専業トレーダーの話を聞く

インターネットを利用した株式トレードで生活費を稼いでいる人の話を聞く機会があった。

【何故、トレーダーになったのか?】
大学卒業後、システムエンジニアとして6年間の経験を積む。それなりに技術や実績もあり、能力に自信があったがリーマンショックによる不況によりリストラされる。
その後、再就職に向けて行動するも上手くいかず、妻と子供の生活費を稼ぐために苦肉の策としてトレーダーとなる。

⇒システムエンジニアとして、良い仕事をしてきた自信があり、そうした自分が不要な人間となってしまった事が信じられなかったと語る。
株式のトレードを開始したのは、暇潰しの意味もあったらしい。

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僕が驚いたのは、彼の運用額の少なさだ。

僕「僕にも出来ますかね。100万円くらいからやりたいです」
ト「それじゃ少ないよ。俺はその5倍の金額でやっている」

⇒運用資産500万円か?本人の話から推測すると去年の総収入は400万円程度。税金を支払った場合、家族3人で生活するのはギリギリではないかな?

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1日に5回~10回程度の取引をすると言っていた。罫線分析の手法について様々な事を言っていたが、良く解らなかった。参考になったのは取引手法よりも考え方だ。

・損失はトレードの一部
 ⇒損切りのタイミングは取引の前に決めておく
・努力は麻薬と同じ
 ⇒頑張る自分に陶酔してはならない

精神的な安定を保つ技術の方が、瑣末な取引技術よりも重要なのだと思う。そのためには、社会的な貢献が必要なのだと言っていた。孤独な生活には強迫観念が伴う。何らかの形で人々と交流する事が必要なのだとか。

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話を聞いた印象では、やはり専業トレーダーとしての生活は僕に向いていないと感じた。

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普通でない事をするのは難しい

これだけ困難が予想されているのに会社員に戻る方向で話が進むのは、それが当然の事だからなのだと思う。

当たり前で無い方向に進む事が難しい。前例や常識の助力が無いからだ。

最近、大学の研究員と話す機会があった。小泉政権時代に大学院生を大量に増やす政策があり、自らも研究者となったものの給与が少なく、もうすぐ大学との契約を打ち切られてしまうため、就職活動をしているのだそうだ。

彼の話では、研究員のような世の中に貢献する仕事が評価されず、何の役にも立っていない金融系の職種が評価されるのは間違っているらしい。テレビやインターネットでもデイ・トレーダーが持て囃されているが、理系の研究職は脚光を浴びたり大金を稼ぐ事が出来ない。

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デイ・トレーダーと比較して、いまいち研究職が評価されない理由の一つは、誰にでも出来る仕事ではないためではないからだろうか?

確かにデイ・トレードで金儲けが出来る可能性は低い。上手くいくはずがない。それでも可能性は0ではない。さらに年齢・学歴・性別・資格・経験・実績等は問われず、何度でも失敗出来る。

発達障害者に適性がある仕事として翻訳や統計、校正の仕事等があるが、どれもコネや実績が必要であり、ある一定以上の年齢から目指すには無理がある。

一定以上の年齢になると、会社員以外の人生が想像出来なくなってしまう。

「バイオ・パンク」という本を読むと、近未来には研究の分野に個人で参画可能になり、大きな発見が大規模な研究所でなく、孤独なハッカーの手によって発見される可能性があるらしい。

そうなってくると、再挑戦可能な社会が構成され、上手くいく人間は少ないだろうけど、夢のある世の中になるのだと思う。

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買い物をする

新しいランニングシューズと枕を買った。

定期的に数千円単位の出費がある。節約生活系のブログを読んでいると、こうした突然の出費を考慮していない事が多いと感じる。年間の生活費が100万以内でもやっていけるというのは、食費と住居費のみを計算していて、他の費用を考えていないからなのかな?

本屋に行くと発達障害関連の情報がとても充実している。互助会や病院について調べる事が出来る。そうした集いや情報に疲れてしまっている気がする。調べたり話したり体験する事に疲れている。

今の年齢で社会と関わるという事は、会社組織に所属して働く事を意味するのだと感じる。一定以上の年齢になると、周囲への指導力や教育能力、調整力が必要とされると感じる。

そうした能力を体得しないまま現在の年齢になってしまった自分が組織に所属する事には無理がある。大勢の人間が年齢に応じた能力を体得しないまま年を重ねているのだろうか?それとも何も手に入らなかったのは僕だけなのか?

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やっぱり会社の設立を考えるべきなのだろうか?業務内容は僕の個人資産の運用になる。個人で稼ぐよりも法人格での運用の方が効率が良い。効率を良くするには相応の経験や知識が必要だ。

結局、同じ事を幾度も考えている。

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第2章 叩頭問題とアヘン戦争

まだ「キッシンジャー回想録 中国」を読んでいる。この本は、「木を見る西洋人 森を見る東洋人」と一緒に読むと面白いと思う。

以下は、「木を見る西洋人 森を見る東洋人」について書いた記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-722.html

「第2章 叩頭問題とアヘン戦争」には、マカートニー使節団からアヘン戦争までの中華文明と西洋文明の邂逅の歴史が記述されているが、この部分は「やる夫の英清戦争」と並行して読んだ。

以下は、やる夫の英清戦争 前篇、中編、後篇へのリンク。

http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-2744.html

http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-2745.html

http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-2746.html

18世紀に最盛期を迎えた中華帝国 清朝と、それまで中華秩序の枠外に存在した西欧の帝国との交流が始まる。古来から漢民族は、侵略してくる異民族に対しては中華民族の優れた統治システムや文化を提示し、中国化して取り込む事によって対応していた。

しかし、西欧の蛮族達は、それまでの異民族と異なり、領土を占有するのでなく自らの持つ普遍的なルールに同調する事を要求した。それは思想攻撃だ。自由貿易、常駐する外交官、中華皇帝と同列の君主が存在する世界観、etc。

1793年~1794年にかけて清朝を訪問した英国のマカートニー使節団は、中国と西欧との自由貿易と対等な外交関係を目指したが失敗した。マカートニー使節団の贈り物である西欧の先進技術は評価されなかった。その当時の中国のGDPは英国の7倍あり、英国は貧しい蛮族の国としか見られなかった。

アヘン戦争の道義性については、やる夫の英清戦争の作者が参考にした別宮暖朗とキッシンジャーとの間で意見の相違があると思う。

清朝の影響力を過大評価した林則徐という点では一致しているけれど、彼の行動は中国の伝統に従った異民族への対処方法だったのかな?圧力と道徳。

西欧の物理的な武力と、中国の心理作戦の対比なのだと思う。蛮族を吸収し弱らせる伝統的な方策を使用した結果、譲歩するたびに要求がエスカレートし、やがては西欧の秩序に組み込まれていく。

中国は、歴史上、自らの文明に帰属したがらない異民族と接した事が無かった。経済的利益を追求し、欲望が続く限り要求がエスカレートする。

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「キッシンジャー回想録 中国」を読んでいると、世界を同種の価値観で統一するのか、別個の価値観の併存を許容するかの問題なのだと思う。

問題は、併存を認めた場合、競争において優位な思考形式が劣位な思考形式を平らげてしまい、結果的には異なる価値観同士での争いが発生する可能性がある事なのかな?

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「キッシンジャー回想録 中国」を読んでいる

「キッシンジャー回想録 中国」を読んでいる。

東洋と西洋の異なる思想形態が衝突した場合、何が発生するのか書いているのだと思う。

東洋的な思想は、絶対的な正義を認めないため、閉鎖的な形態を選択する?対して西洋的な思想は普遍的な真理を追究するため、異端に対して改宗を迫る?

西洋からの思想攻撃に対抗する中国との外交の歴史という事なのかな?

面白いと思ったのは、毛沢東の継続革命の概念だ。

P99:
革命への奮闘の波はいずれも、そもそもが新たな激動への先駆なのである。そうした激動の始まりには、革命が怠惰に陥り、成功に甘んじることのないよう、急がせる必要がある。

P109~P110:
革命家たちはいったん権力を握った後、もし麻痺や混乱を避けたいのなら、上から下へ階層的に統治せざるを得なくなる。
(中略)
それはますます、打倒された抑圧的な支配階級の、より精巧な別バージョンになってしまいがちなのである。

⇒継続革命とは、革命が続くという事なのかな?支配階級が階層的な社会を構築する事を防ぐには、絶え間ない変化が必要になる。進歩は敵対する勢力同士の争いによってのみ発生する。

文化大革命においては、あらゆる組織が大衆による攻撃の対象となり、指導者達が公開の場で自己反省を強いられる事になる。

その結果、何が発生したのか?

