漢方医学について

エコノミスト(2012.8.7)のP26~P29からの抜き出し、意訳。

以下はWikipediaの漢方医学の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E6%96%B9%E5%8C%BB%E5%AD%A6

『漢方医学』は約2000年前に始まった古代中国の医学が6~7世紀頃に日本に伝わり、江戸時代に解釈を加え発展した伝統療法。

【西洋医学との違い】
西洋医学:病気の原因や部位を特定し、薬での治療や切除を行う。
漢方医学:症状や身体の変化等の人間の反応に注目し、
     自然治癒力を高める治療を行う。

⇒人間に注目するため、漢方医学では患者の体質パターンを
 大きく以下の2パターンに分ける(中間証の人もいる)。
 
 ①実証:体格が良く胃腸が丈夫な人。
     ⇒毒を排出する薬を処方。
 ②虚証:痩せ型で胃腸の弱い人。
     ⇒体力を補う薬を処方。

【中医学、韓医学との違い】
中医学 :医学理論に重点が置かれ、症状毎に原因を想定して
     解釈を行い、その結果として処方を決める。
漢方医学:原因を問わずに、患者の症状から処方を決定する。

漢方医学においては、患者の症状別に治療方法をパターン化している。患者の体質や症状の個別性を重視する中医学では患者のグループ化が困難である(患者の症状が同じでも違う原因があるかもしれない)。

漢方医学の日本的特徴は、江戸時代中期の医学者、吉益東洞(1702年~1773年)の『万病一毒説』に基づく?病気の原因やメカニズムは分からない。仮想・空想病理によって原因を仮定する事も信用出来ない。だから万病の原因は不明だが1つとする。原因を問わないで、症状と治療方法を結びつける。

以下はWikipedIaの吉益東洞の記事へのリンク。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%9B%8A%E6%9D%B1%E6%B4%9E

原因やメカニズムに注目せず、症状により治療方法をパターン化する思想には以下の利点がある。

【エビデンスの検証が可能】
薬の効能の科学的根拠を検証を行うには、患者をランダムにグループ分けし、薬を投与したグループと投与しないグループを比較検証する必要があるが、患者一人一人の体質の違いを重視する中医学では、グループ分けが困難である。

【コストパフォーマンス】
症状から薬を処方出来るので、学び易く、普及し易い。救える人数と費用から考えれば、漢方医学の方法論は専門性の高い中医学よりも優れている可能性がある。


そして、上記の利点は不利点にも繋がる。
パターン化が困難な奇病、難病については、個別性の高い中医学の診断法が有効?

各地域によって様々な治療方法があるのだ。現在、国際標準化機構(ISO)を舞台に進めている中医学の国際標準化は多様性を消し去るだろうか?

現在の中医学は中華人民共和国成立後に、1958年の南京中医学院の教科書を土台に、各地方の伝統医学を1つに標準化したものである。
標準化は、各々の伝統医療を一体化させ、長所を消し去るかもしれない。長所を認め合い、協調する事は可能だろうか?

**********

各地域毎に異なる思想から医療が発展している。民族的な特性の原因は何か?おそらく有効性よりも、『正しさ』の規準が各地域によって異なった事が差異の理由と考える。

同一の文化背景を保有していても、思考様式の違いは様々な差異を生み出す。理解の原因は何か?納得感の正体は何か?倫理観から論理、直感に至るまでの因果律を言語化する事は可能か?出来たとしても、それは本当に現実に適用する事が出来るのか?

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何かをやろうとする事が難しい

自分で目標を立てて実行する事が難しい。

僕は後ろ向きなので、失敗するリスク、諦めるリスクが見え易い。

会社員をやっていると、誰かが指示を出してくれるし、成果を保証してくれる。
集団に所属していれば、守るべき規範や慣例が存在する。

何者でもないという事は、それらを自分で考えなくてはならない。自分がやっている事は正道から外れた行為なのか?後になってから馬鹿な事をやっていたと思うのだろう。

が、ともかく出来るところまではやってみる。

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論理について

BLOGを作っているけど難しい。

他の人の作ったBLOGを見ると、他の人から意見を取り込む仕組みを作っている。労力をかける事を目的化していない。成果物を作る事を目的にしている。

ともかくプログラムは根本から作り直す。今のままでは使い物にならない。上手くいったとして完成は一ヶ月後か?

その間、不完全でも少しずつ作っていこうと思っている。

相手の意見を取り入れる事。独自性に拘らない事は自分にとって難しい。出来ない訳ではないと思う。

関係ないけど以下はWikipediaの論理に関する記事。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E7%90%86

僕は基本的にはBLOGのコメントに返事をしないようにしている。意思疎通に疲れてしまうというのもあるが、最大の原因は相互の情報伝達に不安があるからだ。書いている事が思いもよらぬ解釈をされるし、又、自分自身も相手の意図を正しく解釈出来ないという確信がある。

心理カウンセラーの意見として、僕のこうした傾向は幼少期からの家族との関係に原因があるとしていた。自分の意見が正しく解釈されない、或いは全く別の観点から否定される。周囲の人間の意図を理解出来ない経験が積み上がっているのか?

僕の家族は1人を除いて論理的思考の持ち主達だ。

論理的思考の前提条件として以下の2つがある?

①同一律:一貫性の原則
 (ある存在、理論、思考は環境の変化や経年によって変化せず、
  それ自身であって他のものではない)
②矛盾律:思考により正解に辿り着ける
 (ある意見が真であると同時に偽である事はない)

【ケース1】
A「◎◎をやれ」
僕「嫌だ。やりたくない」
A「嘘だ。やりたくない場合、そうした顔にはならない」
僕「やりたくないって言ってるだろ」
A「今はそうかもしれないが、現実にやり始めると楽しそうな顔に
  なるんだよな」
僕「顔ってなんだよ」
A「お前は可哀想な子供だよ。そうやって楽しい記憶を捻じ曲げて
  嫌だった記憶に変換してしまうんだ」
僕「だから嫌だって言ってるだろ。
  歯を折ったり、歩けなくなるのは嫌だ。
  都合良く記憶を書き換えてるのは、そっちだろ」
A「そんなはずはない。
  何故なら、俺は鮮明に記憶を保っているからだ。
  俺が正しい以上、お前が間違っている。
  だからお前は喜んでいるんだ」
  (以下、僕が承服するまで会話が続く)

【ケース2】
家に帰ると、誰も見ていないテレビの電源が入りっぱなしになっている。電源を消すと殴られる。
僕「何で殴るんだ?」
B「テレビを消すな」
僕「誰も見ていないじゃないか」
B「電気をつけるのが面倒くさいだろ」
僕「・・・・・」

**********

僕は家族の事を変な人間達とは思わない。僕から見れば、周囲の人間は全てがそういった存在だ。

子供の時から僕は意思疎通が出来ない子供だったし、その原因は僕の「姿勢」の問題とされてきた。ヤマギシ会や劇団、サッカークラブ、ETCでも、そういった事を言われ続けてきた。

確かに僕は、そうした迷信を信じていた。そして同時に疑問もあった。

本当にそうなんだろうか?

そう思っていた原因は、僕から見ると周囲の人間同士の間でも意思疎通が成立しているようには見えないからだ。この感覚は理解してもらえないだろう。人間は野生に近づけば近づくほど残忍になると、僕は思っている。閉鎖された集団の中での虐待は悲惨だ。僕自身が酷い目にあった事はないが、そう思っている。明るく元気な子供作りを奨励する集団の中には、必ず、その集団に依存して外部の世界に出ていけなくなった人間が存在していた。明るく元気な人間なんて存在しないんじゃないだろうか?

中学生の時に所属していた集団では、犯罪者に関する本を読む事が奨励されていた。その生い立ち、心理傾向、当人の置かれた状況、犯罪者になった原因、ETC。

そして多くの本は以下のように結論付けられている事が多かった。

「こうした犯罪は犯人が自分自身と向き合っていれば防げたかもしれない。問題のある家庭環境、無力な自分、将来への展望が無い事、ETC。傷つく事を恐れて逃げる甘えた姿勢が犯罪の原因なのだ」

本当に?

当時の僕が恐怖していたのは、そうした犯罪者達の思考パターンが家族、教師、クラスメート、ETCといった周囲の人間達の思考パターンと酷似している事だった。

・自分がこうした事をオモイヤリに基づいてやっているのだ。行動の原因がオモイヤリなのだから、お前は俺に感謝しなくてはならない。感謝しないのなら、それは人間的に間違っている。

・無理矢理にでも対象の中に愛を埋め込む。一度でも感じさせてしまえば、自らに引け目を感じ、奴隷のように扱う事が出来る。

********

全ては書けないし、書いたところで納得する人間は存在しないだろう。

僕は人間が自らの主体性に疑問を感じないのは、所属する集団に支配されているからだと思っている。ある人間が『A』という意見を正しく感じるのは、所属する集団が『A』を正しいと規定しているからだ。だから『B』が正しいという集団に移転すれば、容易く人間は意見を変える。

僕は、そうした事例を日常的に見ている。奇妙に思うのは、その意見の転換に気がつく人間が、あまりにも少ない事だ。何故だ?

僕はスタンフォード監獄実験を信じる。心理実験上、看守の役を割り当てられた人間は看守のように行動するようになるし、囚人の役を割り当てられた人間は囚人のように行動する。それは無自覚に行われ、その異常に気がつく事は出来ない。

そうした現象は特殊な心理実験において発生するのではなく、今、この瞬間に発生している。僕達は自分自身を演じている。その事を自覚する事は出来ない。そもそも自覚する自我など存在しない。周囲の環境から切り離された『自我』は存在しない。人間は遺伝子と周囲の環境との相互作用の産物だ。

**********

やっぱり上手く書けないな。

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一日中マインスイーパーをしていた

気がつくと一日中マインスイーパーをしていた。

何時間を費やしたんだろう?

以下は考えている事。

①豪ドル
豪ドルが上昇している。随分とポジジョンに損が出ているけど、どうしようかな?適当に順次の損切りをしよう。

②株
買い時だと思っている。具体的な銘柄選別は無しにして、インデックスファンドを物色しようか?原子力関連、情報産業、或いは実物資産か。資金には未だに相当の余裕がある。どうするか?

③別のBLOGについて
材料を用意している。どのくらいの収益に結びつくだろうか?株・FXだけでの収益は年間で100万円~300万円だろうか?ただし安定的な収益は望めない。順次、個人間金融に資金をシフトしていくべきか?小学から試してみる。
どちらにしても、収入の柱が3本は必要だ。

*********

考えていると確かに現実感がないのだ。組織内で上手くやっていけないなら、組織外で自活するしかない。関連する情報を集めていると、確かに騙そうとしているように感じられる。

しかし、いつかは試みてみるしかない事だ。上手くいかなければ、上手くいかにで終わる。リスクが無いのなら、やってみるしかない。

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久しぶりにプログラムを組んでみる

久しぶりにプログラムを組んでみる。予想以上に面倒くさい。

このBLOGとは別のBLOGも開設した。目標収益は月間1万円かな?

アフィリエイトやインターネット・オークションの本を読んでいると、それらの手法で稼ぐには『変化を止めない』事が大切なのだと思った。

1つの手法が上手くいっても、他の人間が真似をすると陳腐化してしまう。

例えば、インターネット・オークションを使用して稼ぐ方法で、現在、各種の媒体で取り上げられているのは、単価が安いヤフーオークションで品物を買い付け、単価が高いamazonで売りだす方法だ。

調べてみると、ヤフーオークションでは1000円で売りだされている『素数夜曲』という本がamazonでは1万円を超える値段で売り出されていた。もう落札されているかな?

こうしたオークション市場間での価格乖離を調べるプログラムを作成する人間が出てくると、あっという間に値段の差は縮まっていくはずだ。

だから新しい手法を探索する事が重要になってくる。

自分なりに解釈するインターネット・オークションやアフィリエイトの成功手法は以下の通り。

①価格差を意識する。
 安くしか売れない商品でも、さらに安く仕入れる事が出来れば
 利益が出る。
 忘れ物市やフリーマーケット等、売る事が目的となっている
 市場では、無料同然で商品が手に入る?
 逆に高く買うしかない商品でも、さらに高く売る事が出来れば
 利益が出る。
 芸能人のファンクラブ入会や、限定品の購買、年末の福袋購入。
②オリジナリティに拘らない。
 文章を素早く正確に書くには、上手くいっている人間の文章を
 コピーして改変する事だ。
 独自性に拘泥すると、不正確な文章になる可能性がある。
 手法についても一つの手法に拘る事は論外だ。
③楽をする事を重視する。
 やっぱり儲かるのは金山に金を掘りに行く人達でなく、
 金山の前でアップルパイを売る人達なのだ。
 収益あたりの時間を意識して出来るだけ、労力を削減する。

**********

実際にフリーマーケットに行ってみたけど、確かに安い。インターネットを使わなくとも、フリーマーケット内で転売して儲ける人も存在するんじゃないかな?

そして最も収益を出す人間は、そうした儲かる方法を定式化して、誰でも出来るように見せかけて販売する人間なんだろう。

株式やFXの難しい理論が流行する背景には、そうした『理論』を販売する人間の思惑があるのだろうか?

そうした理論を集約すると、以下のようになると思う。

「ある値段で株を買おうと思っていると、絶対にその値段にはならない。ある値段で株を売ろうと思っていると、絶対にその値段にはならない。人間は必ず間違える。間違える前提で戦略を組み立てるべきだ」

この言葉に余計な枝葉を付加して、販売する事だろうか?僕には出来ない。それに、そうした枠は既に埋まっている。 

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不完全な記述

今日、考えた事。

以下のように定義する。

・主観 = 我 = I
・客観 = 場 = Field

人間が世界を主観と客観の混合として認識していると仮定する。その2つを別個に異なる方式で理解している場合、奇妙な現象が発生する。

主観を主とした場合
⇒最初に認識する対象は自らの内面の情報。
 すなわち『我』である。
 客体となる外部世界は単純にしか認識されない。
⇒その結果、世界の変動の要因は外部世界の変化によるものと
 理解される。
 外部世界を我を中心とした個の集合として把握しているため、
 可変的な集合として世界を認識している。
⇒外部を個々の対象に切り分け、仮想的な因果構造を構築する。
 着目するのは、対象物の特性や属性に関する情報である。

客観を主とした場合
⇒最初に認識する対象は外部世界の情報。
 すなわち『場』である。
 内面世界の情報は、外部に投影する事で理解する。
⇒その結果、世界の変動の要因は内面世界の変化によるものと
 理解される。
 外部世界は固定された全体として把握しているからだ。
⇒外部の世界を自らの内面を含めた全体情報として定義する。
 包括的な概念を利用した瞬間的な理解構築。
 着目するのは全体の状況、経緯である。
 それらを切り分けて因果構造を仮定する事は不可能。
 世界は必然として理解される。

***********

これは面白い事ではないだろうか?

