FXの記録

現在、口座清算価値:8,337,482

1ユーロ=1.4807ドル=120.22円、1豪ドル=1.0970ドル=89.05円、
1ポンド=1.6708ドル=135.63円、1加ドル=0.9449ドル、
1NZドル=0.8094ドル、1スイスフラン=93.82円

損切りを考えるべきなのかな?

全体的にドル安が進んでいるので、クロス円の買いポジジョンに対し、ユーロ/ドルの売りポジジョンが有効に機能していないイメージ。

随分と投機的な思惑でドル安が加速している印象があるので、巻き戻しに対する防御手段は持っておきたい、それども自分のリスク許容度が低下している中で、どのような手段があるのか?

ストップロスをつけた上で、ユーロ/ドルを売ってみて様子見かな?

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

目の錯覚に関する掲示板

掲示板の内容のコピペ

下广卞廿十亠卉与本二上旦上二本与卉亠十廿卞广下广卞廿十亠卉与本二上旦上二本与卉亠十廿卞广下广卞廿十亠卉与本二上旦上二

【言葉】
目は文字を認識してるけど、その目で得られた情報を処理する脳の方が情報を補完して線のように見える。
脳にある目でみた画像の補完機能が全て自動で補完している。
その補完機能と実際の画像との差が「目の錯覚」になっている。
目の機能はちゃんとしてるのに脳がちゃんと認識しないで処理を簡略化した結果だよ。

【感想】
本当だ。線が繋がって見える。

多分、これからの数十年で、思考の錯覚についての研究が進むんだろうな。

マトリックスという映画

見た事はないけれど、『マトリックス』という映画の話。

【あらすじ】
主人公が、ある日、自分の世界が仮想現実である事に気がつき人口知能との戦いに巻き込まれていく?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

100年後の人間が、これを知った時、どう思うだろう?
人間の認識・記憶・思考は仮想現実だ。

認識:例えば、視覚について考えてみると、本当に人間がありのままを
   見ている場合、以下の問題があるはず。
   ①盲点によって、黒い丸が映る。
   ②まばたきによって、見えない瞬間がある。
   ③実際には、目は四方八方を見ているため、映像がぶれる。
   ④目は構造上、上下逆様に映像を映す。
    上下が反転する眼鏡をかけて2、3カ月生活すると、
    上下の反転を意識しなくなる。
   ⑤目の周縁部には色覚が無いので、中央にしか色が無い。
   ⑥その他

⇒人間は取得した情報を脳内で再構成している。
 僕の見ている世界は僕の想像の産物だ。

記憶:記憶を思い出す場合、その都度、再構成される。
   思い出す毎に脳内の神経ネットワークが変化してしまうため、
   記憶は思い出す毎に違うモノになってしまう。

⇒僕の記憶は現実とは違う。そして思い出す毎に変化する。
 以下のリンクでは、人工的に記憶を補う実験が記述されている。
 この研究が実現した場合、人間の脳を使用するよりも正確な記憶が
 可能となる?
 バーチャルの方がリアルと周知される可能性はあるのか? 
 http://wiredvision.jp/archives/200410/2004102601.html

思考:例えば、人間が右腕を動かす場合、右腕を動かそうと思ってから
   右腕が動くのでなく、右腕を動かす準備が出来てから、右腕を
   動がそうと思う。
   僕にはこれが難しい。
   様々な本を読んで自分の経験と照らし合わせて見ると、
   僕の思考は後付けだ。
   僕は決定してから理由を作りだし、行動してから意味を
   当て嵌める。
   意図して修正する事は出来ない。そもそも、意図自体が後付け。

⇒これは300年後くらいには、どのように認識されているのだろう?
 思考が原因ではなく、結果だという事を、どのように生活に適合
 させるのだろう?
 僕は未だにどのように認識するべきか判断出来ない。
 相変わらず、自我が存在しているという前提で行動している。

仮想現実こそが、現実である可能性があるのだろうか?

『現実』という『仮想』から、『仮想』という『現実』へ目覚めつつあるのが現代なのか?

僕は違うと思う。認識という枠組み自体が幻なのだから、マトリックスの主人公は2つの仮想世界の間を行き来するだけなのだと思う。

債権情報などのwebサイト

YEN蔵さんのサイトからコピペ。

ウォールストリートジャーナル
http://online.wsj.com/mdc/public/page/2_3022-govtbonds.html?mod=mdc_bnd_gvtbnd


フィナンシャルタイムス
http://markets.ft.com/research/Markets/Bonds

ううーん。日本語のサイトはないのかな?

疲労や「死の意識」で脳が「保守化」

ネットで見つけた記事のコピペ

http://wiredvision.jp/news/201104/2011042119.html

①イスラエル ベングリオン大学の研究

刑務所で10カ月間に行なわれた仮釈放審査委員会の審問結果を調査。

受刑者が仮釈放を認められる確率は、1日の初めの時点と判事の休憩後に高い事がわかる。

⇒人間の脳は疲れると現状を変えない選択をする確率が大きく高まる。
 (この場合、仮釈放を認めない事)

②米スキッドモア大学の実験

被験者に「自分の死を想像したときに呼び起こされる感情」について考えさせる。

その結果、被験者達の倫理的判断が極端化する。自分と同じ世界観を持っている者をより肯定的に支持し、そうでない者をより否定的に扱う傾向が出てくる。

【恐怖管理理論】
人間は普段、死への恐怖を①「文化的世界観」②「自尊心」によって管理している。死の運命強調は、①、②を強化する行動、「自分の文化的世界観に批判的な者への攻撃」や「逸脱者への批判や不安」に繋がる。

人間の判断は、全ての証拠を集めて客観的に行なわれるわけではなく、実は「自動的な反応」であるものを合理的に見せる、巧妙な自己欺瞞なのだ。このことを自覚する必要がある。

*******************************

ううーん。自覚しても、その認識自体が自己欺瞞になると思う。

近未来において、人間が自分の脳内の電気信号や神経伝達物質を確認しながら判断を行う事が可能になった場合、どうなるんだろう。

自分が脳内の、どの領域を使用して判断を下したのかが判断出来る場合、どうなるのかな?

①自分の判断が自覚している根拠とは異なる要因に基づいてる事が
 明らかになる?
②周囲の状況の影響を排除出来ない事が常識になる?
③脳内には、多様な因子が存在する事が明らかになり統一的な自我
 という概念がなくなる?

個人が簡単に使用出来る高機能fMRIの普及ならば、僕が生きている間に実現可能かもしれない。そうなった場合、世の中は、どのように変化するんだろうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/FMRI

人気ブログランキングへ

技術特異点の話

レイ・カーツワイルの本を未だに読んでいる。

著者の意見には賛同出来ないけれど、全面的に反対という訳でもない。

以下は、特異点に関連する意見が書いてあるBLOG

特異点、精神的麻薬、社会的余剰(前編)
http://wiredvision.jp/blog/yomoyomo/200807/200807160830.html

特異点、精神的麻薬、社会的余剰(後編)
http://wiredvision.jp/blog/yomoyomo/200807/200807170800.html

以下は、上記のBLOGからのコピペ。

ダグラス・ホフスタッターの意見。
「レイ・カーツワイルは、自分が死ぬ運命にあるのを恐れるあまり、死を避けたくてたまらないのだと思う。彼の死への執着は私にも理解できるし、そのものすごいまでの強烈さには心動かされもするが、それが彼の洞察力をひどく歪めていると思うんだ。私の見るところ、カーツワイルの絶望的な望みは、彼の科学的客観性を深刻に曇らせている。」

マース=ガロー・ポイント 
http://memo7.sblo.jp/article/16576836.html 

未来の出来事の予測は、現在の状況に大きく影響される。

人間の精神を人工知能にコピーした場合、永遠の生命を生きる事が可能とする主張がある。これに期待を寄せるのは、男性達である。仮説によると、女性は妊娠・出産により、自分の複製をダウンロード出来るので不滅への欲望を持ちにくいのだとか。

そして、未来予測者達は、その永遠の生命を得られる未来を自分の寿命の範囲内とする傾向がある?

ある予測が実現し、予測者が恩恵を享受可能な時限をマース=ガロー・ポイントと呼ぶ。

【感想】
いや、この『マース=ガロー・ポイント』という考え方も偏見の産物なんじゃない。

意見:『女性は自分の複製を作成可能なので不滅に対する欲望を
    持たない』

反論1:『若さや美に執着する女性の存在は?』
反論2:『子供を産めない女性は不滅への欲望を持つの?』

僕から見ると、この批判も『技術的特異点』に対する生理的嫌悪感と、男性に関する嫌悪感が結びついて生まれた思想に見えてしまう。(僕の偏見)

もちろん、自分の思考が何故、そのようになったのかは誰にも検証不可能だし、カーツワイルの意見を肯定する訳でもない。

ただ、カーツワイルの本が難しいのは書いている本人が『自我』の存在しない可能性を意識しているから?

自分の精神をダウンロードしても、それは自分の考えていたものとは違う存在であるのかもしれない。カーツワイルの思考方法は神を求めた近代の思想だろうか?

科学の歴史は、絶対的な存在=神を求める事だった。しかし、科学が発達すると共に、神は存在しない事が明らかになり、世界は異なる因果関係によって記述される事となる。神の代わりとして『自我』が信仰される事となり、人間は神の代わりに自分が絶対者になる事を目指した。しかし、科学の発達は人間の心も既存の概念とは違う因果関係によって動く事を明らかにしつつある。

遺伝子・脳科学は人間の思考過程を帰納的に明らかにする。
人口知能・ロボットの研究は人間の精神を演繹的に構築する。

永遠に生きようにも、最初から人間の心に実体は無いのかもしれない。

カーツワイルの本音は、自分の思い描く人間を人工知能によって実現する事にある?

人気ブログランキングへ

オーパーツに関する掲示板

面白かったので記録します。

【発言者A】
全く違う地域・時代なのに、共通して存在する事が不思議なのが
ドラゴンの伝説。
巨大な爬虫類の姿をした架空の生き物の話は万国共通。
果てはポリネシア圏の原住民にまでその手の話が確認されている。
謎である。

【発言者B】
竜・ドラゴン…これらは、勝手に一つの概念に纏めようとしたのと
絵の見た目に影響されやすいだけ。
伝承などだと細部については語られない事も多いから、外来の絵等
で途端に変わる事なんて多々ある。

【発言者C】
まぁ造形認識力なんて環境によって全然変わる。
それに関係する面白い話で、1950年代にある探検家が密林の奥地に住む裸族の集落と接触を試みたとき、胸ポケットに入った葉巻を手にとり口にして吹かして見せて、それを原住民の若者に真似させて打ち解けたって話がある。

時代が進んで1980年代、その集落にも分化流入が進んだ頃、この時子供だった原住民の男の話によると
「その時、村にいた誰もが胸の肉の内側から葉巻を取り出した事に驚いた」と語ったらしい。

つまり服の概念を持たなかった裸族の原住民には、「服のポケットから葉巻を取り出す動作」が全員認識出来ず、上記のような光景に見えたらしい。

案外人間の造形認識力ってのは経験や環境から大きく左右されるような、かなり曖昧なのかもしれない。

⇒言葉を当て嵌める事を指して理解するという。
 世の中に一つとして、同じ物はないけれど、人間・犬・虹・・・ETC
 何か名前をつける事で認識をする。
 トップダウン型の認識形態。思考するための装置。

 認識している対象に、当て嵌めた概念と異なる個所があった場合、
 それは例外として処理される。

 一度、ドラゴン・龍として認識してしまうと疑う事は難しい。

一部の人間は「発達障害者」と認識する事を差別と思うが、「気持ちが悪い人」と認識する事は差別だとは思わない。それを疑う事も無い。本当に今世紀の前半にパラダイムの転換なんて発生するのかな?

【おまけ】
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/21(木) 01:40:28.38ID:cXE0yZdr0

私は某県立自然科学博物館でアルバイトをしておりました。来館者に展示場所の案内をしたり、展示物の簡単な説明をしたりする、ガイドのような仕事です。
8月のある日、20人くらいのご老人の団体がやって来られました。その中のお一人、かなりのご高齢と察せられる男性がとても熱心に展示物を見ておられます。他の方々が別の展示場へ移動されても、そのお爺さんだけは何時までもその展示物の前から動きません。
私は何か説明してあげられることがあるかと、その方に近づいて話しかけました。
「何かお知りになりたいことがございますか?」
するとお爺さんは言ったのです。
「わたしはこれを見たことがある」
と。
私は改めてお爺さんの前の展示物を見直しました。それは5mほどのステゴザウルスの骨格標本でした。お爺さんが言葉を続けます。

「私は戦争中、インドネシアに行っていた。そのジャングルの中で確かにこれとそっくりの生き物を見た事がある」

私があっけに取られているとお爺さんはやがて同行の方々と去ってしまわれました。
今になってみれば、もっと詳しく話を聞いておけば良かったと後悔しております。

⇒嘘でないとしたら、造形認識の錯誤かな?