P207:
伝統的に儒教知識人エリートによって統治されてきた社会が、今や、知恵の源泉として、教育のない農民に頼る事になった。

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文化大革命の状況は、現代の状況と似ているのかもしれない。インターネットの普及はクレーマー達を結集させた。現実世界では他者から嫌われる人格の持ち主であっても、インターネット上で共通の敵を持つ事によって団結出来る。

互いに情報交換し、役割分担する事で効果的に企業や個人を攻撃出来る。

現実世界の「私」の領域では、少数派の迷惑なクレーマーだが、インターネット上の「公」の世界では正義を名乗り集団に参加出来る。

逆転現象が発生しているのだ。

文化大革命は10年程度続いたのだろうか?支配者を攻撃していた大衆達が支配者となった事で、攻撃の対象とされる矛盾に耐えられなくなったとしている?

一方的に他人を攻撃するはずが、自分自身が攻撃の対象になり得る事を自覚した場合、社会はどのように変化するんだろう?

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気持ち悪い

今日も体調が良くない。

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眠い

今日は15:00くらいまで寝ていた。寝ている間に何も食べていないが空腹感が無いのは、昨日、食べ過ぎたからかな?

眠い。

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頭が回る

今日、色々と考えたせいか頭の中で血液が暴れているような気がする。

酒を飲んでいないのに酔っ払っているみたいだ。

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いじめの構造分析

DIAMOND Onlineのコラム:働く男女の「取扱説明書」の「“職場のいじめ”構造を分析!「悪玉トリオ」を作る女、「ボスザル」になる男 ――男は「直接攻撃」、女は「孤立させる」が得意?」から。

以下は、第一生命経済研究所が2007年、全国の会社員男女763人に行った調査結果:

男性のみの職場の4.8%に、いじめ・仲間はずれ・無視が「現在ある」。どちらかと言えば女性が多い職場は22.5%であり、女性の比率が高いほど、いじめ、仲間はずれ、無視が多い。
また、男性のみの職場の22.9%、どちらかと言えば女性が多い職場の46.2%に揉め事や仲の悪い関係が有る。

人類学者、リッチ・サヴィン・ウィリアムズ氏は、サマーキャンプに参加した子供達を観察し、男女のいじめの特徴を以下のように分析した。

女子:(雀蜂型 集団で仲間を共食いする)
・優位に立った子供が序列の低い子供の発言を無視する。
 その子が存在しないように振る舞う。
・女子が支配的な地位を得るための戦術は間接的である。
 例えば『口の周りを拭いた方が良いわよ』と言う。
 相手を気遣っているように見えるが、周囲に相手のだらしなさを
 印象づける結果になる。
・悪い噂を広め、社会的に孤立させる手法を良く使う。

男子:(猿山型 階層争いで弱い者いじめが起こる)
・いじめの対象が決まると、他のメンバーも襲いかかり、その子を
 最下位に置く。そうする事で相対的に高い地位を確保する。
・押しのけたり、叩いたり、殴ったり、といった直接的な攻撃を
 行う事が多い
(共感する女脳、システム化する男脳 サイモン・バロン=コーエン著)

職場いじめへの対処方法は以下の通り。

①友人や家族に話を聞いてもらう
 早めに周りに相談し、味方を作る。
②上司や人事担当者に相談する
 エスカレートする前に早めの相談する。
③加害者とのやりとりを記録する
 上司や人事担当者に報告する際に役立つ。
 相手のパターンが見えてくる。

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こういうのを読んでいると強い事は良い事なのだと思う。誰かを痛めつけるほど素晴らしい人間であるとして褒め称えられる。

強さの根源は、腕力でなく人間関係のバランスによって決定される?誰もが力を欲しがっている。現実に手に入れる人間は少ないし、力を維持出来る人間は存在しない。

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何をしようかな

少なくとも10年間は働く必要が無い程度の貯金があるとする。

何をするだろうか?

①フィリピンへ英語留学
フィリピンで2年間過ごせば英語が上手になっているような気がする。中国語やベトナム語も面白いと思う。

②経営系の大学院
体系的な知識を取得するのに役立つ気がする。

③youtube
youtubeにゲームのプレイ動画を投稿してみたが閲覧者が全くいない。本格的に挑戦してみようかな。

④懸賞生活
全力で取り組めば月に10万円程度を稼ぐ事が出来るかもしれない。

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色々な選択肢があるけれど自分の根気が続くか自信が無い。このまま漂流し続けるのだと思う。

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部下の辞めさせ方?

DIAMOND Onlineのコラム「悶える職場~踏みにじられた人々の崩壊と再生」から。

大規模なリストラを担当した中堅広告代理店(正社員数600人)の元事業部長(46歳・男性)へのインタビュー。

彼の会社では、2006年~2007年に採用活動を活発に行い、正社員50人の部署が、わずか数年間で130人ほどになった。2008年秋にリーマンショクが起こると社長からリストラを指示される。

会社の経営陣は、儒教的な思想(長時間労働は正しい。特に20~30代半ばまでくらいは。若い内に大量の仕事をしないと、将来質の高い仕事は出来ない)に染まっていた。大量採用、大量退職を前提にした思想であり、育成意欲に乏しい。

広告制作部130人の内、30人を退職させる事になり、23歳~28歳を退職対象とした。基準は以下通り。

①広告を制作するクリエイターに明らかに向いていないと思える人
②今後、育成したところであまり伸びないと思われる人

直属の上司にもヒアリングし、30人が対象として適切である事を確認した。

リストラ計画は以下の3段階で進めた。

第1段階:面談
リストラ候補の社員とキャリア面談を行う。止めるように仕向ける面談であり、会社に残るための面談ではない。
話の流れは以下の通り。
(1)「今の仕事のレベルを自分でどう思うか」
(2)「上司であるマネジャーなどから高くは評価されていないが、
   今後評価を上げるためにはどうすれば良いと思うか」
(3)「評価を上げていくためには、数値目標等を上げていかざるを
   得ないが、それでいいか」

ポイントは、本人に適性が無いと思わせる事。そのために数値目標を高く設定し、2回目の面談を2週間後に設定する。リストラ候補以外の社員にも情報を公開し、職場に浸透させた方がリストラがやり易くなる。

第2段階:希望退職
キャリア面談で辞める意思を表明する社員には、直接的に不適合である事を伝えるのでなく、「入社した頃に書いた、キャリアシート等を見て考えてごらん」と伝える。

第3段階:退職勧奨
希望退職に応じない場合、リストラ候補が心を許す人間を呼び出し、本音での話し合いをさせるなどしてガス抜きの場を与える。同世代の社員を上手く活用する。

他人から辞めろと言われると、多くの人間は反発する。自分から「会社に残っても未来が無い」と思わせる。どのように適性が無いのか?他の社員と比較してどうなのか?

彼の進め方のポイントは、部下である6人のマネジャーと週2回のミューティングを行い、問題点を洗い出す。そして、「何がネックになり、どうすればいいのか」と話し合う。

彼は企業内の鬱病についての意見をもっており、上司のマネジメントとの関連があると見ている。30代前半までくらいで経験が浅く、部下に具体性のない指示をする上司の下ではトラブルが発生し易い。指示を出す本人が仕事の本質を理解していない。

本人は自分の仕事は完璧だと思っているが事実はそうでない。部下を厳しく叱責するが指示内容が抽象的であり、部下はどうすれば良いのか分からない。

自分が優秀だと勘違いしているのではないか?大量採用・大量退職を繰り返すと、若くしてマネージャーになるため、実体以上に自分を過大評価してしまうのか?
30代前半までの女性には、自信が無いから上の評価を気にするパターンが多い。

「何故、あなたは出来ていないの?」「どうしてこの程度のレベルの事が出来ないの?」と言うのは、仕事の本質を理解していないから。自らが一定水準以上に仕事が出来るのならば、部下が出来ない理由が分かるから、こうした問い掛けにはならない。

部下が問い掛けを真剣に受け止め、考え込むと事態は深刻になる。上司は勘違いをして、同じ問いを投げかける事で部下を育成しようとか、辞めさせようと思う。

マネージャーは仕事に再現性が無いといけない。仕事を繰り返し出来る事。出来る理由、出来ない理由を理解している事が重要。

以下は、会社についての見解。

①人材育成計画の無い会社
ベンチャーや小規模な会社に多い。社員数が増加しても経営陣が勘で採用計画を立案しており、人事部に権限委譲されていない。無計画で無節操なリストラを繰り返す事が多い。

②人事部が機能しない会社
一定の規模になりながらも人事部が庶務的な仕事しかしない。抜擢人事が行われる事があるが、人事制度のシステムが浸透しない中での抜擢人事は、経営陣の恣意・主観にしか見えない。

③人事戦略と事業戦略が一致しない会社
多くの日本企業が抱える問題。景気が悪くなると、人員が溢れる事になる。

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発達障害者の辞めさせ方で、僕のブログが検索される事がある。このブログの検索順位は低いから、一生懸命に辞めさせ方を探している人がいるのだと思う。

コラムの中では、厳しく接している上司が自らの能力不足に気が付いていない場合が多い事が書いてある。それは発達障害者の配偶者を持つ人間に多い事なのかもしれない。

自らの夫や妻が発達障害者であり、それだから苦しめられていると語るが、自分がそうした人間としか結婚出来なかった理由を考える事が出来ない。

自らが出来るのなら、「何故、出来ないのか?」という質問はしないと言うが、その通りだと思う。問題は、自分が出来ないと思っても、それだけで出来るようにならない事だ。

自己反省に意味は無いのかな?

