頭が痛い

何かをしようとすると拒絶反応が出る。

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先行き不透明

会社側では僕の事をどのように考えているのだろうか?

誤魔化しながら今まで会社員をやっていたけれど、このまま会社員を続けられるとは思えない。互助会の情報を見ると、障害者雇用の対象となっても、そこで人間関係のトラブルがあるのだと思っている。

本の中から将来的なキャリアパスを考えると以下のようになる。

①起業
大企業ではない個人経営の会社を作る。僕の場合、投資法人になるのか?必要になるのは、各種の手続きや税に関する知識、何かを実行した経験が圧倒的に僕には足りない。

②創作
映像、小説、漫画、ETC等の創作物。これは考えられないと思う。現在、そして将来的には、この分野は拡大していくと思う。

③技術職
本を読んでいると、発達障害者では翻訳家を目指す人が多いように感じる。一人で出来る仕事。専門職。組織の中にいると上手くいかない。何を見に付けるかだ。

*********

そんなに猶予は無いのだと思う。それなのに何もしていない。何かが出来るはずだ。精神科医からは家族との話し合いが肝心だと言われた。無理だという事を納得してもらえない。

今後、10年間は障害者雇用の対象となりながら起業の準備をする。運用の知識、語学、法手続き、ETC。過去3年間のペースが続けば、後2年で独立出来るはず。これは現実的な考え方だろうか?

こうした事に縋りつかなければ安心出来ない。下らないと思う。

これからの自分がどこまで行けるか?

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その後の旦那さんはアスペルガー

モヤモヤするので書く話。上手く書けない話。

誰かを非難しようという意図は無い。

主観と客観は同一にならない。全ての人間は発達障害者である。そうした意見をどのように伝えるのか?

以下の2つは以前書いた『旦那さんはアスペルガー ウチのパパってなんかヘン!? 』という漫画についての記事へのリンク。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-481.html

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-583.html

この漫画は、アスペルガー者の夫を持つ妻が書いた体験コミックエッセイという体裁を取っている。夫に対して非常に辛辣な意見を書き綴っている事、著者自身の感性が「普通」とは思えない等という理由でamazonの書評上で酷評されていた。最近は好意的な評価が目立ってきたようにも思える。

【肯定派の意見?】
①普通は関わりたくない。早く見捨てて楽になりたい。
 という人達の方が多いでしょ?
 それを冷たいなど言われても・・・。気の毒。
②キレイごとに終わらない、リアルさが胸を打ちました。
③奥さんの一方的な立場からの本になりますが、
 こんな本が少しくらいあってもいいと思います。
 家族全体がそれに巻き込まれていくのは事実ですし、
 アスペルガーの立場からの本はたくさんありますし。
 元気をもらった本でした。
④この漫画を読んで悲しくやりきれない気持ちになったら、
 その何十倍もこの作者は悲しかったのだとぜひ想像して
 あげてほしいと思います。

***************

肯定派の意見は様々なんだけれど、この作者さんの凄い所は、肯定派の人達の梯子を外してしまった事にある。何と、自らのブログ上で①夫は発達障害者としての診断を受けていない事②自らは発達障害者(未診断、自覚有り)である事、を発表してしまうのである。

こうなると、この漫画の体裁は変化する。『アスペルガー者の夫を持つ妻が書いた体験コミックエッセイ』ではなく、『健常者の夫を持つ、発達障害者の妻が書いた体験コミックエッセイ』になってしまう?

確かに改めて漫画と本人のブログを読み比べてみると、そのように解釈した方がしっくりくる。僕のブログは「野波ツナ 自己中」という言葉で検索される事が多い。漫画を読んでいると、そのように思うのも当たり前かもしれない。

例えば、夫との結婚に至る経緯。元々、作者は癇癪を起し易い人で、野獣のように怒り出す所があるらしい。自分はこういう性格だから一生家で漫画を描いているしかないと思っている。結婚前の夫に出会った後に、いたずら心で彼を階段から突き落とす。それでも彼が怒らないので、感激して結婚する事になる。このエピソード自体、発達障害者(ADHD?)の人の難しさを表現しているのでは?

作者は、このようにして無自覚の内に多くの人間を傷つけてきたのでは?そして、極端に受動的な夫でなければ相手をしてくれなかったのでは?

そのように考えると、面倒を見る側と見られる側が逆転してしまう。苦しめられているのは、夫の方で、訓練やカウンセリングを受けなくてはならないのは作者の方になってしまう。肯定派の人達は、どう思うだろう?

ブログや漫画の中で次のような事を作者は言っている。夫は努力をしない。何の困難も感じていないと言って訓練やカウンセリングを受けない。大変な事になるから注意しているのに反省している様子も無い。

では、作者が自らが書いた漫画に対する酷評を受けて、何か反省して訓練を受けるかというと、そうはならない。アスペルガー者を良く描いている本なら沢山ある。自分のような人が存在しても良いと書いてしまうのである。

「アスペルガー者は、自分が何故他人を怒らせるか理解出来ない」 ⇒ 作者は、この意見をどのように感じるのか?他人に対しては訓練を望むが、自らが訓練を受ける事は無いのか?僕は訓練を受けろという意味で、こう書いているのではない。

以下は作者の意見?

『現実にアキラさんがとても失礼な事を言ってしまって、でもアキラさんはそれに気付いていなくて それっきり縁が切れてしまった人が本当に沢山いるのです。アキラさんから「こう言われたからこう答えた」と聞かされて、「そりゃダメだ」と頭を抱えたものです』

⇒でも、あなたも自身の漫画で失礼な事を言ってしまったのではないでしょうか?

別に、作者に訓練を強要していない。僕自身、カウンセリングを受けているけれど、心理的な負荷が大きいし、それによるプラスの効果が約束されている訳ではないからだ。だから、努力や訓練を必要以上に尊ぶ気風はどうかと思う。


さらに、ここで疑問が出てくる。漫画内で作者が感じている「思いやり」や「優しさ」は本当に「思いやり」や「優しさ」と言えるだろうか?

漫画内で、作者は夫が仕事上の知り合いの葬儀に出席しない事から、夫が「他人の死に何も感じていない事」にショックを受ける。僕は、この件を読んでショックだった。何故なら、漫画内で書かれた記述は、夫の子供や、仕事上の知り合いの遺族も読んでしまうだろうと思ったからだ。作者は、自分がそうした人を傷つけるとは思わなかったのか?僕に他人を思いやる能力がある訳ではないが、そう思ってしまう。

他にも猫の死骸を見た話しを嬉々として語る話、交通事故の話で笑い出す夫の話を描く。そうした事を描いて夫の感受性を問題視するが、そうした話を描いて発達障害者の特性として出版する自らの感受性はどうなるのだろう?

「思いやり」や「優しさ」の問題では無く、自らの想像力が弱いと考えればどうだろう?想像力が弱い場合、他人が自らのイメージ通りに動かない事が許せない。イメージ通りに動かない事象を見ると、脳内で多量のエネルギーが消費され、それが不快感として認知されるからだ。

身近に、そうした人間達が存在する。予定が乱れる事を嫌う。自らの提案に他者が反対すると怒り出す。自分の視点でしか考えられない。自己中なのではない。どうにもならない事なのだ。それは脳構造によって物理的に規定される。

それならば、「思いやり」や「優しさ」なんて現実には存在しない。全ては脳内の電気信号や神経伝達物質の分泌に還元される。尊い感情は存在しない。存在しないのにも関わらず、僕達は主観に閉じ込められている。では、ここに存在している僕は何者なのか?

****************

そして、作者は自らの否定派の梯子も外してしまったのだろうか?なるほど、発達障害者であるならば、人格を誹謗中傷する事には、何の意味も無い。理解出来るように伝えなくてはならない。その方法とは何か?伝える事が出来ないならば、どうするのか?

当人という小さい要素ではなく、社会全体の常識、慣習、制度といった広い範囲での解決策を探る必要がある。

自らが健常者、夫が障害者だから、自分が正しいと思い込んでいるのではなく、発達障害者だから主観の中から出て行く事が出来ない。自己中なのではない。

****************

と、書いてみたが、僕の記述は完全に誤っているのかもしれない。今回、記事を書くにあたって、作者のブログを読んだが、2012年10月14日の記事で、以下のような質問に回答しているのだ。

①交際中は、ご主人様、癖に疑問をもたれませんでしたか?
②ツナさまのご両親様、特にお父様は、何も言わなかったのですか。
「あの男何か変だな」とか。
③ご主人様のアスペがわかった今は義両親、ご実家とどのように
 付き合っていますか?
④アスペの人を配偶者に選ばないためには
 どうしたらいいのかを漫画でアドバイスしてあげてください。

作者は上記の質問に回答しているのだけれど、そもそも夫は発達障害者としての確定診断を受けていなかったのでは?そして自らを発達障害者としているのでは?この記事の以前の記述は気分が悪くなってしまったので読んでいない。何か見落としがあるのだろう。

最後に、努力とは本当に尊いものなんだろうか?

作者のブログの2012年10月20日の記事に、次のような記述がある。

「ツナは研究者や専門家ではないので、感情に流されたり、その時々で考え方が変化したりします。でも、いつも自分なりに真摯に向き合って答えを探しています」

これって本当に素晴らしい考えなんだろうか?唯、自己完結しているだけなのか?それとも良い事なのか?否定は出来ない。肯定も出来ない。

個人的には、ブログにコメント欄をつけて欲しいと思っている。作者にはファンも多いようなので肯定的な意見が多く書かれるだろうか?僕自身は、ブログを読むと気分が悪くなってしまうので、読まないようにしようと思う。

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いまどきのソケットプログラミング

読んだ本の感想。

波多浩昭著。2004年11月22日 1版1刷。



第1章 ネットワーク・ツールを作ってみよう
本書の目的。ネットワーク・ツールを作る事で、ネットワークの動作やソケットの使い方を身に付ける。
RAWモード・ソケットの生成方法と使い方が多彩であるため、ツールのプログラミング・プラットフォームにはLinuxを採用。

第2章 本書で扱うソケットプログラミングとは
ソケット:
アプリケーションがネットワークにデータを送受信するためのデータの出入り口(メモリ領域)。アプリケーションは送信したいデータ = PDUを送り先情報(IPアドレス、ポート番号)と共にソケットに送り込む。ソケットに送り込まれたデータは、カーネルにてTCPヘッダー、IPヘッダー、MACアドレス情報を付加されてネットワークに送り出される。

第3章 スループットの測定
ネットワークに高負荷をかけてスループットを測定するツールの開発。

(*)スループット
ネットワークを通過できる負荷がスループット。単位時間あたりにネットワークに入力されるトラフィックと出力されるトラフィックを観測した場合、入力されるトラフィックが負荷であり、出力されるトラフィックがスループットである。

本ツールではTCPではなく、UDPを使用する。TCPにはウィンドウ・サイズがあり、一度に送信可能なデータ量が決まっている。受信側からACK(送達確認)が来るまでは、送信側TCPはウィンドウサイズを超えたパケットを送信不可能。

そのため、TCPでは性能限界に及ばない負荷しかかけられない。UDPは送達確認を実施しないため、性能限界を計測可能。

輻輳:
負荷がスループットを超えた場合、ネットワーク内でトラフィックが廃棄されたり遅延が増大する異常状態の事。輻輳状態から負荷を増大させると、スイッチが送信処理を中断するため、スループットは低下する。

輻輳制御:
送信側が輻輳を検知し、送信の一時停止、又は負荷量を下げる事。
フレーム・リレーでは、フレーム・ヘッダーに「BECNビット」という情報があり、このビットが1になっていればネットワークが輻輳している事を示す。フレームを受信した側がフレームの送出量を規定量まで低下させる。
TCPでは、ACKの送受信によって輻輳を回避している = 暗示的手法。TCPではパケット紛失を検知すると、パケットを再送するが、それでも送達確認が得られない場合、再送間隔時間を増やす = バックオフ。

ツールの仕様:
送信側と受信側の対になっている。送信側は、受信側の起動状態を確認するため、負荷をかける前にハローパケットのやり取りを実施する。その後、大量のパケットを送信側から受信側に流し込む。

パケットにはNoが割り振られており、一定時間内に幾つのパケットの受信したかでスループットを計測する。

送信側と受信側で異なるポートを使用しないよう、ツール内に送受信のポートをハードコーディングする。

スループットが表示性能に届かない場合、ネットワーク回線の問題以外に、送信側の機器のCPU性能が低い事が原因であるかもしれない。

第4章 イーサネット・エミュレータの製作
イーサネットに遅延やパケットロスを挿入するエミュレータ・ソフト。

(*)エミュレータ(Linee)
インターネット上で発生する遅延やパケット廃棄を疑似的に作り出す。

2つのインターフェースを持つLinuxマシン上で動作する。それぞれのインターフェースは別のセグメントに接続されている。一方のセグメントで発生したフレームは、Linuxマシンによって他方のセグメントに中継される。

⇒伝送遅延等を発生させ、品質の悪いイーサネットを疑似的に再現出来る。

機能仕様:
プロミスキャストモードを使用し、自機のMACアドレスに関わらずに、通過するフレームを全て受信し、フレームを受信したのとは別のインターフェースに送信する。「伝送遅延」、「フレーム廃棄」、「帯域制限」を再現可能。

①伝送遅延
Linee内部にフレームを滞留させる事で伝送を遅延させる。以下の3つを選択出来る。
 ・固定遅延
   指定された時間だけ滞留させる。
 ・一様分布遅延
   事前に指定した平均値に沿って確率的に滞留時間を決める。
 ・正規分布遅延
   事前に指定した平均値と分散値で規定される正規分布に従って
   滞留時間を決める。
②フレーム廃棄
 フレームがLineeを通過する時に、通貨出来ないようにする。 
 ランダム廃棄(確率的に廃棄パケットを決定)と、
 バースト廃棄(連続して廃棄を発生させる)の2つがある。 

③帯域制限
 一定の回線速度を超過すると、パケットを廃棄する。

 帯域保証 = 一定の帯域以下までパケットを廃棄しない。
 ベストエフォート型 = 何の保証も無く廃棄する。

トークン・バケツ:
一定の割合でトークンという単位を加算していく。フレームは自らの受信フレーム長と同じだけ、トークンを減算して送信させる。この方式では、フレームは自らのフレーム長までトークンが蓄積されるまで送信されないので、帯域を制限出来る。

第5章 ジッターの測定
パケット・ジッターを測定するツール。

ジッター = 遅延の揺らぎ。伝送における到着時間間隔の揺らぎを表現。平均からの逸脱量を計測する。

送信側で20msの間隔でパケットを送信する。受信側ではパケットを受信する毎に受信時刻を記録する。20msからの乖離を罰則点として加算していき、罰則点トータルを受信したパケット数で割ったジッター・メトリックを算出する。

第6章 拡張版pingツール
監視対象ホストに定期的にpingを飛ばすツール。

ping関数の作成:
pingコマンドのように動作する関数の作成。以下の3つの処理。
①ソケットの生成
 ICMPではポート番号が無い。そのため、アプリケーションは
 不要なパケットまで読み取るので自ら選別する必要がある。
 check_packet関数の使用。
②エコー・リクエストの送信
③エコー・リプライの受信

第7章 ルーター自動発見ツール
ルーターを再帰的に次々と自動発見するツール。1つのルーターを指定すると、そのルーターに接続されている近隣ルーター情報をSNMPで取得する。

ツールから取得出来るルーターの情報は以下の通り。

①ルーター起動後の動作経過時間
②ルーターの型番号
③CPU使用率
④メモリー残量

SNMP(管理用プロトコル)によってMIB(ルーターに実装されており、各情報を保持)に必要情報を問い合わせる。MIBの各情報はオブジェクトID(OID)によってアドレスが付けられる。OIDは木構造で構造化されており、GET,GETNEXTのコマンドで情報を取得可能。

MIBには、近隣ルーターの一覧情報がある。ツールでは近隣ルーター情報が格納されているMIBのOIDを取得し、IPアドレスを調べる。

第8章 ポートスキャン・ツール
TCPのポートスキャンをしてオープンしているポートを検出する。

ポート番号:アプリケーションがネットワークに接続する際に、
      同一端末で動作する複数のアプリケーションを
      識別可能にする。

TCP:
TCPは通信開始前にSYN、SYN + ACK、ACKの3種類のパケットを送受信してコネクションを確立する。TCPヘッダーの中に、SYNビット、ACKビットが存在し、それぞれに1を建てる事でパケットを種類分けする。

ここで大量のSYNパケットを送信して、サーバ側のポートをACK待ち状態にする「SYNフラッド攻撃」がある。

このツールはSYNパケットを送信して、SYN + ACKパケットを受信した後、ACKを返さないので、SYNフラッド攻撃になる可能性がある。

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2022―これから10年、活躍できる人の条件

読んだ本の感想。

神田昌典著。2012年2月3日 第1版第1刷発行。



著者は2015年頃までに新しい歴史のサイクルが始まると予想する。会社がなくなるという論点は面白い。

第1章 先が見えない世の中っていうけれど、
    それは天気予報があるのに知らないようなものだ

著者の想定では以下のようになるらしい。

2012年:「効率」、「情報」の時代が終焉し、
     「共感」、「つながり」の時代へ本格シフト。
2013年:中国、米国が激震。金融危機?
2015年:この年までに国の体制が変わる程の革命が発生する。
     ビジネスよりも宗教が価値を持つ時代。
2016年:国家財政破綻。預金、年金が二束三文になる?
     この年以降、大規模な社会変化。
     中央集権から地域共同体を基盤とする社会体制へ。
2020年:この年までに、北朝鮮の体制崩壊を契機に儒教経済圏が
     形成される。
2022年:次世代産業(燃料、医療、バイオ、環境、ロボット)が
     が雇用の受け皿となり始める。
2024年:会社というコンセプトの終わり。
2033年:NPOのような社会事業が雇用の中心的な受け皿になる。
     国境に左右されない、新しい世界政府。
2050年:診断技術の進歩により、病気が激減。
2067年:食料革命により、貧困がなくなる。

著者は上記のような未来を予測するのに、「七0年周期説」を使用している。ネタ元はStrauss & Howeの「Generations」という本であるらしい。歴史は繰り返す。1985年のプラザ合意は、1915年の第一次世界大戦に起因する好景気の相似形だとか。

2001年の米国のテロは1931年の満州事変、2006年のライブドアショックは1936年の2.26事件、2011年の東非本大震災は1941年の太平洋戦争勃発。

太平洋戦争終結が1945年だから2015年には価値観が変わるような変革があるのだとか。現在の歴史サイクルは1945年から始まっている。1つの歴史サイクルの中に4つの世代がいる。それは「志」、「能」、「公」、「商」の人物達だ。

以下のように考える。

・志―創造者(理想を追求する)
 1830年代頃を生年とする維新世代
  西郷隆盛(1827)、福沢諭吉(1934)、坂本竜馬(1835)、ETC。
 1910年代頃を生年とする大正・戦中世代
  本田宗一郎(1906)、井深大(1908)、ETC。
・能―実務者(実務能力が高い)
 1850年代頃を生年とする明治憲法世代
  三井三郎助(1850)、犬養毅(1855)、ETC。
 1930年代頃を生年とする昭和一桁世代
  盛田照夫(1921年)、中内功(1922)、ETC。
・公―管理者(経営、ブランドの管理に優れる)
 1970年代頃を生年とする大戦景気世代
  小林一三(1873)、五島慶太(1882)、ETC。
 1947年前後を生年とする団塊世代
  大前研一(1943)、堀紘一(1945)、糸井重里(1948)、ETC。
・商―放浪者(既存の体制を壊す)
 1890年前後を生年とする震災世代
  堤康次郎(1889)、近衛文麿(1891)、ETC。
 1960年代頃を生年とする新人類世代
  孫正義(1957)、折口雅博(1961)、ETC。

2015年以降は、団塊ジュニア世代が志、新人類ジュニア世代が能を担うとしている?新しい価値観は欠落を埋めるために発生するとしている。明治時代の文明の導入、戦後の物質社会。

2015年に欠落に気がつく事になるのか?
 
第2章 平成「ええじゃないか」が、なぜ必要か?
どのように転換期を乗り越えるのか?

以下の2つの方法がある。

①戦争
 1940年頃に実施した方法。
 強制的に価値観をリセットする。
②祭
 1860年頃に実施した方法。
 少ない犠牲で変革を実現する。

フランス革命、ロシア革命での死者数は200万人以上、南北戦争の死者は62万人。対して明治維新では総死者数は1.3万人。

その要因は、60年毎に伊勢神宮に参拝しに行く習慣「おかげまいり」のためであったとする。1830年のおかげまいりでは、総人口3200万人程度のところ、参拝者は500万人。それが60年をまたずに1867年8月から始まり、12月に王政復古がなされるまで続いたのだとか。

大衆の不満を祭で逸らしたのか?

そこで著者は「平成ええじゃないかプロジェクト」を立ち上げている。祭や防災を口実に地域共同体を結成するのか?

第3章 踊る中国 沈む日本
経済を予測するのに「人口ピラミッド」を使用する。日本と中国の人口構成を比較して2020年以降の日本の景気低迷と、35歳~44歳の世代(約3億人)が多い中国の経済成長を予見する。ただし、中国も高齢化が進展しているため、10年以内に貧富の差を解消すべきとしている。

以下のように考える。ハリー・S・デント氏の本から?

・米国
 2010年にピークを迎える。
 エコーブーム世代による支出により2020年~2025年に上昇開始。
・中南米
 2010年から2012~2015年の市況商品バブル崩壊によるダメージ。
 支出のピークは2055~2065年あたり。
・日本
 1990年初頭にピーク。
 2020年まで団塊ジュニア世代の消費が牽引。
・東南アジア
 2035~2050年にかけて支出ピークへ。
 特にインドネシア、カンボジア。
・オーストラリア
 支出の波は2010年から10年ほど横這い。
 2035年以降、なだらかな下降へ。
・中国
 2015~2020年にベビーブーム世代の支出がピーク。
 2025~2030年頃から衰退傾向。
・インド
 2030~2060年にかけてアジアの盟主へ。
 世界最大のGDP国に。
・欧州
 多くの国の支出が2010年頃からピークアウト。
 文化保護と現状維持が課題。
・中東
 支出の波は60年にわたって成長。
 一次産品の価格が2009年以降に下落。不安定な地域に。
・サハラ以南アフリカ
 大半が後発開発国。経済成長前の子供時代。

論理的に考えると、2012年から10年、15年は中国に居住し、その後は東南アジアで暮らし、子供はインドに留学するのが正しい生き方なのだとか(本当に?)。が、著者はそれを推奨しない。この辺りの感覚を僕は共有出来ない。

少子高齢化先進国である日本が先行して取得したノウハウを、儒教経済圏 = アジア経済圏の他国に輸出するモデルを考えているのか?

第4章 二0二四年、会社はなくなる?
ライフサイクルの原理で各商品、概念の寿命を予測する。

存在は全て「導入」、「成長」、「成熟」という3つのステージを通る。これを成長ステージと呼ぶ。成長カーブはS字型の曲線を描くので、Sカーブとも呼ばれる。

以下のヒント。

①導入期、成長期、成熟期は同じ期間。
 だから導入期から成長期の入り口までの期間を2倍すれば
 成長期の終わり、3倍すれば成熟期の終わりを予測出来る。
②成長期の始まりは成長スピードが早くなる。
 ライバル会社の参入。価格が安くなり始める時期でもある。
③導入期の始まりは、そのカテゴリーが生まれた時期になる。

成熟期には、徐々に衰退する可能性と、革新を生み出す可能性の2つがある。

この原理を「会社」に当て嵌めると、2024年頃には会社に代わるコンセプトが誕生している可能性がある。

企業の寿命の推移は以下のようになっている?