人気ブログランキングへ

FXの記録

現在、口座清算価値:9,281,590

1ユーロ=1.4562ドル=119.22円、1豪ドル=1.0734ドル=87.90円、
1ポンド=1.6508ドル=135.16円、1加ドル=0.9542ドル、
1NZドル=0.8018ドル、1スイスフラン=92.39円

この程度の損で済んでいると考えるべきなのかな。

全体的にドルが暴落しているので、反騰に備えユーロを売っている。他の通貨も売るべきだろうか?このままドルが下がり続けても豪ドルや加ドルを買っているので金利差で利益が出るはず。

通貨毎の連動性が薄れてきたら損切りを考える。

次の取引は今月末になるのかな?

未だに円安・ドル安が前提の布陣になっているので6月までにはバランスをとるようにしたい。

それにしても予想は的中しない。

10年後・20年後・30年後・・・どうなっているのかな?

10年前の自分が今の自分の現状を知っても信じなかっただろうな。
 ①発達障害の話
 ②家族との関係
 ③株・FXをやっている
 ④BLOGを書いている
考えてみると、大変化があったんだ。
 
10年後の自分がどうなっているのかは考える事も出来ない。

続セントラル・コヒーレンス

2011/4/21の続き。

セントラル・コヒーレンスとは全体を統合的に見る力。

隠し絵を見るようなものだと思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%A0%E3%81%97%E7%B5%B5

「向かい合う2人の人間」に見えるか「壺」に見えるか。

「嫁」に見えるか「義母」に見えるか。

実際には、どちらも2次元上の白と黒の対比に過ぎないのだけれど、何らかの概念・言葉を当て嵌める事を指して「理解」と呼ぶ。

『紙の右下が黒い』,『真ん中が白い』,『黒と白の比率は同じくらい』というような言葉をいくら並べても情報を他人に伝える事は難しいと思う。同じ幻影が成り立つ場合のみ意思疎通は可能となる。

ジェフ・ホーキンス著「考える脳 考えるコンピュータ」のP46~P47

人類が絶滅した後、宇宙人が地球人の生活を調べにやってくる。彼らは道路に当惑する。何のために使用するものなのか?解明のために記録の収拾が開始される。材質・形・長さ・分布・標識・ETC
しかし、詳細な情報を集めても『意味』を見出せず、『理解』に至る事はない。
やがて、宇宙人の1人が叫ぶ。
「わかったぞ。この星の生物は、我々のように瞬間移動が出来なかったんだ。移動を補助するために地面を加工する必要があったんだ。」

⇒全体を体系化し、詳細を形にするには、教義・理論が必要という話。

問題なのは、教義・理論が本質的に幻影に過ぎない事だろう。

過去の人間は天体の動きや雨・風・病気・不幸に至るまで、何か絶対的な存在が操作していると考えたらしい。祈りによって、絶対者を味方に出来ると考えたのか?
神・悪魔・仏・鬼・・・・そのような怪異が森羅万象を司ると考えた?

『確かに人柱を捧げても洪水は発生した。しかし、発生しなかった事も
 ある。必要な犠牲なのだ。』
『病気が治らないのは祈りが足りないからだ。』
『神を信じていれば天国という希望がある。』

現代では、神の代わりに「自我」という妄想が世の中を定義している。
脳内の電気信号・神経伝達物質の動きに、愛・憎悪・嫉妬・ETCといった名前をつけ、自我に祈れば制御出来ると思い込んでいる。

『確かに努力をしても上手くいかない人間はいる。しかし、上手く
 いった人間もいる。必要な思想なのだ。』
『成功しないのは努力が足りないからだ。』
『信じていれば、いつかは良くなるという希望がある。』

これは、否定する事が物凄く難しい宗教だと思う。僕にしたところで、どうしても自分や他人を「心」によって定義してしまう。

『心が無いと認めると、犯罪を裁けなくなる。』
⇒今でも裁けていない。ほとんどの犯罪者は罰を受ければ反省した事
 になり、数年で出所出来る。

『良くなろうという努力をしなくなる。』
⇒今でもやっていない。そもそも、その考え方が正しいならば、何故、
 良くならない人間が大量に存在するのか?
 解決策として機能しないのならば、信じる価値は無い。

『いつかは良くなるという希望がある。』
⇒そんなものは僕に無かった。

やっぱり説得力がないな。

レイ・カーツワイルの本を読んでいる

レイ・カーツワイル著「ポストヒューマン誕生」を読んでいる。

著者が調査して書いている事がわかる。
ある程度でも内容を把握するのには時間がかかるだろうな。

様々な未来予測本が、この人の話を参考に書かれているように感じる。

とても残念に感じるのは、P499から記述している『機械が心を持つ可能性』の部分が僕には良く理解出来ない事だ。難しい。

この問題は、安部公房の著作「第四間氷期」で論じられていると思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E9%96%93%E6%B0%B7%E6%9C%9F

1950年代に発表された作品だけれど、機械が意思を持った場合の可能性について考える作品であると思う。(現代では、小説内の未来予測する機械は否定されてしまうと思うけど。)

人間の思考回路をコピーする機械が発明され、人間が機械によって操られてしまう状況が作品内で展開される。登場人物達は機械が意思を持ったように錯覚しているが、現実には、機械内部で発生しているのは受動的な計算にすぎない。

つまり、自分達の意思も錯覚にすぎないのだけれど、それを認められない故に、機械の奴隷となる。

本当に高度な計算機械が開発された場合、発生し得る事だろうか?

カーツワイルの本を読むと、安部公房の作品を思い出してしまう。

バーチャル・リアリティについての記述では、
「砂の女」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%A5%B3
【内容】
砂の中に囚われた男の話。自由であるとは制限されている事に気がつかない事。故に檻の外に出た場合でも本質的には自分の状況は変化しない。人間の行動・思考は状況に応じて受動的に設定される。
⇒現実こそが仮想である可能性。人間の不完全な感覚・認識で理解する
 世界は本当は仮想的な幻であり、機械によって実現される仮想世界の
 方が現実的である可能性がある。
 その場合、仮想が現実に取って代わるのだろうか?

ロボットについての記述では、
「人魚伝」(『無関係な死・時の崖』に収録)
【内容】
人魚と暮らす青年の話。彼は人魚に恋をしているが、人魚の思惑は違うものだった。同じ人間が同じである故に異なる人間となる不思議。
⇒意識の検証不可能性。人間のように動く人間でない者が存在する場合
 その内側をどうやって検証するのか?
 もし、意思を保有しているように見える場合、自分自身の意思も
 幻に過ぎないと思うのではないか?

他にも、「他人の顔」、「箱男」、「燃えつきた地図」、ETC。

カーツワイルに安部公房を読んでもらったら、どんな感想を述べるかな?

セントラル・コヒーレンス

前に読んだ本の記憶

セントラル・コヒーレンス = 全体を統合的に見る力。

<例1>
車を見た場合。

 自閉傾向が強いタイプ
  ⇒色、ナンバー、乗っていた人、・・・ETC
   (事実を一つずつ、出来る限り記憶する。)
 自閉傾向の弱いタイプ
  ⇒赤いスポーツカー
   (全体の印象を記憶する。)

包括的なイメージを当て嵌めるのか、情報を一つずつ、記憶するのか。多分、人によって情報処理の方法は大分違うのだと思う。

今日も福祉ネットワークを見ました

福祉ネットワーク「ぼくの気持ちを伝えたい」
【番組内容】
今、自閉症児などが自分の意志を伝える「ツール」として、スマートフォンなどの携帯情報端末が注目されている。
以下1.~3.の携帯情報端末の特徴は、自閉症児などが使うツールとしてピッタリなのだ。

 1.持ち運びしやすい
 2.視覚的な情報に触れることで操作する
 3.ソフトを増やせる

【感想】
携帯情報端末を『文字・言葉を理解する人間』と『映像・絵を理解する人間』の間の意志疎通に使用するという発想が面白かった。

(例1)
自閉症者が携帯情報端末に表示される『絵』を触ると、伝えたい『言葉』が出力される。

(例2)
曖昧が理解出来ない人間のための意志疎通ツール
「少し待って」 ⇒ 「携帯情報端末上のタイマーを見せる。」
「静かにして」 ⇒ 「声の大きさが数字・色で表示されるアプリを
           見せる。」

これらを使用する事でアナログとデジタルを相互に変換し円滑な
意志疎通を行うらしい。

[上手くいかなかった意志疎通の記憶]

①言葉の意味が伝わらない
 (通った病院の話をしている)
 A「どの病院に行ったんですか。」
 僕「Aという病院です。Bという病院も紹介されたんですが、もう
   患者の受付をしていないと言われたんです。」
 A「それは嘘ですね。
   予約が一杯で受付しにくいとは聞いています。」
 僕(すみません。僕の中では同じ意味なんです。)

②自慢話ではありません
 A「お住まいはどの辺りですか?」
 僕「△△線の○○という駅の周辺に住んでいます。」
 A「????」   
 僕「□□の近くです。」
 A「鉄道にお詳しいですね。でも僕は詳しくないので、別の言い方
   をして下さい。」
 僕「◆◆区です。」
 A「そう、その言い方だとわかるんですよ。」

****************************

将来的には僕の代わりに他人と話をしてくれる機械でも発明されないものか。

今日あった事とこれからの10年

様々な事があった一日だった。

将来に対する不安を、とても強く感じる。

会社員というか、人間と共同で実施する作業に自分は向いていないのだと思う。それでは何に向いているのかいうと、なにもない。

以下、これから10年を考えてみる。

①仕事
今の職場で、どのくらい仕事を続けられるだろうか?はっきり言って居場所は無い。精神的に耐えられなくなる日は明日だろうか?それとも一ヶ月後か?一年後か?

失業した場合、自分を雇う会社は無いだろう。何の経験も技術も意志疎通も出来ない。希望は障害者手帳の入手か?未だに精神科医とは会えていない。予約は6月まで一杯だそうだ。

②人間関係
家族との関係が難しいと思う。これもどうなるだろう。自分は結婚するつもりはないし、これから一人で生きていくと思っている。周囲との関係は上手く出来るだろうか?これから大量の出費が必要になるかもしれない。お金は大切だ。家族との関係はどうしても切れない。本音を言えないが上手くやっていけるだろうか?

③資産
現在、FXの口座清算価値:9,328,711
遅まきながら、ユーロ/ドルのポジジョンに1ユーロ=1.43ドルで8万通貨の売りポジジョンを作った。自分のFX、株、現金、ETCを総計して3000万円近くある。
全体的なバランスを考えて株式、海外資産のウエイトを増やすべき?

現状の日本(だけでなく他の先進国)は、200~300年前の日本やフランスと同じ状態なのだと思っている。統治体制が現状に合っていない。30年後か100年後かは予測出来ないけれど、やがてパラダイムは転換するのだろう。警戒すべきは貨幣価値の下落。
『生産』に基盤を置くシステムが『接続』に基盤を置くシステムに取って代わられる時が来ると思う。その時、価値はどう変わるのだろう。
どうやって備えるべきか?

④今後10年間の変化
 ・パソコン
   CPUの性能向上は、限界に来ているのだろうか?
   近未来の大幅な変革を予測する本の多くはムーアの法則による
   計算速度の向上を根拠にしているので、そうした変化は発生
   しないだろうか?
 ・電子書籍
   これは10年間で急速に普及すると思う。
   普及した後に発生するのは、創作活動の大幅な変化だと思う。
   テキストデータが完全に電子化されて操作可能になった場合、
   本当に読者が自分の望む物語を組み立てる事が可能になる。
   それは、絵や音楽でも実現可能だろうか?
   答えがはっきりするのは15年後?
 ・バーチャルの地位向上
   これは期待している。オンラインゲームを自分はやらないけれど
   現状、それらの中の生活がリアルよりも長い人間が存在すると
   聞く。(妄想?)
   なんらかの形でネット上で生活を維持出来る人間が増加するので
   はないだろうか?
   中世から近世への転換期では、農村から都市部へ移住する人間を
   蔑視する風潮があったと聞く。(江戸時代の帰農令等)
   現代においては、どうなるだろう?
 ・農産物、金属、その他の原材料の値段は?
   媒体によって、言っている事が違う気がする。
   今後10年間の価格上昇によって、技術向上が促進される?