主観=自我とした場合、以下のような逆説的な結論が導き出せる。

客観 = 状況 = 場 = Fieldに支配されるから『自我』を思考構造から削除不可能。
主観 = 内面 = 我 = Iに囚われているから『自我』を否定するしかない。

認識した時点で、あらゆる事象は変化する。そうなると真実が存在すると仮定した場合、真実とは現在の結論とは反対の結論となる。

書きたい内容を言葉で記述する事は、今は出来ない。

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O君とM君の記憶

何となく思い出した事。

中学生の時に同級生だったO君とM君の記憶。

O君:
ギターが得意な子供だったと思う。
勉強が良く出来た。「ペンポスタ」というスペインの子供サーカスの映画を見た後で、「あのサーカスの奴ら、大人になったら学歴が無いから社会でやっていけないよな」と言っていた事が印象的。
集団で一人を抑えつけてズボンを脱がす遊びが好きだった。
高校生になった時に、同じ中学校の出身者から話を聞くと、皆、0君を嫌っていたらしい。それなら、どうして集団の中心にいたんだろう?

M君:
競争が苦手な子供。
僕は周囲と合わなかったが、彼の場合、周囲が彼に合わなかった。
「何で皆、あんなに一生懸命なの?」が口癖だったかな?
勉強は苦手だったけれど英語が得意だった気がする。
出不精なのに、人間関係の幅が広いのが特徴だ。中学校で僕と30分以上の会話が出来たのはM君だけだったと思う。

********

O君とM君は仲が悪かった。というより、O君がM君を一方的に嫌っていたのか?二人ともサッカー部に入っていたが、部内がO君の派閥とM君の派閥に分かれ、抗争が激しくなったので、M君の派閥の人間が大量に退部する事になる。
O君は東大に進学して、その後にどうなったかは知らない。
M君と最後にあったのは中学校の同窓会の後だ。彼は同窓会に出席していない。同窓会が面白くなかったので、抜け出してM君の家に遊びに行ったのだ。

「何で同窓会なんて面白くない催しに参加しようと思ったの?」と言われる。

二人とも、今、何をしているんだろう?

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コンドラチェフの波

エコノミスト(2012.7.31)P82~P85から適当にコピペ。

以下は景気循環に関するWikipediaの記事。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E6%B0%97%E5%BE%AA%E7%92%B0

以下はN.D.コンドラチェフに関するWikipediaの記事。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%81%E3%82%A8%E3%83%95

彼の提唱した48~60年の周期で繰り返す景気循環はシュンペーターによって「コンドラチェフの波」と命名される。

長期循環の根拠は、英米仏、一部独の物価指数、国債相場、利子率、外国貿易総額、石炭産出・消費高、銑鉄・鉛産出高等の9年移動平均である。
経済活動に長期波動が存在する事を提唱したのは、コンドラチェフが最初ではないが、シュンペーターが紹介者となった事と、経済指標に基づいた長期間の年表を作成し、循環に伴う現象を以下の5つに纏めた事で長期循環にコンドラチェフの名が付けられている。

①長期循環の上昇期には中期循環の好況の年数が優勢となる。
②長期循環の下降期には農業が急激且つ長く停滞する不況となる。
③長期循環の下降期には技術上の発見がなされ、次の上昇期に
 経済的実践に移される。
④長期循環の上昇の開始時には金産出量が増大し、フロンティアの
 増大に伴って世界市場が拡大する。
⑤長期循環の上昇期には経済の高成長の中で社会的動揺が多発する。

コンドラチェフ本人は、長期循環の原因を技術革新とせずに基礎的社会資本財の更新投資としている。しかし、シュンペーターが『景気循環論』の中で長期循環の原因をイノベーションとしているため、後世ではコンドラチェフの波の原因は技術革新とされている。

コンドラチェフが最も明瞭に長期波動を検出出来たのは英国の卸売(生産者)物価と利子率だった。これは長期波動の本質が「物価の波」と「長期金利の波」である事を示している。

英国の卸売物価による年表では、

第1波:綿織物・鉄・蒸気の時代
    上昇期=1789年(フランス革命)~1814年
    下降期=1814年~1849年
第2波:鉄道建設の時代
    上昇期=1849年~1873年(普仏戦争直後)
    下降期=1873年~1896年
第3波:電気・科学・自動車の時代
    上昇期=1896年~1920年(第一次世界大戦直後)
    下降期=1920年~1945年

覇権国の交代を反映させて米国の長期国債利回りから見ると、

第1波:上昇期=?年~1814年
    下降期=1814年~1830年
第2波:上昇期=1830年~1861年
    下降期=1861年~1886年
第3波:上昇期=1886年~1921年
    下降期=1921年~1945年
第4波:原子力・エレクトロニクス・石油化学の時代
    上昇期=1945年(長期金利1.67%)~1981年
    下降期=1981年(長期金利13.98%)~2012年

第4波は戦後の長期金利1.67%を起点としてインフレ的な上昇の後、1981年の長期金利13.98%でピークをむかえる。2012年の長期金利は1.44%。新たな起点となるだろうか?

テキサス大学のB.ベリーが提唱する「ベリーの長波・長期循環統合図」

米国のデータから以下の①、②を検出。同一のグラフ上に描き出す事で①と②を統一的に解釈した。

①コンドラチェフの波:生産者(卸売)物価の上昇率から検出。
②クズネッツの波(*):1人当たり実質GDP成長率から検出。
 (*)25~30年周期、建設需要に起因?

【解釈の結果】
1.クズネッツの波(経済成長率の波)は1つのコンドラチェフの波
  (物価の波)の中に2つ存在する。
2.コンドラチェフの波における物価上昇の山
  (1815年,1865年,1920年,1981年)はクズネッツの波における
  成長率の谷と一致している。
3.コンドラチェフの波における物価変動の谷が、
  クズネッツの波における成長率の谷と一致すると、
  1844年や1894年のような不況が発生する。
4.スタグフレーションと主要な不況は25~30年で交代する。
5.金融恐慌はクズネッツの波のピークで生じる。
  コンドラチェフの波の上昇期で発生したのは、1857年、
  1907年、1973年。
  コンドラチェフの波の下降期で発生したのは、1837年、
  1925年。

この考え方では、1981年の物価変動のピークの28年後となる2009年がコンドラチェフの波の第4長波とクズネッツの波の同時共有の大底となった可能性がある。

現在、コンドラチェフ第4長波が底を打ち、第5長波へ向かっているのならば、デフレ過程と成長率の低迷は終焉する?

コンドラチェフ第5長波においてはIT、生体工学、環境技術が主軸となるのか?

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働かないで年収5160万円稼ぐ方法

読んだ本の感想。

川島和正著。2007年5月11日 第1版第1刷。

第1章 今なぜ副業が注目されるのか?
インターネットの優位性について。
①多くの個人に広告可能。
②時間と場所の制約が無い。

第2章 「楽して儲ける方法」の入口 副業選びのポイント
リスク無し、手間なし、儲かるの3条件を満たすには?

①商品取引
インターネットオークションでの商取引。
メリット:テクニックがほとんど必要ない。
     すぐに現金が手に入る。
デメリット:仕入れる手間、保管スペース、配送の手間。

②広告代理業
アフィリエイト。
メリット:自宅でお金を使わずに出来る。
デメリット:即収入にならない。

③出版
情報ビジネス。
メリット:開始後は即時に大きな収入が手に入る。
デメリット:良い商品が完成しないと手に入らない。

第3章 楽々簡単! オークションで月30万円稼ぐ方法
本のせどりについて。

マーケットプレイス携帯サーチのアドレス。
http://www.sedori.net/amp_search/

ファッションブランド

オークファン携帯版
http://m.aucfan.com/

仕入先:
①フリーマーケット
フリーマケットへ行こう!のアドレス
http://www2j.biglobe.ne.jp/tatuta/

②リサイクルショップ
「OIKURA」というリサイクルショップのポータルサイト。
リサククルショップ(ラグタグ、コメ兵、カインド、スペース、PX、カンフル)

③アウトレットモール
プレミアムアウトレットのアドレス。
http://www.premiumoutlets.co.jp/

④ファミリーセール
ファミリーセール・バーゲン情報探しネットのアドレス。
http://www.mag2.com/m/0000148467.html

ファミリーセールは、メーカーや輸入代理店が関係者向けに開催するセール。参加するには招待状が必要だが、オークションで招待状を購入する事も可能。

********

【プレミア焼酎の入手方法】
①森伊蔵酒造
蔵元で抽選販売を行っている。

http://www.moriizou.jp/

全国の高島屋でも抽選販売を行っている。

http://www.takashimaya.co.jp/

②魔王
蔵元の関連会社の玉利商店から申し込む。申込用紙を貰い、申し込むと数カ月で購入も可?

玉利商店:0994-40-3741

③百年の孤独
蔵元の黒木本店で特約店を教えてもらう。

黒木本店:0983-23-0104

高島屋日本橋店、新宿みやざき館KONNE、さいしょ酒店で抽選販売を行っている。

④村尾
武田酒店で電話抽選販売。

武田酒店:0992-82-2203

⑤伊佐美
甲斐商店で電話抽選販売。

甲斐商店:0995-22-0548

⑥佐藤
佐藤酒造にメールで問い合わせると、最寄りの特約店を教えてもらえる。

http://www.satohshuzo.co.jp/

******
【福袋】
下記のオークファンで、福袋を検索し、期間を1月に指定すれば、1月の福袋落札履歴を閲覧可能。
http://aucfan.com/

どのブランドの福袋が人気なのか判断出来る。

*******
【プレミアムチケットの入手方法】
営利目的で大量に売買すると、ダフ屋行為に該当する可能性。ファンクラブ、運営するプロモーターの抽選販売等を利用?

チケット販売最新情報
http://www.mag2.com/m/0000173858.html

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【楽天市場】
楽天市場には共同購入、クローズドオークションという仕組みがある。
共同購入:購入希望者が多くなるほど、商品の値段が下がる。
クローズドオークション:入札金額が見えないオークション。

********
【鉄道忘れ物市】
毎年10月14日の鉄道の日に開催される事が多い。鉄道会社に問い合わせれば、開催日、開催場所を知る事が出来る。

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【古物市場】
リサイクル通信で古物市場の場所を知る事が可能。
http://www.recycle-tsushin.com/

警察で必要書類に記入して1万9000円を支払う事で、古物許可証を入手する必要がある。許可申請から一カ月以内に、事務所の立ち入り検査が行われる場合がある。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

出品のテクニック

商品説明:
商品解説の本文は、表にして①商品解説②コメント③支払方法④発送方法⑤その他を記載する。表を作成するツールは「オークション テンプレート」と検索すれば多数のテンプレートを知る事が出来る。

テンプレート配布サイトへのリンク。
http://www.auclinks.com/apm/

商品解説を作ったら、追加オプションの自動延長にチェックをつけて、終了時刻を10時~12時くらいに設定して出品。終了曜日は日曜日が良い?

注目のオークションの設定:
追加料金を支払うと、オークションで上位表示されるサービス。入札制で一日あたりの広告費の高い順に表示される。

配送方法:
ヤマト運輸の宅急便かゆうパックの着払いが良い。送料を計算してから請求するのは手間がかかる。小物の場合は、郵便局で売っているエクスパック。大きい商品の場合は、クロネコヤマトのらくらく家財宅急便。

第4章 アフィリエイトで月100万円生む仕組みを作る
アフィリエイト報酬を得やすいジャンル。

①ノウハウ・マニュアル類
情報商材、セミナー等、アフィリエイト報酬は定価の30~50%。
②クレジットカード類
アフィリエイト報酬は2000円~1万円。
③無料会員登録、資料請求
アフィリエイト報酬は500円~2000円。

【メルマガの創刊方法】

以下からメールマガジンの登録が可能。
http://www.mag2.com/

読者を集める方法。

無料レポート配布サイトをチェックする。

http://www.mag-zou.com/

http://mailzou.com/

http://kyouiku-hiroba.seesaa.net/category/5009691-1.html

作成後は、無料レポートの相互紹介や有料のメールマガジン読者増加サービスに申し込んで読者数を増やす(アップメイル、ファーストランキング、PRジャパン、まぐぞう、めるぞう、ETC)。

【ブログのアクセス数を増やす方法】
①PING送信
記事を送信した際に、そのお知らせを自動で送信する仕組み。
以下はPING送信の一括送信の設定サービス。

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②トラックバック
自分の記事に関連する記事に対してリンクを行う仕組み。
以下は、関連するブログを検索する手間を簡略化するツール。

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以下はトラックバックを支援するサービス。

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③コメント書き込み
④相互リンク
⑤ランキング登録
⑥mixiやヤフーオークション等の人の流れが多い所から
 リンクを張る。
⑦SEO:検索エンジンでキーワード検索した際に上位に
     表示される対策。

【PPCアフィリエイト】
検索サイトで検索した際に、検索結果の上や右に表示される広告。1クリックあたりの単価で広告費が発生する。
PPC広告の出し方としては、以下に申し込みを行う。
オーバーチュア
http://listing.yahoo.co.jp/

グーグルアドワーズ
https://accounts.google.com/ServiceLogin?service=adwords&cd=JP&hl=ja_JP<mpl=jfk&passive=true&ifr=false&alwf=true&continue=https://adwords.google.co.jp/um/gaiaauth?apt%3DNone%26ltmpl%3Djfk&sacu=1&sarp=1

申し込みを開始すると、地域の選択画面があるので、日本を選択する。次にカテゴリーの選択が出てくるので、管理し易い名前を入力、次にキーワードアドバイスツールで商品の名前を入力してキーワードを取得し、キーワード取得ボタンを押して、関連しないキーワードを除いて次へ進む。
その後、広告タイトル、広告説明文、広告URLを入力する。
その後に、入札価格の設定画面に映るので、1クリックあたりの値段を設定する。最初は3番目~12番目くらいの金額で入札し、利益が出るようなら単価を上げていく。最後に個人情報を入力して終わり。

第5章 情報ビジネスならノーリスクで月300万円稼げる
最初に何を売るかを決める。

以下を参考にする。

インフォカート
http://www.infocart.jp/

インフォストップ
http://www.infotop.jp/

売れているページを参考に、ページを作成する。

以下を明確にする。

①対象とする人。
②提供する情報を一言にすると何か?
③情報を手に入れた人はどうなるか?