1970年初:約50年
1983年 :30年(1983年の日経ビジネス調査)
1997年 :12.5年(『自滅する企業(ジャグディシュ・シース著)』
          から。
          欧州企業も含むので、日本企業は15年?)
2008年 :10.5年(『自滅する企業』の訳者まえがきから)

会社という概念のライフサイクルは晩年である。著者が、ある上場会社の役員と話すと頷かれる。会社が直面している問題は以下の3点。

①社員が育たない
社員が育つ前に、事業が歳を取ってしまう。現状、会社が取り組む事業の寿命は6年。1つの事業の導入期、成長期、成熟期は2年という事になる。
多くの社員を投入するのは成長期。しかし、その人が育つ頃には事業は終息に向かってしまう。そうなると事業を立ち上げた人が、事業をシステム化して人が育つ必要の無い仕組みを作らなくてはならなくなる。営業事務、問い合わせ対応、配送・在庫管理、経理処理等の業務に関わる全てを自動化する。結果的に、会社はブレーンとオペレーターの集団になる。
②無から有を生み出す経験が積めない
規模の大きい組織は寿命の長い大事業を優先する。結果的に新規事業を立ち上げる経験が積めなくなる。
③一部の社員が抜けると会社に何も残らない
上記の①と対応。ブレーンとなる社員が抜けると、オペレーターしかいなくなる。

そこで著者はNPOと会社の関係が逆転する事を以下のように予想する。

第一段階:2015年、企業組織の混乱
企業は規律を維持しながら挑戦し、独自性を尊重しながら一般化を志向する矛盾した立ち場にある。
第二段階:2015年以降 NPO時代の夜明け
人を育てる場としてのNPOの役割。小規模で全体像を掴み易く、管理経験を積み易い。
第三段階:2020年以降、NPOによる産業化が始まる
NPOが社会ニーズを発掘するようになる。

最後で著者が息子に伝える3つのアドバイス。
①海外留学、英語、中国語
②ボランティア体験
③優秀な人材が集まる場所の空気を吸う

第5章 イン・フォメーションから、エクス・フォメーションへ
3つのタイプのマネージャーの話。ハーバード大学ロバート・キーガン。

①ソーシャライズド・マインド
 周囲を見て判断する。日和見型
 米国企業の8~14%。
②セルフ・オーサリング・マインド
 自分で計画・実行出来る。過去の成功体験を重視。
 米国企業の34~35%。
③セルフ・トランスフォーミング・マインド
 自己を変革出来る心構えがある。新しい事業を開始出来る。
 米国企業の1%以下。

成長の鍵はエクス・フォメーション。イン・フォメーションは外から情報を取り入れて、求められる自分を作る。エクス・フォメーションは情報を発信して、自分が求めている世の中を創る。

米国ではTEDというプレゼンテーションの場があり、日本では読書会の場がある。誰かに教える事によって、教える者が一番学ぶ。

第6章 四0代が、時代のはざまに架ける橋
会社の競争力を作る文化は以下の3つがある。

①経営の効率性
②顧客との親近感
③商品/サービスの革新性

上記の3つは衝突する事が多い。近年、多くの企業は経営の効率化を進め管理を強化したが、革新的なイノベーションは抑圧されている。

解決策は、企業が自社の強みとなる仕事以外は切り離し、別組織の構築や希望退職を受け入れ、起業を推し進める事にある。

著書が提唱する、時代の移り変わりへの対処法は以下の4点。

①会社は積極的に外部リソースを活用するべき
②会社の経営効率化が進む中で、苦しさを感じている社員は、
 環境を変える事により能力を発揮する
③40代になったらライフワークを始められる力を持つべき
④会社は40代社員に新規事業立ち上げの知識・経験を提供するべき

起業力を身に付ける事が、転職が容易でない時代を生き抜く方法論にある。そのためには、経営者や起業家が集まる「場」にいるかが重要になる。

第7章 二0二0年―再びページを開く時
10年後の自分が何をしているか、以下を紙に書いてみる。

①10年後、誰の笑顔を見たいか?
②その時、日本はどのように輝いているか?
③10年後、望む事は全て叶っています。
 周りの光景を想像して、簡単なイラストを描いて下さい。
④10年後に実現している、ワクワクする事を幾つでも
 書いて下さい。

歴史の七0年周期説とは別に、人生の七年節目説を提唱。人間の一生を7年毎に12人の役者が登場する演劇と考える。オーストリアの思想家シュタイナーの人生サイクル論やら著者の春夏秋冬理論を複合したものであるらしい。

・無垢
7歳まで。
否定・抑圧・非難、或いは、安全な環境、守られたい願望。

・孤児
14歳まで。
シニカル、サディズム・マゾヒズム、犠牲者になる事で操作、
或いは、放棄、裏切り、犠牲、差別。

・戦士
21歳まで。
全てを敵対視、或いは、障害、チャレンジ。

・世話役
28歳まで。
殉教、罪悪感に裏付けられた行動、或いは、他者の必要性に気付く。

・探求者
35歳まで。
過度な野心、完璧主義、プライド、或いは、離別、不満足、空虚感。

・破壊者
42歳まで。
自己破壊、他者破壊、或いは、痛み、悲劇、喪失。

・恋人
49歳まで。
嫉妬、過度な執着、或いは、没頭、恋に落ちる(理念、仕事)。

・創造者
56歳まで。
過度な創造、仕事中毒、或いは、白昼夢、ファンタジー。

・支配者
63歳まで。
厳格、コントロール、或いは、資源、調和、サポート。

・魔術師
70歳まで。
悪者の魔術師、悪い出来事がシンクロ、或いは、霊感の発現。

・賢人
77歳まで。
生意気な態度、冷静な判断、或いは、混乱、疑惑。

・愚者
84歳まで。
自己耽溺、無責任、怠惰、大食、或いは、退屈、倦怠。

以下は2022に向けた行動をサポートするコミュニティガイド。

①2022公式ホームページ[Facebook]

http://www.facebook.com/2022world/info

②READ FOR ACTION
全国規模の読書会。

http://www.read4action.com/

③チャレンジ40+
NPO等のソーシャルビジネスに関わりたい40代をサポート。

http://jp.lincs.asia/2022world/c40/

④勝手にBusiness Model GeneraliStars
実在する企業を題材に、全く新しいビジネスモデルをデザインする。読書会を通じて、課題分析、問題解決案を作る。

http://jp.lincs.asia/2022world/kbmg/

⑤Game of Theory Quadrant ~ Dragon Resonance ~
「ドラゴン・レゾナンス」というゲームをしながら、自動的に問題解決力を身に付ける。

http://jp.lincs.asia/2022world/tq/

⑥オバマスピーチクラブ
歴史的スピーチを暗唱する事で英語を学習するプログラム。

http://jp.lincs.asia/2022world/osc/

⑦W.A.R.M
洋書の情報。

http://jp.lincs.asia/2022world/warm/

⑧エキスパートカフェ読書会
書籍、分野に独自の意見を持つエキスパートになる読書会。

http://jp.lincs.asia/2022world/expcafe/

⑨Creative Award
今年の自分がやった事を発表し、互いに讃え合う。

http://jp.lincs.asia/2022world/caward/

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体が重たい

今日は午前中、ずっと眠っていた。

復職後の事を考えると気分が悪くなる。今までの自分の行動を振り返り、何が悪かったのかを学習する。そうすれば同じ失敗は繰り返さない。

それは間違っている。完全に同種の事象は発生しないから、似たような間違いを繰り返す事になる。対策を取れるとすれば、自分の特性を理解して、困難な状況を未然に避ける事だろう。

復職した後は時間との戦いになるだろう。

僕にどれだけの事が出来るか?同じ職場に長く留まる事は出来ない。その辺りの選択肢について精神科の先生と相談する。会社側のスタンスを考えると、あまり猶予は無いと思っている。

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頭がはっきりしてくる

集中出来ない自分が自覚出来る。

職場に復帰する事を考えると辛い。何回か電話で話した印象では怠けるための演技だと思っているだろう。だから復帰後は甘えを許さないために、教育は再開するだろう。

精神科の先生は、僕が自分の問題と向き合うようになってきたと言っているが、そうは思えない。同じパターンを繰り返すようにしか思えない。

こうした問題が一生続くと思う。

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脳丸ごとシミュレーター

日経サイエンス2012年11月号から抜き出しと意訳。

H.マークラム著(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)。

神経科学研究によって蓄積された全てのデータを取り込んだ人間の脳の完全なシミュレーターを開発する動きがある。

ヒト脳プロジェクト:
脳シミュレーターを作り出す事を目的とし、世界中から約130の大学が参加する。EUの大型研究資金を目指し、選考結果は2013年2月に発表される。上位2つのプロジェクトには、それぞれ10年間で最大10億ユーロが支給される。

脳シミュレーターが必要な理由は以下の2つ。

①脳疾患への対応
脳疾患の患者は欧州だけで1億8000万人(3人に1人)。脳シミュレーターの開発により、疾患を症状の寄せ集めでなく、生物学的な観点から分類出来るようになる。

②コンピューターの性能向上
現在のスーパーコンピューターはペタフロップス(1秒間に1000兆回)単位で演算を行う。2020年に完成予定の次世代スーパーコンピューターは今より1000倍速いエクサフロップス(1秒間に数百京回)単位の演算を行う。
予想される電力消費量は20メガワット(小さな町で冬季に使用される電力量と同じ)になる。対して人間の脳は20ワット(小さな電球並の消費電力)で様々知的機能を実現する。能機構を理解する事で消費電力の少ないコンピューターを作り出せる。

脳の100兆個のシナプスの接続を測定する事は不可能で、脳のモデル化は不可能という意見もある。そのため「ヒト脳プロジェクト」では脳を構築する基本的な設計図を作る事を考える。複雑性を避け、法則を解明する。人間の890億個のニューロンと、ニューロンを繋ぐ100兆個の接続をコンピューター上に再現する。
以下の機能レベル毎にモデル化される。

①分子
脳細胞のデジタル・コピーからニューロンの基本的な特性である電気信号と化学信号の伝達を再現する。
②細胞
脳シミュレーションでニューロンとグリア細胞を捉え、情報を受け渡す樹状突起や軸策の正確な形態を知る事が出来る。
③回路
異なる脳領域や、細胞同士を結ぶ神経接続のモデルは、自閉症や統合失調症の原因解明の手掛かりになるかもしれない。
④脳領域
脳領域をがどのように相互作用するのか調べる事が出来る。
⑤脳全体
バーチャル脳波脳の代役になるかもしれない。現在、マウスを使っている実験が、コンピューター上で短期間に幾度も再現可能になるだろうか?

著者は1990年頃に数百種類のニューロンをコンピューター上で3次元的に再現し、また、ニューロンの電気特性も調べた。⇒ヒト脳プロジェクトを行う上での脳に関する法則の幾つかは発見されている。

ブルー・ブレイン・プロジェクト:
「ヒト脳プロジェクト」の前身の一つ。統合コンピューターモデル = 特定の脳回路について、既知のデータと仮説を集積し、情報間の祖語を調整し、知識の欠落個所を明示する。合成生物学 = 生物学の知見に基づく脳シミュレーンが実現可能である事を証明する。

プロジェクトは以下の段階で実施された。

①静的な脳の統合モデルの作成
テストケースとして「皮質カラム(*)」と呼ばれる脳構造の統合モデルを作成。IBMのスーパーコンピューター「ブルージーン」を使用して、ラット新生児の皮質カラムをモデル化するレシピを得た。この状態で作成されたのは、脳の他の部位から切り離された静的な状態(昏睡状態)にあるカラムだ。

(*)皮質カラム
パソコンのプロセッサーに相当する。人間の脳に小型の芯抜き器を突き刺し、直径0.5㎜、高さ1.5㎜の円柱状の組織を引き抜けば、それが皮質カラム。

②動的な状態の計測
模擬の電子パルスをバーチャルのカラムに加える。生きた脳と同じように、活動電位がカラム無いに広がり、カラムが集積回路のように機能し始めた。これはプログラムの結果ではなく、バーチャルな脳から自発的に生じた。

③統合モデルの拡張
世界中の実験室で得られた情報を、統合モデルに組み込む。世界中から集めた膨大な脳関連なデータを一貫性のある方法で纏め、脳が組織化されるパターンや法則を見つけ出し、数式化してスーパーコンピューターで解く。

⇒生物学に従う脳を組み立てるソフトウェアを「ブレイン・ビルダー」と呼ぶ。ニューロインフォマティクス(神経情報科学)の予測は、ソフトウェアが脳に関するデータを取り込む事によって正確になっていく。法則に基づいて予測を立て、結果を検証する事で、脳の全てを測定せずとも脳機能について理解出来る事になる。

現在の目標:
インフォマティクス・ブリッジ(神経情報科学による橋渡し) = 遺伝子に関する知識から、現実のニューロンの構造と振る舞いを予測する。

以下を繰り返すのか?

①既存のデータを統合して、目標とする生物学的法則に合うように
 モデルをプログラムする。
    ↓
②モデルに基づいてシミュレーションを行う。
    ↓
③シミュレーションの結果と実際の実験データを比較する。
    ↓
④比較結果が一致しない場合、法則を改良する。
 比較結果が一致する場合、モデルを脳の大きな領域に拡張する。

人間の脳で実施出来る神経科学実験は限られている。そのため、最初は鼠の脳の統合モデルを作成し、詳細を加えていく事で、人間の脳のモデルを作り出す事になる。

演算処理について:
ペタフロップス級の演算速度があれば、2億個のニューロンを含むラットの脳を細胞レベルでモデル化可能。890億個のニューロンを含む人間の脳のモデル化にはエクサ級のスーパーコンピューターが必要。

以下の段階を得て実現可能か?
2011年以降は予想となる。

2005年:単一ニューロンモデルの作成(1個のニューロンのモデル化)
    演算速度:ギガフロップス(10の9乗)
    計算メモリ:メガバイト(10の6乗)
2008年:皮質カラムモデルの作成(1万個のニューロンのモデル化)
    演算速度:テラフロップス(10の12乗)
    計算メモリ:ギガバイト(10の9乗)
2011年:皮質メガ回路モデルの作成
    (100個の皮質カラムのモデル化)
     演算速度:テラフロップス(10の12乗)
     計算メモリ:テラバイト(10の12乗)
2014年:完全な鼠の脳モデルの作成
     演算速度:ペタフロップス(10の15乗)
     計算メモリ:ペタバイト(10の15乗)
2023年:完全な人間の脳モデルの作成(鼠の脳の1000倍)
     演算速度:エクサフロップス(10の18乗)
     計算メモリ:エクサバイト(10の18乗)

⇒2008年に行ったバーチャル皮質カラムの演算速度はエクサフロップスで示されていた。ヒト脳プロジェクトでは鼠の脳全体、さらに人間の脳全体のシミュレーションを目指す。

仮に脳シミュレーターが実現した場合、様々な人間の脳に対して、倫理的な問題を回避した上で、あらゆる条件下での実験を繰り返し行う事が出来る。
また、シミュレーターから得た知見は、コンピューターの設計に活用する事も出来る。ニューロモルフィック・コンピューター(神経系を模倣したコンピューター)。ヒト脳プロジェクトではBrainScaleSとSpiNNakerという2つの欧州プロジェクトで開発される技術を用いて、脳回路を搭載した半導体チップを作る予定。

最初の脳全体のシミュレーションには、以下の人間の脳の基本的な成長という特徴が欠けている。脳シミュレーターは成長しない。人間の大脳皮質は、ニューロンの増殖、移動、除去を繰り返し、可塑性と呼ばれるプロセスによって形成される。一方、バーチャル脳では成長を飛び越して任意の段階から開始する。

バーチャル脳が環境から情報を取り込んで行動する事になれば、人間は本当にバーチャル脳に知性があるのか判断出来るようになる。そして脳機能において知的行動に不可欠な側面を研究できる。

脳研究に取り組んでいるのは、著者達のグループだけではないシアトルのアレン脳科学研究所は2010年5月にアレン・ヒト脳地図プロジェクトを立ち上げた。目標は人間の脳で働く遺伝子をマッピングする事。

こうした研究は人間のアイデンティティーに深い洞察を齎す。同時に人間よりも多くの皮質カラムを保有するコンピュータを作る出す事に伴う倫理的問題も提起する。

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自我はどこから来てどこへ行くのか?

『自我』という思想はどこからやって来たのか?

民族、村、家族等の共同体から独立した『自我』或いは『自分』という思想は古代ギリシャで発生したとされる。人間の行動には、周囲の環境や過去の経験には左右されない本質が存在する。

人々は共通する特性 = イデアを保有し、それは自らの親、所属する共同体、使用する言語、育った場所、生きている時代に左右されない普遍的なものとする。

日本では、幕末~明治の時代に欧米から『自我』、『自分』という思想が輸入されたのか?当時、渡米した日本人が、米国独立の父:ジョージ・ワシントンの子孫が一般人として生活している事に驚愕したという話がある。誰もに先祖代々の系譜が絡みつく事は、当時の日本の常識だった?

夏目漱石の「こころ」という小説では、主人公は結婚の意志表示を伴侶となる女性ではなく、彼女の母親に行う。その当時、結婚は親の意志によって左右されるものだったのか?

西洋の『自我』という思想では、周囲の環境に左右されない自己の確立を目指す。明治、大正と、『自我』という概念は共同体からの脱却を肯定し、家族に背く親不孝者を生み出すという懸念があったのか(精神分析ノートのP68)?

では、周囲の環境に左右されない『自我』は本当に存在するのか?それは「基本的錯誤属性」の産物であると考える。

基本的錯誤属性:行動の原因が、個人の属性にあると思い、重要な状況要因について考慮しない傾向。

心理学の実験で次のようなものがある。

【実験内容】
被験者に台本を読む学生の評価をしてもらう。
【結果】
被験者は学生が台本を読んでいるだけと知っているはずなのに、台本に書いてある意見が学生個人の意見であると誤認する。それは基本的錯誤属性に関する知識を持っている場合でも発生する事象である。

同様の事象が日常的に発生しているのだと思う。人間は錯誤から抜け出せない。というより認識の本質は錯誤なのだろう。

それが『発達障害』という概念が有効活用されない理由の一つだと思う。

発達障害という思想を導入した後も『努力』、『愛情』、『思いやり』という枠組みから抜け出せない場合が多いんじゃないだろうか?

「発達障害者であろうとなかろうと努力をするべきです」
「直そうという努力をしなくてはならない」
「どんな人間であっても社会と向き合わなくてはならない」

現状、圧倒的に不利な状況だ。例えると、今は「難聴者」=「空気が読めない病気」と誤認されている状態なのだと思う。耳が聞こえないのだから、話しかけられても答えられない。何を言っているのか理解出来ない。その理由は、空気が読めないからであると解釈される。

「難聴者であるから人の話を聞かないのか、性格が悪いから人の話を聞かないのか区別する必要がある」

上記のような意見は下らない。そうした意見が出てくる背景には、自らの思考・行動に関しても「基本的錯誤属性」が発動しているからであると考える。目が見えない人が職場に存在する場合、その人に合わせて職場環境を変える、或いは互いのために転職や配置転換を推し進める。それ以外の解決策はあり得ない。

我慢する。或いは、相手が障害者だと思えば「優しさ」を持てるようになる。何かアドバイスをして行動を改善する。甘えないように厳しく躾ける。自信を持てるように励ます。ETC。

上記のような解決策は上手くいかないはずだ。自らや相手の内部要因を変更しようとする事は一番やってはいけない行為だと思う。

**********

自分の事として考えると難しい。僕は職場に存在してはいけない人間だと思っている。ではどうすれば良いのだろう?

休職前は良く以下のような事を言われた。

「この状況は、お前が招いた事だ。お前が悪いんだ」
「性格が原因だから出来ないのと発達障害が原因だから出来ない事が混じってる。怒鳴りつけて自分は駄目な人間であると思い知らせなければ、性格が原因で出来ない事は出来るようにならない」
「発達障害であると思うと納得出来ない。周囲の人間を見下しているからだと思うと納得出来る」
「障害者だから出来ないなんて甘えだよ。今まで怠けてばかりいたから、そんな人間になったんだよ」

別に僕を肯定する必要は無いと思う。唯、話し合う事は出来ないだろうか?精神科の先生の立ち会いの下で、僕に対する不満を言って欲しい。それに基づいて解決策を協議する。

転職するにしても、他の人間から見た客観的な意見は役に立つはずだ。彼らにしても、このまま僕が今の状態のまま会社に在籍するよりは遥かに利があると思う。

それは我儘だろうか?

会社と話し合おうとすると「全ての原因はお前にある」と言われる。それを知ろうとする事は悪い事だろうか?

会社、家族、精神科医、心理カウンセラー、あらゆる人間達の意見が相違している。現在、会社を辞めるという選択肢は現実的だろうか?2年後にどうなっているだろう?それまで在籍し続けるのか?

その場合、狂ってしまうだろうか?

**********

しばらくすると、『自我』は消えてなくなるはずだ。 それは100年後だろうか?過去数百年間にわたって世界中に蔓延した『自我』は人間の消滅とともに消えてなくなる。

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発達障害に優しい企業

AERA 2012.10.29の記事『発達障害に優しい企業』から。

民間企業では一定の割合で障害者を雇用しなくてはならない。目標を達成出来ない企業が「特例子会社」を活用する例がある。

【障害者の雇用状況】
56人以上の従業員を抱える民間企業は、法的には従業員全体の1.8%以上の障害者を雇用する義務がある。発達障害の中でも知的障害の場合、障害者手帳がなくても公的機関が判定すれば、就職先企業の雇用率にカウントされる。しかし、精神障害や知的障害の場合、障害者手帳がなくては雇用率に反映されない。
不景気による雇用情勢の悪化に加え、営業等の障害者を受け入れ難い職種では、目標を達成出来ないケースが多い。

【特例子会社】
親会社から役員が派遣されているなど、幾つかの条件を満たせば特例子会社として認められる。親会社の側に、障害者に任せる職種が少ない場合でも、特例子会社が障害者を受け入れる事で法定雇用率をクリア可能。2012年5月末、全国に350社ある。

以下は特例子会社の例。

①富士ソフト企画
富士ソフトの子会社。本社(鎌倉)、秋葉原、横浜、長崎の各事業所で約140人の障害者を雇用している。親会社の社内便等の仕分けと配送、来客用のペットボトル飲料の注文が仕事になる。

・大塚経氏(44)の例
 2011年に自閉症スペクトラム障害と診断。
 <入社前の社会人経験>
 大学卒業後はファッションビルに勤める。
 当初、地方の営業所で店舗開発に関わり、首都圏に戻ると、
 大型ショッピングセンターの販売促進の部署に入る。
 4年目で過食になり、7年目で退職。
 <就職の切っ掛け>
 就労支援センターで「障害者枠」で働く方法がある事を知る。
 精神障害者保健福祉手帳の交付を受け、2008年から現職。
 
・堀越隆之氏(47)の例
 記憶障害の診断。
 <入社前の社会人経験>
 ソフト会社でシステム作成の仕事をしている。
 1999年にくも膜下出血を発症。半年近い闘病生活の後、
 記憶障害が残る。
 その後、食品会社やスポーツ用品の販売店で働くが、記憶障害が
 続き、長続きしない。
 <就職の切っ掛け>
 妻から障害者枠での就職を勧められる。
 東京都リハビリテーション病院で診断を受け、
 精神障害者福祉手帳を取得。
 PCを利用した事務処理技術の講習を受け、2007年から現職。

②大東コーポレートサービス
大東建託の子会社。本社(港区)、北九州市、浦安市の事業所に87人(内55人が障害者)を雇用している。

・男性(30代前半)の例
 広汎性発達障害の疑いが強いと診断
 <入社前の社会人経験>
 大学の建築学科に入学するが、意思疎通に難があり、
 30歳近くまで留年を繰り返す。
 卒業後は建設関係の会社に就職するが、人間関係の悩みから
 鬱状態となる。
 <就職の切っ掛け>
 障害者職業センターから現在の会社を紹介される。
 3ヵ月間の実習後、2012年10月から正社員になる。
 
・男性(20代後半)の例
 <就職の切っ掛け>
 高校卒業後、国立障害者リハビリテーションセンターで
 職業訓練を受ける。
 障害者手帳は取得していないが、高齢・障害・求職者雇用支援機構
 で知的障害者として判定され、障害者職業総合センターの紹介で
 現在の会社に勤める。

③東京海上ビジネスサポート
東京海上グループの子会社。2010年設立。知的障害者、発達障害者を中心に約80人を雇用。名刺作成、会議文書の保管・廃棄業務を引き受ける。

・新掘隼氏(36)の例
 学習障害(LD)。知的障害者向けの療育手帳有り。
 前身の東京海上日動キャリアサービスで2007年から勤務。

特例子会社の制度を利用しない企業も有る。

①良品計画
2000年頃の障害者雇用率は0.41%。当初は本部で採用し、データ入力や経理業務を任せていた。
2009年から障害者雇用の場を店舗に広げる。約260ある直営店の内、70店舗を「ハートフル店舗」と位置付け、障害者雇用の社内モデルとする。
現在、採用した97人の障害者の内、発達障害者は17人。計算が苦手な人には計算の必要の無い品出し作業、ADHDの人には業務の区切りを短くして集中力、注意力が散漫にならないようにしている。
将来的には障害者の雇用率を5%(現在は2.5%程度)にする事を見込む。
  

宇都宮大学 梅永雄二教授(特別支援教育が専門):
特例子会社には、障害の種類や程度によって細かく仕事を割り振る事が求められる。特例子会社は都市部に多いので、今後は地方に儲ける事が課題だ。

**************

これって本当に良い事なんだろうか?否定は出来ないが肯定も出来ない気分だ。

既存の組織の枠の中で仕事を割り振ってもらう事に意味はあるんだろうか?

