ほど話しておき、目だけを左右に動かして対象を捉える練習をする。縦、横、斜めに紙を配置する練習もある。

⑪近くのモノを見るとき目をこすったり、体をななめにうごかしたりする
 →眼球の輻輳機能の練習をしよう
人形付き鉛筆を顔の中心から2、3㎝くらいまで近づけて寄り目の練習をする。

⑫サッカーボールなど、ゆっくり転がってくる
 大きなボールをうまく受け止められない
 →追従性眼球運動の練習をしよう
紙に書いた迷路を使用した練習。最初は指や鉛筆でなぞりながら、次第に目だけで辿る。

⑬はさみを使って線に沿って切れない、折り紙が折れないなど不器用
 →追従性眼球運動の練習をしよう
近距離でサッカーボールを使用したキャッチの練習。徐々にスピードを速めたり、ボールを小さくする。
床に○を書いて、ケンケンパをする等の練習もある。

⑭体操やダンスなど、真似をしながら体をうまく動かせない
 →視空間認知を鍛えよう
テングラムパズルを使用して図形を作る。積木やレゴを使用しても同様の練習が可能。

⑮人ごみの中で母親を見つけられずにパニックになる
 →跳躍性眼球運動の練習をしよう
A4の紙に1から10までの数字をランダムに書く。目だけで数字を追い、数字を縦や横に読み上げる。同様の練習を文字でも行い、特定の文字を抜き出して○で囲む等の練習もある。クロスワードパズル。

⑯文字を覚えられなかったり、体の動かし方が不器用
 →粗大運動の練習をしよう
発達に偏りがある場合、脳の階層的発達が上手くいっていない可能性がある。最初に基礎的感覚が育ち、粗大運動、巧緻性、認知、言語理解の順に発達する。土台の発達していない状態では、言語理解等の訓練が上手くいかない可能性が高い。
5分間立つ、足踏み、片足立ち、目隠し鬼、バランスボール、ラジオ体操、平均台、でんぐり返し等。

⑰細かい作業がうまくできない
 →微細運動の練習をしよう
おはじき、ビー玉遊び、ちぎり絵、塗絵、年度、折り紙、etc。

⑱目と手の協応動作の練習をしよう
ボール移し(密封容器の中に入ったボールを穴から穴へ移動させる)、あやとり、お手玉、将棋崩し、輪投げ、けん玉、ジェンガ、ドミノ倒し、箸で豆を移す、ネックレス作り、差異法、洗濯物を干したり畳む、分類、靴紐を結ぶ、etc。

⑲見て覚えるのが苦手 
 →視覚的な記憶を向上させよう
図形を言葉に置き換えて記憶する。「○」を「まる」、或いは「ま」等の記憶し易い形で記憶する。塗絵等で形と色を対応させて記憶する方法もある。
間違い探しや神経衰弱、百人一首等もある。

⑳聞いて覚えるのが苦手
 →聴覚的な記憶を向上させよう
複雑系しりとり(前の人が言った言葉を繰り返してから自分の言葉を言う、前の人と前の前の人が言った言葉を繰り返してから自分の言葉を言う等)、シャドーイング(聞きながら同じ言葉を喋る)、伝言ゲーム。

21文字を書くときに枠からはみ出る①
 →ボディイメージを鍛えよう
上下左右の矢印が描かれたカードを用意し、提示したカードの方向に手を動かすように指示する。

22文字を書くときに枠からはみ出る②
 →ボディイメージを鍛えよう
あっちむいてほい等。

23ことばを聞く力が弱い
 →音韻意識を育てよう
単語に含まれる音の数を教える。色と音の数をセットにする。音の数を揃えた言葉でのしりとり。最初の音と同じ言葉を言うしりとり。最後の音と同じ言葉を言うしりとり。音の数を指定したしりとり。音の足し算(「つ」+「き」は「つき」等)。言葉の引き算(「ことり」-「こ」は「とり」等)。似ている音を探すゲーム。

24拗音・特殊音節の練習
「ちゃ」、「ちゅ」、「ちょ」等の言葉の一覧表を作る。音と色を結び付ける等。ある程度は区別が出来るようになったら、拗音を使用したビンゴゲーム等をする。その後、長音、促音、祇園の練習等。ポーズを決めて体全体で音を表現する等。