セールスレターの構造は以下の通り。

1.つかみ
2.問題の明確化
  何故、ページを読む必要があるのか?
3.自己紹介
4.具体的な解決策の提示と製品の紹介
  どのような方法を使うのか?
  必要な費用と時間
  初心者でも可
  商品名、価格、支払方法
5.限定特典と返金保証
6.推薦の声
7.良くある質問

第6章 副業から起業、そして年収1億円への道

副業による収入が年間20万円を超えると確定申告の必要がある。
(確定申告書の住民税に関する事項で「自分に納付」にチェックをしないと住民税が会社の給料から天引きになる)

個人事業主として独立するには。
税務署に備え付けてある「個人事業の開業届」を提出する。

http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

年間の所得収入が600万円を超えると法人化を検討する。株式会社の設立と登記に必要な諸費用は25万円程度。

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米の国、麦の国、玉蜀黍の国

以下は本からのコピペ、抜き出し、意訳のまとめ。

主要な古代文明は「米」、「麦」、「玉蜀黍」という3つの穀物の中から一つを主食として選択していた。

各々の100gあたりの栄養価は以下の通り?
以下は食品成分データベースへのリンク。

http://fooddb.jp/

【玄米】
エネルギー(kcal)350 、蛋白質(g)6.8、脂質(g)2.7、
炭水化物(g)73.8

【麦([玄穀]/国産/普通)】
エネルギー(kcal)337、蛋白質(g)10.6、脂質(g)3.1、
炭水化物(g)72.2

【玉蜀黍】
エネルギー(kcal)350、蛋白質(g)8.6、脂質(g)5.0、
炭水化物(g)70.6

米はエネルギーが豊富だが、育てるには田を整備するための集団労働が必要になる。麦は畑で生産可能で米ほどの手間はかからないが、エネルギー量で劣る。

米を主食として選択した東洋世界の国々では、集団を維持するための同質性が尊ばれ、方向性が合意によって決まる社会となる。
麦を主食として選択した西洋世界の国々では、個人の自立性が尊ばれ、方向性を討論によって決める社会となる。

玉蜀黍を主食とした古代南米の国々はいかなる思想を持っただろうか?

そして現代社会は『玉蜀黍の国』である。玉蜀黍は陽光と水を、米や麦よりも効率良く澱粉に変換する。『雑食動物のジレンマ―ある4つの食事の自然史』によるとスーパーマーケットにある商品の1/4には玉蜀黍が入っている。そして商品を詰める段ボール箱や、スーパーマーケットの壁張り用材や接着剤にも玉蜀黍が含まれている。

生活の維持に労力を必要とする社会ほど、内省的になる傾向がある?米は麦よりも労力を必要とするため、内向きな文化を育んだのか?

ならば玉蜀黍が齎す文化とは外向的なものなのか?

労力を省いた結果としての余った時間とエネルギーは何に向かうのか?

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頭が痛い

今日は昼すぎまで寝ていたが、それなのに疲れている。

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何もしない日々

今日も何もしていない。

何かをやらなくてはならないという脅迫観念がある。何かをしようとすると何も出来ない。

散歩してから家に帰ると、物凄く眠かったので1時間寝る。寝ている間は様々な事を考えていた気がする。頭が痛くなったところで、思いがけない結論が出た。しかし、起きた瞬間に出したはずの結論が消えている。

確かに何かの結論が出たはずなのだ。出した確信がある。しかし、それが何だったのか思い出す事が出来ない。

もうすぐ休暇が終了する。将来に関する展望は何もない。

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続僕は倒置法を多く使う

2012年7月18日の続き。

本に書いてあったロジックを使用して考えてみる。僕の思考回路と他の人間の思考回路の違い。

一般的な思考:話の背景、本人の意図、前提条件に着目する。
       その枠の中でロジックを展開する。
僕の思考  :話の主語に着目する。
       話の背景、意図、前提条件は推測に頼る。

以下は珍しく僕のBLOGに多数のコメントが寄せられた事について。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-724.html

僕が読んでいると、コメントが奇妙に思える事がある。書かれていない僕の意図や願望、或いは前提条件を推測されている場合だ。しかも、その推測は誤っている。

それはコメントを書いた人間が『メタ思考』を使用しているからではないか?書かれている文章自体から考えるのでなく、意見の前提となる記述者の意図を探る思考特性だ。彼らは文章でなく、背景に着目している?

思考回路を推測すると以下のようになる。

背景となる前提条件を知る事が重要だ。根幹にあるのは「自己投影」だ。書かれた出来事について、自分の日常・経験に置き換えて考える。それにより感じられる精神状態や感情を他者も感じていると仮定する。そして想像した精神状態や感情に基づいて一連の事象を定義する。
この時、重視するのは「原因」である。原因と一連の事象について関連付ける事が説得力を齎すと思うのか?

対して僕の思考回路は以下のようなものなのか?

重要な事は結果だ。原因となる出来事は重要ではない。最初に結果があって遡るように原因を仮定する。結果を説明する因果関係に合致する証拠が見つけられれば、そこで思考は停止する。

この相違から発生する意思疎通の乖離は以下のようなものか?

僕は以下のように考える。

結果:Aさんという人間の仕事が遅い。
        ↓
原因:周囲の人間のAさんに対する態度。
        ↓
思考:そうした態度を取る事により利益・不利益と
   何もしない事による利益・不利益を比較。
        ↓
解決策:何もしなければ良いんじゃない。

僕は視野が狭い。だから世界を小さく細切れにして単純な因果モデルを構築する。しかし、この思考は他の人間から見ると単純過ぎるのだ。他の人間は背景を意識する。職場での力関係、Aさんの今までの行動、そして僕に対する印象。

それだからこそ、周囲との意思疎通のためには、僕の印象を良くする事、そして他の人間の意図を理解しているというアピールが重要になる。話を聞いてもらうためには背景となる『場』を作らなくてはならない。それは僕にとって難しい。

僕の思考回路は話の主語となる対象物の特徴や属性に向いている。周囲の背景は単純にしか把握出来ない。日常生活におけるイレギュラーな出来事に対応するには複雑な背景を知覚しなければならないが、僕にはそれが難しい。

見えない背景は見えない。推測や記憶によって補う事にも限界がある。

どうしたものか。

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体調が良くない?

体調が良くないというより、気分が良くない。

今日はピザの出前を取り、夕食は鮭茶漬、アボカドコロッケ、ほうれん草入りハンバーグだった。最近、瘠せたと言われるのでカロリーが高めの食事にしてみる。

今後の進路について考えてみるけれど実感が湧かない。以下の例は本人の特性と周囲の環境が偶々適合しただけだと思う。僕が適合可能な環境は少ないと思う。しかも、それが何が判断出来ない。

上手くいった例1:
ある部門で上手くいかなかった社員が営業部門に転属された結果、抜群の営業成績を残すようになる。成功の秘訣は、相手に何と言われようと営業し続ける態度。営業はコミュニケーション能力が無い方が向いている。相手の都合を考えずに、こちらの意向を主張する事が出来る。

上手くいった例2:
ニートをしていた人間が仏門に入り、僧侶としての人生を開始したところ、環境に順応出来た。特殊な環境に適応出来た例。

**********

何をするにしても実感が無い。何かをやろうと思うが何もしていない。

職場に復帰する時期が近づいている。どうしたものか。

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僕は倒置法を多く使う

僕の言葉や文章の特徴。

①倒置法が多い。

英語 :KEKKOUDESU mean YES in that case.
日本語:その場合、結構ですはYESの意味です。
僕  :結構ですはYESの意味です。その場合は。

英語の場合、主語が先にあり、日本語の場合、場所や状況を表す言葉が先にある。通常、英語では主語が目立つ位置にあり、日本語では場や状況を表す言葉が先にある。

日本人と米国人を対象に、海中を魚が泳ぐアニメーションを見せると、日本人は背景の石や昆布等も把握するが、米国人は魚に意識を集中させる傾向があるという。

英語の『主語』を優先する言語構造が魚という主語になり得る対象物に意識を集中させ、日本語という『場』を優先する言語構造が背景に意識を集中させる。

使用する言語が複数ある人間の場合、実験のオペレーターが使用する言葉によって心理実験の結果が変化するとされる?

僕の場合は、脳の構造上の問題だろうか?文章からは全体的な状況を把握するのでなく、対象物を状況から切り離して理解している特性が感じられる。

②句点の多用
『、』という文字を文章中に挟む事が多いと思う。文法的に間違っているのかもしれないが、文章が分割してあった方が読み易いのだ。
⇒文を読む場合、面ではなく、点の集合として認識している?

***********

僕は周囲の状況を点の集合として認識しているのだと思う。

他の人:他人の態度に注目する。
僕  :態度では理解出来ない。
    目、口調、話の内容、その他を意識的に因果関係で
    結びつける必要がある。

場の状況を把握する事が困難な理由は、点を繋げて面を作ろうとするからだ。結局は直感で判断をしなくてはならなくなってしまう。外れる事が多い。
おそらく、点で理解する特性は思考構造にも影響を与えているはず。僕は「面」が理解出来ない。他の人間の話を聞いていて話の粒度が荒い気がしてしまう。

対して、僕が他人に話を伝える場合、抽象化が苦手だから、全く違う話になっている時がある。

この辺りが及ぼす影響には何があるだろうか?

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細胞シートの奇跡

読んだ本の感想。

岡野光夫著。平成24年2月10日 初版第1刷発行。

細胞シート:自分の細胞を培養した、厚さ0.1m以下のシート。
      患部に移植する事で移植手術に適用可能。

序章 自分の細胞で治す時代へ
2007年5月 大阪大学医学部付属病院で実施された手術。心臓の筋肉が弱った患者に、自らの太ももの筋肉から培養した細胞シートを移植する事で治療を行った。

培養した細胞を利用する「再生医療」は拒絶反応や費用の面から大きな可能性を持つ。

第1章 「治らない病気」を根治する
20世紀の医学では「薬」が大きな進歩を遂げ寿命が延びた。今後は健康な生活を維持する事が課題になる。先進医療費が高いのは病気が治らないからだ。血友病の患者は凝固因子の注射代で一人年間平均400万円、I型糖尿病患者は食事の前にインスリンの注射をしなくてはならない。

現状の人工肝臓は肝臓の500以上の機能の内、老廃物や毒性物質の解毒機能しか代替出来ない。人工腎臓(血液中の老廃物を濾過して尿にする)を使用した人工透析は週三回、年間500万円以上の費用が必要になる。

こうした状態を改善するためにES細胞やIPS細胞を利用した治療が必要になってくる。

第2章 「細胞シート」が生まれるまで
著者のグループが細胞シートの開発に成功したのは、バイオマテリアルの研究を開始してから15年後の1990年。

DDS(ドラッグ・デリバリー・システム)について。患部にのみ薬物を届け、副作用が少ない。著者が参画するセルシード以外にもDDSを主体とする「ナノキャリア」という会社がある。

著者が体感した問題の一つは、培養皿から増殖した細胞を壊さずに剥がし取る方法。細胞と培養皿の間に「温度応答性高分子」を敷き、温度を37度から20度に下げると、水が浸透して剥がれるようにした。

最初に著者が手掛けたのは角膜の培養。角膜上皮、角膜実質、角膜内皮の三層構造の内、角膜上皮の培養に成功。角膜移植の2~3割を培養した角膜で実施出来るようになるとか。

第3章 世界が注目する「細胞シート」の現場
細胞シートを使用出来る領域について。

食道癌手術後の組織再生:
癌を切除した後の粘膜上皮の再生。食道が炎症を起こすのを防ぐ。

歯根膜の再生:
歯と歯茎をつなぐ歯根膜の再生。石川烈特別教授と岩田隆紀講師の研究。ラット、犬、豚での移植実験は成功。2011年1月には厚生労働省から臨床研究の許可が下りる。

二次元の細胞シートから三次元の臓器を作成する技術の可能性についても記述。血管を再生する方法が課題なのか?

第4章 皆が「神の手」を使える医療へ
現状維持を優先し、新しい事を実施出来ない事のリスクについて。薬事法の壁があり、著者の参画する「セルシード」はフランスに細胞シートの工場を作る事になった。

思想や体制は変化するのか?

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アフィリエイトの達人養成講座

読んだ本の感想。

伊藤哲哉・坂巻隆之・今村仁彦著。2007年8月27日 初版第1刷発行



第0章 アフィリエイトの基本
アフィリエイト:企業と一般のHP運営者が提携する仕組み。

ホームページを見た閲覧者が広告リンクをクリックして買い物をすると、購入資金に応じて成果報酬が発生する。

第1章 CTPMの法則:アフィリエイトの大原則
「CTPMの法則」とはマーケターKen Evoyが提唱したインターネットビジネスで成果をあげるための原則。

C(Contents):優秀なコンテンツを用意
T(Traffic):トラフィック(アクセス数)を稼ぐ
P(Presell):セールスの前段階、訪問者をファンにする
M(Monetillize):ファンに購入してもらう

CTPMの法則を一言で表現すると、優勝名コンテンツを準備する事がネットビジネスで成功するための大前提となる。

第2章 アフィリエイターで失敗する人、成功する人
アフィリエイトで失敗する人
①行動しない人
 ・批評投げ出しタイプ
  ⇒本当に◎◎なの?と批評して投げ出してしまう。
 ・考え込むタイプ
  ⇒失敗は貴重な経験と思えず実行しない。
②目標が定まっていない人
 目標を設定する際は、出来る限り数値化する。
 その後、具体的な行動ベーズで作業に落とし込む。
 (例)
 目標:今年中に、月収10万円稼ぐサイトを作成する
         ↓
    月収2万5千円稼ぐサイトを4つ作成すると考える。
         ↓
    12カ月で4サイト作成するので1サイトを作成するのに
    3カ月が必要になる。
         ↓
    1サイトの作成に必要な時間を90時間とすると、
    90時間÷90日=1時間で、1日に1時間作業する事になる。
③目標設定が間違っている人
 収益の発生が目標となっていない。
④素直じゃない人
 成果を出している人の意見を聞かない。
⑤周りに惑わされてしまう人
 上手くいかないという言葉で諦めてしまう。
⑥一喜一憂する人

アフィリエイトで成功するためのマインド
①向上心
②忍耐

第3章 アフィリエイトで稼ぐための4つのポイント
以下の観点から稼げる分野を見つける

①アフィリエイト商材の売りやすさ
 購買に結び付く商材である事。
②マーケットニーズ=検索回数
 目標収入を月10万円とする。成約1件につき1000円の報酬と
 すると、月100人の購入者が必要。
 100人中1人の購入者とすると、1か月に1万人の閲覧者が
 必要になる。1日当たりで330人程度の閲覧者となる。
③競争度=上位表示のさせやすさ
 検索エンジンの検索結果で上位20番以内に表示される事。
④魅力あるコンテンツの提供
 閲覧者に必要な情報を揃える。
 現実に商品を購入し、中身をチェックする等すれば喜ばれる。

第4章 アフィリエイターを取り巻く環境の変化
2005年12月に公開されたアフィリエイターの収入状況に関するレポートでは、アフィリエイターの7割は月1000円以下の収入。ただし、2003年の調査では全体の9割が稼げていなかったので、状況は改善されているのかもしれない。