僕が管理する側の人間であり、部下に発達障害者の男性が存在した場合、上記の制度の利用を推奨するだろう。それでも客観的に見て、本当に良い事なのか?

無理に仕事を作り出してまで障害者雇用の枠に押し込む事は良い事なのか?

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自己嫌悪

午前中に人と会う約束を忘れていた。

今日、早朝にブログ更新をした理由はこういう事だったのか。朝、更新した分は削除した。

転職相談をするのは気が重い。再度、会う約束を取り付ける。今度は忘れないよう紙に書いて貼っておく。

発達障害者としての雇用に関する話だから出来る限り情報を収集する。

明日から文章の要約の練習をしよう。

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何故、嘘つきと言われるのか?

心理カウンセラーとの面談。

今回は精神的な負荷が大きかった。僕は精神的に余裕の有る状態で自罰的になり、余裕の無い状態で他罰的になると思う。過去の自分の言動、行動を振り返って職場の人達や家族に対して申し訳ない気持ちになる。

僕と接する事は「介護」に近いのか?存在するだけで周囲の人間の負担になる。

【何故、嘘つきと言われるのか?】
過去に他者と送受信したメールの内容から分析。要約するのでなく抜き出す特性が関係している。

例えば以下のような事を言われたとする。

「当社で納入している商品の基準は曖昧です。私の担当期間中は、◎◎が3年以内、◇◇が3㎝以下という基準でやっていますが、2年前に私が担当になる前の基準は、はっきりしません。基準は明文化するものではないので、私の担当期間後にどうなるかはお答え出来ません」

上記の言葉を受けて、僕は「A社の商品の納入基準ははっきりしません」と伝える。言葉が足りない。通常、文章全体を要約し、基準が曖昧となる理由を説明しなくてはいけない。

部分的に抜き出した言葉を切り貼りしている。おそらく僕が認識している『ジジツ』と他の人間が認識する『事実』は大幅に乖離しているのだろう。

【どのように解決するのか?】
考えても解決しない。文章の要約を何回かやってみる。結果を解析する。解決策を考えるのは自分の傾向を把握してからだ。

*********

『アスペルガー者 = 嘘をつく』という風潮は、「アスペルガー = 配慮が出来ない」という思想と合わさって良くない状況を生み出していると思う。

事実関係の認識が異なっている事が原因なのか?

それは訓練によって解決可能な問題なのか?

*********

発達障害者を雇う事は介護と同じだという意見がある。面倒をみるために、他に1人の人員が必要になり、マイナス1人の利益となる。

さらに意見は続く。現状の日本には、発達障害者でも出来る単純労働(繰り返し業務、意思疎通能力が必要とされない)の需要が少なくなっている。ならば役立たずは障害者年金を渡して引き籠ってもらった方が良いのではないか?

⇒こうした意見は貴重だと思う。が、発達障害者には単純労働しか出来ないというのは間違っているのかもしれない。既存の組織に無理に押し込む事は良くないが、何らかの手段で能力を発揮出来る方法があるのではないか?

僕の場合は、語学と資産運用の知識、経験をどの程度蓄積出来るかだと思っている。残された猶予は少ない。今まで何をしてきたのかいうと何もしていない。これからも何もしないかもしれない。それでも何かが出来る可能性はある。

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自閉症スペクトラム入門

読んだ本の感想。

サイモン・バロン = コーエン著。二0一一年九月一日発行。



第一章 2人の自閉症スペクトラムの人との出会い
自閉症とアスペルガー症候群に共通する2つの特徴。
①社会的コミュニケーションの困難
②狭い興味と繰り返しの行動

両者で異なるもの。
①アスペルガー症候群においては、IQは少なくとも標準で、
 言葉の遅れはない。
②古典的な自閉症においては、IQ測定不能で、
 言葉の遅れがある。

古典的な自閉症やアスペルガー症候群が一まとめにされるのは、上記の共通点があるからである。

第二章 自閉症の有病率の変遷
30年前、自閉症は4人/1万人の発症率(ビクター・ロッターの出現率調査?)だったが、今日では1人/100人の発症率である。自閉症はカテゴリーではなく、スペクトラムによって把握されるようになっている。「自閉症 = ◎◎という特徴を持つ」という定型的な概念でなく、軽い自閉症と重い自閉症、その程度等が考えられるようになる。

⇒スペクトラムである以上、分類は出来ない。1990年代には、非定型自閉症(特徴の一部分だけを見せる)、PDD-NOS(特定不能の広汎性発達障害)も自閉症スペクトラムに加えられた。この事も自閉症の出現率を押し上げている?

古典的な自閉症は、1943年に児童精神科医レオ・カナーにによって最初に記述されている。彼は人間に興味を示さないが、クリニックの調度品に興味を示す子供を見つけ、「自閉的孤立」と名付けた。彼は、スイスの精神科医ブロイラーが統合失調症の記述で用いている「自閉症(autism)」という言葉を借用した。

autismは、Selfを意味したギリシャ語のAutosから来ている。自閉症やアスペルガー症候群は、自分の思考が唯一絶対の真実であるかのように捉え、他者の視点を感知する事が困難。

カナーとラターの記述から次の特異的行動を見せる。

<社会性の障害>
①他者への極端な無関心
②アイコンタクトの異常、他者のパーソナルスペースへの侵入
③相互関係の欠如(役割交代の不在、対話の不在、独り言)
④一人でいる事を好む
⑤他者の思考、感覚を予測する事の困難
⑥他者の行動にどのように反応すれば良いのか分からない
⑦表情、声、態度から他者の感情表現を読み取る事の困難
⑧一つだけの正確な見方ではなく、他の見方がある事を
 受け入れる事の困難

<コミュニケーションの異常>
①エラコリア(オウム返し)
②新造語(普通の名前の代わりに風変わりな言葉を使う)
③言葉の字義通りの理解
④様々な程度の言葉の遅れ
⑤社会的文脈にそぐわない言葉の使用(語用の異常)

<反復行動と狭い興味>
①手をヒラヒラさせる
②体をぐるぐる回す
③興味のあるものへの拘り
④物を並べる
⑤回転させる
⑥高頻度の反復行動
⑦変化に対してひどい癇癪
⑧断片的な高い技能や知的能力
⑨特異な記憶
⑩同一性への希求

児童精神科医のマイケル・ラターは、母親の冷たい態度に起因されていると言われていた自閉症を神経学的な症状であるとした。

有病率の増加については遺伝学的な説明も可能。アソータティブ・メイティング仮説 = 似た者同士が結婚する。自閉症の子供両親は、自らが自閉症でなくとも、自閉症の症状に関連する資質を持っている?細部への注意力、類別システムへの興味、カテゴリーを集める、ETC。システム化の才能を持つ人達が、出会い、結婚する事が自閉症の有病率の上昇に影響している?その証拠は無い。

第三章 自閉症スペクトラムの測定
自閉症スペクトラム指数(AQ)は4歳から成人までを対象にしたスクリーニング尺度である。AQだけで診断を下す事は出来ないが、総合的な診断アセスメントが必要か否かを判断出来る。

AQは、質問紙形式のスクリーニング尺度。

第四章 診断について
自閉症とアスペルガー症候群の診断は、しばしば複数の専門家からなるチームで行われ、通常は、面接と行動観察等で2,3時間を要する。
診断はラベルではなく、個人が必要としている支援サービスに繋がるパスポードとなって価値が生まれる。

以下の視点からの聴き取りが行われ、情報が集められる。

<著しい社会性の障害が見られる>
①友達を作ったり、友達関係を維持出来るか?
②他者の気持ちを適切に理解し、応答していく事が出来るか?
③大きな集団に参加出来るか?
④人間関係で引き籠っていないか?
⑤他者の考えや意図を誤解してしまう事が多いか?
⑥適切にアイコンタクトが出来るか?
⑦対人意識や「人への配慮」に欠けていないか?
⑧相手がどのように感じるか、どのような印象を与えるか、
 気にしているか?
⑨自然に他者を慰めたり、気持ちを汲み取れるか?
⑩僅かな手掛かりでも、他者の気持ちを汲み取れるか?
⑪2歳までに共同注意(他者が見ている所を見る、指さした所を見る)
 は遅れていなかったか?
⑫いつも独りでいる方が心地良いか?

<コミュニケーションの障害>
①言葉を「文字通り」に理解してしまうか?
②冗談、からかい、皮肉、比喩表現等、字義通りでない言葉を
 理解する事が難しいか?
③語彙や統語等の言語能力と、語用の言語能力に
 大きな乖離はないか?
④社会的状況にそぐわない不適切な言動を頻繁にしてしまうか?
⑤話をする時、文書を書く時に、情報量が少な過ぎたり、
 多過ぎたりしていないか?
 聞き手の視点に立って、必要な情報を判断しているか?
⑥一人で長々と話してしまう等、相手との言葉のやり取りに
 困難を示していないか?
⑦言語発達に遅れはなかったか?
 2歳までに発語が無い、3歳までに文(2語文)が出ない。
⑧言語発達に異常が無かったか?
 初めて出た言葉が非常に稀、もしくは独特。

<限局された、異常な、強い興味・関心や反復行動>
①毎日、何時間も一つの事に没頭する傾向を持っているか?
②特定の分野に博識ではないか?
③新たな活動に切り替える事が困難な程度に、その分野は
 強迫的な性質を持っているか?
④同じ事を同じやり方で繰り返したがるか?
⑤自分の日課や生活習慣を変えると動揺するか?
⑥新しい事を始める時も、自分のやり方を頑なに貫こうとするか?
⑦同じ服、同じ食物、同じ場所に固執するか?
⑧変化を嫌がるか?

カナーは、「同一性への希求」 = 変化への抵抗と表現した。著者は、このような主観的な要素を含む臨床インタビューだけに頼らない、生物学的なマーカーによる診断を望むとしている。しかし、現状では、そうした診断は存在しない。

アスペルガー者の教育形態について。

【好ましくない環境】
①大きな集団で行われる
②騒々しい
③授業で教師が言った事を要約して纏めて、
 ノートを取らないといけない
④授業が終わると、次の事に切り替えなくてはいけない
⑤二つの事(聞く事と書く事)を一度にしなくてはいけない
⑥席が決まっておらず、空いている場所に座らなくてはいけない
⑦周りに小声で喋っている人がいても、
 集中して取り組まなくてはいけない

【好ましい環境・特性】
①静かな環境
②ゆっくり順序良く勉強する
③要点を纏めない(重要な個所を見落とす可能性)
④間違いをチェックしたがる
⑤状況が変わらない事を望む(座席、照明の強さ等)
⑥気を散らす物が無い状況
⑦根拠が見えない意見を受容する事が難しい。
 論理的ステップや証拠が必要
⑧何時間も同じ話題を続ける事を好む
⑨他の人がスペースに入って来る事を嫌がる
⑩予想もせずに他者が話しかけてくる事に困惑する
⑪講義用資料の印刷ミスにイライラする
⑫くだけた調子の授業に困惑する
⑬周囲で喋っている人がいるとイライラする

⇒一人でいられる、邪魔をされない、物事が規則的で予測可能に進む事を望む。

第五章 自閉症とアスペルガー症候群の心理学
自閉症、アスペルガー症候群に関しては、以下の5つの仮説がある。

①実行機能障害仮説
実行機能 = 活動(運動、注意、思考)を制御する能力。活動の制御には、プランを創造したり実行する事、必要に応じて注意を切り替える事を含む。

この仮説によると、自閉症スペクトラムの中心的な特徴は、活動の計画と注意の切り替えの能力障害によって説明される。この事によって「反復」、「保続」が説明出来る。実行機能障害は前頭前皮質に損傷を受けた患者に特徴的。

②弱い中枢性統合仮説
中枢性統合能力 = 情報を統合する能力。
入力した情報や全体像を相互に関連付ける事への躓きがあるとする。状況の細部に焦点化する特性。

自閉症スペクトラムの人は、埋没図形テスト(図柄の中からターゲットになる図形を見つけ出すテスト)で、早い反応を示すとされる。又、ネイヴァンテスト(沢山のHの文字を組み合わせてAの文字を作り、AとHのどちらに最初に反応するかを確認する)では、Hの文字に先に反応する。
同型異義語テスト(文脈で二つの発音の仕方がある単語によるテスト)では、アスペルガー者は発音を誤る傾向がある。細部に集中する傾向。

③マインドプラインドネス仮説
他者の視点に立つ能力の遅れに焦点をあてる。心の理論「Theory of Mind(TOM)」の発達が遅れている。

定型発達をした14ヵ月の子供は共同注意を示す。24ヵ月には「ふり遊び(Pretend Play)」をする。3歳では「seeing leads to knowingテスト」 =箱に触っている人と、箱の中に見ている人のどちらが箱の中身をしっているか予想するテストに合格出来る。4歳になると誤信念課題= サリーとアンの課題に合格出来る。6歳になると、もっと複雑な心の読み取りが可能になる(アンが鍵穴を覗けば、サリーが物を隠した事を知る事が出来る)。9歳になると、他者を傷つけたり、失礼を与えないように考える事が出来る(他者の眼から表情を読み取る)。

この仮説の短所は社会性に関連しない部分を説明出来ない所にある。

④共感化―システム化仮説(超男性脳仮説)
「共感化の遅れと障害」を「平均以上に強いシステム化の技能」との対比によって説明する。

システム化とは、分析したり構成する事への衝動である。システムを定義する事は、ルールに従うことであり、システム化する時には、システムの機能を予測するために、システムを管理するルールを確立しようとする。

規則性と構造とルールに注目する事でシステム化を行う。

この仮説の長所は、アルペルガー者の繰り返しや反復行動、狭い興味を再定義する所にある。強いシステム化は知的な行動の結果とみなす事が出来る。

汎化が困難な事の説明にもなる。強いシステム化傾向のある人にとって、二つのシステムの違いは、共通性よりも大きな関心事となる。全ての車を同じように見てしまうと、ある車の他の車には無い特徴を見落としてしまう。

システム化が上手な人は「分ける人」であり、「纏める人」ではない。

この特質は、男性脳と女性脳の違いから見る向きもある。

・男性の方が女性よりも小さく、自閉症者では典型的な男性
 よりも小さい脳領域
 1.前帯状回
 2.上側頭回
 3.下前頭回
・男性の方が女性よりも大きく、自閉症者では典型的な男性
 よりも大きい脳領域
 1.扁桃体(幼児期)
 2.脳全体の大きさと重さ
 3.頭囲

2D:4D比(第2指と第4指の割合)を見ると、典型的な男性は女性よりも割合が低い(薬指が長い)が、自閉症においては、さらに割合が低い。この事は胎児期のテストステロンレベルの影響を予期させる。この事によって、男性の方が自閉症、アスペルガーになり易い理由を説明出来る。

⑤大細胞仮説
脳内における情報処理の主要な回路である小細胞回路は損なわれていないが、もう一つの主要回路である大細胞回路が特異な機能不全にあるとする説。

フリッカー・ペデストール・テスト(一度に素早く4つの四角形が提示され、新しい四角形が出て来た時に報告するテスト)では自閉症者は、変化に対しての反応が遅いとされる。

第六章 自閉症とアスペルガー症候群の生物学
自閉症スペクトラム症状は生物学的なものに由来する事は疑いがない。しかし遺伝率は100%ではなく、リスク遺伝子と相互作用する環境要因もある事が示唆されている。

脳スキャンによる調査。

自閉症の子供は、乳幼児期に脳肥大の期間を経験する。脳が平均よりも速いペースで成長する。海馬や扁桃体で細胞の密度、樹状突起が増加する。前頭葉においても過剰反応がある。ただし、扁桃体における少ない神経単位等の反対の発見もあり、さらなる研究が必要。

一致している見解は、扁桃体(情動や他者の感情の認知)、海馬(記憶)、尾状核と小脳の一部(注意の切り替えや協調)が小さい事(反対の見解もある?)。灰白質(神経細胞の細胞体)と白質(軸策、接合部)が多い。特に前頭葉(前頭前皮質背外側部、前頭前皮質内側部)で顕著。一部の研究では灰白質の過剰成長は5歳以前に見られるとしている。

自閉症者がマインドリーディング課題(他者の考えや感じ、意図や感情を考える)に取り組んでいる時に、「社会脳」と呼ばれる脳領域間の高速ネットワークが一貫して不活発である事象が発見されている。社会脳は少なくとも7つの脳領域を含む。以下は社会脳の領域。

①前頭前皮質内側部
②眼窩前頭皮質
③扁桃体
④紡錘状回頭領域
⑤側頭・頭頂接合部
⑥上側頭回
⑦下側頭回
⑧前帯状皮質
⑨後帯状皮質/楔前部

<ミラーニューロン仮説>
ミラーニューロン = 実際に何かを行動する時だけでなく、他者が
          同じ行動をしているのを観察している時も
          活性化する脳領域。

自閉症児が感情に合わせた表情を作る時や、他者の感情を見る時には、定型発達の子供の脳と比較して、下前頭回弁蓋部の活動が少ない。この部位はミラーニューロンの一部と考えられる。

<神経伝達物質の違い>
①セロトニン
中枢神経系のセロトニン作動系のニューロンで合成されるモノアミン神経伝達物質。鬱や強迫神経症は、脳内のセロトニンレベルの低下から生じる。自閉症者の場合、セロトニンレベルの上昇がみられる。その効果は明らかになっていない。
②GABA
GABA作動系ニューロンによって生成される。成人の脳では抑制系の役割を担い、自閉症者の不安や感覚過敏に関係しているかもしれない。

<P3a>
P3a = novelty p3、反復音の連続の中に異なった音を聞いた時に
           常に見られる脳波。
自閉症者では、P3aが弱く、注意の振り分けが小さく、定型的でない事が観測される。

<死亡後の解剖>
自閉症者の脳を解剖すると、小脳のプルキンエ細胞が少ない事が明らかになっっている。
プルキンエ細胞:小脳内のGABA作動系のニューロン。
        多くの樹状突起を持っている。
        抑制機能と中枢の協調の役割を果たす。

大脳辺縁系システムにある海馬、扁桃体、帯状回全部、嗅内皮質、乳頭体における細胞密度の増加、細胞サイズの小ささ。

<遺伝要因>
双生児:
一卵性双生児の場合、どちらかが自閉症であれば、60~90%の確率でもう片方も自閉症スペクトラム症状を持つ。
二卵生双生児の場合、5~10%。
鬱:
アスペルガー者の少なくとも50%に認められる。原因は生活の困難か?

第七章 介入、教育、治療

非営利団体の「リサーチ・オーティズム」は、自閉症者への介入方法を一覧にして、以下のWebサイトに評価する情報を提供している(英語が読めない・・・)。
http://www.researchautism.net/pages/welcome/home.ikml

<様々な介入方法:適当に抜き出し>
・音楽療法
・芸術療法
・言語療法
 語用論や言葉の使い方等。
・TEACCH
 1966年にノースカロライナ大学のエリック・ショプラーに
 よって開発された。
 構造化されたアプローチ方法、
 曖昧さの無い一貫したフォーマットで情報を提供する。
・サン・ライズプログラム
 1980年代初期にバリー、サマリア・カウフマン夫妻によって
 開発。1対1の関係で子供を先導する。
・食餌療法
 ◎グルタン除去
  グルタンは穀類の一部に含まれる。
 ◎イースト除去
  胃腸障害のある人向け
 ◎カゼイン除去
  牛乳やチーズに含まれる蛋白質。
 ⇒確実な治療法とは結論付けられない。

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続ソーシャル・スキル・トレーニングの本から

ソーシャル・スキル・トレーニングの本から発達障害者の問題行動の原因と対処方法について。

以下の記事の続き。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-813.html

1.出来事を上手く話す事が出来ない。
上手く話す事が苦手な原因の候補は以下の通り。

①衝動性が高く、思いついた事を次々話してしまう。
②順序立てて話す事が苦手。
③振り返る事が苦手。
④注目するポイントが判らない。
⑤言葉での表現が未熟。
⑥伝えようとする意欲が弱い。
⑦ETC。

整理して順序立てて話す事が苦手な場合、傾聴者が話すべきポイントに沿って質問しながら整理して、話す事を手助けする。

具体的な対策は以下の通り。

①「何時」、「どこで」、「誰と」、「何をした」のポイントに
 従って話すよう質問する。
②時系列を意識した質問。
 (××の前に~、◆◆をした後に~、ETC)
③相手が話したトピックの中から、テーマを決めて質問する。
 (◎◎について、もっと話して欲しい)
 ⇒振り返る手がかりを与える。

2.他人の話をしっかりと聞く事が出来ない。
他人の話を聞く事が苦手な原因の候補は以下の通り。

①注意力を制御する事が難しい。
②注意が逸れ易い。
③注意集中の持続時間が短い。
④衝動性が高い。
⑤ETC。

「ちゃんと聞け」という言い方では理解し難い。「話者の顔を見る」、「口を閉じる」、「手は膝」等の具体的にどのように行動すれば良いかを伝える。絵を用いた説明も有効かもしれない。

話を伝える手順は以下の通り。

①話を開始する前に、話を始める事を伝え、注意を促す。
②話し手に注目させる。
③姿勢を注意する。

3.他人が嫌がったり怒ったりしている事が分からない。
相手の様子に注目出来ない、又は想像力が弱い等の理由が考えられる。

対策は以下の通り。

①相手の顔、表情に注目するよう促す。
 ⇒人によっては表情を認識する事が困難な場合もある。
②行動の前に、相手の承認を得るように注意する。

4.物の貸借でトラブルになる。
原因の候補は以下の通り。

①衝動性が高く、すぐに行動してしまう。
②他人が使っているという意識が薄い。
③借りる時の言葉が分からない。
④相手の許可が必要な事が分からない。
⑤「貸してくれ」と言えば、どのような場合でも借りられると
 思い込んでいる。
⑥ETC。

借りる時に以下の手順を意識させる。

①使用したいものが、誰かが使用しないか確認する。
②使用者が存在する場合、承認を得るために、
 「貸して下さい」と言葉で伝える。
③相手の承認がなければ使用は出来ない。
④使用後は、相手に「ありがとう」と言う。

5.ストレス下で気持ちを立て直す事が出来ない。
気持ちの表現が未熟で、適切な表現方法が分からない。又は、感情を制御する能力が未発達。

自分の気持ちを自分で確認する所から始める。自分で自分に質問をする。

6.嫌な場面や嫌いな活動に意欲的に取り組む事が出来ない。
注意の集中が難しく、感情の制御能力が低い場合、苦手な事には参加し辛い。

以下の対策がある。

①目標を具体的に定める。
②するべき事の内容を理解する。
 (机上の◎◎を、◇時になるまでに片づける等)
③出来たら結果を周囲に報告するようにする。

どこまでやれば良いのか、どうなれば終了するかを明確に示すようにする。

7.場面の切り替えに柔軟に対応出来ない。
想像力が弱い場合、場面が変わると、次の活動の見通しが立てられない。

以下の対策がある。

①事前にスケジュール等で予定を把握しておく。
②周囲の人間に、スケジュール調整を頼む。

この課題には、周囲の人間との信頼関係の構築が問題解決の重要なポイントになる。苦手な事は補ってもらう。そのためには、何をすれば良いのか?