25語彙力を育てよう
語彙力があれば文脈から意味を察する事が出来る。テレビ等で聞いた言葉を辞書で調べる、意味を読み聞かせ言葉を尋ねる、テーマを決めて言葉を集める等。

数の概念の理解:
算数障害(ディスカリキュリア)について。ババ抜きや7並べ等による練習、或いはビー玉やボール等の物体を使用した理解等。

第4章 自立して社会に参加でき、自己実現したり、
     社会貢献したり、できるようになるために必要なこと

専門家になる事の危険性?専門家は対象を客観視し、分析する。しかし、愛情は主観的である。訓練が主になり、愛情給付が為されない可能性。心理学的アプローチばかりだと行動が形式化して悪化する証拠がある。説明出来ない事があると破綻する可能性が高い。

状態像を観察して、分析して、目標設定し、やらせて、再考察する等のアプローチは専門家の仕事であり、保護者の役割は子供の個性を把握する事にある?

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だるい

だるいと思っている。以下の「phaの日記」の記事を読むと、今の僕の気分と似ている気がした。

http://pha.hateblo.jp/entry/2015/02/05/123553

40代、50代の自分を考えると、多分、独身である事に気兼ねしつつ生きている気がする。自分が勤務している会社は存在していないかもしれない。

その時までに自分の生活基盤を構築していたい。何をしているかは定かではないが。

****************

自分が学生時代だった時と、現代との違いを比較すると、政治や外交に興味を持つ人が増えたと感じる。以前は、飲み会で中国や韓国の話を聞く事も無かったし、インターネット上の掲示板を自分が毎日のように閲覧する事なんて考えられなかった。

大学時代の講師は、今よりも歴史に興味を持つ人が増えるし、クラスに一人しかいないような変な人間達が徒党を組む未来があると言っていた。
1999年当時は、ITバブル真っ盛りで、彼はバブル崩壊の時期を予見していた。財務諸表やチャートを分析するのでなく、哲学や文学、社会学の方が投資において有効に機能するらしい。

彼が言っていた、民族やら現代史やらに多くの人間が興味を持つ近未来を僕は信じなかった。

****************

時代精神、つまり常識という奴が変化するというなら、10年以内には以下の2つが実現して欲しい。

①機械と会話する事の常識化
②専門的職業に素人が挑戦する社会

結婚やら仕事やら友人作りについて考える事は、自分にとって都合の良い存在を探す後ろめたさだと思う。自分が他人に何も提供出来ないのに、他の人間に何かをして欲しいと思っている。

最初から、自分にとって都合の良い存在を創り出す事は悪い事でないと思う。出来るだけ人間性を喪失した話相手が好ましい。

職業的挑戦については、実現する可能性が高いと思う。

僕が20代だった時には、希望する職種に就くには、関連する企業に所属する事が常識だったと思う。新卒や第二新卒で希望する会社に就職出来ない場合、或いは資格試験に合格出来ない場合は、職業的針路が狭まる。

そして一定の年数が経過すると、後戻り出来ない。20代でキャリアを構築出来ないと、周囲にアピール出来なくなる。

あらゆる方面で人工的知能の果たす役割が高まるなら、単独でキャリアを構築する事が出来るはず。かつては大規模な組織に帰属しなくては出来なかった事が一人、或いは少人数で可能になる。年齢、性別、学歴、人種、etcは関係無くなる。

****************

人生が長くなるなら、それに応じた世界観が確立するはず。不安感や孤独感に悩まされる事のない社会を望む。

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生きている目的

自分が生きている理由について考えてしまう。

何か成し遂げたい事があるわけでなく、生存自体が目的となっている。

楽しい事や面白い事を刹那的に経験したい訳でもないし、そもそも楽しい事も少ない。

長期的に達成したい目標も無いし、作りたくも無い。

結婚して子供を作っている人は、そうした目的意識があるようで羨ましい。

うーん。

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不動点と影

物語を読む時に考えている事。

あらゆる物語に男性的な要素と女性的な要素があると思っている。

男性的な要素として不動点、変わらない事、変化しない事、揺るぎない事。

女性的な要素として影、醜い存在、弱い存在、卑劣な存在。美が成り立つために不可欠な要素。

*************

僕の偏見として、男性作者の描く物語の傾向として変化しない事を表現しようとしていると感じる。

どれほど強い敵に対しても負けない強さ、絶対に断ち切れない絆、そうした事を描こうとする。強さを表現するには強い敵が必要だし、絆を示すために弱さに対する許容を書いたりする。