⇒新聞、テレビ、ネット、その他のあらゆる媒体でこれからの20年間の変化は、過去100年の変化を上回ると、あるけれど本当なのかな?過去10年、20年を振り返っても僕の周囲は何も変わっていないように感じる。
自我の存在に関しても、人間の意識が変更されるのには、数世代が必要な気がする。

それでも、変化は必ず発生するのだろう。僕が変転を目撃出来ないであろう事は、とても残念だ。
 

マインド・コントロールとは何か

読んだ本の感想。

西田公昭著

第1章 破壊的カルトの活動とマインド・コントロール
カルト:強固な信念を共有し、それに基づいた行動を熱狂的に実践する
    ように組織化された集団。
破壊的カルトの反社会的特徴
 ①虚偽で形成された信念と欺瞞に満ちた行動体系
 ②入会・脱会の自由剥奪
   身体面―監禁、厳罰
   精神面―集団内だけが安全な場所と刷り込まれる。
   社会面―財産の寄付、人間関係の断絶。
 ③支配・隷属の関係
 ④公共の利益と福祉に反する活動

・人民寺院の事件と、ブランチ・ダビディアンの事件の記述。

第2章 マインド・コントロールの先駆、洗脳の科学的研究
中国での洗脳の研究。
(朝鮮戦争において捕虜となった米兵はいかにして洗脳されたか)
・シャイン、シュナイア、バーカーの分析
 威圧的説得の段階
 ①解凍
  個人の信念や自己同一性を攻撃する。
  (病気、食事、睡眠不足、尋問、環境、苦痛、非難、監禁、ETC)
 ②変革
  新たな信念と自己同一性の注入。
  ①によって発生した内面的曖昧さと方向性のなさからの再定義。
 ③再凍結
  新しい価値観の強化。周囲の人々の指示が重要。

・精神医学者リフトンの調査
 思想改造のプログラム
 ①自己同一性に加えられる攻撃
  今までの自分が仮面であり、裏側に正体があると攻撃される。
  尋問を屈辱的な状況で繰り返されると自我が崩壊し、言われるが
  ままに行動するようになる。
 ②罪意識の成立
  囚人が罪を否認してもとりあわない。囚人は罪を意識する。
 ③自己への背信
  囚人は混乱し、仲間や友人を非難しはじめる。
  それは自己への裏切り―過去の自分との決別を意味する。
 ④耐えられる限度―全面的葛藤と基本的恐怖
  囚人は自分を取り巻く環境を絶対視し、変化しなくてはならない
  のは自分であると考える。外部からの恐怖でなく、内部から自然
  に湧き上がる恐怖心。
 ⑤寛容と機会
  囚人に対する逮捕者側からの予期せぬ親切。睡眠の機会。
 ⑥自白の強制
  自白をするものだけが生き延びる状況であると認識する。
 ⑦罪の方向づけ
  囚人は自白するようになると、過去の平凡な行為を「犯罪」と
  みなすようになり、自分の罪や悔恨を表現するようになる。
 ⑧再―教育―論理的な名誉棄損
  囚人は、良心の呵責を自分自身の存在する場面に感じるように
  内面化をはかる。
 ⑨進歩と調和
  囚人は問題解決に対し満足を与えられる。集団的な連帯感。
 ⑩最終自白―自己の再把握
  調和と現実の雰囲気の中で囚人は自己について結論的説明に
  応じる。
 ⑪再生
  新しい自己と古い自己の融合。
  過去の自己同一性は一時的、部分的死を通過しただけだった。
  医者は、共産主義者の医者となる。 
 ⑫解放―期間そして魂の浮遊
  囚人は、解放後に拘禁下で学んだ事が役立たない事を知る。
  彼らは単純で秩序、意味があった囚人体験に郷愁を感じる。
第3章 マインド・コントロールとはいかなる技術なのか
◎パトリシア・キャンベル・ハーストの事件について記述
 1974年、大富豪ハースト家の娘が誘拐され、自分を誘拐した組織
 SLAの一員として銀行強盗を行った事件。
 ジルバルドーの著書では以下の要因があったとされる。
①最初の立場
 パトリシアは強い確信を持つ政治的信念を持っていなかった。
②恐怖と不安
 誘拐後の強い恐怖とSLAのメンバーからの報酬。
③罪意識の覚醒
 特権階級としての生活、人種的罪悪感。
④古い社会的支援との隔離
 家族や友人と接触出来ない。
⑤情報統制
 中立的な状況で妥当性を確かめられない。反対意見が皆無。
⑥説得的コミュニケーション
 毎日、SLAの思想に晒される。
⑦凝集性の高い仲間集団
⑧伝道者の特徴
 SLAは身代金を貧者に配った。
自由選択の幻想
 SLAへの参加はパトリシア自身が行った。選択の自由があるという
 思い込みによって、新しい行動は監視や圧力がなくとも維持される。

⇒破壊的カルトの用いるマインド・コントロールは物理的な拘束を用いず、対象が強制を自覚出来ない場合がある。自分で考えているという思い込み。

マインド・コントロール=社会心理学の視点から説明可能な
            他者操作の技術。
            個人の自信を崩壊させ説得の効果を高める。
            日常的な意思決定の延長にある。
→物理的虐待を用いずに、自己同一性(信念、行動、思考、感情)を破壊
 して、新しい自己同一性を催眠的に構築する。

グループ・ダイナミクス:①群衆心理
            ②集合的無知
            (自分だけが逸脱していると思い込んで
             しまう。)
→カルト宗教でも、自分だけが規範を守っていないという思い込みから
 極端な服従が発生し、「正しい」と思う人間が一人もいない規範に
 全員が従ってしまう。

<意思決定過程>
 人間は意思決定に際し以下の2つの情報を使用している。
・ボトムアップ情報(装置に与える材料)
 五感(目、耳、鼻、口、皮膚)
 【帰属過程】
 人間は多くの場合、結果を見てから原因や責任の所在を推論する。
 その過程では、弁別性、一貫性、合意性の高い情報を重視する。
  弁別性:目立つ情報
  一貫性:常に一定している情報(繰り返し観測される)
  合意性:多くの人によって確認される情報
 =人間が推論する原因は真実と異なっている場合がある。
  (錯誤エラー)
  一般に状況を過小評価し、人の影響力を過大評価する傾向がある。
 【説得的コミュニケーション】
 熟慮傾向モデル
 人間は以下の2つのルートからメッセージを判断。
  周辺ルート:送り手の信憑性、魅力、勢力。
  中心ルート:メッセージの内容を吟味。
 =周辺ルートによって納得させた情報を基に思考させる。
  中心ルートを通ったように錯覚させる。
 情報処理を歪める快・不快の感情の効果。接種効果によって、説得に
 対し、抵抗・反論するための論理を構築する。
 →一時的マインドコントロール 
  (外部環境を操作して、その場の判断や環境を操作)
・トップダウン情報(材料を投下する装置)
 ビリーフ:対象、概念、属性で形成された認知内容。
      イデオロギー、信条、信念
      (例)
      神が宇宙を支配している、A型は几帳面、ETC
      個人的に正しいと認めているビリーフと、そうではないが
      他者が正しいと思うと知っているビリーフからなる。
 ビリーフ・システム:ビリーフを本とすると図書館。 
 スキーマ:ビリーフの群れ。
 =人間は自分の保有するビリーフが正しいと信じているに過ぎず、
  客観的に正しい事は出来ない。
  古いビリーフは無くなりはしなが、新しいビリーフに取って
  代わられる事がある。
 →永続的マインドコントロール
  (意思決定のための装置を操作。)
第6章の記述では、カルトは自己、理想、目標、因果、権威の5種類のビリーフ群を操作しようとするとしている。
第4章 一時的マインド・コントロールの原理と実際
状況の拘束力を利用する。人間は、基本的に自分の行動は自由な意志に基づいて行っていると思い込んでいる。しかし、社会心理学上は人間の行動は環境の影響を受ける。
チャルディーニの研究
 人間はヒューリスティック(枠組み、偏見?)を用いる。
 人間はヒューリスティックによって自動的に行動する場合がある。
  返報性:自分のコストと相手の報酬をバランスしようとする。
      (door in the face)
  コミットメント:一度、承諾すると断りにくい。
          (foot in the door)
  好意性:自分に好意を示す相手には親切にする。(近接、相互性)
  希少性:希少価値を利用。(限定販売等)
  権威性:ミルグラム実験の例。

人間は、「考える」という行為があれば、自分が操作された事を認められない。カルトからの勧誘においても被勧誘者は自分は元に戻れると錯覚してしまい、状況が自分を拘束する事に気付けない。
内面的な感覚に関係なく、対象に行動させるのが一時的マインドコントロールの技術。
第5章 「人間が変わること」の理解のための社会心理学研究
永続的マインドコントロールについて記述している。

カルト内部での行動は報酬と罰則によって規定されている。心理学的治療法である行動修正の原理を応用。

【認知不協和理論】
人間は自分の知識・意見・信念の矛盾を好まず、心理的に心地よい協和状態を獲得しようとする。

・『予言がはずれるとき』(フェスティンガー著)
 シカゴの宗教団体の予言が外れたにも関わらず一部の信者が信仰を
 保った例。フェスティンガーの分析は以下の通り。
 ①強い確信
 ②後戻り出来難くする行動
 ③具体的で現実世界と関連した信念
 ④誤りを確認する証拠
 ⑤周囲の人々の意見
 これらの条件が人間の信念を形成しているとした。

不協和の原因
 ①論理的矛盾(人は空を飛べる ⇔ 飛ぶ力は開発不可能)
 ②文化的慣習(特定の文化集団の常識は余所では正しくない)
 ③意見の定義(災厄の予言 ⇔ 実際には何もなかった)
 ④過去の経験(両目を閉じても視野が暗くならない等経験に
        反する事象。)
不協和の大きさ
 ①不協和な認知要素の重要性の関数
 ②不協和関係にある認知要素同士の割合

低減の仕方
 ①行動を変える。
  (例)
  煙草が健康に良くない事を知り愛煙家が煙草を辞める。
 ②認知を変える。
  (例)
  イッソプ童話の「すっぱい葡萄」の話
 ③新しい認知要素
  (例)
  愛煙家が煙草が健康に悪くない情報を集めようとする。

低減への抵抗
 ①変化は苦痛、損失を伴う。
 ②現在の状況には概ね満足している。
 ③変化は単純でなく、後戻りできない。
 ④一つの認知要素の変化は他の認知要素との不協和を生む。

行動と感情が一致しない場合、感情が変化する事について各種の実験を記述している。(スタンフォード監獄実験等)

第6章 永続的マインド・コンロールの実際―組織入会の過程
永続的マインドコントロールの遂行課程の記述。
第0段階:組織に接触するまで
     人間は意志決定の道具として膨大なビリーフを
     保有している。          
第一段階:X組織のビリーフを知る
     誠実で魅力的な勧誘者。最初は本当の目的を言わない。
     自己改造や親和ETCに対するニーズにアピールする。
第二段階:X組織のビリーフに魅力を感じる
     ビリーフは思考の道具であり、納得がいき正しく感じられる
     のならば受容される可能性が高い。(正誤は問われない。)
第三段階:X組織のビリーフの全容を知る
     1つを認めさせ、全体を受容させる。
     個人的リアリティの構築のため、体験・錯誤・隔離・
     繰り返し語る・権威・多数者の影響力を使用。
第四段階:X組織が与えたビリーフ・システムの受容
     前段階では、確信を与えるのは困難。しかし、自分の信念に
     疑念を持たせた後の段階がある。
     集団の高揚、高度性、自己否定等により後戻りが出来ない
     状態を作る。
第7章 永続的マインド・コントロール―組織の強化と維持
カルトは、一時的マインドコンロールにより、ボトムアップ情報を操作し、そこから徐々にビリーフ・システムを転換させて、トップダウン情報をコントロールする。
その心理をどうやって、強化・維持するのか?
①情報の管理
 1.閉鎖集団
 2.自由の拘束
 3.プライミング情報(スラルとワイヤーの実験)
    特定の情報を提供する事で思考を操作出来る。
 4.ゆがんだ情報処理
    先入観や期待によって情報は平等に処理されない。
 →一度、ビリーフが形成されると、それに固執してしまう。
②感情の管理
 1.外敵回避
    被害者意識を煽られる。
 2.離脱の恐怖
 3.カルトのアイデンティティ
    非個人化により所属集団と同一化する。
③行動の管理
 1.賞と罰
 2.自己知覚
    人間は自分の感情や認知を知る時に他者を判断するように
    自分の外見的にわかる行動に注目する。外面が内面に影響を
    与える。
 3.厳しい行動の連続とエスカレーション
    認知不協和理論の応用。
    人間は一つ前の状態を考えても、最初の状態を見ない傾向が
    あり、エスカレートしている事に気付かない。
④生理的剥奪と生活の管理
 1.単調な生活
 2.異性感情の抑制
 3.肉体疲労
 4.切迫感

第8章 脱マインド・コントロールの技法と脱カルト者の心理
マインドコントロールを受けた者の特徴。
 ①表情:披露、恐怖感、敵意、優越感
 ②外部の情報に対して否定的

離脱のパターン
 ①自力発見のケース(外部集団と接触可能な人に多い)
 ②幻滅のケース(基本的な理念には賛同したままの場合、不安定)
 ③追放のケース(精神的苦悩が深刻)
 ④逃亡のケース(組織に戻る場合が多い)
 ⑤外部介入のケース(参加して間もない場合、効果的)
 ⑥強制離散のケース(外部への敵意が高まる?)