8.すぐに手が出る。
衝動的に行動するために発生する事象。

落ち着く事が大切。自分の気持ちを表現したり、願望を実現するための具体的な方法を考える。言葉での意思疎通を考える。

9.約束やルールが守れない。
この場合、ルールを理解していない可能性が高い。ルールを知っていても衝動性が高い場合、我慢出来ない場合もある。

以下の対策がある。

①守るべきルールの数を絞る。
②約束やルールの内容を、他の人と一緒に確認する。
③約束やルールを守れない場合、どのようにすれば良いかを考える。

10.適切に助けを求めたり、断ったり出来ない。
言葉での表現が苦手ば場合に発生する?この問題も周囲との信頼関係の構築が大切。

周囲を見回して、助けてくれる人を決めておく。意思疎通の方法を事前に相談しておく事も有効か?

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調子が悪い

体調が悪い。

今日飲んだ安定剤の影響ではないと思う。

会社と話し合いの場を持つ事が難しい。どのように考えているのか?

精神科の先生は、会社側が管理責任をどのように考えているのか確認したいと言っていた。怠けるための演技だと思っているのか?演技だから、話し合いは必要が無いのか?

家族との話し合い。無職になった場合、収入はどうするのかと聞かれる。その質問に僕は回答出来ない。

会社を辞めた状態でやっていく事はまず無理だろう。が、絶対に無理という事はない。現状の資産総額は7000万円程度。それをどのように活用するのか?

資産運用、語学、その他、ETCについて、知識も経験も足りない。それを身につけるために自分が何かをしているかというと何もしていないと思う。

個人間金融投資からインターネットを利用した小遣い稼ぎまで実行しているが、安定した収益を考えると心許無い。

発達障害者の就業支援について聞いていると、本質的に異なる人間を既存の組織に組み込もうとする事に違和感がある。

同一には絶対にならない事が理解されない。本質を理解した場合、彼らが尊んでいる「理性」、「論理」、「共感」、「愛情」が現実には存在しない事が明らかになる。しかも彼らの認知構造上、話を理解する事は不可能だと思っている。仮にこちらの話を受容出来たとしても、解決策が無い事がはっきりするだけだ。

はっきりしない状態で流されていく。

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2012年10月13日の朝日新聞の記事

以下は、2012年10月13日(土)の朝日新聞 朝刊33ページの記事『オフィスで活躍 発達障害』から意訳、抜き出し、コピペしたもの。

発達障害者を雇用する企業について。

・サザビーリーグ
雑貨・飲食店「アフタヌーンティー」を展開する。2012年6月、発達障害者を集めたサテライトオフィスを横浜市に新設。20~40代の11人の発達障害者が障害の無い3人と働く。

【勤務時間】
月曜日~金曜日の午前10時~午後6時まで。

【仕事内容】
①関連会社のホームページへ新商品の写真を載せる。
②関連会社のホームページの閲覧状況の分析。

【配慮している点】
①具体的な指示
②担当する仕事を細かく分ける
③一人で作業出来るスペース

・グリー
ソーシャルゲーム大手。2012年5月から発達障害者が働く会社を横浜に設立。障害者の雇用を進めるための厚生労働相の人間を受けた特例子会社(障害者の雇用数を親会社の雇用数として合算可能)。現在、20人が在籍。2~3年内に社員を40~50人に増やす方針。

【仕事内容】
①従業員の情報やイベントで回収したアンケートのデータ入力。

【配慮している点】
①聴覚情報を理解し難い人のために、視覚的な情報入力を
 実施するために、壁一面にホワイトボードのように文字が
 書けるようにしている。

テンプスタッフフロンティア(障害者の人材紹介事業):
国の指導強化を背景に、事務作業可能な身体障害者の求人数が求職者数を大きく上回るようになっている。発達障害者向けにITの訓練カリキュラムを開発。

大妻女子大学教授 小川浩氏:
企業の障害者の法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられたため、今後、障害者の採用は増える。発達障害者の特性は見え難いため、フォーローが必要。

以下は、「サザビーリーグ」のWebサイトへのリンク。

http://www.sazaby-league.co.jp/index.html

以下は、「グリービジネスオペレーションズ」のWebサイトへのリンク。

http://www.greebusinessoperations.com/

以下は、「テンプスタッフフロンティア」のWebサイトへのリンク。「知識・技能 習得訓練コース」とはこの事かな?

http://www.tempfrontier.co.jp/service/thanks_training01.html

以下は、発達障害者の終了支援を行う「KAIEN」のWebサイトへのリンク。コンサルティングの導入事例として「グリービジネスオペレーションズ」、「サザビーリーグ」の話が載っている。

http://www.kaien-lab.com/clientneeds/case_clientneeds/

***********

上記のような記事を、僕を知っている人間が読んだ場合、どのように思うだろうか?

発達障害者の雇用の問題というのは、「簡単に辞められない」、「簡単に辞めさせられない」という事にあるのだと思う。明らかに業務適性の無い人間であっても、他に行き場所が無いから仕事を辞め難い。会社も生産性の低い人間を切り捨てたいが、それが難しい。

明らかに仕事に向いていない人間がいる。そうした人間が身近に存在する事は不快だ。だから「性格に問題が有る」という大義名分を作り出してしまう。そうでなければ自らの中にある不快感を正当化出来ない。それは人間の本質だと思う。

日経ビジネスのコラム『小峰隆夫の日本経済に明日はあるのか』の2012年10月17日の記事「終身雇用、年功賃金がいつまでも続いている理由 日本型雇用慣行について考える(その1)」で書かれている事も、そうした問題だろうか?

野田内閣の成長戦略「日本再生戦略」を策定するために設けられた有識者の検討会議「フロンティア分科会」の提出した政策の1つに「40歳定年制の提言」がある。

コラム主は、提言のポイント(驚いた点)を以下の2つとしている。
①高齢化が進む日本において、立派な政策が提案された事。
 従来型の硬直的な雇用慣行を打破出来る。
②労働力の流動化、終身雇用的慣行の打破は、
 現実の政策に逆行している。
 定年の延長や、パート社員の正社員への切り替え奨励等。

最終的に、「40歳定年制の提言」は「日本再生戦略」から外されてしまった。コラム主は、日本型の雇用慣行が安定して存在してきたのは、①長期雇用 = 終身雇用②年功型賃金③「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」 = 企業内訓練という3つの要素が相互補完性を持って、互いに支え合いながら続いてきた事と、あまりにも長い間、日本型の雇用慣行が続いたため、多くの人間がそれを当然の事と思っている事 = 履歴現象(ヒステリシス)が原因としている。

現在でも多くの人間が日本型雇用慣行を続けたいと思っており、労働政策研究・研修機構の「第6回勤労生活に関する調査」(2012年5月)では、「終身雇用」を指示する割合は87.5%であり、1999年の72.3%と比べても多く、過去最高となっている。近年では、若年層の間でも終身雇用を指示する割合が多くなっているという(2004年の20~29歳の指示する割合は65.3%、2011年は84.6%)。

*********

以下は、社会心理学者 山岸俊男『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』から?

社会的平穏を維持するための発想が日本と米国では少し異なる。 日本人が「安心」を好むのに対して、米国人は「信頼」を好む。

「安心」とは最初から害悪を排除する発想。 「刀狩り」に代表される大掛かりなものから「靴を脱いで家に上がる」といった細かなものまで。「最初に害悪を排除しておけば緊張なく暮らせる」という考え方を日本人は好む。

一方、米国人が好む「信頼」は、害悪を放置したまま個々の人間が自分の周囲に平穏を築く考え方だ。 人の流れが常に流動的であり、宗教的にも契約が重視されている結果だ。

どちらが良いとか悪いとかは一概に言えない。 平穏の基準を「集団」に置くか「自分」に置くかの違いだけだ。

問題になるのは日本の「安心」が生んでいる副作用。「最初の段階でネガティブネスを排除する」という思想の結果として「やり直しがきかない」という社会になっている。

********

こうした障害者雇用の実際はどのようなものか?僕のブログには「アスペルガーの部下 辞めさせるには」という言葉を検索した結果、入って来る人が時々、存在する。そうした人は2012年10月13日の朝日新聞の記事を読んでどのように思うだろうか?

異物を排除するための良策と解釈されてしまうだろうか?

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3分間ルーティング基礎講座

読んだ本の感想。



1章 IPアドレッシングとルーティング
異なるネットワークの結合にはルーティング(パケットを中継先を通じて送受信する)が必要。中継機器(ルーター)は宛先までの完全な経路は知らない。次の中継先を知っている。それぞれの中継機器が自らの判断で次の中継先を決め、最終的に宛先に辿り着く事をホップバイホップと呼ぶ。

ルーター:
複数のインターフェース(LANカード等のNIC = ネットワークとの接続点)を持ち、あるインターフェースで受信したパケットを、宛先方向のインターフェースから送信する。
ルーティングを決めるためのルーティングテーブル(経路表)を持つ。
経路表は、次の情報の束を持つ。①宛先IPアドレス②次のルータのアドレス③インターフェース④メトリック

経路表に全ての宛先IPアドレスが載っているわけではない。通常は、IPアドレスの内、ネットワークアドレスだけを載せる事が多い。パケットの宛先IPアドレスと、経路表の宛先IPアドレスを一致させ、最も一致している個所が多い経路を選択する(最長一致)。複数の経路がある場合、上記のメトリックが最小の経路が最適経路。

経路表でどのルートとの一致しなかった場合、「0.0.0.0/0」というデフォルトルートにパケットを流す。

経路集約(Route Summary):
宛先への中継先が同じ複数のネットワークを纏めて一つの経路にする。

経路表にネットワークの情報を入力するには以下の2つの方法がある。
①スタティックルーティング
管理者が手動入力する方法。
②ダイナミックルーティング
自動でルーター同士が情報を交換する。その時の規約がルーティングプロトコル。同じプロトコルを持つルーター同士でのみ情報交換が可能。

ネットワーク内の全てのルーターが最新の状態になる事をコンバージェンスと呼ぶ。コンバージェンスにかかる時間 = コンバージェンス時間。

ルーティングプロトコルは同一のAS(Autonomous System) = 自律システム内で使用されるもの(IGP)と、AS間で使用されるもの(EGP)と2種類ある。ASはインターネットで運用されているネットワークのグループ。ASの集合体がインターネット。

2章 AS内部のルーティング(IGP) その1
RIP:
ディスタンスベクタ型(距離と方向に着目して情報交換するプロトコル)。接続しているネットワークに各ルーターが自らの経路表を30秒に一回ブロードキャストする。メトリックとしてホップ数(中継ルータ数)を使う。UDP/530番ポートを使用して、RIPパケット(アップデート)を送受信する。このアップデートが6回(180秒)届かなかったら、経路は削除される(インバリッドタイム)。この180秒後「到達不能」となり、120秒後は経路表から削除される(ガベージコレクションタイム)。
ベルマン=フォードアルゴリズム(メトリックが最小の経路が最適経路)を採用する。 ⇒ ネクストホップ(以前、最適経路を教えてもらった相手)からの情報の場合、経路表を更新する。それ以外はメトリック値が小さい場合のみ更新する。

RIPは単純なプロトコルであるが、以下の欠点がある。
・コンバージェンスが遅い。
・距離のみがメットリックとなり回線速度等が考慮されない。
・メトリック(中継ルーター数)が最大15までとなっている。
・ルーティングループ
 コンバージェンスが遅いため、使用不可のネットワークの情報が
 削除される前に、アップデートによって更新されてしまう。
 使用不可であるために、メトリックが増加する。
 ⇒メトリックに上限値が存在する理由。

ルーティングループの防止策:
①スプリットホライズン
受信した経路情報は、それが送られて来た方向へ送信するアップデートに含めない。
②ホールドダウン
削除された経路の情報が全てのルーターに伝わるまで情報の変更を保留する。
③ルートポイゾニング
削除された経路はメトリックを最大値にして通知する。メトリックが最大値 = 到達不能。
④ポイズンリバース
受信した経路情報を、送られて来た方向へメットリックを最大にしてアップデートする。スプリットホライズンとは同時に使用不可。
⑤トリガーアップデート
変更があれば、すぐににアップデートを行う。

RIP2:
以下の変更。
①マルチキャストによるアップデートの通知
②サブネットマスクの使用可
 サブネットマスクも情報として送信する事で
 クラスレスルーティングにも対応可能。
③パスワードの使用可
 RIPパケットに認証情報を入れる個所があり、
 認証情報が一致しないパケットを受信した場合、
 その情報は使用しない。

OSPF:
リンクステート型(ネットワークの構成を知る事により経路表を作成する)。経路表全体を送受信するRIPに対して、OSPFは各ルーターが自らが接続しているネットワークの情報だけを全ルーターに通知する。各ルーターは受信した情報を基に自らを根(root)に置き、最短経路(SPF)ツリーを作成する。
⇒SPFツリーを作るアルゴリズムをダイクストラ法と呼ぶ。

送受信する経路情報をLSA(Link State Advertisement)と呼ぶ。OSPFには以下の5種類のパケットがある。
①Hello
 隣接ルーターを発見する。
 定期的に送受信し、生存確認(KeepAlive)が出来なくなった時点
 で削除する。10秒~40秒。
②Database Description(DD)
 30分に一回、情報交換のために送受信する。
③Link State Request(LSR)
④Link State Update(LSU)
⑤Link State Acknowledgement(LSAck)

OSPFでは接続状態を送受信する相手を確定する(隣接関係)。送受信する相手をネイバ(Neighbor)と呼び、一覧をネイバテーブルという形で保持する。
隣接関係を結ぶルーターが多いと処理が多くなるため、代表ルーターと予備(DRとBDR)という仕組みがあり、隣接関係を集約する。

ルーターを識別するためにルータIDを使用する。
メトリックとしてリンクコストを使用する。

リンクコスト:
100/帯域幅(単位:Mbps)という整数値。リクコストを宛先ネットワークまで合計した値がパスコストになり、それをメトリックとして使用する。

OSPFでは、ネットワークの種類の違いを以下の4つに分けて作られている。
①ブロードキャストマルチアクセスネットワーク
 同一のネットワークに所属。LAN等。
 ネイバの検出方法:自動、DR有、Hello間隔10秒。
②ノンブロードキャストマルチアクセスネットワーク(NBMA)
 同一のネットワークに所属。フレームリレーやATM。
 ブロードキャスト、マルチキャストが使用出来ない。
 ネイバの検出方法:手動、DR有、Hello間隔30秒。
③ポイントツーポイント
 別のネットワーク、専用線や一般回線。
 ネイバの検出方法:自動、DR無、Hello間隔10秒。
④ポイントツーマルチポイント
 同一のネットワーク。②と似ているが、全ルーター間で
 マルチ接続していない。
 ネイバの検出方法:自動、DR無、Hello間隔10秒。

⇒ネットワークが異なると、ネイバの検出方法が異なる。①の場合、マルチキャストでHelloキャストを送信するが、②の場合、手動でネイバを決定する。③、④は接続が1対1なのでDRとBDRが必要無い。

OSPFの弱点:
ネットワークが大きく、ルーター数が大きくなるとSPFツリーの計算が大変になる。そこで規模が大きくなった場合、OSPFネットワークをエリアに分割し、識別のためにエリア番号を付ける。そしてルーターを以下の3つに分ける。
①内部―内部の情報交換用
②エリア境界(ABR)―エリアの情報を集約して他エリアへ送る
③AS境界(ASBR)―他のASとの情報のやり取り

②では、エリア内の情報を集約する。エリアに分割したOSPFをマルチエリアOSPFと呼ぶ(分割しないのはシングルエリアOSPF)。分割されたエリアは以下に分けられる。

【標準のエリア】
①バックボーン
 AS内の全てのエリアはバックボーンエリアと接していなければ
 ならない。
 配置上、それが不可能の場合、仮想リンクを使う。
②標準
【スタブのエリア】
③スタブ
 AS外への全ての経路情報をデフォルトルートとして持つ。
④TSA
 エリア外への全ての経路情報をデフォルトルートとして持つ。
⑤NSSA
 ASBRが内部にあるスタブエリア 
⇒エリア外への出入り口(ABR)が1つしかない。そうする事によって経路情報がデフォルトルートという1つのルートですむ。

3章 AS内部のルーティング(IGP) その2
IS-IS:
OSIプロトコルのCLNP(ConnectionLess Network Service)用のルーティングプロトコル(TCP/IP用ではない)。
リンクステート型。IS-ISでもTCP/IPの経路情報を送受信可能な規格を統合IS-ISと呼ぶ。

ISHはルーターを指す。Intermediate System = 中間機器。OSPFの前身にあたり、ASとエリアに相当するドメインとエリア、バックボーンの概念がある。IS-ISのバックボーンはエリアを指すのでなく、ルーター間の接続のラインを指す。

レベル0ルーティング:
レベルはルーティングの対象範囲を示す。数字が大きいほど対象範囲が大きい。レベル0(ES-IS) = サブネット内、レベル1(IS-IS) = エリア内、レベル2(IS-IS) = エリア間、レベル3(IDRP) = AS間を繋ぐ。
ES = End System(コンピュータ)

ISのルーティングのレベルに合わせて、ISにはレベル1(内部ルーター)、レベル2(他エリアへの経路を持つ)、レベル1-2(レベル1、2の両方のデータベースを持つ)の3種類が存在する。IS-ISのエリアはOSPFのTSAと同じく、自エリア以外の経路はL1-2ISのデフォルトルートとして持つ。

論理アドレスには、IPアドレスではなく、NSAP(Network Service Access Point Address) = 20オクテット可変長、を使用する。

EIGPR(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol):
ハイブリッド型ルーティングプロトコル(リンクステート型とディタンスベクタ型の混合)。
以下の3つのテーブルを持つ。
①ルーティングテーブル
②ネイバテーブル
 ネイバの一覧
③トポロジテーブル
 ルータが受信した経路情報。この情報を基に①を作成する。

⇒③から①を作成するプロトコルをDUAL(分散アップデートアルゴリズム)と呼ぶ。

DUAL(Diffusing Update Algolithm):
最短経路(サクセサ)とバックアップ(フィージブルサクセサ)を用意する。2つの経路を選択するためにFD(Feasible Distanse)とAD(Advertised Distanse)という2つのメトリックを使う。

FD:宛先までのメトリック。
  サクセサは登録されているネクストホップへの最小のFDを持つ。
AD:宛先からネイバまでのメトリック。
  フィージブルサクセサは、サクセサのFDよりも小さいADを持つ。
  ⇒フィージブリティコンディションと呼ばれ、ループしない経路
   を選ぶ基準。
  ⇒自分が教えた経路が戻って来た場合、自分が教えた経路のFD
   がADになっているため、基準を満たさない。

フィージブルサクセサが無い場合、経路の問い合わせを行う。

OSPFと同様に隣接関係を持つ。RIPとは異なり、アップデートに信頼性をもたせ、プロトコルRTP(Reliable Transport Protocol)を使う。リアルタイムのデータ転送(Real-time Transport Protocol)とは異なる。Updateを受信したらAckを返す。

メトリックには複合コストを使う。帯域幅、遅延、信頼性、負荷、MTUサイズを特定の計算式に当て嵌めて算出する。帯域幅は宛先までの経路での最小値を使う = ボトルネックの値を使う。

SIA(Stack In Active):
サクセサとフィージブルサクセサが無い場合、ルーターは「アクティブ」になると言う。その場合、経路不明として該当ネットワークへのルーティングは停止する。このアクティブになったままになってしまう、又は隣接関係のリセットがかかったままの状態になってしまう問題をSIAと呼ぶ。

⇒経路集約をする事で、問い合わせする経路が無い状態にする事で問題が無いようにする。

4章 AS間のルーティング(EGP)
AS間で使用されるルーティングプロトコル。

BGP:
大量の情報を送受信するため、高い信頼性が必要とされ、TCP(ポート番号179)を使用する。メトリックを使用せず、経路に属性を使用する = パスベクタ型ルーティングプロトコル。BGPを実行しているルーターを「BGPスピーカー」と呼ぶ。

ASは他のASとの関係で以下に分かれる。
①スタブAS
 他ASへの出口が単一。
②マルチホームAS
 他ASへの出口が複数。
 ・マルチホームトランジットAS
  AS内をAS間のパケットが通過する。
 ・マルチホーム非トランジットAS
  AS内をAS間のパケットが通過しない。

プロバイダのBGPルーターは、インタネットフルルート = インターネット上の全ネットワークの情報を入手する。

BGPメッセージ:
BGPで送受信される情報。以下の4種類。
①OPEN
 隣接ルータと隣接関係を結ぶ時に使用する。
 隣接関係を結んだルータはBGPピアと呼ぶ。
②UPDATE
 経路情報の通知に利用する。
 BGPになった初回の他は変更部分だけを送受信する。
 以下を含む。
 ・取り消し経路―削除する経路のネットワークアドレス
 ・パス属性―BGPで使われる経路選択の基準
 ・NLRI―経路情報のネットワークアドレス
③NOTIFICATION
 エラー通知に使用される。
④KEEPALIVE
 BGピアとの間で生存確認のために定期交換する。