アフィリエイトの裾野は広がっている。重要な事は、文章を書く努力ではなく、閲覧者が求めている情報を提供する事。

第5章 アフィリエイトで稼げる分野を見極める
報酬が高い分野を狙う事。
(例:自動車、就職・転職関連、保険、カード、株、資格)

以下の3つを意識する。
①無料系
 ⇒無料の資料請求等
②購買欲求が高いもの
 ⇒ダイエット等の悩みが深いもの
③継続性がある商品
 ⇒化粧品のサンプル等、顧客がリピーターになるもの

第6章 アフィリエイトで成功するキーワード選定方法
キーワードを検索してくるユーザが持つ商品への欲求を見極める。

「一人暮らし 家電」、「ハネムーン」等の購買欲求が高そうなキーワードと必要とされそうな商品の組み合わせ。

検索回数が多いビッグキーワードに対して、検索回数が少ないスモールキーワドを使用して検索上位に表示させる戦略もある。

そして自分と同一のキーワードで検索されるライバルの強さを見極める事も重要である。被リンク数4000以上で手強いサイト、1000以下で充分参入出来るレベル。

第7章 魅力あるコンテンツ作り
ユーザ本位の文章を書く事。

①わかりやすい文章である事
 小学生や高齢者を意識する。
 ・タイトルを具体的な名称で書く事
 ・文章の最初に上位表示させたいキーワードを書く事
 ・指示語(これ、あれ、それ)を避ける
 ・文章中にコンテンツのメインとなる言葉を盛り込む
 ・写真やイラスト・表を使用する。
②ユーザの求めている情報が記載されている事
 

自分で体験談を書く以外に、他人に書いてもらう、又はサイト上から体験談を集める手もある。 

第8章 SEO対策とアクセスアップ
検索エンジン対策=SEO対策。

①タイトルタグに検索させたいキーワードを入れる
②コンテンツ内のキーワードを増やす(全体の5%程度)。
③HTMLタグ内にメタタグを埋め込む。
④見出しタグにもキーワードを埋め込む
⑤他のサイトからリンクしてもらう際の
 アンカーテキスト(リンクテキスト)に注意。
⑥被リンク数を増やす。
⑦頻繁にページを更新する。

検索エンジンの検索窓に「link:被リンク数をチェックしたいサイトのURL」を入力すれば、対象サイトの被リンク数をチェックする事が出来る。

第9章 データ分析を究める(アクセス解析&ASPデータ解析)
サイトの実力を評価する際の以下の観点

①一人当たりのページビュー(最低で4.0)
②リピーター率(20%を超えれば及第点)
③時系列データ(閲覧者の少ない時間に更新するようする)
④コンバージョン(サイトから商品が売れた割合)

第10章 収益をあげる細かいスパイス
顧客にアピールするにはメリットに訴えるか、不安に訴えるかである。ユーザの気持ちになって考えてみる。

第11章 アフィリエイト実践編
良いキーワードを探すコツ。

Googleのキーワードツール、gooのgooキーワードグラフでキーワード毎の月間検索回数をデータ表示する。
どのようなキーワードが検索されたのか、把握する事が可能になる。その中で投資効率の良い商材なのか?ライバルの強さ?一緒に検索している言葉から購買欲求の強さを勘案して、HPのテーマを決める。

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海外に移住する

相変わらず、現実逃避。

海外に移住する条件を日経ビジネスからコピペしてみる。

先進国のカナダやオーストラリアなどに頑張って留学して行くか、マレーシアやタイのような経済成長が見込める東南アジアに長期滞在ビザを取って行くかの二者択一になる。

【オーストラリア】
ビザの取り方:
①55歳未満で優良な事業歴、投資歴、約1億円以上の資産を持ち、約7000万円以上の債権投資が可能な場合、永住権取得の可能性有り。
②55歳以上の場合、退職者ビザ制度があり、不労所得額・投資余力で審査。

【シンガポール】
ビザの取り方
①永住権取得には20億円以上の売上実績が必要となる。
②企業移住の場合、約650万円以上を出資し、約45万円以上の
 月収取得により、2年間の就労許可を申請可能。

【カナダ】
①投資移民枠:資産約1億4000万円に加え、
       約7000万円を現地銀行に無利子で預金。
 (2013年1月まで投資移民枠は一時停止)
②カナダ経験クラス枠:
 専門学校に2年間留学して3年の就労ビザを取得。
 卒業後、1年間、専門技能職に就く。
 その後、永住ビザを申請する。

***********

【マレーシア】
長期滞在ビザ制度により10年間の滞在が可能。
①月収30万円以上。
②50歳未満の場合、1350万円以上の資産を持ち、
 月収約27万円以上、約800万円~900万円を
 現地の銀行に定期預金すれば可能性はある。

【タイ】
ロングステイ制度有り。1年間の滞在?
①50歳以上で年金収入が月に18万円以上。
②50歳以上で金融資産が210万円以上。


海外へ転出届を出して住民票を抜けば、年金への加入義務はなくなる(任意加入は可)。

********

今回、思った事として、誰かが決めたレールの上に乗っかって進もうとする事は本当に楽だという事。ただし本当にリスクが少なくて儲かるのはレールを作り出す側なんだろう。

記事を面白くする方法を考えるよりも、纏めサイトを作っておいて、そこに広告を出した方が楽だし効率が良いと思う。

自分の精神性として投資家や起業家になるよりも、従業員や職人になりたがる傾向がある。視野が狭く想像力が弱い、それなのに複雑を前提にしている。幅広く様々な事を勘案し、単純な思考で不確定事項に向かっていく事は好きではないのだ。

宙ぶらりんのまま、流されていく。

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FXで大損&SNS経済圏

①FXで大損
現在の口座清算価値:43,229,469円。

どうしよう?

反省とか今後の戦略とかいう前に、今の落着かない気分をどうにかしたい。狼狽、過信、とかいう前に疲れてしまっている気がする。

現在、豪ドルを売る戦略を立てている。現状の高値が続けば、月末に売りポジジョンを積み増す事になるだろう。問題は、それが間違っていた場合の防御策だ。

モデル構築をして因果関係を把握するのか?不確定性を織り込むのか?

自分の思考形態を根幹から見直す時期なのだと思う。それは出来るだろうか?

②SNS経済圏
机上の空論になってしまうFXや株でなく、その他の手段で、お金儲けする事を考えてみる。

(1)翻訳

以下はコニャックというサイトへのリンク。

http://conyac.cc/?locale=ja

アマチュアでも余った時間を利用して翻訳家になる。料金は1文字=0.9円から。僕の毎日のBLOGの翻訳で300円~400円程度?

(2)金貸し

以下はインターネットを媒介とした個人間融資を仲介する「マネオ」、「アクシュ」へのリンク。

【マネオ】
http://www.maneo.jp/
オークション機能を利用している。借り手はネット上で、①資金用途②希望金利③返済期間を公表する。一定期間内に入札額が集まれば融資実行になる。分散投資を実行出来るのか?約定金利は6%~7%程度?安定して収益になるなら、年間で約300万円の収入になるのか。

【アクシュ】
https://www.aqush.jp/
借りてはアクシュから5段階の格付けを与えられる。投資家は融資する相手の各付けと貸付金利を提示し、アクシュが需給バランスを勘案して貸出金利を決定する。約定金利は6%程度?

******

既にアクシュには登録している。こうした個人間融資の将来はどうなんだろう?消費者金融よりも金利が安いし、銀行のように融資する際に交換条件を持ち出される事も無い。仮にインターネットを仲介した個人間融資が広まった場合、銀行の機能は決済業務くらいしか残らないのか?決済も他業界から浸食されているのか?

現状の自分の資産が税金を考慮して6000万円といったところか?アンケートへの回答やポイントサイトを利用して月1万円の収入?その他のインターネットを使用した収入で数百万円を稼ぐのは現実的では無い気がする。どうしたものか。

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本をまとめる

本の内容を要約するとお金になる。

忙しい人間は自分の時間を節約するために、自分の代わりに本を読んでもらい、内容を要約してもらうのだと思う。

需要があるのは自己啓発本やマニュアル本であり、物語や漫画は読んで楽しむものなので喜ばれない。

痩身法、出世する方法、話し方、文章の書き方、成功するためには?、人間関係を上手くやる方法。

「部下を操る50の方法」とかを1つ1つ記述していき、3分で内容を全て理解したと思わせる。

そう、喜ばれるのは「◆◆する20の方法」とか、「人間関係が上手くいく技術」なのだ。

問題は利益率だ。投資効率は恐ろしく低い。本を買う手間を考えると現実的ではないのか?1回のviewに対して1/10000円の利益。図書館を利用するとどうなる?

楽しませるためではなく、外部から情報を持ってきて、見せる方法。
学習するためでなく、自己満足をさせる方法。

商売として成り立つのか?相当にviewを集めれば可能?実現する可能性は低いがやってみるか。

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発達障害という概念が齎す可能性

コメントに執着してしまうけれど、7/6の記事に以下のようなコメントがあった。

【コメント1】
アスペルガーにも愛されるアスペルガーはいる。 発達障害は発達に障害を生じているだけで、発達できないわけでもない。

【コメント2】
人格よりは姿勢の問題でしょうね。いまは鬱のせいもあるんでしょう。他人と共にいたいと望むなら他人に共にいたいと望まれるようにならなくては、ということです。アスペルガーであろうとなかろうと、です。

********

僕はこのコメントに半分賛成で半分反対だ。発達障害者も発達し周囲と上手くやっていく必要がある。この意見には賛成だ。反対なのは、そこに至るまでの過程だ。本人の意識で発達する事が出来ると思うのは非科学的だ。その背景には「自我」の存在に対する確信があり、当人がやる気を出せば修正されるという間違った観念があると思う。

以下のような意見があったとする。
「癌になった人間でも治る人間もいれば治らない人間もいる。治らないわけではないから、そうならなくてはならない」

⇒重要な事は、治る人間と治らない人間を比較し、何が異なるのかを調べて適用する事だと思う。食生活、運動習慣、睡眠時間、行動パターン、思考パターン、ETC。何故、ある人間は治り、ある人間は治らないのか?そこにあるのは姿勢、意欲、努力という抽象概念でなく、具体的な行動であるはずだ。

本人の考え方や感情等でなく、具体的な行動であれば、全ての人間に適用する事が可能であるはず。

以下は、7/3の記事にあったコメントからの抜き出し。

【開始】
上記の内容の部下をもったことがあります。
多分その部下を見てなければ、上記の内容は嘘だろ?って思うけど実際に上記の行動をとるんですよね…。
でも本人に悪気はないのも理解できるので、あれこれ考え数年指導しましたが、私の力量では無理でした。
まず、意志疎通が非常に困難で、理解力が低いと言うより違った解釈をするケースが多々ありました。
一番苦労したのが、話を最後まで聞けないことです(話=仕事の指示)。何度注意しても、この癖は直らなかったです。
話す直前に、最後まで聞いて分からないことあれば質問受けるから…と言っても途中で話の腰を折ります。また途中で全然関係のない話をしたりします。悪気はないのは理解してましたが、さすがに毎日これだとイライラしましたね。
【終了】

発達障害という概念を導入しない場合、上司の方は我慢するだけになってしまう。しかし、発達障害という概念を導入した場合、解決策を模索出来るのでは?見つかるとは限らないが。

最初に考える事は視覚型の思考を行っている可能性?
この場合、会話を空間認識で理解しているため、話の結論、理由・原因の数を最初に提示し、話しながら現在のポイント、位置を明確にしないと意志疎通が困難になる可能性がある。項目立てた文章や図を使用した意思疎通が有効なのか?

次に考える事は集中力の維持が困難な事か?
任せる業務を変えるか、転職を勧めるか、それとも就業前の1時間程度の有酸素運動が有効な解決策なのか?

その次は聴覚情報のワークフローが小さい可能性か?
その場合は、話を聞いていても最初の部分を忘れている可能性があるので、全体的な話の把握が困難である可能性がある。指示事項を細切れにするか、文字・図を使用した意思疎通を実施するのか?

*********

もちらん、これらは机上の空論だと思う。外部の専門機関を頼っても脳構造の詳細な解析なんて出来ないだろうから、問題は何も解決しないかもしれない。それでも上手くいく可能性はある。そして10年、20年を経過すれば、可能性は高くなっているはずだ。仮に退職を勧めるにしても発達障害という概念を使えば本人にも納得してもらえるかもしれない。可能性は低いが0では無い。

現状では、本人にやる気が無いから、気がついていないから、やろうとしないから、ETCという言葉を当て嵌めるしかない。それでは問題の解決が放棄されてしまう。

*********

僕は前頭葉の活動性が低い人間の話が好きだ。
ある心理実験において、実験の規則を守らない被験者がいた。彼は規則を知っている。規則を守ろうと思っている。周囲の状況を認識出来る。それでも実験における課題を遂行する事が困難で何回も練習しなければ規則を守る事が出来ない。

その被験者の脳を計測すると、前頭葉の活動性が有意に低下している事が判明した。前頭葉は知識と行動を結びつけ、行動を能動的に具体化する機能を持つ。前頭葉の働きが弱い事が知っているはずの規則を順守出来ない理由であるらしい。

そこで実験を担当していた心理学者の対応は簡単だ。指示事項を紙に書いて本人の前に貼っておく。知識と行動を結びつける事は苦手でも、目の前の情報と行動を結びつける事は出来るかもしれない。

前頭葉の働きが弱いのは、本人のやる気の問題としてしまっては、心理実験は進行出来ない。全体の枠組みを変化させる事が互いの為だと思う。

**********

人間の脳の活動をコンピュータ上でシミュレーション出来るようになるのが2025年?脳内の計測技術が、ある程度でも詳細化出来るようになるのは2030年か?気が遠くなるような未来の話だ。

それでも可能性がある。問題は、それまでどうやって生活していくかなんだよな。

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僕の不毛な戦い

先週から僕のBLOGであった騒動について考えてしまうので吐き出すために書いてみる。

事の顛末は以下である。

①アスペルガー者の部下がいたとして、どのように対処するのか
 レポートを書いてみるように言われる。
 向こうの意図として僕の社会復帰を補佐する役割もあったのか?
          ↓
②レポートに書く自分の考えをまとめるため、
 7/1から「僕が上司で部下だった場合」をBLOGに書き出す。
          ↓
③コメントがどんどん書き込まれる。
          ↓
④読んでいくと僕のスタンスを批判する声が多いのだ。
          ↓
⑤BLOGのコメント欄で喧嘩が発生する。

****************

コメント欄が荒れた原因として「僕の運営能力の無さ」と結論が出ているが、どうすれば良かったのか考えてみる。

(1)思考と願望を誤解される
僕が考えた結果と僕が望む事は別の事だ。自分が上司であった場合を思考実験しただけで自分の願望を書いたわけではない。そんなものを書いたらレポートを読むNさんに失礼だ。

最初から、「これは第三者に読んでもらうレポートを書くための準備です」と書いておかなかった事が失敗だったのか?