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慰安婦問題という名の泥沼

ニューズウィーク日本版 二0一三年六月十一日発行 P24~P33から。

第二次世界大戦中の従軍慰安婦の問題について。

以下は、未だに問題が解決しない理由となる日本政府の失敗

①不要な譲歩
慰安婦問題が議論の対象となったのは、1991年に元慰安婦の金学順が日本政府に訴訟を起こした事が切っ掛けである。1992年1月11日に朝日新聞が「朝鮮人慰安婦への軍関係資料発見」という記事を報じ、その5日後に訪韓した宮沢喜一首相が盧泰愚首相との会談で謝罪をする。1992年12月6日に内閣官房長官だった加藤紘一が政府関与を否定する第一次加藤談話を発表するが、1992年7月6日には政府関与があったとする第二次加藤談話を発表する。

当時、韓国は世論統制が難しい社会になっていた。1987年には大統領選を実施し、軍事政権時代には抑え付けられていた女性運動が台頭。日韓交渉はエリート同士の談合では解決出来なくなった。

②河野談話を巡る政治主導の暴走
1992年12月の内閣改造で河野洋平が内閣官房長官に就任。政府は慰安婦の強制性を示す資料を探すが見つからない。当時、宮沢内閣と自民党一党支配の55年体制は崩壊寸前であり、河野洋平は元慰安婦に対する個人的な信念と焦りから閣議決定を経る事無く、1993年8月4日に「強制性」を認める河野談話を発表。証拠が無いため河野談話の根拠は曖昧であり、論争の元になる。

③左派政治家の思い込み
1994年に首相に就任した村山富市が慰安婦への賠償を模索する。村山首相は使命感から韓国の金泳三大統領に植民地支配を、フィリピンのフィデル・ラモス大統領には慰安婦問題について謝罪。国家賠償を連立を組む自民党が拒んだため、「アジア女性基金」という組織を設立し、民間から集めた資金を見舞金として元慰安婦に支給しようとする。
1997年に償い金を渡そうとすると、国家賠償を求める元慰安婦達が受け取りを拒否し、問題は泥沼化する。

⇒当時、日本では自民党単独政権の末期で官僚主導から政治主導が叫ばれた時代だった。政治家が個人的な信念で暴走した結果、問題が解決不能となっていった。
慰安婦の強制連行が「あった」事の証拠は無いが、「なかった」事の証拠も無いため、論争による解決は出来ない。

<韓国側の事情>
韓国で元慰安婦問題が浮上したのは、1990年に梨花女子大学教授 尹定玉が慰安婦への取材記「挺身隊取材記」をハンギョレ新聞に連載した事が切っ掛けだった。
当時の韓国は、1987年の軍事政権崩壊により民主化し、市民運動が活発化していた。そうした市民運動の一つとして、元慰安婦問題を解決する事を目的に「韓国挺身隊問題対策協議会」が1990年に発足する。
当初、韓国政府は元慰安婦問題の早期幕引きを考えていたが、1965年の日韓基本条約締結時に交渉担当者 金鍾泌が1965年当時から元慰安婦問題を知っていたが、公式に認めずに補償の対象としなかった事が発覚。韓国国内での親日派に対する風当たりが強くなる。
当時の駐日韓国大使 孔魯明は、石原信雄官房副長官と話し合い、日本が強制連行を認めて謝罪する事で問題解決を図りたいとの見解を述べる。その結果、1993年に河野談話が発表されるが、「韓国挺身隊問題対策協議会」の行動がエスカレートし、河野談話で国家としての責任を認めるならば国家賠償をするように主張するようになる。

個人を含めた賠償問題については、日韓基本条約で「完全かつ最終的に解決された」ため、日本政府が賠償する事は法的に出来ない。アジア女性基金による民間人による償い金の体裁をとる事になる。しかし、民間基金は日本政府の責任の所在が不明確である事から、償い金を受け取った元慰安婦が韓国メディアや「韓国挺身隊問題対策協議会」からバッシングされる事となる。

「韓国挺身隊問題対策協議会」は、国家賠償、加害者の処罰、慰安婦を弔う慰霊塔の建設、歴史教科書への記載等を求める事となり、元慰安婦問題を通じて世界や韓国の女性の地位向上を目指す事となる。反親日派による援助もあり、元慰安婦問題は歴代の大統領にも解決出来ない問題となっている。実際、元慰安婦問題に消極的だった李明博大統領は、憲法裁判所から「元慰安婦問題に措置を講じていない事」について違憲判決を下されている。

元慰安婦問題は米国にも波及し、2010年にニュージャージー州に慰安婦のモニュメントが設置され、2012年10月には韓国の市民団体がニューヨークのタイムズスクエアに看板を設置される。2013年1月には、ニューヨーク州議会上院が元慰安婦問題を「人道に対する罪」と指摘する決議を採択した。

2012年に米国の永住権を新規取得した中国人は8万人以上、韓国人は2万人以上、日本人は約6000人。中韓ロビーの力は日本よりも強く、米国の政治家、メディア、非営利団体は被害者の側につきがたる。問題は複雑だ。

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日本や韓国で権力が分散化したため、問題を難しくなったという見解が興味深い。こうした問題を語る場合、「日本」や「韓国」という抽象的な実体が存在している仮定があるが、実際には各共同体は異なる思想の持ち主達で構成される。そして各個人は共同体の縛りによって制限を受ける事になり、個人的な思想を持つ事は不可能だ。問題を長期的な観点から見た場合、異なる見方があるのだと思う。

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今日も体調が良くない

少し寝て少しパソコンを見て少し寝てを繰り返している。物凄く眠い。

色々な事が上手くいかないからだろう。

こういう時、どうしても嫌な事を思い出して反芻してしまう。何回も同じ事を思い出していると思う。根本的な問題は、僕に社会と関わる自信が無い事だと思う。

会社組織に所属する事に無理がある人間だ。

インターネット上の人間関係は、閉鎖的な小集団の分立になるという予測がある。集団内の秩序を乱す人間を排除するには、最大公約数的な社会秩序ではなく、より小規模な同調圧力が適していると言うのだ。

適応出来ない人間を排除しても、残った人間の中から不適応者が現れ続けるのではないかな?

集団の中の秩序に同調して、自分の正しさを疑わない人間が、より大きな社会に対して自分の正しさを主張しない事が僕には不思議だ。

自分が正しいという確信と、正しさを公開すると自分が糾弾されるという予測は両立する。

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疲れた

頭が痛い。

体調が良くないと思う。

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社会参加について

社会に参加する方法を模索する事が難しい。

同じ事を何回も考えている。

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疲れた

いつもの事だけれど疲れ易い

いろいろと計画はあるけれど感動し難い。何かをよろうという気にならない。

疲れた。

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機械の優位性

昨日の続き。

機械を使用する利点は、責任を追及されない事だと思う。

人間が行動していると、予期しないミスが発生する。機械においてもミスは発生するが対処方法は異なる。

人間のミスであれば、懲罰や教育等の効果的でない対処方法が採用されるが、機械のミスであればシステム的な対処方法を選択するはずであると考える。

現状の社会では、社会システムの維持を人間が担っているが、徐々に機会が社会システムを維持するようになると思う。

フェーズ1:機械を利用した監視
現在進行中。監視カメラや業務用パソコンの使用履歴の閲覧等、人間を信用出来ないものとみなし、機械を利用して作業員を監視する事を考える。

フェーズ2:機械による監視
現在開発中?居眠りや飲酒を検知する自動車や、犯罪者を自動監視するカメラ、対象者を判別し販売品を選択するシステム等。

フェーズ3:機械による実行
30年後?自動走行の自動車が実用化され始める。役所や企業のデスクワークも機械による作業に置き換わり、あらゆる作業は自動化する。実作業を機械が行うのだから監視の必要がなくなる。

