「自由意志への不信」は脳活動に影響

今日もコピー。

以下が引用元のリンク。

http://wiredvision.jp/news/201105/2011053020.html

イタリア、パドバ大学における実験。

【内容】
①30人の被験者をAグループ、Bグループに分ける。
②Aグループに自由意志を否定する文章を読ませる。(*)
 (*)『DNAに魂はあるか 驚異の仮説』(1994)
   フランシス・クリック著
③被験者の全員を脳波計につなぎ、「準備電位」という電気活動を
 監視する。
 [準備電位]
 自発的運動の何十分の1秒か前に生じる神経計算と
 関連している活動。
 例えば、右腕を動かそうとすると、意識的に動かそうと決定する
 数秒前に準備電位が発生する。
 意識は脳により規定されている証拠?
④被験者達に、コンピューター画面を見せ、画面上のカーソルが
 光ったらマウスのボタンを押すように伝える。
⑤各被験者について、以下を計測する。
 ・準備電位
 ・ボタンを押す決断をした時間
 ・実際にボタンを押した時間

【結果】
自由意志を否定する文章を読んだAグループについて、Bグループと
比較して、以下の結果が出た。

①準備電位が有意に低い。
 ⇒自発的な制御が少ない?
②「ボタンを押す決断をした時」と、「実際にボタンを押す時」
 との時間差が何分の1秒か、拡大した。
 ⇒自発的な行動が減退する?

【感想】
どのような人間も知的刺激から無関係ではいられない。

コメント欄にあったけど、伊藤計劃という人の書いた、『虐殺器官』と『ハーモニー』という小説があるのか?興味があるけど、読むのは半年後か3年後か?

面白いと思ったのは、自由意志を否定する論文を読ませると、被験者が不正行為に走る、他者に対して非協力的になる、また全般的にモチベーションが低下するといった傾向が強まることが観察された事。

自由意志の否定がモラルの低下を呼び起こすという結論でなく、別種の概念が必要とされている事を示唆しているのだと思う。

宗教が人間を道徳的にするというのは、信用出来ない。同様に理性による道徳も弱いと思う。人間の意志決定が従来の常識と異なっている事が明らかになっているのだから、従来の常識とは異なる常識が生まれる。

決定論的な理解から確率論的な理解へ?そうであるなら、自由意志は否定されない事になる。こうした研究を、さらに進めて欲しい。(結果を僕が理解出来るか自信は無いけど。)

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メタ表象

メタ表象:暗黙の了解、言わなくとも分かる事、心の理論。
     ⇒外部からの『刺激』と『概念』をつなぐ。

林寧哲著、「発達障害かもしれない大人たち」に出てくる言葉。

統一的な理解を持つために必要とされる。外部から得た情報から全体図を推測する。

・メタ表象を持たない場合、外部からの情報を瞬間的に
 認識出来ない。細部を分析しなくては、認識不可能になる。
⇒メタ表象を持たない場合、認識可能な外部世界が狭くなり
 日常生活において想定外の事象が起こりやすくなる。
⇒パニックが発生しやすくなる原因。

・事象に対する認識は個人個人で異なっている。
 そのため、認識の幅が狭い場合、
 他者との認識の重なりが小さくなる。
⇒メタ表象を持たない場合、非言語的コミュニケーションが
 難しくなり意志疎通が困難になる。

一般社会に参加する事は、社会のルールに従いつつ、一定の役割を担う事。そのため、「普通」でない人間が存在する事は、全体から見ると驚異となる。

以下は抜き出し。

P41:
頭部MRIと、「DSM-Ⅳ」によって診断した診断名と照らし合わせてみると、AD/HDと診断した方々は脳のてっぺん(上前頭回上部)だけが小さいことが多く、アスペルガー障害(症候群)を含む自閉症スペクトラムの方々は脳のてっぺんから額のあたり(前頭極)まで広範囲に小さいことが多いように思います。

P84:
高学歴の人間に自閉症者は多いのか?
 ①行動が常同的(繰り返し行動、習慣に従う)
  →物事の一面を深く考察する傾向。
 ②記銘力に優れる
  →世の中を認識する材料が豊富。
 ③型に嵌った思考
  →決められた事を決められたように行動する適正。

P106:
自閉症スペクトラムの人の脳画像の検査上の特徴をみたとき、上前頭回上部から前頭極まで、連続的に、さらに中前頭回も低形成であったり、機能が低下していることがわかった

⇒AD/HDとは、自閉症スペクトラムの中で、前頭極や中前頭回の発達
 が十分であって、かつ自閉的特性が希薄である特殊な状態?

*********************************************

脳構造を調べる事によって、個人毎の思考・行動の傾向を探る事が数十年の内には可能になるのだと思う。人格・性格の存在を信じ、努力する事により、改善出来るという思想は、その時にどうなるのだろう?

努力をすれば、握力を3倍に出来るとする思考は常識ではあり得ない。同様に、脳構造を努力により変更可能とする思考は常識ではあり得ないのでは?個人個人の思考・行動が脳構造により規定される事が明らかになった場合、社会の常識は、どのように変化するのか?

それとも、パラダイムの変換自体が発生しないのかな?

どちらにしても、僕は変化を目撃出来ないのか。

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病原菌と発達障害

昨日も青春リアルを見た。「青春リアル」と「発達障害」という言葉で検索すると、10万件を超えるサイトがヒットするので、意外と注目を集めているのかなと思う。

5/28(土)のテーマは「嘘をつく事は良いのか?」というテーマだったけれど、発達障害者という「こだっち」さんの会社内でのプレゼンテーションの様子を放映していた。

いや、職場内で何かをするたびに怒鳴られる僕よりも、周囲と上手くやっているじゃないですか。

以下は、検索したらヒットした後藤輝樹さんという方の2011/5/1の記事のコピペ。

【コピー開始】
青春リアルで、
発達障害と睡眠障害の人が出てるんだけど、
何ぬるい事言っとんねん、だわ。

(中略)

この人を、
障害を持つ人、病気を抱えている人に、認定してしまえば、
世の中の、ほとんどの人が、病気である。

(中略)

正直言って、
俺は、この二方を障害者だとは認めない。
認めてしまえば、多くの人間が障害者になってしまうからだ。

(中略)

この人は、
発達障害以前に、
性格とか人格的なものに障害があるのである。

(中略)

ウチの親も、俺とぶつかる事で、成長したし。
職場とかでもさ、意見をぶつけて、人格的な障害を削ればいい。
そうしない限り、ずっとそのままだよ。

(中略)

発達障害が障害者として認められて、
福祉が手厚くなったりするのであれば、
主張すればおそらく発達障害として認定されるであろう俺としてはメリットがあるのだが、
そんな社会を形成するのは、直感で、俺はヤバイ、おかしいと思うから、
発達障害的なものを障害、病気であるというのに、俺自ら反対したい。

【コピー終了】

以下はリンク。

http://gototeruki.seesaa.net/article/198661828.html

多分、世間の認識は、こうなんだろうな。性格・人格という得体のしれないものが存在して、それは「自分」という存在がコントロール可能であり、修正されないのは、努力しないからである。

これは、古代における、病原体に関する認識と同じなのだと思う。

古い時代には、病気は他の天災と同様に一種の神罰ではないかと考えられていた。1876年にコッホが炭素菌を発見した時に多くの人間が、以下のように言ったと思う。

「炭素症が、病原体によって発生するだって?何ぬるい事言ってるんだ。そんな事を認めたらコレラも結核もペストも天然痘も、全ての病気が病原菌に由来する事になってしまう。それは違う。病気になる人は実際には神に対する信心が足りないから病気になるのだ。考えを改めて信仰心を持たない限り、そのままだよ。全ての病気の原因は神罰によるものでないとしたら社会は滅茶苦茶になってしまう。」

で、今の社会は彼らの考える滅茶苦茶な社会なんでしょうね。

発達障害という思想は、同じように社会全体を変革するための第一歩なんだと思う。今後、数十年、又は数百年を経過して、人間に関する見方が根本的に変わってしまう。

僕は、そうなった世界に生まれたかった。

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ポスト・ヒューマン誕生

読んだ本の感想。

レイ・カーツワイル著。
本当に、こんな事が発生するのかな?

第一章 六つのエポック
特異点:テクノロジーが急速に進化し、生活が後戻り不可能なほどに
    変容する未来。
加速度:人類の進歩は指数関数的であるとする思考。
    線形的な一定の成長と違い、爆発的であるとする。
著者は、過去を参考にして未来を予想すると誤るとしている。現在の進捗率で未来を予想するのでなく、指数関数的に進歩の率は増加すると説く。
また、一つの事柄にのみ注目するのでなく、多面的な見方を重視すべきとしている?

【生物及び技術の進化の歴史】
エポック1(物理と化学)原子構造の情報
 ビッグバンの後に原子が形成され、離散した情報が蓄積され
 表現される事になる。
エポック2(生命とDNA)遺伝子情報
 分子の複雑な集合体が、自己複製機能を形成する。情報を保存する
 DNAという仕組み。
エポック3(脳)ニューラル・パターン
 経験したパターンを抽象的にモデル化し、意味を思考する能力。
 世界を脳内で再設計する事が可能。
エポック4(テクノロジー)HWとSWの設計情報
 様々なハードウェア・ソフトウェアが人間により作られる。
エポック5(テクノロジーと知能の融合)
 これから発生するエポック。人間と機械が統合された文明の登場。
エポック6(宇宙の覚醒)
 知能が地球という起源を離れ宇宙へ向かう。 

第二章 テクノロジー進化の理論―収穫加速の法則
パラダイムのライフサイクル
 1.遅い成長:指数関数的成長の初期段階
 2.速い成長:指数関数的成長の後期
 3.パラダイムの成熟に伴い発展が横ばいになる

パラダイムの成熟段階では、次のパラダイムの模索が盛んになる。
指数関数的成長のための資源
 ①秩序:情報を整理するための手段
 ②混沌:変化を与える多様性(有性生殖?)