(2)本当に伝わっているんだろうか?

以下は7/2に書いた記事。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-date-20120702.html

会社に一挙手一投足をチェックされるAさんという同僚がいた。その人が細かくチェックされた結果、僕が迷惑したという話。
別に僕はAさんを擁護しない。ただ、そうした問題が発生する事、どうやって対処すれば良いのかを考えただけだ。レポートに「Aさんが細かくチェックされるのは本人に信用が無いからである。大きなミスを防ぐためには仕方が無い」と書いてしまったら、レポートの価値がなくなってしまう。

コメント欄にあるのは、Aさんの信用が無いからという言葉に読める。それは解っている。その上で他の解決策は無いのかを考えてみた。でも自分の会社では◎◎という施策を実施していて△△という結果を出しているというコメントは無い。やっぱり解決不可能な問題なのかな?

どうもコメントを読むと僕とAさんを同一人物と考えてしまっているようにも読める。

(3)もしかして自分を投影している?

以下は7/4に書いた記事。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-712.html#cm

ここでコメントに返信してしまう。返ってきたコメントを読んでいて思うのは、やっぱり書いている事が伝わっていないという感覚だ。

「誰もあなたの家族ではないんです。甘えの許容には限度があります。ご自分を客観視なさる努力はつらくてもされるべきと思います。」
「客観視できずに被害妄想を募らせる(無視された、など)とますます周囲との折り合いは悪くなりますよ。」
⇒やっぱり、こういう反応になってしまうんだよな。具体的な方法論ではなく、人格や心構えの話になってしまう。こうした反応にどうやって対処すれば良いのだろう?
おそらく、こうした考えの根底にあるのは、自分と他人の思考過程が同一であるという拭い難い特性だ。だから、こうした場合には、他人の思考過程を解析して入力する内容を考えなければならないけど、僕にはそうした能力は無い。

(4)何を言っているんだ?

以下は7/6に書いた記述。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-date-20120706.html

記事の流れは以下の通りである。
 1.本を読む事のお勧め
 2.知人(出版社に勤務していた)と友人(商社勤務)の話の引用
 3.僕が本を読んで考える事と僕の実体験から考える事の相違
 4.自分の戯言
 5.もう一回知人、友人の話の引用

⇒何故か返ってきたコメントが
「自分が出来ない事をやってのける人間がそんなに羨ましいですか? あなたがこきおろせばおろすほど、あなたが惨めに見えます」

これは本当に何を言っているのか理解出来なかった。どうも上記2.の友人(以下、W君とする)の話と上記3.に書いた僕の実体験についての下りがリンクして読めてしまうらしい。そして僕の実体験のはずなのに、W君についての批評と読めるのか?そして僕は自分の実体験について否定も肯定もしたつもりは無い。しかし、コメントを書いた人(以下、X氏とする)には、それがこきおろしているように読めてしまうのだ。

ここで難しいのは以下の3点だ。

①どのようにして伝えるか?
現実世界でも同種の事象は頻繁に発生しているのだろう。X氏のような不快な文章を書く人物に惨めに思われようとどうでも良い。しかし、職場の関係者に同様に思われてしまった場合、どうするか?馬鹿にしていないと理解してもらう事は非常に困難だ。
②どのように改善するか?
X氏の語る改善策は「あなたとあなた以外の人の差は、気持ちを共有できるか否か」なのか?しかし、X氏が僕の気持を理解していない以上、説得力は皆無である。人と気持ちを共有していると思い込んでしまう可能性が高い。
周囲に、自分が何か不快な行動をとった場合、何がどのように悪かったかを教えてもらう。この場合、BLOGの文章が悪かったのなら、どの箇所がどのような印象を与えたのか教えてもらう?しかし、それを実践した場合でも個別の事例には対応出来ても、個々の事例を一般化出来ないから応用が効かない。半月後にソーシャル・スキル・トレーニングを受講する事になっているから、そこで解決策を聞いてみる。
③何が常識なのか?
これは本当に難しい。常識や善悪は、他の人間が意識している以上に流動的だ。ある場面で正しかった事が別の場面では間違っている。これは僕が間違っている事も多いけれど、同じくらい周囲が間違っている事もある。これは説明が不可能だ。周囲が集団心理に突き動かされて、妙な方向に走っていく事がある。理が通用しない場面に対処する方法はあるのか?

(5)そして争いは激化する。

以下は7/7に書いた記事。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-716.html#cm


要するに、読んでいると疲れてしまうので、もうコメント欄で争うのは止めて下さい。僕を擁護している人(以下Y氏とする)に言いたいのは、おそらくX氏は発達障害者に分類される(発達障害者でない人間は存在しないが)。だから、相手の人格や性格を攻撃するのでなく、どのようにすれば相手に伝わるかを考える必要がある。そしてY氏はあまりに僕と自分を同一視しているように感じられ、疲れてしまう。違う人間なんだからドライで良いではないですか。

そしてX氏は相変わらず意味不明である。「まず味方を作る事です」⇒「正義の味方さんへ あなたに語る事など何もないのですが」

自分の姿を鏡で見てはどうですか?発言に説得力が無い以上に、他人の気持ちがどうこう書いておきながら、コメント欄でマナーの悪い発言をしている時点で訪問を拒否しようと思った。

(6)もう良いや

7/9にレポートは完成。しかし、この徒労感はなんだろう。コメント欄を読むと気が重くなるし、精神衛生上良くない。

そういうわけで7/9の記事は以下である。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-date-20120709.html

人格、性格という言葉を使うのでなく、何がどのように悪いのかをX氏とY氏に伝えてみる。まずX氏のコメントを読み、何がどのように悪いのか添削し、本人に伝えてみる。人格、性格、自分を客観視する努力等の抽象的な言葉を使わずに、より具体的に彼の文章が不快である原因に遡って問題点を記述する。

Y氏については、コメント欄で喧嘩をしない事、そして僕とY氏は別の人間であり、同一視して欲しくないという事。それから僕の批判をする人間の人格攻撃も止めて欲しい。それは発達障害者に対する無意味な非難と同一だ。長文を読むと疲れてしまうし、考えても疲れてしまう。

コンセプトは僕が読んで理解可能、且つ、実践に応用出来る文章。それでも読んでみても自分が書きたい事は書ききれないな。鬱状態が酷い状態で書いたストレス解消の文となってしまった。

*******

書いてみたけれど、鬱状態が酷くなってしまう。医者からは復帰は当分先なのではと言われる。そういう訳にもいかない。

今回の収穫は、組織では僕のような人間は合わないし、別の道を模索するべきという事だろう。レポートを読んだNさんの意見として、「要するに会社に合わないという事なんだな」となってしまった。Nさんには何か解決策を提示したかった。

次のレポートのテーマは「退職を勧める場合、次の進路をどのように提示するか?」になるのか?頼まれていないが、自分でレポートを書いてみるか?今はどうにも動けない気分だが、投資家、ネット企業、ETCと組織外で生活する手段は沢山あるはずだからレポートに書いてみるか。

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謎のチェス指し人形「ターク」

読んだ本の感想。

トム・スタンデージ著。2011年12月27日 初版第1刷発行。



18~19世紀に実在したチェスを指す自動人形(オートマータ)「ターク」について。

①関わった人
【ヴォルフガング・フォン・ケンペレン(1734~1804)】
タークの製作者。
オーストリアの官吏。1769年にマリア・テレジアにタークの製作を提案。1781年から2年間、ヨーゼフ2世の命により欧州中を巡って、タークを見せる興行を行う。
自動人形以外にも、言葉を喋る機械等の様々な発明をする。

【ヨハン・ネボムク・メルツェル(1772~1838)】
タークの2番目の所有者。オーストリアの発明家であり、ケンペレンの死後にタークを買い取る。欧州からロンドン、米国を巡って興行を行う。

②タークの仕組み
チェスの試合の前から、内部にオペレータが隠れている。機械類は箱の奥までは詰まっておらず、中に人間が入れる。オペレータはスライド式の座席に乗り込み、内部を移動する事が出来た。

どのようにして操作したのか?
⇒一連のレバーを組み合わせたパンタグラフと人形が連動しており、それを使って内部からタークの腕を動かす事が出来た。

どうやって対戦相手の動きを読んだのか?
⇒チェスの駒に強力な磁石を入れておく。チェス盤の各桝の真下に、金属の円盤をワイヤーで吊るしておき、駒の移動を円盤の動きで知る事が出来た。

③影響
チャールズ・バベッジに大きな影響を与えたと記述されている。タークを見たバベッジは人間のように思考する機械についての着想を持つ。彼の着想は現実化しなかったが、後の世に影響を与える。
手品が現実の世界に影響を与えたのか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%B8

④そして現代へ
19世紀においてはチェスを指す人工機械は実現しなかったが、20世紀には実現する事となる。

【アラン・チューリング】
1952年に英国の王立協会計算研究所にて、歴史上初となる人間対機械の試合を行う。

また、チューリングはコンピュータが知能を持っているかを決める手段として「チューリング・テスト」を発案した。タイプライターを介して話している人間が、相手が機械か人間か判別出来なければ、コンピュータは「考える機械」としてのテストに合格したとする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0

その後も人工知能は進化していくが、個別の領域で問題を解決する事が出来るものの、一般的な応用技術を習得するには至っていない。

1997年にはディープ・ブルーが当時のチェスの世界王者ガルリ・カスパロフを破る。
面白いのは、カスパロフが試合後に以下のように語っている事だ。

「IBMはそれが本当に機械なのかを証明するデータを示す事なく、大学や科学関係の研究機関から賞を受け取っている」
⇒「ターク」の時と同じように、「ディープ・ブルー」が純粋な機械であると信じる事が出来ない。この事は人間の「知性」に対して根源的な疑問を投げかけている。

チューリング・テストに関して言えば、現在の最高のプログラムでも5分間の会話で15%の時間しか相手を騙せない。レイ・カーツワイルは2020年には1000ドルのコンピュータが毎秒2京回の演算能力(人間の脳と同等の処理能力)を持つと予想する。量が質に転化する事に著者は懐疑的だ。

そして驚くべき事は、「ターク」の製作者であるケンペレンはチューリングと同様に「チェスを指す事」と「会話をする事」を人間の知能の尺度と考えていた事だ。

タークは初期には、ケンペレンが発明した「喋る機械」と組み合わされ、チェスを指し、且つ、喋る自動人形だった。

時代は本当に変化しているんだろうか?

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木を見る西洋人 森を見る東洋人

読んだ本の感想。

リチャード・E・ニスベット著。2004年6月10日 第1刷発行。



西洋人の考え方と東洋人の考え方を比較する。仮説を実験によって裏付ける姿勢に好感が持てる。

西洋人は少ない要素(対象物)から世界を把握しようとする。東洋人は幅広く、関係から世界を把握しようとする。(犯人の性格よりも環境を重視する?)

序章 世界に対する見方はひとつではない
人間の思考様式は文化の影響を受けるのではないか?異なる文化の人々は、世界の本質について別の根本的な信念を保有している。

本書では中国文化に影響を受けた国々と、欧州文化に身を置く人々を比較する。

第1章 古代ギリシア人と中国人は世界をどう捉えたか
以下の2つの文化の比較。

【古代ギリシア】
個人の「主体性」を重視する。紀元前8~9世紀のイリアス、オデュッセイアでは神も人間も個性を保有している。
討論を重視し、紀元前5世紀には民主政治が台頭した。国の重要事項は公の論戦によって決定される。
好奇心が強く、世界の本質を表現するためモデルを用い、事物をカテゴリー毎に分類し、それらについての規則を見出す事で世界を体系的に記述する。
⇒根本原理の探求が物理学、天文学、ETCの学問を生み出した。

思想は真実の発見を志向する。紀元前5世紀に抽象思考への移行が始まり、視覚、聴覚への信頼が崩れ、理性によって導かれた結論と感覚が矛盾した場合、感覚を無視すべきとした(プラトンのイデア論)。
対象物(人、物、ETC)の属性を分析し、対象物を分類し、規則を当て嵌める事で対象物の性質や原因を理解しようとした。周囲から対象物を切り離し、対象物を単独で分析する。

討論で相手を倒すために「論理的思考」が重視される。

【中国】
集団の「調和」を重視する。自分とは他者との関係の中で形成されるもので、自分の役割が変化すれば、自らは別の人間になる。
公の場での意見の不一致は避けるべき。集合的な主体性。階層的な組織で定められた役割を担う。

以下の3つの哲学の混合
①道教
陰(女性・闇・受動)と陽(男性・光・能動)は相補的な関係にある。道の基本には永続的な流転と回帰がある。
⇒対象物の本質は不変であるとするギリシア哲学との相違。
②儒教
人間関係の正しい在り方。対立を善とせず、双方の主張に理があるとする「中庸」を志向する。
③仏教
上記①、②に欠けている知識の理論を補完する。

具体的に世界を理解する事を好む。中国には「~さ(ness)」に合う接尾語が無く、例えば抽象的な「白(whiteness)」を表現出来ない。「雪の白」、「白鳥の白」という比喩的な言語を用いる。

思想は行動の指針を志向する。世界は複雑な連続体であり、文脈から切り離された対象物を単独で観測しようとはしない。
⇒世界の複雑さを認識したために、対象物をカテゴライズし、法則を見出す事が出来なかった。世界は複雑であるため、抽象化(単純化)した真実を求めず、実用化に高い関心を持つ。

反対意見を統合するための「弁証法」が発達した。弁証法は矛盾を許容する。

第2章 思考の違いが生まれた社会的背景
【古代ギリシア】
都市国家という政治システム:人々の議論によって政策を決める。
山岳地帯が多く、人々は狩猟、牧畜、貿易等の他者との協力を必要としない仕事をする。他者との関係に縛られず、物事の原因は自らの行為にある。自分の思い通りに対象物を変化させる。
交易の中心にあったため、多様な文化が流入し、好奇心を養成した。そして異なる文化の下にある人間同士が議論するため、文脈や関係を捨象した形式論理が発達する。

【中国】
中央集権的な政治体制。
農耕を営むため、他者との協力が不可欠である。様々人間関係や義務の中に自己がある。自分の行為とは無関係に世界は変転し、自らは変化に従う。
同一の民族の元、調和を保つ事や行動規範に従う事が重視される。争いを収めるため、中庸が尊ばれる事になる。