フェーズ4:機械による操作
機械が人間の思想・気分・嗜好・信条を操作する。人間を有機機械の一種と見なせば入力される情報を操作する事で思考・行動パターンに働きかける事が出来るはず。人間の思考の枠組み自体が外部によって規定される事となる。

フェーズ5:機械と人間の入れ替わり
現在、先進国において発生している少子化によって人間の数が減少し、やがては機械と人間の立場が入れ替わる事になる。その時、社会全体として意味や目的がどのように把握されるか興味がある。人間である僕には想像する事すら出来ない社会であると思っている。

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現状では、あらゆる監視や情報・規約・手続きの多さに人間がストレスを感じている状態だと思う。この100年~200年は徐々に人間が機械に置き換わっていく過程なのだと感じる。

損な時代に生まれてしまった。

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駄文とインターネットの炎上

日経ビジネス8月12・19日号を立ち読みした。

「【特集】誌上対決 ロボットvs職人社長 30年後、消える仕事・残る仕事」という記事を読む。

内容は、以下の5つの勝負で機械と人間の能力を比較するもの。

①麺茹でロボットとラーメン職人
②全自動ホテルと星野リゾート
③自動投資ソフトとジム・ロジャーズ
④大工ロボットと宮大工
⑤ビッグデータ・司会ロボットとジャパネットたかた

立ち読みで何だけれど偏った内容に思えた。人間に出来る事が機械に出来なかった場合、無条件に人間の勝ちにしてしまっている。曰くラーメンの水切り、曰く人の表情を読む、曰く第六感を活かした投資、ETC。

そんな事を言い出したら、眠らずに間違える事無く同一作業を繰り返す事は、機械には可能で人間には不可能なのだから、見方を変えれば機械の勝ちになってしまう。

記者の主観に頼った分析で無く、不特定多数の人間に機械と人間の違いを体感してもらい、アンケートを取る事は出来なかったのだろうか?

僕の偏見としては、ジム・ロジャーズよりも自動投資ソフトの方が運用委託先として信用出来ると思う。第六感などという怪しげなものに頼るより、検証可能なプログラムの方が良い。
年金や保険等の重要な資産アドバイスに投資ソフトを活用出来ないものだろうか?

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飲食店やコンビニの従業員の問題行動がインターネット上で炎上した事についての、様々なブログの記述を適当に纏める。

【本田 雅一】
飲食店、コンビニで相次ぐSNS炎上。彼らが”これはダメ”と感じない理由

飲食店等における従業員の問題行動がSNSの中で可視化され、炎上する事例が立て続けに報道されている。アイスクリームの保存ケースに入ったり、食材の冷凍保存庫で口に食品を咥える等。

話題の中心は行動に対する批判から「常識外の行動をインターネットで公開する理由は何か?」という別の視点へと移行しつつある。

問題の核心は、「新世代ネット民」とも言える、従来とは価値観が異なるインターネット利用者層の存在だ。

これまでのネット民は、「ネットによって知らない人達と繋がっている」事を強く意識した行動を採る。

新世代ネット民は自らがインターネットによって世界中と繋がっている事を意識した行動をしない。外部からどのように見られているか考えた事も無い。

彼等は一般常識から外れた自分の行動に非難が集まるとは考えない。外部が勝手に騒いでいる。と、自らの方が被害者であると感じている。

「24時間残念営業」というブログを開設するMK2氏は「「うちら」の世界」エントリーの中で「問題行動を引き起こす本人は、その行動を問題だとは思っていないのではないか」という仮説を立てている。

新世代ネット民には「インターネット」という概念が良く解らない。インターネットの内部で動いているサービスなのだが、SNSは内部であると錯覚し、「インターネット全体」という外部がある事は知っていても、外部が内部に積極的に介入するとは考えない。外部からの介入があった場合、「何も悪い事してないのに勝手に干渉してくる」と思う。

昔から悪ふざけをする人は存在していたが、不可視だった。インターネットの介在を意識させない環境が整い、幅広く普及した事で可視化した。

感じる事が出来ない人達に、理由を聞いても答えは出ない。感じる事が出来る人が、”感じる事が出来ない人の存在”を認知し、理解する所から始めなければ、世の中の変化には対応出来ない。

MK2氏はブログの中で教育や知識といった部分に注目し、インターネットを意識せず、外部の介入が無いと思う意識と重なることで、一連の問題行動が表面化するに至ったと分析している。

官公庁がグーグルの提供するサービスを使い、機密情報クラウドの中で共有し、公開されたまま運用されていた事が問題となった。筆者はこれも、利用しているアプリケーションの仕組みを意識出来ていないためだと考える。

システムがインターネットへ溶け出し、情報技術の仕組みに詳しくなくとも使いこなせるようになってしまった。

普段はバカな行動をしそうにない隣人や仲間の中にも、”感じる事が出来ていない”人はいる。感じられない人に、”感じるように”と促しても効果的ではない。

対応するには、”相手に問題意識が存在しない”事を前提に、ワークフローやルール作りをする事で対策する事なのかもしれない。

【24時間残念営業】
「うちら」の世界

飲食店やコンビニの従業員の問題行動がインターネット上で炎上する事例が相次いでいる。

そうした事例の環境について考えてみる。問題を起こす人間の呼称を「彼等」とし、事例のメカニズムを分析する。

<うちらの感覚>
彼等の社会は「うちら」で完結する。「うちら」の外側は良く解らない。彼等にとって「悪い事」とは明確な脱法行為、或いは「うちら」の結束を乱す行為だ。

彼等の感覚としては「所与の権利」の範囲が広く、大抵の事をしても許される「事になっている」。

<ネットに対する態度>
彼等には「インターネット」という概念が良く解らない。SNS=うちらとなり、外部と接続しているとは考えない。外部からの介入は不意打ちに思える。

だから「冷凍庫に入る」という行為が「許され」、それを「うちら」の内部での武勇伝として公表し、しかし外部の存在は意識しないため、炎上する可能性を想像出来ない。

所与の権利の幅が大きく危機意識が低い。一方で、情報が入手出来るため、世界の有限性を意識する。有限の世界で、何をしても「許され」、手応えがない。脱法スレスレ(と彼等が考える事)の事をすれば、リアクションがあり面白い。

筆者の思考の根拠は日常的に見ている事だ。この世には「低学歴の世界」がある。抽象的な概念は通じない。個別具体的な事物を束ねて、現象として説明するような言葉では伝わらない。

バイトがmixiに個人情報を書いていて、注意しても通じない。

不特定多数の人間が、自分の個人情報にアクセス出来る事の危険性を彼等は理解出来ない。「不特定多数」という「人間一般」を思い浮かべる事が難しい。彼等にとって人間は「知人」か「知人でないもの」の区別くらいしかなく、そして「知人でないもの」は、自分に対して興味を抱かない「はず」の存在である。

店頭に溜まるお子様達から学んだ事もある。注意すればいなくなるが、再度現れる。何度注意しても同じ「出入りを禁止し「あんたら客じゃないから」というのが効果がある。彼等は裏切られたような顔をする。彼らの自意識は「客」である。客であり、明確な犯罪でなければ」何をしても良い、という事になっているからだ。

だから「別に買って貰わなくて良い」と言う。彼等にとって、前提となる権利の全否定だから、裏切りにあたる。しかし諦めは早い。権利を保証しない以上、彼等にとって筆者はいてもいなくても良い存在になったからだ。

彼等の常識は、社会の常識とは異なる。異なっている以上、社会化されていない。そうした行為への制裁が炎上となって表れている。

この流れは続く。彼等が炎上を避ける方法を学習すれば良いのだが、余所での炎上と自分達の行為が結び付かない。「外部で起きている事であり、うちらとは関係無い」が原則となる。炎上させる方も手を緩める事は無い。彼等の振る舞いは、同世代にとってこそ迷惑になる。

【脱社畜ブログ】
「バカが可視化される時代」とどう向き合うか

飲食店従業員twitter炎上問題について考えた事。

飲食店の従業員が冷蔵庫に入るとか食品の上に寝っ転がり、twitter上で写真付きで暴露したために炎上、という流れが相次いでいる。

昔からそうした人達はいたが、隠されていた部分がtwitterによって見えるようになってしまった。「バカが可視化される時代」になった。

可視化されたものを無かった事にするのは難しい。無視出来ない以上、再発防止のために教育を施す事になる。しかし、教育の効果は、100%にはならない。バカは一定数は出てくる。一人教育出来なかっただけでも、事故は防げないのだ。

残るは厳罰による対処になる。

しかし、問題を起こした社員が厳正な処分を受けているが、似たような事件は起こり続けている。彼等のコミュニティに情報は届かないのだろうか。

何をやってもバカは0にはならないだろうし、バカに対して日本社会が寛容になれるとも思えない。

炎上の危険があるソーシャルメディア全部を免許制にするしかないのかもしれない。ソーシャルメディアは一人の力で企業イメージを毀損させ、店舗を休業に追い込む力がある事が判明した。知識の無いものに使わせるには、危なすぎる。