<ムーアの法則>
集積回路上に詰め込むトランジスタ数が18か月毎に2倍になる。

DRAMの最小加工寸法:5.4年で半減
DRAMの価格:1.5年で2倍(DRAMのビット数/ドル)
トランジスタの平均価格:1.6年で半減

マイクロプセッサのクロックスピード:3年で2倍
マイクロプロセッサのコスト:1.1年で半減(周波数あたり)

マイクロプセッサ1個あたりのトランジスタ数:2年で2倍
                  (Xeonで10の8乗?)
プロセッサの性能:1.8年で2倍
         (Pentiumで100MIPS、Xeonで10,000MIPS?)
スーパーコンピュータの能力:1.2年で2倍
         (Blue Gene/Pで10の15乗フロップス)

ムーアの法則は、2020年以前に、限界に達すると予想される。ムーアの法則はコンピューティングにおける5つ目のパラダイム①電気機械式計算機②リレー式計算機③真空管④トランジスタ⑤集積回路

コンピュータの性能予測によると2015年までにスーパーコンピュータが人間の脳の性能に達し、2020年頃までにパソコンも同様の性能に達するとする。
人間の脳を模倣するのに必要な計算能力を10の16乗フロップスと推測?

第三章 人間の脳のコンピューティング能力を実現する
コンピューティングの第6のパラダイム(3次元分子コンピューティング)につながる技術

・ナノチューブ
 分子を三次元に組織したもの。とても小さい。
 単層のナノチューブは直径が1ナノメートル程度で
 密度が高い。
 ナノチューブトランジスタの理論的限界値:テラヘルツ?
 問題点
  ①伝導性、半導体の性質の2種類のナノチューブの識別
  ②ナノチューブ回路を正しい方向に整列させる事
・分子コンピューティング
 1個から数個の分子を用いたコンピューティング。
・自己集合
 回路の自己集合。大規模な工場でなく試験管の中での半導体の作成
 を可能にする?
・生物学的システム
 自己複製蛋白質をベースにしたナノワイヤー?DNA分子を使用した
 ナノグリッド。
・DNAコンピューティング
 DNA分子をコンピュータとして活用。
 段階1:短いDNAの鎖を作成し1つの遺伝コードに1つの記号を
     割り当てる。鎖の配列1つ1つが異なる記号を示し、
     解答候補の1つとなる。
 段階2:基準に合致しない鎖を破壊する酵素を加える。
     結果、何兆個もの鎖を同時に検査出来る。
 何兆個もの機械が同時に同じ操作をしなくてはいけないため、
 単一命令マルチデータに馴染む問題にしか使用出来ない。
・スピントロニクス
 地球の回転と同じく電子も軸を中心に回転(スピン)している。
 (理論上の概念。電子は大きさが無いのでスピンは想像出来ない。) 
 電子は上下のどちらかの方向にスピンするので、論理スイッチや
 メモリの符号化に使用可能。
・光コンピューティング
 情報を光子によって符号化し、光学部品を使って論理的算術的な
 演算を実施する。
・量子コンピューティング
 量子ビットの「絡み合い」の状態を利用。同時に0と1の
 状態にある。
 量子コンピュータは量子ビットの値が取りうる全ての組み合わせを
 検証する。
 限界1:ありうる解答の1つを検査するような特定種類の問題に
     しか適用出来ない。
 限界2:量子コンピュータの性能を決定する絡み合った量子ビット
     の数を増やす方法

【人間の脳のコンピューティング能力】
ハンス・モラヴェック(カーネギーメロン大学)
 網膜の画像処理の神経回路の分析

  網膜:幅=約2㎝、厚み=0.5m
  (網膜で画像処理に使用されるのは厚みの1/5。
   画像を約100万の区分に細分して運動を捉える)

 分析1:網膜は、輪郭と動きの検出を毎秒1000万回行う
 分析2:上記を再現するのに約100回のコンピュータ命令
     (1000MIPS)が必要
 分析3:網膜の、この部分のニューロンの重さは0.02g
 分析4:人間の脳は0.02gの75,000倍の重さ
 分析5:よって人間の脳全体のコンピュータ命令は
     10の14乗=100兆回
 
ロイド・ワッツ
 人間の聴覚領域のシュミレート
 =人間のレベルで音源の位置測定を行うには
  10の11乗(1000億回)の命令が必要。
  この処理を司る部分は脳全体の0.1%。よって、
   上記と近似した値が算出される。

小脳の計算についても記述。

より保守的な見解
 ①ニューロン1つあたりの、ニューロン間結合の数は10の3乗
 ②ニューロンの数は10の11乗
 ③全体では10の14乗の結合がある事になる
 ④リセット時間を5m秒とすると、シナプスの処理数は10の16乗
 ⑤シナプスの処理1回あたりの計算を10の3乗とする。
 ⑥人間の脳のシミュレートには10の19乗の計算が必要?

現在のパソコンの性能は、1秒間に10の9乗の計算。2025年には10の16乗を達成すると予想される。汎用的なプロセッサでなく、特定用途向けの集積回路(ASIC)を使用すれば、8年予測を短縮可能?

人間の記憶容量
専門家が自分の専門領域で保有する知識の量(塊、情報の基本単位)は約10の5乗。一つの領域で10万の概念。この専門的知識が人間の記憶容量全体の1%と仮定すると、全体の知識量は約10の7乗。概念1つの情報量を100万ビットと見積もると、人間の記憶容量全体は10兆ビット(10の13乗ビット)となる、ITRSの予測では2018年には10兆ビットのメモリが1000ドルで購入可能とする。人間の記憶を個々のニューロン間結合からモデル化すると、全体の情報量は、100京ビットとなる。(10の18乗ビット)

ここで、コンピューティングの限界について記述あり。P138~

著者は、2040年代の中盤には、パソコン?のコンピューティング能力を1秒間に10の26乗と計算している。人間全ての知能の10億倍の知能だとか。

第四章 人間の知能のソフトウェアを実現する
    ―人間の脳のリバースエンジニアリング

人間の脳を再構築する技術について。脳内をスキャンする技術は加速度的に進化しているとする。

fMRI、脳磁気図等の脳スキャン装置の性能は1年で2倍になるとしている。将来的にはナノボットを使用してスキャンする?脳の運動系、視覚系に関する実験について記述。P231~紡錘細胞に関する話。

著者は2020年代に脳全体のモデル化、シミュレートが可能になるとしている。

第五章 GNR―同時進行する三つの革命
同時に進展しつつある革命

①遺伝学(G)
 P254~、若返りやら治療やらクローンやらについて。
②ナノテクノロジー(N)
 P279~、ナノボットという極小のロボットについて。2020年代の
 後半には実現する?
③ロボット工学(R)
 人口知能(AI)について、2030年頃に実現?現在は特定の作業のみ
 を実施する特化型AIの時代であるとしている。

第六章 衝撃・・・・・・
上記のG、N、Rの革命の結果、人体が改造の対象となる?

2010年代
 コンピュータは衣服や家具に内蔵され見えなくなる。
 現実世界と重なる拡張現実(AR)の普及。
2030年代
 ヴァーチャル・リアリティ空間の現出。

P447~、地球外生命体の存在不可能性について。さらに、人間が宇宙に進出する事について。

第七章 わたしは特異点論者だ
著者の見解。『人間の知力・体力には限りがあり、一生の間に根本的な変化は無い』とする考え方への反発?将来的にAIが意識を主張する可能性について。この部分が難しい。著者は意識は仮定に過ぎないとしている。他者に意識があるとするのも機械に意識があると考えるのも類推なのだ。相手の精神を感じているのではない。他者の行動を主観的経験によって想像している。

人間の思考が現状の制約から解放された時に何を感じるのか?この章を理解する事は出来なかった。

第八章 GNRの密接にもつれあった期待と危険
ナノボットやらの新技術が普及する事に伴う危険について記述。著者は規制でなく防御手段の構築が重要であるとしている。

その他の各種批判について記述。人口論、ソフトウェアの進歩困難、アナログとデジタルの違い、神経処理の複雑さ、故障、変革を妨げる現行システム、ETC。

やっぱり、一番に大きいのは本当に根本的な変化が発生するのか信じられない事だろう。

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FXの記録

現在、口座清算価値:8,150,317

1ユーロ=1.4319ドル=115.70円、1豪ドル=1.0704ドル=86.50円、
1ポンド=1.6507ドル=133.33円、1加ドル=0.9759ドル、
1NZドル=0.8189ドル、1スイスフラン=95.10円

今日、TOEICを受験した。問題は最後まで解いたけど、全然だな。FXはどうしよう。スイスフランが値上がりしている。多分、一時的な値上がりだと思っているけれど確証はない。

テクニカル分析にしてもファンダメンタルズ分析にしても正確な予測は不可能。それども過去のパターンから影響を受けてしまうのか?何らかの理論・前提条件に基づき、行動してしまう事が自分の弱点か?

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風の谷の????