BGPには以下の2種類がある。詳細は本を読んだ方が良い。
①eBGP
 AS外のピアと行うBGP。
②iBGP
 AS内のピアと行うBGP。

パス属性:
メトリックに代わり、経路を評価する基準。
①ORIGIN
 ネットワーク情報の入手元。
 AS内から入手した情報を優先する。
②AS_PATH
 経路情報を入手する際に通過したASが少ない経路を優先する。
 ⇒自らのAS番号が入っていたら追加されない。
 ⇒ルーティングループを防ぐ事が可能。
③NEXT_HOP
 AS内部経路では次に送るルーターを指す。
 AS外部経路では次に送るASのルーターを指す。
④MULTI_EXIT_DISCRIMINATOR
 隣接ASに対して選択して欲しい経路を通知する。
 外部から来る時に選択。
⑤LOCAL_PREFERENCS
 外部ASへの経路として選択して欲しい経路を通知する。
 外部へ出て行く時に選択。
⑥ATOMIC_AGGREGATE
⑦COMMUNITY
⑧ORIGINATOR

⇒③、⑤、②、①、④の準に優先順にが高い。

再配布:
ルーティングプロトコルが相違するネットワーク間では、経路情報の交換が出来ない。経路情報を変換して交換可能にする事を再配布と呼ぶ。

異なるルーティングプロトコルを繋ぐルーターを境界ルータと呼ぶ(OSPFではASBR)。この境界ルータでは2つのルーティングプロトコルが動作する。境界ルータにおいて同一の宛先への経路が異なるプロトコルから齎された場合、管理距離が小さい情報を優先する(ルーティングプロトコル毎に優先順位が違う。最上位は直接接続、その次はスタティック、EIGRP集約ルート、eBGP、EIGRP、OSPF、IS-IS、RIP、・・・・と続く)。

再配布においては、ルーティングループを防ぐために、管理距離やメトリックを大きい値で渡す、アップデートを必要なものに絞るルートフィルタリングが使用される。

5章 スイッチングの基礎
スイッチ:レイヤ2で動作する機器。
     バッファによるフレームの一時待機と、
     アドレステーブルを使用した必要なポートのみへの
     情報送信によって衝突を防ぐ。

オートネゴシエーション機能:
通信方式(送受信を一方だけ行う半二重/送受信を両方行う全二重)と通信速度を自動設定する。その際に「FLP(fastLinkPulse)」という信号を使用する(片方の機器が手動設定の場合、手動設定側で送信するNLPでは通信方式が確定しないため、オートネゴシエーション側が半二重方式しか設定しない問題がある)。

6章 スイッチングの技術
VLAN(Virtual LAN):
多数のインターフェースを持つスイッチによってネットワークを分割する。スイッチは各ネットワーク(VLAN)に番号(VLAN ID)を付けて識別する。
ポートベースVLAN:ポートに手動でVLANを設定し、各ポートに
          接続した機器が、対応するVLANに所属する。
アドレスベースVLAN:各機器のアドレスから自動的に
           所属するVLANが決まる。

トランクリンク:
フレームにVLANを識別するタグ(識別子)を入れる事によってスイッチ間を接続する。トランクリンク以外の接続をアクセスリンクと呼ぶ。アクセスリンクにはタグ付きのフレームは流さない。

STP(Spanning-Tree-Protocol):
IEEE802.1dで規格化されている。ブロードキャストストーム(ARP等のブロードキャストが増幅しながらネットワーク内で巡回する事)を防ぐために、通常ではループが発生しないように、ループが出来てしまう回線 = 予備回線を使用禁止にしておき、障害時のみ、予備回線を使用可能にして障害個所の迂回路を作る。

STPの動作:
LANを構成するスイッチを論理的にスパニングツリー = 1つのスイッチを中心とするループが無い木構造に配置する。
以下の手順。
①ルートスイッチ(一番最初の親となるポイント)を作成する。
STPを実行するスイッチはBPDU(現在のルートスイッチのIDと自身のIDを保持する)というフレームを2秒間隔で送信する。スイッチのIDは優先度 + MACアドレスで構成される。この値が一番小さいスイッチがルートスイッチになる。各スイッチがBPDUを交換していく内にルートスイッチが決定される。
②ポートロール(スイッチが持つポートの役割)を決定する。
スイッチを接続している帯域幅から考えて、ルートスイッチからの距離の計算を計算する。そこから、ルートスイッチに一番近いポートが「ルートポート」、スイッチ間の接続でルートスイッチに近い側が「指定ポート」、それ以外が「非指定ポート」。
③ポートステート(ポートの状態)が決まる。
「ルートポート」、「指定ポート」はフレームの転送を行う「フォワーディング」、「非指定ポート」はフレームの転送を行わない「ブロッキング」になる。

⇒ポートステートが決まった事により、データを流す回線と流さない回線が決まる。ループをなくしてブロードキャストストームを防ぐ状態になる。

⇒障害発生時は非指定ポートが指定ポートに変更される。障害個所の決定にはBPDUを使用する。BPDUを受信しなくなったら障害が発生している事になる。

障害への対応:
①最大エイジタイマ(20秒間)BPDUを受信しなかった場合。
STPの再計算(BPDUの送受信を行い、ポートロールを計算)を開始する。
②リスニング(再計算中の状態)が15秒続く。
ブロッキングだったポートをリスニングステート(再計算のためにBPDUのみ送受信可能。通常のフレームは不可)にする。
③ラーニングステートに移行。この状態が15秒続く。
MACアドレスの学習を行う。

⇒再計算は合計50秒続き、ポートロールが決定される。

RSTP(Rapid STP)
STPの高速化。ポートロールが数秒で決まる。
ポートに以下が追加された。障害時に即時に切り替えが出来る事で計算時間が短縮される。
①代替ポート
 ルートポートの予備。
②バックアップポート
 同じLANに2本以上接続している場合に設定される
 バックアップ用のポート。

BPDUの送受信には「ハンドシェイク方式」を使用する。プロポーザルBPDU(Proposal = 申し込み)とアグリーメントBPDU(Agreement = 合意)を使用する。STPではルートスイッチしかBPDUを送信しないが、RSTPでは相互にBPDUを通信する事で高速に動作する。

VLANとSTP:
VLAN毎にSTPを構成するために、各種の技術がある。PVST+(BPDUにVLAN単位にタグを付ける)、MST(PVST+の標準化)―MSTではVLANGとに複数のSPTを保有可能。

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ネットワークはなぜつながるのか

読んだ本の感想。

ブラウザにURLを入力してからWebサイトが表示されるまでの過程が書かれた本。後半部分に行くに従って僕の省略度合いが大きくなる。



第1章 ブラウザがメッセージを作る
    ~ブラウザ内部を探検~

WebブラウザがURL欄に入力されたURLを解読して、Webページを読み出すためのリクエスト・メッセージを作り、それをWebページに送信する手順。

以下の段階を踏む。

①URLの解読
URLのフォーマットは、HTTP、FTP等のプロトコルによって違う。HTTPの場合、Webサーバの名前と/というパス名のファイル名を読み出す(/とファイル名は省略可)。
②HTTPリクエストメッセージの作成
以下の3つからなる
・リクエスト・ライン
 メソッド(GET,POST)等のWebサーバに依頼するコマンド、
 送信先のURL、HTTPバージョンからなる。
 メソッドはブラウザの動作状態によって決定される。URL欄に
 URLが書き込まれた場合、GETメソッドが使用される。
 入力フォームがある場合、どのメソッドを使用するか指定がある。 
・メッセージ・ヘッダー
リクエストに付加的な情報表す。行数は状況によって変わる。
・メッセージ・ボディ
クライサントからサーバーに送信するデータ。フォームに情報を入れて送信する場合、POSTメソッドが指定されていたとすると、ボディにはフォームの内容が入る。
③送り先となるWebサーバのIPアドレスを調べる
ブラウザはURLの解読やHTTPメッセージ作成の機能を持っているが、メッセージをネットワークに送信する機能は持っていない。送信の前にDNSサーバにURL欄に入力されたドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせる(URL欄にIPアドレスが入力された場合を除く)。
DNSサーバに問い合わせ、返信内容を分析するプログラムを「DNSリゾルバ」と呼ぶ。リゾルバは「Socketライブラリ」というC言語用のプログラムの集合体の一部。
C言語のプログラムコードに「メモリー領域 = gethostbyname(サーバのドメイン名)」を記述する事で、メモリー領域にIPアドレスが書き込まれる。gethostbynameがリゾルバのプログラム名になる。

DNSサーバーへのメッセージ送信動作は、OS内部のTCP/IPプロトコル処理ソフトが実行する。DNS名は.で区切られて階層化されている。下位のドメインを担当するDNSサーバーを上の階層を担当するDNSサーバーに登録する。最上位はルート・ドメイン。
④Socketの作成
TCP/IPソフトで、制御情報を保管するためのメモリー領域の用意 = ソケットを作る。ソケットには送受信の進行状況や通信の状態が記録される。
⑤ディスクリプタを返す
TCP/IPソフトは、ブラウザに「ディスクリプタ」= アプリーションを識別するための番号、という値を返す。TCP/IPに依頼をする時に、「ディスクリプタ」を提出すれば、どのアプリケーションの依頼か区別出来る。
⑤connect
connectというプログラムを呼び出して、接続動作を実行する。サーバーのIPアドレスとポート番号をTCP/IPソフトに通知する。そうすると、TCP/IPソフトはサーバーに制御用のパケットを送信して通信開始を知らせる。
⑥サーバー側の準備
サーバー側では、クライアントからの通信開始のパケットが届く前に準備が必要。
以下のプログラムを呼び出す。
・socket
 クライアント側と同じようにソケットを作る。
・bind
 作成されたソケットに、通信を許可するIPアドレスとポート番号を
 登録する。
・listen
 作成されたソケットがクライアントからの接続待ちである事を
 TCP/IPソフトに知らせる。
・accept
 サーバーが、クライアントからの通信開始の制御パケットを
 待ち受ける状態になる。⑦の受信作業を担当する。
⑦サーバー側で制御パケットの受信
サーバーに制御パケットが届いたら、bindで設定したIPアドレスと照合して通信を許可するか判断し、応答パケットを送り返す。
⑧ディスクリプタを知らせる
⑦の終了後に、新しいソケットを作成し、新しいディスクリプトをアプリケーションに渡す。古いソケットは、そのままで、別の接続に備える事になる = 複数のクライアントからの接続が可能になる。
⑨クライアント側でwrite
サーバーからの応答パケットが返ってきたら、クライアント側で、writeを呼び出し、データをサーバーに送信する。
⑩通信終了
closeを呼び出して、通信終了を知らせる制御パケットを送信する。Webアクセスの場合は、サーバーからパケットを送信する。closeするとクライアント側でソケットは削除される。

第2章 TCP/IPのデータを電気信号にして送る
    ~TCP/IPソフトとLANアダプタを探検~

TCP/IPソフトは受け取ったデータを分割してパケットを作り、LANアダプタがパケットを電気信号に変換してケーブルに流す。

TCP/IPソフトの内部構成:
データを送受信するTCP,UDPというプロトコルと、パケット送受信動作を制御するIPプロトコルがある。IPはICMPとARPを含む。

具体的なソケットの中身:
Windowsでは、「netstat」というコマンドでソケットの中身を確認出来る。
以下の項目。
①Proto―プロトコルの種類(TCPかUDP?)
②Local Address―マシン自身のIPアドレスとポート番号
③Foreign Address―通信相手のIPアドレスとポート番号。
 「0.0.0.0」は通信が開始されていない事を示す。
 UDPプロトコルは、ソケットを相手側のアドレス、
 ポートと結びつけないので「*:*」になる。
④State―通信の状態。LISTEN = 相手からの接続待ち、
     ESTABLISHED = データ通信中。
⑤PID―ソケットを使用しているプログラムの識別番号。
    タスク・マネージャでPIDが指定するプログラムを調査可能。

TCPの動作:
以下の3つからなる
①接続フェーズ:connect
②データ送受信フェーズ:write,read
③切断フェーズ:close

TCPでは、「TCPヘッダー」という制御情報をデータに付加する。フィールド「コントルール・ビット」の「SYN」を1にすると、これからデータを送信する意味になり、「ACK」を1にすると、了解の意味になる。
IPでは、「IPヘッダー」をTCPヘッダーの頭に付ける。この中に宛先IPアドレスがある。
さらにIPヘッダーの頭にMACヘッダーを付ける。ARPを使用して、IPアドレスからMACアドレスを調査可能。MACッダーを付ければ、パケットは完成。

LANアダプタの作業:
完成したパケットをケーブルに送り出す。LANアダプタを制御するには、LANドライバ(制御用ソフト)が必要。
以下の構造。
①バッファ・メモリー
送受信するフレームを一時保存する。
②イーサネット・コントローラ
衝突検出や歳層等のイーサネットの送受信動作の制御。ROMにMACアドレスが書き込まれている。
パケットに「プリアンブル」―受信側に電気信号の波形のタイミングを知らせる事で、1ビット分の信号の中央一を知らせるようにする10が56ビット分連続で続く、「スタート・フレーム・デリミタ」―パケットの開始位置を知らせる、「FCS」―誤り検知を付ける。
付加後、デジタル・データを電気信号に変換し、MAUに渡す。
③MAU(Medium Attachment Unit)
信号を送受信する回路を内蔵。衝突しないか検知してから、電気信号をケーブルに送り出す形式に変換して送信する。
④RJ-45コネクタ
LANケーブルを接続するためのコネクタ。

LANドライバは、パケットを受け取ると、パケットをバッファ・メモリーに一時保管し、イーサネット・コントローラにコマンドを送る。
受信作業は、上記と逆の手順イーサネットでFCO、IPでIPヘッダー、TCPでTCPヘッダーをチェックする。
TCPではMTU(Maximum Transmission Unit)というパラメータに基づいて一つのパケットで運ぶデータ・サイズの上限を決める。イーサネットでは通常、1500バイトとなり、これからIPヘッダー、TCPヘッダーを差し引いたものが、MSS(Maximum Segment Size)と呼ぶ。データの大きさと、時間に基づいて送信タイミングは決定される。

TCPでは、パケットに格納されたデータが通信開始から数えて何バイト目かを「シーケンス番号」というフィールドに記載する。データ・サイズも通知する。受信側は、ACK番号に、実際に受信したバイト数に+1した値を入れて返す。

第3章 ケーブルの先はLANスイッチだった
    ~ハブとスイッチ・ルーターを探検~

RJ-45コネクタから電気信号がケーブルに送信される。信号は、リピータ・ハブに届くと、そこからLAN全体にばら撒かれる。スイッチング・ハブを経由する場合、パケットはアドレス・テーブルに従って、送信される。
LANからインターネットに出ていくには、ルーターを経由する必要がある。ルーターはスイッチング・ハブと似た構造を持っているが、ポートにMACアドレスが割り当てられている事が違う。

ルーター内部には、経路表を持ち、①宛先アドレス②ネットマスク③ゲートウェイ④インタフェース④メトリックが記録されている。
ルーターは受信したパケットの宛先IPアドレスと経路表に登録されているアドレスを比べて、該当するか否か判断する。何ビットまで照合するかはネットマスクで判断する。宛先が決定したら登録されているインタフェースからゲートウェイに登録されているIPアドレスにパケットを転送する。

中継先が不明なパケットに対応するため、IPアドレスが「0.0.0.0」、ネットマスクが「0.0.0.0」の情報を登録しておき、どのようなアドレスも合致するようにする。中継先が不明の場合に、中継する「デフォルト・ゲートウェイ」にパケットを転送する。

第4章 プロバイダからインターネット内へ
    ~アクセス回線とプロバイダを探検~

インターネット接続用ルーターにパケットが到着したところから。
ADSLの場合:
ユーザー側のADSL一体型ルーターから送信されたパケットは、電話回線を通って電話局に送られ、そこからATM網という通信回線を経由してプロバイダまで送られる。

ルーターと一体化したADSLモデムはパケットをセル = ヘッダー5バイト、データ48バイトに分割する。LANの場合は、データをデジタル・データに変換するが、ADSLは変調方式を採用する。

変調方式:
なだらかな波形(正弦波)を合成した信号に0と1を対応付ける。ADSLでは、ASK-振幅変調(振幅の大小で1と0を分ける)とPSK-位相変調(波形を円と対応させ、0度から始まる波を0、180度から始まる波を1とする)を組み合わせた直交振幅変調-QAMを使用する。
2つの方式を組み合わせる事で、一つの波に対応するビット数を増やす。周波数の異なる波を混ぜる事で多くの情報を送信する。上り(26個の波)と下り(95、又は223個の波)とで波の数が違うので伝送速度が違う。

ADSLモデムで電気信号に変換された情報は、スプリッタという装置に入り、電話の音声信号と混ざって出てくる。スプリッタには一定の周波数を超える信号をカットする機能がある。DSLAM(局用集合モデム)にADSL用の情報を入れる前に、電話用の低い信号を分離する。

DSLAMでは、電気信号をデジタル・データのセルに戻す。DSLAMには、多数のADSLモデムが一つの筐体に収まっている。
DSLAMを出たセルは、ATM網を経由して、アクセス・ポインタというプロバイダの施設に入る。そこにはBAS(ブロードバンド・アクセス・サーバー)-セルを元のパケットに戻す装置がある。

光ファイバケーブル:
二重構造のガラス線維。コマ-ケーブルの中心部分で屈折率が高い。クラッド―コアの周辺部分で屈折率が低い。情報はコアとクラッドの境界面で屈折して出ていく。デジタル・データを電圧や電流に直し、それをLED等の光源に通して発行させる事で、光の明暗を生み出し、それを送信する。受信側では、光に反応するフォト・ダイオードを設置し、光をデジタル・データに戻す。

以下の2種類がある。
①シングルモード
8~10μm程度。光ファイバが細く、入射角が小さい光しか入らない。一番、角度の小さい光しか入らない。光源や受光素子の性能を高くする必要があるが、信号の変形が少ない。⇒マルチモードよりもケーブル長を長く出来る。
②マルチモード
50μm、又は62.5μm。複数の光を入れる事が出来る。光の量が多いので、光源や受光素子の価格を抑える事が出来る。

インターネット内のルーターはBGP(Border Gateway Protocol)という仕組みによって自動的に経路情報を交換する。多数のプロバイダが存在するため、情報交換の手間を省くために、IX(Internet eXchange)というプロバイダの集積地を作る。

第5章 Webサーバーに遂にたどり着く
    ~ファイアウォール、Webサーバーを探検~

Webサーバーの前には、セキュリティ確保のため等で、各種のサーバーがある。ファイアウォール、キャッシュ・サーバー、負荷分散装置。
関所の役割をするファイアーウォール。
①パケット・フィルタリング型
中継するパケットのMACヘッダー、IPヘッダー、TCPヘッダーを調べて、通すか否かを判断する。
②アプリケーション・ゲートウェイ型
プロキシ・サーバーを用いたファイアーウォール。
インターネットにアクセスするアプリケーションに対応するフォーワード・プロキシを設置する事で、社内LANとインターネットのパケット中継動作を止める。
③サーキット・ゲートウェイ型
上記、②は個々のアプリケーションに対応したプロキシ・サーバーを用いるが、一つのサーキット・ゲートウェイで様々なアプリケーションに対応出来る。

①でチェックする項目は、IPアドレス、MACアドレス、コントロール・ビット(SYN,ACKの値で接続方向を確認可能)

リバース・プロキシ:
HTTPのリクエストのURI部分に絶対URLを記述しなくとも、Webサーバーに転送出来る仕組み。また、リクエスト・メッセージのIPヘッダーの宛先IPアドレスを調べる事で、転送先のプロキシを調べる方法を「トランスペアレント・プロキシ」と呼ぶ。

第6章 返信データが完成し、Webブラウザに戻る
    ~わずか数秒の「長い旅」の終わり~

ブラウザは、サーバーから戻ってきたレスポンス・メッセージを表示する。
受信は、パケットの信号をLANアダプタで受信し、デジタル・データに戻す所から始まる。プリアンブルの部分からクロックを抽出する。プリアンブル部分は、信号が一定の間隔で規則正しく変化するので、信号の変化をデジタル・データの変化に対応付けるようにする。

その後、FCSのチェックを経て、TCP/IPソフトにてHTTPメッセージを取り出す。その際、IPヘッダーのフラグメンテーションを調べ、パケットが分割されていた場合、元に戻す。TCPにて、パケットの抜けが無いかどうかを確認する。

レスポンス・メッセージの種類は、ヘッダー・フィールドの「Content-Type」の値で判断する。例:text/html、/の左を「主タイプ」、右側を「サブタイプ」と呼ぶ。Content-Typeの値はMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)という仕様で規定されている。文字コードは「charset」の値で、圧縮や符号化によるデータの変換方法は「Content-Encoding」の値で判断する。

データを送受信するプログラムはSocketライブラリを介してTCP/IPソフトとやり取りする。

CGI(Common Gateway Interface)を起動する場合は、プログラムの起動結果がサーバーから返信される。①メッセージ・ボディに書く方法、②URLに書くファイル名の後にデータを埋め込むの2つがる。②を採用した場合、URL欄の後ろに文字列が表示される。

表示動作:
データ種類が判明したら、画面表示用のプログラムを呼び出して、データを表示する。

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瞑想と私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

現在、コンピュータ・ネットワークの旅から一時帰還中。
概念と、現実のコマンド、画面、作業を結びつける事が難しい。概念は知識の入れ物だ。概念構成が出来なければ、実際に操作を行っても経験を知識として構築出来ない。
逆に概念を読み込んでも、現実の詳細な手順を埋め込まなければ応用が利かない。
入れ物が空っぽでは仕方がないし、水を保持するには入れ物が必要だ。

以下は、「瞑想やれよ人生変わるぞ」という掲示板の記事からのコピペ、抜き出し、意訳。

瞑想は、生きていく上で最高のツールだ。慣れてくると睡眠と同様に、他の何者でも代えられない心地よさを感じられる。
方法は難しくない。
「呼吸に集中しながら、何も考えない」これだけだ。

呼吸は、身体の中で数少ない「意識的に行える」無意識運動だ。普段、無意識的に実行している運動に集中する事で、自然と「思考」を抑える事が出来る。

①リラックス出来る場所で一番楽な姿勢になる
 座り方も椅子に座っても胡坐でも良い。
②坐ったら目を瞑る
 半目の「半眼」が主流らしいが、変に拘るぐらいなら
 瞑っても良い。
③呼吸に意識を向ける
 吐く息に集中する。なるべくゆっくり最後まで吐き切る。
 で適当に吸う。繰り返す。

楽に座って、ゆっくり吐き切る呼吸を続ける。瞑想でやるのはこれだけだ。

唯、これが色々と難しい。「何も考えない」。これがトンデモなく難しい。お釈迦さんだって苦労したぐらいだ。
「1分間思考を止めてみる」、これをやってみてくれ。やれば分かるが、「気づいたらなんか考えてる」。
どれだけ修行した人でも思考を止めるのは不可能だ。ここで疑問が起きる。

何故「自分」が思考止めようとしているのに思考湧いてくるのか?

「思考」は本人の意思と関係無い。思考は本人の意思とは関係なく次から次へとオートで湧いてくる。

これが所謂「自我」だ。 普段、人はこの自我に振り回されてる。言わば自分の意思と関係なく湧いてくる思考に囚われている。 ストレスが生まれ、人生が思い通りにいかないのは、全てこの「自我」のせいだ。

瞑想は自我と関わりの無い時間を持つ事。その時間に人は、生まれたての赤ちゃんが母親に抱かれながら眠る直前の安心感のような「心の静寂」を持てる。

ここからが重要。「自我(思考)」君とどう付き合うか。これが瞑想のキモだ。瞑想の初めは自我が大騒ぎでとても瞑想どころじゃない。1回目の呼吸辺りから色々話出す。自我は本当にお喋りで、自分が思いたくもない事を、あの手この手で話しかけてくる。お釈迦さんもこの自我を「悪魔」と呼んだ。思考は自分が意図してやってるものではなく、身体の反射と同じで自分の意思によるものでは無いという事か?普段人は思考を=自分の考えだと思ってるがこれは間違いだ。何故なら自分で制御出来ないから。自分の意思に関係なく湧いてくる思考は本当に自分だろうか??