***********

何となくだけれど、発達障害者の取り扱い方についての記述に通じるものがある。抽象的な概念を理解出来ず、他者の失敗を自らの行動に反映出来ない。

無視する事を考えるが無視出来ず、教育を施すが教育も出来ず、厳罰に処するが行動が修正されない。

人間全般がそうなのだと思う。特定の社会通念に合わない人間達は必ず存在する。

現在、発生している事象の正体は、非常識な人間達の可視化でなく、価値観の相対化だと思う。

誰もが自分は常識に所属していると思っているし、常識の立場から非常識を攻撃する権利を保有していると思い込んでいる。

しかし、常識の反対は別の常識だ。

多数派に所属出来る人間など存在しない。

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量子ゲーム理論

日経サイエンス 2013年3月号 『特集 量子ゲーム理論』から。

量子力学が、合理的判断を拡張する。人間の思考は相反する結論が同時に存在し、周囲の影響を受ける。

以下は、理性が有効に機能しない話。

<コンドルセの逆説>
18世紀の数学者 コンドルセの提唱した逆説。有権者の選好が推移的でないため、民主的な投票制度が機能しない。
(例:トリノ大学 オディフレッディの説明)
1976年の大統領選から説明する。
当時、共和党のレーガン、フォード、民主党のカーターという大統領候補が存在した。
 ・共和党の大統領候補選では、フォードがレーガンに勝利した
 ・大統領選では、カーターがフォードに勝利した。

⇒世論調査では、レーガンの方がカーターよりも支持率が高かった。
⇒レーガンよりフォードを選んでも、レーガンよりカーターを
 選ぶとは限らない。

順序依存性:人間の選択は、選択の順序に依存する。

<アローの不可能性定理>
コロンビア大学 アローが1976年にノーベル経済学賞を受賞した理論。上記の順序依存性を回避するには、投票者が1人である独裁制しか方法が無い。
選択者達の思考が全体として一貫性と整合性を保っていない限り、民主主義は機能しない。

<自由主義のパラドックス>
ハーバード大学 センが1970年に提唱。民主主義のでは、多数派の意見を小数派に押し付ける事になり、また、全員一致した場合でも、以下のように意見が尊重されない場合がある。
(例:ブルーとレッドの話)
2人の人間ブルーとレッドが存在する。2人に政府からの給付金を受け取るか質問すると以下のような回答だった。
 ブルー:
  2人とも給付金を受け取りたいが、それが出来ないならレッドに
  給付金を渡して欲しい
 レッド:
  2人とも給付金を受け取るべきでないが、それが出来ないなら
  自らに給付金を渡して欲しい

⇒両者の最善の選好は両立不可能。よって次善の選好を
 選択する事になる
⇒しかし、ブルーの最善の選好では、ブルーは給付金を受け取り、
 レッドの最善の選考では、レッドは給付金を受け取らない
⇒両者の意見が一致する部分を尊重すると、
 両者の最も望む意見を尊重出来なくなる。

***********

囚人のジレンマについて。以下は、Wikipediaの「囚人のジレンマ」の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E

2人の逮捕者が存在した場合、共犯者の自白有無によって、自らの自白可能性が左右される。共犯者が自白する場合、100%の確率で自白し、共犯者が自白しない場合、80%の確率で自白すると仮定する。

共犯者の自白有無が曖昧な場合、
古典的理論では、上記の100%と80%の間を取って90%の確率で自白する。
量子理論では、自白の理由が相殺し60%の確率で自白する。
⇒自白有無が曖昧な方が自白可能性が低くなる。
 (この事は実際の実験でも証明されている)
⇒この60%となる説明が難しかった。ベクトルを利用した図で
 100%と80%が相殺する事を説明していた。

自白を縦軸、黙秘を横軸のベクトルで表すと、重ね合わせ状態は斜めのベクトルで表現可能。大きさ1のベクトルベクトルを斜めで表現すると、その縦横の長さを2乗すると1になる。縦の長さを自白確率、横の長さを黙秘確率と考える。

⇒この辺りの説明が難しかった。図を見ながらでないと解らないし、
 説明も出来ない。

*****************
PQコインめくりゲーム
カリフォルニア大学 メイヤーが提唱。
2人の人間PとQが以下の方法でコインの裏表当てクイズを行う。

①箱の中にコインを表向きに置く
②箱の蓋を閉めて中が見えないようにする
③Pが箱の中を見ないように、コインを裏返すかそのままにする
④Qが箱の中を見ないように、コインを裏返すかそのままにする
⑤Pが箱の中を見ないように、コインを裏返すかそのままにする

コインが表であればPの勝ち、裏であればQの勝ちとなる。

ここで、コインを裏返すのでもそのままにするでもない、表と裏が50%ずつの確率で重ね合った状態にする第3の選択肢があれば、ゲームの必勝法が存在する事になる。

Pが、上記③でコインの表と裏が50%ずつで重ね合った状態にすると、④でQがどのように操作してもコインに変化は生じない。そして⑤でPが重ね合わせを元に戻せばコインは表になる。

*************

量子ゲームは、投機やゲーム行動に新しい戦略を提供するのだと思う。この数カ月間、記事を読んで応用を考えてみたけれど内容が難し過ぎて出来ない。

プログラムに落とし込めれば、お金をジャブジャブ作る事が出来るのかな?

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インターネットは不思議空間

上手く纏まらない話。

共同体は、同調圧力と被害者意識で成立すると考える。

偶に聞く話だけれど、オタク集団は仲間達で話し合う場合、興味を持っている分野について自分が保有している知識量を競う事になる。知っている事が優位性の根拠になる。

しかし、外部の人間が関わると、興味をもっているはずの分野に知らない事を競う事になる。知らない事が一般人である事の証明になる。

人間は周囲に同調する。それは家族で会ったり、職場であったり、大きな社会風俗だったりする。常識や慣習に自らを従わせようとする。

私的な自分と公的な自分は別の存在だ。

そう考えると、インターネットは「私」と「公」が混じり合った世界なのだと思う。通常、私的な共同体は共通の敵 = 外部集団を想定する事で結束する。共同体の成員が馴染む存在でなければ敵として不適格である。

私的な空間では弱い者苛めを嬉々として行う者が、公的な空間では公正さを尊ぶ。その事に疑問を感じない。「私」と「公」は隔てられているからだ。

インターネット上では、あらゆる差別が許容される。それは匿名空間であるかでなく、共通の敵が「概念」としてしか存在しないからではないか?

自分の近所の人間や、職場の嫌な奴は、不特定多数が集うインターネット上の社会では、敵として成立しない。外部民族であったり、特定の世代であったり、障害者であったり、記号としての敵が必要とされる。

インターネット上の敵は、具体的でなく抽象的であり論理的な存在だ。

特定の記号を張り付ければ、そこに所属する全ての人間が空間、時代、状況に関わらずに同一の思考・行動パターンを選択し、それは変化しない事になっている。

論理による共同体は、全ての人間が同一の結論を受け入れる事を前提とする脆い関係だ。一方で安全な世界でもある。現実社会では、特定の共同体に所属する事による思想汚染から逃れる事が出来ない。

自らの意志や責任は存在しない。人間の思考は、結論が先にあり原因は後付けされる。自らの思考過程を知る事は出来ない。

全く異なる社会が成立するのだと思う。

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今日も何もしない

年齢を重ねるに連れて自分の可能性が狭まっていく事を感じる。

ある時代、ある年代で出来なかった事を後になってから取り返そうとしても不可能だ。取り戻す事の出来ない事がある。

ほとんどの事はやらなかった事でなくて出来なかった事だ。だから可能性が狭まっているのでなく現実が見えるようになったのだと思う。

本格的に老いていくと出来ていた事が出来なくなっていく。自分自身の嗜好も変化するだろうから否応なしに新しい事を探す事になるのだと思う。

************

最近、結婚についての話を聞く事が多いから自分自身の結婚についても考えてしまう。そうした事はこれからもあり得ないのだと思う。数年前より、より実体をもって確信出来る。その事が怖い。

父母の結婚について考えてみると、寄り添う事の幸不幸が僕には分からない。当人達に聞けば自分達は幸福であったと本心から答えるかもしれない。

僕にはそれを信じる事が出来ない。主観的に虐待者と被虐待者の関係でなかったとしても、僕の眼に愛情は見えなかった。

特に女性について言える事だけれど、相手が憎いから付き合う事になる場合がある。愛情と憎悪は同質の感情を別の側面から見ただけなのだと思う。

憎む事を愛情と混同している事が多い。それは同じ事なのだろう。周囲の人間も当人達も気が付いていない。

相手を不幸にする事に勤しんでいる。そうした関係はとても多い。

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活動していないと思う

何もしないで一日が終わる。何もしていないのに疲れている。

何かをしようという活力が無い。

教材が沢山あるのに読んでいない分野は以下の通り。

・外国語(英語、中国語、タイ語、ベトナム語)
・オプション
・プログラミング

自分の脳が老化していて新しい分野を受け付けないのかな?