今日、何故か思い出した『風の谷のナウシカ』について。

以下はWIKIPEDIAへのリンク。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%82%AB

【物語の背景】
文明崩壊後の未来世界の話。世界では、人間が生活出来ない巨大な菌類の森が拡大を続け、人類は数を減らしつつある。菌類の森は、地中の汚染を浄化するために古代の人間が作り出した装置であり、現代の人間は汚れた世界でのみ生きられる人造人間である。物語は『トルメキア』と『土鬼諸侯連合』という2つの国家間の戦争が骨子となる。

【うろ覚えのあらすじ】
①主人公が、トルメキアの軍団に参加して土鬼諸侯連合と戦う事
 になる。
   ↓
②戦線を有利に進めるために、土鬼諸侯連合は巨大な菌類を生物兵器
 として使おうとするが、自滅。
   ↓
③トルメキア軍が勝利して、土鬼諸侯連合の首都を征服。
   ↓
④首都には、巨大なバイオコンピュータがある。これが、生物兵器を
 使用するための科学技術の源泉である。
 遠い未来の理想郷を実現するために作り出されたらしい。
   ↓
⑤主人公達は、バイオコンピュータを維持して未来への希望を
 選ぶか、破壊して科学技術の悪用を防ぐかの
 二者択一を迫られる。

【感想】
遠い未来の希望を選ぶか、目の前の幸福を選ぶかの二者択一の話だと思います。話の中に登場する『土鬼諸侯連合』は宗教国家みたいなんですが、こんな構造になっていると思います。

教主:バイオコンピュータ
   (菌類の森によって浄化された後の世界でも人造人間が
    生き残る事が出来る技術を持っている。
    理想世界を実現する争いの心を持たない新人類の卵を
    維持するようプログラムされている。)
 ↓                           ↑
信者:土鬼諸侯連合の人々
   (バイオコンピュータの維持に協力する代わりに、科学の力を
    利用させてもらう。遠い未来の浄化された世界を望む。)

こういった感じで、教主は自らの維持に必要な援助を受け、信者は科学の力を貸与してもらっています。この関係は、主人公が以下のような疑問を持った事で崩れた?

(疑問)
遠い未来のために、何故、現代を犠牲にするのだろう?科学を上手く使いこなせずに、戦争が起こり酷い事になっている。遠い将来の理想世界なんて本当に実現するか不確かだし、実現した所で数十年しか続かないだろう。一人の人間が数千年の寿命を望む事が出来ないように、一つの種が数万年の寿命を望む事も出来ないだろう。はっきりしない一時的な幸福を追求するより、目の前の現実を改善するべき。

どうせ、ほとんどの人間は自分達が浄化された世界では生きる事が出来ない事を知らないのだから、未来は良くなると嘘をついて、希望だけ残したまま、バイオコンピュータを破壊して、現在を良くした方が良い。数世代後の人間は絶望するかもしれないけれど、人間はいつか必ず滅びるのだから同じ事。

以上、僕の勝手な解釈。この話のポイントはバイオコンピュータを破壊した後も大量に科学者、技術者が残っている事だと思います。案外、短時間で科学を再構築して不滅を願う教団が再興されるのでは?それを防ぐためには、主人公達は思想統制を実施せざるを得ず、自分達が滅ぼしたはずの支配者そっくりになってしまうのでは?

もし、この話の続編が作成された場合、老いた前作の主人公達に、若い科学者達が戦いを挑むような事になる?第二第三の風の谷のナウシカが現れ続け、世界は二転三転する。

次回作『水の海のヘンデス』、次々回作『火の山のグレンタイ』、次々々回作『土の森のドロクシー』・・・

僕は、下らない事ばっかり考えているな。

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系留規則とYAHOO知恵袋

①系留規則
心理学の実験。

数人の被験者をグループAとグループBに分割し、グループAに対しては以下の1、2を実施し、グループBに対しては、以下の2のみを実施する。

1:アインシュタインは76歳で死亡したという情報を被験者に
  伝える。
2:1~100の間で、好きな数字を被験者に選んでもらう。

【結果】
2においてグループAは、グループBと比較して明らかに76に近い数字を選ぶ。直前に入力された情報に選択肢が影響を受ける。重要な事は、被験者達に実験の意図を伝えた場合でもグループAとグループBの選ぶ数字には乖離が見られる事。人間は周囲の状況から独立した意思など持つ事は出来ない。

②YAHOO知恵袋からのコピペ。

【コピー開始】
アスペルガー症候群の部下がいますが、もう私のストレスが限界です。

10名未満の会社の経営者です。普通の人と異なる言動をして、周りと取引先に被害を与えている部下がいました。注意すると、「私はアスペルガーなので、人の気持ちが判らない。だからそれは無理です。」と言われました。そんな業務遂行に直結する病気なのであれば、面接時に言えよ、履歴書に書いておけよ、と思いましたが、ぐっとこらえて、「それなら君が働きやすいような環境になるように協力するから、君も協力してくれ。」と偽善ぶって、外部接触が一切ない仕事に変更しました。

そのアスペルガー症状を持つ部下と一緒に働く社員にもアスペルガーという病気を伝えて、私と二人で、その病気を調査して、どのように接したらいいのかを勉強しました。出来る限り、1から10まで説明して、意思の疎通漏れがないように普通の人の10倍の説明をして、念のため文書を作成して指示をするように徹底しました。

しかし、どうしても、我々普通の人からすると、その部下の言動は、大変失礼で、「何でそんなに相手のことを考えないことを言うのか?」「なんて不遜な奴なんだ」というのが毎日続きます。病気なんだ、病気だからしょうがない、と割り切っても、私もその一緒に働く社員もストレスが貯まっていきます。この時点でアスペルガーを打ち明けられてから、1年が経ちました。

そして事件が起きました。あまりのストレスで、その社員が辞めたいと言いました。理由は、その部下と働くのが、辛い。頭では分かっていても話すのが苦痛である。部下に悪気は無いと分かっていても、どうしてもストレスとなる。ということです。実は、私も同じ気持ちです。もう限界なのです。

その社員以外の周囲の人間も、「なぜ社長はあんな奴(部下)を雇っているんだ?空気が悪くなる」と思っています。ひしひしと感じます。その部下には悪いが、私はその部下が会話をするのも最早ストレスなのです。失礼な言動をしないか、とヒヤヒヤして、ストレスでもあります。

こんな言い方しては駄目なのは分かっていますが、会社はボランティアでもなく、これ以上、この部下に関わることで、他の人間を不幸にすることは出来ません。綺麗ごとも言えません。もう私も精神的に限界なのです。
【コピー終了】

*************************************************
(感想)
発達障害というのは、病気ではありません。全ての人間が持っている脳機能の偏りの一側面なのだと思います。相談者がどうすれば、良いのか僕には判りません。障害者手帳を取得してもらい、障害者枠で別の会社に就職させるべきですかね。昔から、こういった問題は存在したのでしょう。昔は、『甘えている』、『努力をしていない』とレッテルを貼り、徹底的に痛めつける事で共同体から放逐していたのでしょう。どれほど痛めつけても、相手を良くするためと理屈付け出来るので、罪悪感を感じる事がなかったんでしょうね。

しかし、現代においては、そうした解決策が虚構である事が明らかになりつつあるので、別の解決策を構築する必要があります。仕事・会社・学校・その他の様々な事柄を再構築する必要があると思います。全ての人間が同じになり、同じ事を実施しなくてはならない事に問題がある?

難しい問題です。いくら、割り切っても嫌な事は嫌な事であり、それを抑える事は出来ない。勉強しても明確な解決策は存在しない。僕はコミュニケーション能力を身につける研修に参加した事がありますが、効果は出ていません。

身近に、他人の事を考えられない人間が存在するので、僕が周囲に多大なストレスを与える事は知っていますが、どうにもならない。

何らかの『努力』によって、平均から外れた人間が改善される事はあるのか?

現実的には、何か他人と関わらない生き方を模索するべきなのでしょう。会社組織は僕に合わない。それ以外の生活手段を構築すべき。

多分、大勢の人間が自分を改善するのでなく、改善されない自分を世の中に適応させる手段を探しているのだと思います。僕には見つけられるかな?


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再び、父との会話

また、父との会話の記録。

父「だらしがないのと、アスペルガーとかは関係ない。」
僕「こだわるね。」
父「機械的に、どうすれば良いのかを分析するんだ。
  そうすれば出来るようになる。」

僕(でも、あなた、他人に対して気を使えていないよ。
  その事を教えても認める事が出来ないじゃないか。)

何と言おうと、父が理解出来ない事は知っている。問題なのは、自分が正しいと全ての人間が思い込んでいて、お互いに自分の理解と相手の理解が相違している事に気が付く事が出来ない事だと思う。

発達障害という概念は、人間の認識・思考の限界を周知するために作りだされたのだと思う。もちろん矛盾はある。しかし、人間の思考は同じにならない事や内観によって真実に辿りつく事が出来ない事を前提に解決策を探し出すように誘導するには必要な考え方だと思う。

脳内を可視化する技術が実用化された場合、一人一人が大幅に異なる方式で世界を認識する事や、思考が、どういった因果関係で構築されているか明らかになるのだと思う。

さらに、それらを操作する事が可能になれば?

それらが、現実世界に登場する頃には僕は死んでいるだろうな?

発達障害という概念は、今の未熟な科学で現実世界を変えるための思想なのだと思う。

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電力株とプロチチ

①今日、話した会話
 僕 「これ、どこで調べるんですか?」
 課長「いつも、掲示板を見てるのに、わからないのか?」

 僕は周囲から、どのように見られているのか?
 騙し騙し生きていく。

②電力株
 随分と、安くなってきた。さあ、どうしよう。
 まだ、何も調べていない。

③プロチチ
 今日も立ち読み。何故か買いたくない。何故だ。

 【うろ覚えのあらすじ】
 ・主人公が自分の子供のおしめを替える。
    ↓
 ・便がもれる。
    ↓
 ・妻の職場に電話する。
    ↓
 ・妻には、職場に居場所があるので落ち込む。
    ↓
 ・落ち込んでいる時に、訪問販売される。
    ↓
 ・仕事を持っている訪問販売のオジサンと自分を比較して落ち込む。

 【感想】
何だろう。この違和感は。発達障害とカテゴライズされている人でも学習能力が無いわけではないと思います。ただ、学習する過程が違うのかな?