<場依存性>
対象物を知覚する時に背景や環境に影響を受ける程度。
測定方法は以下の通り。

①RFT(棒―枠組み検査)
箱の中に、棒と、その周りを囲む枠がある。棒の垂直さに関する判断が枠の影響を受ける程度で場依存度を測定する。
②BAT(身体調節検査)
傾いた部屋に設置された椅子に座らせ、自分の体の傾きが部屋の傾きの影響を受ける程度によって場依存度を測定する。
③EFT(埋没図形検査)
複雑な図形の中に埋め込まれた単純な図形を探す。時間が必要な人ほど場依存度が高い。

第3章 西洋的な自己と東洋的な自己
西洋人は、状況や人間関係に左右されない「自己」を仮定する。東洋人は家族や社会との関係の中で「自己」を認識する。英語の自称はIだが、日本語では私、僕、俺などのように場面や相手との関係によって自称が変化する。

西洋では自己評価が重視されるが、東洋では自己批判が重視される。この事についての調査結果が記載されている。

西洋では子供は「発信機」たれと言われ、東洋では「受信機」たれと言われる。

第4章 目に映る世界のかたち
西洋人は個人の主体性によって全てが決まる世界に生きている。
⇒自分の目的に役立つ対象に焦点を合わせる。
⇒世界を個別的な対象・要素から成り立つと考える。

東洋人は自分以外の力が大きな役割を果たす世界に生きている。
⇒周囲の環境に注意を払う。
⇒世界を連続的な実体として捉える。

【心理実験①】
日本人と米国人の被験者達に、コルク製のピラミッドを「ダックス」として見せる。その後、2つの物体(①プラスチック製のピラミッド②コルク片)を見せ、どちらがダックスか指定させる。
すると、米国人は①を、日本人は②をダックスとして指定する。形に着目するか、材質に着目するか。
米国人の4歳児の2/3が、日本人の4歳児の1/3が形に着目して①をダックスとする。

【心理実験②】
米国人と日本人に、水中を魚が泳ぐカラーアニメーションを見せる。自分の見た物について記述させると日本人は米国人よりも背景的な要素についての記述が60%以上多い。
アニメーションの視聴後、魚や無生物の静止画を被験者に見せ、アニメーションに登場したか尋ねる。
⇒日本人は静止画の対象がアニメーションの環境と同じ環境の中に描かれていた時の方が再認成績が高い。
⇒日本人は環境と対象を結びつける傾向があり、米国人は対象と環境を切り離して対象に集中する。

認知する情報が少ないために、西洋人は客観的な規準を超えて、環境を自分がコントロール可能とする幻想を持つのか?対して東洋人は認知する情報が多いために世界を複雑に考えて、集団に帰属する事を好む?

【心理実験③】
中国人と米国人に出来事が急激に変化する可能性を尋ねると、質問した事項4つに対して中国人は約50%、米国人は30%の可能性で急激な変化を予測した。
また、経済成長率や癌死亡率等の過去の推移をグラフで見せ、今後を予測させると、米国人はトレンドの継続を予想する傾向があり、中国人はトレンドの転換を予想する傾向があった。
⇒部分に着目する場合、物事は単純に見え、多くの変化は予測出来ず、直線的な変化を予測する?逆に全体に着目する場合、物事は複雑に見え、多くの変化を予期するが故に、循環的な変化を予測するのか?

東洋人は人や物を対象との関わりの中で推測する。西洋人は対象を環境から切り離して近くする。

第5章 原因推測の研究から得られた証拠
発生した事件について、原因を個人の性格・属性に求めるか、周囲の状況に求めるか?

各種の心理実験について記述、個人の行動だけでなく、物理事象の理解に至るまで西洋人は対象の内的属性(性格や属性)に原因を求め、東洋人は対象の置かれた状況に着目する。ある殺人事件について100の情報を提供すると米国人は55%の情報を、韓国人は37%の情報を不要と見なす?西洋人の方が少ない要因を考慮する?

【基本的錯誤属性】
行動の原因が、個人の属性にあると思い、重要な状況要因について考慮しない傾向。

1967年に行われたエドワード・E・ジョーンズの実験。
実験に参加した大学生に、別の大学生が書いたエッセイを読ませる。被験者にエッセイを読んだ大学生の本当の意見を尋ねると、別の人間が書いたエッセイであるにも関わらず、それを読んだ大学生個人の思想であると思い易い。
⇒東洋人は西洋人よりも陥り難い?

【後知恵バイアス】
世界を単純化して、明示的なモデルを構築する人は後知恵に陥り難い?一つの要因から予想される結果が一つで無い事に気がつき易いからだ。
どのような結果にも数多くの要因が潜在的に関与していると思っている場合、後知恵に陥り易い。この事について米国人と韓国人を比較する実験。

西洋人は単純さを好み、東洋人は複雑さを仮定する。だからこそ西洋人は検証可能な命題を提起し、科学を発展させた。目的を達成するために状況を単純化し、結果から原因を辿るのだ。

【日本と米国の歴史の授業に対する考察】
社会学者 渡辺雅子の考察。
・日本の授業
 一連の出来事を年代順に、出来事の関連付けをしながら説明。
 人物の精神状態を想像させ、気持ちに根差して行為を説明。
 一連の出来事の切っ掛けとなった出来事を強調する。
・米国の授業
 結果から入る。
 一つの結果を齎した原因についての議論に沿って話を進める。
 結果を説明する因果モデルに合致した証拠を提示する。

⇒日本の教室では「How(どのように)」という言葉が米国の2倍使用され、米国の教室では「What(何故)」という言葉が日本の2倍使用される。
⇒これは面白い。目的志向型推論=目的を定め、達成するための条件を考えだす思考。西洋人に特徴的とされるが、日本人には難しいのか?

第6章 世界は名詞の集まりか、動詞の集まりか
東洋人と西洋人の思考について言語的な考察。

牛、鶏、草を2つに分類するよう依頼すると、東洋人は牛と草を、西洋人は牛と鶏を同一のカテゴリーに分類する。一-多という形の枠組みでは牛と鶏は同じ動物であり、部分-全体という枠組みでは牛は草を食べるから同一のカテゴリーである。

西洋人は対象物を明示的な規則で分類し、東洋人は対象物を関係によって分類する。

これは言語的な構造による影響があるのでは?カテゴリーは名詞によって表現され、関係は動詞によって記述される。

①言語
東アジアの言語では動詞が文の最初か最後に来る事が多く目立ち易い。
②育て方1
発達心理学者アン・フィーナルドの実験では、乳幼児に対し、米国の母親は日本の母親よりも対象物の名前を言う回数が2倍多い。日本の母親は礼儀等の約束事を教える介するが米国の母親よりも2倍多い。
③育て方2
共通の特性を持った対象物の名前を教える実験を17月齢の子供に実施すると、新しい対象物の名前を記憶し易くなる。発達心理学者リンダ・スミスの実験。
④文法
英語においては総称を意味する名詞は文法規則によって区別される。ducks(アヒル一般)とThe duck(そのアヒル)等のように自分がアヒル全体について話しているのか、特定のアヒルについて話しているのか区別出来る。対して中国語では文脈から、それを判断するしかない。
⑤比較
アリソン・ゴプニック等の実験。韓国の幼児は箱の中から対象物を纏める事が出来る「分類課題」が英語圏、仏語圏の幼児より三カ月遅い。

西洋人は総称名詞を使う言葉に慣れており、性質自体を変化しない抽象的な実体として概念化し易い。こうした中心的な対象に注意を向ける「主語優位型」の英語に対し、東洋の言語は「話題優先型」である。

その結果、西洋人は「魚が泳いでいました」のように対象物に着目し、東洋人は「池のようなところでした」のように場に着目するようになる。

最後にバイリンガルに実施した実験。言語による影響は大きいものの、それが全てを説明するのではない。文化的な影響も大きい事を示唆している。

第7章 東洋人が論理を重視してこなかった理由
中国において論理が重視されたのは①名家(論理学派)②墨家の2度しかない。中国人は常識と感覚的印象を重視し、論理を重視しなかった。

代わりに中国には弁証法という推論様式があり、その原則は以下である。

①変化の原則
現実は絶え間なく変化し流動的である。現実が変化しているのだから、現実を反映する概念は客観的には成り得ない。
②矛盾の原則
世界は絶え間なく変化しているため、常に対立や逆説が生まれる。全ての内に矛盾は共存する。
③関係性もしくは包括性の原則
変化と対立の結果として、孤立して存在する事は不可能であり、個々の音符がメロディーとして認知して初めて意味をなすように全体の関係をみなくては、「知」に辿り着く事は出来ない。

対して西洋の論理は以下の前提に基づいている。

①同一律
あるものはそれ自身であり、他のものではない。
②矛盾律
一つの命題が真であると同時に偽である事はない。

状況を超えた一貫性、文脈に関わらず絶対的な真を追求する論理に対して、東洋の思想は文脈に沿って真が変化する事を示す。

一貫した信念を保とうとする西洋人に対して、東洋人は環境に適応しようとする。

第8章 思考の本質が世界共通でないとしたら
包括的思考と分析的思考の対比について。

・医学
西洋医学では痛んだ箇所等を除去する介入型アプローチをとるが、東洋医学は身体のバランスをとろうとする。
・法律
米国では紛争解決の手段として法律家が重宝される。普遍的な正義の原理にたって善悪を確定しようとする西洋に対し、東洋では敵意を減らす事が重視される。
・討論
日本人は対立を回避しようとするが、米国人は説得を試みる。東洋では危険とされる討論は西洋では真実に至るための手段である。
・科学
討論や知的対立を回避する風土が東洋の科学発展を阻害している可能性。
・文章技法
西洋では、背景・問題・仮説・検証・証拠・意味・反論への答え・結論に至る直線的な文章技法が一般的だが、東洋では一般的でない。
・契約
東洋では契約は状況の変化に合わせて変化するものと考える?
・国際関係
東洋では因果関係を複雑なものと考え、不祥事を起こした場合は、意図的なものでなくとも謝罪するが、西洋では因果関係の立証が重要である。
・人権
西洋では個人を社会から切り離された単位と見なすが、東洋では社会を有機的な組織体として考える。
・宗教
一神教の場合、誰もが同じ神を信じるべきとされ「善悪」が強調され易い。ヒンズー教や仏教では人間は、何にでも生まれ変わる可能性があるが、キリスト教のカルヴァン派では天国と地獄の2つしか可能性が無い。

こうした文化を相対的に考える事は難しい。西洋的な思考と東洋的な思考の特徴と問題点に関して記述している。

エピローグ われわれはどこへ向かうのか
グローバル化によって世界が画一化する可能性について。著者は日本の例を持ち出し、近代化=思考様式の西洋化ではないとしている。

そして、東洋と西洋の思想が混ざり合い、よりよい思想へ進化する可能性についても語っている。

********

東洋人と西洋人の違いというより、一人一人の人間が異なった世界を認識しているという考え方が面白い。特に言語が思考を縛っている可能性について。

言語的な分析を行えば、自らや他者の思考特性を解析出来るのか?それは面白い。


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フリー

読んだ本の感想。

クリス・アンダーソン著。2009年11月25日 第1刷発行。

1つの要素が限定的に存在する場合と、潤沢に存在する場合では経済環境は大幅に相違する。限定的な経済は農耕に例えられ、限られた土地、労働力、種籾を有効活用するために発生し、「節約」を美とする?潤沢な経済では蒲公英が綿毛を飛ばすように、「無駄」を許容するのか?

21世紀の経済環境においては、「情報」が潤沢となり、新しい概念が形成されるとしている。

第1章 フリーの誕生
20世紀の「無料」について。
20世紀前半の米国において、食用ゼラチンを販売するためにレシピ本を無料配布した事例、使い捨て剃刀を販売するために無料サンプルを配布した事例。

著者は20世紀型の経済を物質に基づく「アトム経済」、21世紀型の経済を情報に基づく「ビット経済」としている。アトム経済における無料は、上記にあるように結局は他の何かを買わせるためであるが、ビット経済においては、デジタル情報はコピーするだけで生産可能なので本当に無料に出来るとしている?

無料とは何か?

第2章 「フリー」入門
フリー(無料)は4種類に大別出来る。それらは内部相互補助(他の収益によりカバーする)の一形態である。

①直接的内部相互補助
 有料商品で無料商品をカバーする。サンプルの配布等。
 消費者の関心を得て商品を売ろうとする。
②三者間市場
 直接参加しない第三者が料金を支払う。
 テレビ番組は広告主が視聴者の代わりに料金を支払う。
③フリーミアム
 有料利用者が無料利用者をカバーする。
 典型的オンラインサイトでは5%の有料利用者が95%の
 無料利用者を支えている。
④非貨幣市場
 対価を期待せずに人々が提供する。
 Wikipediaの編集、Yahoo知恵袋等。
 不正コピーも範疇に入るのか?

第3章 フリーの歴史
①概念の歴史
 9世紀のインドで0の概念が誕生。
 実体から離れた抽象概念の誕生はギリシャ・ローマでは
 なされなかった
②経済システム
 古代の集団内の取引は物々交換が中心であり、価格の概念は
 数世紀の歴史しかない。
 16世紀の利子率革命(年率20~30%⇒9~10%に利子率が低下)
 により、金利への抵抗が薄れ、17世紀の国民国家の誕生により、
 国が貨幣を担保する事により、ダンバー数(150人)を超える
 商取引が可能になる。
 現代のオンライン社会はダンバー数を超えるネットワークの
 形成を可能とするか?通常150人を超えると社会的相互扶助を
 監視する仕組みが維持困難になるとされるが、それを超える?

20世紀は「潤沢の時代」であったとされる。1960年代に発生した緑の革命により食糧生産は100倍になった。今後も希少な資源については技術革新が代替資源を開発し、安価になった物から別の領域に価値が移動していく事が予想される。

第4章 フリーの心理学
有料にする意味:
有料にする事に消費者の心に碇を下ろす事が出来る。金銭を支払う事は決断を示す。商品に価値があるように見せる事が出来る。無料は無価値の象徴なのか?

無料にする意味:
ペニー・ギャップ(僅かな料金でも心理的障壁となる)を取り払い、非線形的に需要を喚起する。

『予想通りに不合理』でダン・アリエリーが行った実験。以下の2つを比較する。
【ケース1】
以下の2つのチョコを売る。
リンツ :15セント
ハーシー:1セント
⇒73%の人がリンツのチョコを選ぶ。
【ケース2】
リンツ :14セント
ハーシー:無料
⇒69%の人がハーシーのチョコを選ぶ。

ケース1、2で価格差は14セントのままであり、ハーシーのチョコが僅かでも有料である場合、品質差を考慮してリンツのチョコが売れるが、無料になった途端に需要が爆発的に増加する。

時間と金銭の方程式についても記述。
金銭を支払う価値があるのは、①時間の節約②保証を得るの2つの意味がある。デジタル市場では無料は選択肢として存在してしまう。有料は無料と競合せざるを得ない。

デジタル世界のフリー

第5章 安すぎて気にならない
情報処理コストの大幅な低下について。

①半導体チップは18カ月毎にトランジスタ数を2倍にしている。
②ハードディスクが保存できるバイト数は1年で2倍になっている。
③通信帯域幅は9カ月で2倍になっている。

⇒情報処理コストは大幅に低下し続けている。

製造コストは何故低下するのか?