【意見1】
思考=自分じゃないって毎日考えると二重人格になりそうなんだが。
【回答1】
自分じゃないは語弊があったな。自我も自分の「一部」なんだ。唯、この辺りまで話し始めると、潜在意識やら深くて複雑な話になるから今日は割愛する。やり方の続きだけど、そんなお喋りな思考をどうするか。

答えは「観察する」

思考が勝手に湧いてきては流れていく様を一歩引いて観る。そうする事によって思考に囚われない真の静寂が得られるんだ。この「思考を観察してる自分」に気づ事は本当に大切なで、それがあらゆる宗教の目標だけど、瞑想は誰にでも出来るそこに至るツールだ。

お釈迦さんは「人は起きているようで寝ながら生活してるようなものだ」って言ったけど、いかに普段思考に「振り回されてた」か解る。

【意見2】
自我を観察するもう一つの自我を構築すれば良いのか。言うのは簡単だけどやるのは至難の業だな。
【回答2】
ちょっと違う。瞑想やりたての人が陥りがちな罠なんだけど、「思考を沈めよう」ってのも自我だから何も反応せず観察して欲しい。

【意見3】
自我を観察しようとしているものも、結局自我なんじゃないかと疑ってしまって堂々巡りになる。
【回答3】
自我を観察してる自分は1元的にしか体験出来ない。後から思い返す事は出来ない。体験そのものだから、言葉にした瞬間それは思考の産物になる。それを続けてると思考はだんだんと収まってくる。何も考えない「静寂」にいれる時間が長くなってくる。

この辺りから瞑想の大切さ、価値、効用に気づき出す。そういう思考が出てきた事に気づいたら、「あ、また考えてた☆全く自我君たら!」とでも思えば良い。

言い忘れてたけど(大事な事)
この自我に気づいて、その自我の方向性を自分で変えていく事が出来る。これが世にいうプラス思考(ポジティブシンキング)って奴だ。次から次へと勝手に湧いてくる思考がポジティブなら人生上手くいきそうだろう?

まあ良かったら瞑想を取り入れてみてくれ。やり過ぎは良くないみたいだから1日1~2回できれば上々。最後に瞑想するなら自己責任で、人によっては「魔境」とかいうとこ行く人もいるみたいだし。(俺からしたらそれも唯の自我を産物だけど)

現代人は情報に振り回され仕事に振り回され人間関係に振り回され、挙句に自分の思考にまで振り回されている。「静寂」を感じる事は必ず人生のプラスになると思う。最初は2分でも3分でも良い。思考の無い状態に気づいてる時間を少しでも持つ事が大切。慣れれば1時間でも出来るようになるけど、20分とかやれば効果は充分にあるよ。

⇒しばらく前に、コメント欄で瞑想に関する意見があった。「ヴィパッサーナー瞑想」の本を読んでみたけど、実践はしていない。トレーディングの教本でも、「自我」を消す事が重要であるとあった。

僕は何かに囚われている。

***********

以下は、ガンガンONLINEでWeb連載中の『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の「【喪27】モテないし部活を作る」からの言葉の抜き出し。

入学前はS●S団や隣●部みたいなのがあって・・・放課後はいつもそこに集まる妄想をしていたなあ・・・ちなみにカゼ●ヤ君と出会う妄想はリアリティーがないので中一でやめた
せまい部室 なんか気だるい男子やクラスでは馴染めないけど才能をもった女子がいて私はその中で主役ではないけどそのメンバーには欠かせない存在で・・・
時には他のメンバーにつっこみを入れたり みんなにお茶を入れてあげたり・・・部での活動は特になくて暗くなるまでみんなでゲームをやって過ごす
ゲームに飽きた時は各々が勝手に時間を潰す
きっと今の時期は暗くなるのが早いんだろうな・・・
教室から廊下に出ると暗くて寒くて・・・・・・もうすぐ来る冬のにおいがして・・・
帰り道冬空と星を見てこんな毎日が続けばいいなと思いながら帰途につくんだ・・・

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3分間DNS基礎講座

読んだ本の感想。



1章 TCP/IPによるデータ転送の基本
基本のおさらい。

2章 ドメインネーム
ドメイン名:IPアドレスの代わりに宛先を指定する文字列。
      URLで使用されている。
      IPアドレスと同様ICANN(配下の組織レジストリ)
      が管理する。日本のレジストリはJPRS。
⇒ドメイン名とIPアドレスを対応させる作業を名前解決と呼ぶ。
 ドメイン名データベースを作り、そこへ問い合わせる ⇒ DNS。

デメイン名データベースは管理組織毎に分散して構築される分散型データベースであり、木構造で情報を保持している。大学 ⇒ 教育機関 ⇒ 国 というように1つの組織をさらに大きい組織がまとめ、全世界の組織を網羅した木構造が出来上がる = ドメイン名前空間。

ドメイン名の登録:
ドメイン名を管理する組織レジストリのは以下には、その委託を受けた業者レジストラが存在し、ドメイン名の登録を依頼される。依頼されたレジストラがさらにレジストリに登録依頼を出し、レジストリにて登録を実施する。

木構造を根(root)から対象まで記述したドメインをFQDN(Fully Qualifield Domain Name)と呼ぶ。根から辿っていく事で、ドメイン名の対象に行き着く。
FQDNの後から、jp ⇒ ac ⇒ 3minuniv ⇒ infotecとjpを管理している根にjpを管理しているネームサーバに問い合わせ、acのネームサーバを知り、acのネームサーバに問い合わせ、・・・と順番に探して行く。

3章 DNSの構造
ドメイン名とIPアドレスの対応データベースを持つサーバをネームサーバと呼ぶ。ネームサーバはドメイン毎に存在し、自分の直下のドメインを管理する。管理する範囲をゾーンと呼ぶ。ゾーンの情報をゾーン情報と呼び、「ホスト」と「サブドメイン」の名前が登録されている。ドメイン名とIPアドレスの対応関係を持つリソースレコードの集合体。
ネームサーバがゾーン情報によりドメイン名前空間の一部を管理する事をネームサーバがオーソリティを持つという。

リソースレコードは以下の6つの値からなる。
①名前:リソースレコードの名前。
②タイプ:リソースレコードタイプ。
③クラス:使用するプロトコルを表す。
     基本的にはインターネットを表す「IN」(値は1)以外は
     使用されない。
④TTL:リソースレコードがクライアントやサーバで一時的に
    キャッシュされる秒数。
    Windowsでは、「ipconfig /displaydns」のコマンドで
    その端末でキャッシュされているリソースレコードを
    確認可能。
    キャッシュを消す時は、「ipconfig /flushdns」
⑤RDLength:RDATAの長さ。
⑥RDATA:リソースレコードの値。

以下はリソースレコードのタイプ。

Aレコード:
名前とIPアドレスの対応。
タイプ-A(値1)、クラス-IN(値1)、TTL-サーバで設定されている値、RDLength-4(32ビット)、RDATA-名前に対応するIPアドレス。
同一の名前で、異なるIPアドレスを複数登録する事で負荷分散が可能。DNSラウンドロビン。

CNAMEレコード:
同じ機器に対して別の名前をつける。1台の機器がWebサーバ、FTPサーバ等の複数の機能を持つ時等に使用。
タイプ-CNAME、クラス-IN(値1)、TTL-サーバで設定されている値、RDLength-3(24ビット)、RDATA-別名(同一の名前がCNAME以外で使用されてはいけない)。

NSレコード:
ネームサーバを指定するレコード。
ドメインのオーソリティを持つサーバを明示する。障害対策として複数のネームサーバを持つ場合等に使用する。
名前にはドメイン名が入る。
タイプ-NS、クラス-IN(値1)、TTL-サーバで設定されている値、RDLength-2(16ビット)、RDATA-ネームサーバの名前(対応するAレコードが必要)。

ゾーン情報には「ホスト」と「サブドメイン」のIPアドレスとドメイン名の対応が記述されている。サブドメインの名前とIPアドレスを記述する際にNSレコードが使用される。サブドメインのネームサーバをNSレコードで指定する事で、ドメイン名前空間の検索が可能になる。

サブドメインの権限を持つネームサーバとゾーン情報を作成し、親ドメインのネームサーバにサブドメインのNSレコードを登録する事で、サブドメインを作成出来る(権限委譲)。

MXレコード:
Mail eXchange、メール交換ホストを設定し、メール交換ホストとして使用されるメールサーバを指定する。
タイプ-MX、クラス-IN(値1)、TTL-サーバで設定されている値、RDLength-7(56ビット)、RDATA-「優先度」と「メール交換ホストの名前」(対応するAレコードが必要)。

優先度は16ビットの値で、低い方が優先。

4章 DNSの動作
DNSに問い合わせを行うクライアント側のソフトをスタブリゾルバと呼ぶ。解決したいドメイン名をブラウザから受け取り、ネームサーバに問い合わせる。

サーチパス(DNSサフィックス):
ドメイン名を探すパス。スタブリゾルバはFQDNで問い合わせを行う。スタブリゾルバは、FQDN以外の問い合わせが来た場合、ドメイン名を追加してFQDNにする。追加するドメイン名がサーチパス。

優先ネームサーバ:
スタブリゾルバが問い合わせをするネームサーバ。登録されている複数のネームサーバの中で優先される。他は代替ネームサーバ。

フルサービスリゾルバ:
問い合わせに対し、完全な応答を返すネームサーバ。「IPアドレス」か「対象ドメイン無し」のどちらかを応答する。スタブリゾリバからの問い合わせによってドメイン名前空間の検索を行う。

以下の2つに区分けする場合がある。

①フォワーダサーバ
②スレーブサーバ

⇒スレーブが問い合わせをフォワードに回送する。
 キャッシュをフォワードに集中出来る、
 キャッシュを利用する事による使用帯域の減少、
 という利点がある。

コンテンツサーバ:
フルサービスリゾルバからの問い合わせに応じて、「知っている」、「知っていそうなサーバ」を応答する。
ルートサーバやレジストリのサーバがなる。

DNS問い合わせ:
DNSでの名前解決は、問い合わせと応答によって行い、ポート番号53番を使用。基本的にUDPだが、データ量が多い場合TCPに切り替える(データ量が512バイトを超える場合)。

問い合わせには以下の2種類がある。

①完全な応答を要求する(「IPアドレス」or「対象ドメイン無し」)
 スタブリゾルバが行う問い合わせ(再帰問い合わせ)。
 問い合わせを受信したフルサービスリゾルバが、
 繰り返し調べる事から「再帰」と呼ぶ。
 「再帰して下さい(繰り返して下さい)」
②最適な応答を要求する
 再帰問い合わせを受信して、フルサービスリゾルバが
 他ネームサーバを検索する、完全な応答を要求しないので、
 反復問い合わせと呼ぶ。
 (「自分は知らないが知っているだろうネームサーバ」or
  「問い合わせドメインのIPアドレス」or
  「ドメイン名は存在しない」)

DNSメッセージ:
DNSの問い合わせと応答の中身。
以下の3つから構成される。
①DNSヘッダ(DNSのやり取りに必要な情報)
識別ID-どの問い合わせに対する応答か分かる。
フラグ-メッセージの種類。
質問、回答、オーソリティ、追加の数。 
②質問セクション
問い合わせするドメイン名、レコードタイプ(リソースレコードで使用されるタイプを示す値が入る)、クラス(通常、IN)が入る。 
③回答セクション
回答、オーソリティ、追加の項目があり、対応したリソースレコードが入る。
例.www.3minuniv.ac.jpの問い合わせをした場合。
 ・スタブリゾルバからフルサービスリゾルバに問い合わせる。
     ↓
 ・フルサービスリゾルバのキャッシュに情報が無く、
  管理しているゾーンにも情報が無い場合、
  フルサービスリゾルバはドメイン名前空間の検索をする。
 ・見つかった場合、
  回答には、www.3minuniv.ac.jpのAレコード、
  オーソリティには3minuniv.ac.jpのNSレコード、
  追加にはns.3minuniv.ac.jpのAレコードが入る。

⇒オーソリティには、回答に入るドメイン名に対してオーソリティを持つサーバのレコードが入る。追加には、回答とオーソリティにAとCNAME以外のリソースレコードが入っている場合にAレコードが入る。追加にAレコードが入る事によって、IPアドレスが分かる。

Aレコードの問い合わせに対し、自分のゾーン内に該当のドメインが無い場合、回答を空にして、オーソリティと追加に次に問い合わせるべきネームサーバの情報を入れて返答する。
MXレコードの問い合わせに対しては、回答にMXレコードを、追加にMXレコードに対応するAレコードを入れる。

nslookup:
DNS問い合わせツール。nslookup ドメイン名で、スタブリゾルバで実施しているIPアドレスの入手を実施出来る。

5章 アプリケーションの基礎 TELNET
TELNET:クライアントをサーバに接続して、サーバの端末にする。
仮想端末 = ネットワークを使用して、離れた所から仮想的にリモートログインする規格。文字情報以外に、送信した情報の訂正等をする制御情報や、設定を決めるためのオプション情報を送受信可能。

端末エミュレータ:
普通のコンピュータが端末をと同じ事を行えるように模倣するソフト。

6章 ファイル転送 FTP
FTP:ファイルを転送するためのプロトコル。
ポート番号は20番、21番を使用する。
<ポート番号20番のコネクション>
DTP(Data Transfer process)-データをサーバとクライアント間でやり取りする。
<ポート番号21番のコネクション>
PI(Protocol Interpreter)-コマンドのやり取りをする。

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3分間HTTP&メールプロトコル基礎講座

読んだ本の感想。



1章 広域情報共有システム~WWW
WWW(World Wide Web):広域情報共有システム。
            以下の3つが中核技術。
            ①HTML データの記述方法
                ハイパーテキスト記述言語として
                文章を構造化する。
            ②URI データの位置情報
            ③HTTP データの転送方法
⇒WWWはHTMLによって書かれた文書をURIによって特定しHTTPで情報をやり取りするハイパーリンクによって繋がれた情報共有システム。

ホームページ:ブラウザのホームボタンを押すと表示されるページ。
一般的にWebページの集合体をWebサイトと呼ぶ。

URI(Uniform Resource Identifer):
リソースを示す統一的な識別子。リソースの意味を説明する「スキーム」(http:やftp等)と「リソース」からなる。リソースの場所や名前を示す。
WWWでは以下のようになる。

①http://②ユーザ名:パスワード@③サーバドメイン名:④ポート番号/⑤リソースへのパス

①スキーム
②サーバへログインするためのアカウント情報
 パスワードは省略。
③リソースがあるサーバのドメイン名(IPアドレス)
④スキームで示された処理方法(Well-Knownポートは省略可)
⑤サーバ上にあるリソースへのパス/フォルダ名/ファイル名等、
 フォルダとファイルを指定する。

HTTP(Hyper Text Transfer Protocol):
ハイパーテキストの要求と転送を行うプロトコル。
UA(ユーザエージェント)―ブラウザや検索ロボット等のクライアント側のソフトと、サーバ側のアプリケーションで情報をやり取りする。サーバで情報をクライアント側のキャッシュにダウンロードし、それをUAで閲覧する。
サーバとクライアント間で文字ベースの通信を複数回行う(リクエストとレスポンス)。HTTPメッセージは①開始行(1行)②ヘッダ(制御情報)③ボディ(リソースのデータ)からなり、改行コードで区切る。

HTTPリクエスト:
開始行、ヘッダ、ボディからなる。
開始行(リクエスト行)
メソッド(GET、POST等のリクエストで要求した処理の内容)、リクエストURI、HTTPバージョンから構成される。
リクエストURIには、通常は相対URIを指定する。
相対URI:Webサーバの一番上のフォルダ(ホームディレクトリ)から
     見たリソースの場所。
絶対URI:WWW上でのリソースの場所を表す。
     http://から始まるURI。
     プロキシサーバを使用する場合に使用する。

HTTPレスポンス:
開始行、ヘッダ、ボディからなる。
開始行(ステータス行)
HTTPバーション、ステータスコード(レスポンスの意味を説明、3桁)、応答フレーズ(ステータスコードの説明文)から構成される。

メッセージヘッダ:
リクエストではHOSTが必須。リクエストを送信するサーバのドメイン名とポート番号を示す。
レスポンスにはContent-typeが必須。リソースのメディアタイプ(画像か音声か動画か等)を示す。

2章 HTTPの応用
セッションステートレス:
HTTPでは、1つのファイルの送受信が1つのセッションになる。よって、複数のセッション間では情報が共有されない。

⇒Cookieを使用する。セッションを疑似的に作り出す。
サーバがクライアントにレスポンスを返す際に、Set-Cookieを送信する。以後、クライアントは、そのサーバにリクエストする際に、Cookie付けてリソースを要求する。Cookieには必須事項として名前を入れる。他は有効期限、ドメイン名、パス等。有効期限が無い場合、セッションCookieとして、ブラウザが閉じられれば消える設定になる。ドメイン名、パス名が無い場合、UA側で現在アクセスしているサーバのドメイン名、パス名を自動的に含めて保存する。てCookieデータの宛先を知る際に使用する。

プロキシサーバ:
UAの代わりに、HTTPの代理要求を行うサーバ。
非透過型(UAがプロキシサーバ宛てにHTTP要求メッセージを送信する)と透過型(UAがプロキシサーバの存在を知らずに中継される)の2種類がある。非透過型の場合、UAが送信するリクエストの宛先IPアドレスとポート番号は、プロキシサーバ宛てになる。
そのため、最終的なアクセス先となるWebサーバと直接接続している訳ではないので、リクエストURIに絶対URIを使用する。

プロキシシサーバの利点:
①セキュリティ機器として使用可能。代理要求に対する応答以外の外部接続を拒否する事で、アプリケーションゲートウェイファイアーウォールとなる。
②HTTPメッセージの中味を確認し、閲覧制御が出来る。
③リバースプロキシとして、外部からの閲覧の代理をする事で、Webサーバの負荷を軽減可能。

HTTPの弱点:
①相手を確かめない
②平文での通信
③改竄防止機能がない

対処方法として認証、暗号化を行う。

基本認証―ユーザIDとパスワードを平文で送信する。
ダイジェスト認証―ハッシュ関数
        (任意のビット列から一定の長さのビット列 =
         メッセージダイジェストを出力)を使用する。

3章 メールを送る~SMTP
MTA(Mail Transfer Agent):メールを送信するソフト。
               メール転送サーバソフト。
MUA(Mail User Agent):ユーザが使うメールソフト。
             メールの送受信だけでなく、作成、保存、
             アドレス管理等の機能を持つ。
MDA(Mail Delivery Agent):MUAで読み取れる形でメールを
               保存する。

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):
メールを送信するプロトコル。
ASCIIコードの文字をベースにメッセージを送受信し、コマンド・レスポンスの終了を改行で示す。
以下の手順でクライアントとSMTPサーバ(MTA)間でのリクエストとレスポンスを行う。
①TCPによる3ハンドシェイク
②サーバからの接続待ち受け
 (220 サーバのIPアドレス SMTP ready)
①SMTPの開始
 (HELO <ホスト名> ⇔ 250 HELO ホスト名)
②送信元メールアドレスの通知
 (MAIL FROM:ホストのIPアドレス ⇔ 250 OK)
③宛先メールアドレスの通知
 (RCTP TO:<宛先IPアドレス> ⇔ 250 OK)
④メール本文
 (DATA ⇔
  354 Enter mail,end with "." on a line by itself)
 (メール本文 ドット 改行コード ⇔ 250 delivering mail)
⑤SMTPの終了
 (QUIT ⇔ 221 Bye)
⑥TCPコネクションの切断

⇒HELO、MAIL、RCPT、QUIT等のコマンドの部分をエンベロープ(封筒)と呼ぶ。DATAの部分をメッセージ = 便箋とすると、エンベロープには、送信に必要な情報が書かれている。
メッセージはメッセージの情報のヘッダと、メール本文のボディに分かれている。ヘッダが無くとも、エンベロープがあれば送信は出来る。受信者の閲覧ソフトで、From、Toの情報を表示するために、ヘッダは必要とされる。

MTAによるユーザ認証方法:
①POP Before SMTP
下記②は拡張機能なので、対応していないMUA、MTAでは使用不可。未対応の場合、①を使用する。SMTPには認証機能が無いが、POPはメールボックスの指定と操作の確認のために認証を行う。POP認証が行われてから、SMTPによる接続を可能にする。
②SMTP Auth
ESMTPによる拡張機能。SMTPに認証機能(SASL)を追加。送信ユーザのアカウント(ユーザID、パスワード)の認証を行い、正規ユーザのみを受け入れる。

4章 メールを取り出す~POPとIMAP
POP(Post Office Protocol):
受信側MUAがメールボックスからメールを取り出すプロトコル。
TCPの110番ポートを使用したクライアントとサーバ間のやり取りでメールを転送する。

以下の3つの状態からなる。
Authentication―接続と認証
 サーバに接続したユーザの身元をユーザIDとパスワードから行う。
Transaction―メール確認、転送、消去
 以下のコマンドを使用する。
 STAT:メールボックスにあるメール数と層バイト数を得る。
 LIST:それぞれのメールのバイト数を得る。
 RETR:メールを得る。
 DELE:取得したメールに削除マークを付ける。
Update―終了処理
 削除マークを付けたメールを削除する。

⇒メールボックスの中味をMUAに移動させるプロトコルだから、入手したメールはメールボックスから削除する。そのため、別端末からのメール閲覧が不可になるというデメリットがある。

IMAP(Internet Message Access Protocol):
サーバ上のメールボックスでメールを管理する。
別端末でのメールの閲覧、添付ファイルのみの閲覧等の閲覧方法の柔軟性、メール検索機能等の特徴がある。
リクエストとレスポンスはタグで対応付けされており、多数のメールを並列処理可能。

MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions):
メールの中身のプロトコル。
符号化(情報をビット化する際のルール)―文字の符号化はテキスト、それ以外の符号化はバイナリ。メールでは、US-ASCII(英字を表現する文字コード)以外の符号化データを運べない。他言語や画像を運ぶためにMIMEを使用する。

MIMEヘッダ:
MIMEは、テキストと画像等の異なる符号化データで構成されるマルチパート・メール。その部分ボディ毎にヘッダが付加される。ヘッダにおYり、中身の種別、符号化種別をする。

S/MIME:
メールの暗号化とメッセージ認証を行う。
MUAでメールを開くまで暗号化される。

5章 ネットワークを管理する~SNMP
SNMP(Simple Network Management Protoco):
ネットワークの監視結果を報告するプロトコル。
①監視対象機器と②管理機の2つが基本となる。管理情報(監視対象のハードウェア、ネットワークに関する情報)に対して、①が②に通知する、②が①に要求する、②が①に設定する。
UDPを使用し、「通知」が162番、「要求」、「設定」が162番を使用する。

SNMP管理フレームワーク:
・管理対象機器
・管理機
⇒「データ定義言語(通信や管理情報での情報規約)」→SMIが行う、「セキュリティと管理の定義(通信上、管理情報でのセキュリティや管理手法)」→MIBが行う、によって定義される。
・プロトコル
⇒「プロトコル定義(通信の定義)」によって定義される。
・管理情報
⇒「管理情報定義(管理情報の構造)」によって定義される。