こういう感じで、以下のような見方が流行すると嫌だな。

「アスペルガーであるならば****である。よって、あなたは***」
「あなたはアスペルガーである。よってあなたは*****」

『普通の人間』 ⇔ 『発達障害者』

と、全く違う生物と区分けするのでなく、個々の特性を定義付けして、各々が一番、生きやすい生活をおくる事が可能になる世の中は、まだまだ遠い未来なんだろうな。

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パラダイムの転換は発生するか?

本当に、今世紀中にパラダイムは変わるのだろうか?

古いパラダイム:
 人間の行動を司るのは、自律的な自我であり、人間は心理的欲求を
 満たすために誤った思考・行動を行う。
 全ての人間は、思考によって同一の正しい論理を導く事が可能で
 あり、それが出来ないのは、甘えがあるからである。

新しいパラダイム:
 人間の行動を司るのは、脳内に存在するニューロンであり、それらが
 ボトムアップ的に組み合わさる事で、自我という妄想が出来上がる。
 得られた情報を最適に処理した結果が、誤った思考・行動になる事が
 起こり得る。
 思考は原因ではなく結果である。
 脳構造が相違する限り、人間の思想は異なるしかない。

⇒多分、僕が生きている間は発生しないだろうパラダイムの転換。
 自我の存在を信じる限り、懲罰的な制度・習慣・常識はなくならない
 だろう。
 全能なる自我が、己の行動を操作しているとする妄想が矛盾を生む。
 多くの人間が自分の思考・行動が、受動的に発生している事を認識
 するようになれば、現在の世の中を支配している統一原理は変わるの
 だろうか?
 『自我』の存在を否定する事が難しいのは、それが全ての事象を説明
 し、解決策を提示可能な思想だから?
 対案を用意しなくては、パラダイムを変換出来ないというなら、
 数百年後の世界を支配する思想は、どのようなものなのだろう?

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青春リアル

土曜日にテレビで、放送していた「青春リアル」の記録。

以下は番組のURL

http://www.nhk.or.jp/ss-real/

番組の内容は、番組内に登録している『メンバー』が、各々の主題を提示して、それに関する意見をメンバー間で出し合う討論番組のようです。

僕が見た時は、「オニオン」という人物の出した主題で、以下のような主題でした。

「自分は、ニートだ。このまま仕事をせずに生きていきたい。同世代はニートである事についてどんな意識を持っているのか、聞いてみたい。」

で、案の定、他のメンバーから物凄く反対意見が出てくるんです。「今に後悔する」、「将来が心配でないの?」ETC。「こだっち」というメンバーが反対意見を出しているんですけど、番組のHPを見ると、この人は発達障害の可能性が高いと言われているとか。

これは難しい問題だと思っています。

「こだっち」は言う。アリとキリギリスで、最終的には、遊んでいるキリギリスは、地道に努力しているアリに助けを求める事になる。

本当に、そうなのかな?僕は、この人の事を何も知らないけれど、僕のように会社に存在するだけで周囲の迷惑になると言われる人間もいます。僕は、アリなのかキリギリスなのか?

地道に努力をしているつもりでも、周囲は認めてくれないかもしれない。痛い目を見て後悔するのは自分であるのかもしれない。さらに、解決策は無いのかもしれない。

発達障害系の掲示板を読むと、必ず、「解決策」が存在すると思い込んでいる人がいます。努力をすれば、修正しようと思えば、改善される。本当にそうなのかな?(完全に否定する事は出来ない。)

なんというか、自分の欠点については『発達障害』と理屈づけして納得できるけれど、ニートに関しては、納得出来ないところにも人の業を感じてしまいます。

自分がアリであると、自信を持って言える人間は本当に存在するのかな?存在したとしても、誰が将来的に幸福になるかなんて予測出来ないのでは?

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FXの記録

現在、口座清算価値:8,942,270

1ユーロ=1.4160ドル=115.69円、1豪ドル=1.0657ドル=87.09円、
1ポンド=1.6228ドル=132.61円、1加ドル=0.9738ドル、
1NZドル=0.7955ドル、1スイスフラン=93.12円

相変わらず、迷走状態です。何も考えずに放置し続けます。

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心配事と脳科学メガネ

一応、挨拶をしたが、今日、会社から帰って大丈夫だったろうか?仕事は何も無いはず。可能性を考えてしまうと怖い。何もやる事が無い。やる事が無いから帰っても大丈夫。帰るときには挨拶もした。だから大丈夫なはず。

怖いけど、帰ってしまった事は仕方が無い。やる事が無いのに会社にいても仕方がない。そう考える。

2011年5月23日の日経ビジネスのP46。

東海光学株式会社が開発した遠近両用レンズ『ベルーナレゾナス』。

従来の眼鏡レンズ:モニターからアンケートを取り、眼鏡レンズの
         設計を進める。
ベルーナレゾナス:レンズ装用時のモニターの脳波を測定し、
         快適な見え心地である事を確かめる。
⇒主観的な評価とは別に客観的な評価を得て、眼鏡の品質向上を図る。

今の自分のように、その時の気分によって、不快な脳波を感知されてしまう事はないかな?脳内を可視化する技術の向上のは素晴らしい事だと思っている。

不安や心配をコントロールする技術が進歩して欲しい。可能性を考え始めると、何も出来なくなってしまう。

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疲れた疲れた

今日、あった事。

朝、会社に行くと、課長からメールが来ている。

「頼んだ仕事の結果の報告が無いのに、帰るな。」

推察すると、昨日の15:00頃に提出した資料の照査結果を確認しなかった事がまずかったらしい。資料の使用目的、提出先等を勘案して、計画を立てる。自分には、それが難しい。

それから、資料作成に入る。また、難しい。作成した資料について、課長に相談していると、マニュアルを読みなおせと言われる。理解していないと言うのだ。難しい。何故、そう思うのかが、僕には理解出来ない。向こうが何にこだわっているのかが、分からない。

最終的に、自分の判断が間違っているとは思っていないが、本当に理解出来ない。そうすると、また、嫌な事を思い出す。

課長のセリフ。
「お前、何をやっても中途半端じゃん。自分が何をやっているのかとか、これをやったらどうなるのかとか何も考えてないじゃん。何かをやっても、一から教え直さないといけないじゃん。」

そうなんです。想像力が弱いとは、そういう事だと思います。目の前の事象に対し、過去の似た事例を当て嵌めて予測する。要約してモデル化する事で因果関係をつかむ。

僕は、そうした能力が極端に弱い。何か解決策は存在するのかもしれないが、精神科医には見つかっていないと言われた。

こうした事が死ぬまで続くのだろう。生きている事が他人を痛めつける事になる。そうした人生。


その後、Aとの会話。

A「また、発達障害の本を読んでるの?ホント、熱心だね。この間、
  貸してくれた本を読んだけど、何か変だよ。病気だから特別扱い
  しろって言ってるみたい。」
僕「病気じゃないよ。脳構造の特性だよ。全ての人間に偏りがある
  から、特別扱いするんじゃなくて、各自の得意、不得意を把握
  して、その人に合った解決策をとるんだ。でも、今の脳科学は
  未発達だから、各自の脳構造を詳細に調べられない。
  だから、発達障害っていう考え方が大切なんだよ。特別扱い
  するんじゃなくて、お互いに理解しあうんだよ。」
A「じゃ、皆が発達障害者て事なの?」
僕「そう。だから病気じゃないんだよ。偏りの無い人間なんていない
  じゃん。」
A「そうやって、皆が発達障害なんて変だよ。」
僕「どうして?」

うーん。僕の意見は、どのくらい正しくて、どの程度、間違っているのか?どちらにしても僕は無力だ。目の前の問題も将来の問題も、何も解決出来ない。

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続々セントラル・コヒーレンス

セントラル・コヒーレンス = 全体を統合的に見る力。

抽象的な理解 = 少量の事実を繋ぎ合わせ、過去のイメージ
         (長期記憶)と照合し、全体を推察する。

過去のパターンをモデル化し、現在の課題に適用するには、相違点に着目するのでなく、少数の共通点に着目し、同様の事として扱う必要がある。他者が同様の幻影を見ていると考えるならば、意志疎通が可能となる。人間の情報伝達能力、情報受容能力は貧弱であり、自分と他者の間に相違点が存在する事に気が付かない。気が付いたとしても、思考能力の限界から、他者の思考を推定する事は出来ない。そして、その事を自覚出来ない。

統一的な教義・理論は何故必要なのか?人間の理解は、認知出来る事象に言葉を当て嵌める事によって成り立つ。それ故に言語化、文章化されていない事象を認知・操作する事は不可能?