主人公が際限なく強くなるが、より強い敵が現れる。あるいは極度に主人公の醜さを強調し、周囲の寛大を描く。

そして、女性作者の描く物語の傾向として、美しい世界を描こうとしていると感じる。

僕の感覚として、女性が「美」を表現しようとすると、比較対象となる醜い存在が必要な気がする。

美しい主人公に代わって、私欲を満たし、不器用で弱く醜い存在が生み出される。作者が「美」を強く描こうとすればするほど、醜い存在が必要とされる。

男性が絶対的な強さを感じるように、女性は相対的な美を意識するのだと感じる。もちろん、両者は男女の作者関係無く、作品に反映される。比率の問題だと思う。

*************

それから、女性の場合、物語に没入する度合いが男性よりも強いように感じる。作者をモデルにしたのでないかと思える人物が登場する。それは「影」として登場する事が多い。

僕は女性作者の物語を読む事が好きで、特にオタク系の作風(僕が勝手に決めている)が好物だ。小野不由美、恩田陸、栗本薫、宮部みゆき、ETC。

恩田先生の作品で言うと、恩田先生の作品は、経年や老い、年齢によって失われていく何かがテーマになっていると思う。

初期の作品群の中で、作者の投影対象は主人公達であり、影は控えめにしか登場しない。不器用だがプライドだけ高い存在は目立たない。若い主人公達が、漠然と将来的に失われる何かについて考える。

作品数が重なっていくに連れて、影が濃くなる。「ネバーランド」だと、少年が中年女性に犯される描写があり、他の作品群も経年により醜くなる描写が多くなっていく?若さを失った女性というテーマ?

他の作者の物語も同じように、不器用でプライドが高く醜い存在が、実質的な主役になっていく傾向があるように感じる。作品単体で見るのでなく、作品群としての傾向。

醜との同化。

*************

恩田先生の作品には、アインシュタインのようなモジャモジャの髪形をした男性が頻繁に登場する。多分、実在の人物をモデルにしている。徐々に、美化されているような気がする。何があったんだろう?

*************

影は美の引き立て役であるけれど、徐々に影が作品の主役に躍り出るパターンが多いと思う。そうした場合の作者の心理を考える事が楽しい。

極端に醜く表現されているはずの登場人物が周囲の人間に許される。そうした描写がどうしても出てくる。周囲から好かれるには、好かれるような人間でなくてはならない。

多分、好かれるような人間であり続ける事は出来ない。どこかで醜い事を認めなくてはならない。影を取り込んでいく過程を読む事が面白い。物語の男性的要素と女性的要素を分類しながら読んでいく。

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増幅していく事について

職場の先輩が鬱になりそうだと思っている。

「俺はな出来ない奴には言わないんだよ。でも、これは障害者認定されている○○ですら出来る事なんだよ。やる気が全く見られない。何やってんの」

と言われている。

後になって先輩から、以下のように言われる。

「○○ですらって、凄い言い方だよな。あれ気にすんなよ。俺だって何を言われてんだか」

この数日間、先輩が叱られて追い詰められているのを見て疲れる。

************

人間の動かし方は本当に難しいと思う。怒鳴りつける事は信頼性が高い。罵倒したり、叱責したりする事も、人間を矯正する行為として尊ばれている。

そうした行為は偽りを見抜く事とセットになっていると思う。

甘えや怠けを取り除く事が成果に繋がるという思想だと感じる。

誰かを怒鳴りつけて改善しようとする人間は、そうした方法論が成果に繋がると確信を感じているのだと思う。上手くいかない場合、相手の偽りが見えるため、嘘をつけないよう全てを白日の下に曝そうとする。

そうすれば、新たな偽りが次々と見つかるから改善には困らない。弱点を潰す行為は継続する。

************

「怒り」や「憎悪」がどこからやって来るのか考えてきた。僕は簡単に憎悪に支配するし、振り払う事が出来ない。別に何も発生しない場合でも、何十年も前の事を思い出して嫌な気分になる。怒りや憎悪は人間の本質のようなもので逃れる事は出来ないと感じる。多分、それは人間の認識特性と関連している。