脱会カウンセリングについての記述。生理的に充足させる事や敵意・恐怖の除去等。

第9章 マインド・コントロールへの抵抗と防衛、そして現代社会
ジンバルドーとアンダーソンのマインドコントロールへの対処方法の20の提言を記載。
①状況に応じては規範を逸脱する(相手に悪いと思わない)
②謝る実習をする(危険な場合は直ぐに逃げる)
③型にはめる思考方法に注意する
④短時間の損失を厭わない(金銭、自尊心、時間、労力)
⑤場合によっては、相手と距離をおく
⑥時間をおき、公正な意見を得る
⑦知ったかぶりをしない
⑧状況の拘束力に敏感になる(制服、役割、規則、集団ETC)
⑨客として扱われている時、選択の自由を狭めないようにする
⑩複雑な問題に対する単純な解決を信じない
⑪即席の無償の愛を信じない
⑫相手の自己同一性を管理する(名前の確認等)
⑬不慣れな状況を避ける
⑭一歩下がって見直す
⑮信頼している他者ならどうするか考える
⑯罪悪感を動機としてはいけない
⑰慣れた状況では自動的に行動する事に注意
⑱信頼出来る自己イメージに固執しない
⑲非合法な権威を拒否する
⑳不公正な変更には、情緒的にでなく公然と反抗する

→一時的マインドコントロールに対しては、状況の拘束力に注意する。永続的マインドコントロールに対しては判断を保留して多角的に判断する。

****************************
著者は、現代の教育が「正しい答えが存在する」事を前提に行われている事を心配している?曖昧さへの耐性のなさ。無暗に過去を美化していない事に好感が持てる。

どんな人間でもマインドコントロールされているのだと思う。その信念が強大であれば真実と錯覚してしまう。「自我」に対する疑念はこの本が出版された時から存在したのだと当たり前の事に気がつく。世の中は進歩していないのだ。(もちろん僕も)


FXと電力株

今日は部屋中の本の虫干しをやった。読まないで忘れていた本が大量に見つかった。後、10年くらいは何もしないで読んでいたい。

①FX
現在、口座清算価値:9,551,642

この程度の損で済んでいると考えるか、大損と考えるか難しいと思う。

まだ、ユーロの売りポジジョンは作っていない。何も考えないのが一番
良いと思うけど、どうしてもタイミングをとってしまう。

やっぱり月末にポジジョンを作成する事になるのかな?

②電力株
『ピーターリンチの株式投資の法則』のP273~P286 第15章 「苦悩の原子力発電 CMSエナジー」という章から。

・P274~P275の記述
「問題を抱えた公益企業のパフォーマンスが、他のセクターの問題含みの企業のそれよりよかった理由は、公益企業が政府の規制下におかれているためだ。公益企業は破産宣言もできるし、無配にすることもできるが、人々が電力を必要とするかぎり、そのサービスが提供され続ける方法を見つけなければならない。
規制の下で、電力やガスの料金設定、利益率設定、失敗した事業にかかったコストが価格転嫁される。

・問題のある公益企業の株価サイクル
第一段階:被害が発生した段階
 公益企業の利益は激減する。株価が低迷し、純資産の20~30%で
 取引されるようになる。
 こうした印象を払拭するのにかかる時間は、災害によって異なる。
第二段階:危機管理期
 公益企業は予算をカットし、災害に対処しようとする。
 株価は改善を織り込まない。
第三段階:財務安定期
 公益企業は利用者の支払う料金で経営を賄えるようになる。
 株価は、純資産の60~70%で取引されるようになる。
第四段階:完全復調期
 株価は純資産と同程度まで回復する。
 ①資本市場の評判
 ②監督官庁の指示
 の2つの要因で展開が分かれる。

⇒ううーん。日本の電力会社の株はそこまでは低迷してないですよ。これから確実に発生すると僕が思い込んでいる貨幣価値の低下に対しては、株式へのさらなる投資が対処方法として有効と考えているけど、どうだろう。現金を大量に保有している状態は危険だと思っている。どうしたものか。

子供の時に怖かった話

幼稚園の時に、とても怖かった話。

旅行に行った祖母の話を家族が聞いている。

祖母「この間、旅行行ったんだけどさ、旅行中にバスガイドの
   お姉さんが一人で歩いていっちゃうから、皆がついていけ
   なくなっちゃたの。
   それで、時間になってバスの中で待っててもガイドさんが
   来ないの。なんだったんだろ。」

皆が笑っていた。

旅行中にバスガイドが迷子になり、出発時刻になっても移動用のバス
のある場所に来ないから置いていった。

それだけの話がとても恐ろしかった。

何故、怖かったのか、今なら説明出来る。

僕は自分が同じ状況になった場合、どうすれば良いのか
想像出来なかったのだ。

僕は記憶する事は出来ても、計画を立てる事が出来なかった。
今でも変わっていないと思う。

幻視時代



読んだ本の感想。

西澤保彦著。

【あらすじ (AMAZONから)】
文芸評論家の矢渡利悠人は一枚の写真の前に釘付けとなった。18年前の写真には一人の少女が写っていた。少女の名は風祭飛鳥。悠人の同級生であり、淡い初恋の相手…。しかし、22年前に起きた「女子高生作家怪死事件」の被害者で、この時すでに死亡していたはず―!?心霊写真なのか?いや、飛鳥が生きているのか!?

【主な登場人物】
矢渡利悠人:主人公。作品内の3つの時間軸の全てに登場。
      現代編は文芸評論家となっている。
      彼の母親が学生時代に執筆した小説「境界線」が
      物語の因子となる。
風祭飛鳥 :高校生編に登場。小説家志望。1988年に死亡。
生浦蔵之介:主人公の後輩。現代編では作家となっている。
      アイドル好き。
長廻玲  :編集者。大学生編と現代編に登場。
白州正和 :主人公の高校時代の恩師。1992年に死亡。

【物語】
この話は以下の3つの時間軸で構成されています。

①高校生編(1986年~1988年)
 主人公が高校に入学する。文芸部に入部。白州、風祭と会う。
 風祭小説家になる。風祭死亡。
 という事が発生します。
②大学生編(1992年)
 大学四年生になった主人公が教育実習のため、地元に帰省。
 白州と会い、話を聞いている最中に白州死亡。
③現代編(2010年)
 主人公達が、1992年の写真に、死んだはずの風祭が写っていた
 件で仮説を披露しあう話。

話の主題は、1988年に死んだはずの人間が1992年に撮影された写真に写っていたのは何故だろうというものです。

結論のようなものは出ますが、本当に正解なのかは検証不可能です。

時代の移ろいが描写されています、高校生の時代には最新式だったワープロが現代ではパソコンに変わっていく。大きなパラダイムシフトは無いが未来空想小説の時代を主人公は生きていく。それでも懊悩は消える事は無い。

【好きな言葉】
P161~P162
そう時代は確実にうつろっている。それに伴って過去がどんどん消え去っていってくれればまだいいのだが、残念ながらそうはいかない。過ぎし日のうえに無情に堆積してゆくかたちで、時はうつろっていく。

YAHOO知恵袋の見事な意見

YAHOO知恵袋で以下のやり取りを発見。
良い意見と思うので記録。

【質問:アスペルガー症候群のスタッフを解雇しようと思います。 取引先に迷惑 自社内で...saemaiorsamaさん】
アスペルガー症候群のスタッフを解雇しようと思います。
取引先に迷惑 自社内でも奇妙なこだわりで業務に支障が出てしまい 注意しても理解できません。 まるで宇宙人です。

このままだと双方とも精神衛生上よろしくないので関係を終了しようと思います。最近は私が暴力的になってしまいがちです こっちもノイローゼになりかけてます。 アドバイスありますか?

(補足)
取引先は無人の事務所などの納品等のサービス業なので対人関係はありません。
自分自身に言い訳ばかりしていて理屈で考える力が無いですね。
部屋はゴミ屋敷です。

【ベストアンサーに選ばれた回答】
大変ですね。
アスペルガー症候群を理解して無い場合は問題が益々大きくなります。
言葉ではアスペルガー症候群と言っては見ても、その特徴はご存じない事が多く、解決ができないことが多いですね。
先ずは、アスペルガー症候群の方は「言葉で理解出来る人」と「書いて理解出来る人」と別れます。言葉で理解出来難い人にいくら注意しても理解出来ません。紙に書いてわからせることが大切です。

アスペルガー症候群の特徴ですが、決まったことを延々とやることはパーフェクトにこなしますが、ファジーな対応は苦手です。
1+1=2 と言った計算出来ることが大好きです。
無理に3になったり10になっては理解できないのです。
どうして3になるのかで時間がかかり、その先に進めない「こだわり」があるからです。

アスペルガー症候群を理解できない現状では、解雇もやむを得ませんが理解してあげて欲しいものです。
もし理解する暇など無い! 状態でしたら、障害福祉課に電話で問い合わせて、ジョブコーチをお願いしてみたら良いですよ。
間に入って適切なアドバイスや指導をしてくれます。

回答日時:2009/7/22 23:47:42

******************************

お見事。自分もこういう感じで説明出来ればな。

「発達障害」という言葉が重要なのではなくて、その概念から解決策を見つける事が重要なのだと思う。

すみません。

コメントに気が付きませんでした。

『死が二人を分かつまで』ですか、ヤングガンガンに連載しているんですね。今度、読んでみます。

以下は、自閉症者(アスペルガー)が登場する作品。

『君が教えてくれたこと』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8

ともさかりえ氏が高機能自閉症の役で登場します。役作りのため自閉症者の翻訳家ニキ・リンコさんに取材したエピソードがあるそうです。

『アイムヒア 僕はここにいる』
http://www.gakken-eizo.com/goods/social/94U4088004.html

前に書いた、杉浦太陽氏が登場する話。大阪府の教育委員会が作成したらしいです。

多分、これから自閉症やら多動症やら学習障害やらを主題にしたフィクションが増えていくと思います。あまり、健常者 VS 発達障害 という無理な色分けがなされない事を祈ります。

エンゼルバンク

三田紀房作の漫画。

作者の前作、『ドラゴン桜』の続編という事です。

転職サポートの会社が様々な転職希望者に転職を斡旋する話ですが、なんとなく、『笑うセールスマン』みたいな印象を受けます。

作者は発達障害とか意識していないと思うんですが、そうとも受け取れる描写を見つけたので記録。

単行本3巻、4巻の25章~31章の話。

【あらすじ】
非常識な人達というテーマ。
主人公の転職斡旋会社に、転職希望者 高島氏がやってくる。
  ↓
漠然と高島氏の非常識さが描写される。
(履歴書の写真の撮り方、例え話が理解出来ない、
 相手に説明する事が苦手、ETC)
  ↓
登場人物の見解:非常識な人間は普通にいる。それだから、明文化
        されていない「普通の事」を実施すれば大きく成功
        する事が出来る。
  ↓
常識を教えるために、本人の「感覚」に頼るのでなく、具体的に細かく指示をする事で基本的な事を教えるようにする。
  ↓
それでも、限界がある。本人に自分で考えさせる事が重要と考え、転職時の面接を面接官として逆体験させる事で、相手の目線から考える事を教える。
  ↓
転職に成功。その後で、高島氏の考えが突如、変化し転職を撤回。

登場人物の言葉
「高島さんが変わったって井野さんは言ってたけど・・・ 結局何も変わってないよ 相変わらずテキトーで・・・・・・ きっと上司におだてられてうれしくなって あとは面倒臭くなって放り投げたんだよ 上司は部下が辞めると評価が下がると思って引き止めるんだよ 彼は引き止めの理由に気付けないよ こういうのは経験しないとわからない 失敗を経験して「こういう人はダメ」と身に沁みてわかることも大事と思ってね・・・・・・」
「これを教訓に今後は気を遣うべき しっかりこれを胸に刻んでおくこと いいね」

*****************************

作者の意図は違うんだろうけど、発達障害の問題の難しさが出ていると思います。

この話に登場する非常識な人間を「発達障害」にカテゴライズすると、「それは違う。ダラシガナイ事の言い訳だ。」となってしまうんでしょうね。

「性格」なんて存在しません。

この話に出てくるような人物がいた場合、それは脳内の構造の問題で、想像力を司る部分が未熟だからと考えるのが妥当なんでしょう。それだから改善する事は困難だし、本人が意識すれば、どうにかなるものでもありません。

そして、全ての人間が、こうした偏りを持っているんだと思います。

多分、発達障害の知識を持った人間が、この話を読んだ場合、強烈な違和感を覚えるでしょう。主人公達は何故、失敗の原因を自分達の戦略や考え方が間違っていたからだと思わないのでしょう?