言葉1:雨が降るのは、神が悲しんでいるからだ。

⇒この言葉を否定する場合、何らかの理論を策定しなくてはならない。
 他の理由の存在を仮定するだけでは不十分。
 「神でなければなんなのか?それを証明出来ないのならば、神が
  悲しんでいるから、雨が降るのだ。」
⇒現実の事象においても、人間の理解は、こうした構造になっているの
 だと思う。

<記憶1:後輩Sとの会話>
S「ちょっと、アさん。この前、送っておくように頼んだ書類、
  A社から届いていないって連絡があったんですけど?
  ちゃんと、送付したんですか?」
僕「そうなの?送付はしたはずだけどな?」
S「なくしちゃったんでしょ。今すぐ、机の中を、探して下さい。」
 (30分後)
S「何やってんですか?」
僕「探したけど、見つからないんだ。別に再作成すれば良い書類だし、
  急ぐ必要があるわけでもないから、しばらく様子をみてみれば?」
S「僕の見ている前で、机の中を調べて下さい。」
 (30分後)
S「何でみつからないんだ?分かった。あんたは、別の会社に書類を
  送付したんだ。今から、B社、C社、D社に連絡して、間違って
  書類を送付していないか、確認して下さい。」
僕「何言ってるの?急ぐ種類の書類じゃないんだから、待ってもらえば
  良いでしょ。」
S「いいからやれ。」
 (3時間後、Sからメール)
S:A社から連絡があり、向こうで書類が見つかったそうです。届いて
  いないと思い込んでいたそうです。って事は、アさんは、ちゃんと
  確認をしていないという事ですよね。
S「どういう事なんだ。」
僕「こっちが聞きたい。」
S「ちゃんと、確認してないから、こういう事が発生するんだ。」
僕「必要書類の確認なら、向こうに連絡したけどさ。」
S「それじゃ、どうして向こうは勘違いしたんだ。あんたが適当に
  やったからだろ。違うというなら、どういう言葉で確認したか
  一字一句言って見せろ。」
僕「?????????????」

*****************************

上記の事象が、周囲の人間から、どのように見えるのかは判別出来ない。僕にとっては、こうした事は日常的な出来事だ。人間の思考として、最初に結論を出し、根拠は後から付け足される。そして、その事に気が付く事は出来ない。自分の思考は論理的で正しい事であると思い込んでしまう。

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4時間

気が付いたら、4時間寝ていた。変な時間に目が覚めてしまった。まだ水曜日か。


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日本は破綻する?

早く破綻すれば良いのにと思えてしまう今日この頃。

過去に書いた内容を再度、記載する。

この場合の『破綻』の定義は共同体のシステムが機能しなくなる事。

【現在の日本のシステム】
・徴収と配分の仕組み。
 
 徴収:生産や消費から法人税、所得税、消費税ETCの税として
    徴収する。
 配分:上記で徴収した資金を、医療・介護・年金の形で配分する。

 このシステムは、徴収 ≧ 配分 という前提が続く限り成立する。

【システム上の問題点】
①少子化に伴い、生産・消費の必要量が減少している。
②高齢化に伴い、医療・介護の必要量が増加している。

ネット上で時々見かける言葉。
1.消費が増えないのは、皆が不安で、お金を使わないからだ。
  金を持っている年寄は、もっと浪費しろ。
    ↑                  ↓
2.財政が逼迫しているのは、年寄が医療・介護に金を遣いすぎる
  からだ。年寄は、医療費・介護費を無駄遣いするな。

⇒完全なる論理矛盾。一方では、金を使えを言い、一方では、金を使うなと言う。この状態は200年前の江戸幕府、フランス王国と同じなのだと思う。

【200年前のシステム(日本)】
・徴収と配分の仕組み。
 
 徴収:主に稲作から年貢として税を徴収する。
 配分:上記で徴収した資金を、体制の維持に使用する。

 このシステムは、徴収 ≧ 配分 という前提が続く限り成立する。

【システム上の問題点】
①農業技術の改良に伴い、米の生産量が増加。
②生活の改善に伴い、米以外の生産物の需要が増加。

⇒相対的に米の価値が低下するため、徴収額よりも配分額の方が増加するという問題が発生。
 当時の政府が採用した解決策は2通り。

①徴収を増やす
 ・新田開発等の農業開発の奨励。(フランスではジャガイモの生産等)
 ・税金の徴収を強化する。(一揆の多発。フランス革命の原因)
 ・貨幣の発行。(米の値が下がっているのだから、貨幣を発行しても
         インフレにならないという発想は現代と酷似。)
  ミシシッピ計画
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%94%E8%A8%88%E7%94%BB 
②配分を減らす 
 ・商人に対する統制の強化。
 ・贅沢品の禁止など。(米以外の品物の価値が下がるようにする。)

⇒失敗。当時のシステムが人々の欲求を満たすものでないので上手くいかない。現代において、いくら生産や消費を増やしても、それが、欲求を満たす物で無い限り、破綻するのだと思う。当時の世界でも商業を重視する思想はあったのだと思うけど、体制・思想が変化するまでは時間がかかった。

日本では、田沼意次が商業重視の政策を採用しているが、失敗している。僕は田沼意次の失敗の原因は自分が実行者となってしまった事だと思う。国は取り締まる側に回るべきであり、失敗する可能性の高い商業は大勢の人間が別々に多様な方法を試すべき。新田開発や、特定商人の優遇など、管理する事への過信が失敗の原因なのでは?

【200年前の解決策】
徴収と配分の仕組みを変えた。

農業でなく、商業に課税する方式。今までの、農業を振興しつつ、商業を抑制するシステムを改める。そのためには、統一した国家が必要。200年前の世界には、日本語・フランス語・ドイツ語ETCは存在しなかったのではないだろうか?各地方毎に方言があり、国という概念はあったのだろうか?各領主の土地を横断しながら活動する商業を管理するには、統一された国家体制の構築が必要。ナショナリズムは昔は存在したのだろうか?住む土地が違えば、言葉・習慣・その他が違う人々の間に同一性は生まれたのだろうか?国民という概念は、昔は存在しなかったのでは?

かつては、虚業とされた商業は正業となり、卑しいとされた商業道徳が世の中を支配する。富める者と貧しい者が入れ替わる。

【現代に当て嵌めると】
システムの変換。

トービン税
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3%E7%A8%8E

国際通貨取引に課税する方式。現在の日本のGDP(国内総生産)は500兆円程度?ここから、100兆円近い国家資金を徴収する、或いは、さらに生産・消費を増やす事は困難。

2010年度の米国と日本の間の為替取引量は、平均で1日50兆円?米国と日本の間の通貨取引のみに1%の課税を行えば、他の税は徴収する必要がなくなる。

WIKIPEDIAの記述では、トービン税は投機の抑制を目的としているが、実際に導入された場合、投機的な取引が正業となるのだと思う。

現実に、この制度を導入するには、国を超えた思想・制度が必要。機関が管理する世界でなく、ばらばらの個が自然発生的に一つになるシステムが成立するのだと思う。(今から100年後?)

【ではどうするのか?】
以上を踏まえて資産運用を考えた場合、株式への投資が一番、良いのだと思う。個別株に投資するのでなく全体に広く分散する。予測が外れた場合、余った資金が実物に吸収されるため、商品が値上がりする。予測が当たった場合は、技術革新に伴い株式が全体的に値上がりする。

江戸幕府においても、フランス王国においても、国が借金を返さないという発想がなかったので、崩壊するまで資金は賄われていた。運用先が国しかないのは、不便なのだと思う。科学技術が進歩しても、それを商業化するには株式市場の存在が不可欠なのだと思う。

そして、システムが崩壊した結果、不幸になった人間もいれば幸福になった人間もいた。日本の場合は、どうなるんだろう?

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日経ビジネス(2011.5.11)の記事

「ロボット大国日本」の虚実

2011年3月の原子力発電所の事故に、日本産のロボットが投入されなかった事について。

研究と実用化の間の死の谷の存在。

米国は、軍が開発費を負担し、戦場で運用経験が蓄積される。日本では、開発予算が支給されても運用期間が存在しないため、中途半端になる事が多い。

難しいのは、研究段階と実用化する段階で求められる思想が違う事だと思った。

P44:立命館大学 川村教授
「人型ロボットを作りたいというロマンだけで研究に取り組んでも、
 アミューズメントパークで楽しむためのロボットしかできない。」

P48:大阪大学 石黒教授
「ヒューマノイド(人型ロボット)の研究が、どのような役に立つのか
 問うことは間違っています。何の役に立つのか分からない研究に
 こそ価値がある。研究開発と実用化は分けて考えなければ
 なりません。役立つロボットを作ることは民間の役割であり、
 学術界には実用性を問うことのない自由な研究環境を整えるべき
 です。」

自由な発想という立場にも様々なものがあるのだと思う。人型に拘らず、実用性のあるロボットを作成するのか、実用性に囚われず、人間に近いロボットを作るのか、自由である事は不自由であり、不自由である事は自由であり、その事を認識・理解する事は不可能なのかな?

相容れる事の無い他者が存在しなければ、自分が自分である事を確信出来ないのだろうか?

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人間 この信じやすきもの

読んだ本の感想。

T.ギロビッチ著。

1  はじめに
誤った信仰や信念は何故、誕生するのか?
①正しい事実に接していないからではない。
②誤りは、正確に素早く情報を処理する脳の構造に由来する。

⇒人間は心理的欲求を満たすために誤った考えを持つのではない。得られた事実に当て嵌まる最適な結論が、結果的に誤った考えとなってしまう。

本書では、個人が正しく物事を見る「心の習慣」を持つ事は可能だとしている。

第Ⅰ部 誤信の認知的要因

2  何もないところに何かをみる―ランダムデータの誤解釈
人間は、組み込まれた認知機構により、無秩序・混沌・無意味に秩序やパターン・意味を見出す。それは、関連付けや発見に有効であるが自動的に働くため、誤りの原因となる。
<例>
バスケットボールでショットが連続して成功する傾向があるという迷信。実際には、そのような傾向は存在しないが、人間は偶然以外に原因を求めてしまう。

ランダムを上手く読み取れない原因(偏りの錯誤、回帰の誤謬)
①代表制に基づく判断
 目立った特徴によって、物事の類似性を測る事。
 一緒に発生する出来事は、常に一緒に起こるように見える。

後付けならば、データに都合の良い検定方法を施す事が出来てしまう。人間は物事を後から説明する事に優れている。ランダムなパターンが真の現象として認知されると、それらしい理屈がつけられて、既存の理論や信念に組み込まれてしまう。

②統計的回帰現象の誤認
 単なる平均への回帰に複雑な因果関係を想定してしまう。
 (例)
 凶悪犯罪が頻発した後に、犯罪件数の減少が見られると、何か特別な
 要因があったものと思い込んでしまう。
 ただ、平均的な犯罪発生率に回帰したものとは思わない。