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知能検査を利用した特性理解

発達障害の診断には、知能検査を行う事が多い。「図解 よくわかるアスペルガー症候群」(広瀬宏之著)のP40~P49から。

・WISC-Ⅲ(児童生徒用・5歳~16歳11ヵ月)
・WPPSI(3歳10ヵ月~7歳1ヵ月)
・WAIS-Ⅲ(16歳~)

WISC-Ⅲでは、以下の4種類の群指数を測定する。

①言語理解(VC)-言語性検査
言語的な状況や知識を状況に合わせて応用出来る能力。
以下から構成される。 
 ・知識_一般常識の質問に回答する
     能力が低い場合、指示された事を忘れたり、自己流で
     物事を進める(結論を出した過程を説明出来ない)
 ・類似_提示された2つの単語の類似点を回答する
     能力が低い場合、多面的な見方が困難であり、
     単語の使い分け、分類、変化形が苦手となる
 ・単語_提示された単語の意味を回答する
     能力が低い場合、相手の話を理解し辛く、
     不適切な言葉を使用する
 ・理解_社会的ルールや日常生活の問題に回答する
     能力が低い場合、自力の判断や他者理解が困難

②知覚統合(PO)-動作性検査
視覚情報を取り込み、各部分を相互に関連付けて全体を意味あるものに纏め上げる能力。
以下から構成される。
 ・絵画完成_絵から欠けている部分を探す
       能力が低い場合、全体を把握する能力に欠ける       
 ・絵画配列_4~5枚の絵カードを物語になるよう並べ替える
       能力が低い場合、行動予測や時間順序が理解不可
 ・積木模様_提示されたモデル模様と同様の模様を作る
       能力が低い場合、全体を部分に分解出来ない
 ・組合_部分を組み合わせて一つの物を作る
     能力が低い場合、話の断片から全体を想像出来ず、
     計画や作業を完成させるために必要な事が分からない

③注意記憶(FD)-言語性検査
注意を持続させて聴覚的な情報を正確に取り込み、記憶する能力。
以下から構成される。
 ・算数_計算問題に回答する
     能力が低い場合、文の概念化、演算の置き換え、符号化、
     計算が出来ない
 ・数唱_耳で聞いた数字を同じ順番、逆の順番で回答する
     能力が低い場合、指示された内容を記憶し難い

④処理速度(PS)-動作性検査
視覚的な情報を、事務的に数多く、正確に処理する能力。
以下から構成される。
 ・符号_数字に対応している記号を多く書く
     能力が低い場合、漢字の間違えやスペルミスが多い
 ・記号_提示された記号と同じものを選択肢から選ぶ
     能力が低い場合、漢字の間違えやスペルミスが多い

**********

上記のテストから、以下のように結果を解釈する。

パターン1:言語理解、注意記憶の能力値が低い場合
視覚的な処理、絵や図の理解、操作に優位性があり、聴覚的な処理、言葉の理解や操作が苦手となる。
 【対処方法】
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・具体物を使用する
 ・実践させる

パターン2:知覚統合、処理速度の能力値が低い場合
聴覚的な処理、言葉の理解や操作に優位性があり、視覚的な処理、絵や図の理解、操作が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける(図形の特徴を言葉で説明する等)
 ・一つずつ順を追って説明する

パターン3:言語理解の能力値のみが低い場合
言葉の理解や操作が苦手。
 【対処方法】
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・具体物を使用する
 ・実践させる
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する

パターン4:知覚統合の能力値のみが低い場合 
パズルのような形の操作、空間的な情報の把握、処理が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける(図形の特徴を言葉で説明する等)
 ・一つずつ順を追って説明する
 ・頭の中だけで考えさせず、具体物を使用する

パターン5:注意記憶の能力値のみが低い場合
聴覚的な記憶(イメージや意味付けし難い事)が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける(図形の特徴を言葉で説明する等)
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・頭の中だけで考えさせず、具体物を使用する
 ・実践させる
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する
 ・聴覚的な記憶を必要とする課題への支援・配慮を行う

パターン6:処理速度の能力値のみが低い場合
視覚的な記憶が苦手であり不器用。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける(図形の特徴を言葉で説明する等)
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・実践させる
 ・記憶する内容は、意味付けして記憶し易くする
 ・巧緻性を伴う課題への支援・配慮を行う

パターン7:言語理解、知覚統合の能力値が低い場合
関連性の理解や類推等の複雑な処理が苦手。
 【対処方法】
 ・一つずつ順を追って説明する
 ・課題の内容を解り易く提示する
 ・パターンを示す

パターン8:言語理解、処理速度の能力値が低い場合
言語理解や操作、視覚的な記憶が苦手となる
 【対処方法】
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・具体物を使用する
 ・実践させる
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する

パターン9:知覚統合、注意記憶の能力値が低い場合
形の操作、空間的な情報の把握、処理、聴覚的な情報が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する

パターン10:注意記憶、処理速度の能力値が低い場合
関連性の理解や類推等の複雑な処理、視覚的な情報が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける(図形の特徴を言葉で説明する等)
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・実践させる
 ・記憶する内容は、意味付けして記憶し易くする

パターン11:知覚統合、注意記憶、処理速度の能力値が低い場合
視覚的な処理、絵や図の理解や操作、聴覚的・視覚的な情報の処理が苦手。
 【対処方法】
 ・言葉で説明する
 ・言葉で定義付ける
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する

パターン12:言語理解、注意記憶、処理速度の能力値が低い場合
聴覚的な処理、言語理解や操作、視覚的な記憶が苦手。
 【対処方法】
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・具体物を使用する
 ・実践させる
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する

パターン13:言語理解、知覚統合、処理速度の能力値が低い場合
言語理解や操作、視覚的な処理、絵や図の理解、操作が苦手。
 【対処方法】
 ・記憶するべき内容は、簡単な言葉で解り易く説明する
 ・課題の内容を明確にする
 ・パターンを示す

パターン14言語理解、知覚統合、注意記憶の能力値が低い場合
聴覚的な処理、言葉の理解や操作、形の操作、空間的な情報の把握、処理が苦手。
 【対処方法】
 ・視覚的な手掛かりを用いる
 ・課題の内容を明確にする
 ・パターンを示す


***************

人間が100人いれば、100通りの対処方法がある。発達障害者の個々の思考特性や行動パターンを理解し、本人でなく、環境を調整する事が肝要である。

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「会社のワガママちゃん」対処法

DAIAMOND onlineのコラム「「会社のワガママちゃん」対処法」から。

◇「会社のワガママちゃん」チェックリスト
以下の5項目の内、3項目以上が当て嵌まれば該当する。

①「仕事が上手くいかないのは上司・先輩の指導が悪いからで、
 自分は十分に頑張っている」と考えている
②「この部署の仕事は自分に向いていないから、やる気が起きない。
 ○○課なら必ず上手くやれるのに」と周囲に漏らす
③業務に対して勇んで前向きな提案をするけれど、内容は稚拙、
 しかし本人は全くその認識が無く自信に溢れている
④自身への適切な指導に対して表面的には聞く振りをするが、
 決して従おうとせず、強く指導すると不貞腐れる
⑤「サポートして貰って当たり前」的態度で、感謝の気持ちが薄い

************

精神科医 斎藤環氏は、人格成熟の指標を以下の2点とする。

①ストレスに耐えて葛藤を克服できる能力
②相手の感情を感じて自分の感情を適切にコントロール出来る能力

これらは、小学生時代から高校生までの思春期前後に、親子関係や友人関係における精神的葛藤体験の克服から獲得すると考える。葛藤に慣れていないと、自分の主張を繰り返す事になる。

「ワガママちゃん」の考え方と行動特性は以下の5点

①他罰性と内省の欠如
物事が上手くいかないのは周囲が悪い考えがち
②現実検討能力の欠如(青い鳥症候群)
自分が周囲に適応しようと努力するのではなく、周囲は自分の能力を生かすために適正配置をするべきと考える
③自己イメージの肥大
自己愛が強くナルシストのため、現実を冷静に見る事が出来ない
④高いプライド
自己愛が強いので自分の非を認めず、助言や指導を受け入れない
⑤情緒的共感能力の欠如
他人の心の痛みが分かりません。支援されて当たり前だと考えてるから、上司が親身の指導をしてくれても、自分の仕事が片付けば先に帰宅する。感謝の気持ちが薄いので支援が少なくなる。