彼らの失敗の本質は、異なっている人間に「同じ」を強要した事にある。

彼らの主張する長所である「常識を持つ」又は「普通の事をやる」という事は、確証バイアスに囚われやすいという短所でもあるんでしょう。それだから失敗しても学ぶ事が出来ず、誤った教訓を得てしまう。彼ら自身も発達障害者であり、それは改善出来ず、改善する必要もない。

そういう考え方が広がって欲しいと僕は思っているけど、僕の意見には説得力がないな。

科学者ロボット

2011年4月の日経サイエンスの記事。

R.D.キング(英ウェールズ大学アベリストウィス校)の寄稿。

科学上の問題の中には、非常に複雑で思考に膨大な時間を要するものがある。科学者ロボットはそれを解決する可能性がある。「アダム」という試作機は仮説立案、検証、設計、実行が可能。未だに人間による介入と入力を必要としているが、人間とロボットが力を合わせる時代が来るかもしれない。

科学者ロボット開発の動機
 1.科学者ロボットの開発により仮説立案等の科学的方法論を
   よりよく理解する。
 2.科学上の問題には複雑で膨大な実験を必要とするものがあり人間
   だけでは手が足りない。
⇒以下の①~④を自動化し、新知識が発見されるまで繰り返す。
 ①仮説を立案する。
 ②仮説を検証する実験を考案する。
 ③実験を実行する。
 ④実験結果を検証する。

英ウェールズ大学アベリストウィス校にて開発された
ロボット「アダム」

特徴?は以下の通り。
 ①人型でない、自動化ラボ。
 ②オフィスルーム程の大きさ。
 ③遺伝子と機能の関係を調べる。

以下の部分からなる。
 ①実験対象の酵母を保存するフリーザー。
 ②液体処理装置。
 ③インキュベーター(酵母の培養機)。
 ④酵母の成長を監視する光学読み取り機。
 ⑤酵母と培養用の培地を分離する遠心分離機。
 ⑥培地を洗い流す洗浄機。
 ⑦ロボットアーム。
 ⑧解析用コンピュータ。
⇒これらを組み合わせて、酵母(又は微生物)と培地を組み合わせ、どの酵母がどの培地で最も増えるかを検証する事が可能。

<研究例>
パンやビールの製造に使われる出芽酵母に関する物。
【テーマ】
酵母は多くの酵素を作り出す。
酵素:特定の生化学反応を触媒する蛋白質。酵母はこれらを使用して
   栄養物を細胞や排泄物に変換する。
酵母が作りだす酵素の中には設計している遺伝子が不明なものがある。アダムは、酵素を設計している遺伝子の発見を実施した。
【前提条件】
アダムが科学的発見を行うためには背景になる「知識」が必要となる。開発者達は、多くの事実をプログラムしてアダムに与えた。
 例:出芽酵母Aにおいて、遺伝子Bは酵素Cを設計している。
   この酵素Cは、物質1と物質2を入力として、
   ある化学反応を触媒し、物質3を出力する。
【実験の流れ】
①仮説立案
 ・アダムは酵素1を設計する遺伝子が不明であるとする知識を
  持っている。
 ・アダムは、他の生物において、酵素1を設計する遺伝子が存在
  しないか知識ベースから検索する。
 ・ドブネズミにおいては、遺伝子αが酵素1を設計している事が判明
  する。
 ・アダムは遺伝子αによって設計されるアミノ酸配列を
  知識ベースから検索する。
 ・アダムは検索したアミノ酸配列と類似した酵素が設計されて
  いないか調べ、それらを設計している遺伝子を検索する。
 ・アダムは、酵素のアミノ酸配列が似ている場合、それらを設計
  する遺伝子が同じであると推論する。
 ⇒アダムは、遺伝子αが作り出す酵素と類似したアミノ酸配列を
  設計する遺伝子が、酵素1を設計する遺伝子の候補であると仮説
  を立てる。
②実験の実施
 ・アダムのフリーザーの中には特定の遺伝子を除去した酵母の
  コレクションが保管されている。
 ・アダムは、酵素1を設計すると仮定する遺伝子が欠けている酵母を
  選び培養する。
 ・アダムは光学読み取り機を用いて、どのくらいの光が透過するか
  データを集める。
③実験結果の検証
 ・アダムは光学読み取り機から得られた情報を推論し、仮説と整合性
  がとれるか検証する。
④人間による検証
 ・科学者は、アダムが利用出来ない情報源と別の実験からアダムの
  結論をチェックする。
⇒アダムの出した結論20の内、7は既知で1は誤りで12は
 新規だった。

何故、人間には発見できなかったのか?
 対象となる酵素は3つの遺伝子によって設計されていた。遺伝子と
 酵素が1対1で対応していないので、複雑な関係を読み解くには機械
 の方が適していた。

アダムの方法論を一般化出来るか?
 R.D.キングは、2番目のロボット「イブ」を開発した。
 イブはマラリア、住血吸虫症、アフリカ睡眠病、シャーガス病に
 絞ったシステムであり、未だに開発途上との事。
 アダムと似た方法論を採用しようと試みているグループも
 存在するとか。

科学者とロボットが力を組み合わせれば、単独の場合よりも多くを達成可能と著者は書いている。ロボット科学者がパラダイム転換をもたらす事が出来るのか、それても日常的な科学検査が限界なのかは、未だに結論が出ていない。

繁栄

読んだ本の感想。

いやいや、あなただって客観的な証拠ではなく自分の思想信条からなる固定観念から逃れられていませんよと著者に言いたくなってしまう本。

マット・リドレー著。

生殖によって生物学的進化は累積的なものとなる。異なる遺伝子が組み合わさるからだ。文化も異なる文化が融合する事で進歩する。人間は「交換」によって、「分業」を発見し、それが「専門化」を生みだし、「革新」を促す。

第1章  より良い今日
過去と現在の比較。生活水準が急激に改善されている事について。(フリン効果)人間は「対抗的競争」の本能により、相対的にしか自分の状況を把握出来ないから満足出来ない?現在の社会が未来からの借金によって成立しているというのならイノベーションを加速させる必要がある。証拠に基づく合理的な楽観を。

第2章  集団的頭脳
物々交換(任意の品物を違う品物と交換する行為)は人間独自の行為。他の動物は、同じ行為を交換する。この特性によって、分業が発生する。(リカードの法則)人間社会は専門化による相互依存によって成立している。狩猟採集等のシンプルなライフスタイルも、大勢の人間が技能を交換しなくては成立不可能。(タスマニア島の例など。)

第3章  徳の形成
「最後通牒ゲーム」:心理学の実験。自分のパートナーに利益を
          どの程度、配分するか調査する。
          被験者の文化によって、結果は違う。
⇒信頼を基盤とする文化が存在する?

他の動物でも、集団的で協力的な種ほど、集団同士の争いは激しい。人間が集団同士で互いに協力可能な事は珍しい事。

脳内で分泌されるオキシトシンに関する記述。(P138~)
恐怖を表現する偏桃体の活動を抑制するのだとか。著者は、この効果には懐疑的であるように思える。
⇒発達障害の本に高確率で出現するオキシトシンに関する話。
 重要な事は、こうした事を実験で確認可能になった事だと思う。
 何が発見されるのか?
 恐怖管理理論は抑制可能なのか?

著者は、技術と同じく、習慣や規則も進化上の産物でボトムアップ的に生み出される事なのだとしている。テクノロジーの革新と同じく、制度・慣習の革新も必要。

第4章  九0億人を養う
遺伝子組換の農産物や緑の革命によって、農産物が大量に供給出来るようになった事について。

第5章  都市の勝利
歴史の教訓:自由交易は富を生むが保護主義は貧困を生む。交易は人々を都市に引き寄せ生活を豊かにする。

第6章  マルサスの罠を逃れる
人口の傾向
 食料が豊富な場合:人口が増え、分業化が進展する。
 食料が希少な場合:人口が減り、専門化を断念。
⇒人間集団の専門化の盛衰のサイクル。

1300年まで、欧州は人口に対する食糧生産の減少に対し、労働集約型の勤勉革命を起こす道をたどっていた。しかし、1340年代の黒死病の流行により人間の代わりに動物や自然の力を使役する事になったと著者は説く。ここで、著者は役畜よりも人間が安く使用出来た例として江戸時代の日本を上げており、技術市場が衰退しと記述しているけど、それは違うんじゃないかな。

また、現在、世界中のあらゆる地域で人口増加率が抑制されてきた事を書き、その理由が解明されていない事も記述している。著者の無理矢理に結論を定義づけない所には好感を覚えた。
⇒この章を読んで、何故「銃・病原菌・鉄」の著者が江戸時代の日本が自然崩壊を乗り越えられた原因の1つに北海道からの資源の流入を上げていたのか理解出来た。近世の英国は、他国からの資源流入により自国の自然破壊を解決していたらしい。無意識の内に、その見解を日本に当て嵌めていたのだろう。この見解は誰のものなのだろう?どんな人間でも過去の学者の知的奴隷なのか?

第7章  奴隷の解放
産業革命による生産の機械化が、あらゆる階級の所得を押し上げ、奴隷を解放した事について。
近世の英国において何故爆発的にイノベーションが起こったのか?
 ①自由な交易
  他の地域では小規模の領主により分割され通信の不足によって
  小集団に分割されていた。
  英国では「名誉革命」によってオランダの資本が流れ込み、
  オランダにならった国策として、権利章典により商人の議会が力
  を得ていた。財産権の尊重。
 ②世界市場
  入り組んだ海岸線のおかげで海上交易を広げられた。
 ③囲い込み運動
  自給自足から現金経済に逃げ込む人達が増加した結果、労働者と
  消費者が増加し需要と供給が増えた。
⇒急増する製品への需要によって、生産手段の「発明」への需要が
 増えた。
ここで、経済学者ピエトラ・リヴォリの意見。
奴隷の運命を決めたのは労働市場の危機でなく、労働市場の廃止だった。⇒労働集約的な生産活動を奴隷が担ったため、他の人々の生活が向上したと言っている?

著者は電力は人間の奴隷であるとしている。化石燃料が人間の代わりに働いてくれる。自然エネルギーよりも原子力発電に期待しているように読める。

第8章  発明の発明
著者はイノベーションの源泉をトップダウンの科学思想や資金、特許、政府ではなく、「交換」にあるとしている。知識は複製され拡散し組み合わされる事で進歩するとしている。知識は無尽蔵。

第9章  転換期
悲観主義者が主張する「転換期」への批判。「古き良き時代は終わった。未来は真っ暗だ。」という意見は昔からあったが、社会の進歩を考慮しないものだったとしている。
明朝の皇帝や毛沢東の実施した成長の制限が実現する事を恐れている?