3  わずかなことからすべてを決める
              ―不完全で偏りのあるデータの誤解釈

人間は、信念が単なる意見や価値観ではなく、合理的で客観的な推論結果であると思い込んでしまう。

二つの変量間の相関関係の推測について、2×2の分割表を用いて表現するのが社会科学者の手段。(2×2の分割表:物事を事象A、Bが①両方とも発生する②Aのみが発生する③Bのみが発生する④両方とも発生しないの4つに分けて分析する。)この場合、事象A、Bが両方とも発生するケースがあると、他のケースが重視されなくなる。
(例)
雲の中に、微粒子を蒔くと雨が降るという事例があると、微粒子を蒔かなくとも雨が降ったという事例は重視されなくなる傾向がある。

仮説に合致しない事例は認知する事が難しい。
以下1.2.の文書は同じ意味だが、否定は理解し難い。

1.全てのギリシャ人は死ぬ運命にある。
   ↑         ↓
2.全ての死ぬ運命に無い人間はギリシャ人ではない。

対称な変量:属性の存在によって定義づけられる。(男 OR 女ETC)
非対称な変量:選択肢の内の一方が否定であるもの。
       (雨が降る OR 雨が降らないETC)
⇒相関関係において、2つの変量が非対称である場合、仮説に合致する事例の力が大きくなる。分割表の3つの部分が情報が存在しない記述になる。肯定情報に影響されやすくなり、誤った相関関係を見出してしまう。(ウェイソンの選択課題についての記述あり。P54~P55)

他者からの質問についても、仮説に合致する例を探してしまう。

隠されたデータの例。
選好試験の問題(本当に優れた学生を選抜したのか?)
①不合格の学生は、力を試す機会が無い。
②合格した学生は、実行する機会がある。
⇒2×2分割表のデータがそろわない。

現実には、様々な施策を試す事が出来ない。良い結果でも悪い結果でも、他の施策が実施された場合の結果を知りえないので、結果を判断するのに、必要なデータは存在しない。

自己成就予言について。
・真の自己成就予言:期待が実際の行動を引き起こす。
・疑似自己成就予言:期待が反応を制限し、期待を否定する行動を
          引き起こし難くする。
否定的な第一印象は、肯定的な第一印象よりも維持されやすい。自己成就予言は、仮説に合致する情報のみを探そうとする方略と同じく、不完全な情報を与える原因となっている。

4  思い込みでものごとを見る
         ―あいまいで一貫性のないデータのゆがんだ解釈

先入観や偏見は、広範な事実に裏付けられ、長年の検証に耐えた知識体系を利用する方策である。与えられた情報を超えた解釈の存在が人間を賢くしている。

人間は期待によって、与えられた情報を歪める。期待に反する情報を無視するのでなく、巧妙に揉みほぐす。ギャンブラーは賭けに負けた場合に、長時間、反省する。賭けに負けた原因を偶然のせいにする。

科学は、客観性を尊重するために、柔軟性(先入観)を放棄する。

一面性の出来事:一面が生じた場合のみ、記憶に残る。
        (都合の良い情報が思い出されやすい。)
        (例)
         夢で見た事は、現実で発生した場合のみ、
         記憶される。
         結果確認がされないため、注意が向けにくく、
         非焦点づけられている。
二面性の出来事:勝敗などの2つの側面を持ち、記憶に残りやすい。
        (都合の悪い事が記憶されやすい。)
        勝負の結果が、特定時点で判明するなど、
        注意が焦点づけられている。

快不快の非対称性:快感に比べて、不快感は記憶されやすい。
パターンの非対称性:ある法則に合致する事例は記憶されやすい。
定義上の非対称性:自動的に一面性の出来事となってしまう事。
         (私は鬘の人間を見破る事が出来るという信念。
          見破れなかった場合は、そのままなので、失敗例
          とはならない。)
通常の生起率からの逸脱:普通、発生しない事は記憶されやすい。
            人間は、自動的に実施している事が多いため
            実施されなかった場合に、その事に気付く。

期待に合致する生起事例は、合致しない非生起事例に比べて記憶されやすい。

第Ⅱ部 誤信の動機的要因と社会的要因

5  欲しいものが見えてしまう―動機によってゆがめられる信念
誰か他の人間になる空想は難しい。
 理由1:何か、デメリットが存在する可能性を考えてしまう。
 理由2:交換への抵抗。人間は、失う事を過大評価してしまう。
 理由3:自分自身を過大評価する傾向。

各種アンケートの結果が記載されている。人間は自己を過大評価してしまう。P127から、こうした傾向が動機的な原因であるのか、認知的な原因であるのかが記述されている。著者の主張は、両者の混合であるように思える。
・人間の推論過程は、当面の目標に影響される。
・人間は関連する知識の一部分しか考慮しない。
・目標が違えば、違う信念・規則が正しくなるかもしれない。
・状況が違えば、逆の結論が正しくなるかもしれない。
・人間は、上記の事に気がつく事が出来ない。

6  噂を信じる―人づての情報のもつゆがみ
人づての情報が歪められる原因について。
①話し手は、メッセージの大筋を誇張する。
②話し手は、メッセージの末節を省略する。
③人間は、人物と行動を結び付けたがるため、会った事の無い人間の
 行動を、誇張してイメージしてしまう。

④話し手自身の利益、聞き手の注目を集めるため、メッセージは面白く
 なる傾向がある。

<パラドックス>
人間の感情は当てにならない。統計的なデータに頼るべき。では、統計的データが正しい事は、どのように証明可能なのか?情報源の確認、予測は当てにならない、誇張と省略、個人的証言よりも調査結果、ETC。無知よりも誤情報が問題。

7  みんなも賛成してくれる?―過大視されやすい社会的承認
総意誤認効果:自分の信念は他人も賛成するものと思い込んでしまう。

自分の信念が、外的な要素によって形成されたと思う場合、他人も同種の信念を保有していると思う傾向がある。人間は、同じ問題を同種の価値観を保有する人間の間でさえ、様々に解釈される事に気が付かない。問題状況の解釈が自動的であるため、一つの客観的事実という妄想を持ってしまう。

他人からのフィードバックの過大評価。(誰かが教えてくれるはず。)
⇒実際には、人間は他人の間違いを指摘しにくい。
 アービング・ジャニズ著『集団思考』:
 団結心の強い集団は、行動計画策定の際に意志統一に躍起になり、
 個人的な疑問や批判を抑えてしまい、間違った方策を採用する事が
 ある。

第Ⅲ部 いろいろな誤信の実例

8  種々の「非医学的」健康法への誤信
医学や健康法への迷信について。
今までの章の記述と同じ。肯定的な事例が過大評価される事について。

ホメオパチー(類似療法)についての記述。
⇒サミュエル・ハーネマンによって開発。
 健康な人に同種の症状を引き起こす薬を病人に処方する。
 本書の中では、迷信と書いてあるが、効果があるとする研究もあった
 記憶がある?本当のところは、どうなんだろう?

P231に、近代において平均寿命が延びた原因は、衛生・栄養の進歩であり、薬や手術によるものでないとしている。(19世紀における45歳の平均余命は70歳前後と、現代と相違しない。)

9  人づきあいの方法への誤信
誤った人づきあいの方法が採用される事について。

セルフハンディキャップ(上手くいかない事の言い訳)
①真のセルフハンディキャップ:自分の行為の邪魔になる行為を他人の
               目に見えるように行う。
②見せかけのセルフハンディキャップ:成功が困難な状況である事を
                  他人に吹聴する。
⇒ハンディさえなければ、自分は一流であるという偽装。
 他人から良い評価を引き出す事は困難。嘘の言い訳は無視される事が
 多い。

・有名人の名前を出す、自慢話、押しが強い、ETC。
 効果が無い対人方略。

前に章で述べられた、他人からのフィードバックの過大評価によって、効果の無い方略が過大評価されている?滅多にない成功が過大評価される。別のやり方を試さないため、情報が不完全。自己成就予言。ETC

成功は方略のせいにされ、失敗した原因は方略以外のせいにされる。

反証1:成功は別の因果関係連鎖の結果である可能性がある。
反証2:失敗の原因が、別の因果関係連鎖による可能性があるとしても、
    それが、失敗の原因であるとは断言出来ない。

10 超能力への誤信
超能力に関する記述がいろいろ。
P296に、偶然の一致が発生する確率が意外と高確率である事が書かれている。(誕生日のパラドックスETC)人間は、後付けの説明が得意なので、偶然を必然と見なしてしまう。

超能力を否定する事の難しさ。
・超能力肯定派:各種の事象を超能力という統一原理で説明可能。
   ↑                  ↓
・超能力否定派:一つ一つの事象を説明し、否定する。

⇒超能力否定派は、現存するデータの説明は出来ても、対案となる統一理論を提示出来ない。それ故、否定派は、「超能力でなければ何か?」という疑問に答えられない場合がある。存在証明の責務があるのは肯定派であり、「AでなければB」という論理はおかしい。説明不可能な事象の存在は人間の「知」の限界を示しているが、それを認める事は難しい。

第Ⅳ部 誤信を持たないための処方箋

11 誤信への挑戦―社会科学の役割
人間の認知機構:白黒をつけたがる、
        過度の単純化、
        過剰な自信、
        事象を制御可能とする思い込み、
        ランダム性に規則、構造を見出す、
        発生した事にばかり注目する、
        比較対照すべき事象を考慮しない、
⇒誤信を避ける事は、とても困難。以下の習慣の有効性は?