【学習曲線】
19世紀にドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱。
人間の学習能力。ある課題を繰り返すほど、こなす時間は短くなる。
1936年に米国ライト・パターソン空軍基地の管理者が飛行機の生産量が2倍になる度に組立作業時間が10~15%減少する事を確認している。
【経験曲線】
BCGが提唱。管理の効率化等、組織の学習による生産性向上。
大量生産される商品の生産量が2倍になる度に、コストは10~25%減少する。

しかし、1970年代に登場したトランジスタ1211は、10年間で販売量を4000倍に価格を1/1000に低下させた。上記の経験曲線では1/30にしかならないはず。何か別の要因があった。

【複合学習曲線】
半導体の研究者は10年毎に大きなイノベーションによって価格を急激に下げる事に成功していた。

⇒生産における知的要素の比重が大きいほど、改善の速度は上昇する。同じ現象がナノテクノロジーにおいても発生するのか?コンピューターの性能向上は、それまでの希少な計算資源を分割する文化から、使い勝手の良さを重視する文化への転換を促した。ネットワークの潤沢さが文化の転換を引き起こすのは数世代後か?

第6章 「情報はフリーになりたがる」
スチュアート・ブランド(雑誌ホール・アース・カタログの創刊者)の言葉。
要約:情報は貴重なため、高価になりたがり、コストが下がるため無料になりたがる。この2つは鬩ぎ合っている。
⇒「情報」を主語にする事で人の哲学を超越した普遍性を表現している?

第7章 フリーと競争する
無料と競合する事について。マイクロソフトは中国の海賊版について、市場開拓の手段と割り切った対応をとっている。
以下は2つの事例。
【マイクロソフト対リナックス】
エリザベス・キューブラー・ロスの悲嘆の五段階で説明している。
①否認
マイクロソフトは、リナックスのコスト面の優位性を認めず、1998年12月の記事にはマイクロソフト幹部がリナックスを誇大広告としていると記述している。
②怒り
1999年マイクロソフトは「五つのリナックスの神話の嘘」というタイトルの文書を発表。しかし、主張を裏付ける証拠が無く、効果は無かった。
③取り引き
2002年に第三者機関としてコンサルタント会社IDCに、トータルコストでマイクロソフトが優れている事を証明してもらう。さらに共有ソースというプログラムにより、秘密保持を誓えばソースコードを見れるようにした。
④抑鬱
2003年後半に、IBMで対リナックス戦略を成功させたビル・ヒルフを雇う。ヒルフは社内にオープンソース研究室を作る。
⑤受容
現状、マイクロソフトのサーバーOSのシェアは80%である。大企業は価格よりもリスクを最小限にする事を望む。

【ヤフー対グーグル】
2004年4月1日グーグルはGメールを開始すると発表。これは1Gバイト以上の保存料を無料にするものだった。対抗してヤフーは2007年には容量を無制限にした。スパムを排除するシステム等で無制限の容量を制御し、調整する。

第8章 非収益化
バーチャルの世界では規模の収益を活かした「最大化戦略」を採用する事が合理的だ。競争は激しく富は「企業」から「消費者」に移動していく。
従来の市場では、1位の企業が60%、2位が30%、3位が5%のシェアを取るが、ネットワーク効果に支配された市場では、1位が95%、2位が5%、3位が0%と成りかねない。その結果、市場参加者の多様性が薄れる事が心配される。新聞社が潰れれば、ネットに提供する記事を誰が書くのか?

第9章 新しいメディアのビジネスモデル
コンテンツの価値が低下していく中でどうやってビジネスモデルを立ち上げるのか?電子書籍や音楽等でも無料配布をライブや実物本の販促の手段と考えている?

フリーへと移行する理由。
①供給と需要
コンテンツの供給は増えたが、需要は増えていない。
②物質的形状の消滅
コンテンツは形を失った。物質を盗めば誰かが物質を失うが、デジタルデータは違う。
③入手し易さ
コンテンツの探索コストが減少するにつれ、対価を払うにも慎重になる。
④広告収入で運営するコンテンツ
⑤IT業界の意向
無料コンテンツは、それを再生する機器の価値を高める。
⑥フリー世代
ブロードバンドと成長した世代は、著作権の目的が解らない。

オンラインゲームの経済についても記述。製作者が経済学者の助言を仰ぎ、ゲーム中の経済世界を構築する件が面白かった。バーチャルな商品。

第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
2009年にバーガーキングは、SNSに登録している友人10人を削除すれば、特大バーガー(2ドル40セント)を無料にするキャンペーンを行った。

当時、フェイスブックには1億5千万人のユーザがおり、各自が50人の友人が存在したとして、フェイスブックの価値は2ドル40セント × 50 × 1億5千万の18億ドルとなる。

大まかなフリーの規模を見ると、

①広告により無料になる三者間市場
米国のメディア企業上位100社の2006年のテレビ・ラジオの広告収入は450億ドル。
オンライン広告市場全体は210億~250億ドル。フリーペーパ等で10億ドル。その他の小さなカテゴリーを合わせて800億~1000億ドルとする。
②フリーミアム
2008年に、フォレスター・リサーチという会社がフリーミアムの有料会員の企業の支出規模を8億ドルと水産した。一般消費者の支出規模を、その1/4として合計10億ドル。
オープンソース市場については、IDCによると、「リナックスの生態系」は300億ドルに達する。その周辺ビジネスは少なくとも10億ドルと試算。オンライン無料ゲームの市場を40億ドルと見積もりと、合わせて360億ドルになる。
③贈与経済
このカテゴリー算出不可能。

上記①、②を合わせて1160億~1500億ドルになる。世界では米国の3倍は見込めるから少なくとも3000億ドルになる。

労働力の観点から見ると、グーグルには1兆以上のユニークなURLがある。各ページに1時間をかけたとして1兆時間。ウェッブが始まって15年経つので15年の間に1兆時間を費やしたと考えると、3200万人が同じ年月をフルタイムで働いたのと同じ計算になる。彼らの給料を年2万ドルとすると、全体で年間2600億ドルとなる。

無料経済とフリーの世界

第11章 ゼロの経済学
クールノー競争:
1838年アントワーヌ・クールノーが提唱。
「競争市場においては企業が自主的に生産量を調整する」

ベルトラン競争:
1883年ジョセフ・ベルトランが提唱。
「競争市場においては、価格は限界費用まで下落する」

⇒資源が潤沢な環境では、ベルトラン環境が発生し、企業は生産量を調整するよりも価格を引き下げる。

デジタル経済においては以下の理由により「ただ乗り」は問題にならない。

①オンライン・コンテンツの大部分は見てくれる事が報酬となる。
②オンラインは参加者が多く、全体の1%が協力すれば集団は維持される。

第12章 非貨幣経済
マズローの欲求段階説について。人間は生理的欲求や安全についての欲求が満たされると、愛や所属、承認や自己実現を目指す事になる。非貨幣的な生産経済が社会システムとツールによって実現されるのか?

第13章 (ときには)ムダもいい
潤沢さを活用するには制御しない事だ。youtubeには多くの情報が存在し、制御されないまま、自らを求める人に見つけられる事を待っている。

モデルは以下のように違う。
         希少           潤沢
 
ルール:  許されている事以外は  禁止されている事以外は
      全て禁止される     全て許される
社会モデル:父権主義        平等主義
      (私は何が最良か    (あなた達が何が最良か
       知っている)      知っている)
利益プラン:ビジネスモデル     これから考える
意思決定 :トップダウン      ボトムアップ
運用方法 :指揮統制        制御しない

第14章 フリー・ワールド
中国とブラジルの無料経済について。
中国においては、儒教で模倣が美徳されている事から著作権の概念を理解する事が困難である。海賊版は市場を広げる役割があり、海賊版によって商品が陳腐化する事が新規の商品開発を促進するのか?
ブラジルにおいてはライブの宣伝のために無料CDが利用されている?

第15章 潤沢さを想像する
SF小説で記述されている潤沢さについて。『機械が止まる』E・M・フォスター著、『マジック・キングダムにで落ちぶれて』コリイ・ドクトロウ著、『ダイヤモンド・エイジ』ニール・スティーヴンスン著。

総じて人間は潤沢さを記述する事が苦手としている?それは統制を失う事の恐怖なのか?

第16章 「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」
無料に対する懸念についての著者からの回答。自分なりに解釈すると、無料への流れは不可避であり、そこで収益を上げる方法を考えなくてはならない。今までとは違う方法論が求められている。

<無料のルール ― 潤沢さに根ざした思考法の10原則>

1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる
  ⇒競争市場では価格は限界費用まで落ちる。
   インターネットの競争は激しく、技術の向上の結果、
   限界費用は年々0に近づいている。
2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない
  ⇒デジタル世界の外では限界費用は0まで落ちない。
3.フリーは止まらない
  ⇒法律や使用制限による規制は経済的万有引力に逆らえない。
4.フリーからもお金儲けはできる
  ⇒無料は新しい顧客を発掘する手段だ
5.市場を再評価する
  ⇒航空会社が旅行ビジネスを開始したように業態を
   変容させる。
6.ゼロにする
  ⇒コストが0に向かっているなら無料は時間の問題だ。
   無料で出来る事を考え、真っ先に無料にする。
7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる
  ⇒商品を無料にして別の物を売るか、価格の違いを埋める
   だけの差別化を図るか。
8.ムダを受け入れよう
  ⇒気にする必要がないほど安いいのなら気にするのはやめる。
9.フリーは別のものの価値を高める
  ⇒潤沢さは別の希少さを生み出す。
   価値は別の領域に移動する。
10.希少なものでなく、潤沢なものを管理しよう
  ⇒資源が安い世界では、ビジネスのリスクが小さくなるので
   資源を慎重に扱うトップダウン型の手法でなく、
   独立して多くのビジネスを実行する。
   失敗を恐れる必要は無い。

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インターネット大陸への移住は発生するか?

以下は日本ビジネスプレスからのコピペ、意訳。ほとんど小川和也氏の記事から貼り付けている。

近代を欧州によるアメリカ大陸開発の歴史と見ると、ポスト近代はインターネット大陸開発の歴史となるのか?

【急増する失業率】
若年層の失業が世界中で問題となっている。
2012年現在、欧州では、OECDが統計を取り始めて以来、25歳未満の失業率が最も高くなっている。ギリシャとスペインでは若者の2人に1人が失業しており、サウジアラビアとイタリアでは若年失業率が中高齢層の失業率の4倍に上っている。

短期的には、若年失業は政府の財政負担を増加させ、犯罪を増やし、社会の安定を脅かす。
中期的には、若者に安定した家庭を築くのが遅せ、母国からの移住が発生する。自国に留まる人は、得られる仕事に対しては自分の資格が過剰である事が多い。

長期的に見ると、長く失業に苦しむ人達は、数十年後にもまだその影響を感じる可能性が高い。大学を卒業した人々が学生ローンを返済できなければ、将来、金融の安定を損なう恐れもある。

多くの国では若年失業に対処する政策が有権者にとって重要な課題になっている。OECDその他の国際機関は教科書的な対応策を掲げている。経済全体で十分な需要を生み出し、特に25歳未満の若者を対象とした政策で補強するというやり方だ。

こうした政策は、現在の学生が卒業する時に本当のキャリアをスタートさせる機会を持てるようにする事を目指している。欧州各地では多くの若者が、企業に長期契約を提供するのを躊躇わせる政策で身動きが取れないように感じている?

⇒企業による安定雇用を多くの人間が期待出来なくなっている?国家の力が崩壊していくとしたら新世界への移住は発生するのか?

【ソーシャル化する社会】
ソーシャルメディアが、様々な領域で強い影響力を与え始めている。
2011年10月7日付の日本経済新聞で、「ネット通販各社、フェイスブック活用 ヤフーは商品評価と連動」という大きな記事が掲載された。その概要は次の通りだ。

■ インターネット通販大手(ヤフー、楽天等)フェイスブック等の
 SNSの本格活用に乗り出す。
 自社の通販サイトに消費者評価する機能を新設する、
 フェスブックの製作代行等。

■ 数年内にネット通販の取引の3~4割がSNS経由になるとの
 予測もある。

 2011年11月、野村総研は、SNSの普及により1兆6700億円の
 消費が創出されるという見通しを発表した。
 その根拠は以下の通り。

 ①ソーシャルメディアの利用者は、5年以内に4000万人超、
  潜在的には6000万人が見込まれる。
 ②ソーシャルメディアが齎した消費が現在1兆5200億円あると
  試算すると、ソーシャルメディアの利用者が6000万人に
  なった場合には3兆1900億円に拡大する。

【企業活動は有効なのか】
フェイスブックページの中にオンラインショップを開設したり、フェイスブックの中で集客活動を行ってみても、なかなか販売には結びつかない。その理由は以下の通り。

①企業(販売主)に主導権がない
 SNSの主人公は、「人(個人)」だ。
 「人(個人)」が主体となって成立している場所であり、
 “○○さん”がつくったというように、「企業から人」でなく
 「人から人」への情報の伝搬こそが信頼感を得られ易い。
 販売主としての企業が情報を発信する場合、
 スムーズに受容されない可能性がある。
②販売の軒先ではない
 SNSはリアルの知人・友人関係が持ち込まれた
 「コミュニケーションの場」であり、「セールスマン根性」が
 露呈された場合、受容される事は難しい。
 SNSのユーザーは買い物を目的にログインしていない。
 ユーザーが購買意欲を持つとすれば、「偶発」「衝動」等に
 よるもので、押し付けによるものではない。
③商品への所感を共有しにくい構造
 SNSにおける繋がりは、様々人間関係が持ち込まれて作用している。
 特に実名制のフェイスブックでは、それが顕著になる。
 その中で個人的な購買活動に関わる情報を晒す事に
 抵抗感を覚える人は多い。
 「商品への所感を共有しにくい構造」なのだ。

⇒企業活動が収益に結びつかない可能性?
 そんな事があり得るのか?