SMI(Structure of Management Information):
データ定義言語。1つ1つの管理情報を管理オブジェクトと呼ぶが、SMIは管理オブジェクトの統一した書き方を定める。ASN.1という記述方法を使用する。
OID(Object Identifer) = オブジェクト識別子によって、管理オブジェクトの「名前と型」= 管理オブジェクトの名前と値の書き方を決める。
管理オブジェクト定義 = マクロによって、管理オブジェクトに対するアクセス制限が決まる。OBJECT-TYPEマクロで要求・設定時に使用する型、NOTIFICATION-TYPEマクロで通知時に使用する型が決まる。

MIB(Management Information Base):
管理オブジェクトをまとめた一つのデータベースにしたもの。
木構造 = MIBツリーを使用して情報を管理する。

SNMPv1:
SNMPのバージョン1。
管理する側のソフトウェアを「マネージャ」、管理される側のソフトウェアを「エージェント」と呼ぶ。両者にはグループ化のために「コミュニティ」が設定される。同じコミュニティある機器同士がSNMPで情報をやり取りする。複数のコミュニティの設定も可。

やり取りするSNMPメッセージは①バージョン②コミュニティ名③PDU(SNMPの動作のためのデータ)から成る。
PDUには以下がある。

GetRequest:マネージャからの要求に使用
GetNextRequest:マネージャからの要求に使用
GetResourse:マネージャからの要求、設定、
        エージェントからの応答に使用
SetRequest:マネージャからの設定に使用
Trap:エージェントからの通知に使用

SNMPメッセージのPDUによって管理オブジェクトをやり取りするが、実際は管理オブジェクトのインスタンス(OIDと値のセット)をやり取りする。送信IPパケット数という管理オブジェクト、OIDがあり、送信IPパケット数が1500とすると、送信IPパケット数が1500という管理情報をやり取りする。管理情報が複数ある場合、インスタンスで一意に表現出来ると便利。

SNMPv2:
SNMPv1には、以下の2つの弱点がある。v2で問題を解決しようとしてものの、セキュリティで問題が発生し、SNMPv2cが登場した。
①メッセージが全て平文のため、セキュリティが弱い
②インスタンスを複数指定して動作要求をした場合、1つのインスタンスでエラーが出ると、全てのインスタンスで動作が実行出来なくなる。

PDUに、GetBulkRequest(Requestの次に取得する情報を範囲で指定可能)、InformRequest(Trap似ている。通知に対し応答が帰って来る所が違う)が追加された。

SNMPv3:
SNMPv3を実行するソフトウェアを全て、SNMPエンティティと呼ぶ。マネージャとエージェントの区別はSNMPv3では無い。
SNMPエンティティは以下の2つからなる。
①SNMPエンジン
 SNMPが実行するサービスを提供する。
 1つのSNMPエンティティは1つのSNMPエンジンを持つ。
 それぞれのSNMPエンジンの識別はエンジンIDで行う。 
 以下の4つのシステムから構成される。
  ・ディスパッチャ(SNMPメッセージの送受信、PDUの振り分け)
  ・メッセージ処理サブシステム
   (プロトコルのバージョンに合わせたSNMPメッセージを準備)
  ・セキュリティサブシステム
   (暗号化や認証等の処理)
  ・アクセス制御サブシステム
   (管理オブジェクトのアクセス権の制御)
②SNMPアプリケーション
 SNMPが実施する機能。
 1つのSNMPエンティティは複数のSNMPアプリケーションを持つ。
 
⇒イメージとして、①がOSで②がソフト。②によってSNMPエンティティが実行出来る機能が決まる。

コンテキスト = アクセス出来るMIBの範囲。
        PDUにコンテキスト名を指定する事で、
        アクセス可能なMIBの範囲を決める。

MIBビュー = コミュニティがアクセス出来るMIBの範囲を規定。

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3分間ネットワーク基礎講座

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1章 ネットワークの基礎知識
ネットワークとは、対象同士が結合し、情報、物流が往来する事(繋がりとやり取り)。
コンピュータのネットワークは、①コンピュータ②通信媒体③データからなる。リソース(CPU、メモリの処理能力や機器、情報等の資源)を共有出来る。

リソースを共有するために、コンピュータネットワークでは機器同士でデータ通信を行う。
データ通信には、①コンピュータ(情報を持ち、送受信を行う)②インタフェース(コンピュータと通信媒体の仲介をする)③通信媒体(データが流れる。一般的にはケーブル)が必要である。

データ通信時には、送信側と受信側が同一のプロトコル(通信規約)を採用している必要がある。

通信媒体を複数端末で共有する方法は以下の2種類。

①回線交換
各々の端末は交換機と接続される。交換機同士で情報をやり取りする事で、少ない回線で複数端末を扱う事が出来る。一つの端末が回線を使用している際は、回線を占有してしまうため、同時に多くの端末が回線を使用出来ない。電話機等で使用される。
②パケット交換
データをパケットに分割し、やり取りする。複数台が同時に回線を使用可能。コンピュータネットワークで使用される。パケット交換機 = ルーターが必要になる。

⇒ルーターを使用せずとも、端末同士を回線で直結する事で、ネットワークを構成する事も可能。パケット交換機(ルーター)無しで結合しているネットワークの範囲をセグメントと呼ぶ。複数台の端末でセグメントを構成する場合、回線を分岐させるか、ハブという機器を使用する。

ハブ:複数の回線の差し込み口(ポート)を保有し、各端末は回線を
   ポートに差し込む事で、ネットワークを構成出来る。
   ハブ同士を結合する接続をカスケード接続と呼ぶ。
   また、弱った電気信号を成形、増幅する機能も持つ。

こうして複数台の端末で構成されるマルチアクセスネットワークと、端末が1対1で対応するポイントツーポイントネットワークを組み合わせる事で、パケット交換ネットワークは作られる。

ネットワークの範囲、規模による分類。以下の2つに分類可能。
①LAN:
会社や構内等の狭い範囲をカバーするネットワーク。ケーブルの敷設は自前で行う。使用料金は無い。
②WAN:
地域や国等の広い範囲をカバーするネットワーク。電気通信事業者が敷設したケーブルを使用する。有料。

ネットワークのプロトコル(通信規約)は、段階的に構成されている。この段階をレイヤーと呼ぶ。送信されるデータは、各レイヤーで必要な制御情報を付加される。以下の手順。レイヤーは7階層あるとする。

データ ⇒ メッセージ(レイヤー5~7で制御データを付加) ⇒ セグメント・データグラム(レイヤー4で制御データを付加) ⇒ データグラム(レイヤー3で制御データを付加) ⇒ フレーム(レイヤー2で制御情報を付加)

このようにデータに制御情報を付加する事をカプセル化と呼ぶ。データの前に付加される情報はヘッダー、後ろに付加される情報はトレーラーと呼ぶ。

インターネットで使用されるプロトコルはTCP/IPである。IETF(the internet Engineering Task Force)で制定された。この団体で制定された文書はRFC(Request For Comments)という文書が規格となる。

2章 信号の伝送と衝突
プロトコル(通信規約)のレイヤー1とレイヤー2の説明。

レイヤー1について。

通信媒体に流す電気・機械的な信号に関するルール。ケーブルや光ファイバーの規格等。
⇒回線で結合している機器同士の信号伝達に関するルール策定がレイヤー1の役割。その上のレイヤーは情報を届ける前後の手順をルール化する。

回線を通る信号に発生する問題は以下の3点。
①信号の減衰
回線の電気信号によって、信号が弱くなる。弱くなった信号を戻すため、ハブやリピーターを使用する。
②ノイズ・干渉
電気信号が、無線や他の回線からの電磁波等によって崩れる事。
③衝突
信号が回線に流れる最中に、別の信号が同一回線に流れる場合に発生する。電気信号が混ざり、信号が崩れる。

衝突について。

複数の端末を結合するハブは、情報を受信した際に、受信したポート(回線の差し込み口)以外のポートに受信した情報を送信する = フラッディング。

⇒同一のハブに結合している機器が信号を送信すると、衝突が発生する可能性がある。衝突が発生する可能性がある範囲を衝突ドメインと呼ぶ。

レイヤー2について。

ルーターを介さない接続 = セグメントのデータ伝送についての規約。(ハブによって結合している機器、又は機器とルーターとの間)

LANのレイヤー2プロトコルのデファクトスタンダードは、イーサネット(Ethernet)である。セグメント内のデータ伝送手順。
データをカプセル化して、フレームを作成する。フレームの最初に、プリアンブル(信号の開始を連絡)を付加する。プリアンブルを付加する事により、常時、信号を送信しなくとも、相手に信号開始を連絡可能。

イーサネットのアドレッシング(アドレス = データの送受信相手を特定するデータの割り振り)。
アドレスは、送信方法によって以下の3種類が存在する(エニーキャストは省略)。
①ユニキャスト:1対1のデータ通信
 (それぞれの機器が最低一つのユニキャストアドレスを保持)
②マルチキャスト:複数の機器宛てのデータ通信
 (複数の機器がグループのアドレスを共有する)
③ブロードキャスト:セグメント内の全機器宛てのデータ通信

⇒送信方法によってアドレスがある。

イーサネットで使用されるアドレスはMACアドレス。インターフェースに付けられた固定のアドレス。48ビットの情報で、先頭の24ビットがベンダーコード(インターフォースを製造したメーカーの番号)、後半の24ビットは製造したメーカーが付加するベンダー割り当てコード。

イーサネットでは、カプセル化によって、イーサネットフレームを生成する。データ(ペイロード)に付加されるヘッダーとトレーラーの中味は以下の通り。

ヘッダー:48ビット + 48ビット + 16ビット
①宛先MACアドレス
②送信元MACアドレス
③タイプ(ペイロードで運ぶ情報の種類。IPデータグラムなら0800)
トレーラ:32ビット
①FCS(エラーチェック用ビット列)

イーサネットでは、フラッディングにより、ハブに繋がっている全ての機器に送信された信号が届く。受信した機器は宛先MACアドレスを見て、自分宛て以外のフレームを破棄する。
衝突を回避するため、CSMA/CDアクセス制御を実施する。
⇒CS:キャリア検知 = 他の機器が送信中かチェックし、送信中ならば送信しない。MA:多重アクセス = 誰も送信していなければ送信可能。CD:衝突検出 = CSにも関わらず衝突が発生した場合(同時送信した時)、再度送信する。

スイッチ:
衝突を回避するために、ハブの代わりに使用する機器。以下の2つの方法。
①MACアドレスフィルタリング
 学習:受信したフレームの送信元MACアドレスを記録し、
    ポートとMACアドレスを結びつける。
 スイッチング:
   フレームの宛先MACアドレスから、該当のMACアドレスがある
   ポートのみからフレームを送信する。
⇒学習前のMACアドレスフィルタリングは不可、又、マルチキャスト、ブロードキャスト宛てのフレームの場合、ハブと同じようにフラッディングする。

②バッファリング
 衝突しそうなフレームをバッファー(一時退避メモリー)に
 退避する。
⇒バッファーの容量が足りなくなった場合、バックプレッシャー(JAM信号で衝突を知らせる)、IEEE802.3X(ポーズフレームで衝突を知らせる)という規格で送信を止めてもらう。IEEE802.3Xは全二重通信に対応。

CSMA/CDは半二重通信で、送信中は受信が出来ない。スイッチを使用すれば、送受信が同時に可能な全二重通信が可能。

3章 IPアドレッシング
レイヤー3について。
セグメント間でのデータ通信を定める。

①アドレッシング
レイヤー2ではMACアドレスを使用したが、レイヤー3では場所を特定出来ないMACアドレスは使用しない。位置情報を含む論理アドレスを使用。
②ルーティング
経由するネットワークを決定する。

TCP/IPのIPというプロトコルがデファクトスタンダード。データにIPヘッダーが付加された状態をIPデータグラムと呼ぶ。
IPv4は32ビット(IPv6は128ビット)。ネットワークの番号と、該当するコンピュータの番号(ホスト番号)によって構成される。ICANN(The Internet Corpofation for Assigned Names and Number)という組織によって番号が割り当てられる。
IPアドレスは割り当ての際に、A~Eのクラスに分けられる。
クラスA:最初の8ビットがネットワーク番号(0XXXXXXX)
クラスB:最初の16ビットがネットワーク番号(10XXXXXX)
クラスC:最初の24ビットがネットワーク番号(110XXXXX)
クラスD、Eは商用には割り当てられない。
ホスト番号のアドレスが全て0のアドレスはネットワークアドレス(該当のネットワーク全体を表す)、全て1のアドレスはブロードキャストアドレス(全員宛のアドレス)。

サブネッティング:
ホスト番号のビットをサブネット番号とホスト番号に分割する事で、ネットワークを小さなネットワーク = サブネットワークに分割する。サブネットマスクというビット列をIPアドレスと同時表記する事で、サブネット番号の範囲を指定する。

クラスレスアドレッシング:
クラスA~Eを指定すると、使用されないアドレスが出現し、無駄が多い。クラスという垣根を無くす。アドレスの後に/を置き、その後にプレフィックス長を記述する。プレフィックス長はネットワーク番号の長さを示す値。

DHCP:
手動でIPアドレスを設定するのでなく、自動的にIPアドレスを設定する手法。DHCPクライアントがDHCPサーバーに割り当てを要求し、サーバーがIPアドレスプールの中から割り当てを行う。事前にIPアドレスの期限をリース期限にて設定する。
以下の手順で動作。
①クライアントはDHCP DISCOVERメッセージを
 ブロードキャストする。
②DISCOVERを受信したサーバーは、IPアドレスを選び、
 それをクライアントにブロードキャストして通知する。
 DHCP OFFER
③クライアントはOFFERされたIPアドレスに問題がなければ、
 DHCP REQUESTをサーバーにブロードキャストする。
④REQUESTを受信したサーバーは問題が無ければ、DHCP ACKを
 送信する。その際にサブネットマスク等オプション設定も
 送信する。

ARP(Address Resolution Protocol):
宛先IPアドレスが決まった後、宛先MACアドレスを調べる方法。ARPテーブル(IPアドレスとMACアドレスの対応表)を参照する。ARPに無いMACアドレスを聞く事をARP要求と呼ぶ。ARP要求はブロードキャストでネットワーク内の全機器に送信される。
ARPテーブル上の対応関係は300秒で消えるようになっている。

DNS:
IPアドレスとドメイン名(コンピューター名)の対応。ドメイン名は、その組織のDNSサーバに聞くようになっている。分散型データベース。

データを転送する流れ。
①送信元IPアドレス②送信元MACアドレス③送信先IPアドレス④送信先MACアドレスが必要。
①は、手動又はDHCPから割り振られ、②はインターフェースに付加されている。送信者が宛先のドメインを決めると、DNSで③を取得する。③決定後、ARPにより④を取得する。 

4章 ルーティング
ルーター:
①複数のネットワークを結合する。
②ルーティング = データの宛先IPアドレスを元に、
 次に送信するルーターを決める。
(ルーターが決定するのは、経路の一部であり、次の送信先を指定する)
③フィルタリングにより、ルーティングするデータを仕分けする。

アドレスと経路選択について。インターネットでは、データは複数のネットワークを経由する。そのため、宛先IPアドレスは最終的な到着先のコンピューターの番号となるが、宛先MACアドレスは次のネットワークの番号となり、変更され続ける。

ルーターは、ルーティングテーブル(宛先ネットワークまでの距離、次に届くルーター、そのルーターに繋がっている自分のインターフェース)が載っている。
宛先IPアドレスと、ルーティングテーブルの宛先IPアドレスを最長一致させる事で次の経路を決める。

宛先MACアドレスを知るためのARP要求はブロードキャスト。ルーターはブロードキャストを止めるため、異なるネットワーク内のMACアドレスをARPは入手不可。
⇒その場合、コンピュータはネットワークを区切るデフォルトゲートウェイにARPを行う。デフォルトゲートウェイのMACアドレスを入手し、デフォルトゲートウェイにデータを送信する。受信したデフォルトゲートウェイは、次の受信相手にARPを行う。そしてデフォルトゲートウェイは、入手したMACアドレスを宛先MACアドレスに、自分のMACアドレスを送信元MACアドレスに書き換えて送信する。

ルーティングテーブル:
①宛先ネットワーク(IPアドレス)
②中継地点(次のルーターのIPアドレス)
③メトリック(距離)
④インターフェース

静的ルーティング:手動で経路を設定。
動的ルーティング:ルーターが自分で設定。

AS(Autonomous System):一つの管理団体によって管理される
             ネットワークの集合体。
ルーティングでは、ASは一つの範囲とされ、AS内部で各ネットワークへ届けるルーティング(AS内部のルーティング = IGP)を行い、次のASへ届けるルーティング(AS間のルーティング = EGP)を行う。

RIP:
ルーティングアップデート = 30秒に1回、ルーティングテーブルをルーター同士で交換し合う。アップデートを6回受け取らなかったら、そのルーターには何らかの障害が発生したものと見なす。メトリックとしてホップ数(宛先ネットワークまでに通過するネットワークの数)

5章 コネクションとポート番号
レイヤー4について。エラー回復とフロー制御(処理能力を超える処理を防ぐ)を行う。

ポート番号:どのアプリケーションが送受信したのか決定する番号。
      65,536個のポート番号の内、1~1023番を
      ウェルノウンポートと呼ぶ。
      (事前にどのアプリが使用しているか分かる)

TCPがデファクトスタンダード。TCPは、コネクションを確立するために、相手にデータ転送の許可要求を出す。コネクションの確率はスリーウェイハンドシェイク(SYN(確立要求) ⇒ ACK(確立応答) + SYN(確立要求) ⇒ ACK(確立応答))で行う。

フロー制御のために、ウィンドウ制御を行う。送信先のバッファー量を確認しながら送信を行う。相手のバッファー量 = ウィンドウ量の分までは確認応答をしなくともデータを一度に送信する。

TCPに対して、UDPは確認応答をしない高速なプロトコル。複数の相手に送信するブロードキャストは、TCPでは全員とコネクションを確立しなくてはならないので難しい。DHCPのブロードキャスト等はUDPを使用する。

グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス(インターネットに接続しないアドレス)について。

グローバルIPアドレスの枯渇が問題となっている。そのため、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを変換する方法が生まれている。

NAT(Network Address Translation):
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを変換する。同時にインターネットに接続可能な端末数が少ないという問題がある。

NAPT(Network Address Port Translation):
IPアドレスだけでなく、ポート番号も変換する事で、複数台接続を可能にしている。ポート番号で複数台の機器を区別しているため、対応を記録しているNATテーブルに無いアドレスは内部ネットワークに侵入不可(偶然ポート番号を当ててきた場合は除く)。ただし、外部に閲覧させたい情報を見せられないため、手動でNAPTテーブルに変換を記憶する場合もある。
また、FTPを行う場合も注意が必要。データ部分にも送信元のIPアドレスとポート番号が記述されているが、変換されない。FTPはデータ部分にあるIPアドレスを使用して通信を行うので、通信が不可になる。

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ビックデータ活用事例

日経コンピュータの記事から。
スマートフォンの普及により情報収集が容易になり、クラウドの進化でデータ分析に必要なITコストが劇的に下がった。ビックデータを以下の3つの観点から探る。

①データを自ら生み出す
スマートフォンの位置情報やtwitterの呟き等、現代は「データを自ら生み出す」時代になった。旧来は収拾出来なかったデータが生み出される事になる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20120425/393365/

【ウェザーニューズ、30万人の携帯電話が気象レーダーに】
気象情報サービス大手「ウェザーニューズ」が、約30万人の有料会員「ウェザーリポーター」からの情報を天気予報に活用している事例。
リポーターから天気や場所に加え、メニューから体感気温や「曇ってきそう」といった個人的な予想を収拾する。気象レーダーのデータからの情報と組み合わせる事で12時間以内の短期予報の精度が向上した。

【野村総研、13億kmのデータで渋滞を的確に予測】
現在主流の車載型カーナビは、VICS(道路交通情報通信システム)情報を基に、渋滞を予測する。そのためVICSセンサーが設置されている、幹線道路の情報しか活用出来ない。 野村総研は、全国のタクシー会社と契約し、約1万3000台の走行情報を収集する。毎分6万件の走行データがアップロードされ、それを即座に解析して15分単位で情報を発信している。裏道を含めた渋滞情報の予測が可能になった。

【日立プラントテクノロジー、ゴミ処理場が発生源、制御システムを監視】
ゴミ処理場のクレーンの位置や荷物の重さなどのデータを収集する事で、ブレーキなどの部品が寿命を迎える時期を予測する。

【エスエス製薬、つぶやきを分析し風邪の流行を予測】
エスエス製薬が2011年11月に公開したWebサイト「カゼミル+」は、Twitter上で流れる膨大な呟き(ツイート)を収集し、近い将来の風邪の「話題度」を予測する。抽出したツイートを週間天気予報と組み合わせ、向こう一週間の「カゼ話題度」を予測する機能もある。

【がんこフードサービス、会計分析では手遅れ、現場でデータを作る】
飲食店の現場で同時多発的に起きる事象をデジタルデータとして見える化し、会計データや顧客アンケート等と組み合わせて分析する。
例として産業技術総合研究所と共同で実施した、従業員の行動観察実験がある。仲居が着ている帯に、加速度センサーやジャイロセンサーを内蔵した端末を装着。店内でどのような行動を取ったか、追跡した。POSデータと組み合わせて分析すると、顧客が増えて注文が殺到する時間帯に、無駄な作業が多く発生する事が判明。

②データが語り出す
データ収集と分析の価格低下、通信手段の多様化により、旧来の企業情報システムの「外側」にある有意なデータを、収集出来るようになった。既に保有する情報と掛け合わせる事で、従来は分からなかった情報が分かるようになる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20120425/393364/

【トリンプ、その商品をなぜ買わない、試着データに商機潜む】
世界最大級の下着メーカーであるトリンプ・インターナショナル・ジャパンでの事例。顧客が試着した商品の内、購買されなかった商品に着目。比較検討データから推測される顧客の意図を、CRMデータと組み合わせて分析する事で、顧客が購買に至るプロセスや、買わなかった理由等の「ストーリー」を探る。

【JR東日本ウォータービジネス、2億本の販売データから
 「おやつ需要」見抜く】
「Suicaポイントクラブ」の会員データから、夕方に甘い飲み物を買うのは、女性よりもむしろ男性、特に30~40代が多い事を解析。「次世代自販機」として、前に立った人の顔から性別や年代を判別してSuicaのIDIと組み合わせて分析し、薦め商品を提案する仕組みを導入する?