①2×2の分割表で考える。(発生しなかった事象について)
②逆の場合を考える習慣。
③情報の発信源を考える。
④本当に他人から指示されているか考える。
⑤規則性を盲信しない。
⑥平均への回帰現象を意識する。

著者は、確率論的な科学教育、社会科学の方法論的な技術によって、思考の偏りを抑制すべきとしている。不規則で不確定な現象を取り扱うための方法論。

******************************

多くの本が、この本の影響を受けているように感じる。確率的な思考方法は本当に有効なのだろうか?何となくだけれど、数十年の後には違う解決策が提示されている気がする。脳内を可視化する事により、自分の思考過程を認識出来るようになった時、何が発生するのか?認識する事が事象に干渉する。量子力学の二重スリット実験。自己言及のパラドックス?思考する事は原因でなく、結果である。これが、どういう事なのか、一定の結論が出るのはいつなのだろう?

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FXの記録

現在、口座清算価値:8,884,133

1ユーロ=1.4118ドル=114.05円、1豪ドル=1.0571ドル=85.41円、
1ポンド=1.6196ドル=130.83円、1加ドル=0.9683ドル、
1NZドル=0.7870ドル、1スイスフラン=90.50円

2011年6月に米国の金融緩和が終了する見通しから、他通貨からドルに資金が巻き戻っているんだろうか?今、何かを実行する気力が無いので放置しておく。

予想が的中すれば、ドル買いのポジジョンが利益を出すし、外れればクロス円が値上がりして利益が出る前提だけれど、両者のバランスは大丈夫だろうか?

完全に想定外の事象が発生した場合は?株式や商品への資金投入はどうしよう?うーん。何も出来ない。

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久しぶりに仕事をした?

資料作成をするだけなのだけれど、他人と話をする事に疲れてしまう。体が動かなくなってしまっているのかな?

長距離を走る時は先の事を考えない。目先の事に集中して着実にこなす。そうでないと、擦り切れてしまう。

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久しぶりに話す

今日の会話。

Oさん「ねえ。お前、何やってるの?ちゃんと課長の話を聞いてるの?
    フロア中に、お前が怒鳴られてる声が聞こえてくるんだけど。
    何やってるの?仕事中にネットを見てるのか?」
僕  「すみません。」

何度、会話をしても名前を忘れてしまう他部署の先輩Oさんとの会話。思うようにならない毎日が続いていきます。

周囲の人間も僕の扱いに困っているのだろう。何かを知る事。出来るようになる事。経験を積む事。行動する事は無駄ではないのだと思う。何も身につかなかったとしても、それは一つの前進なのだと思う。

今から何をしよう?

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プロチチと萩尾望都

①プロチチ
アクションに連載している漫画『プロチチ』を立ち読みした。(今回も買っていません。)

流し読みをしたけれど、何となく、共感出来ないな。
(何故だろう?)

【うろ覚えの、あらすじ】
主人公がインターネットで、『アスペルガー』の記述を見つける。自分に当て嵌まる事ばかりで驚く。奥さんが家に帰ってきたので、一緒に昔の思い出を再構成する。

・結婚式でお世辞を言わない話。
・自分の興味がある話を言い続ける、興味が無い話は聞かないETC

その日の夕食を自分が作る事を論理的に説得する。
幸福を記憶を反芻しながら眠る。

【感想】
作者のスタンスには、とても好感が持てるんですが、やっぱり違和感があります。まず、自閉症スペクトラムと言われる人でも、嘘をついたり、お世辞を言ったりする事は出来ます。ただ、出来るようになる方法が違うんだと思います。基本的にルールを、状況と1対1で記憶するので、状況が変化すると応用がきかなくなるのだと思います。

学習し、練習し、経験を積めば、出来るようになる事もあるのだと思います。
それだから、インターネットや本に書いてある条件に完全に当て嵌まる人間なんて存在しないんでしょう。ただ、完全に同じになる事は無いのでしょう。

どんな人間でも、それは同じ事ではないかな。

②萩尾望都
何となく、思いついた萩尾望都の漫画の記述。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%A9%E5%B0%BE%E6%9C%9B%E9%83%BD

1、一角獣シリーズ(『A-A'』、『4/4カトルカース』、『X+Y』)
 遠い未来の話。
 遺伝子操作されて作成された人種「一角獣種」が登場します。
 【一角人種についての記述】
 ・宇宙航行やコンピュータを扱うために開発された遺伝変異種。
 ・人間は理性・知性・経験・感情からなり、
  一角獣種は数式・記録・記憶・記号からなる?
 ・ストレスから拒食症にかかりやすい。
 ・ぎこちない動き、主観性の無い話し方。
 ⇒何に着想を得たのだろう?参考にした作品が存在するのだろうか?

2、バルバラ異界
 2052年の日本の話。
 眠り続ける少女の夢の中に入り込む主人公。夢と現実が入れ替わる。
 夢は全て起こりえる事。
【単行本1刊 P75】
A「静音は―叔母は―学習障害でしたの!文字なんか一字も
  読めませんでしたわ 暗算なんかにはたけてましたけど
  (後略)」
B「ああ あの・・・・・・・・・学習障害って薬で改善できますよ」
C「オイこれ昔の話だから」
【単行本2刊 P169】
B「表情もなく彼女たちはいうんです・・・・・・
  彼に殺されてうれしい 彼に感謝していると
  これは彼女たちの声ではなく犯人の思いこみの声です
  犠牲者がうれしがっているという そのグロテステスクな
  思いこみこそが恐怖でした」
【単行本4刊 P65】
B「いつも自分と他人の区別はハッキリしてるけど深くなると
  重なっていって・・・つまり・・・いうだろ
  人間の意識は海の上に浮いてる氷山のようなもので氷山の大部分
  は海の中に沈んでいてそれが無意識だって
  その海の中に沈んでいる氷山は深いところではつながっている
  ・・・・・・個々の人間の意識も深いところではつながっている
  ・・・
  集合意識・・・・・・
  超意識生命体として・・・
  いっしょになっているというんだ・・・
  (中略)
  そうなると自我も消えるしな・・・
  ”私”という自我と”私は孤独”は人間の自我が生まれたとき
  セットで生まれたんだ
  自我は孤独だ
  孤独を消して全体にかえりたいというのは人間の・・・
  最後の望みなんだろうな・・・」

⇒本当の2052年の世界では、どのような思想が人間を
 支配しているのだろう?
 「心」が存在しない世の中とは? 

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今日も一言も喋らない

今日も誰とも会話をしないまま一日が終わろうとしている。

生活のリズムが崩れている。

出来るようになりたい事、やりたい事、その他が大量に存在するけれど何もしていない。明日から一日、何をするべきか?

計画を立てる事、立てた計画を実行する事、身につける事、目標に向かう事。その他、様々な事がある。意志が存在しない前提で今の自分を記述した場合、どうなるんだろう?

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脳は「他者への罰」に快感を覚える

今日のコピペ。

http://wiredvision.jp/news/201105/2011050921.html

ロンドン大学の実験。

【実験内容】
①被験者の目の前で囚人のゲームを演じ、被験者が2人の「囚人」
 について、強い意見を持つようにした。
②被験者が囚人の内の1人に対して強い嫌悪感を抱くようにする。
③被験者をfMRI(機能的磁気共鳴画像)装置に入れる。
④被験者に、囚人役の演者に電気ショックを与える映像を見せる。
【実験結果】
結果①被験者の脳において、痛みに関わる領域の活動が活発になった。
結果②電気ショックを受ける演者が嫌悪感を抱かれるている場合、
   痛みに関わる領域の活動が低下した。
結果③男性の被験者の場合:ドーパミン報酬系を構成する腹側線条体
             及び側坐核等、脳の報酬に関わる領域の
             活動量が増大した。
 (報酬系はセックスやドラッグによって快感を得る神経系)

*****************************
実験しなくとも、予想出来る事だけれど、脳内を可視化して実験出来る事が進歩なのだと思う。他人への共感能力とは、実際には何なのか?実際に脳機能を調べた場合、最初に結論が作られ、理屈は後付けされる事が明らかになるのだと思う。その場合、常識・風俗・ETCと様々な思想が引っ繰り返ると思うけれど、どういう世界になるんだろう?

以下は参考文献。未だに読んでいない。

「神経心理学入門」
「ソーシャルブレインズ入門」
「「脳科学」の壁 脳機能イメージングで何が分かったのか」
「操作される脳」

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今日の読んだ事

①浜岡原発停止についての掲示板の記述

浜岡原発:停止要請「正しかったのではないか」スズキ会長

浜松市南区の自動車大手スズキの鈴木修会長兼社長は7日、浜岡原発の運転停止要請について 「国の最高決定権者として正しかったのではないか。自分がもしそういう立場だったら、同じようなことをしたと思う」 と述べ、菅直人首相の決定を支持した。
一方で「国民に生活の様式をもっと質素なものに変えて下さいと強く要望すべきだったと思う」と注文を付けた。(後略)
*******************************************

上記の記事を受けて、

【発言者A】
質素が、貧相なわけではないし、惨めなものでもない。
四季折々の植物を育て季節を感じ、各種スポーツに興じ、たまには音楽やスポーツを 観戦する。家族の思い出を作る。

【発言者B】
質素(足るを知る)と貧乏は全く違う。
そこが分かっていない人が多いから驚き。

【発言者C】
で、やってみて想像と違うから物凄い文句が出る、と沈んだ溜息しか出て来ないな。

*****************************
(感想)
碌でもない事になってしまっている。本当に原子力発電所が危険だというなら、付近の住民を避難させて、災害対策を本格的に構築しなくてはならないが、そうはならない。多分、原子力発電所を停止しろと主張する人達の考えとして、今回の震災によって突然、危険な原子力発電所が出現し、それを取り去れば犠牲を払わずに安全な世界を作りだせるという事なのかな。

文句を言っていても仕方がない。これを機会と見て上手く稼ぐ手立てはないものか?