【フェイスブックは一つの国か?】
9億人超のユーザーを抱えるフェイスブックは、しばしば大国の一角のように扱われる。大国規模の住人が存在すると、「フェイスブック経済圏」という経済圏が発生する?「フェイスブック経済圏」は、フェイスブック上における企業の広報・マーケティング活用、ゲームのアプリケーション展開等により形成される。鍵となるのは「決済」にあると小川氏は考えている。

決済の仕組み作りには様々な可能性があるが、現状では「フェイスブック・ペイメント」がある。
フェイスブック・ペイメントは、フェイスブック上で展開されるゲームやアプリケーションを通じてユーザーがグッズを購入した場合に、アプリケーション提供会社からフェイスブックに手数料(現状は30%)が入る決済システムだ。

フェイスブックの売上全体において、この決済が占める割合は、2010年12月期が5%の1億600万ドルだったが、2011年12月期には15%の5億5700万ドルまで急拡大している。

ここでの課題は以下の2つである。

①ゲームに偏った決済収益
2012年1~3月期では、SNS向けゲーム大手であるジンガからの決済が63%となり、ゲームからの収益に大きく偏っている。
②モバイルの活用
月間で4億8800万人(2012年3月末時点)ものアクティブユーザーが利用しているモバイルでの収益を上げられていない点は、フェイスブックの収益性に対する大きな不安要素となっている。

PC同様に広告収益という目論みはあるが、決済領域においての収益余地の方に、小川氏は妙味を感じている。

フェイスブックは2012年2月27日(現地時間)、ウェブアプリケーション内のキャリア決済機能への取り組みで世界のキャリアと協力する事を発表した。フェイスブックアプリからオンラインショッピングやチケット購入が出来るようになったのだ。

どのような決済の仕組みをセット出来るかは、フェイスブックが単なる広告のディスプレイ設置場所にとどまるか、それとももっと大きな経済圏を作れるかの大きな分岐点となるはずだ。

これまでのゲーム依存の決済収益源を、広域的なショッピング、音楽配信などにまで広げられるかが、巨大な経済圏作りには欠かせない。

********

経済活動自体の概念が大幅に変化する?現状の失業率の増加を、生産活動の効率化によると見なせば、若年雇用は国が支えようにも支えられまい。欧州人によるアメリカ大陸の開発には400年以上の年月が必要だった。大量の金の流入がインフレの温床となり、資本家が大量に発生し、技術革新が加速した。同時にアメリカ大陸への移住が活発になり、欧州での迫害や経済危機の度に移民が流入するようになる。

過去の形式が踏襲されるのでなく、全く違う変化が発生するのか?

それでも実感が無い。僕には新しい形式が見えないし、5~10年での大幅な変化なんて信じられない。それでも既に大規模な矛盾が発生しているのだから、何らかの均衡点に到達するのか?

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レポート完成

一週間かけて作ったレポートが完成した。仮に自分がアスペルガー者の上司であった場合に考える事。或いは行動計画。

以下は強調しておくべき前提条件。

①僕の思考実験の結果でしかない事。成功を約束するものでない。
②最初に考えるべきは病院、発達障害者支援センター、ETC等の
 外部機関への連絡である事。
③おそらく転職、配置転換等が有効な解決策である可能性を考慮する。

他に何かあるか?

「お前、色々と本を読んでるんだし、レポート書いてみて」から始まった企画。書いていて楽しいというよりも悩んでしまった。その理由はBLOGのコメント欄が荒れてしまうから。僕を批判?する人と僕を擁護する人の間で喧嘩になってしまうのか?

向こう側の記述内容が理解出来ない事も、こちらの記述内容が理解されていないように見える事も悩みの元である。蒸し返してしまうと、又、荒れてしまうかもしれないが、こちら側の心情を整理・記録する上で書いてみる。ストレス解消の意味合いもあるのか?別に返信を求めるのではない。

【僕を批判?している人へ】
あなたが何を書いているのか僕には理解出来ません。それは、あなたの記述する文章が抽象的であり、且つ主観的である事に起因しているのだと思います。他の方のコメントを読んで下さい。皆様、自らの経験を書いています。自分の立場、状況、そこで何が問題なのか、どのように対処して、どのような結果だったのか。そうした事を織り交ぜながら書いているため、文章から具体性が感じられます。対して、あなたの文章は抽象的な空論に読めます。僕のような想像力の乏しい人間には検証された学説や数値データで語る事も有効かもしれませんが、あなたの文章にはそれも無く、非常に抽象的で空虚です。

そもそも、僕はあなたの弟子でも部下でもありません。バックボーンの解らない人間を抽象論のみから尊敬する事は僕には不可能です。あなたに呆れられたり、対案を示さない間違え探しをされたり、幸福を祈られると気色悪くなります。あなたに他人と心を通じ合わせる事が出来るとは思えず、記述には説得力が皆無です。

今後、コメントで粘着しない事をお願いします。普通、こうした事は書かないんですが、あなたのコメントの抽象性は自らの経験から目を逸らそうとした結果生じたように読め、また、奇妙に馴れ馴れしいところが読解力と教養の欠如と合わさって非常に不快です。

記述内容が理解されていないと思えた場合、今後、コメントを削除し訪問を拒否させていただきます。


【僕を擁護している人へ】
熱くなり過ぎです。コメント欄における批判は、僕が不快だから生じたものであり、あなたが不快だから生じたものではありません。僕は僕であり、あなたはあなたです。僕とあなたの関係は友人や仲間ではなく、BLOGの管理人と読者という関係なので、僕に対するコメントで、あなたが傷つくと困惑してしまいます。

そもそも批判的な意見を書く事は悪い事でしょうか?人間は一人一人が異なっているし、意見も様々です。確かに僕は小心者なので、コメントに対しては動揺し、攻撃的になり、謝り、引き摺ってしまいます。それでも出来る限り寛容な人間でありたいと願っています。自分を嫌う人間や、自分と異なる人間を許容出来ないというならば、発達障害者を差別する人間と同じです。

あなたがコメントを「荒らし」と感じても、僕が「荒らし」と感じるとは限らない。そして「荒らし」については無視する事が基本です。「荒らし」に噛みつくという事は「荒らし」に加担しているという事です。

僕のBLOGで他の人と喧嘩をするのは止めて下さい。僕はあなたのイメージ通りに思考・行動出来ません。

記述内容が理解されていないと思えた場合、今後、コメントを削除し訪問を拒否させていただきます。

*********

書いてみたが、上下で見事に意見が矛盾している。何が言いたいんだ。

まさに目が見えない人間が、周囲の人間に自らの感覚を伝達する困難さを体現している。他人に自らの情報を伝達する場合、自分と他人の思考過程が同一である事を無意識の内に仮定している。

・自らの意見を伝える
   ↓
・感じられる反応が自分の想定と異なっている
   ↓
・再度、情報を入力する
   ↓
・やはり反応が異なっている

上記のようなループに嵌ってしまう。相手の性格を想定せず、一歩引いたところから思考・行動様式を解析して適切な入力内容を考える。

どうしたものか?想像力が未熟な僕が、周囲の人間と歩調を合わせる事は困難だ。目が見えない人間が車を運転しているようなものなのだ。

本当に僕には意志疎通能力が欠落していると思う。

まあ、このBLOGは僕の日記、備忘録、投資用の概念形成器、思考調整場、病的な自分を発露する場所に過ぎないのだ。

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疲れた

意味不明に疲れている。

今日から明日にかけて疲れるイベントが揃っているから寝ておこう。眠れるか?

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それは百人に一人から始まる

「砂の女」 安部公房著。P195~

(百人に一人なんだってね、結局……)
(なんだって?)
(つまり、日本における精神分裂症患者の数は、百人に一人の率だって言うのさ。)
(ところが、盗癖を持った者も、やはり百人に一人らしいんだな……)
(一体、なんの話です?)
(男色が一パーセントなら、女の同性愛も、当然、一パーセントだ。それから、放火癖が一パーセント、酒乱の傾向があるもの一パーセント、精薄一パーセント、色情狂一パーセント、誇大妄想一パーセント、詐欺常習犯一パーセント、不感症一パーセント、テロリスト一パーセント、被害妄想一パーセント……)
(わけの分らん寝言はやめてほしいな。)
(まあ落着いて聞きなさい。高所恐怖症、先端恐怖症、麻薬中毒、ヒステリー、殺人狂、梅毒、白痴……各一パーセントとして、合計二十パーセント……この調子で、異常なケースを、あと八十例、列挙できれば……むろん、出来るに決まっているが……人間は百パーセント、異常だということが、統計的に証明できたことになる。)
(なにを下らない!正常という規準がなけりゃ、異常だって成り立ちっこないじゃないか!)

***********

しつこく書いてしまうコメント欄から感じる僕と他の人間の違いについて。

多くの人間は「自分」という主体を想定しているのだと思う。外部の環境から切り離された「自分」が存在していて、それが周囲の環境を変化させる事が出来る。
対して僕の思考では主体は周囲の「環境」だ。自らの立場、状況、所属集団、ETCがあり、それが脳内の物理構造と双方向的に影響した結果、僕という思考は存在している。

周囲の環境は絶え間なく揺れ動く。どこまで凝視しても、どこまでも複雑で、とても把握する事が出来ない。僕は複雑な現実に「言葉」を当て嵌める事によって情報を整理する。それは現実世界とは異なる仮想的な人工の世界だ。多くの人間は、そうした仮想世界しか把握出来ないのだと思う。「言葉」という主体があり、それに囚われてしまう。

例えば、ある四足の動物について伝える場合、どうするか?僕は「犬」という用語を作り出す。それは仮想的な概念で多くの対象を包括的に束ねる事が出来る。

ここで一つ問題が生じる。

多くの人間は仮想的な世界しか見えないため、全ての「犬」が同一に見えてしまうのだ。犬Aに運べる荷物なのだから、犬Bにも運べるはずだ。そこで、新しい「言葉」を作り出す事になる。犬Aには「セントバーナード」という名称を付加し、犬Bには「チワワ」という名称を付加する。同様にシェパード、ドーベルマン、マルチーズ、ダックスフント、ラブラドールレトリバー、ETC。

そうすると、また問題が生じる。

今度は全てのセントバーナードが、全てのチワワが同一に見えてしまう。名前によってしか世界を把握出来ないので、矛盾に気がつく事が出来ない。

「アスペルガーだから◎◎なのだ」、「アスペルガーでも◎◎な人間はいる」、といった意見は仮想世界のみを認識する思考特性の産物なのだろう。

それでも「言葉」を作り出し、仮想世界を浸食する事には意味があるはずだ。人間は言葉によってしか思考・意志疎通が出来ないのだから、やがて正常という規準がなくなるまで、百人に一人を定義づけていくのだろう。

脳構造を測定する技術の進歩は「自我」、「努力」、「理性」、「共感」、「自己責任」という妄想に疑念を呼び起こす。例えば、麻薬中毒は脳構造に由来する現象であり、遺伝的に中毒になり易い人間が存在する事が明らかに成りつつある。

「自我」の存在を仮定した場合、反応はこうなる。

「そんな事を認めると、自分は遺伝的に中毒になり易いと言い訳をして、直そうという努力をしなくなってしまう」

しかし、真に存在している問題は違う。問題は中毒になる人間もならない人間も本質的な相違が無い事だ。甘味料や脂肪といった食物、或いは競馬やパチンコといったギャンブル、インターネットのオンラインゲーム、或いは社会的奉仕活動に至るまで、麻薬と同質の中毒作用がある事が明らかに成りつつある。

肉体的疲労を癒すためにコカの葉をふくんだ古代インカの農民は、麻薬を否定しながら脂質や甘味料に塗れた食品を摂取し、怠惰な生活をする僕をどのような目で見るだろうか?

異常、正常の区別は文化的コンテキストと遺伝的体質の相互作用の結果であり、偶々コカイン中毒に成り難い体質と文化的に許容される中毒体質を持っているだけなのかもしれない。ならば僕も自らの中毒症状と対峙しなくてはなるまい。

これは本当に難しいと思う。何を異常とし何を正常とするのか?中毒から抜け出すための努力とは実行可能なのか?実行出来ないのなら、どうするのか?そして完全に禁欲的で節度に満ちた生活を実現したとして、それは本当に価値ある生活なんだろうか?その辺りの常識は大きく揺らぐ事になる。

恐らく、それも百人に一人から始まる。自らにも何らかの欠陥があり、それは克服し難いものなのかもしれない。そうした現実に対峙する人間が増えてくる。そして正常という規準は消滅する。

遠いな。

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眠れないので

吐き気がして眠れないので、BLOGを見たところ、どうも荒れています。書き方が拙かったかな。

以下、脳内調整のため書いてみます。不快な記述があればすみません。

まず僕を擁護して下さっている方へ。

批判的な意見があった場合、それは僕が何か不快な記述をした事が原因です。コメントは自由で良いと思うので、擁護していただかなくても結構です。僕は外部から感じられる以上に、不器用で頑固です。コメントの通りには行動出来ないので、僕に対しては怒りや失望を感じる事になります。

擁護される事が迷惑とかではなく、あなたの精神衛生上、良くなさそうなので書きます。

*******

今回の反省点としては不用意にコメントに返答してしまった事かな。

コメントを書くのは自由だと思う。でも読んでいて「質問」がしたいのか「攻撃」がしたいのか理解出来なかった。「既得権」という言葉を使用したのが拙かったのか?別に意見を否定したいとかではないのだけれど、そこが上手く伝わらない。

『ユーザーイリュージョンは面白いですよ』 ⇒ 『自分が出来ない事をやってのける人間がそんなに羨ましいですか?』

何故、こうなってしまうんだろう?コメントを読んでいて感じるのは、誰の事を言っているんですか?という疑問文でしかない。

恐らく相互の理解が困難な理由は思考回路の相違だ。その辺りはユーザーイリュージョンを読んで欲しかった。他の方のコメントを読んでいても感じるのは圧倒的な「理解」の相違だ。僕の言葉は誰にも届かないし、誰の言葉も僕には届かないのだと思う。

人格も性格も理性も感情も共感も思いやりも優しさも憎しみも怒りも自我も自分も現実には存在しない。それは自明の事だ。古代において天体の運行や天候の変遷は神々の存在によって説明され、計測技術の発展と伴に、神は否定され気温や気圧、湿度が数値データによって記述される事になる。

100年以内には、同様の事象が人間の脳において発生する。人間の精神活動は脳内の電気信号や神経伝達物質の分泌でしかない。現実には存在しない、「理性」、「感情」、「共感」、ETCといった言葉を当て嵌める事によって便宜的に誤った理解がなされている。そもそも「正」が存在するかは疑問であるが。

遠い未来では、脳内の計測技術の発展と伴に「人間」という観念は消滅する。その後も変転は続き、やがては人類は絶滅し、その遥か後に時間は消滅するのだろうか?

そこにあるのは絶対的な無であるはずだ。どれほど無を願っても僕は我に縛られている。何も無い状態。言葉を超えた何か。絶対的な無。僕はそれが知りたい。

そうした決して辿り着く事が出来ない遠い未来に思いを巡らす事が僕にとっての癒しであり、祈りであり、気晴らしの手段なのだと思う。

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