「努力-報酬モデル」という考え方があり、努力をして報われれば、ストレスは溜まらない。報われないとストレスが溜まる。

<カウンセリングマインド>
組織のルールに則った毅然とした対応と受容。
①受容
時間を決めて相手の話を聞く事を伝える。相手に自分の時間枠を与える事で安心感を覚えさせる。
(誤)忙しいから後にしてくれ
(正)○○分だけ用件を聞こう
②傾聴
時間を30分に限定して、ひたすら相手の話を聞く。答えを求められても判断を示してはならない。現実的なアドバイスをせずに、まずは相手をクールダウンさせる事を考える。
③共感
論理では無く情動で共感を伝える。

人格が未成熟な人間と接していると、怒りや憎しみ等の陰性感情への対処方法が必要になる。未熟な人間に対して陰性感情を表出すると、余計に事態が悪化する。未熟な人間を非難すると退行や攻撃性が助長され、係争関係に発展する事もある。

攻撃は幼児への退行現象であり、不安感や焦燥感の表出。よって我儘に対して論理的に説教しても逆効果になる。こちら側に情緒的な余裕があれば陰性感情に対処する事が出来る。情緒的な余裕を持って自己認識し、しかる後に論理的な解決策を考える。

<ストレス対処能力>
米国の医療社会学者 A・アントノフスキーが提唱したSOC(sence of coherence、首尾一貫感覚)という能力。過酷な環境でも心身の健康を保つ能力・性格特性。以下の3点から構成される。

①有意味感
仕事に意味を見出す感覚。過剰に論理的な人間は、仕事の意味や位置付け、展望を見せられずに、仕事に意義を見い出せないと意欲的に動く事が出来ない。
②全体把握感
仕事の展望を時系列的に把握できる感覚。この感覚を持っていれば、先々を見通して適切な援助を求める事が出来る。全体把握感が無いと、現在の辛い状況が永続すると感じてしまう。
③経験的処理可能感
過去の経験に基づいて、自分は成功出来ると思う感覚。自己効力感(SE)という概念で客観的に自分を認識出来る。プライドが高くて常に周囲からの評価を求める行動特性は、自信の無さの裏返しである。

上記を踏まえて、問題社員に対処する。仕事の意味を教える。全体的なスケジュールを提示する。当人のキャリアを客観的に評価する。ETC。

他罰性が強い人間は、情緒性に乏しく論理的思考力が強い場合がある。明確な根拠の無い楽天性を保持していないから、上手くいく自信が無く、そのため周囲に上手くいかない原因を求める。情緒性を補完する。

◎二者関係に埋没してはならない
未熟な人間との1対1の私的な感情に巻き込まれてはならない。「管理職・社員・会社組織」という三者関係の中での自分の立ち位置を意識し、二者関係の中で感情を爆発させない。

対応ポイント:「自己愛傾向」と「正業不安」を見極める
自己愛が強く、他者からの叱責に不慣れな人間は、失敗しても自己愛が傷つかない副業的業務に熱心になる。これを精神医学用語で「正業不安」と呼ぶ。対処するには、「正業不安」を払拭するような仕事の任せ方をする事が重要。

未熟型の人間に不足しているのは、集団内での葛藤に対処した経験である。褒めて育てるためのステップは以下の通り。

①努力の過程にコミットして
②努力の過程を評価し
③結果を誉めて
④結果に対して共感し
⑤さらなる期待を込める

この場合、褒める側が本人の長所を的確に理解している事が重要となる。

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狩猟民族の遺伝子

原始時代では、発達障害者に分類される人間の方が適応していたという話。本の内容を適当に纏める。

古代には、狩猟が食料確保の手段だった。やがて農耕が狩猟に取って代わる。しかし、狩猟に適した遺伝子は残存し、狩猟民族は誕生し続ける事になる。

狩猟民族を薬物や教育によって農耕民族に転換する事には無理がある。狩猟民族には、狩猟民族に適した教育を実施するべきではないか?座学でなく実体験を重視するカリキュラム、視覚に訴える教材、気を散らす物を減らす、ETC。

狩猟民族の行動様式は農耕民族から見て無茶苦茶だ。農耕社会において狩猟民族が必要とされるのは、既存秩序を破壊して、新しい秩序を構築する場合である。

最初に彼等は天才と呼ばれる。多くの人間に夢を提供する。夢の提供に成功した場合、カリスマと呼ばれる。組織した共同体を支配する。その次の段階では老害になる。安定した組織に狩猟民は必要無い。協力や協調、合議が重視される。

巨大化した組織を個人の力で掌握する事は出来ない。派閥が生まれ、協議が必要となり、報告書や規則・規定が幾つも生まれ、やがては硬直化する。そして、新たな破壊者を待ち望む事となる。

戦争が既存秩序の崩壊を招くのは、多くの人間が兵士として恐怖に直面するからだとする。危険を冒したり、恐怖と生活する経験が人間を変える。

戦争が指導者を作り出す。

**********

発達障害者 = 狩猟民族説を見掛ける事が時々ある。他の解釈も多いんだろうな。

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軍事技術としての宗教

インターネットの掲示板「軍事技術としての宗教」から適当にコピペ。

意見1:
ミームに取り憑かれて自分の生存も危うくなった者を キース・ヘンソンは「ミーメオイド」と命名した。
ベルファストやベイルートからのニュースによく登場する。宗教は極めて強力で、同情や寛大さや上品な人間的な感情のあらゆる訴えかけに人々は動じなくなる。「市長を殺せば天国に行ける」と信じてしまえば、恐怖にすら動じない。何と言う武器だろうか。軍事技術年鑑には大弓や軍馬や戦車や水爆と同じ資格で宗教的な信仰にも1章割かれるべし。

意見2:
イスラム教は軍事技術としては特上ですな。聖戦で死ねば天国で74人の処女と結婚出来るんだぞ。聖戦でついた傷は天国では金色に輝くという。さらに、酒と写実芸術と音楽の禁止。現世をつまらない物にして現世への執着を減らし、何時でも死ねる戦士の出来上がり。

意見3と回答:
仏教でも日蓮宗は戦争向きだという印象がありますが、実態はどうなんでしょう?戦争の脅威があると戦争向けの宗教が流行るのは仕方が無いのでしょうね。思えばインドネシアのイスラム化は、「仏教は国防の役に立たん」が原因じゃなかったかしら。

(回答)
人を集める=結束させるものとしての宗教を考えると、信者と非信者を明確に区別する宗教の方が結束には向いている。

日蓮宗の場合

1.他宗派は明確に「悪」と見なす。
  「念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」
  さらに自らを「正義」とする。

2.他宗の信者を「折伏」(実力行使で正しい侵攻に従わせる)を
  手段として重視するから、手段も正当化される。

3.外部からの批判を「法難」として位置付け、正当性の根拠と
  するため、自分の宗派を相対化する思想に欠ける。
  法華経は正しい→故に他宗を非難する→故に迫害を受ける
  →法華経を広める者は迫害を受けると書いてある
  →故に法華経は正しい

戦争向きかはともかく(思想に凝り固まると、冷静な現実認識が出来なくなる。これは戦争においては拙い)、戦闘的な宗派ではあると思う。

意見4:
映画『ポストマン』は、宗教の発生のシミュレーション として観る事も可能な内容だった。核戦争で文明・政府が崩壊した後の米国で、主人公が苦し紛れに「米国政府の官僚」と名乗ったら、希望の無い人々が嘘を信じ込み、嘘を中心に人々が結集して、地域を支配する強盗団に立ち向かう事が出来た――という内容。現実の権力に対抗するには勇気が必要で、人々は勇気を持たなかったが、現実の権力よりも遥かに強い架空の権力(この場合は米国政府)の存在を信じる事で、必要な勇気を人々は持てるようになった。

意見5:
兵士に本当の事を教えるよりは政府に都合の良いプロパガンダを吹き込んだ方が勝ち易いし、兵士も裏切り難い。比べて見ると良い。どっちが有利か。↓

①我が軍は神に守られて常勝無敗、敵は悪魔、
 戦死者は楽園に逝けるぞ!