②脳の思考過程と、群れについて

前頭葉の機能:目の前の課題に対して、関連する情報を呼び出し、
       遂行出来るように欲求と結びつける。
       人間の脳は多くの情報を処理不可能なので、
       呼び出される情報は少数。
       注意を切り替え、情報の構造を再定義し続ける事で
       計画的な行動が可能になる。
  ↑                      ↓
ボーイング社の施策:組織の全体的な意思統一を可能するため、TOC
          という、仕組みを作る。
          課題が発生すると、各部門から少数の専門家
          を招集し、組織全体を統制する。
⇒脳機能と組織の構造が似ている。
 自閉症スペクトラムについても、前頭葉の機能が低下している事と
 関連があるのだろうか?『知性誕生』に記述されている、
 前頭葉損傷患者が、計画的に行動出来ない様子は、そういう事なの
 だろうか?無気力・こだわり・繰り返し行動ETCと、前頭葉の
 機能不全によって発生する事象は自閉症者の行動と似ているように
 感じられる。
 本の最後には、規則・計画を本人に見えるように箇条書きにする事
 で、普通に作業出来る可能性が書いてあった。
 
 素晴らしい。      

明日からは会社だ。この生活がいつまで続くのか?

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宇宙へのマインドステップ

読んだ本の感想。

G・S・ホーキンズ著。

人間の精神は宇宙との相互作用との中で、どのように変化し、どうなっていくのか?神話や遺跡と天文的な知識との関連が記述されている。物凄く複雑で難しかった。内容には賛成しない。

ミーム:個々の観念。集団は一つのミームを共有している。

著者は歴史上、人間のミームには以下の5つの変化があったとする。

マインドステップ0:カオスの時代。
          天に対する意識。絵画・彫刻の発明。
          紀元前3万5千年頃。
マインドステップ1:神話と伝説の時代。
          混沌から、天と知の分離。神話の開始。
          文字の発明。紀元前3千年頃。
マインドステップ2:秩序の時代。古代ギリシャでの論理。
          秩序と調和のとれた宇宙。
          数学の発明。150年頃。
マインドステップ3:革命の時代。
          コペルニクスの地動説がきっかけとなる。
          印刷・望遠鏡の発明。1543年。
マインドステップ4:宇宙の時代。
          人間が宇宙で活動するようなる。
          液体燃料、コンピュータ、テレビの発明。
          1926年。

マインドステップの発生する頻度は指数関数的に早くなっている事から、次のマインドステップは2021年?マインドステップ6は2045年、7は2051年?地球外文明とのコミュニケーションが実現する?
           
****************************
伝説や遺跡と、天文学との関連で、難しい内容の本だった。多分の内容の理解度は10%程度だろう。本当に、こんな事が発生するのかな?変転の発生に必要な期間が短くなっているというけれど、それは近世の方が資料を大量に用意出来るから詳細な分析が可能なだけで、価値観の変化が発生する頻度は実際には、それほど変化していないんじゃないかな?

地球外生命体との遭遇?実現して欲しいけれど、本当かな?

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FXの記録

現在、口座清算価値:8,037,379

1ユーロ=1.4315ドル=115.43円、1豪ドル=1.0699ドル=86.27円、
1ポンド=1.6365ドル=131.93円、1加ドル=0.9663ドル、
1NZドル=0.7906ドル、1スイスフラン=91.73円

加ドルのポジジョンのほとんどが1加ドル=84.00円で決済され、
ポンドのポジジョンの全てが1ポンド=133.00円で決済された。

代わりに、ドルと、NZドルが買われている。

現在の自分のリスク状況はどうなんだろう?

先週と比較して、ドルが持ち直している印象がある。これは一時的な流れだろうか?それとも数カ月続く調整の一環なのか?

購買力平価やドルインデックスの過去平均から考えれば、ドルが他通貨に対し値上がりしていくと思う。クロス円も未だに割高なので、さらに値下がりしても不思議は無い。問題なのは、そうした予測が外れた場合、どうするかだけれど、結局、何も判断出来ないから、このまま放置しようかな。

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久しぶりに会社に行く

本当に誰とも会話をしない一日だった。

何もする事が無いので資料を読んで一日を過ごす。

改めて感じるけれど、文書作成の才能が無いな。

作成の流れは以下の通りだろうか?

①顧客から要望を聞く。
②顧客要望に関連する情報を集める。
③要望を解決する案を構築する。
④構築した案について、メリット、デメリット、注意点、備考ETC
 を整理して、期間・人件費・全体的的な流れを計画する。
⑤上記について、形式だて他人が理解出来るように文章化する。

一日、かけて自分が仕事を実施する場合、どのように段取りをつけるべきか考えてみるけれど、どうすれば良いのかが思いつけない。他者の助けが必要なのだろうけど、それも難しい。もう30歳を過ぎているけれど、社会人としての基礎は何も身についていない。

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2030年の世界

BLOG「私はアスペルガー症候群でしーた♪」の2011/5/2の記事から、
コピペ。

http://ameblo.jp/asupe-san/

【コピー開始】
発達障害でない人の場合、人間関係が原因でうつ病になった場合、極端な言い方をすると「たまたま、ひどい上司、同僚、職場環境、会社に出会ってしまった」と言えます。"ひどくない"上司や職場環境だったら、普通に過ごしていける可能性が高いわけです。つまり、原因となった「特定の人間関係を断ち切る」事で、大きく改善される可能性が高いわけです。

しかし、発達障害の人の場合は、事情が異なります。

どこへ行こうと、誰といようとも、人間関係の構築に問題が生じてしまうのです。つまり、うつ病の"直接的な原因に見える"上司や職場環境から切り離しても、新しい上司や職場環境でも、また同じように人間関係に問題が起こってしまうのです。そして、うつ病の再発。職場を変わる→うつ病の再発の繰り返しとなってしまうのです。
【コピー終了】

どうやって解決すれば良いのか、僕には判断出来ない問題です。上記の記事を書いた方は「技術を磨いて、文句を言われないようにする」事で対応されたと書いてあり、一つの解決策だと思います。唯、それを自分自身や他人に推奨出来るかと言うと出来ません。

『技術を磨く』という時点で既に、話が抽象的になり具体的な解決策に見えなくなってしまうからです。多分、これからも騙し騙し先の事を考えないように、何とか生きていくのかと思っています。

それだから、2011/5/1のBLOGに記載した、アスペルガー掲示板の人達の意見も納得出来てしまうんです。

http://nonono7.blog12.fc2.com/blog-entry-250.html

ただ、世の中は変化していくんですよね。上記のアスペルガー掲示板の意見の中に「アスペ会社を作ってそこに押し込めばみんな平和になれる」という意見がありますが、実は既にそういう会社はあるんです。

デンマークにある「スペシャリステルネ」というIT企業でアスペルガー症候群の人を雇用してソフトウェアのテスト作業をするそうです。アスペルガーの特徴である、「細部への注意」、「集中力」、「高い記憶力」を有効に活用するそうです。

残念だけれど、僕は、この会社が上手くいくとは思っていません。ただ、全体的な考え方はとても好きです。『修正するのでなく環境を変える』。変化した環境の下では、優れた人間が劣った人間となり、劣った人間が優れた人間となるかもしれない。

例えば、ディスクレシアという学習障害があります。
(以下のリンクは参照)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%82%A2

「文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害」とありますが、200年前の世界では文字の読み書きは出来ない事が普通だったので、障害と認知される事はなかったんじゃないでしょうか?世の中の構造が変わった結果、障害と認知される事になってしまったんです。

それだから、アスペルガー掲示板で、アスペは加害者と言っている人達も、発達障害者とカテゴライズされてしまう可能性があるんです。

例えば、P・W・シンガーの「ロボット兵士の戦争」の第19章では、アメリカ空軍での実例として、無人機の導入によって、大卒の空軍パイロットが、高校中退のゲーム好きの若者に取って代わられる例が記述されています。(こうした事が僕の生きている間に本格的に起こるとは想像しにくいですが。)

用済みになった空軍のパイロット達はどうするんでしょうか?今までの怠惰な生活(飛行機の訓練に勤しむ日々)を反省して、勤勉な生活(パソコンゲームを寝る間を惜しんで行う日々)に改めれば良いのでしょうか?僕はそうは思いません。

未来予測の本を読んでいると思うのは、多くの人達が本当に恐れているのは、そうした事なのではないかと思います。世の中の構造が変わると何が起こるのか?

意見 :例えば、便利な翻訳機械が発明されたとする。その場合、高度
    な翻訳技術を持っている一部の人達は生き残るが普通の翻訳者
    は必要の無い人間になってしまう。
僕の意見:
 多分、その場合は普通の翻訳者が大量に供給された事により、
 ビジネスの形式が変更されて、高度な翻訳技術というものの価値が
 低下してしまうんじゃないかな。

例えば、銃が発明された結果、戦争の形式が変更され、剣や槍の技の価値が趣味程度のものになる。紡績機が発明された結果、大量生産方式が考案され、手織物の技術が価値の無いものになる。現代では伝統工芸の職人達は保護の対象となっています。

多分、これから100年の間に価値観が抜本的に変わる事があるのだと思っています。そうなった場合に備えて多様な人間が存在した方が良いのでは?(自分への言い聞かせ。)

ケインズ説得論集の『孫の世代の経済的可能性(1930年)』P215の記述。
「富の蓄積がもはや、社会にとって重要ではなくなると、倫理の考え方が大きく変わるだろう。過去二百年にわたって人びとを苦しめてきた偽りの道徳原則を棄てることができる。」

うーん。ケインズ先生は2030年の事を話しているんだろうけど、2011年の感覚では価値観の変転は発生しそうにない。

こうして、アーダコーダ言いながら、明日も会社に行くわけです。

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