第10章 現代の二大悲観主義
現代の2つの悲観
 ①アフリカの貧困
 ②気候変動
⇒著者はこの2つは両立不可能としている。アフリカが成長しなければ、気候が変動するほど二酸化炭素は排出されず、気候が変動するなど自然要因がなければアフリカは経済的に豊かになるだろう。

また、著者は長期的にみて新しいイノベーションが発生しない確率を低く見ており、それゆえ、21世紀も繁栄は起こるとしている。

第11章 カタクラシー
カタクラシー:交換と専門化。
著者は2100年に向けて交換と専門化が進展すると予想している。危惧している事は、ネットワークにより世界が緊密に結びついた結果、一つのアイデアによって世界が一色に染められてしまう可能性。しかし、人間の性質が変わる事はなく、善又は悪に触れる事はあっても、人類は生活を豊かにし続けていくだろうとしている。

*****************************
面白いけど、何となく賛同出来ない部分があると感じられる。
それは、どの部分だろう?著者が自信たっぷりに書いているから違和感を感じてしまうのかな?

人気ブログランキングへ

ニューロ・ウォーズ

読んだ本の感想。

ザック・リンチ著。

序章 「核エネルギーをも凌駕する新技術」の時代
ニューロ・サイエンス、脳テクノロジーの研究によって生み出された知識は、株取引から芸術の評価まで、あらゆる人間活動を急速に発展させる可能性がある。
1幕 現代社会から「ニューロ社会」へ
人類は誕生以来、3度の社会的変革を経験した。
①農耕社会の時代
 1万年前。集落が都市となり、専門職が生まれ生活は複雑になった。
②蒸気機関の時代
 250年前。生産・流通が拡大し、世界中に新市場が生まれた。
③情報社会の時代
 今の時代。コミュニケーションが加速し、拡大した。
⇒今から、第4の変革であるニューロ社会が到来しようとしている。
 人間の脳が何故、どのように反応するかについて知識を積み上げ、
 人間は精神的環境をコントロールしようとしている。
過去、250年で見ると、人類は60年おきに政治経済の変化の波を経験している。
波:15年の幅で4つの期間に分けられる。
 第1期:画期的な新技術の発明期
 第2期:経済が熱狂する時期(バブルが発生する?)
 第3期:構築期(市場が拡大するが、商品が普及する事で付加価値は
         低下する。)
 第4期:革命的新技術の発明期(投資家が利益率の高い分野を探す)
第1の波(1770年~1830年)
 水力機械が生産力を高めた。
第2の波(1820年~1880年)
 蒸気機械の時代。大規模な鉄道の敷設が可能になった。
第3の波(1870年~1930年)
 電化の波。電力インフラが建設され、電化製品が普及した。
第4の波(1910年~1960年)
 車社会化。大量組立生産と車社会化による工業経済が発展。
第5の波(1960年~)
 情報化の波。コンピュータの普及。

今、第6の波が近づいている。
2幕 神経法学
 神経法学の進歩の一例、fMRIによる犯罪の容疑者に対する真偽判定が可能となるか?
3つの判例
 1.ドーバード基準
   神経法学による新しい成果は、科学誌に発表され、審査される
   という旧来の手順を踏まなければ最高裁で証拠として
   認められない。
 2.フライ基準
   科学的証拠は科学界で一般に認められている証拠に基づいて
   いなければならない。
 3.マクノートン・ルール
   容疑者に犯罪を理解する能力が無い、或いは不正であると理解
   する能力が無い場合に限り心神喪失を理由に抗弁出来る。

マイケル・S・ガザニガが総括責任者となる
「法律・神経科学プロジェクト」
 ・脳の委縮に関わる研究
 ・依存症と反社会的行動
 ・意志決定の生物科学的研究
ガザニガは、社会責任という概念を見直すべきとした。人間は脳が下す決断を自分でコントロールしているわけではない、法律が想定している程度にもコントロール出来ない。
本当に精神障害を理由に無罪に出来るか?意識レベルの低下は、どのように判断するか?法廷証拠に行動バイアスがどのように影響するか?

⇒多くの研究者が懲罰重視の傾向が変化し、犯罪を予見し、未然に防ぐ「治療的司法」が生まれる事を期待している。

3幕 ニューロマーケティング
どのように人は説得されるのか?fMRIを用いた研究は、人は自分で考えていると思っている事と、実際に考えている事の間に溝がある事を示している。
<ジャックダニエルの実験>
被験者は口では、岩だらけの戸外の映像が好きだと言ったが、脳は若い人達が春休みを楽しんでいる画像を見ている時の方が活性化していた。
<モンタギューの実験>
人間は、見返りを提示されると対象を高く評価する傾向がある。選択の自由は無い。完全に独立した意思は存在しない。
また、モンタギューは集団に置かれた時の脳を研究するとしている。大きな集団では皆が主導権を握る事はない。

人間の意思決定について核心となる知識が明らかになった場合、人間の不合理に対処出来るようになるだろうか。(金遣い、衝動買い、非理性的な株取引、ETC)
4幕 ニューロエコノミクス
リチャード・ピーターソンの話。
可能な限り合理的な株式投資ソフトウェアを作ったが失敗。直感を基盤においたソフトウェアは上手くいった。(ネットの掲示板で盛り上がっている株を買う。)
⇒合理的な意思決定の限界。「ホモ・エコノミクス」はいるのか?

人間は合理的な決定を行っているか自分で判断不可能。
 ・インパクト・バイアス
  ⇒期待と現実とのギャップ。
   (人間は幸福感によって動機づけられるが、それは目が光の強さ
    に慣れるように設定値に戻るよう設計されている。)
 ・共感ギャップ
  ⇒人間は高ぶっている時と落ち着いている時で行動が違う。
楽しい事にはすぐに慣れてしまうのに、その事を予想出来ない。人間は幸せになるように作られていない。

将来的には、トレーダーは自分の脳画像を走査したり、血中の化学物質を監視して、自分の感情を薬物を用いて捜査するようになる?
多くの人間が自分の認識・行動が脳内の化学物質により決定される事を知っている。能力を高める薬、活動を楽しく感じさせる薬が誕生した場合、どうなるだろう。
5幕 「信じる」ことと脳
オキシトシンという信頼を生むホルモンの話。信頼を科学的に測定・操作・予測可能になれば、取引に対するコストは大幅に下がる。あらゆる組織は階層構造(ヒエラルキー)でなく、頂点を持たない水平構造(ヘテラルキー)となるのだろうか?
6幕 ニューロ美学
芸術表現と脳科学を組み合わせれば、人間性に関して証明可能な見識を得られるだろうか。
共感覚についての記述。言葉は、「周縁部」という多くの連想を伴っている。故に脳内の連結が増えれば隠喩が生まれる可能性が増えて、その人は芸術的になれるとするV・S・ラマチャンドランの意見。

人間が何を美しいと思うのか解明される、又は好ましい感覚を操作出来るようになるだろうか。
7幕 ニューロ神学
人間の脳を研究する事で、全人類が共通の見解を持つ事は可能だろうか?
8幕 ニューロ・ウォーズ
米国国防総省高等研究計画局(DARPA)の研究。特殊部隊に薬物を使う?サイボーグ?ロボット?
9幕 美容神経学
感情、知能を整形出来るようになる?
終幕 「脳のプライバシー」は守られるのか
21世紀前半を通じた研究の結果、感情や知能は操作可能なものとなるのだろうか?
認識の自由、脳内のプライバシーは守られるのだろうか?

*******************************
感想
日本語版の監修者が書いているように、内容に全て賛同は出来ない。
本当に、そんなに急激に世の中は変化するのかな?
変化を前提としながらも、現在の道徳や倫理の上に新技術が導入されると予想している点にも違和感を感じる。50年後の世の中はどうなっているんだろう?

FXについて

現在、口座清算価値:10,306,896

1ユーロ=1.4483ドル=122.81円、1豪ドル=1.0562ドル=89.55円、
1ポンド=1.6381ドル=138.91円、1加ドル=0.9551ドル、
1NZドル=0.7824ドル、1スイスフラン=93.52円

ううーんという気分です。

ドル安に円安が重なっている。はっきりと投機的な値動きになっている
ような気がします。
6月末に予想されている米国のQE2の終了までは、大丈夫と皆が
思っているのかな?

現在の自分の布陣は円安・ドル安に動く事が前提の状態なので、
少しずつ、ドルを買うポジジョンを作りバランスをとるつもりです。
(円も買うべきか?)

予測が外れる場合。

①円が独歩高になる場合
 現在、円が安くなるとされる根拠は以下の通り?
 1.震災の影響により、生産能力が低下し貿易黒字が減少する、又は
   貿易赤字となる。(それが正しいか明らかになるのは7月頃?)
 2.日本の保険会社の保有する資産は莫大であるため、保険金の
   支払いのために海外資産の円転を行う必要がない。
   (震災による円高シナリオの否定。GSのレポート。)
 3.当面、低金利が予想される日本に対し米国、欧州ETCは金利の
   引き上げを開始しようとしている?
 4.対ドルで見れば現状は未だに円高の状態。
 
 ⇒その他、様々だけれど、とってつけた印象があるので、円高になる
  可能性もあるのだと思う。
  クロス円は相当に割高になっていると思うので、ストップロスを
  高いところで入れるべきか。

②ユーロが独歩高になる場合
 現状のユーロは、金利の上昇のみが注目されて、その他の状態が無視
 されていると感じられる。いずれ反転すると、僕は思い込んでいるが
 そうはならない可能性もあり。
 その場合、豪ドル・加ドルが連動して値上がりしなければ危ない。

 ⇒これも、適当なところで損切りをするべきだろうか?
  
③予想外の展開が発生する場合
 どうしようかな。 
 危なくなったら逃げるのが、一番?
 それとも、何もしないで待つべきか?
 現在、ドルが相当に安くなっている事を念頭に、考えるべき。
 
要するに、いくら考えたところで無駄という事です。
それでも予測をしてしまうのは、良くない事だな。

オメガトライブ

アスペルガーが登場していると思われる漫画の話。

玉井雪雄作「オメガトライブ」。2001年から2005年まで、
『ビッグコミックスピリッツ』で連載していた漫画です。
あらすじは、ニートだった男の子が、ホモ・サピエンスの次の進化
した人類として、クーデターを目指すというものです。

詳細は以下のWIKIPEDIAのページに書いてあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

単行本の9巻、10巻に登場する小菅守(金の鹿)という人物は、
アスペルガー(自閉症者)という設定であると思います。

①単行本9巻の第87話 金の鹿 P25~P27
 場面:たばこ屋での買い物

A 「はい、おつり700万円!」
小菅(おつりとして渡された小銭を見て)
  「これは700万円ではなく、700円ですね。僕が払ったのが
   千円で、タバコが300円・・・・・・」
  「分かりました。つまり・・・」
A 「・・・・・・・・・何言ってんのアンタ・・・」
小菅「冗談!ですね」

②単行本9巻の第88話 島の女 P43~P45
 場面:漁港での会話
小菅「あの、ちょっとよろしいですか?」
B 「いいわけねぇだろ!」
小菅「は・・・」
B 「見てみろよ、このカラスの量!いいわけねぇ。荷上げの日の
   掃除当番は決まってんだよ!組合でよ!それを誰かがさぼる
   からカラスが増えるんだよ!ったく・・・いつか残らず
   たたっ殺さねぇとよォ・・・陰気臭くていけねぇよ・・・」
小菅「はぁ・・・どちらを?」
B 「あ?」
小菅「カラスと、掃除当番をさぼる人と・・・どちらを?」

⇒上記の①、②は事実と異なる発言をする「冗談」や曖昧な言い回し
 を理解する事が苦手な自閉症者(アスペルガー)の特徴を表現
 していると思います。

単行本10巻からは、彼の自衛隊員時代のエピソード。

・P9
 著しいコミュニケーションの欠如― 
 どんなにいじめられても感情を表に出さず、
 仲間を作ることもなく、誰にも心を開かない―
 新人類―
・P10~P11(射撃訓練の様子?)
 そんなある日、
 小菅は、第一の特異性を見せた。
 普通、入隊後初めて銃を持った者なら二十発中、一発でも的に
 かすればいい方だ。
 しかし、小菅の命中率は、二十発中―十九発。驚異的と言えよう―
 その時、私はあることに気づく。
 小菅は決して能力的に低くない。いや、むしろ逆で、体力的には
 他の隊員達より優れている。
 にも関わらず、毎日といっていい程、大なり小なりのミスを犯す。
 その結果、他の隊員との間に軋轢が生じ、その理由は後に分かる
 ことになるのだが・・・

⇒発達障害者の遭遇する困難さが描写されていると思います。
 射撃時の命中率の高さは過集中によるものでしょう。
 「第一の特異性」というのならば、作者は第二、第三の特異性を
 用意していたはずだし、「理由が後に分かる」というのは、
 発達障害者である事の伏線であったのだと思います。

 でも、この後、その伏線は回収されないのが残念です。

・P15~P17(上官との会話)
C 「小菅・・・何故、こんなことを?
   いや、これは上官としてじゃない。一個人として言わせて
   貰うが別に自衛隊に固執することないだろ。お前の年齢なら
   娑婆にいくらでも仕事見つかるぞ。」 
小菅「今まで・・・・・・」
C 「ん?」
小菅「仕事は5回変わりました。どれも三か月以上続いた所は
   ないです。地元にはそれ以上働く所はないです。
   自分は自衛隊しかないんです。」

⇒これを読むと、作者は実際に発達障害に取材をして小菅という
 人物を描いたのかと思えてしまいます。
 発達障害者の心情として、現実性が感じられます。

他に発達障害者が登場する話ってないですかね。

今日も福祉ネットワークを見ました。

杉浦太陽って映画でアスペルガーの役をやっていたんだ。という驚きが
最初の感想です。

本当に知らない事ばっかりです。

「いま、会いにゆきます」の作者、市川拓司氏がアスペルガーとの話。
本人の発言がいろいろ。

NPO法人「がじゅまる」の笹森理絵氏、発達障害者の親と子供との
通訳をやっている?すごいな。僕には絶対に出来ないと思う。

福祉事務所でも居場所が見つからないアスペルガーの男性の話。
人に合わせた支援が必要との事。

多分、人に合わせた支援は全ての人に必要なのだと思う。

あとは、『当事者同士』で仲間を作り、理解しあうという提言には
疑問を覚えた。本当に上手くいくの?