②この戦争に掛かっているのは、たかだか国家の存続だ。
 生還確率は65%だな

嘘、大げさ、紛らわしい価値命題を吹きこむ技術を鍛えられていた集団は昔から宗教団体だった。そういう事だろう。

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現代社会を「自由」が信望されている世界であると考える。外部の環境や時間、さらには身体からさえも独立した存在がいて、それが全てを認識し、周辺環境を操作する事が出来る。

そうした存在が実在すると仮定して現代社会は成立している。その存在は尊いものであり、尊重されなくてはならない。

選択は「自由」であるべきであり、強制してはならない。

そして、その存在は各人の中に個別に存在している。各存在の行動が衝突する場合、互いの行動を調整する必要がある。

そこで導入されるのは、「責任」という概念だ。「自由」を獲得する代償に「責任」を負わなくてはならない。こうした「責任」という概念は実に強力だ。あらゆる場面で「責任」という概念が出てくる。

人間が理性を保有し、論理によって各人が同一の見解を保有し、さらには意識が自らの行動を操作出来るとするのならば、素晴らしい概念だろう。

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発達障害という概念は、「自由」と「責任」という虚構の価値観を破壊する爆弾だ。それが爆発する日は遠いと考える。

あらゆる人間が、個人の意志で行動し、自らの行動に対して責任を取ると思い込む事で現代社会は成立している。機能していないにも関わらず、前提条件を誰もが信じている。

やがて、前提条件は変化するはずだ。意志を持たない思考機械が社会を制御するようになった場合、善意や悪意は倫理基準として成立しない。定められた規則に則った行動であれば良い事になる。

本質的には、現代社会もそれと変わらないが、少なくとも表面的な意識革命は凄まじいものがあると予想する。

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承認を種類分けする

『「認められたい」の正体』(山竹伸二著 2011年出版 講談社現代新書)では、「承認」を以下の3種類に分けているという。

①親和的承認
家族や恋人から得られる。
②集団的承認
共通の目的意識や価値観、ルールによって役割を与えられた集団(学校や会社)から得られる。
③一般的承認
社会全般、世間一般から得られる。

価値観が多様化し、個人の自由が尊重される時代には、共通の価値観を構築する事が難しい。そして、現代では会社、学校、地域社会、家庭以外に承認欲求を満たす場が存在している。

ブログの評価やtwitterのフォロワーの数、facebookの「いいね」の数等。インターネット上の共同体は、既存の共同体とは異なっている。

過去10年間で僕が感じている社会の変化の一つは、「国家」や「人種」という概念が広く話題に上るようになった事だと思う。

学生時代には、歴史や他国との領土問題を声高に語る人間は奇妙な人間だと思われていたし、人種や外国のブラックジョークも使用される率は低かった。

現在、インターネット上の話題のかなりの部分を、外国に関するブラックジョークが占めていると思う。現実社会では話す事の出来ない話題を話す事の出来ない形で話している。

そして、おそらくはインターネット上の共同体の常識は現実社会を浸食するのだと思う。会社の飲み会で、同期の男性社員が韓国の話を振ってきた事は衝撃だった。その5年前に同じ話題を話す事は無かっただろう。

英国人の話では、英国も同じようなものだと言う。ほとんどの英国人は外国人を知らない。移民や外国人労働者は都市部に集中して居住しているため、ほとんどの英国人は直接的には外国人を知らない。

インターネット上の情報から抽象的な「◎◎人」という概念が作り出され、実際に存在しているかのように語られている。個別の差異は無視される。

一般社会では差別的な言葉を使用してはならないとされるが、インターネット上の共同体では、むしろ推奨されている。書き込みによって保存されるメッセージは同種の意見のように感じられるため、大勢の人間が同種の価値観を持っているように錯覚するが、実際には多様な意見があるのだと思う。

情報の根源を辿る事が出来ないから、自らの論拠を確かなものと感じる事は出来ない。

各人が論理的に思考する限り、各人の意見は一致する事が無い。

ナショナリズムが勃興しているというより、過去には存在しなかった新しい何かが誕生しつつあるのだと思う。

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発達障害者の互助会で以下のような話をした事がある。

「誰かが殴られている所を見ると、皆はその原因を考えだす。原因は見つけられるだろうから、殴る行為は正しい事になる」

30年以上、生きているが例外を見た事が無い。人間の善悪は脆い。皆、自分が他人を虐待しているが、その事に気が付く事が出来ない。

それに対する回答は以下のようなものだった。

「世の中が全く変化しないように考えている。今、常識と言われている事も過去には非常識だったんだよ」

どうして、そうした解釈が成されてしまうのか聞きたかったが、聞くタイミングを逃してしまった。回答した人間は、会社の社長だけれど、社会は固定的であり、社会を変化させるのは人間の意志だと思っているのかな?

僕の考え方では、世の中は流動的であり、それに合わせて人間の意識は変化していく。子供の時の自分と、老人となった時の自分は別の人間だ。

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今日の勉強会

ブレインストーミングとか何とか。

考えた事を書いてみる。

◎人間関係はゲームである。
あらゆる人間関係は無自覚的なゲームである。参加者達が気付かないルールが無数に存在し、参加者達は気付かない内にルールに従って行動している。

人間関係というゲームの中では繰り返しが多く見られる。失敗を繰り返す人間がいる。失敗する人間を罵倒する人間がいる。同じ関係が繰り返される事になる。

ここで重要な事は失敗の分析以上に、自分自身の分析が重要な事である。

株式投機に例えるならば、常に株式市場を監視しようとするのならば、その方法は間違っている。監視しようとする人間の負担が大き過ぎるからだ。事前に利確、損切りの条件を定めておき、想定外の利益や損失が発生しないようにするのだ。

初心者は確率で考えるために失敗する。発生する可能性が低くとも長期的な観点で見ると、発生確率は高くなる。想定外の事象が発生する事を認識する。同時に想定外の事象の発生確率は操作出来ない事を認めるべきだ。

同様に考えるならば、発達障害者の管理において最も失敗する可能性が高いのは、行動を逐一確認し、常に監視下に置こうとする事だ。株式投機と同様に、管理者の負担が大き過ぎるために失敗する可能性が高い。事前に行動計画を作成し、両者の負担が少なくなるように対処するべきなのだ。

では、行動計画をどのように作成するかが課題になってくるが、これは難しい。人間関係に存在するルールを理解する枠組みを再構成する必要があるからだ。行動パターンの観測方法について参考図書を教えてもらったけれど、理解出来なかった。

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◎将来的な変化について。

発達障害者の特性は状況においては、有効に活用出来るという意見。以下は有効活用の例。会社員としては役に立たない特性が、起業家としては役に立つ特性になるのだそうだ。

・計画性が無く、衝動的
 ⇒思考が柔軟で、戦略を瞬時に変更可能
・言葉を概念に、概念を言葉に変換出来ない
 ⇒視覚的・具象的に思考するため、具体的な結論を思い描く
・指示に従う事が困難
 ⇒独立心が旺盛
・結果を考える事が出来ない
 ⇒進んでリスクを背負う事が出来る

長所と短所の置き換え例は他にも存在するが、現状の社会では、多くの発達障害者は無能者となるのではないか。将来的な変化が以下の2点で発生するか否かがポイントになると思う。

①技術的な変化
②グローバル化

パターン1
技術的な変化とグローバル化が両方発生した場合:
パターン2
技術的な変化が発生し、グローバル化が進展しなかった場合:
パターン3
技術的な変化が発生せず、グローバル化が進展した場合:
現在の世界の延長だと思う。外国人の排斥運動が盛んになる。国際ネットワークに接続出来る人間と出来ない人間との格差が拡大する。超競争社会。
パターン4
技術的な変化とグローバル化が両方発生しなかった場合:
全体的な生活水準の低下。

⇒意見を幾つか出してみたけれど、社会の変化を予測する事は難しかった。参加者達の意見は僕の意見も含め、既存の評論家や出版物の劣化コピーであり、自分の生活を反映したものでない。

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様々な意見を聞いていて思ったのは、「国家」を「個人」として思考する方法論に妥当性が感じられてしまう事の不思議さだ。「日本」という一つの人格が発生する事と仮定し、そこから物語を組み立てる。

その意見は、以前にこのブログで推奨された「ものぐさ精神分析」という本に書かれていた事のパクリだったが、人格など存在しないはずの「国家」に人格が存在するように感じられてしまう。

人格という枠組みから、過去の出来事の因果関係を組み立ててしまうため、国家に人格が存在するかのように感じられるのか?

「個人」の人格についても同様の見解があり、僕が自分自身として認識している主体は現実には存在しないのだと思う。

では、存在や認識とは何のかという事になると、それは非常に難しい問題だ。

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情報を取得出来ない

何か新しい情報を手に入れる力が衰えていると思う。

出来なくなった代わりに、別の何かが出来るようになっているのだと思う。

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違う人間になっていく

最近、自分が変化しているのを感じる。

進歩でも劣化でもなく、認識や感じ方が変わってきている。数年前に楽しめた事を楽しむ事が出来ない。現在の自分が感じている事も、数年後には全く違う感じ方で把握するのだろう。

諦めなくてはならない事が増えていくのだと思う。

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