客観と主観はセットになっていて、どちらか一方が欠けても認識は成り立たない。僕の前提条件の何処かに憎まずにはいられない何かがある。

利得や損失ではなく、どうにもならない何か動かされている。

************

仕事の進め方が経験に依拠し過ぎると、現状の問題点に気付く事が出来ないと思う。

会社内で仕事上の問題点を解決する読書会でも出来ないかと思っている。仕事の進め方に関する本は数多い。僕は暇な方なので、僕が読んで内容を纏めて配布してみてはどうだろう?

職場内の発達障害に困っている人は、要約係として活用してみてはいかがか?

仕事を全くしないと思っているのなら、その人に出来る仕事を割り振ってみてはどうだろう。

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怒りの制御について 

怒りのコントロールが難しいと思っている。

僕が怒りを感じる事は、20年前の事だったり、1時間前の事だったりする。最近の怒りのブームは、20年前の旅行の事、16年前の事、そして2年前の荒らしの事。

何回も同じ事を思い出す。感情が一定しない。

自分なりに考えると、不安感が強い状態では、過去にあった嫌な出来事を思い出し易いのだとしてみる。

発達障害者向けの本には、当面の怒りの静め方は書いてあるけれど、恒常的な怒りに対する対処は書いていないと思う。

自分が怒りを感じない環境を作り出す事だと思う。

適度な運動や適度な会話、考えている事を溜め込まないようにする。

心構えは、その後に考える。

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不機嫌になっている、不安というか予想というか

土日で20冊くらい本を買っていた。3000円の昼食を食べた。精神が不安定になっているんだと思う。

仕事が忙しくなってきて、余裕が無いという事もあり、周囲との関係も良く解らない。

「結局、何が障害で、どうすれば良いんですか?」

どうすれば良いかは僕が知りたい。それでも仕事の担当範囲は広がっていく。

投機に関して新しい分野に手を出している事も、僕を不安にさせている。今まで幾度も書いた事だけれど、どっちが本業か分からない。

現在やっている投機については、基準が無い事が特徴だと思う。株式や外貨証拠金取引の場合、一物一価一時が成り立つと思う。特定の商品について、特定の時間には一つの値段が定まるし、それは後になって調べる事が出来る。あらゆる指標との相関関係も期待出来る。

インターネット上の仮想取引においては、一物他価一時が成り立つと思う。特定の商品について複数の値段が同時に成立する。そして、後になっても抽象化して分析出来ない。
過去を参照出来ないし、値動きが激しい。自分が相当な高値で無駄な取引をしている自覚がある。全く違う方法論が必要だ。

かなり損を出している。本業も副業も上手くいかない。そして、どちらが本業なんだ?

**************

時たま、結婚に関する話をされる事がある。知り合いの大部分が結婚している。連絡を取る事が困難になるので、これからは、人間関係も希薄になっていくのだろう。

30代で結婚しない場合、寂しい人生を過すのだとか。そうなんだろう。

かなり確信に近い予想として、僕の老後は機械と過す事になっていると思う。20年~30年後には会話出来る機械が誕生しているらしいから、話相手は機械になっている。話がつまらなくても、同じ話を繰り返しても否定しないから、機械は良い話相手かもしれない。

現在の僕の感覚は、そうした生活を悲しいと思っている。30年後はそう思わないかもしれない。

少子高齢化の真の対策は、人間に近い機械の開発か、機械のように人間を生産する事だと思っている。現状では夢物語だが、仮想世界上では人間と区別出来ない機械は40年後には実現している?し、100年以内には人間の人為的生産が検討される事になるかもしれない。

**************

機械と生活する場合、人間性を感じさせない機械の方が良いと感じてしまう。機械には機械であって欲しい。

僕が誰かと共同生活をするのは相当に難しいと思う。相手の負担によって成り立つ関係。

しばらくは、独身である事に対する社会的圧力を感じながら生きていく。古い人間関係が希薄になっていく事が寂しい。

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わりと不安定

今、不安定な状態になっていると思う。

自分のやっている事が、良い事なのか悪い事なのか分からない。

多分、悪い事なんだろうな。

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