当事者といっても、人間は全員が違うものでしょう。

福祉ネットワークを見ました

テレビ番組の「福祉ネットワーク」で発達障害の特集。

インターネット上での「ギラっと生きる」という番組。

東京都自閉症協会の存在。

大人の発達障害者同士のピア・ミーティング。

いろいろとあるんだなと思いました。

発達障害者同士のピア・ミーティング。自分は人と会うのが好きで
ないので、参加している人達はすごいと思います。情報が圧倒的に
足りないから、もっと、人と会うべきなのかな。

以下は、原発問題に関する駄文とコピペ。

掲示板の記載から。
【東電/原発問題】運動家・星アカリ
       「東京電力社員の子供を、全員がボイコットしなさい」

20 名無しさん@涙目です。(愛知県) :2011/04/06(水) 16:52:25.61
ID:LPyFI/3o0
 子供をボイコットって何?
 さっぱりわからない
36 名無しさん@涙目です。(catv?) :2011/04/06(水) 16:53:39.40
ID:fY8n5iTmP
 >>20
 お前がアスペなだけ。もしくは読解力のないタダのアホ。
30 名無しさん@涙目です。(静岡県) :2011/04/06(水) 16:53:26.01
ID:wltNUaDdP
 子供に罪は無いってのは幻想なんだけど事の本質はこういった時に
 子供まで処罰の対象に含めるって戦略は自分が失敗した時に、
 自分の子供が辛い目にあう習慣が出来てしまう危険があるって事。
 この程度のことは、大抵の人は直感で理解するから子供に罪は無い
 ってスキームに即座に参画するんだよね
81 名無しさん@涙目です。(catv?) :2011/04/06(水) 16:55:55.87
ID:2TtEcE4CP
 逆だろ。むしろ、被害者の心情としては、関連企業の社員や
 その家族と笑顔で付き合うなんて、まず無理。それは人として
 当たり前の精神的反応。
 んで、そういう社会的圧力が
 働く事で、いい加減な事業をやって他人に迷惑をかけた者が
 どうなるかを社会が学ぶ事で社会は 発展していく。だから
 こういう懲罰的な現象を容認する人は決して少なくないと思う。

*****************************
感想

やっぱり、誰の意見も同じにならない。誰も他人を説得出来ないし、
自分の意見を変えられない。

僕の感想は自分が人として当たり前の精神反応を持っていなくて
良かったというものだけど、自説を主張する事は出来ないだろう。

今後を予想してみると原子力発電は駄目になってしまうと思う。

日本中の原子力発電を停止する事は無理だろう。
ただし、今後は監査組織が沢山作られ、何をするにも書類の作成、
押印、説明、許可、その他諸々の官僚的手順が必要になり、
原子力発電の経済性、安全性は大幅に低下するだろう。
(過去もそうだったろうけど、それが悪化する。)

そして、それは歓迎される。何故ならば、作業者はダラシガナイので
あり、ヤルキガナイのであり、ウソヲツクのだから彼らの箸の
上げ下ろしにまで口をはさみ、チェックをする事は正義だからだ。
結果は問われない。

問題が発生すればルールを守らなかった作業者の責任にされる。

監査組織の仕事は楽だろう。専門知識も業務遂行能力も必要無い。
ただ、所定の書類の決められた場所に押印がされている事を確認する
だけだ。

この傾向は、今後数十年の間、あらゆる場所で続くと思う。

背景にあるのは高齢化だ。日本中の至る所に高齢者が溢れている。別に
彼らは無能ではないけれど、出来る仕事は限られている。肉体労働で
なく、人に指示を出す仕事であり、単純な仕事をする傾向がある。
(僕の偏見?)

そして、彼らは仕事をしなくてはならないと思っている。

だから、これからも問題が発生する度に監査機関は増設され続けるの
だと思う。高齢者には一律、高額の年金を支給する事とし、受け取る
場合は仕事をしてはならないという法律でも作成出来ないものか。
そのために増税をしても経済全体は活性化すると思うけどどうだろう。

明るい兆しは、これを機にロボットの開発が促進される事だと
思っている。人間の仕事を奪うとされ、忌避された人工生命の開発が
進むとしたら素晴らしい事だと思う。

「人工生命が実現すると、上位20%の人間しか必要とされ
 なくなってしまう。」

⇒この理論は全員が、自分は上位の20%に入れると思っている間は
 指示されるが、格差がはっきりした時点で棄却されるだろう。

「風と共に去りぬ」を読んだ事があるだろうか?南北戦争当時に奴隷を
解放すると仕事がなくなる奴隷が出てくると人道的見地から奴隷解放に
反対する人間達が存在したらしい。彼らは、その150年後の自国の
大統領が黒人である事を知ったら、どう思うだろう。

きっと価値観は変わり続けるのだと思う。

江戸時代の武士達は、士農工商の低位に位置する商人達の価値観
が常識となる世の中なんて信じなかったろうし、平安時代の貴族達は
無教養な自分の私兵達が支配する世界を信じただろうか?
弥生時代の豪族達は、和歌や蹴鞠の作法が常識となる世の中なんて
下らないと思っただろう。

正業から追い出されたユダヤ人の営む金貸し業が莫大な富を生み出す
可能性を考えた西洋の貴族はいただろうか?
古代ローマ人は、自分達が邪教として迫害したキリスト教を信じる
ゲルマン人の支配する未来世界なんて悪夢と同じだと思っただろうし、
ギリシャ人、エトルリア人、エジプト人、ETC。時代によって価値観は
変わり続けるのだと思う。

僕は妄想する。

今から10年後に人間のあらゆる知的作業、肉体労働を代替する
人工生命が開発される。
それは、改良を積み重ねながら数十年をかけて世界中に伝播し、
その過程で勤勉、向上心、共感、その他のあらゆる美徳は価値を失う
だろう。

愛情や共感が価値を無くした世界は素晴らしい楽園に違いないと思う。

もう、思いやりを強要される事もないし、愛によって痛めつけられる
事もない。

ポイントは、人間の認識、判断、記憶の因果関係が解明されるかどうか
だと思う。

心を持つ機械が出現し、同時に、人間には心がない事が明らかになった
場合、機械と人間が入れ替わるのだろうか?

その瞬間に「善」と「悪」は入れ替わる。

ロボット兵士の戦争

読んだ本の感想。

P・W・シンガー著。2010年7月14日 第一刷発行。



今年、読んだ本の中で一番面白かった。

序文 なぜロボットと戦争の本なのか
著者の子供時代の話。戦争が好きな子供だった。
人類が戦争に取りつかれる理由。
①強い感情(勇気・名誉・嫌悪・恐怖・喪失・ETC)を呼び起こす。
②人類は進歩しても戦争から離れられない。
デジタル戦士が登場し、戦争が人間だけのものではなくなり始めて
いる。重大な変化が起こっている?

<第1部 私たちが生み出している変化>
第1章 はじめに―ロボット戦争の光景
戦争で使用されているロボットについての説明。爆発物の探知や無人機。
アイロボット社:
家庭用ロボット(ルンバ)と軍事用ロボット(パックボット)の2つ領域で成長している企業。

フォスター・ミラー社:タロン等の軍用ロボットを作る企業。

⇒この章では、無人システムがイラクやアフガニスタンでなく、
 米国本土でも国境監視や爆発物検知等に使用されている例を
 記述している。

第2章 ロボット略史―スマート爆弾とノーマ・ジーンと排泄するアヒル
18世紀前半のフランスで人造のアヒルを作成した、
ジャック・ド・ボーガソンの話。
技術を使用して生命を模倣しようとする試みは昔からあった。
20世紀に入ってから、戦争を通じて無人システムが進歩した事を
記述している。軍用ロボットの開発には、技術(何が可能か)よりも要望(顧客が何を欲しがっているか)が重要だった。
2000年の議会公聴会でジョン・ワーナー上院議員が軍隊の無人化計画を予算に盛り込んだ。その後、9.11が発生し、軍用ロボットに対する需要は急拡大する。
ロボットの使用が拡大するにつれ、機械が人間のような心理的、肉体的制約とは無縁である事が認識されるようになっている。

第3章 ロボット入門
ロボット:感覚、思考、行動の3つの要素からなる人口装置。
機械と人間との情報交換方法(脳内にインターフェースを埋め込む?)、自律性を持つよう人工知能を搭載すべきか?
今後、21世紀の前半に、人型のロボットでなく、様々なロボットの形態が創造される事が予測される。

第4章 無限を超えて―指数関数的急増傾向の力
レイ・カーツワイルの特異点について記述。
技術の変化のスピードは指数関数的に拡大している。現在は新発明が
短期間に押し寄せる時代である。
ムーアの法則が続けば、2019年にはコンピュータは人間の脳に相当する計算をこなし、2029年には千人分の計算能力を持つらしい。⇒本当に?
2045年には、年間の非生物的な知能は、現在の人間の知能の合計の十億倍強力になるとしている。⇒ルールを決定するのが人間でなくなる。知能が人とは違う方法で、高度に構築される可能性は?
⇒興味がある。実現する可能性は?どのような未来になる?いつ訪れるのか?その過程で何が起こるのか?実現しなかったとしても何か変化はあり得る?