【ローソン、行動履歴を連動させ、購買ストーリーを探る】
ローソンは共通ポイントプログラム「Ponta」に参画。約3700万会員の購買データを保有。ヤフーは約2600万人にIDを発行し、Webサイトの閲覧や検索などネット上での行動履歴を蓄積している。ネットの行動履歴と商品の購買履歴を組み合わせて分析する。

【ジャパネットたかた、レスポンスを高め、データ爆発に備える】
ジャパネットたかたは、2011年8月、ストレージ基盤を刷新した。顧客がどんなステップを踏んで購入に至ったか。途中で断念した人の動向も分析する。そのためには生データを分析する必要があり、5年後には扱うデータ量が100倍になるとしている。

③データを深掘りする
男/女といった単純な分類ではなく、Webサイトのアクセス履歴等を高頻度で分析精度が向上する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20120425/393363/

【ドワンゴ、毎日100GBのログを読み、無理せず有料会員増】
「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの事例。一日あたり約100ギガバイト(GB)の動画がユーザーから投稿され、累計で400テラバイト(TB)近くの動画データを蓄積している。アクセス履歴を分析する事で、顧客の好みを分析する事で、有料会員を増やす。

【リクルート、高精度のデータを示し、事業部門の意識を変える】
リクルートの中古車情報サイト「カーセンサーnet」の事例。中古車の行動履歴を分析する事で、集客向上に繋げる。

【Platform ID、8500万の行動履歴10TBを日次分析】
オプトとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が共同出資するPlatform IDの事例。WebブラウザーのCookie情報を基に、8500万のユニークブラウザーを解析。利用者の興味を推定し、130種類に分類し、広告を配信する。

【楽天トラベル、営業強化ツールを宿泊施設向けに提供】
楽天トラベルは、2011年7月から、登録宿泊施設向けに「オンハンド予約分析ツール」の提供を始めた。将来の予約状況(オンハンド)を把握し、前年と比較した稼働率などのデータを分析。

【SNSと株価との相関関係を探るカブドットコム証券の挑戦】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/ActiveSP/20120720/410333/

 TwitterやFacebookといったソーシャルメディア(SNS)等の風評を株価予測に利用する。2011年末から行われている検証分析では、46社の銘柄に対して関連するキーワードを各社1000個程度、合計で約4300個に絞り込み、Twitter上から関連する情報を収集して相関分析を行っている。処理の対象となるTwitterの情報は1日約900万行にも及び、2カ月間で2億件の情報に対して約4万3000件のマイニング処理が行われた。

【NYSE Euronext 26時間を2分に短縮しデータ活用の可能性を広げる】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/ActiveSP/20120720/410406/

ニューヨーク証券取引所とユーロネクストの合併で誕生した世界最大の株式市場運営会社である「NYSE Euronext」の事例。
NYSE Euronextでは、1日あたり約3~4テラバイトのトランザクションデータが発生し、データベースに蓄積されている12カ月分の取引明細データは約2.5ペタバイトにになる。このデータ量は毎年2倍以上のペースで増えつつある。
対処するため、データウェアハウス専用アプライアンスを導入。複数のコンピュータが同時に並列処理を実施する事で、高いパフォーマンスを実現する。

【ストリーミング・コンピューティングの可能性】

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/ActiveSP/20120720/410284/

ストリーミング・コンピューティング:大量のデータをリアルタイムに分析可能なテクノロジー。収集したデータをディスクに保存する前にリアルタイムに処理して分析する
気象データの変化やスポーツ選手のパフォーマンスの状況のモニタリング等、リアルタイムのデータ処理に活用可能。

*********

カブドットコム証券の事例が特に面白かった。かつて「数値情報」では「感性」を表現出来ないと聞いた事がある。風のそよぐ感じ、朝日を見た時の感慨、記念日に考える事等は定性的な情報であり、定量的な情報には変換出来ないのだそうだ。

それが正しいか誤っているかは分からない。

ビックデータを活用する試みとは、定性的な情報を定量的な情報に変換する事を目指しているのだろうか?

それなら、その逆の変換も可能になるだろうか?

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周囲の人間の男女交際の記憶

発達障害者に関するソーシャル・スキルの本を読んでいると、男女交際についての記述があった。
以下が課題になるらしい。

・異性とどのように付き合うかを具体的に知る。
・自分の行動によって異性がどのような気持になるかを推測する。
・好意を示す行動と、付き纏う行動の違いを知る。

周囲に異性との付き合いにおいて問題がある発達障害者が存在する場合、「自らが我慢する」、「他者の行動を禁止する」という極端な対処ではなく、信用が出来る人間を介して、相談相手にする方法が有効であるらしい。学校生活においては、教師が望ましい関係を具体的に教える事なのか?

その場合、対象となる発達障害者本人が、「他者の援助を求める力」、「悩んだ時に相談出来る力」を持っている事が重要になる。

********

読んでいて思ったんだけれど、男女の関係というのは「発達障害」に関係なく、誰もが馬鹿になってしまうのではないかな?僕は自分を「ストーカータイプ」の人間だと思っているけど、昔から周囲に「ストーカーされるタイプ」の男性が一人はいた気がする。

以下、何となく書く事。フィクション。

【中学生の時の事】
同じ中学にM君という同級生がいた。アニメージュを定期購読しており、好きな声優の話をしていると、30分くらいは止まらなかった。そんなM君とのある日の会話。

M「ねえ、隣のクラスにさ、Tさんっているじゃん。あの人、怖い」
僕「?????」
M「何かさ、俺が学校から帰ろうとすると校門にTさんがいるんだよ。
  それで俺の事をニヤニヤしながら見ているんだ。
  で、休日に俺が遊びに行った先にTさんがいるんだ。
  そこでも、俺の事をニヤニヤしながら見ているんだよ」

Tさんは、当時の言葉ではコギャルに分類される女の子だった。独身の男性教師をからかうのが好きで、「腕、組んで良いですか?」と男性教師に語りかけ、OKされると、一人で腕組みをして、その話を学校中に言いふらすのだ。

それから数日が経過してM君がTさんに呼び出された。怯えるM君に頼まれて、僕と同じクラスのS君、G君が物陰から見守る中、やって来たTさんはM君に言った。

「私の事、好きなの?」

あの時の恐怖に引き攣ったM君の顔を忘れる事が出来ない。

【高校生の時の事】
同じクラスにKさんとI君という人達がいた。
Kさんは、女性ながら剣道の有段者で武士のような趣があった。Kさんは、I君に興味があるようで、時々、僕に対して以下のような事を言っていた。

「I君って性格も良いし、格好良いし最高の人よね」
「I君だったら、そんな酷い事はしないよ」
「ア君とI君て正反対のタイプに見えるんだけど、何時も、どんな話をしてるの?面倒見てもらってるの?」

では、僕とI君がどのような話をしているのか?それはKさんの悪口なのだ。

「Kってさ、耳と尻尾をつければ、猿として動物園にいれられそうだよな」
「Kのあの笑い顔がムカツク」
ETC。

I君の名誉のために言うと、彼は女性全般が嫌いなようだった。周囲に良く知らない人や女性が存在しない場合、彼の話の80%は女性の悪口となるのだ。何故、あそこまで女性を憎むのか当時の僕は不思議だった。

周囲に存在する人間によって彼の語り口は変化するので、気がつかない人の方が多かったのだろうか?

唯、確かにKさんの話を聞いていると、彼女が語るI君の人物像があまりにも現実離れしており、I君は変な所でサービス精神旺盛なので、期待される役割を果たそうとしてしまうところがあり、そこが女性を憎む理由だったのだろうか?

********

他にも大学生の時、社会人の時と、男女関係は奇奇怪怪だ。以下は上手くいった例と、上手くいかなかった例。

【上手くいった例】
会社の同僚A君との会話。
A「俺さ、Sと付き合う事になったんだ」
僕「ふーん」
A「聞いてくれよ。この間、Sに皆で初日の出を見に行こうって
  MとかUと一緒に誘われたんだ。
  で、当日になったら二人とも都合が悪くなったとかで
  来ないんだよ。
  嫌な予感がしたんだけど、Sの車で海岸まで行って、
  初日の出が出る2時間くらい前に告白されたんだ。
  でさ、断っちゃったら初日の出が出るまで何をしてれば良いか
  分からないじゃん。それにSの車で来てるから帰してもらえない
  かもしれないじゃん。だからOKしちゃったんだ」
僕「それは上手いやり口だね。退路を断たれてしまったんだ」

【上手くいかなかった例】
新人時代に、同僚のA君、Wさんと飲みに行った時の事。
飲みの終わりに携帯電話の番号を交換し合う事になった。最初にA君とWさんが番号を交換し、僕がWさんと番号交換をしようとすると、以下のような事を言われた。

「やだなあ、ア君には電話番号を教えてあるじゃない。お酒飲み過ぎて忘れちゃったの?」

その瞬間、A君がWさんの携帯電話を引っ手繰り、写真機能を利用して、僕の写真を撮影し始めた。

「それならアの姿を映像でも記録しようぜ」

調子に乗って僕がポーズを取っていると、Wさんが叫ぶ。

「イヤー!!」

そんなに嫌なら、後で削除すれば良いじゃないか。

後になってA君に話を聞くと、以下のような事を言っていた。

「俺、あの日さ、Nさんが来るって言うから飲みに行ったんだよ。そしたらWの奴、直前になってNちゃんは都合が悪くなって参加出来ないとか言い出してさ。あいつ、嫌われてるんじゃないの」

***************

おかしな行動を選択してしまうのは、発達障害者に限った話ではないのではないかな?

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2桁の思考と3桁の思考

思考の範囲とは何か?

『いかにして問題をとくか 実践活用編』(芳沢光雄著)の「1 帰納的な発想を用いる」P9~P17より。

帰納とは、観察や事例の組合せから一般的な法則を導き出す手続きである。この時、観測対象が1~2個なのか、3以上の個数なのかは重要な差異になり得る。

ドミノ倒しの例について記述されている。使用する牌の数を「2」とするか「3」とするかは重要な違いだ。

・「2」個の牌を使用する場合
 倒す牌と倒される牌の関係しか観測出来ない。

・「3」個の牌を使用する場合
 1つ目の牌によって倒された牌が、2つ目の牌を倒し、2つ目の牌が
 3つ目の牌を倒す。
 ⇒倒されると同時に倒す牌の存在を観測出来る。

つまり、1~2個の因数だけでは特殊事例だが、3個以上の因数を把握すると概念を一般化出来る。牌Aが牌Bを倒す事を理解しただけでは、数百万個のドミノ倒しを想像出来ない。牌Aによって倒された牌Bが、さらに牌Cを倒す事を理解すれば一般概念を構築出来る。

P14では、掛け算の例について記述されている「2桁同士の掛け算」と「3桁同士の掛け算」について。

ケース1:2桁同士の掛け算

     76
    ×49
    684
   304 
   3724

⇒最初に「6 × 9 = 54」を計算し、計算結果54の十の位である5を、次に行う「7 × 9 = 63」に加える。

ケース2:3桁同士の掛け算

    493
    ×738
   3944
  1479
 3451 
 363834

⇒最初に「3 × 8 = 24」を計算し、計算結果24の十の位である2を、次に行う「9 × 8 = 72」に加える。72 + 2 = 74となり、その十の位である7を、次の次の計算である「4 × 8 = 32」に加える。

⇒牌が3個以上のドミノ倒しと同様に、「9 × 8 = 72」の計算部分では、前の計算結果から2を受け取る処理と、次の計算結果に7を渡す処理の両方が発生する。

********

「2桁の思考」と「3桁の思考」は異なるものなのだ。人間の思考は、どちらか一つだけしか選択出来ないと仮定したらどうだろう?

要因Aが要因Bに影響を与える事を理解する者と、要因Aによって影響された要因Bが、要因Cに影響する事を理解する者とでは異なる見解が導き出される事になる。

ケース1:米国からメキシコへの経済援助について
現在、米国に流入しているメキシコからの不法移民の問題を解決するために、以下を考えたとする。

①メキシコに経済、技術援助を実施する。
    ↓
②メキシコが経済的に豊かになる。
    ↓
③米国への不法移民が減少し、米国内の失業率が改善する。

ケース2:自由貿易の推進について
国内の産業を振興するために、以下のように考え、自由貿易を推進するものとする。

①国内の関税制限を撤廃する。
    ↓
②海外からの輸入品により、国内の物価が下がる。
    ↓
③消費者の可処分所得が増加するため、国内で生産している
 高級品の需要が増加する。

上記のケース1、ケース2の双方ともに、2桁の思考を行っているのか、3桁の思考を行っているかで、受け取る印象が異なると思う。

2桁の思考を行う者は、ケース1、ケース2において①→②の流れしか理解出来ない。だから①が自国の利益になる事を理解出来ない事になる。

では3桁の思考を行う者が賢いのかというと、そうとは言い切れない。「風が吹けば桶屋が儲かる」、が実現する可能性は低い。因子の数が増えれば増えるほど、事象は複雑化し、確実性は低下する。

だから3桁の思考から発生した意見を2桁の思考で分析すれば、そこには暗黙の了解や前提条件が存在し、あり得ない意見を行っているように見える。

それでも2桁の思考が正しい事にはならない。先を予測する事、全体を包括的に見る事は意見交換において必要不可欠だ。

凝視する者と鳥瞰する者は、両方が正しいし、両方が間違っている。思考の方法論を選択する事は出来ないし、自らを本当の意味で客観視する事は不可能だ。

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論理的に間違える理由は何なのか?

今日も疲れている。何もしていないのにどうしてなのか?

以下、何となく考えた事。

論理が間違う理由。

『数字で考える』という言葉を読む事が多くなった。「私の主張は△△に書かれている◎◎という数値が根拠になっています。対して反対派の意見には根拠がありません。だから私の意見が正しい」

こういった主張には違和感を感じる。その理由は以下の通り。

①見えない情報の存在
知らない事をどのように処理するのか?
例えば株式投資を行う場合、投資先の企業の財務諸表を調べる事になる。しかし財務諸表は、対象となる企業が自分で作成するものであり、自らに都合の良いように作成している可能性が高い。
会計士が内容をチェックすると言っても、そもそも財務諸表の作成方法は曖昧な部分があるので、完全に信用は出来ない。
上場企業の利益は、奇妙に揃っている事が知られている。利益を出したのに税を逃れるために損を出した事にする企業、損失を出したのに報酬を正当化するために利益を出した事にする企業。

自らが知る事が出来る情報が全てであり、且つ、正しいとは限らない。

②数値化出来ない情報の存在
「美醜」、「感情」、「直感」、「練度」、「善悪」等の数値化出来ない情報の存在。
人間Aと人間Bにそれぞれ100万円ずつ手渡しても、彼らがお金をどのように使うかを予測する事は出来ない。また、使用用途を評価するには「善悪」等の基準を設ける事になるが、それはどのようなものか?「善悪」は実物としては存在しないが、それは内面において存在すると確信してしまう。

③用いる理論の正当性の問題
何らかの理論を用いて事象を把握する事は可能なのか?
この事で引き合いに出される事が多いのは「罫線分析」だ。株価が何らかのパターンに基づいて動くと考える理論。存在自体が怪しまれているが、存在するものとして親しまれている。

「理論」というもの自体にまつわる問題だ。人間の心の構造上、何らかの理論を信じてしまうようになっている。何かを疑う場合、正しいと信じられる基盤が必要だ。

④範囲の問題
全体は無限であり、どこかで思考の範囲を区切る必要がある。
会社では「課」、「部」、「事業部」、或いは「親」、「兄弟」、「親族」、又は「宗派」、「国」、等。無意識的、意識的に影響範囲を区切ってしまう事になる。

この問題は難しいけれど面白い。人によって思考の範囲が違うのだ。思考範囲の広い人間から見ると、狭い人間は妄執に取り憑かれているように解釈されるし、思考範囲の深い人間から見ると、浅い人間は何も感じていない事になる。

北斗七星は、ある程度視力の弱い人間にしか見えないという意見がある。詳細化して見ると、星は8つある。広範囲を見れば、様々な星があり、7つに区切る意味は無い。それなのに、星座は存在するものとして扱われる。

***********

扱う理論、数値を揃えた場合でも意見が一致しない原因は、影響を与える主体と受ける主体の転換を認識出来る人間と出来ない人間の違いだろうか?

思考の範囲の違いから発生する意見の相違にはいかなるものがあるのか?

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社会性はどのように発達するか

各年代における社会性の発達。本からのコピペ、抜き出し、意訳。

【幼児期】
乳幼児:
親との関わりが人間関係の中心(特定の大人)。

2~3歳:
同年齢の仲間との遊びに興味を持つようになる(保育所や幼稚園)。
並行遊び = 一緒に遊んでいるのでなく、それぞれが別々に
       遊びをしている。
⇒仲間に興味を持つが、自分中心であり、イメージの共有や調整が出来ない。

3~4歳:
仲間と一緒に遊ぶようになる。ままごと等で役割分担が出来るようになる(役割がある遊び)。異なる自己主張が衝突する事で、自分と違う他者の存在を理解する。「けんか」が発生する。この時期に他者との調整方法を習得出来るか?

4歳以前の子供は、直接認識出来るものと、その背景にある状況を区別する事が困難。4歳以降に他者の思考・感情・意図を認識出来るようになる。

4~5歳:
ストーリーやルールのある遊びが可能になる。3~4歳の時より長く遊ぶようになり、相手の提案と自分の欲求を調整出来るよう交渉の方法を身につける。

4歳で鬼ごっこやチームに分かれた競技が可能になり、5歳でじゃんけんや陣地取りゲームが可能になる。

幼児期の生活は「遊び」と「生活(食事、睡眠、着替え、ETC)」で成り立っており、「遊び」を通じてルールや他者の視点や立ち場を考える事を学ぶ。

【小学校低学年期】
小学校に入学する事で社会環境に変化が訪れる。

以下の4つのソーシャルスキルが必要になる。

①他者の認識
 他者の性格や能力を認識出来るようになる。
 興味・関心が似ている者と友人になる。
②他者の行動の判断
 8~9歳を境に、他者の気持ちを捉えた上での判断が可能になる。
③ルールの理解と行動する際の基準
 社会的なルールの把握。仲間のルールに自らを合わせようとする。
④実際の行動と自分への振り返り
 自分の行動を他者がどのように思うかを予測するようになる。

【小学校高学年期】
善悪の判断が身に就く。社会的規範に基づき、判断する能力。法律についても学習し、権利や義務の概念も習得していく。

低学年期よりも、仲間同士の結び付きが強まる。自分達のルールや約束事を決め、行動するようになる。低学年期には見られなかった少数のグループの形成が見られる。価値観を共有可能な親友へと発展していく基盤形成の時期。

同時に、価値観の異なる人間との関わりもあり、自分の感情を調整する能力の発達が期待される。学年や地域社会等の大きな集団の中での自分の役割や対人関係についての理解。

認知能力の発達により、低学年期に見られた過大な自己評価が修正され、客観的に自己を評価可能になる。それによって他者と自分を比較するようになり、友人からの評価や期待を意識して行動する。親よりも友人からの評価が重要。

【中学校期】
思春期においては『自己』が意識される。
自己は以下の3要素から形成される。
 ①自己評価 :自分の能力、性格、興味、関心を自分で評価する。
 ②自尊感情 :自分自身を価値あるものとする感覚。
 ③自己効力感:行為の主体は自分であり、他者からの要請に
        応えながら自分で統制出来るとする確信。

思春期の心理的特徴は以下の7点。
①自我が発達し、自分を強く意識し、自己主張する。
②内面的世界の発達。
③物事を鋭く感じ取る。
④具体的思考から抽象的思考への転換。
⑤分析力、批判力の増大。
⑥親や教師への依存が減り、自立心が発達する。
⑦性的関心が高まる。

思春期的危機として以下の4点がある。
①心身の急激な発達により、心理的バランスが崩れる。
②等身大の自己と直面しなくてはならない機会が増える。
③大人は自分の問題解決に役立たないと知る。
④(他者との違いなど)見えないものが見えてくる。

人間関係が互いの思考や感情を推測しながら相互作用している事に気付く。自己との戦いが自己理解、自己受容へと至るか?

発達障害者は、他者との関係から自分を位置付ける事が困難。自己モニタリング = 自分の行動を他者の視点から客観視し、行動を修正、調整する能力は習得出来るのか?

【高等学校・青年・成人期】
狭いフィールドから多種多様なフィールドに向かう時期。自分の価値観や個人的・性的な自己同一性を確立し、生きていくための技能、能力を手に入れる。

自分の裁量で判断し、行動した事に責任を負う事が求められるようになる。

自分を取り囲む「社会」が広がる事により、場面や状況に応じたルールの変化への順応や、自らルールを作り出す事が必要になる。「職場」においては、独自の風土や暗黙のルールが存在している事が多く、それに適応していく事が必要。そのためには他者の気持ちの推測、相手の都合への配慮、対人関係が円滑になる気配り、状況に応じた言葉の変化、ETCの能力が重要になる。

「聞く」、「話す」といった意志疎通の基本となる技術を高度化していく事になる。ストレス処理の能力を手に入れる事は可能か?

・断られた時の対応力
・非難・苦情への対応力
・和解する能力
・問題解決策を選択する力
・解決策や対処法を自己評価する力
・ETC

********

上記のような社会性の発達が出来なかった発達障害者に対する訓練とはいかなるものか?以下の手順で行う。

①求められる社会的行動の特定
 日常で頻繁に遭遇する場面を特定化する。
 どのような状況のどのような行動が過大となるかを特定し、
 そのようになる原因を考える。
②本人に対する説明
 言葉だけでは難しい場合、絵・写真・ビデオを使用する。
 例えば、相手の表情を読み取る事が苦手な人に対しては、
 写真を利用して、相手のどこを見れば表情を読み取る事が
 出来るかを指導する。
③実際にどうすべきかを考える
 指導する側が本人の行動特性を考えて、課題となる状況で
 どのように行動すべきかを考える。
④フィードバック
 どの点が良かったか、どの点が悪かったかを具体的に説明する。
 上手くいかなかった場合、原因や方法論や誤っている可能性を
 検討する。

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睡眠のリズムが乱れている

ここしばらく睡眠のリズムが4:00~7:00、17:00~18:30、という前のペースに戻っている。

0:00近辺で眠ろうと思っても眠る事が出来ない。

起きている間、頭がはっきりしないのが辛い。時間があるから何かをしたい。それなのに何もしていない。

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涼宮ハルヒシリーズ

自閉症者(アスペルガー者)の世界観で語られるとされるライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』について。さすがに、その解釈には無理があるのでは?

以下はWikipediaへのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%BC%E5%AE%AE%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%92%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

【あらすじ】
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

高校入学早々、この突飛な自己紹介をした美少女・涼宮ハルヒは「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。
団員として集まった主人公以外の3人は、それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者であり、主人公とSOS団の団員達は、非日常を待ち望んでいるハルヒ本人に事実を悟られないように注意しつつ、日常的なトラブルに対応する事になる。

【解釈?】
以下、聞いた解釈を書いてみる。
「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者」を団員として募集している。主人公以外の3人は、それぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者である事から、異世界人の役割は、(おそらく無自覚的に)主人公が担当しているものと解釈される。

文体の特徴として、主人公の一人称で語られる物語であるが、「」で括られたセリフと地の文の区別がつかない事がある。主人公の内面的な独白に対し、他者が応対する場面が多々見られる。

主観と客観が分離されていない。その事に主人公が違和感を抱かずに、当然の事として受け入れる。これは主人公が「サリーとアンの課題」 = 自己の視点と他者の視点の相違をクリア出来ない事、そして出来ない事に気づいていない事を示唆している?

ハルヒ=積極型、長門=孤立型、キョン=受動型の自閉症者として解釈されるとしている。さらには、全てが主人公の独白である事から、第三者的に見た場合、記述とは異なる事象が発生している可能性があり、全てが孤独な自閉症者の妄想であるのかもしれない?

*********

この解釈には無理があるんじゃないかな?

「発達障害」という単語が一般的になり過ぎて、何でも「発達障害」に当て嵌めているように感じてしまう。

関係無いかもしれないけど、作者の別の作品『絶望系 閉じられた世界』も、「信頼できない語り手」による独白の形式ををとる。天使、悪魔、死神、幽霊という非日常的存在、異常を呼ぶ少女、記憶を失くしながら同じ時を繰り返す話等、『涼宮ハルヒシリーズ』と共通点が多い?

以下はWikepediaの記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E6%9C%9B%E7%B3%BB_%E9%96%89%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%B8%96%E7%95%8C

作者の当初の計画では、『絶望系 閉じられた世界』のような感じで話を広げていくつもりだったのか?

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頭が痛い

今日も頭が痛い。

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