第5章 戦場に忍び寄る影―ウォーボットの次なる波
陸上、海、空、宇宙で活動するロボットの例、計画について。

第6章 いつも輪のなかに?―ロボットの武装と自律性
人間は、自分が主導権を握りたがっている?複雑化する状況の中では機械が自律性を保有した方が正確で速い判断が可能となる。感情的知性は機械が代替する事が難しいため、人間の役割は失われ難いが意志決定の枠組みが変化する可能性はある。
機械が人間と仕事をするなら、①コミュニケーション②信頼の2点が重視される。

第7章 ロボットの神―機械の創造主たち
ロボットを研究する人達についての記述。

第8章 SFが戦争の未来を左右する
『エンダーのゲーム』というSF。ロバート・ハインライン、H・G・ウェルズ、ジュール・ベルヌ等のSF小説家が現実の世界に大きな影響を与える事について。
SFが未来を予測出来るのは、①過去を参考にするのでなく、可能性を考える。②作家が、自分の詳しい分野について書くから。③予算・時間・官僚的手順等の現実的制約に囚われない。ETCの理由がある。
コンピュータを導入する際のスタートレックの影響力。政府の高官達も見ていたらしい。
科学とSFとのフィードバック。

第9章 ノーと言うロボット工学者たち
倫理上の問題から軍に協力しない科学者について。

<第2部 変化がもたらすもの>
第10章 軍事における革命(RMA)―ネットワーク中心の戦争
技術の進歩について、線形に少しずつ改善されるのでなく、状況を一変させる事態が起こりえる。しかし、変化は後になってみなければ体感出来ない事もある。また、技術の利用方法が確立するまで時間がかかる例もある。(1880年までイギリスの蒸気軍艦は帆を備えていた。こうしたハイブリッドを軍のカモノハシというらしい。)
この章ではイラク戦争においてネットワーク等の情報技術は期待外れだったが、無人化技術について相当な変革の萌芽があった可能性を記述している。

第11章 「進歩的」戦争―ロボットでどう戦うのか
進歩理論:
世界を新鮮な目で見る人々によって古いパラダイムは崩壊するという考え方。
進歩的な人物は、現実と戦うのでなく、変化を実現しやすくする。

ロバート・ベートマン:
米国の元軍人。「老斤里」等の著作あり。教義、包括的な計画の重要性を説く。教義:指針となる中心的な考え方。全体の方向性を決める。

<例>
①戦車の使用方法
第二次大戦前の英軍・仏軍と独軍の違い。

英軍、仏軍:
戦車を歩兵の支援兵器として歩兵部隊に組み込んだ。
          ↑  ↓
独軍:
「電撃戦」という教義を作り、戦車が主体となり、他の兵種と連携して戦う戦略を策定。

【結果】
戦車の数では、仏軍(3245台)は独軍(2574台)を上回っていたが、独は40日間で仏を占領。指針になるパターン、ビジョンの違いが勝敗を分けた。

②無人システムの使用
無人機を大規模な従来型の戦争に使用しよとしている?反乱鎮圧や情報収集への適用はどうするか、部門を超えた全体的な計画がない。非対称の局地的な戦闘への適合。

アーサー・C・クラーク著「優越性」:
未来社会において、技術的に優位な軍が応用性がないために、時代遅れな戦力をとる敵に敗北した未来世界の話。

教義の候補は以下の通り
①「ロボット母艦」構想
船に小型のロボット船を積む、或いは無人機を飛行機に積み込み、ロボットがプログラム化出来る任務を実施し、有人機が複雑な作業を実施する。
→集権的だが火力は分散。統括的な指示が可能だが、指揮系統が遮断される遅れがある。
②スウォーミング
蜂や蟻、鳥、狼の群れを参考にしている。群れは一元管理ではなく、個々の自律的なパートで構成されている。個々のパートが単純な規則に従う事で複雑な課題を実行出来る。(サンタフェ研究所が拡散型自律兵器PRAWNに対し行った調査。)
→分権的だが火力は集中。敵にとって予測し辛いが、完全には制御不可能。

第12章 アメリカが無人革命に敗れる?
アメリカがロボットにおける優位を維持出来ない可能性について。
ロボット工学における、日本、韓国、中国の優位性。
米国の教育制度の劣悪さや、海外への技術移転による技術流出を心配
している。
ウィリアム・ビーンが導入した野球選手の評価手法「セーバーメトリクス」が
広まらなかった例、キーボードの配列が変化しない例などの変化を嫌う文化。
ロボット産業を少数の巨大企業が牛耳る事による変化の阻害。
ETC。いろいろ要因はあるらしいけど、著者は柔軟な米国の伝統を信頼しているように読める。

第13章 オープンソースの戦争
     ―大学生、テロリスト、戦争ロボットの新たなユーザー

無人システムを使用する国家以外の勢力の台頭。個人による大量破壊の可能性。機械による人間よりも効率の良い監視システムの普及。
→国は民の権利を尊重し、暴力から庇護し、個人的な領域を守る事を担保出来るのか?暴力から個人を守ろうと監視装置を導入すると、個人という概念を技術で破壊する事になる?

第14章 敗者とハイテク嫌い
     ―変わりゆくロボットの戦争と新たな戦争の火花

ラルフ・ピーターズの見解。
今後、以下の2つの傾向が戦争を引き起こす。
①新たな戦士階級の台頭
 →グローバル化の負け組が戦闘に加担するようになる?
②現代の変化に満ちた社会
 →インターネットは知識と憎悪を広げる。
技術の向上に社会が適応するまで数世代かかるとしている。情報格差が
なくなると、人間の違いを際立たせ、絶望や怒りを煽る?

リチャード・クラークの見解。
機械・技術・未知への不安が暴力的な反動を引き起こす可能性。
新ラッダイト運動(1800年代初頭に英国で発生した機械打ち壊し運動)
として変化を恐れる運動が起こる可能性。

ユナボマー:機械の判断が人間の判断を上回る社会を恐れテロを
      起こした。

今後、様々な文化、社会、宗教が今までにない規模とペースで
接触する。
人工知能やロボットの進歩を人類の運命の一部と考えるか、自分達の
価値観を脅かすと考える人々の対立が発生する可能性。

第15章 ウォーボットの心理学
無人システムが敵の士気を挫くとする意見と、それに対する反論。
敵も味方も無人機を使用した場合、未来への影響は大きいだろう。

第16章 ユーチューブ戦争―一般市民と無人戦争
イラク戦争は戦闘の様子がオンライン上に公開された最初の例だった?
イマヌエル・カントは民主主義は一般市民が意見出来るため、他の政体よりも
平和的であるため優れているとしたが、技術が一般市民を戦争から
引き離した結果、抑制と均衡は失われないだろうか?

第17章 戦争体験も戦士も変わる
無人システムの導入が戦士に必要とされる資質に影響を与える事。
 剣の時代:凶暴性を勇気と定義した。
 銃の時代:攻撃されても動じず隊列を乱さない事を勇気と定義した。
→無人システムの導入によって、忠誠・勇敢等の美徳が脅かされる事
 への懸念。
問題点①:バーチャルで繋がる人間関係では互いを信頼出来ない。
問題点②:テキストメッセージでは伝えられない情報がある。
     (感情や省略表現)

上記に続いて戦場で兵士達が機械を擬人化する例を記述。
性格・個性を持ったロボットの方が軍隊の一員になれる。

⇒発達障害関連の問題と重ね合わせて読んでしまった。現状でも仲間意識を持たれない、テキストメッセージしか理解出来ない人間は存在する。擬人化する事は自分と同一であると見る事だが、人間は皆が違う。この章では軍隊で必要になるロボットは社交的だが鬱陶しくて、爆破されても味方が気の毒にならないロボットかもしれないと書いているが、僕の事かい。

第18章 指揮統制―新技術が統率に及ぼす影響
情報技術の発展が、上級司令官が最前線にて直接采配を振るえる事を
可能にしている。
問題1:指揮官が戦術的判断を行うと、その間、彼が行うはずだった
    戦略的判断を行えなくなる。
問題2:上官は自分の把握能力を過大評価しがちであり、現場を無視
    した指示を出してしまう。
問題3:「ママに訊いてから症候群」により、判断が遅くなる。
問題4:複数の司令官が、指揮権が自分にあると思い、混乱する。

⇒情報が溢れ、リアルタイムで複数の要請がされる「情報過多」に
 どのように対処するか?
⇒高度な人工知能の必要性。指揮官の役割に変化が発生する?
人間が大量の情報を処理する場合、省略する必要があり、最初に目にした情報を重視しがち。また、人間の判断は過去の感情的体験や体内の化学反応に影響を受けるため、思考プロセスは理性的なものになりえない。
各種のハイテク意志決定ツールは将来の戦場にどのような影響を与えるのだろう。

第19章 誰を参戦させるか―科学技術が紛争の人口構造を変える
無人機システムの導入により、高校中退の若者が、かつては、大卒の空軍将校のみだったパイロットになる事が出来るようになった例を記述。技術の進歩は必要とされる資質を変える。
テレビゲームを幼い時から経験していた世代の機械への順応度の高さ。
また、技術の進歩は老齢者の戦場への参加も可能にする。
ウィリアム・ギブスンの小説『記憶屋ジョニィ』に出てくる人間を増強するシステムが導入されるとの予測。人間の本質が大きく変化する。

第20章 デジタル時代の戦時国際法をめぐって
無人システムの導入に法体系が追い付いていない。ロボットが問題を起こした場合、誰を罰するのか。⇒この章での記述で賛同出来ないのは、「責任」の概念だ。「戦争犯罪で訴追される可能性があればプログラマーは念入りに再確認をやるだろう。」、「責任を追わせれば、指揮官は慎重になるだろう」・・・・・現実には罰を与えても何も改善されていないじゃないか。

第21章 ロボットの反乱?ロボットの倫理をめぐって
ロバート・フィンケルスタインの見解。
2030年までに機械が「人間の能力に匹敵する」ようになる。その時、「ルールは変わる」。機械の知能が人間が当初に意図した事を超えて独自の行動をとりはじめる。
著者は機械が人間を征服するには以下の4つが必要とする。
①機械が独自に燃料補給・修理・複製が出来る事。
②機械が人間より知的であり、明確な人間性を持たない事。
③生存本能、周囲への関心、支配欲がある事。
④人間が有効な制御インターフェースを持たない事。
著者は、暴走を防ぐための安全装置や、機械の背後にいる人間を規定する倫理について記述している。
⇒面白い。重要な事は人間の考える「論理」とは別の思考体系が存在する可能性だろう。それを人間の倫理規定によって縛る事は可能なんだろうか?

第22章 結論―ロボットと人間の二重性
大きな変化は、一挙に起きて古いものを完全に一掃するわけではない。数字を見ても変化は見分けがつきにくい。(第二次大戦時の独軍では、戦車に切り替えた部隊は全体の10%)
変化の見極めは、既知の事柄を再考、再評価、再検討せざるを得ない事で判断する。機械の制御から、合法・非合法、倫理、美徳は再定義される。
フィナグルの法則

******************************
面白かった。
第11章の「教義」の概念を使用すれば、発達障害という概念を上手く使用出来ない現状を説明出来るかもしれない。第二次世界大戦時の英仏軍が戦車を補助兵器としてしか見なかったように、現在の多くの人達も発達障害を特殊な人間だけに当て嵌まる病気だと認識している事が問題だと思っている。

ともかく、今後、世の中が大きく変化するのは良い事だと思う。著者は悲観的に見ているように読めてしまうが、現状の世の中が生き辛い人間から見ると大幅な変化(退歩ではない)は望ましいものと思う。未来よ早く来い。
レイ・カーツワイルの本に興味が出た。

人気ブログランキングへ

大量に本を買っている

布団の上にまで、本が積みあがっている。
少しずつでも読んでいるが、一日一冊のペースで買っているので
増え続けている。
買った本を電子書籍化する「自炊」というものを聞いた事があるけど
裁断するのが嫌だから出来ない。

電子書籍を買おうかな。

無駄遣い、無駄遣い。という気分です。

1ユーロ=1.425ドルで8万通貨の売りポジジョンが出来ていた。
どうなるかな。

現在の口座清算価値:10,042,010

ジェットコースターで落下する直前の気分です。

KAIENのキャリア相談会

KAIENという会社が実施しているキャリア相談会に参加しました。

感想:楽園はどこにもない。

KAIENは、自閉症スペクトラムの方が強み・特性を活かした仕事に
就く事を応援する会社という事で各種媒体で紹介されています。

相談会に出席するまで知らなかった事は、『障害者手帳』の発行が
意外と簡単に行われる事。担当した精神科医が判断すれば、書類の
提出のみで、発行されるのではないかとの事。(僕の思い込み?)

企業の社会的責任として、全社員の1.8%は障害者にする必要がある
との事。障害者雇用での就職も考えるべき?

以下は、教えてもらった、病院のアドレス。

明神下診療所
http://myoujinshita.jp/

ランディック日本橋クリニック
http://www.landic-nihonbashi.com/

吉祥寺クローバークリニック
http://www.kichijoji-clover-clinic.jp/

本郷東大前こころのクリニック
http://todaimae-mental.com/

ただ、そうしたところで、現状の辛さは軽減されない気がする。
別に『障害者手帳』を発行してもらう事に躊躇いはないけれど、自分
の特性や、適職は見つからないのかな?

キャリア相談会においても他者との会話で不便さを感じてしまう。
使用する用語の意味の微妙な違い。上手く相手の表情を感知出来ない。
大き過ぎる声。理解されない発言の内容。ETC

やっぱり、誰かとの共同の仕事は不可能なのかな?どうしても相手を
不快にさせている気がする。

理解はしているつもりだ。どこにも楽園は存在しないと。

それでも何かが出来ないかと考えてしまう。

ともかく、障害者手帳の発行をするべきか、相談をしてみようと思う。
何が自分にとって適切か自分でも判断出来ない。現在の会社では
周囲にも迷惑だし、自分も不幸だ。現状を打開したい。

誰とも話をしない。誰とも関わらない。
そのような生き方はないだろうか?
プロフィール

Author:ABCDEFG
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード